G1安田記念の結果
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
結論 |
馬番連勝複式 1-2-9-11-12(BOX)
|
|
馬名 | 買い&消し | |
アライドフォーシズ (牡6・横山典58) |
買い | G2-3勝している強者である。イギリスの馬であるが、アメリカのG2-2勝しているのが凄い。前走京王杯SC4着していることもあり、環境の変化はあまり気にしなくていいだろう。約2カ月レース間隔が開いていたので、1度叩かれて今度は大きく変わる可能性も高い。日本の軽い芝にも対応できることは前走の走りで証明されているし、1700mで実績があることからも距離延長はプラスと見ていい。 |
消し | 日本で走ったのは前走の京王杯SCだけなのだから分かるわけがない。4着に負けたのをどう解釈するかであるが、実力だと見ることもできるだけに判断が難しい。けっきょくは日本競馬への適性は前走だけでは分からないということである。惨敗しても文句が言えないだけに、大きく信じるにはリスクが大きすぎる。 | |
オリエンタル エクスプレス (牡4・ホワイト58) |
買い | 香港G1を2連勝しての参戦だけに、かなりの実力馬である可能性は高い。この2連勝というのも2000mと1200mだというのだから恐れ入る。まったく違う距離のG1を続けて勝つなんて日本では考えられない。ちょうど中間のマイル戦なので距離が合わないということはないだろう。 |
消し | 日本で走ったことがないのだから判断のしようがない。環境の違いで惨敗する馬も多いだけに、実績だけで判断してはいけない。惨敗しても文句が言えないだけに、大きく信じるにはリスクが大きすぎる。 | |
タイキシャトル (牡5・岡部58) |
買い | マイルCS優勝、スプリンターズS優勝。京王杯SC優勝などなど。秋の短距離G1を連勝した実績はずば抜けている。しかも完勝という内容である。こんな強い馬は見たことがない。前走も休み明けでどうかと思ったが、軽く走ってレコードなのだから言葉にならない。日本の馬の中では間違いなく能力はNo1である。 |
消し | 競馬は何が起きるか分からない。前の馬が落馬して巻き込まれるかもしれないし、この馬自身が故障するかもしれない。実力があっても勝てないということはいくらでもある。それにしても死角がなさすぎる。不安材料が落馬だなんて笑ってしまう。 | |
オースミタイクーン (牡8・武幸58) |
買い | H10京王杯SC2着、H9マイラーズC優勝、H9セントウルS優勝。前哨戦で2着したのは何とも心強い。勢いはかなり感じられる。1400mでも実績はあるが、有馬記念5着もあるように、スタミナのある馬なので、マイルの方がいいはずだ。今春は連続2着と調子がいいだけに、G1でも頑張れるだろう。 |
消し | この馬は好走した後は凡走する傾向があるような感じを受ける。つまりは安定度があまりないということである。特にマイルG1では惨敗が多く、底を見せてしまっている感じも否めない。楽なレースだと好走するのだが、G1のような厳しい流れになるとダメなタイプかもしれない。G1だとどうも信用を置きづらい。 | |
ブラックホーク (牡5・後藤58) |
買い | ダービー卿CT優勝。前走も京王杯SCで3着と頑張っており、1線級でも戦えることを証明した。長期休養から2月に復帰し、初戦は負けたものの、900万、1600万、重賞と3連勝して、底知れない素質を見せつけている。オープン初挑戦でいきなり重賞を勝つというのは並の馬にはとうていできないことなので、とんでもない大物である可能性も否定できない。勢いだけならメンバーNo1と言ってよさそうだ。距離延長もプラスである。 |
消し | まず斤量が2kg増というのは痛い。他の京王杯好走馬が斤量据え置きであることを考えれば、厳しい2kg増である。2月から使われているだけにそろそろ疲れも見え隠れする頃である。G2とG1は大きく違うものであり、G1実績がないというのはどうしても信用しづらくなる。こういう上がり馬がG1で惨敗するのはよくあることである。 | |
シーキングザパール (牝5・武豊56) |
買い | H9マイルC優勝、H10シルクロードS優勝、他G2-2勝、G3-2勝。重賞を6勝している実績は半端ではない。去年のマイルC戦線では圧倒的な実力を見せつけ、文句のない内容で勝っている。古馬になってからも、休み明けをいきなり重賞勝ちで決め、その潜在能力の高さを見せつけた。高松宮記念は道悪に苦しんだもので気にしなくてもいいだろう。マイルC完勝でも分かるとおり東京コースは大得意である。 |
消し | この馬は強いときはとんでもなく強いのだが、負けるときは敗因が分からないというくらい不可解な負け方をする。いくら道悪とはいえ前走4着は負けすぎな感じもするし、どうしても安定度に欠ける感じがする。古馬マイル戦も初めてとなるだけに、相手関係も分からない。ローズS、阪神3歳牝馬Sで負けていることを考えると、どちらかというとスプリンターなのかもしれない。 | |
スピードワールド (牡5・柴田善58) |
買い | H9安田記念3着、H9京成杯優勝。4歳でありながら安田記念3着という実績はかなり凄い。これ以前から怪物とは言われており、脚部不安がなければ間違いなくマイルCを勝っていただろうと言われた逸材である。それを証明したのが安田記念だったわけである。毎日王冠3着などもあり、その能力は間違いなくG1級である。実績としては休み明けでもしっかりと走っている。 |
消し | やはり休み明けというのは大きな不安である。G2以下ならともかく休み明けでG1を好走するのはかなり難しいことである。この常識をくつがえしているのは、だいたいG1馬である。G2も勝っていないこの馬にその資格があるのかは何とも言えない。昨秋マイルCSで12着、クリスマスSも4着に敗れるなど信じられない負け方をしているだけに、今回もどこまで復調しているかは分からない。単なる早熟馬ということも考えなくてはならない。 | |
スギノハヤカゼ (牡6・田島裕58) |
買い | H8スワンS優勝、H9CBC賞優勝、H9スプリンターズS2着、H8アーリントンC優勝など。多くの重賞で好走を繰り返している。4歳時は甘いところが目立ったが、5歳の秋にCBC賞を圧勝してからは決め手のあるところもアピールしている。最大のチャンスと思われた高松宮記念では雨という不運に見舞われ惨敗を喫しており、今回は何としてでもという気迫がひしひしと感じる。気合い一発で爆走しそうで恐い。 |
消し | マイルは距離が長いだろう、というのがこの馬の常識的な見解である。それはそうだろう、古馬戦線のマイル戦では3着すらないのだから、そう思うのが当然である。とくにG1戦となると少なくても1800mを走れるスタミナが必要だと言われているだから、なおさら厳しい。 | |
トーヨーレインボー (牡5・松永昌58) |
買い | H10中京記念優勝、H9シリウスS優勝。勝っている重賞は地味だが、昨秋のマイルCSで3着しているように、その実力は間違いなくG1級である。京都のマイルをレコードで勝ったこともある。東京マイルでも圧勝した実績を持ち、今回好走しても何の不思議もない馬である。2000mの重賞を勝ったことでスタミナも証明されており、得意距離に戻って巻き返しを狙っているはずだ。 |
消し | 昨秋の走りは文句ないのだが、今年に入ってからは問題ありすぎだ。まずマイラーズCでゲート難を見せたために、マイル戦線を離脱し、中距離戦線に方向転換した経緯があるだけに、スタートに信頼を置けなくなった。また、前走はスタートが良かったにもかかわらず大きく負けており、調子が下降している印象を強く感じた。勢いを感じることはとておもできない。 | |
エイシンガイモン (牡6・河内58) |
買い | H8H9関屋記念優勝、H7朝日杯3歳S2着。H9関屋記念では上がり33.7という驚異の決め手で勝っている。末脚はしっかりしているだけに上がりの勝負になればチャンスはあるはずだ。休み明けのマイラーズCで5着、道悪のダービー卿では3着、1400mの京王杯でも6着と巻き返し可能なポジションにはいるだけに、侮れない存在である。 |
消し | なんだかんだ言っても勝っている重賞は新潟の関屋記念だけである。中央重賞では決め手の甘さを何度も見せているだけに、底を見せてしまっていると言われても仕方ないところだ。G1での印象がまったくないだけに、貫禄というか存在感みたいなものがなさすぎる。 | |
ビコーペガサス (牡8・上村58) |
買い | H6H7スプリンターズS2着、H8高松宮杯2着、H6京成杯優勝。G1で3度連対を果たしているのだから、その実力は間違いなくG1級である。京成杯ではあのヒシアマゾンに完勝したこともあるくらいだ。休み明けを2度叩かれて復調してきていることは確かだろう。 |
消し | 実績は認めるが遠く昔の話である。ここ1年は掲示板にも載っていないように年齢による衰えは否定できないところだ。それにマイルでは詰めの甘いところを何度も見せているように、距離が長すぎると判断するのが正しいと思われる。 | |
ヒロデクロス (牡7・吉田58) |
買い | 1600mで3勝7連対なので距離はベストだろう。後方からの一気の追い込みを信条としている馬で先行総崩れの展開になればチャンスはあるかもしれない。 |
消し | 重賞どころかオープンも勝ったことがないというのは痛恨である。明らかに格不足である。重賞となるとどうしても脚色が同じになってしまっている。常識的には厳しい戦いになる。 | |
ロイヤルスズカ (牡6・南井58) |
買い | H9ダービー卿CT優勝。昨秋はスワンS3着、マイルCS4着とレベルの高いレースで好走しており、G1級の実力を見せている。前走惨敗も休み明けなので1度叩かれて大きく変わるだろう。距離はベストだと思われるだけに、巻き返しは十分に考えられる。 |
消し | 前走14着惨敗は痛すぎる。いくら休み明けでも負けすぎである。1度叩かれた上積みが見込めても、果たして連対まで届くかどうか。去年の安田記念でも10着に負けていることからも、どうやら左回りが苦手のようである。好走はするのだが、パンチ力に欠けるイメージも強いだけに、G1の器ではないような気もする。 | |
エイシンバーリン (牝7・福永56) |
買い | H9高松宮杯2着、H9シルクロードS優勝、H9京都牝馬特別優勝など。言わずと知れた韋駄天娘、1200mの日本レコードホルダーである。最近はスプリンター路線で活躍しているが、京都牝馬特別を勝つなどマイルでも実績はある。スピードだけは文句ないだけに、一気に押し切りたいところだ。 |
消し | マイルで実績があると言ってもG3での話である。G2以上となると1400mでも好走できないでいる。距離が長いと判断するのが常識的だろう。もまれる競馬に弱く、マイペースで逃げられないと惨敗するケースが目立ち、安定度はあまり高くはない。 | |
イシノサンデー (牡6・塩村58) |
買い | H8皐月賞優勝、H9京都金杯優勝、H10京都記念2着。いちおうG1を勝っている実績は評価しなければいけない。じり脚タイプの馬だけに、最初から最後まで緩みのないペースとなるマイル戦の方が合っているかもしれない。京都記念2着もあるように、まだまだ老け込む歳ではない。大復活もないとは言えない。 |
消し | 短距離重賞で実績がない以上は好走する裏付けはないことになる。中距離でダメだからマイルに挑戦するというのでは魅力は感じない。中山記念で完敗しているように1800mでもダメだったのだからマイルでもダメではないか。 | |
ビッグサンデー (牡5・蛯名58) |
買い | H10東京新聞杯優勝、H10マイラーズC優勝、H10エプソムC2着など。今年に入ってからマイルで3連勝と本格化した。先行して決して抜かせないその粘り強い走りは安定度抜群である。京王杯SCでは5着に負けたが、もともと1800m〜1600mがベストの馬である。5着でも上出来である。前走エプソムCも2着とまだまだ調子落ちしていないことを証明している。 |
消し | やはり連闘が最大のポイントだろう。常識的には大きなマイナス材料である。私にはかなり激しいレースだったように感じたので、ベストの状態でレースにのぞむのは無理な気もする。先行して粘り込むという戦法なだけに鋭い決め手に屈する可能性は高くなる。G1だとどうしてもそれなりの決め手は必要となる。この馬の決め手ではどうしても不安である。 | |
チアズサイレンス (牡6・橋本広58) |
買い | 谷川岳S優勝。1200mでしか好走していなかった馬が1600mで勝ったのは大きい。道悪での好走だっただけに今回もチャンスはありそうだ。 |
消し | 重賞実績が4歳時のスプリングS2着だけではあまりに格不足である。古馬になってからはオープン特別でしか好走できないように、底を見せてしまっている。 |