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G3京成杯AHの反省

G3京成杯AHの結果
1 7-13サンライズアトラス 安田康 1.32.8---35.1 482kg-4 7人気
2 3-05ドラゴンライト 木幡 1.32.8ハナ35.0 472kg+6 8人気
3 2-03ブラックホーク 柴田善 1.32.9クビ35.6 524kg-6 1人気
4 8-15シンボリフェザード 岡部 1.33.21.3/435.1 466kg-2 3人気
5 5-10スピードワールド 的場 1.33.41.1/235.8 498kg-4 2人気
単勝2660円 枠連6960円
複勝410円 680円 120円 馬連23440円
予想と見解
G3京成杯AHの感想
  • ラスト100mのところでは、ブラックホーク1着、サンライズアトラス2着という感じで、「もらったあ!」と思っていたら、ゴール直前でブラックホークが一気に交わされてしまい、まさかまさかの2万馬券。一度は勝ったと思っただけに私のショックもかなり大きかったです。でも、夏競馬ではかすりもしなかったのが、今回は惜しい1着3着。少しは私の予想が良くなってきているということでしょう。もう少しの辛抱で連敗は脱出できそうです。
  • 勝ったのはサンライズアトラスであった。この馬はやっぱりマイルの方が合っているのではないか?そう思えてならない会心の勝利である。後方追走からじわりじわりと押し上げて直線で一気に交わすという完璧なレースだった。1200mだと前が止まらないので、なかなか勝ちきれないが、1200m戦でも追い込める脚質なのだから、マイルだったら簡単に届いてしまう。坂のあるコースでのマイル戦でどうかとは思ったが、結果的には関係なかった。今後はマイルで勝負すべきだと私は思う。当然スワンSかセントウルSからマイルCSだろう。ただ、今回は斤量54kgだったことを忘れてはいけない。もっと大きいところを勝つためには別定戦で結果を残さないとダメである。この馬がさらに躍進できるかどうかは次走が勝負となるだろう。
  • 2着はドラゴンライトであった。私にとってはまさかの2着である。準オープンをようやく勝ち上がったばかりの馬が、まさかこんなに走るとは思わなかった。とはいえ、直線だけでハナ差の2着なのだから強くなっていることを認めなければいけない。斤量が53kgだったし、展開にもはまったという感じもするが、それでも重賞2着はまぐれということはないだろう。今回の走りだけでG1というのは時期尚早だと思うが、今後のマイル戦線では注目の1頭になることは間違いない。
  • 3着はブラックホークだった。好位から直線で早めに抜け出して横綱相撲の完勝かと思っていたら、ラストのラストで止まってしまった。関屋記念では同じような展開でも押し切ったが、さすがに中山の坂は甘くはなかったようである。ローカル重賞では何とかなっても、中央重賞ではペースに応じたレースをしなくてはいけないということなのだろう。まあ、そうは言っても先行馬で伸びてきたのはこの馬だけであり、しかもトップハンデ57kgを背負っての走りである。能力の高さはNo1であることは十分にアピールした。問題は、これからどうするかであるが、やっぱりマイルCSを目指すことにはなるのだろう。ただ、本当にG1で好走するのであれば、トップハンデでもここは勝っておきたかった。そこまでの馬ではないのかもしれない。
  • 4着はシンボリフェザードであった。最後方からの競馬で直線だけで4着である。好走で終わっているあたりが、この馬らしいと言えばこの馬らしい。斤量56kgを考えても、がんばっている方だろう。このあたりが、この馬の限界なのだと思う。でも、こういう馬はちょっとした重賞ならば、展開次第で連対することもあるから注意は必要である。
  • 5着はスピードワールドであった。いい感じで直線を向いたので、一瞬突き抜けるかと思ったが、さっぱり伸びなかった。この馬はやはり早熟だったということになるのだろうか。今回の条件で5着では、今後もとても期待できない。人気がないときは、面白い存在になるかもしれないが、人気になっている時は信用しない方がいいのではないか。今回の走りには本当にがっかりした。
  • ヒコーキグモは6着であった。関屋記念と違い、今回は最後までがんばっていた。やっぱりこの馬は気持ちが大事なのだろう。まあ、そうは言っても今回も6着に負けているわけだし、大きい重賞では今後も期待できそうにないかな。
  • ホーセンホーライは7着であった。後方からの競馬で、展開としては申し分なかったはずなのに、この着順ということは、一言で言って「実力不足」だと思う。今後も大きい重賞で好走するのは難しいと思われる。とりあえずオープン特別で力をつけるべきであろう。
  • タイキマーシャルは11着であった。中1週で大幅馬体減。しかも激しい気性でイレ込み。これでは競馬になるはずがない。去勢したから少しは気性がましになったと思っていたが、大間違いだった。能力は高いのに、どうしても結果が出せない馬である。でも、未だに一発を秘めているということもいえる。
  • ゲイリーセヴァーは12着であった。NHKマイルCで好走したことがあると言っても、しょせん4歳限定のものであり、古馬重賞では関係ない。準オープンでもなかなか勝てなかったのだから、まだまだ実力不足なのである。どう考えても人気になりすぎである。実力的にはこんなもんだと思う。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G3京成杯AHの予想
    結論
    馬番連勝複式 3-9-10-13(BOX)

      ◎ブラックホーク
      ○スピードワールド
      ▲タイキマーシャル
      △サンライズアトラス

    にへい君の見解
  • 絶不調だった夏競馬も終わり、いよいよ秋競馬がスタートする。もともとローカル重賞は苦手にしていたとはいえ、あまりの低落ぶりに自分でも呆れてしまう。得意?の中央重賞に戻ってきたところで今までの負けを挽回したいところだ。とはいえ、初戦からハンデ戦といやらしいレースから始まるだから困ったものだ。しかも、いつもならば夏を休んでいた大物が1頭くらい出てくるものだが、今回は秋に使われた馬ばかりの争いになりそうな感じである。ということは、ローカル重賞の延長かもしれないなあ。うーん、何か嫌な予感がする。
  • 私の本命◎はブラックホークである。これまでの実績を総合的に考えると、この馬が最も強いというか、最も信用できるという結論になってしまう。まず、マイル実績が凄い。8戦5勝7連対で、唯一の着外は安田記念である。ダービー卿CT優勝という重賞実績もあり、レベルの高いG2京成杯SCでタイキシャトルを相手に3着している実績もある。G3のマイル戦ならば連を外すことは考えづらい。次に、前走の内容が素晴らしかった。14ヶ月ぶりのレースだったにもかかわらず、ハイペースを先行してそのまま押し切って2着するというのは、よっぽど実力が抜けてなければ、できない芸当である。しかも馬体重大幅増という、たぶんまだ完調でない状態だったにもかかわらずである。で、叩かれた上積みを見込める今回は、もう取りこぼせない戦いとなるはずである。大目標は当然マイルCSなのだろうから、ここは実力の違いを見せつけてもらいたいところである。気になるのは、やはりトップハンデの57kgであろう。57kg自体は問題ないと思うが、相手との比較ではやはり楽観視はできない。例えば、前走関屋記念で3着だったスピードワールドが55kgであり、同斤量だったのが、一気に2kg差になるわけで、単純な数字の計算では逆転されても不思議がないことになる。その他には、2走ボケも気になるところだ。長期休み明けを好走した馬には、いつもこの不安がつきまとう。前走のレース中に外傷を負ったという情報もあり、前走の好走に逆に騙されている感じもしないではない。まあ、私としては、大幅馬体重増での2着は、この馬本来の実力からすれば不本意な走りだったはずで、本来勝たなければならなかったのが、休み明けのせいで負けてしまったと考えたい。つまりは、今回は、前走の反動が出るとは考えず、やはりさらに体調アップしていると判断したい。ただ、なんだかんだでG3実績までしかないこと、前走もしょせんローカル重賞であったこと、安田記念では惨敗していることなどを考えると、G3のトップハンデを本当に克服できるのか?という不安も拭いきれない。私は前走のレース内容、京成杯SC3着という実績から、ここでは器が違うと判断したが、ちょっと人気を被っているのが気になる。今回はボックスの方が得策だろう。
  • 対抗○はスピードワールドである。4歳時に安田記念で3着したという実績は、やはり凄いものである。もちろん、今回のメンバーで最も価値あるG1実績を誇ることになる。もし、ブラックホークを力でねじ伏せるとしたら、この馬しかいない。そのくらいの実力を持っている馬なのである。しかし、期待された前走も3着に負けているように、古馬になってからの成績があまりにお粗末である。人気が落ちた頃に復調の兆しを見せ、復活か?と人気になるとまた裏切るという繰り返しである。勝ち星も4歳3月のクロッカスSまで遡り、2年以上も勝ちに見放されている。ここまで凡走が続くと、実力があることを知っていても、なかなか評価できなくなってしまう。ただ、前走は3着に負けたものの、レコード決着となったために、後ろからの競馬ではあまりに展開が厳しかったこと、今回は中山コースで直線の坂があるので、先行馬の脚が止まりやすく後ろからの競馬でも十分に届くこと、ハンデが55kgと前走よりも斤量が1kg減っていることなどを考えると、前走よりもチャンスが大きいとも言えるわけで、人気が多少落ちることも考えると、馬券的には狙い目かもしれない。まあ、そういうことで今回はここまで評価してみた。でも、古馬になってからは昔のような強さを感じたことは1度もないだけに、どうしても信用できない。今回も連を外すようであれば、大きいレースでは見限ることになるかもしれない。
  • 単穴▲はタイキマーシャルにする。半姉がシンコウラブリーということでも分かるとおり、この馬の能力の高さはかなりのものである。それにもかかわらず出世できなかったのは、そのムラっ気たっぷりの激しい気性のためである。だから、とんでもなく強い勝ち方をした後に、簡単に負けたりするのである。こういう馬は本当に困ってしまう。取捨選択の判断が非常に難しい。とりあえず、昨年斤量58kgで2着に粘っていること、休み明けを叩かれて上積みが見込めること、根本的な能力が高いこと、などを考えて、これくらいに評価しておいた。去勢したのもプラスに出れば昨年以上の走りも可能だという認識も持っている。もちろん、裏目に出ることも十分に考えられるけど。あとは8歳という年齢が気になるところだが、昨年より斤量が1kg減っているので、プラスマイナス0と考えたい。ムラのあるタイプだけにあまり当てにはできないけど、やっぱり気になる1頭である。
  • 4番手はサンライズアトラスにする。去年のバーデンバーデンCを勝ち、続く函館SSも3着という実績を持つ。追い込み一辺倒の馬であるが、去年の函館SSでは先行馬が1着2着する中で後方から3着まで追い上げているように、他力本願的な追い込み馬ではない。1200mに良績が集中しているだけに、スプリンターというイメージが強いが、前々走の関屋記念で4着まできているように、マイルも大丈夫の馬である。というよりも、後方からレースを進めることを考えると、かえってマイルの方がいいのではないかと思えてしまう。関屋記念では前が止まらなかったので4着だったが、坂のある中山コースならば後ろからの方が有利となる。斤量54kgもまあまあ恵まれた方だろうし、一発あっても不思議はないと思う。しかし、スプリンターというイメージがあるだけに、マイルという距離をローカル重賞で克服できても、はたして中央重賞で克服できるかは分からないし、克服というレベルではたぶん連対は難しいと思われる。さらに7月に復帰してから一気に3戦したのが気になるところだし、とりあえずの目標はセントウルSらしく、ここは調子がいいから使ってみた程度で、狙いを定めての出走でないところがやや気になる。格としてもオープン特別までの馬という感じもするし、ここでは好走までと判断するのが妥当かもしれないが、どうしても気になる存在なので狙ってみる。
  • 5番手はシンボリフェザードにする。前走の札幌日経オープンをはじめオープン特別を3勝している実績を持つ。1400m、1600m、1800mと勝っているし、特に1600m〜1800mで安定した実績を残している。重賞実績も東京新聞杯3着があり、やはりマイルがベストと考えられる。掲示板を外したのは2度だけという安定度も魅力の一つである。ただ、イメージとして重賞ではパンチ力不足という感じを持っている。好走しても3着4着で終わっているのが気になるのである。それでも、東京新聞杯の内容は良かったし、7歳という年齢を感じさせず、今年に入ってからかなり強くなってきたという印象も受ける。休み明けを叩かれた上積みも考えれば、重賞でも十分に戦えそうな感じもする。ただ、前走のメンバーに比べると、今回のメンバーは一気に強くなっている。前走僅差のレースでどこまで戦えるか不安も残る。斤量56kgもこのメンバーを考えると、どうであろうか。まあ、相手になりに走るタイプで大崩れしないタイプなだけに、スピードワールド、タイキマーシャルが実力を発揮できないようだと、この馬が台頭することになるかもしれない。でも、私としては、パンチ不足というイメージが強すぎる。こういう馬は、良くて3着だと思うのである。そういうことで、今回は見送ることにした。
  • 6番手はホーセンホーライにする。1400m〜1600mで6勝しているように、距離延長は明らかにプラスである。G2の中山記念でも6着にがんばっているのだから、マイルがベストの距離と思っていいだろう。前々走の関屋記念は休み明けでさすがに惨敗したが、続く新潟日報賞は1200mにもかかわらず3着と好走して、その素質の高さを証明した。2度叩かれた上積みが見込めるのも大きなプラスである。ハンデも54kgならばまあまあだし、チャンスは十分だろう。しかし、なんだかんだでまだ重賞で掲示板にも載ったことがないわけだし、オープン特別で連対した実績があるわけでもない。確かに前走は3着に好走しているが、しょせんローカルのオープン特別の話である。中央の重賞では話が大きく変わってくる。しかも、なんと中山コースでは連対どころか3着もしたことがないのである。これは大きなマイナスである。このメンバーでも十分に戦えそうな雰囲気はあるものの、実績的にはあまり信用できないタイプだと私には思える。結果的に好走するかもしれないが、とりあえず私はここは見送るのが賢明だと判断したい。
  • 7番手はゲイリーセイヴァーにする。前々走900万とはいえ、余裕で圧勝しており勢いは感じる。まあ、NHKマイルCでエルコンドルパサーの4着している馬だから当然と言えば当然の結果である。となれば、一気の重賞挑戦も十分にうなずける。準オープン馬だから当然だが、斤量53kgならば勝機は十分である。とはいえ、今春は準オープンですら勝てなかった馬である。900万を圧勝したからといって、重賞で通用するかは分からない。NHKマイルC4着といっても、しょせん4歳限定のものだし、古馬の重賞の参考になるかどうか、現にNHKマイルCで2着だったブレーブテンダーはその後鳴かず飛ばずだったし、同様に3着だったスギノキューティーも伸び悩んでたりする。4着では評価しづらいというのが正直なところである。まだ底を見せていないだけに、去年のシンコウスプレンダのように勝ってしまうこともあるとは思うが、私はそんなに強い馬だとは現時点では思っていない。
  • 8番手はドラゴンライトにする。前走準オープン戦を完勝しての重賞挑戦であり、勢いは非常に感じることができる。4歳時の成績が分からないが、たぶんオープン経験はなく、初めてのオープン挑戦が重賞ということになりそうだ。マイルで2勝、1800mで1勝という実績からは距離はベストといえる。斤量も53kgならばまあまあのところだろう。ただ、ここ5戦を見てみると、勝ち・負け・勝ち・負け・勝ちと、どうもムラがありそうである。こういうタイプは重賞のような厳しい流れだと、途中でレースを諦めてしまうかもしれない。力の違いを見せつけて連勝してきたならともかく、やっと勝ち上がってきたというのでは、やはり初めての重賞で好走するのは厳しいと思われる。私はこういうタイプは評価しない。
  • 9番手はヒコーキグモにする。4歳時はきさらぎ賞を勝ち、アーリントンCでも2着、NHKマイルCでも4着と踏ん張るなど、レベルの高いところを戦ってきた。その後は休みがちでまともに走れず、パッとした成績を残していない。やっと、今年の春から走れるようになったようで、叩かれ3戦目のエプソムCでなんとか5着にがんばった。その後宝塚記念、関屋記念と惨敗したが、どうも馬が走る気にならないようである。ということは、走る気になれば強い走りが復活する可能性もあるということになり、前走の惨敗だけで評価を落とすのは危険かもしれない。とはいえ、やはり前走14着というのは問題である。私はけっこう期待していたこともあって、非常にがっかりした。あの走りではたぶん巻き返しはない。斤量がもうちょっと軽いと気持ちも揺らぐが、54kgでは魅力がない。古馬と戦うようになってからは1度も連対していないというのも事実で、単なる早熟馬で古馬では実力不足ということも十分に考えられる。私は復活はないとみた。
  • 10番手はヒロデクロスにする。昨年、安田記念3着、スワンS3着、マイルCS3着とマイルの1線級で活躍しており、実績としてはかなり上位にランクされる馬である。ところが、今年になってからは去年の活躍が嘘のように惨敗続きである。8歳という年齢的な衰えをいやが上にも感じてしまう。まあ、もともと重賞勝ちがないことからも分かるように、相手なりに走るタイプで、どんなレースでも好走どまりという典型的な決め手不足の馬である。前走の関屋記念で6着して少しは復調してきたようにも感じるが、追い込み一辺倒の戦法では、勝ちきるまではとても難しい。どんなに好走しても3着4着だろうと私は見ている。
  • 11番手はシルクライトニングにする。何と言っても皐月賞で2着した馬である。その潜在能力は相当高い。全盛期はある程度中団でレースを進め、直線でじわりと伸びてくるというレースをしており、安定度の高い走りをする馬であった。若葉S、皐月賞の走りを見ても分かるとおり、中山コースとの相性がかなり良い。現に3戦3連対(1勝)という成績である。2000mで最も実績を残しているだけに、1600mという距離がちょっと短い感じもするが、皐月賞2着の実力を出せれば克服できない距離でもないだろう。しかも、クラシック2着という実績があるにもかかわらず、斤量52kgは恵まれたといえる。もし、この馬が実力を出し切るようであれば、この斤量なら圧勝も十分にあり得る。しかし、屈腱炎で1年8ヶ月も休んだのはあまりに長かった。復帰になんとかこぎつけたものの、調教もまともに出来ず、なかなか仕上げることができないようである。現に復帰してから2戦を使ったが、見せ場すらなく15着に惨敗している。レースを使って少しは良くなってきているとは思うが、急激に良くなるとはとても思えない。まして、マイルという速い流れのレースでは、追いかけるだけで大変だろう。この馬が復活するのはまだまだ先になると私は思っている。
  • 12番手はスパークトウショウにする。去年の900万のレースで、福島1700mのレコードを叩きだしたこともあるスピード馬である。去年のこのレースにも出走しており、7着とまあまあの成績を残した。惨敗の後に勝ち、また惨敗ということもあり、一発タイプと思われるので、こういうハンデ戦では面白い存在かもしれない。斤量も去年よりさらに1kg軽くなっている。しかし、前走準オープンでも掲示板に載れなかったように、明らかに底を見せつつある。すでに7歳という年齢を考えても、去年より着順をあげるのも難しいと思われる。個人的には気になる馬ではあるが、まあ最近の成績を見る限りではとても買えない馬である。
  • 13番手はセントパークにする。昨年の北九州短距離Sを勝っており、いちおうオープン勝ちの実績を持っている。1700mを勝ったこともあるし、マイル戦も2戦3着2回とそんなに悪い成績でもない。とはいえ、6勝中5勝を短距離であげているように、常識的にはスプリンターという評価が妥当だろう。斤量53kgもこの馬の実績を考えれば、そんなに恵まれた方でもないと思う。ここ3走はオープン特別を走ったが、前走の5着が最高で、勢いもいまいち感じられない。7歳という年齢からも上積みはあまり見込めそうにない。
  • 14番手はステファニーチャンにする。フローラS優勝、4歳牝馬特別(阪神)2着、スイートピーS4着など、今年の4歳牝馬限定レースでかなりの好成績を残している。成長途上の4歳馬だけに、この夏の休養で大きく成長ということも考えられ、斤量49kgというハンデをうまく生かせば、なんとか戦えるかもしれない。でもまあ、4歳限定重賞でも好走はするものの、パンチ力不足というか、もう一つ何かが足りないという印象を受けた馬である。多少の成長を考慮したとしても、休み明けでいきなり牡馬混合の古馬重賞というのはあまりに厳しい。私の印象だとマイラーというよりはスプリンターという感じがするので距離も合わないと思う。
  • 15番手はサンダルウッドにする。前々走900万特別だったとはいえ、マイル戦を1.32.7という好タイムで勝っている。1600m〜1800mで3勝しているように距離はベストといえそうだ。前走オープン挑戦も8着に敗れたが、距離が1200mだったことを考えればやむ得ないかもしれない。距離延長と軽ハンデ49kgを味方にすれば、好走もないとは言えない。しかし、今夏に準オープンから900万に降級して、それでも900万をすぐには勝てず、3戦目でやっと勝ち、しかも僅差だったことを考えると、重賞で好走できる器にはとても思えない。新潟で2勝という実績を考えても、コースとの相性も大きかったといえそうだ。いくらハンデ49kgでも、中山コースでの重賞では、好走も難しいと判断したくなる。
  • 16番手はアドマイヤゴールドにする。これは困った。マイルで連対もなければ、芝でも連対がないという実績ではとても戦えるとは思えない。前々走の菩提樹Sで5着したのが唯一の実績といえるが、4歳限定のオープン特別をやっと掲示板では、とても古馬相手には戦えない。前々走のレース後に、武幸騎手が「芝の方がいい」とコメントしているが、今回は相手が強すぎる。ハンデ48kgでも掲示板も難しい。
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