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G1朝日杯3歳Sの反省

G1朝日杯3歳Sの結果
1 5-10エイシンプレストン 福永 1.34.7---35.6 458kg-2 4人気
2 5-09レジェンドハンター 安藤勝 1.34.81/236.6 502kg+6 1人気
3 2-03マチカネホクシン 武豊 1.35.01.1/435.3 490kg+6 3人気
単勝850円 枠連1630円
複勝270円 140円 160円 馬連1620円
ワイド690円 900円 440円
予想と見解 好材料と不安材料
G1朝日杯3歳Sの感想
  • 最悪の結果になってしまった。私が評価していなかった人気2頭で決まったのでは何も言えない。私の目が節穴だったということだろう。ただそれだけです。
  • 勝ったのはエイシンプレストンであった。前走新馬戦を勝ったばかりの馬がまさか勝ってしまうなんて今でも信じられない気持ちである。気まぐれな牝馬戦ならばそういうことがあってもいいかなと思うが、まさか牡馬戦でこんなことになるなんて時代の変化を感じずにはいられない。ハイペースという展開に恵まれたことも否定はできないが、実力がなければこんな走りはできないはずだ。キャリアを考えればとんでもない大物である可能性は相当高い。来年のNHKマイルCの主役の第1候補に一気に躍り出た。しかし、レベルが低かったから勝てたということも考えれる。大物候補がこのレースを回避するなど、3歳チャンピオンを決めるにふさわしいレースだったかどうかは疑問である。まあ、それでも勝ちは勝ちである。これで終わりという器ではないだろう。
  • 2着はレジェンドハンターであった。レース内容から見ればもっとも強い競馬をしたのはこの馬だった。ハイペースを先行しながら直線で抜け出すのだからとんでもなく凄い馬である。さすがにラスト100で失速したが、勝ちにいくレースをしているだけに仕方ないところだ。前半掛かるところがあっただけに、あれがなければ楽勝していたかもしれない。とにかく、この馬の力をアピールにするには十分なパフォーマンスであった。こういう走りができるということはスタミナはけっこうあると思っていいだろうから、皐月賞は十分にこなせそうだ。クラシックでのこの馬の走りが楽しみである。なんとしてでも出走権をとって出てきてほしい。きっと好勝負するはずである。
  • 3着はマチカネホクシンだった。最後方からのレースで展開はばっちしだった。にもかかわらず伸びきれないあたりがこの馬の実力なのだろう。前からの競馬だと切れ味が生きないし、後方からだと届かない、そういう馬なのかもしれない。となれば、超スローの上がりだけのレースというのが最も合っているのかもしれない。
  • 4着はエンドアピールであった。なんとまた4着である。この馬の切れ味を生かすにはもっと後ろからの競馬の方が面白かったと思うが、内枠だから仕方ないところかな。的場騎手のコメントだと距離が少し長いようだったし、それを考えればよく走っていると言えそうだ。
  • 5着はトップコマンダーであった。この馬らしく渋く掲示板を確保したという感じである。もう少し決め手がないとこれより上にいくのは厳しい感じがする。
  • ラガーレグルスは7着であった。スタート直落鉄してしまったらしい。それでは仕方ないといえば仕方ないかもしれないが、私はレース運びにも多少不満がある。この馬の持ち味は鋭い末脚である。ハイペースになるのは分かっていたのだから、もっと脚を貯めることを考えるべきだったと思う。気持ちは分かるが、レジェンドハンターを追いかけすぎたという印象が強い。あんなに早め早めの競馬をしたのでは、この馬の持ち味がまったく生かせない。今回は作戦ミスだと私は思う。
  • ノボジャックは8着であった。やはり決め手に欠けるタイプである。後方からの競馬でここまでしか伸びないのだから、少なくてもマイルでは実力負けというところだろう。
  • サクラデインヒルは11着であった。前半かなり先行していただけに、ある意味ばてるのは当たり前である。実績を考えれば、あんな正攻法のレースで勝てるわけはないではないか。当然の惨敗である。
  • マイネルコンドルは13着であった。息の入らないペースがダメだったようである。もっと長い距離でこその馬ということだろう。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G1朝日杯3歳Sの予想
    結論
     ◎ラガーレグルス
      ○マチカネホクシン
      ▲マイネルコンドル
      △レジェンドハンター
      △トップコマンダー
      △エンドアピール
      △サクラデインヒル

     買い目(馬番連勝複式)
      3-14(1,000円)
      4-14(1,000円)
      9-14(1,000円)
      7-14(1,000円)
      1-14(1,000円)
      5-14(1,000円)

    にへい君の見解
  • 先週的中したことで今週は気楽に行けます。例年朝日杯を勝つ馬はクラシック等のG1の主役になることが圧倒的に多い。最近でもグラスワンダー、バブルガムフェロー、フジキセキ、ナリタブライアンなど数えればきりがない。とにかく、将来性も見越しての判断が必要になる。ここで注意したいのは、ここを勝っている馬はマイラーで終わっていないということである。3歳戦とはいえ激しいレースになりやすいだけに、スピードでけでマイルを押し切ることは難しいということだと思う。ここはやはりスタミナを重視することが必要だと私は思う。今回はそういう観点から予想した。
  • 私の本命◎はラガーレグルスである。まず客観的データから見ていきたい。オープン特別の野路菊賞を勝ち、G2のデイリー杯も2着と2度のオープン重賞実績があるので信用度が高い。連対率も10割である。両レースともマイル戦なので距離も心配ない。阪神コースで勝っているので坂のあるコースも問題ないだろう。いずれも好位から差す競馬をしており、どんな展開にも対応できるのも心強い。◎本命にするには十分なデータといえる。ただ、私は数字だけを見てこの馬を評価しているわけではない。レース内容というかレースでのインパクトも強烈だったからである。まず野路菊賞ではレベルが違うとばかりに子供扱いの勝ち方だった。デイリー杯も逃げたレジェンドハンターを捕らえられなかったが、まさか地方馬があんなに走るとは思いもよらずまったくのノーマークにしてしまっただけであり実力負けではない。強い馬という認識があれば展開は変わっていたはずで、そういう意味では単なる計算外の出来事としか言いようがない。レジェンドハンターがふつうの地方馬のように潰れていれば、いわゆる圧勝に終わっていたはずである。現に3着以下は大きく離しており、決め手の違いを見せつけるには十分な内容だった。上がりも34.1とすばらしいタイムである。将来的なことを考えても、私の見た感じではこの馬がこれから先もっと伸びていくように感じた。そういうことで高く評価しているわけである。もちろん、今までのレースのレベルが低かっただけということも考えられ、最近の重賞を好走している馬にはかなわない可能性もないとは言えないし、間隔が1ヶ月以上開いたこと、初めての長距離輸送がどうかという問題も不安ではある。走らせてみないと分からないという3歳戦だけに自信はあまりないが、私の感性ではこの馬が最も強いということになったというわけである。で馬券の方であるが、自信がないのでボックスも考えたが、他の馬の安定度を考えると、この馬から流す方が確率が上がるのではないかという判断で思いきって流すことにした。
  • 対抗○はマチカネホクシンにする。いちょうSで見せた上がり34.4の末脚はやはり魅力である。先行馬有利の展開をあっさりと差したのだから決め手の違いとしか言いようがない。今までマイル以上の距離しか走っていないのでスタミナに心配がないので好感が持てる。前走の東京スポーツ杯3歳Sで3着、札幌記念で13着に惨敗しているなど、ちょっと安定度に問題があるが、このときはいずれも先行から中団でレースを進めていた。この馬の持ち味はたぶん直線での切れ味だと思われ、今回騎乗の武豊がそういうレースをすれば直線での一気の追い込みが爆発する可能性は高いと私は踏んでいる。前走負けているだけに勢いという点もどうかと思うし、3回目の上京だけに上積みも疑問である。どっちかといえば武豊頼みという面も否定はできない。
  • 単穴▲はマイネルコンドルにする。札幌3歳Sを人気薄ながら辛くも競り勝った。そして、このとき2着したジョウテンブレーブが後に東京スポーツ杯を圧勝していることを考えると、この馬もとんでもなく強い馬であることは容易に推測できる。札幌3歳Sで激しい叩き合いを制していることからも勝負根性はかなりあるはずで、ハイペースのスタミナ勝負は望むところだろう。ただ、函館3歳Sで惨敗しているだけに距離短縮は多少のマイナスとも考えられるし、スピード勝負でどうかという不安もあるし、間隔が2ヶ月以上開いたのも気になるところではある、そして何より伊藤直騎手がG1できちんと乗りこなせるかが心配である。そういうことでこれ以上評価を上げることはできそうにないが、ジョーテンブレーブに勝っている実績を考えると、これより下に評価を落とすこともできそうにない。
  • 4番手はトップコマンダーにする。前走の東京スポーツ杯で2着にがんばった。勝ったジョウテンブレーブが出走していないのだからチャンスはあるはずだ。前々走のいちょうSでも2着しているようにとにかく安定度は抜群である。前走はなかなかしぶとい末脚を見せているだけに、ハイペースのスタミナ勝負になればチャンスはさらに広がる。ただ、すでに6戦していてオープンでは勝っていないように、決め手がいまいちというか勝負弱いタイプのようにも感じる。こういう大きいレースでは掲示板が精一杯という感じも否めない。
  • 5番手はレジェンドハンターにする。前走のデイリー杯はお見事だった。展開に恵まれたとはいえ、後続を2馬身離しているのだからまぐれではない。実力は素直に認めないといけない。タイムも34秒台と優秀である。今回のレースでは抑える競馬でどこまで頑張れるかに尽きる。逃げ宣言の馬が何頭かいるので、逃げることはないだろう。好位から抜け出す競馬でも前走のような決め手を見せられるかどうか。これがポイントである。私の見解としては、前走は他の馬があまりにノーマークにしすぎたと思う。だからあんな楽な競馬ができたといえる。今回はそうはいかない。ハイペースでレースが進むことが予想されるように厳しいレースになるはずだ。となれば、他の馬の方が決め手があると私は思う。たぶん、伸びきれずに終わるのではないかというのが私の結論である。でも、前走の勝ちっぷりを見ると消すことはできそうにない。
  • 6番手はエンドアピールにする。前走の京王杯、前々走のデイリー杯とどちらも4着に敗れた。これだけ見れば底を見せてしまったと言われても文句は言えないし、私もその可能性が高いと思う。でも、もみじSの1200m1.08.5というタイムは破格のものであり、そのスピードは人気がないときほど驚異となる。デイリー杯でマイルを経験しているし、このとき上がり34.4とそんなに悪い走りだったわけでもないと私は思う。巻き返しがあっても不思議はないと判断した。
  • 7番手はサクラデインヒルにする。まだ1勝馬だし、2ヶ月以上間隔が開いたので、さすがに厳しいというのが常識的な見解だと思う。でもオープンの芙蓉Sで2着の実績があるので、オープン実績はぎりぎりセーフと言える。中山マイルを経験したというのも好材料だし、このときのタイムが1.34.4という優秀なものだった。伝統あるサクラの血統にデインヒルという底力のある血が加わっているという魅力もあり、とりあえず押さえることにした。
  • 8番手はノボジャックにする。前走の京王杯3歳Sで2着に頑張った馬である。今回は岡部騎手を鞍上に必勝の態勢である。ダイワカーソンがいないことを考えれば、この馬が勝っても不思議はないことになる。ただ、私は、この馬はあまり切れ味がないタイプなのでこういう大きいレースでは好走で終わるように感じている。とくにハイペースでの切れ味勝負となれば分が悪くなる。そして何よりマイルを経験していないというのが私としては気に入らない。そういうことで私は評価していない。
  • 9番手はファイターナカヤマにする。オープンの福島3歳Sを勝っているのは評価しなければならない。荒れた福島馬場で好走するのだからスタミナはあるかもしれない。でも私は、しょせんローカルでの好走だったこと、マイルを経験していないことなどから、さすがにG1では厳しいと見ている。
  • 10番手はダンツキャストにする。前走500万だったが8馬身差の圧勝である。スピードは非凡なものを持っており、マイペースで逃げれれば面白い。でも、さすがにマイルは長いと思うし、同型馬がいるだけに展開も苦しい。今回は厳しいレースになる。
  • 11番手はシアトルフレームにする。アイビーSを勝っており、オープン実績はいちおうある。前走京王杯3歳Sでは自分の競馬ができずに惨敗したが、果敢に先行するという自分のレースができれば分からない。とはいえ、同型馬が多そうなだけに展開は厳しいと思う。マイル経験がないのも大きなマイナスである。
  • 12番手はエイシンプレストンにする。前走の新馬戦でかなり強い勝ち方をしたらしい。マイルで勝ったのでスタミナも問題はない。まだ底を見せていないので、いきなりの重賞勝ちもないとは言えない。でも、さすがにここまでレベルが上がるとそれなりのキャリアは必要なものである。新馬戦を圧勝したからといって、ここでも通用するとは限らない。私はこういう馬は評価しない。
  • こんなところですかね。
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