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G2オールカマーの反省

G2オールカマーの結果
1 7-07ホッカイルソー 江田照 2.12.0---35.2 492kg-8 3人気
2 4-04ダイワオーシュウ 柴田善 2.12.0ハナ35.4 458kg+2 2人気
3 5-05ダイワテキサス 蛯名 2.12.42.1/235.8 470kg0 1人気
4 8-08サイレントハンター 吉田 2.13.2537.9 484kg-2 4人気
5 3-03マチカネヤマビコ 菊沢徳 2.13.2ハナ36.3 480kg+2 9人気
単勝800円 枠連1400円
複勝150円 110円 100円 馬連1400円
予想と見解
G2オールカマーの感想
  • 今回はホッカイルソーの3年半ぶりの勝利に尽きるでしょう。2年以上も屈腱炎に悩まされ、復帰してきても全盛期ならば楽勝していただろうオープン特別すらなかなか勝てず、さすがに全盛期のような走りはもう無理だろうと私的には思っていたところ、完璧な走りで別定G2を勝たれてはグーの音も出ない。本当によくここまで復調したものである。歴史的にも感動レースの一つに入れていいと思う。心から祝したい。本当におめでとう!
  • まあ、こんなレースだったので、負けたのは仕方ないです。私としてはこういう負けは妙に納得できます。しかし、ダイワテキサスの走りにはがっかりでしたね。久々に流し馬券で勝負したのに、あれでは私の立場がない。本当にがっかりした。まあ、連敗中というときはこんなもんなんでしょうね。結局は私の読みが甘いのだから馬のせいにしてはいけないか。あ〜あ、なんかまだまだ連敗は続きそうだな。困った。(T_T)
  • 勝ったのはホッカイルソーであった。前述したとおり、今回の走りには感動した。とりあえず、もともとG1で好走していたのだから、ようやく本調子に戻ってきたというのが正しい表現だろう。本当によくここまできたものである。しかもレコードのおまけつきである。ある意味で歴史に名を残したことになるだろう。ただ、今後のことを考えるとまだまだ多難だと思う。正直なところ今回はメンバーに恵まれたということも否めない。ダイワテキサスが本調子でなかったし、他の実績馬も休み明けばかりで体調が完璧ではなかったはずである。今回の勝ちは、前走新潟記念2着の勢いで押し切ったというように私には感じた。となれば、次はこれらの馬たちも復調するわけで、次は今回のようには簡単にはいかない。まして、G1挑戦となれば、今回のレベルでない馬が多数出てくるわけで、ここを勝ったことくらいでは、まったく話にならないと思われる。G2以下のレースでも、夏場を休んでいた馬がどんどん調子を上げてくるだけに、厳しい戦いが予想される。まあ、今後のことは今後のこととして、今回はこの馬の復活を素直に祝したい。
  • 2着はダイワオーシュウであった。実績馬の調子がいまいちであるという報道が多かった中で、唯一調子がいいように伝えられた馬であり、ここで勝たずしてどうするという感じだっただけに、ここで負けたのは運がないとしかいいようがない。4角では完勝ムードだったのに、まさかのホッカイルソーである。まあ、もともと強い馬なのだから、負けるのは仕方ないにしても、なんで今回復活するかなあ、という感じであろう。これで念願の重賞制覇がまた夢に終わった。今となっては、たらればの話だが、もしかしたら前走走っていたら、今回もう一踏ん張りできたかもしれない。そういう意味では、アクシデントというのは運も手放すもののように私には感じてしまう。とりあえず、ここで勝てないようではG1でも苦しい戦いになるだろうから、今後はG3かG2に標準を絞った方がいいと思われるが、果たしてどうするだろうか。
  • 3着はダイワテキサスだった。まさかあんなに伸びないとはびっくりというより、がっかりである。確かに叩かれ上昇型であることは確かだが、それにしても過去の実績を考えれば、あまりにだらしない走りである。私には実力が落ちているというように感じられた。もっとレースを重ねれば去年のような強い走りをするのかもしれないが、今回私が見た印象では、去年がこの馬のピークであり、もうあの強さは復活しないというように感じた。急激に強くなった馬というのは、意外とピークが短かったりするから、この馬もそういうパターンではないかと思うわけである。まあ、もう少し走りを見てみないと本当のところは分からないが、私としてはもう見限ろうかなと思っている。
  • 4着はサイレントハンターであった。予定どおり果敢にハナを切ったが、予想外だったのがグランスクセーが果敢に競りかけてきたこと。吉田騎手もスタートであれだけ勢いをつければグランスクセーも諦めるだろうと思ったのだろうが、グランスクセーは最初から玉砕覚悟だったようだ。最近は成績がいまいちだったので、果敢な逃げで昔のような走りを期待したのだろうが、結果的には乱ペースに巻き込まれることになってしまった。抑える競馬もできるようになったのだから、もう少しグランスクセーの様子を見ても良かったように感じる。まあ、それでも4着に粘っているあたりは、少しは復調しているのかもしれない。大きく負けたのは確かであるが、次はけっこう期待してもいいのではないか。もちろんG1では無理だろうけど。
  • 5着はマチカネヤマビコであった。この馬の場合は何とコメントしていいか分からないですね。別定G2で5着というのはそれなりに立派とも言いたいけど、9頭立てで調子の悪い馬を交わした程度のものですからね。これで自己条件に戻れば楽勝するのが普通だけど、この馬はやっぱり勝てないような気がする。これからもローカルで一発かます存在でしょう。
  • ゴーイングスズカは6着であった。結果的にはやっぱり休み明けは走らないタイプなんだろうな。9頭立てで掲示板にも載れないとは思わなかった。
  • セイウンエリアは7着であった。うーん、重め残りとは聞いていたが、ここまで走らないとは思わなかった。成長力にも期待していただけに私としては本当にがっかりした。
  • グランスクセーは9着であった。サイレントハンターと張り合うように先行してはスタミナが持つわけがない。サイレントハンターが4着に粘っていることを考えても、重賞では実力不足だということだと思う。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2オールカマーの予想
    結論
    馬番連勝複式 軸5--1-4-6

      ◎ダイワテキサス
       ○セイウンエリア(3,000円)
       ▲ダイワオーシュウ(2,000円)
       △ゴーイングスズカ(1,000円)

    にへい君の見解
  • 一昔前は、天皇賞の前哨戦の一つとして重要なレースと位置づけられていたこのレースであるが、最近はここから天皇賞を真剣に考える馬が減ってきたように思われる。これは、最近の日本の競馬のレベルが上がってきたことに関係があると思う。昔は、強い馬と弱い馬とのレベル差がけっこうあり、強い馬は距離に関係なく活躍していた。だから、オールカマーから天皇賞という路線も十分に考えられた。しかし、今の競馬界は層が厚くなってきており、どんな距離でも好走することは非常に難しくなってきている。つまり、強い馬でもその守備範囲は非常に狭くなってきているのである。そして、天皇賞の行われる東京2000mはどちらかと言えば短中距離に近いレースと言え、中山2200mは長中距離に近いレースだと私は思う。東京2000mと中山2200m、距離としてはたった200mの差であるが、そのコース形態を考えても、まったく質の異なるものだと私は思う。ここで、天皇賞秋の条件がベストという馬がいるとする。もし、前哨戦を走るとすれば、オールカマーと毎日王冠のどちらを選ぶかと言えば、たぶん毎日王冠を選択すると思う。なぜならば、東京2000mとそのレースの質が近いのは明らかに毎日王冠だからである。これが昔みたいに実力差がありすぎるのであればオールカマーでもいいと思うが、今みたいに実力にそれほど違いがない場合だと、少しでも質の同じレースを使っておきたいと思うのが、陣営の本音である。そういうことで、天皇賞を目指すほとんどの馬が毎日王冠をステップレースに選ぶことになる。また、オールカマーに近い形態のG1は、ジャパンCか有馬記念ということになるのだが、オールカマーからでは明らかに間隔が開きすぎる。であれば、秋の始動をオールカマーにしようと考えることはほとんどない。すでにG1を勝っている馬であればなおさらである。今回もG1馬は1頭も登録してこなかったし、登録数さえ12頭と寂しいものとなっている。もう少しこのレースの意義が出てくるようなプログラムにすればいいとも思うのだが、なかなか難しいのだろう。まあとにかく、ここはあまり次のG1とかを考えずに、素直に予想をしていきたい。
  • 私の本命◎はダイワテキサスである。去年のこのレースを制しており、距離コースは文句はない。去年のこの時期に急成長した馬で、準オープンをレコード勝ちして、続く関屋記念でもレコード勝ち、さらにオールカマーでも完璧なレース内容で完勝した。そのまま天皇賞に行っていれば、たぶんサイレンスズカに続く2人気になっていたはずである。その後は、中山記念で復帰するも、休み明けということもあり、キングヘイローの2着。それでもキングヘイローの2着ならば十分に評価できるものである。そして、またしばらく休んで、前走の札幌記念で復帰。これも休み明けということもあったと思うが、ちぐはぐな競馬で4着。それでも、G1馬2頭を相手にしていたことを考えれば、上々の結果だったとは思う。今回は叩かれ2戦目ということで、前走よりは状態がいいはずである。また、相手関係は一気に楽になった。G1馬を相手にしなくていいのだから、こんな楽なことはない。中団からレースをすすめる馬なので、展開も問わない。前走4着に負けるまでは、10連続で連対していたという安定度も魅力の一つである。この馬の実力をいかんなく発揮すれば、まず負けることはないだろう。しかし、前走4着に負けているのを悪く考えることもできる。いくら休み明けとはいえ、相手がG1馬だったとはいえ、0.9秒差は負けすぎという感じもする。去年のこの馬から考えれば、信じられない凡走である。一度使ったくらいでは本調子に戻らない可能性も十分にある。もしかしたら年齢的に去年ほどの実力は期待できないということも考えれる。さらに去年は斤量57kgだったが、今回は斤量58kgである。この1kgが意外に効いてくるかもしれない。少なくても、去年に比べれば勢いがないのは間違いない。まあ、そうは言っても、前走勝っているのがいないという薄いメンバー構成では、実績的に負けられないというのが正直なところだろう。前走札幌記念4着でも、このメンバーならば楽に勝てると私は判断したい。
  • 対抗○はセイウンエリアにする。今年の日経賞でセイウンスカイの2着、続くメトロポリタンSでは上がり33.7という決め手で5馬身差のレコード勝ちと完全に本格化した。それまでは先行するも決め手不足で勝ちきれないというイメージが強かったが、そのイメージを完全に払拭する走りをするようになった。日経賞の走りから中山コースは問題ないし、東京2300mでレコード勝ちするくらいだから、2200mは十分に守備範囲だろう。目黒記念惨敗を考えるとかえってこのくらいの距離の方がいいのかもしれない。とにかく、日経賞やメトロポリタンSのような走りができれば、このメンバーならば明らかに上位争いである。まだ5歳という若さからもまだまだ成長途上と言う感じで、さらに強くなっている可能性もある。心配なのは目黒記念のように自滅するかもしれないということである。圧倒的な人気を背負いながら、ハイペースについていってしまうという若さをさらけだした。今回は休み明けになることを考えても、気性は当てにしづらい。この馬の場合は、しっかりと折り合えるかどうかが全てといっていいくらいであるが、これが最も信用できない要素だから困ってしまう。それに重賞を勝っているわけでもないので、実績的にもそんなに大きくは信用できないことになる。まあ、それでも今回は先行しそうな馬がけっこういるので、なんとか流れに乗れるのではないか、というのが私の判断である。なんとか頑張ってくれると思う。
  • 単穴▲はダイワオーシュウにする。去年のこのレースで2着しているので距離コースは問題ない。4歳時には菊花賞で2着した馬である。メジロブライトやシルクジャスティスに先着しているだけにその価値は大きい。未だ重賞未勝利というのが信じられないくらいだ。まあ、レースをあまり使っていないから仕方ないか。とにかく、その潜在能力が相当高いのは間違いない。あとは、その潜在能力を発揮できるかどうかにかかっている。そういう意味では、前走のレース直前放馬で除外されているのが、この馬の出世を遅らせている印象的な出来事だった。何せこの馬はとにかくイレ込む。レースでは折り合うようだが、それでもレース前にあれだけ気負っていたら、レースの前に疲れてしまうのは当然である。この問題がある限り、この馬をどこまで信用していいか分からない。けっきょく予定していたレースを使えずに、結果的には今回が休み明け初戦となってしまった。休み明けは結果を出していないタイプなので、予定が狂ったということになる。まあ、去年も休み明けで2着しているわけだし、それに比べれば1度はレースを使える状態に仕上がっているのだから、去年よりは体調がいいことになる。去年くらいの走りはしてくれると見るべきだろう。
  • 4番手はゴーイングスズカにする。去年の目黒記念を勝ち、続く宝塚記念でも4着と頑張った実績を持つ。目黒記念は軽ハンデに恵まれたと言われても仕方ないが、宝塚記念4着はそれなりに評価してあげないといけない。この程度のメンバーであれば勝ってもまったく不思議はない。切れる脚はないが、じわじわと伸びてくる馬で、しぶといレースをするタイプである。宝塚記念で好走しているから距離は問題ないだろう。ただ、切れる脚がないというのはやっぱり気になるところだ。こういう脚質の馬は大負けはしないが、勝ちきることもできないものである。去年の秋も京都大賞典6着、天皇賞秋6着と決め手不足を露呈した。今回のレースはそれに比べればレベルが低いだろうから、レースの流れ次第では連対もあり得るとは思うが、やっぱり4着くらいになりそうな気がしてしまう。とりあえず人気があまりにないようだから、押さえることにした。
  • 5番手はホッカイルソーにする。皐月賞4着、ダービー4着、菊花賞3着というクラシック実績をはじめ、日経賞優勝など、過去の栄光はかなりのものである。3年という休養を余儀なくされて、8歳という年齢で復帰したのは今年の3月で、それから6戦を消化して、前走新潟記念でトップハンデながら2着に健闘して、まだまだできることを強烈にアピールした。後方から追い込んでの好走だけにその価値も高い。距離が少しでも伸びるのはプラスだし、中山コースも6連対と実績がある。しかし、前走に比べると相手が一気に強化された。前走の新潟記念で勝てなかったことを考えると、このメンバーで2着も確保できるかどうか。G1実績からも能力が高いことは確かだと思うが、8歳という年齢や屈腱炎を患っていたことを考えると、全盛期の走りを期待するのは酷だと私は思う。少頭数なので流れ次第ではチャンスはあるとは思うが、どうだろうか。私は今回は無理だと思う。
  • 6番手はサイレントハンターにする。今年の正月の中山金杯で完勝してから、快走を続け、ついには別定G2の大阪杯まで勝ってしまった。今春最もがんばった馬だといえる。ベストは2000mであるが、AJCCで2着、京都記念でも3着、そして去年のこのレースでも3着と無難にこなしている。今回のメンバーであれば、チャンスは十分にあるはずだ。しかし、前々走から様子が明らかにおかしい。いくらトップハンデだったとはいえ、函館記念で8着というのは負けすぎだし、続く札幌記念は去年2着だったのが今年は8着である。逃げなかったのが裏目に出たという感じもするが、それ以前に体調の問題の方が大きいと私には思える。考えてみれば、ここ1年くらい休まず走り続けており、そろそろ疲れが出て当然である。札幌記念からそれほど間隔が開いていないことを考えても巻き返すのは難しいかもしれない。ただ、思いきってハナを切ったときのこの馬のしぶとさは相当のものである。他を大きく離しての逃げを打つのであれば、最後まで粘ってしまうかもしれないという気もしてしまう。まあ、それだと2200mは持たないかもしれないけど。
  • 7番手はグランスクセーにする。去年のセントライト記念4着の実績を持ち、距離コースは問題ないと思われる。前々走900万だったとはいえ、マイペースの逃げでレコード勝ちとその実力を見せた。前走の小倉記念はアンブラスモアが飛ばす展開となり、この馬には苦しい展開となってしまい8着に惨敗したが、展開さえ向けばチャンスは出てくるだろう。有力馬が最終追いきりで意外と走れてなかった中で、この馬は絶好調をアピールするような走りをしたらしい。この夏の上がり馬としての勢いを評価するのであればこの馬になるだろう。しかし、私は重賞実績がないのが大いに気になる。去年のセントライト記念は私はレースのレベルがかなり低かったと思っており、そこで4着というのは負けすぎだと思うし、前走の小倉記念だって結局のところ実力不足ということだと思う。体調が良いのは認めたとしても、別定G2で好走するには、もう一つ上のレベルまで上がってこないと難しいと思われる。
  • 8番手はマチカネヤマビコにする。まだ準オープンの馬であるが、前々走のBSN杯2着、去年の北九州記念2着とオープン実績は十分にある。とはいえ、しょせんローカルのレースでの話である。前走の新潟記念では私は思いきって◎に推したが、8着惨敗にがっかりした。斤量52kgでこの結果ではどうしようもない。さらにレベルが上がる別定G2で好走できるとはとても思えない。一発があるタイプなので、少頭数の今回のレースで万券を出すならばこの馬しかないとも思うが、常識的には連対するのは難しいだろう。
  • 9番手はナギサにする。去年のこの時期からブレークした馬である。府中牝馬Sで4着して、果敢に挑んだエリザベス女王杯でも4着に踏ん張り、中山金杯4着を経て、京都牝馬特別で2着とついに重賞連対を果たした。エリザベス女王杯4着という実績を考えれば、同じ2200mのレースならばチャンスは十分と思われる。しかし、エリザベス女王杯もしょせん牝馬限定のレースだし、超スローの展開で、先頭を走っていたこの馬には展開の助けが大きかった。今回は先行する馬が多いだけに、展開が向くとは考えづらい。まして、牝馬限定戦かハンデ戦でやっと好走している程度では、牡馬混合の別定G2ではとても戦えない。さらに、前走休み明けだったとはいえ、準オープンで13着に負けているのは問題である。まだまだ本調子でない可能性が高いと思われる。
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