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G3東京新聞杯の反省

G3東京新聞杯の結果
1 4-07ビッグサンデー 蛯名正 1.34.2---35.3 472kg+4 3人気
2 3-06プレストシンボリ 岡部 1.34.41.1/434.7 504kg0 1人気
3 1-02クロカミ 横山典 1.34.4ハナ35.0 490kg+2 2人気
4 3-05マンノチャレンジ 小林徹 1.34.61.1/435.1 546kg-4 14人気
5 1-01マイネルマックス 佐藤哲 1.34.81.1/435.5 482kg0 4人気
単勝910円 枠連710円
複勝210円 120円 180円 馬連900円
予想と見解 好材料と不安材料
G3東京新聞杯の感想
  • ほとんど完敗といっていい内容でした。あれだけ決め手重視と言っていたのに、終わってみれば先行馬が好走してしまうなんて。決め手勝負なんて大嘘でしたね。今回はかなり高配当をゲットできると思っていたのに、さすがに甘過ぎたようです。とりあえずビッグサンデーを押さえておいて助かった。何とか的中することができて最低最悪は免れることができました。結果オーライですが、まだツキがあるということ。ツキが逃げないうちにドカーンと一発いきたいものです。とりあえず、このレースはあまりレベルが高かったとは思えないので、特に覚えておく必要もないように感じます。
  • 勝ったのはビッグサンデーであった。この馬が東京コースで逃げ切るとはびっくりした。確かにメジロブライトを敗ったこともある実績を考えれば当然ともいえるが、その後の走りは底を見せつつあっただけに、今回の勝利は価値がある。この勝利は今後の自信につながったと思う。決め手勝負では分が悪いと思われたが、速すぎず遅すぎず、完璧なペース配分でうまく逃げてしまった。蛯名正騎手の好騎乗を評価したい。冬場は使われている馬の方が好走するケースが目立つので、ローテーションがベストだったのも良かったのだろう。前走の勢いで勝ってしまった典型といえる。ただ、今後につながるかとどうかは難しいと言わざる得ない。今回は展開に関係なく決め手のある馬がいなかったから逃げ切れたが、G1級の差し馬は展開に関係なく追い込んでくるし、先行馬はハイペースでも決してばてない。こういう化け物を相手にできるほどの実力はまだまだないように感じる。今回は、相手が弱かったから自分の展開に持ち込めただけだと言うのが正しいと思う。次のレースがこの馬の正念場となるだろう。
  • 2着はプレストシンボリであった。私はこの馬はかなり強い競馬をすると思っていただけに、クロカミとハナ差の2着は大いに不満である。結果的には高く評価しすぎたようである。今回のレースを見て、ロバーツが「中山の坂が合っている」と言った意味が分かったような気がする。この馬は、先行馬が失速したところを差し切るタイプで、力ずくで差し切るタイプではないということだと思う。つまり、中山の急坂では先行馬がもたついてくれるので差し切れるのであるが、東京の坂くらいなら先行馬も何とか押し切ってしまうので、この馬の末脚では差し切れないということだろう。結局は、1流馬が見せる有無を言わせぬ末脚にはほど遠いものなのである。これで、この馬の底を見てしまったような気がする。G1好走も潰れた馬を拾っただけだということになりそうだ。今後はあまり過大な評価をしない方がよさそうだ。G2以上では展開に恵まれない限り好走は期待できないと思われる。
  • 3着はクロカミだった。この馬はやっぱり強い。斤量56kgであそこまでがんばるとはびっくりした。私は斤量56kgはかなり厳しいと判断して思い切って消したのだが、間違った判断だったようだ。3着か4着だろうとは思っていたが、まさかハナ差という僅差になるとは。さすがに重賞2連勝しただけの馬である。決め手がない割には東京コースは本当によく走る馬である。斤量が55kgだったら勝っていたかもしれない。平均ペースの展開にも恵まれた。ただ、この馬ががんばったというよりは、他の差し馬がだらしなかったと言えそうだ。結局は3着に負けているわけだし、今後のレースにつながるかどうかは分からない。少なくても安田記念が近づくにつれてメンバーも強くなってくるわけだから、どんどん厳しいレースになるはずである。ここで連対できなかったことで、だいたい底を見せてしまった感じもする。
  • 4着はマンノチャレンジであった。この馬も前走落陽S3着の勢いそのままに走ってしまった馬だといえそうだ。ビッグサンデーのところでも述べたが、冬場は前走好走した馬がそのまま好走してしまうケースが本当に目立つ。やはり、調教だけではなかなか体が作れないためだろう。そういう意味では、この馬は今が一番調子がいいのだろう。逆に言えば、現時点で4着ということは今後も中央重賞で連対することはかなり厳しいということになりそうだ。ローカル重賞あたりでがんばってほしい。
  • 5着はマイネルマックスであった。やっぱりこの馬はこのくらいの距離が合っているのだと思う。決め手がいまいちの馬なので、先行馬が残ってしまう展開では、どうしようもなかったようだ。斤量57kgもかなり厳しかったと思う。レベルが低かったとはいえ、朝日杯3歳Sを勝っている馬である。このままおとなしくしているとは思えない。標準的な斤量であれば、いつ爆発するか分からない。特に中山コースでは要注意だと思う。
  • ヒロデクロスは6着であった。いくら決め手があると言っても、ハイペースでしか好走していない。重賞で好走するつもりなら、展開など関係ない決め手がなくてはとても好走は無理である。明らかにハイペースだというならともかく、今回のようにハイペースはまずないだろうというレースではとても買えない馬である。まだまだ実力不足なのである。
  • シンコウフォレストは7着であった。結果的にはやはり距離が長すぎたというこかな。1200mでもよく分からない凡走をする時もあるから何とも言えないが、とりあえずはマイルでは狙わない方がいいと思う。
  • ベルウイナーは8着であった。私は個人的にはかなり期待していたのだが、いいところなく終わってしまった。重め残りだったということだが、前走惨敗からも調子がいまいちなのだろう。ここで好走できないということは、今後の重賞でもあまり期待はできそうにない。
  • ユノペンタゴンは9着であった。去年の2着馬にしては、意外に走らなかった。ずっとダートで使われていたためであろうか。よく分からないが、またダートに戻るだろうから特に考えることもないか。
  • テイエムトップダンは13着であった。前走好走していたことを考えると負けすぎといえる。内枠でもまれると競馬にならないかったということらしいが、こんな競馬をしているようでは今後もあてにできない。たとえ次のレースで圧勝しても、その次のレースで本命を打つことはできないタイプだといえる。こういう馬は本当に困るものだ。
  • メイショウユウシは14着であった。この馬の末脚に期待して高い評価をしたのに、先行してしまってはこの馬の味が出ない。なんであんなレースをしたのだろうか。東京コースなんだからもっとゆっくりと乗ってもよかったのではないか。まあ、前残りの競馬だったからどっちにしろ届かなかったかな。
  • とりあえず、こんなもんでしょう。
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    参考
    G3東京新聞杯の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸6--1-4-7-8-10-12
    • プレストシンボリ
      1. メイショウユウシ
      2. テイエムトップダン
      3. ユノペンタゴン
      4. ビッグサンデー
      5. マイネルマックス
      6. ベルウイナー

    にへい君の見解
  • 今年初のマイル重賞となる。安田記念への第1ステップレースと言いたいところだが、このレースのウイナーが好走したことはほとんどない。トロットサンダーはすでにマイルCSを勝っていたわけだし、斤量58kgで勝ってしまったのだから参考にならない。だいたい安田記念で好走するような馬は斤量がきつすぎて、このレースに出走することはほとんどない。これからG1にチャレンジしようとしている上がり馬と、G1では底を見せてしまったがG3ならチャンスがあるという馬の戦いになりやすい。今後のことは考えず、素直に実力勝負と考えた方がいいだろう。特に東京コースだけに決めてのある馬を重視するべきだと思う。
  • 今回のメンバーを見てみると、去年のベストタイアップのような中心となる馬が見当たらない。みんなマイルが大得意という馬ばかりだが、信用できる馬がいないように感じるのである。けっこう混戦模様である。何を信じるかで予想が大きく変わりそうだ。速いペースで逃げる馬がいないだけに、前残りになりやすいという判断をしたくなるところだが、必ずしもそうなるとは限らない。あまりスローになりすぎると、4角で集団になってしまうので、決め手のある馬が有利になってしまうのである。直線の長い東京コースではなおさらである。準OPクラスだと先行有利でも、重賞ではスピードが違いすぎて届いてしまうのである。上がり33秒台もめずらしくないのだから当然である。私はとにかく決め手重視だと思う。先行馬は3着4着で終わる可能性がかなり高いと思っている。
  • 私の本命◎はプレストシンボリである。今年になってから1人気馬しか本命にしていないのだが、今回も1人気だろうこの馬を本命にしてしまった。いろいろとマイナスを探したが、ここ最近の安定した走りを見る限り、死角となるようなものはあまり見つけられなかった。スワンS4着、マイルCS5着からこのメンバーでは実績上位といえるし、前走クリスマスSを斤量58kgで完勝しており勢いもすごく感じる。追い込みに徹するようになってから、本当に安定した力を発揮している。前走はスローペースでも折り合っているように内容がすごくいい。斤量57kgと1kg減るのもプラスである。直線の長い東京コースもゆっくりと乗れて、かえってプラスだと私は思う。ロバーツからの乗替がかなり心配だが、岡部なら問題ないだろう。ただ、重賞を勝てる器かと聞かれると、ちょっと悩んでしまう。人気を何度も裏切っている馬だけに、人気になったとたん凡走するような気もしないでもない。だけど、今のこの馬の充実度を考えると、かなりの確率で2着は確保するように感じる。他に安定度の高い馬も見当たらないので、思い切ってこの馬からの流し馬券で勝負する!
  • 対抗○はメイショウユウシである。2週連続でメイショウ軍団が連対しているだけに、かえって狙いにくいのだが、この馬の東京マイル戦の実績はきちんと評価しないといけないと思う。2年前のこのレース2着と去年のアイルランドT2着は高く評価していい。相手はトロットサンダーとトーヨーレインボーだったのだからなおさらである。前走6着に負けているが、斤量58kgでは仕方ない。上がりは34.5だったのだから、力はしっかりと出している。斤量57kgに減ることは大きなプラスだし、決め手を生かすタイプなので、東京コースなら十分に届く。ただ、前走6着は負けすぎともいえるので、あまり強気なことも言えない。年齢的に上積みも見込めないので、入着で終わる可能性もある。
  • 単穴▲はテイエムトップダンにする。レベルに疑問があるものの毎日杯で勝ち、きさらぎ賞で2着している重賞実績はそれなりに評価しなければいけない。前走洛陽Sで2着に踏ん張り、復活を大きくアピールしており、勢いをすごく感じる。決め手の重視の京都コースで好走したのだから、東京でも十分に戦えると私は判断した。斤量55kgに斤量が減るのも魅力である。ただ、前々走3着、前走2着もオープン特別だったわけだから、重賞でさらに上昇できるかは分からない。古馬重賞では戦えない実力しか持っていないとも考えられる。
  • 4番手はユノペンタゴンにする。昨年の2着馬である。京成杯でも2着しているように東京マイルとの相性がすこぶるいい。昨年の洛陽Sを後方一気の追い込みで勝っているように、直線だけの競馬をするととんでもない末脚を使う馬である。決め手勝負ならチャンスは十分である。ただ、最近はダートを中心に使われていたので、すぐに芝に対応できるか疑問である。今年のメンバーとの実力関係がよく分からないだけに、あっさりと負けることも十分に考えられる。
  • 5番手はビッグサンデーにする。今回の私の予想は決め手勝負だと割り切っている。先行して粘るタイプのこの馬は不利だと私は判断したので、この馬の評価をここまで落とした。直線の長い東京コースを逃げ切れるとはとても思えない。クリスマスSではプレストシンボリに斤量4kg差あったにもかかわらず、相手にしてもらえなかったことを考えると、今回は斤量2kg差しかないのだから逆転は難しいと言える。ただ、平均ペースの逃げになるだろうから、うまくペース配分すれば先行有利の展開に持ち込むことも十分に考えられる。冬場は絞るのが大変なだけに、ローテーションが開きすぎず、詰まりすぎずが、調子維持の条件となる。そういう意味ではこの馬のローテーションはベストといえる。前走の勢いで押し切ることも可能だろう。同じ先行馬に格上のクロカミがいるが、斤量と勢いを考えれば、この馬の方が先着する可能性が高いと私は思っている。
  • 6番手はマイネルマックスにする。これでも朝日杯3歳Sを勝っている馬である。格はそれなりなのである。でもそれよりも私はマイルCS6着を評価したい。この時プレストシンボリと僅差の勝負をしているのだから、プレストシンボリを評価するならこの馬も評価しなければいけない。血統的に中距離以上でいい馬だと思っていたが、有馬記念で惨敗していることなどを考えれば、実はマイルがベストなのかもしれない。G3なら巻き返しは可能だとは思う。ただ、あまり決め手のあるタイプとは思えない。スタミナ重視のレースに強いタイプで切れ味勝負は苦手だと思う。斤量57kgも明け5歳馬にはかなり厳しいと思う、マイルCSでは55kgだったのだから、実質2kg増ということになる。ビワハイジは復活したが、この馬の復活はいつになるのであろうか。
  • 7番手はベルウイナーにする。関屋記念で2着した時は上がり33.9をマークしており、決め手勝負ならヒケをとらない。東京コースで4勝しているようにコース相性もいい。前走は先行策が裏目に出ただけだろう。中団から末脚勝負に徹すれば、もっと走っていい馬である。ただ、前走7着はさすがに負けすぎという感じはする。ネームバリューもいまいちで、中央重賞でちょっと力不足のような感じもする。とりあえず意外性のある馬ということで買うつもりでいたが、調教がかなり悪かったらしい。調子落ちしているのかもしれない。これはさすがに買うべきかどうかかなり悩んだが、低配当を外すのと高配当を外すのでは、当然高配当を外す方が悔しいに決まっている。悩むくらいなら思い切ってこの馬に賭けてみることにした。クロカミがきても悔いはない。
  • 8番手はクロカミにする。京王杯AHと府中牝馬Sと重賞を連勝して1流馬の仲間入りをした。こんな馬をここまで評価を下げて本当にいいのか我ながら心配はある。だけど、この馬は切れる脚はなく、早めに抜け出し粘りきる戦法を得意としているので、決め手重視の東京マイル戦では詰めの甘さをだすように私は感じるのである。しかも斤量56kgは牡馬でいえば58kgに当たる。ラストが甘くなる方が自然といえる。短期放牧明けということで体調にも疑問を感じるし、前走5着に負けていることで勢いも感じることができない。メンバー的に格の違いを見せつける可能性も高そうだが、私はそこまで強い馬だとは思っていない。ここまで評価していないのなら、思い切って消すのが一番である。これで勝たれたら素直に強さを認めるしかない。負けて悔いなし、ここは勝負である。まあ、その前にプレストシンボリが沈んだら何にもならないのだが。
  • 9番手はサクラスピードオーにする。京成杯を勝ち、マイルCSで5着している実績を考えれば、能力はそれなりに高いはずである。いつ復活してもおかしくない馬だとは思う。しかし、最近の走りはあまりにだらしない。すべて2桁着順ではどうしようもない。いくらなんでも、前走12着からの巻き返しは厳しいと思う。
  • 10番手はシンコウフォレストにする。高松宮杯3着の実績はかなり上位ランクとなる。でも1200mでしか勝っていないようでは、とてもマイル戦では評価できない。距離実績を重視する私としてはとても買えない馬である。この馬がきてしまったら事故だと思うしかない。
  • まあこんなもんでしょう。
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    G3東京新聞杯出走馬
    馬名 買い&消し
    クロカミ
    (牝6・横山典56)
    買い H9京王杯AH優勝、H9府中牝馬S優勝。前走敗れたものの、重賞2連勝するなど強い競馬をするようになった。先行してしっかりと末を伸ばす脚質は安定しており、大崩れは考えにくい。上がり34秒台を何度もマークしているので、早めに抜け出してしまえばそのまま押し切る可能性は高い。
    消し この馬は意外と決め手がない。中山牝馬Sで3着に負けるなど、切れ味勝負となると勝ちきれないことが多い。斤量56kgもけっこうきつそうなのでラストが甘くなりそうだ。前走5着に敗れ、短期放牧から帰ってきたばかりということで、まだ体調が戻っていないような気もする。
    サクラスピードオー
    (牡6・郷原57)
    買い H7京成杯優勝、H7共同通信杯優勝、H8ニューイヤーS優勝。古馬になってからはマイルでしか勝っていない。マイルCS5着の実績からもマイルがベストと見ていいだろう。4歳時に勝った重賞は二つとも東京コースだから、コースも問題ない。最近はいまいちの成績だが、ダービー5着もあるように能力は高いはずである。いつ復活するか分からない。
    消し 休み明け後4戦したがすべて10着以下である。いくらなんでも成績が悪すぎる。単なる早熟馬だったということかもしれない。古馬になってからは重賞では連対していないように底を見せてしまっている。先行して押し切るタイプなので、決め手重視の東京コースも疑問である。
    プレストシンボリ
    (騙7・岡部57)
    買い H9クリスマスS優勝、H9京王杯AH2着。マイルCSで5着にがんばっているのが光る。追い込みに徹するようになってから、安定した力を発揮している。直線の長い東京ならさらにこの馬の追い込みが決まりそうだ。最近はマイルで最も好成績を残しているので距離はベストだろう。とにかく今一番勢いのある馬である。
    消し 京王杯AHから好走を続けているだけに、そろそろ疲れが出るような気がする。前走のクリスマスSもしょせんOP特別だし、重賞で勝てる裏付けにするにはちょっと物足りない。最近は安定してきたが、どうしても昔の安定していなかった時のイメージが残っている。いつ大ボケをかますか心配でしょうがない。
    メイショウユウシ
    (牡8・橋本広57)
    買い H7東京新聞杯2着、H9アイルランドT2着。2年前とはいえ、このレースで2着した実績は評価しなければいけない。昨秋のアイルランドTで2着とがんばり、まだまだ衰えていないことをアピールしている。東京マイルではなぜか強い。上がり34秒台をコンスタントに出しており、決め手勝負ならひけをとらない。
    消し 前走OP特別で6着に負けているように最近はOP特別で好走するのが精一杯である。年齢的に上積みはのぞめそうにないので、重賞ではさすがに厳しい戦いになりそうである。アイルランドT好走も流れにのってしまったという感じだし、重賞2着も2年も前の話である。勝ちきるまでは厳しそうである。
    ベルウイナー
    (牡7・田中勝56)
    買い H9朱鷺S優勝、H9関屋記念2着、H9ポートアイランドS優勝。新潟でしか走らないと思われたが、阪神で勝って中央オープンでも戦えることを証明した。480kg台で好走しているので前走は重め残りだったということか。流れにのるとかなり凄い決め手を発揮する。中団で折り合い、上がり勝負となれば、先行馬を軽く交わし後方の馬を抑え込むことも可能である。
    消し 前走7着と大きく負けている。メンバー構成からすれば負けすぎの感じもする。中央重賞ではまだまだ実力不足ということかもしれない。惨敗後に勝ち、その後また惨敗しているように安定度も期待できない。決め手のあるタイプだとは思うのだが、どうも破壊力は感じない。展開に恵まれないと好走できないタイプだと思える。
    シンコウフォレスト
    (牡6・柴田善56)
    買い H9阪急杯優勝、H9福島民友C優勝。高松宮杯3着というG1実績もあり、格上の存在といえる。マイル実績はないが昔の話である。ばりばりのオープン馬となった今なら克服してもおかしくない。たぶん人気は出ないだろうから、逆に狙い目だともいえる。
    消し 6勝すべてが1200mなのだから完全なスプリンターと見ることができる。フラワーパークもそうだったが、マイルだとまったくダメな馬はいくらでもいる。実績を見る限りでは、この馬はそういうタイプだと思える。こういうものは生まれつきのものであり、調教で克服できるものではない。
    ビッグサンデー
    (牡5・蛯名正55)
    買い H9スプリングS優勝。アメリカJCC圧勝のメジロブライトに勝っていることを忘れてはいけない。2000m以上だと凡走し、マイルくらいでは好走していることからして、マイルが合っていると判断して良さそうだ。前走は楽勝だったように、調子はかなり良さそうだ。勢いで連勝も十分に考えられる。アイルランドTで3着しているので東京も問題ないだろう。逃げ馬がいないようなので、マイペースで逃げれば逃げ切ることも可能だろう。
    消し この馬はいまいち決め手がない。最近好走も3着4着が多い。前走楽勝はメンバーに恵まれすぎた。パワー重視の中山馬場もよかったのだと思う。決め手重視の東京コースだと、またまたまた3着ということもありそうだ。クリスマスSでプレストシンボリに完敗したが、この時斤量4kg差あったのに、今回はたった2kg差である。逆転はかなり難しそうだ。
    テイエムトップダン
    (牡5・和田55)
    買い H9毎日杯優勝、H9きさらぎ賞2着。前走洛陽S2着で復活をアピールした。クラシック戦線で凡走を繰り返したが、やっと調子が戻ってきたようである。短いと思われたマイルで好走したということは、意外に短距離の方が合っているのかもしれない。斤量が55kgに減るのもプラスである。
    消し 前走勝っているならともかく、牝馬のホッコービューティに負けているようでは、まだまだ強い感じがしない。2000mの重賞を勝っていることからすると、基本的には中距離馬だろう。いわゆるマイラーが多い中でこの距離は厳しそうだ。切れる脚質ではないので、東京コースも疑問である。
    ヒロデクロス
    (牡7・吉田55)
    買い 後方からの追い込みはなかなか強烈である。ハイペースとなれば、この馬の末脚でも十分に届く。富士S2着とOP特別での好走実績もあるので侮ってはいけない。
    消し オープンクラスだとラストが甘くなる。1流の追い込み馬は、どんな展開でも有無を言わせず差しきってしまうものである。この馬にはまだそこまでの実力はなさそうだ。メンバー的にハイペースはなさそうなので、この馬にはかなり苦しい戦いになりそうだ。
    マイネルマックス
    (牡6・佐藤哲57)
    買い なんといっても朝日杯3歳Sを勝ったG1ウイナーである。先週ビワハイジが復活したのだからこの馬だって分からない。マイルCS6着を考えると、実はマイルくらいが合っているのかもしれない。
    消し 上がり34秒台の切れ味を見たことがない。時計のかかる馬場、もしくはハイペースで上がりがかかる展開でないと厳しそうである。
    マチカネジンダイコ
    (牡8・後藤55)
    買い H9淀短距離S優勝、H9福島民友C2着。昨年は2度オープンで連対しているように最もいい成績を残した。年齢はあまり関係ないようだ。マイルで4連対しているので距離も大丈夫だろう。
    消し オープンでは1200mでしか好走がない。ベストは1200mと考えるのが自然だと思う。重賞で連対した実績もないので、このメンバーだとどうしても見劣りする。
    ユノペンタゴン
    (牡6・横山賀55)
    買い 昨年2着馬である。追い込みがはまると凄い脚を使う。最近はダートで走っているが、この馬の持ち味は、切れ味を生かす芝でこその馬だろう。東京マイルは重賞2着2回しているように直線の長いコースで伸び伸びと走らせると、かなり走る。
    消し 最近はダートを走っていることで馬がとまどうかもしれない。去年は決め手不足の馬ばかりだったので何とかなったが、今回は決め手のある馬がけっこういるだけに楽な競馬はできない。実績が昨年2着だけでは、何とも頼りない。
    シグナスヒーロー
    (牡7・加藤55)
    買い H9アメリカJCC2、H9ステイヤーズS2着。いちおうG2連対実績があり格はそれなりである。切れ味勝負の馬だけにマイルでもそれなりの走りをするのではないか。
    消し 2000m以上でしか実績がないように明らかに距離が短い。休み明けも大幅マイナスである。ダイヤモンドS出走のために出てくるだけだろう。
    パーソナリティワン
    (牡5・徳吉54)
    買い H8新潟3歳S優勝。いちおう重賞を勝っている。惨敗を繰り返しながら突然NZT4歳Sで3着したことがある。いつ大駆けするか分からない馬である。東京コースに意外と相性がいい。
    消し マイル以上では凡走ばかりである。掲示板に載ることすらできなずに惨敗しているのだから、距離克服は厳しいだろう。4歳になってからは連対経験もないのだから、単なる早熟馬だと見るべきかもしれない。
    マンノチャレンジ
    (牡8・小林徹55)
    買い H9中日新聞杯2着。いちおう重賞連対実績を持っている。前走洛陽S3着と調子も良さそうだ。マイルはほぼベストと言っていいだろう。前走15人気で3着しているように意外性のあるタイプで、何をしでかすか分からない。
    消し 前走OP特別で3着に負けており底を見せてしまっている。中央重賞では明らかに格不足である。前走は先行して粘りきったが、直線の長い東京では粘りきるのはあまりに厳しい。斤量が1kg増えるのもマイナスである。
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