G1宝塚記念の結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸2--3-5-6-7-8 縦目6-7
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馬名 | 買い&消し | |
エアグルーヴ (牝6・武豊56) |
買い | H9天皇賞秋優勝、H9ジャパンカップ2着、H8オークス優勝、H10大阪杯優勝。昨年の年度代表馬である。その実力は間違いなく超G1級である。バブルガムフェローをねじ伏せた天皇賞秋、欧州年度代表馬ピルサドスキーにアタマ差まで詰め寄ったジャパンカップと内容がけた違いである。前走完敗も道悪での話で、切れ味を武器とするこの馬にとっては良馬場でこそという感じもするし、それでいて2着は確保しているのだからやっぱり凄いことである。 |
消し | まず前走負けたのは事実である。道悪のせいかもしれないが、3馬身差というのは負けすぎではなかろうか。勢いという点で少し割り引く必要はあるかもしれない。さらに、先週筋肉痛かなんかで調教が1日遅れたらしい。小さいことかもしれないが万全な調整ということではなくなったと思う。また、サイレンススズカの驚異の逃げがやっかいである。自ら潰しにかかれば後ろからの馬に利用されそうだし、ほっとけば逃げ切られてしまう。豊くんどうする? | |
メジロブライト (牡5・河内58) |
買い | H10天皇賞春優勝、H10阪神大賞典優勝、H10AJC杯優勝などなど。現在重賞4連勝中と5歳になって本格化した。最後方からしか競馬できなかったのが、ある程度自ら動けるようになったのが大きい。もともと安定度の高い馬ではあったが、さらに安定度の高い馬となった。ステイヤーと思われがちだが、上がり34秒台は当たり前の末脚を持っているのだから、スピードだってひけはとらない。エアグルーヴとサイレンススズカが共倒れの展開となれば、一気に台頭してくる。 |
消し | どうしてもステイヤーというイメージが強い。レベルの高い決め手は持っているのだが、中距離G1を制するのに必要な究極の決め手ではないような感じがする。切れ味勝負となると甘さを見せるかもしれない。さらに今回はずば抜けた先行馬がいるだけに、後ろから競馬をすすめることしかできないのはけっこう痛い。どうしても他力本願という感じになってしまう。 | |
シルクジャスティス (牡5・藤田58) |
買い | H9有馬記念優勝、H9ダービー2着。有馬記念では4歳ながらマーベラスサンデー、エアグルーヴを敗っており、その実力は間違いなくG1級である。鋭い決め手を武器にしており、切れ味だけなら今回のメンバーではNo1ではなかろうか。気難しい馬だけに、気性的には長距離よりも中距離の方が合っているかもしれない。菊花賞、ジャパンカップと負けた後に有馬記念で巻き返しているように、いつ走るか分からないタイプでもある。 |
消し | 前走天皇賞春でまさかの4着に敗れているのがかなり気になる。たとえ負けるにしても末脚だけは必ず伸びてきた馬が、後ろからの馬に交わされたのだから、そのショックは計り知れないだろう。シルク情報によれば、天皇賞後に疲れが出たらしく、けっこう休ませていたので、うまく調整できているか多少不安がある。それに今までの実績からも安定度があるとは言い難く、ムラがあるイメージが強い。 | |
メジロドーベル (牝5・吉田56) |
買い | H9オークス優勝、H9秋華賞優勝、H8阪神3歳牝馬S優勝など。同世代牝馬G1-4つのうち3勝2着1回というとんでもない実績を持っていることを忘れてはいけない。現5歳牝馬では間違いなくNo1の馬である。今年の大阪杯でもエアグルーヴには負けたものの、その他の牡馬は蹴散らしている。有馬記念、日経新春杯、目黒記念と惨敗しているが、距離が長すぎたと考えれば、納得がいく。2200mなら巻き返しは十分に可能である。 |
消し | 古馬になってからのレースはいまいち続きである。牡馬相手では力不足を露呈してしまっていると言われても仕方ない。大阪杯2着もエアグルーヴに完敗しており巻き返しは難しいと思われる。そのエアグルーヴが絶対的な存在でない今回のレースでは、格不足は否めない。 | |
サイレンススズカ (牡5・南井58) |
買い | H10金鯱賞優勝、H10中山記念優勝、H10小倉大賞典優勝。現在重賞3連勝中。しかも2戦連続レコード勝ち。影をも踏ませぬ超ハイペースの逃げについてこれる馬などいるはずがない。前走なんてG2にもかかわらず、2着に大差という常識外れの強さである。この馬についていけば潰れるのは目に見えているし、ほっとけばどんどん行ってしまう。相手から見ればこれほど嫌な馬はいない。メンバー的に競りかけてくる馬はいないだろうから、前走と同じような驚異の逃げが爆発する可能性はそうとう高い。 |
消し | 前走のメンバーに比べれば、今回のメンバーはレベルが違いすぎる。前走大差勝ちでも今回もそううまく行くかは分からない。エアグルーヴあたりが早めに仕掛けてくれば、簡単に陥落することも十分にあり得る。気性的に問題を抱えている馬であるだけに絶対的な信頼は置きにくい。今後G1でやっていけるかどうかを占う試金石の一戦となる。基本的なこととしては、鞍上が武豊から乗替るのが痛い。何も考えない逃げに見えて、微妙な手綱さばきがこの馬の生命線だと思える。もちろん200mの距離延長と阪神の坂も不安材料となる。 | |
サンライズフラッグ (牡5・安田康58) |
買い | H10鳴尾記念優勝。前走エアグルーヴを相手に3馬身差つけて完勝しており、その実力を証明した。道悪だっとはいえ3馬身差はなかなかつけられるものではない。後ろから差してきていることからも、良馬場の方がさらに決め手が生きるとも考えられる。そうであれば、とんでもない大物だということになる。 |
消し | 前走は道悪だったからあれだけ強い競馬ができたということも十分に考えられる。良馬場の重賞のデータが全くないのだから、未知数としかいいようがない。それにエアグルーヴに勝ったと言っても、この馬が強かったというよりは、グルーヴのピークが過ぎてしまったという方が強いと思う。充実の5歳を迎えているメジロブライト、シルクジャスティス、サイレンススズカあたりにも勝てるかと言われるとかなり疑問を感じてしまう。G1初挑戦である以上はあまり大きな期待はかけづらい。 | |
ステイゴールド (牡5・熊沢58) |
買い | H10天皇賞春2着。G1で連対した実績は高く評価しなければいけない。天皇賞では上がり34.3という決め手を見せており、単なるステイヤーではない。どんな時でも大崩れしないのが魅力であり、今回も相手なりに走って2着を確保することもありそうだ。 |
消し | 実績が3000m戦にかたよっている。実績を見ればステイヤーだと判断したくなる。中距離戦では早い流れでも上がり34秒台が要求されるだけに、この馬の決め手ではパンチ力に欠ける感じはする。天皇賞2着の実績だけではちょっと物足りない。 | |
ミッドナイトベット (牡5・松永幹58) |
買い | H10京都金杯優勝、H10京都記念優勝。前々走まで重賞2勝を含む5連勝と一気に1流の仲間入りを果たした。前走は大きく離された2着だったが、休み明けを考えれば連対しただけでも評価しなければいけないだろう。叩かれた上積みを見込めるので前走のような大差負けということはないだろう。人気馬が共倒れするような展開になればチャンスは出てくるだろう。 |
消し | やはり前走の大差負けは痛い。まだまだ超1流相手では力不足なのかもしれない。叩かれた上積みがあるにしろ、大差をひっくり返すのは難しそうだ。それに相手はサイレンススズカだけではなく、サイレンスよりも強いかもしれないG1馬が3頭もいるのだから、相手が悪いとしかいいようがない。 | |
ローゼンカバリー (牡6・横山典58) |
買い | H9日経賞優勝、H10AJC杯優勝など。前走天皇賞春で3着してまだまだ元気なところをアピールした。安定度抜群の馬であり、道悪になればさらに強さを発揮する。後ろから差す競馬が身についてきており、先行馬が総崩れとなるような展開だと、この馬でも分からない。 |
消し | この馬はとにかく決め手がない。いつも3着というイメージが強すぎる。最近はそれでも決め手不足が解消されてきたようにも見えるが、結果がやっぱり3着なのだから、決め手不足というか勝負弱い馬である。強い馬を力でねじ伏せたというシーンはないので、自分から勝ちに行くのは無理だと思う。 | |
ゴーイングスズカ (牡6・芹沢58) |
買い | H10目黒記念優勝。前走G2を勝っていることで勢いは非常に感じる。道悪はかなり上手そうなので、馬場が荒れればチャンスは出てくるだろう。 |
消し | 前走G2勝ちもハンデが53kgというのは恵まれた。今回の58kgというのはあまりに厳しい数字である。それでいてメンバーが前走とは比べものにならないくらい強くなっている。さすがにここでは格不足は否めない。G1の壁に跳ね返されそうだ。 | |
ホウエイコスモス (牡8・古川吉58) |
買い | H10京都金杯3着。これは困った。ちょっと見当たらない。 |
消し | 重賞で連対すらできていない最近の実績では無理と言うより、無謀である。いくらなんでもここでは掲示板も難しいだろう。 | |
ユーセイトップラン (牡6・幸58) |
買い | H10万葉S優勝、H10ダイヤモンドS優勝。3000m戦を切れのある末脚で勝っているように、スタミナ重視のステイヤーではないと思う。中距離でも十分に戦える能力はあると思う。 |
消し | 3000m戦で実績があることを単純に見れば、やっぱりステイヤーということになる。それにG2以上になると苦戦しているように、レベルの差を思い知らされている。G1の器を感じることはちょっとできない。 | |
テイエムオオアラシ (牡6・福永58) |
買い | H9カブトヤマ記念優勝、H9福島記念優勝。有馬記念で6着した実績もあるので能力が足らないわけではないだろう。得意の福島コースを蹴ってまで、急きょ参戦してきたということはよっぽど調子がいいのだろう。 |
消し | 前走鳴尾記念で惨敗しているのは痛恨である、同じようなメンバー同じような馬場で巻き返すのはかなり厳しい。G3でないと好走できないイメージも強いし、G1では格が違いすぎる感じがしてしまう。 |