G1フェブラリーSの結果
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馬券の方は、キョウエイマーチが逃げ切れなかったし、絶対ないと思っていたエムアイブランが来てはどうしようもない。これでは悔いも残らない。メイセイオペラが中央G1制覇に免じて、今回はよしとしよう。レース自体はいいレースだったと思う。 |
結論 |
馬番連勝複式 軸7--6-8-9-11-15 縦目6-11
◎キョウエイマーチ
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そういう考えの基に私は桜花賞馬、マイルCS2着馬のキョウエイマーチを推したわけである。もちろん、それだけではここまで信じられるものではない。今までのレースぶりからして、私はその潜在能力がずば抜けて高いと信じているし、ダートに合っている感じもすることが最大の理由である。まず、能力の高さだが、この馬の得意距離は間違いなくマイル戦である。この馬の最大の武器はハイペースで逃げても意外とばてないところである。これが1200mだと相手もばてないから潰されてしまうが、マイル戦ならばこの馬についていった馬が逆に潰されてしまうのである。これは驚異的なスピードとスタミナを兼ね備えているからこそできる芸当である。この馬はスピードが優れていると言われているが、私はスタミナの方を高く評価している。この馬がマイペースで逃げた時は無敵とも言える強さを発揮すると私は信じている。そして、このメンバーならば無理してまでキョウエイマーチに競る馬はいないと思えるので、自分のレースはしてくれると思っている。そして、マイルCSで2着したほどの馬である。自分のレースができれば、レベルの違いを見せつけるということは十分にあり得るというわけである。次にダート適性があるかどうかであるが、これは正直分からないとしか言いようがない。しかし、新馬戦、500万戦と大差勝ちしていることを考えれば、それなりの期待はしていいのではないか。それに、ハイペースで逃げて強靭なスタミナで粘り切る馬なので、芝だと切れる馬にやられる可能性もあるが、ダートだとそんなに切れる馬はいないだろうから、よりこの馬の持ち味を発揮できるのではないだろうかと私は思っている。そういうことで、かえってダートの方がいいような気がしている。 このように考えれば、この馬を信じる価値はあると思うし、私は信じている。最近は凡走ばかりでピークが過ぎているかもしれないし、輸送が大嫌いという話もあるし、ダートではやっぱりダメだったということも十分に考えられるだけに、さすがに絶対とは言い切れないが、私は好きだということもあり、この馬を信じたい。もちろん軸にしたい。縦目は押さえさせていただくが、この馬からの流しで勝負する。ちなみに、一番不安なのは、実は秋山騎手である。この馬が力を発揮できる微妙なペースを秋山騎手が作れるかどうかが最大の鍵になるからである。ここで完璧な騎乗をすれば、私は彼のファンになることになるであろう。 |
馬名 | 買い&消し | |
メイセイオペラ (牡6・菅原勲57) |
買い | H10南部杯優勝、H10マーキュリーC優勝、H10東京大賞典2着。南部杯ではタイキシャローックに0.6秒差つけて圧勝。このとき1.35.1という驚異的なタイムで走っている。マイルは5戦5勝と距離はベストだろう。前走東京大賞典でアブクマポーロの2着と調子もかなり良さそうだ。交流戦で中央勢と互角の勝負をしていたのだから、中央の壁は考えなくてもいいだろう。 |
消し | やはり中央G1では格不足というイメージは拭えない。交流戦のレベルが高いのは分かっているが、地方馬の中に中央馬がいるのと、中央馬の中に地方馬がいるのでは話が全く変わってくると思う。東京コースも経験がないのだから何とも言えない。東京コースは決め手勝負となりやすいだけに、小回りコースで先行押し切りというレースをしていた馬には、ちょっと厳しいかもしれない。 | |
エムアイブラン (牡8・武豊57) |
買い | H10武蔵野S優勝、H10平安S優勝、H10ウインターS2着、H10平安S2着など。ほとんど3着は外さない安定度は魅力である。前走も2着を確保して渋いところを見せている。ウインターSで2着してスタミナを証明して、プロキオンS2着でスピードも証明している。弱い馬が重賞でこれだけ好走できるはずがない。展開次第では十分に勝つチャンスはありそうだ。鞍上武豊も恐い。 |
消し | 最近は好走はしているが勝ってはいない。どうしても決め手の甘さが出てしまうようだ。去年のフェブラリーSでも掲示板に載れなかったように、G1の器はないのかもしれない。前走2着も完敗と言える内容で、巻き返しも大きくは期待できない。これだけメンバーが揃うと厳しい戦いになることは確かである。 | |
タイキシャーロック (牡8・横山典57) |
買い | H10浦和記念優勝、H10エルムS優勝、H10南部杯2着、H9南部杯優勝。前走の浦和記念では5馬身差の圧勝である。勢いは非常に感じることができる。秋に復帰してからは3戦3連対と絶好調と言っていいだろう。先行して押し切るレースを得意としておりスタミナはかなりのものである。ハイペースになれば持ち前のスタミナが生きるはずだ。 |
消し | 去年のこのレースの負け方がいただけない。決め手勝負で簡単に置いて行かれてしまった。東京コースでしかもこれだけメンバーが揃うとさすがにそれなりの決め手がないと勝てるものではない。今年の南部杯で2着に負けたことからも、マイルは少し距離が短いのかもしれない。先行するタイプなので、あんまり速いペースだと後ろの馬に差されるし、あんまり遅いと決め手の甘さを露呈することになる。 | |
キョウエイマーチ (牝6・秋山55) |
買い | H9桜花賞優勝、H9マイルCS2着、H9秋華賞2着。この馬のベストレースは何と言っても一昨年のマイルCSである。超ハイペースの逃げにタイキシャトル以外はついてこれなかった。あんな走り方でマイルを好走できるというのは半端でない強さである。芝だと切れる馬にやられる可能性があるが、ダートだと芝よりも粘りやすいはずだ。新馬戦で大差勝ち、500万でも10馬身差で勝っていることからもダートがダメというより、かえってプラスなのでは?と思いたくなる。 |
消し | ダートは経験があると言っても条件戦の話である。オープン以上の実績がない以上は、未知数としかいいようがなく、惨敗されても文句が言えないということになる。今年に入ってからは連対すらしていないように絶不調とも言えるくらいの戦績である。勢いはあまりない。輸送競馬も苦手というのが通説であるし、直線が長いのも展開的にはマイナスになるだろう。 | |
ワシントンカラー (牡6・柴田善57) |
買い | H11ガーネットS優勝、H10H9根岸S優勝、H10高松宮記念2着など。前走圧勝してこのレースを迎える。体調は絶好調と言っていいだろう。去年ガーネットS5着からレースに臨み4着に負けたのでは雲泥の差となる。マイルで勝ちはないが、去年も4着だし、4歳時のユニコーンSでは、タイキシャトルに負けたものの、オースミジェットには完勝しての2着というのもあり、まったくダメというわけではない。最近は中団で控えるという大人の競馬ができるようになり、距離の融通性もついてきたと考えられる。 |
消し | 7勝のうち1200mで6勝1400mで1勝と実績的にはスプリンターである。やはりマイルという距離が最大の不安となる。芝・ダートを問わないタイプは意外と大きなところを勝てないもので、去年と同じく4着ということも十分に考えられる。これだけスタミナ馬が揃うとスピードだけではなかなか戦えない。 | |
バトルライン (牡7・藤田57) |
買い | H9プロキオンS優勝、H9エルムS優勝、H10全日本サC優勝、H10帝王賞2着など。もともとはダートを背負って立つだろうと言われたほどの馬である。一昨年のこのレースで厳しいローテの中で3着してその素質の高さを見せつけたのが懐かしい。とにかく潜在能力は相当高いはずである。実績を見ると1400m〜1700mあたりで好走するケースが目立ち、マイルはベストに近い距離だろう。 |
消し | 4歳〜5歳時の強さから考えると最近の走りには迫力をいまいち感じられない。前走も見せ場なく5着に終わっているわけだし、復活の兆しを見ることができない。ダート戦では勢いがある馬が好走するケースが多いだけに、今の勢いでは苦戦は必至である。去年は1勝しかできなかったことからも年齢的な衰えがあるのかもしれない。 | |
ビッグサンデー (牡6・蛯名57) |
買い | H10マイルCS2着、H10マイラーズC優勝、H10東京新聞杯優勝、H10エプソムC2着など。マイルCSで連対した実績はここでは最上格ともいえるものである。しかもたった2ヶ月前の話である。ダート適性さえ問題なければ圧勝も十分にあり得る。先行して粘る脚質もダートに合っている。距離ももちろんベストである。去年、天皇賞5着、中山金杯優勝のグルメフロンティアが圧勝したのを忘れてはいけない。 |
消し | さすがにダート未経験というのは大きな問題である。走ってみないと分からないわけで惨敗も十分に考えられる。これと言った強い馬がいないならともかく、これだけダートの強者が揃うと手を出しづらい。グルメフロンティアはダートのオープンを勝っている実績があったのだから同じように考えてはいけない。 | |
ストーンステッパー (牡7・橋本広57) |
買い | H9フェブラリーS2着、H9ガーネットS優勝、H10全日本サC2着など。一昨年このレースで2着している実績がある。この時は1人気だったことでも分かるとおり、ダートの短距離では無敵とも言えるほどの勢いがあった。先行して押し切るという横綱相撲を得意としておりあの頃の走りを考えてもこの馬の潜在能力は相当高いのは間違いない。東京コースも得意である。復活があっても何の不思議もない馬である。 |
消し | この馬が強かったのはもう2年前の話である。前走のガーネットSでは15着に負けているように、あの頃の強さをまったく感じることができない。最近は交流戦でしか掲示板を確保していないことからも、復活する気配はほとんどない。言ってしまえば早熟タイプということになるのかもしれない。 | |
ドージマムテキ (牡10・サンダ57) |
買い | H7京王杯AH優勝、H9毎日王冠2着、H8香港国際ボウル2着。ジェニュインやフラワーパークと好勝負していた実績はかなり凄い。 |
消し | すでに9歳馬。最近の走りもいいとことろがなく、とてもG1で巻き返せる状態とは思えない。いくら何でも復活はないだろう。 | |
ミスタートウジン (牡14・中舘57) |
買い | オープン特別を5勝している実績を持つ。とにかく昔は強かった。あの頃の実力がまだ残っているのであれば、チャンスはまったくないわけではない。 |
消し | 14歳という年齢が常識ハズレである。5年以上も勝ち星がないように、どう考えても好走できるとは思えない。1桁着順なら上出来だろう。 | |
メイショウモトナリ (牡6・安田康57) |
買い | H10フェブラリーS2着、H10名古屋大賞典優勝など。何と言っても去年の2着馬。先行してしぶとく粘った内容は高く評価できるものである。実績はマイル以下が多いので、距離はベストだろう。去年も特に勢いがあったわけでもないのに巻き返している。今年もあっと言わせるかもしれない。 |
消し | いくら何でも前走11着というのは負けすぎである。去年は4着だったのだから雲泥の差である。去年はフェブラリー以外は中央重賞で掲示板にすら載れないでいる。去年に比べると、今年は有力馬がローテなど調整がうまくいっているように思えるので、つけいる隙がなさそう。フェブラリーS連対馬はその後調子を落としてしまうものなのか。 | |
オースミジェット (牡6・四位57) |
買い | H10平安S優勝、シリウスS2着、トパーズS優勝。前走の勝ち方は横綱相撲とも言える完璧な勝ち方である。好位差しというスタンダードなレースをする馬で安定度はピカ一である。ここ最近のレースの内容はすばらしく、最も勢いのある1頭である。スタミナのある馬だし、東京マイルも神無月SとユニコーンSで実証済みである。 |
消し | 前走が初重賞勝ちである。前走の内容は良かったが、このレースにつながるとは限らない。距離が違うし、相手も違う。エムアイブランに勝ったくらいでは気休めにしかならない。半年前は準オープンでも決め手不足に苦しんだ馬である。G1ではまた決め手の甘さを見せてしまう可能性はある。斤量も前走は56kgで今回は1kg増となる。 | |
テセウスフリーゼ (牡8・的場57) |
買い | H8アンタレスS優勝など。東京コースで7連対と相性が非常にいい。去年も4連対を果たしているし、ここ4戦も掲示板は外しておらず、安定度は高い馬である。有力馬が自滅するようであれば、台頭してきても不思議はない馬である。 |
消し | 安定度が高いのはいいが、大きいところを勝っていないように、強さをいまいち感じることはできない。前走南部杯もメイセイオペラ、タイキシャーロックに完敗しているので、巻き返しは非常に厳しい。 | |
マコトライデン (牡6・福永57) |
買い | H10シリウスS優勝、H10KBC優勝。前走重賞を勝っており、勢いは感じられる。去年はダート2戦2勝であり、ダートではかなり強い馬なのかもしれない。1400mで4勝しているように、スピードはかなりのものである。マイルでも1勝しており、まったくこなせないわけではないだろう。スピード重視の展開なればチャンスは出てくる。 |
消し | 前走勝っていると言ってもハンデ戦の話だし、展開に恵まれた感じもしなでもない。ダート出走数が少ないので、実力を計ることがいまいちできない。1400mで4勝していることからもマイルは少し距離が長そうだ。これだけ強い馬が揃うとスピードで押し切るのは難しい。 | |
マチカネワラウカド (牡6・高橋亮57) |
買い | H10ウインターS優勝、H10霜月S優勝。G2を勝っている実績が光る。霜月Sも6馬身差圧勝である。完全に本格化したと言っていい。左回りを得意としており東京コースはプラスとなる。強烈な末脚を武器にしており、ハイペースになればさらに決め手が生きる。前走惨敗も斤量58kgと右回りが敗因であれば、今回は巻き返し十分ということになる。 |
消し | 前走9着に負けたのはあまりに痛い。いくら何でも掲示板には載ってほしかった。勢いが完全に止まってしまった印象を受ける。それに好走したのは2000m以上でのものである。前走1800mで惨敗しているということは距離が短かったのかもしれない。そうだとするとマイルでは戦えないことになる。 | |
シャドウクリーク (騙7・岡部57) |
買い | H9バーデンバーデンC優勝、H9オーロC優勝など。何と言っても去年の3着馬。あの追い込みはけっこう凄かった。最近は障害を走っており、体力強化が図られたということも考えられる。障害帰りの馬が爆発することはよくあることなので、侮れない存在となる。 |
消し | ムラが多い馬で安定度がまったくない。軸には向かないタイプである。最近は障害を走っているので、いきなりスピード勝負に対応できるかは疑問である。メジロパーマーもテンジンショウグンも好走したのは長距離戦である。それに障害帰りが必ず走るという保証はまったくない。 |