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G3函館スプリントSの反省

G3函館スプリントSの結果
1 4-04シンコウフォレスト 四位 1.09.4---35.6 514kg-14 3人気
2 8-11シンボリスォード 岡部 1.09.4クビ35.8 484kg+4 1人気
3 6-07コウチエラミー 田中勝 1.09.6135.7 490kg+4 10人気
4 8-12プレイズポーラ 小野 1.09.7クビ35.9 468kg+2 7人気
5 6-08サウンドワールド 横山典 1.09.83/436.8 464kg0 2人気
単勝500円 枠連540円
複勝170円 120円 980円 馬連600円
予想と見解
G3函館スプリントSの感想
  • 今回はサウンドワールドが逃げなかった時点で終わりました。スタートをよく見てなかったので、何で逃げなかったのかよくわかりませんでしたが、とにかく先行争いにも加わらなかった時点で「終わった」と思いました。あとは、シンコウフォレストとシンボリスォードにがんばってもらうしかないと思っていたら、きっちり走ってくれて、いやあ本当に助かりました。私のつきはまだ残っているようです。何とかこのつきが逃げないうちに勢いを取り戻したいものです。
  • 勝ったのはシンコウフォレストであった。G1を勝っている実績があって、斤量が1kg差だったことを考えれば、当然と言えば当然の勝利である。馬体重が大きく減っていたことからも、もともとこのレースを狙っていたのかもしれない。そうでなければ前走の惨敗が分からない。いくら道悪のトップハンデでもあそこまで負ける馬ではないはずだ。それに比べ今回の走りは実力の違いを見せつける走りだった。さすがにここまでレベルが落ちると強い走りをする。まあ、ここで好走したからといって、秋のG1戦線でも好走できるとまではとても言えないが、まだまだ元気であることは間違いない。もう一花咲かせてほしいものだ。
  • 2着はシンボリスォードであった。ちょっと相手が悪すぎた。G1馬とあれだけのレースができれば合格点でしょう。オープン特別を完勝し、重賞でも2着、順調にスプリンターとしての地位を確立しつつあると言っていい。これなら秋も楽しみである。G2G3ならば相手次第で楽に勝てると思う。本当に強くなった。
  • 3着はコウチエラミーだった。正直びっくりした。900万でけっこう好タイムで勝っていたから能力のある馬だとは思ったけど、準オープンで惨敗していた馬なので、いきなりの重賞で好走するとはとても思わなかった。準オープンで負けていたのは体調の問題だったのだろう。リフレッシュして馬が生き返ったのだと思う。重賞でこれだけの競馬ができれば、自己条件は簡単にクリアできるだろう。
  • 4着はプレイズポーラであった。前走900万を勝った勢いで走ったという感じである。外枠が良かったらしく、シンボリスォードを見ながら追走できたのが大きかったようだ。とはいえ重賞4着ならば十分に評価できる。自己条件ならば好走必至である。
  • 5着はサウンドワールドであった。この馬が逃げなくてどうするという感じである。もうがっかりである。もしかしたら追い込んでくるかも、と少しは期待したが、案の定まったく伸びなかった。どういうことかさっぱり分からない。
  • クールネージュは6着であった。4歳牝馬であることを考えれば、こんなもんでしょう。悪い内容ではないとは思う。今後の成長に期待したい。
  • ゴーストソルジャーは7着であった。前走バーデンバーデンC3着と勢いがあったが、さすがに重賞では力の違いを見せつけられた。また一から出直してもらいたい。
  • ロイヤルスズカは11着であった。スワンSを勝ったことのある馬が、G3の1200mについていけないなんて寂しい限りである。休み明けとはいえ、ここまで負けるとがっかりである。本調子になるまではもう少し時間がかかるかもしれないなあ。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G3函館スプリントSの予想
    結論
    馬番連勝複式 軸8--2-4-5-10-11 縦4-11

      ◎サウンドワールド
      ○シンコウフォレスト
      ▲シンボリスォード
       △モルフェジン
       △ゴーストソルジャー
       △ロイヤルスズカ

    にへい君の見解
  • 春のG1シリーズも終わり、夏のローカル戦に本格的に突入するわけだが、このローカル重賞がけっこう難解なのである。中央重賞ではいまいちだった馬が、ここぞとばかりに勝ってしまったり、中央重賞で好走していた馬がコロっと負けてみたり、特に困るのは条件馬が重賞を勝ってしまうことも少なくないことである。このような傾向を一言で言えば。「夏は勢い重視!」ということになるのだろうが、本当に強い馬は強いレースをしてくれるので、なんでかんで勢いばかりを重視するわけにもいかないのも確かである。まあ、あまり難しく考えずに、自分の感性を信じるのが一番かもしれない。
  • 私の本命◎はサウンドワールドである。とにかくハイペースを先行できるスピードが素晴らしい。かなり無理しているように見えて、最後までばてないところが凄い。阪急杯、シルクロードSをともに3着に踏ん張っているように、重賞でも十分に通用するスピードを持っている。今回は楽に逃げることができるだろうし、直線も短く、坂もない。ここで勝たずしてどこで勝つんだ?という感じがする。安定度の高い馬が前走高松宮記念で11着に負けているのが気になるところだが、G1での話だし、キョウエイマーチとトキオパーフェクトが超ハイペースで引っ張ったという展開もあまりに厳しかった。それを考えれば、2ヶ月も調整できたわけだし、メンバーも一気に弱くなった。私はこの馬のスピードで十分に通用すると見た。
  • 対抗○はシンコウフォレストにする。高松宮記念を勝っている実績はここでは群を抜いている。今年の高松宮記念でも3着にきているように衰えはまったくない。強引な先行策から押し切るというのがこの馬の好走パターンであり、展開は問わない。このメンバーで1kg差であれば、負けられない一戦となる。それならば、なぜ私が評価を一つ落としたかというと、やはり前走のバーデンバーデンCで12着に負けたのが気に入らない。いくらトップハンデだったとはいえ、得意の道悪競馬で12着は負けすぎだと思う。確かにハンデを背負っての道悪競馬はかなりつらいものである。それは分かっている。でも、この馬のようなタイプが惨敗するほどの条件ではなかったと私は思う。それであれだけ負けるということは、調子の問題の方が大きいように私には感じる。しかも中2週のローテである。調子が戻っているとはちょっと思えない。そういうことで、私は評価を落としたのである。ただ、G1実績とこの斤量差、そしてこのメンバー構成では、さすがにこれ以上は評価を落とせない。
  • 単穴▲はシンボリスォードにする。1200m〜1400mで6勝をあげ、マイルでは結果を出していないことからも、典型的なスプリンターである。卯月Sで1.08.3という好時計で好走して、一躍一流の仲間入りを果たした。高松宮記念ではさすがに力の違いを見せつけられたが、バーデンバーデンCではまた強い勝ち方を見せてくれた。オープン勝ちはいずれも逃げて勝っているが、なんでかんで逃げなければいけない馬ではなく、行く馬がいないからたまたま逃げただけである。今回は、強力な先行馬がいるので、かえってレースを進めやすくなるのではないか。勢いも感じるし、G3くらいならばいつでも勝てる能力は持っている。こう考えれば、もっとも勢いがあって、安定度も期待できるわけで、こういう馬こそ本命◎にふさわしいと思われる。しかし、私はどうしてもこの馬が重賞を簡単に勝てるような器があるように感じないのである。今までもオープン特別には強いが、なぜか重賞では連対できないという馬がけっこういた。もっと信用できる重賞実績があれば話は別なのだが、4歳時のクリスタルC3着という実績しかないとなると、ちょっと信用しづらいものである。人気が集中しそうな気配なだけに、余計に魅力がなくなる。そういうことで私はここまで評価を落としてみた。もちろん、この馬が圧勝しても別に不思議ではないことは分かっている。
  • 4番手はモルフェジンにする。まだ900万を勝ったばかりで、格としてはまだまだ重賞でどうこう言える身分ではない。しかし、函館1200mを2連勝しており、かなり勢いを感じる。こういう馬が連対してしまうのも、ローカル重賞ならではのものである。それだけ夏競馬は体調が最も重要だということでもある。もちろん、これまでとは比べものにならないくらいメンバーが強くなっているだけに、惨敗も十分にあり得る。実績馬が崩れた場合の押さえという評価が妥当なところだろう。
  • 5番手はゴーストソルジャーにする。前々走準オープンを勝ち上がり、前走はバーデンバーデンCで3着と好走した。とにかく勢いを感じる。前々走のタイムは優秀なものだったし、前走でオープン実績をつくった。勢い重視のローカル重賞ならば十分にチャンスはあるだろう。ただ、前走の斤量52kgから56kgに増えるのは大きなマイナスではある。まだ重賞では実力不足ということを露呈して終わることも考えられるだけに、あまり強気に推すことはできない。押さえが精一杯である。
  • 6番手はロイヤルスズカにする。H10スワンS優勝、H9ダービー卿CT優勝、H9マイルCS4着、H10安田記念4着など、このメンバーでは実績上位にランクされる馬である。去年休み明けのスワンSを勝っていることからも、鉄砲は苦手なタイプではない。このメンバーならばチャンスは十分にありそうだ。ただ、1200mという距離が多少短いということと、休み明けはやっぱり心配だということで、私としてはもう一つ信用できない。圧勝されてもびっくりはしないが、今回勝ちにきているようにはどうしても感じない。そういうことで押さえまでの評価にしてしまった。
  • 7番手はプレイズポーラにする。この馬もモルフェジンと同じく2連勝中と勢いに乗っている馬である。前走900万特別とはいえ、完勝といえる内容だっただけに、いきなりの重賞でも、夏のローカル重賞であれば、勢いだけでなんとか押し切れる可能性も十分である。ただ、この馬も、今までよりもずっと強いメンバーを相手にしなければいけないだけに、さすがに強気なことは言えない。惨敗も十分に考えられる。モルフェジンとの比較でいえば、こちらは牝馬なので、私は買えないと判断しただけであり、特にこれといった大きな違いはない。この馬が来てしまったら、牝馬だという理由だけで消すのはやめなくてはいけなくなるだろう。
  • 8番手はクールネージュにする。H11葵S優勝。今年の4歳限定オープン特別を勝っている実績は評価できる。前走は7着に敗退したものの、まだ底を見せていない感じもするだけに、巻き返しがあっても不思議はないだろう。斤量51kgというのも大きい。しかし、私の中ではしょせん4歳牝馬というイメージが強い。前走も惨敗しているだけに、いきなり古馬重賞で通用する器とは思えない。私はあまり評価していない。
  • 9番手はブレーブテンダーにする。アーリントンC優勝、NHKマイルC2着など、輝かしい実績を持つ馬である。その馬が今年に入ってからは、一度も掲示板にすら載れないのだから不思議である。距離を延ばしてみたりしたが、まったくいいところなく終わっている。今回は短距離での挑戦となったが、好走はマイル前後が多いことを考えても、短距離にしたからといって復活するとはちょっと思えない。私は今回も惨敗すると思っている。
  • 10番手はニッシンソヴリンにする。芝の1200mは意外にも4連対となかなか好走している馬である。ここのところは、ダートか芝の長いところを使っていたので、大化けする可能性はないとは言えない。しかし、去年オープン特別ではボロボロに負けていた。重賞で好走できるほどの器とはとても思えない。8歳という年齢を考えても、いきなり爆発することもないだろう。
  • 11番手はコウチエラミーにする。去年5月の900万条件の1400m戦で、1.21.0というまあまあの時計で勝っている。この時、上がりは33.9という凄いものだった。芝の短距離で力を発揮できるタイプであることは確かだろう。しかし、しょせん900万の話である。ダートとはいえ、準オープンではまったく通用しなかった馬である。今回は休み明けということを考えても、重賞で爆発するとは到底思えない。私は評価していない。
  • 12番手はスイートバンブーにする。まず半年以上の休み明けが大きなマイナスである。ただでさえ、準オープンでも惨敗続きだったことを考えれば、重賞でいきなり好走できるとはとても思えない。8連対中7連対がダートという実績からも、ダートの方がいい馬なのだろう。短距離で実績が集中しているので、距離は合っているのだろうが、さすがにそれだけでは苦しすぎる。
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