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G2アメリカJCCの反省

G2アメリカJCCの結果
1 4-04スペシャルウイーク ペリエ 2.16.8---35.0 466kg-4 1人気
2 8-10サイレントハンター 柴田善 2.17.3335.9 492kg0 3人気
3 1-01メジロスティード 後藤 2.17.43/435.4 512kg+2 7人気
4 6-07メジロランバード 吉田 2.17.53/435.0 452kg+6 2人気
5 3-03コスモレイザー 田中勝 2.17.6クビ35.3 426kg-2 6人気
単勝200円 枠連360円
複勝120円 130円 590円 馬連380円
予想と見解 好材料と不安材料
G2アメリカJCCの感想
  • やはりダービー馬は強かった。いくら調教が悪くても強いものは強いのである。それにしてもオッズが変だったなあ。穴馬がいないメンバー構成だから仕方ないかもしれないけど、サイレントハンターとメジロランバードで何で1桁配当なの?シグナスヒーローとの組合せでも15倍前後だし、6点ボックスで勝った私はバカみたい。まあ、結果的にはそのおかげで3800円も回収できたのだけど・・・。あのオッズだったらスペシャルウイーク流しでも良かったなあ。ここらへんが私の回収率が上がらない原因なんだよなあ。
  • 勝ったのはスペシャルウイークであった。やはり格が違いすぎた。G1連対馬が出走しているならともかく、このメンバーでは当然とも言える結果である。しかし、今回は調教が悪かったという報道があって、意外と人気にならなかった。これがマスコミの悪いところでもある。ちょっと騒ぎすぎなのである。とにかく、どんな状態であろうと、G1馬が出走してくる以上は勝算があってのことである。レベルが違いすぎるようなメンバー構成であれば、迷わずに軸にするべきだということを勉強させられた。
  • 2着はサイレントハンターであった。ハイペースで逃げる馬が2番手でレースを進めたのには驚いた。2200mだからゆっくり行ったのだろうが、今までのこの馬ならば自分で飛ばしていたはずで、中山金杯もそうだったが気性の成長が著しい。しかし、直線まで貯めることはしないで3角から一気に出ていったのはさすがである。切れ味のないこの馬は4角までに差を広げておかなければならないのである。前半楽しているだけあって、後半もばてずに最後まで粘っていた。スペシャルウイークには完敗したが、相手が悪かったとしか言いようがない。2着を死守したことでこの馬の力は出し切っていると思う。
  • 3着はメジロスティードだった。雨が降ったのが良かったのかもしれないが、ランバードとシグナスヒーローがだらしなかったために3着できたというのが正解だろう。まあ、それでもよく走っている。今後もG3の道悪ならけっこう戦えるのではないだろうか。
  • 4着はメジロランバードであった。またまた重賞で4着に終わってしまった。あのスローペースで最後方からの競馬ではこれが精一杯か。もっと自在性のあるレースができるようにならないとなかなか上は狙えない。これからの課題になるだろう。
  • 5着はコスモブレイザーであった。結果的にはよく頑張っていると言えるだろうが、今回は相手が弱すぎたから、あまり高く評価しすぎない方がいい。900万は楽に勝てるだろうが、準オープンではまだあやしい。
  • シグナスヒーローは6着であった。スローの展開ではこの馬の良さが生かせない。他力本願な馬だけに負けるときはこんなもんだろう。
  • 今回はレベルが違いすぎたので他はコメントしなくてもいいでしょう。
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    参考
    G2アメリカJCCの予想
    結論
    馬番連勝複式 4-7-810(BOX)

      ◎スペシャルウイーク
      ○メジロランバード
      ▲サイレントハンター
      △シグナスヒーロー

    にへい君の見解
  • 新春中山開催のラストを飾る別定G2レースである。金杯はG3のハンデ戦ということで、レースは面白くなるのだが、強い馬が出走してこないのでどうしても寂しい感じがしてしまう。しかし、このレースはさすがにG1で有力馬として走ってきた馬が出走するため、格というかレベルの違いをひしひしと感じることができる。ただ、あんまり強い馬が出てくると出走数が少なくなってしまい、配当的にも勝負的にも逆につまらないレースになってしまうこともある。まあ、強い馬が強いレースをしてくれるのもいいものなので、それはそれでいいと思う。
  • 私の本命◎はスペシャルウイークである。これは仕方ないでしょう。5馬身差でダービーを勝ったこと、クラシック、JCでも3着を外していないことを考えたら、たとえ体調不十分でも斤量58kgでも負けることは許されない。弥生賞でセイウンスカイに勝っているのだから中山コースが不得意ということもない。調教が悪かったように新聞に書いてあったが、タイムはまあまあなので、ちょっと大げさに報道しているように私には感じた。とにかく、常識的にはこの馬が負けることは考えづらい。しかし、あくまでも常識的にはである。何となくだが、どうも嫌な感じがする。今週の調教はともかく、先週の追い切りで大きく遅れたのがどうも気になる。JCを見た感じだと、意外と気難しい馬で、初騎乗で乗りこなすのはけっこう難しい馬のようにも感じた。常識的にはこの馬しかないというのは分かっているが、何かひねくれたい気分である。これだから回収率が上がらないんだよなあ。
  • 対抗○はメジロランバードにする。スペシャルウイークを追う一番手はやはりこの馬だろう。菊花賞で0.1秒差だったのだから、斤量2kg差を考えれば、十分に逆転は可能である。前走は準オープンで力の違いを見せつけ、調子もかなり良さそうだ。古馬になってから強い、成長力のあるメジロの馬である。今後を占う意味でも下手な競馬はできないはずだ。ただ、重賞連対は青葉賞だけというのはちょっと物足りない。前走はレベルが低かったから勝てたが、重賞だとまた4着止まりということも考えられる。確かに決め手はちょっと甘いかもしれない。
  • 単穴▲はサイレントハンターにする。前走の中山金杯は強い勝ち方だった。トップハンデで逃げ切ったのだから大したものだ。前走のようなレースができれば2200mもこなせるとは思う。オールカマーでも3着は死守していることからも、安定度ならばこの馬かもしれない。ただ、やはりベストは2000mである。この200m延長は短そうで長いのではないか。ため逃げだと決め手勝負で負けるし、飛ばしすぎると2200mは持たないだろうから、柴田善騎手の負担はかなり大きいはずである。熟知している吉田騎手が乗らないのは大きなマイナスだと私には感じる。少頭数だと追い込み馬でも届いてしまうのもけっこう恐い。
  • 4番手はシグナスヒーローにする。一昨年の2着馬である。この時は中山金杯で斤量54kgで4着に負けた後だったのに連対してしまった。日経賞2着もあるように、別定G2にはなぜか強い馬である。今回も中山金杯で3着した後だけに注意は必要だろう。距離が200mでも延びるのはプラスだろうし、少頭数でこの馬にしては流れに乗りやすいと思われる。ただ、一昨年2着した時、あるいは日経賞で2着した時よりも今回の方がメンバーが強いというか、決め手のある馬が揃っている感じがする。他力本願の馬だけにさすがに3度目はなさそうな気もする。
  • 常識的に考えればこの4頭までだと思う。その他はあまりにレベルが違いすぎるように私には感じる。あとは、どのように組み合わせるかである。スペシャルウイークから3点で勝負するか、3頭ボックスで勝負するか、いろいろ悩んだが、最終的には最も弱気な4頭ボックスにすることにした。スペシャルウイークが絡めば赤字必至だが、回収0よりはずっとましである。スペシャルウイークに一抹の不安を感じる以上は、無難に行かせてもらいたい。
  • 5番手はテイエムトップダンにする。ここらは順番はあってないようなもの。大番狂わせをするならばこの馬だと思っただけである。なんでかと聞かれれば、よく分からない馬だからと答えるしかない。休み明けでリフレッシュ効果が出れば、あっと言わせるかもしれない。でもまあ、古馬になってからはマイルでしか実績がないことを考えても、休み明けでいきなり走るのは考えづらい。
  • 6番手はカシマドリームにする。京都新聞杯でダンスインザダークの2着も経験したこともある実力馬である。それを考えれば連対してもおかしくはないのだが、休み明けは明らかにマイナスだし、時計のかかる馬場も得意ではない。
  • 7番手はメジロスティードにする。無難に穴馬を探すとすればこの馬なのだろうが、今までの重賞のだらしない走りを見せられては、どんなに頑張っても連対はないと思いたくなる。チャンスがないとは言わないが、魅力は感じない。
  • 8番手はトキオエクセレントにする。菊花賞4着の実績を考えれば、別定G2ならばいつ連対してもおかしくない馬ということになる。しかし、最近の走りはあまりにいただけない。今の走りを見てると、とても復活するようには思えない。私は評価していない。
  • 9番手はコスモブレイザーにする。前走レストの直線でけっこう伸びていたとはいえ、900万クラスでは話にならない。常識的には無理だろう。
  • 10番手はチアズサイレンスにする。短距離で頭打ち状態だから距離を延ばしてきたようだが、そんなに簡単に距離適性は変わらないだろう。私は評価していない。
  • 10番手はエイシンオリンピアにする。オープン特別で3着が最高の馬がいきなり別定G2で連対できるとはとても思えない。しかも休み明けではあまりに厳しい。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G2アメリカJCC出走馬
    馬名 買い&消し
    スペシャルウイーク
    (牡5・ペリエ58)
    買い H10ダービー優勝、H10京都新聞杯優勝、H10菊花賞2着、H10弥生賞優勝など。何と言ってもダービー馬、このメンバーでは実績が抜けている。5馬身差でダービーを勝つなんて常識を超えている。どこからでも差してくる末脚が武器であり、とりこぼしは少ないタイプだ。4着以下はないし、3着も皐月賞とジャパンCだけである。別定G2で連を外すなんて考えにくい。
    消し まず斤量58kgが心配となる。57kgは経験しているが4歳限定戦での話である。ジャパンCは55kgだったことを考えると、古馬重賞でいきなり3kg増えるのはけっこう厳しいかもしれない。それに、春の勢いを考えると秋の戦いぶりは物足りない。もしかしたらいまいち成長していないのかもしれない。さらに、1週前追いきりで大きく遅れたのが気になる。本番はまだまだ先であることを考えても、体調が絶好調ということはないだろう。
    サイレントハンター
    (牡7・柴田善58)
    買い H11中山金杯優勝、H10新潟大賞典優勝。前走の中山金杯の逃げは見事だった。ハイペースの逃げしかできなかった馬が、スローで折り合って自分でレースを作ったのだから大したものである。しかもトップハンデで勝っている。トップハンデで勝つというのは実力の証明であり、別定G3以上の評価をしなければいけない。前走のように折り合えれば2200mもこなせそう。天皇賞4着の実績も忘れてはいけない。
    消し やはり200m距離が延長するのが大きな問題である。オールカマーでは3着に敗れているように、短そうで長い200mである。今回は少頭数になりそうなので、あまりスローでも後ろの馬が届いてしまう恐れがある。かといってハイペースで飛ばせば自滅する可能性が高い。この馬を熟知している吉田騎手ならともかく、柴田善騎手がどこまでうまくペースが作れるかが鍵になるだろう。
    メジロランバード
    (牡5・吉田56)
    買い 青葉賞2着。菊花賞4着がある。しかもスペシャルウイークと0.1秒差という僅差である。今回はスペシャルウイークと斤量差2kgあるだけに逆転も十分にあり得る。前走準オープンだったとはいえ、トップハンデを背負っての4馬身差勝ちは高く評価でき、勢いは非常に感じることができる。古馬になってから強いメジロだけに、さらなる上積みも期待してよさそうだ。
    消し しょせん前走は準オープンである。別定G2は格が違いすぎる。重賞連対経験が4歳限定の青葉賞2着しかない身分で別定G2を語るなんて時期尚早である。前走の2500mや菊花賞で結果を残していることからも距離は長い方が向いているようだ。2200mはこの馬にとっては少し短いかもしれない。
    シグナスヒーロー
    (牡8・加藤57)
    買い H10日経賞2着、H9AJC杯2着。中山の別定G2で結果を残しているのが不気味である。切れ味鋭い末脚が武器であり、直線の短い中山が合っているようだ。2年前のこのレースで連対している実績を持っているのも好感が持てる。このときも軽ハンデの金杯で4着に負けた後のレースだったので、この馬に斤量は関係ないようだ。少頭数になれば、先頭との距離が短くなるだけに、さらにこの馬が有利になる。
    消し 中山の別定G2を連対しているのは確かだが、相手がそんなに強くなかったのも事実である。今回はG1で好走経験を持っている馬が相手となるだけに、今までのように上手くいくか分からない。なんだかんだ言って前走軽量にもかかわらず3着に負けたわけだし、年齢も8歳で2年前よりも強くなっているとは考えづらい。
    トキオエクセレント
    (騙6・サンダ57)
    買い H9青葉賞優勝。菊花賞でも4着した強者である。どうも気性的にレースに集中できないようだが、G1で4着するくらいなのだからその潜在能力は相当高いと思われる。前走も惨敗したが、サンダース騎手が強引なレース運びしたためでもある。今度は2度目だから前走のようなことはないだろう。距離が少しでも延びるのはプラスだろう。
    消し 気性難から去勢したが、まったく効果が見られない。古馬になってからは1度も連対していないように、だいたい底を見せてしまった感じもする。それに東京で好走することが多く、左巧者という印象が強い。前走もハンデ55kgであれだけ負けるのは問題である。別定57kgで巻き返すのは難しい。距離もまだ短いか。
    メジロスティード
    (牡7・後藤57)
    買い BSN杯優勝。オールカマーで5着している実績もあり、まったく戦えないわけではないだろう。一昨年は福島・新潟で連続レコード勝ちをかましたこともある。
    消し 前走京都金杯で12着に負けているように、どうしても重賞ではいいところを見せられない。オープン特別だと好走していることを考えると、重賞では実力不足ということになりそうだ。まして別定G2ではさらに厳しい戦いになりそうだ。年齢的にも上積みは見込めない。
    カシマドリーム
    (牡7・的場57)
    買い H8京都新聞杯2着、H8ラジオたんぱ賞2着。京都新聞杯では強敵が揃う中ダンスインザダークの2着しているし、ラジオたんぱ賞でも1.46.1という4歳馬にしては破格の時計で走っていた。潜在能力がかなり高いのは間違いない。実力さえ出せれば勝負になるはずだ。
    消し まず長期休み明けというのは大きなマイナスである。鉄砲実績もないことを考えても厳しい戦いになる。それに古馬になってからは連対経験どころか4着以上もない。実力的にもどうかという感じもする。スピード勝負が得意なタイプなので、中山の重い馬場は苦手そう。
    エイシンオリンピア
    (牡8・橋本広57)
    買い 巴賞3着があり、オープンでまったく通用しない馬ではない。
    消し 平安Sを除外されてこっちに回ってきただけである。実績的にも別定G2ではとても戦えない。距離も少し長い。
    チアズサイレンス
    (牡7・蛯名57)
    買い H10谷川岳S優勝。歳ととってズブくなり、スプリント戦に対応できなくなったと考えれば、中距離はかえって吉と出るかもしれない。いちおうスプリングSでバブルガムフェローの2着したこともある。
    消し 古馬になってからは1200mで実績が集中しており、距離は明らかに長い。しかも、ここ3戦は掲示板にも載れないでいるように、勢いもまったくない。古馬重賞の実績がまったくないことからしても、別定G2では厳しい戦いになる。
    テイエムトップダン
    (牡6・和田57)
    買い H10陽春S優勝、H10都大路S優勝、H9毎日杯優勝。毎日杯を勝っているのだから能力的には距離は問題ないはずである。古馬になってからもオープン特別で2勝しているのだから早熟タイプでもない。リフレッシュした効果を発揮できれば、いきなり一発かますこともあるかもしれない。
    消し 古馬になってからは中距離では実績を残していない。どうも気性的にマイルくらいが合っているようだ。ということは2200mは長いということである。休み明けも常識的にはマイナスである。クラシック戦線や古馬重賞ではまったく結果を出していないことからも、別定G2というのも厳しい感じもする。
    コスモブレイザー
    (牡5・田中勝56)
    買い 前走は先行有利の展開で2着まで伸びてきたのは凄かった。中山2200mで2着なので距離コースは問題ない。
    消し 前走900万で負けている馬が別定G2に出てくるなんて常識外れである。まして連闘である。どう考えても連対までは無理だと思われる。
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