G1日本ダービーの結果
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結論 |
馬番連勝複式 2-9-11-14(BOX) ◎ナリタトップロード ○テイエムオペラオー ▲アドマイヤベガ △オースミブライト |
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馬名 | 買い&消し | |
テイエムオペラオー (牡4・和田57) |
買い | 皐月賞優勝、毎日杯優勝。皐月賞を勝っているのだから最上格を有することになる。皐月賞では大外から一気に差し切り、毎日杯では中団から直線だけで4馬身突き放しているように、最後の末脚の伸びは半端ではない。直線が長く広々した東京コースに替わることで、さらにこの馬の末脚が生きることになるであろう。現在4連勝中という勢いもすばらしく、まだまだ成長途上という感じすらする。2冠の可能性は十二分にある。 |
消し | まず気になるのは皐月賞が僅差だったことである。もう1回やり直したとして、再び勝てたかどうか。コースの内外で馬場状態がけっこう違っていたから届いたともいえ、同じ馬場状態であれば捕らえ切れてなかったかもしれない。次に、チャレンジャーの立場だった前回とは違い、今回はチャンピオンとしてのレースとなる。気楽に乗れた前回と違い、プレッシャーは半端ではないはずである。ましてダービーである。早め早めの競馬となって、この馬の末脚を生かし切れず終わることもあるかもしれない。武豊が10年かかったタイトルである。和田騎手に簡単に獲れるものだろうか。 | |
オースミブライト (牡4・蛯名57) |
買い | 皐月賞2着、京成杯優勝。皐月賞ではうまく内を突いて、まんまと2着に粘った。こういう器用なレースができるのは一つの武器になる。いくら東京コースとはいえ、コースロスはない方がいいに決まっている。ダービーでもうまく立ち回ればチャンスはある。また、荒れた内を通っての2着と考えれば、もう少し馬場が良かったならば勝っていたかもしれない。負けたのがあくまで馬場のせいであれば、内外不利のない東京コースで本領発揮ということになる。スプリングSが最悪の体調で、中3週ではとても回復しないと思われていた。ところがあの結果である。体調不十分での2着とも考えられ、完調となるであろう今回は、皐月賞以上の走りをするということも考えられる。蛯名騎手にも勢いが感じられるし、ダービージョッキーにふさわしいとも思える。 |
消し | 皐月賞はうまく内を突いたという印象が強く、実力でという感じがいまいちだった。直線が短いから何とか粘ったが、直線の長い東京では、かなりの決め手を持つ馬が数頭いるだけに、どこまで踏ん張れるか。ラジオたんぱ杯3歳Sではアドマイヤベガに完敗しているわけだし、スプリングSも体調不十分だっとはいえ、大きく負けている。安定度は意外と高くないと言えそう。存在感もいまいちで、これといった魅力があまりないタイプである。 | |
ナリタトップロード (牡4・渡辺57) |
買い | 皐月賞3着、弥生賞優勝、きさらぎ賞優勝。皐月賞3着も同タイムのものであり、展開のあやみたいなものである。まして、皐月賞では道中押っつけ通しで完調の状態だったとは思えなかった。あるいは、荒れた内のコースに苦しがっていた。とにかく、そういう状態での3着はかなり価値がある。今回はゆったりしたローテなので体調は戻っているだろうし、馬場状態も東京コースならば内外も関係ない。この馬が真の実力を発揮する条件が揃ったと言えそうだ。長くいい脚を使えるタイプだから長い直線コースも大きなプラスである。弥生賞馬のダービー勝率が抜群というデータも後押ししている。 |
消し | 皐月賞の時もコメントしたが、何というか、どうも大物感がないというか、意外と存在感がないという感じがするのである。前走もそれを裏付けるかのような3着である。惨敗ならばそれはそれで個性となるのだが、きちんとまとめられると、かえって魅力に欠けてしまう。凡走はしないとは思うが、果たして勝ちきることができるかどうか。渡辺騎手もあまりに地味な存在である。ダービージョッキーが似合うかどうかと言ったら失礼か。 | |
マイネルタンゴ (牡4・岡部57) |
買い | 皐月賞4着、菜の花S優勝。皐月賞では上位の3頭と僅差の勝負をしており、能力の高いところを見せてくれた。しかも、先行して粘ったのはこの馬くらいである。それだけでも価値ある走りであった。マイルCも5着と内国産では最先着している。安定度もかなり高いと言える。距離不安も拭えないが、皐月賞を走れたのだから守備範囲だとは思う。うまく流れに乗れればチャンスはあるであろう。 |
消し | やはり問題は距離だろう。菜の花Sの走りを見ても、いかにもマイラーという感じであった。2000mまでは何とかなったが、果たして2400mでどうだろうか。だいたい距離の不安がなければマイルCは使っていないはずである。それを使ったのだから、基本的にはマイラーだと調教師も判断しているはずなのである。それに皐月賞、マイルCと決め手のないのを露呈してしまった。東京2400mはなおさらラストの決め手は不可欠である。切れる脚のないこの馬にはちょっと厳しい条件になりそうだ。3連続G1というローテもあまりに厳しい。 | |
ペインテッドブラック (牡4・加藤57) |
買い | 青葉賞優勝。期待の素質馬がTR優勝で権利をゲットした。実績のあるマイネルシアターを競り落としたのだからその価値は大きい。勝負根性もかなりありそうだ。東京2400mの重賞を唯一勝っている馬というアドバンテージも大きい。中3週というローテもベストである。まだまだ成長途上という感じもするだけに、さらなる上積みも見込める。 |
消し | マイネルシアターにやっと勝ったという程度でどうだろうか。シアターは皐月賞では完敗しているし、かなり厳しいローテで青葉賞に臨んでいた。皐月賞上位組を力で抑えきるのはけっこう厳しいかもしれない。若草Sで2着に負けているのも気になる。ダービーで連対しようとする馬が重賞でもないレースで負けるものだろうか。青葉賞でもラストの直線で斜行しているように、気性的にまだ大人になっていない感じもする。 | |
マイネルシアター (牡4・横山典57) |
買い | 青葉賞2着。皐月賞5着、弥生賞3着とレベルの高いレースで堅実に走っている安定度が魅力の馬である。前走もペインテッドブッラクの斜行がなければ、勝っていただろう。2400mを経験できたのは大きなプラスである。長くいい脚を使えるタイプで東京コースを得意としている。東京4戦4連対というデータがそれを裏付けている。 |
消し | 弥生賞、皐月賞と完敗と言える内容だった。ダービーで巻き返せるかは疑問である。賞金がないから無理して青葉賞に出走した経緯があり、ローテもかなり厳しくなった。前走も、多少の不利は受けたにしろ負けたのは事実であり、ダービーで巻き返すつもりならば、突き放してほしかったところである。相変わらず切れる脚がないという感じで、混戦を抜け出すほどの瞬発力はなさそうである。 | |
タイクラッシャー (牡4・松永幹57) |
買い | 青葉賞3着、スプリングS2着。不安視された距離は何とか克服したようだ。皐月賞7着も0.6秒差ならばまあまあだろう。スプリングS2着が示すとおり、道悪はまあまあ上手い。馬場が渋れば、嫌がる馬が多いだけに、この馬の一発があるかもしれない。 |
消し | ここ数戦重賞で好走は続けているが、アーリントンC以外は完敗と言っていい内容である。一言で言ってパンチ力がなさすぎる。前走のTRで3着では本番につなげるのはかなり難しい。皐月賞→青葉賞というローテを考えても一変は考えづらい。 | |
ブラックタキシード (牡4・的場57) |
買い | プリンシバルS優勝、ペンジャミンS優勝。ここにきてオープン2連勝である。この勢いは高く評価できる。先行して粘るというよりは、直線でさらに伸びるタイプなので、ちょっとやそっとでは抜くことはできない。東京2200mを経験しているのもいいし、前走のタイム2.13.6はけっこう優秀である。京成杯2着のチョウカイリョウガに完勝しているのも好感が持てる。 |
消し | オープン2勝はすばらしいが、重賞を経験していないのはかなり気になる。本当にレベルの高いレースは経験していないということであり、G1の厳しい流れに乗れるかどうかは分からないとしかいいようがない。馬体重が減り続けているうえに中2週というローテもどうだろうか。3月に500万で牝馬2頭に負けているのも気になるところだ。たとえ体調不良であっても、ダービーで勝つくらいの実力があるのであれば、しっかりと勝ってもらいたいところである。 | |
チョウカイリョウガ (牡4・柴田善57) |
買い | プリンシバルS2着、京成杯2着。新馬戦を勝ってすぐに挑んだ京成杯であっさりと2着して、その能力の高さを痛烈にアピールした。目標としていた皐月賞は脚部不安で断念したが、ダービーにはなんとか間にあった。前走のプリンシバルSは明らかに体調不十分だったにもかかわらず根性の2着と能力が高いことはしっかりとアピールしている。叩かれた上積みは大きいはずで、この馬に限っては前走を大きく上回る体調で出走できるはずである。まだまだ底を見せていない馬だけに、一発あっても不思議はないだろう。 |
消し | まずオープン勝ちがないのが気になる。京成杯ではオースミブライトに完敗しているし、前走も実績の乏しいブラックタキシードに完敗している。体調アップを見込んだとしても、この2頭を巻き返せるかどうか。まして、さらに強そうなのが数頭いるのだから、かなり厳しい戦いになりそうだ。故障明けを1度使われたからといって必ず急上昇するとは限らないわけだし、信じられる材料はちょっと少ない。 | |
アドマイヤベガ (牡4・武豊57) |
買い | ラジオたんぱ杯3歳S優勝、弥生賞2着。弥生賞、皐月賞ともに1人気だったことでも分かるとおり、実力No1の評価を受けていた馬である。2戦とも敗れているが、弥生賞は休み明け、皐月賞は馬体減と敗因が分かっているだけに、巻き返しの余地は十二分にある。終いが切れるというのがこの馬の最大の魅力であり、不器用なこの馬にとって、東京の長い直線は大きなプラスとなる。ラジオたんぱ杯はいかにも大物を思わせる勝ちっぷりだったし、弥生賞では直線だけで2着である。能力の高さは今さら言うことではない。 |
消し | なんだかんだで2連敗。過去10年のダービー馬を見ると、4歳時に勝っている、あるいは皐月賞で2着している、が絶対条件である。3歳の走りは確かに凄かったが、もうすでに過去の話である。4歳になって勝っていないというのは紛れもない事実なのである。しかも、皐月賞では掲示板にも載れないありさまである。本当に強い馬というのは、ここ一番で体調を崩すなんてことはないだろうし、体調を崩すということは、どこか精神的に弱いところがあるということかもしれない。不器用というのもやはり気になる。いくら東京コースでも、それなりの器用さは必要である。G2G3ならともかく、さすがにG1では直線だけで勝てるほど甘くはない。 | |
ヤマニンアクロ (牡4・勝浦57) |
買い | 共同通信杯優勝。東京の重賞を勝っているというのは大きなアドバンテージである。このときはマイペースで逃げ切り、気持ちよく走らせるとやっかいな馬である。後ろからの馬に人気が集中するのが目に見えているだけに、人気のないこの馬があれよあれよという間に逃げ切ることもあるかもしれない。 |
消し | 前走の皐月賞があまりにひどい。逃げ宣言していたにもかかわらず、スタートしてからまったく反応せず、中団からの競馬になってしまったのはお粗末としか言いようがない。共同通信杯もレベルが高かったとはとても思えず、勝ったからといってそんなに高くは評価できない。ダービーともなると有力馬も早く仕掛けることになるだろうから、展開も厳しくなるであろう。ダービーを逃げ切っている馬は、皐月賞でも結果を残しており、展開を味方にしているようではダメなのである。 | |
ニシノセイリュウ (牡4・河内57) |
買い | 若駒S優勝。スリリングサンデーに競り勝っているように、勝負根性はすばらしいものを持っている。まだキャリアが浅く、底を見せていないのが魅力である。大一番に強いブライアンズタイム産駒というのも不気味である。そして何よりニシノフラワーの仔であるというのが最大の魅力である。これだけでも潜在能力の高さが推測できるわけで、皐月賞も惜敗だと底を見せたという印象となるが、惨敗だったので逆に本気を出せば大きく変わるという期待ができる。 |
消し | 2戦2勝で臨んだ皐月賞が12着に惨敗と、キャリアの浅さをもろに出してしまった。経験を積んでどうかというところだが、1度だけで大きく変わるものではないだろう。データ的にも皐月賞惨敗から巻き返したのは、8着だったライスシャワーくらいである。2桁着順はあまりに負けすぎたと言えそうだ。重賞の実績があるわけでもないので、本当に強いかどうかも分からない。ニシノフラワーの仔となると距離が長すぎるという懸念も拭えない。 | |
ワンダーファング (牡4・幸57) |
買い | スプリングS優勝。このときは、うまく逃げたということもあったが、圧勝と言っていいほどの内容であった。道悪が大得意ということもあったとは思うが、もともと素質はあった馬であり、揉まれなければ強い馬なのである。マイペースで逃げるか、揉まれずに走れれば、その実力を思う存分に発揮するだろう。皐月賞をゲートまで入って除外になった悔しさを思いきりぶつけてほしい。 |
消し | まず揉まれ弱いというのは大きなマイナスである。G1しかもダービーで楽な競馬をさせてもらえるわけがない。有力馬もいつもよりは早めに仕掛けてくるだろうから、展開としても苦しくなる。スプリングSも道悪に助けられたというのが常識的な見方だろうから、良馬場のスピード勝負だと苦しくなるだろう。皐月賞でゲート内で暴れた後遺症も気になるところだ。ワンダーパヒュームが全姉なので距離も心配だ。 | |
ブルーコマンダー (牡4・吉田57) |
買い | 端午S優勝。ダートとは言え、前走オープンを勝っている実績はいい。2馬身差ということもあり、勢いは非常に感じられる。毎日杯3着、弥生賞5着からも芝がまったくダメというわけではない。調子はかなり良いみたいなので、チャンスはあるだろう。 |
消し | やはり3勝すべてがダートというのは問題である。毎日杯、弥生賞の走りからもG1級とはちょっと思えない。やはりダート馬だと判断するのが常識的だろう。勢いだけで勝てるほどダービーは甘くない。 | |
マルシゲファイター (牡4・菅谷57) |
買い | シンザン記念2着。この時はまったく人気がなかったのに好走してしまった。今考えても何が好走の原因か分からない。つまり、いつ走るか分からないタイプであり、前走の成績などあまり関係ないタイプなのである。大一番で、また、みんなをあっと言わせてしまうかもしれない。 |
消し | 実績がシンザン記念2着だけでは話にならない。それ以降は掲示板にも載れない低迷ぶりである。前走だって15着に惨敗している。常識的に考えれば、巻き返せるとはとても思えない。 | |
マルブツオペラ (牡4・武幸57) |
買い | 京都4歳特別2着。前走重賞で連対している実績はなかなかである。マイルCを制したシンボリインディと好勝負をしたビッグバイキングに次ぐ2着なので、その価値は高いだろう。内国産限定戦ならばという思いもあるだろう。前々走も500万特別を勝っており、勢いも非常に感じる。距離が延びて好成績を残すようになっているのも見逃せない。芝の1800m以上では2戦2勝である。 |
消し | 相手は外国産馬だったとはいえ、前走G3で負けているのはどうだろうか。内容は完敗だっただけに、それほど魅力的には感じなかった。それに内国産限定と言ってもG1のレベルは半端でなく高いものである。G1で好走するつもりならば、相手が外国産馬でも完勝してほしいところだ。中2週のローテもちょっと厳しそう。この程度の実績ではあまりに物足りないと言いたくなる。 | |
ロサード (牡4・高橋亮57) |
買い | 新潟3歳S優勝、京王杯3歳S2着。重賞を勝っている馬であることを忘れてはいけない。東京コースも、京王杯で2着、NZT4歳Sで4着とまあまあの成績を残している。 |
消し | マイル以上の実績がボロボロである。連対どころか掲示板にも載ったことがない。1400mだと必ず好走していることを考えると、あまりにはっきりしすぎている。長距離は合っていないと判断したくなる。マイルCを使ってのローテもかなり厳しいものである。上積みもあまり見込めそうにないし、なんで出走してくるのかさっぱり分からない。 | |
ノーザンカピタン (牡4・後藤57) |
買い | 新潟3歳S2着。ほかに函館3歳S3着、デイリー杯3歳S4着、ジュニアC4着などオープンでは安定した走りを見せている。前走は休み明けのうえにG1では惨敗は仕方ない。血統的には距離が延びた方が良さそう。 |
消し | 短距離の重賞を1度連対しただけでは高くは評価できない。これだけ3着4着が多いと、かえって決め手のないことを主張しているようなものである。前走のマイルCもいくら何でも負けすぎである。中2週で大きく変わるとはとても思えない。 |