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G3中山金杯の反省

G3中山金杯の結果
1 7-10サイレントハンター 吉田 2.00.8---36.5 492kg0 1人気
2 2-02ニッポーアトラス 蛯名 2.00.93/435.9 530kg+2 2人気
3 6-07シグナスヒーロー 加藤 2.01.01/235.6 508kg+2 8人気
4 5-05ナギサ 安田富 2.01.2136.7 490kg+6 7人気
5 4-04エーピーランド 田中勝 2.01.2クビ35.4 482kg+2 5人気
単勝340円 枠連750円
複勝150円 140円 310円 馬連780円
予想と見解 好材料と不安材料
G3中山金杯の感想
  • 予想どおりサイレントハンターが逃げるが、しかしいつものハイペースではない。これで大丈夫なのかなあと思って見ていたら、さすがに直線まで引きつけるなんてバカなことはしない。ラスト1000mを過ぎたあたりから徐々に加速していき、得意のスタミナ勝負に持っていく。直線に入ってさらに突き放したところで勝負あり。ようやくニッポーアトラスが抜け出すも届きそうにない。さらに大外からシグナスヒーローが伸びてきたのでかなり力が入ったが、これも3着止まり。終わってみればトップハンデのサイレントハンターの完勝というレースだった。シグナスヒーローがもう少し伸びてくれれば言うことはなかったが、まあ仕方ないところだろう。この組合せで7.8倍ならばおいしい馬券だったと言える。まあまあのスタートだろう。
  • 勝ったのはサイレントハンターであった。トップハンデで完勝するのだから、この馬の強さは本物である。しかも、今回はスローの逃げという味な勝ち方をしてくれた。吉田騎手も「これならば2200mまでなら何とかなりそうだ。」とコメントしているように、もう少し長い距離でも大丈夫そう。去年よりもさらに強くなった印象を受けた。
  • 2着はニッポーアトラスであった。古馬重賞は初挑戦だっただけに、試金石の一戦となったが、斤量56kgにしてはよく頑張った。これで重賞でも十分に通用することを証明できたと言えそうだ。ただ、斤量58kgのサイレントハンターに完敗したことは真摯に受けとめなければならない。G2以上だと苦戦するかもしれない。
  • 3着はシグナスヒーローだった。さすがに中山だとよく走る。一瞬差せるかと思ったが、ここらへんが距離なのかなあ。どうせなら2着まで頑張ってほしかったが仕方ないか。斤量54kgでこの走りでは今後も期待できない、と思わせて、別定G2で走ってしまうタイプの馬である。今後も注意は必要だと思う。
  • 4着はナギサであった。これで3連続4着である。粘りはあるのだが、決め手に欠けるということだろう。斤量51kgでこの走りだと、さすがに牡馬相手ではこれからも厳しい戦いになりそうだ。牝馬限定戦でおもしろい存在ではないだろうか。
  • 5着はエーピーランドであった。この馬の実力はこんなもんでしょう。斤量54kgでこの走りだと今後もあまり期待できないのではないだろうか。距離が伸びれば話は違うかもしれないが。
  • ホーセンホーライは6着であった。準オープンを勝ち上がったばかりで斤量56kgというのはやっぱり厳しいのである。それでも、それなりの末脚は見せていたので今後に期待していいだろう。
  • トキオエクセレントは8着であった。外国人騎手らしく強引にサイレントハンターを捕まえに行ったが、さすがに自滅してしまった。勝ちにこだわれば仕方ないのだろうが、やっぱり無謀だろう。
  • レオリュウホウは9着であった。基本的にはこの程度の実力の馬だと私は思う。まだまだ実力不足ではないだろうか。
  • ティーエムビガーは10着であった。最軽量50kgに期待したが、さすがに実力が足りなかったようだ。これが現実だということだろう。
  • マチカネヤマビコは11着であった。準オープンでも勝てないくらいだから仕方ないと言えば仕方ないのだが、北九州記念2着は何だったのだろうか。不思議な馬だ。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G3中山金杯の予想
    結論
    馬番連勝複式 2-7-9-10(BOX)

      ◎サイレントハンター
      ○シグナスヒーロー
      ▲ニッポーアトラス
      △ティーエムビガー

    にへい君の見解
  • 新春を飾るこのレース。競馬ファンにとっては「1年の計は金杯にあり!」と言われるほどの名物レースである。1年のスタートを気持ちよく切るためにも、ビシッと決めたいものである。一昔前はお年玉としてけっこう高配当になったものだが、ここ2年は無難に決まっている。今年あたりは久々に大荒れになりそうな気配を感じるのだが、どうなるであろうか。
  • 今年のメンバーを見ると、うーん何と言っていいのか分からない。勢いのある上がり馬。勢いはないが実績のある馬。実績上位のトップハンデ馬。と予想を悩ませる馬ばかりである。これは難しい予想になりそうだ。何を信じていいか分からない。てきとうに選んでみようかな。
  • 私の本命◎はサイレントハンターである。やはり天皇賞4着、オールカマー3着、札幌記念2着という実績はここではずば抜けている。得意の2000mならばたとえトップハンデでも負けられない。ハイペースで逃げるタイプなので、弱い馬の奇襲を食らう可能性も低いだろう。斤量58kgでラストの直線で止まるのが恐いが、逃げ馬なので切れる脚は必要ないので、そんなに影響はないような気もする。しかし、どんなにレベル差があっても1人気のトップハンデというのはそれだけで不安なものである。1人気のトップハンデ馬から流すことは私にはできない。ボックスで勝負します。
  • 対抗○はシグナスヒーローにする。とにかく中山コースに強い。一瞬の切れ味が持ち味の馬なので、直線の短いコースの方がいいのだろう。実績的にもAJC杯、日経賞という別定G2で連対を果たしており、このメンバーでは格上的存在である。それにもかかわらず斤量54kgというのは恵まれすぎである。だけどなあ、けっこう一発タイプだからなあ。距離もちょっと短そうだし、年齢もけっこういってるし、あんまり当てにもできないんだよなあ。
  • 単穴▲はニッポーアトラスにする。前走ディセンバーSを完勝して堂々の重賞挑戦である。同じ中山2000mで斤量も据え置きならば下手な走りはできない。とはいえ、重賞等で好走経験がある馬がけっこうハンデが軽かったりするからなあ。勢いがあるとはいえ斤量56kgというのはちょっと厳しいかもしれないなあ。これからG1までいけそうな器にも感じないし、こういう馬はけっこう負けるんだよなあ。もっとメンバーが厚ければ消したいところだが、この勢いの感じないメンバー構成だとちょっと外せない。
  • 4番手はティーエムビガーにする。前走ディセンバーSで6着に負けているし、前々走は斤量51kgの福島記念で7着に負けている。勝ち鞍は全て1800mということで2000mは距離が少し長い。たとえ斤量50kgでも逆転は無理だろうというのが常識的な見解だとは思う。だけど、最軽量馬は理屈抜きで好走してしまうことがある。いいおうオープン特別勝ちしている実績があるわけだし、前走からは斤量が6kg減っている。まったくチャンスがないわけではないと思う。他に魅力的な馬もいないので、思いきってこの馬で勝負する。
  • 5番手はエーピーランドにする。アルゼンチン共和国杯で2着しているが、ハンデ52kgでの話である。今回の斤量54kgでも好走できるかは分からない。それに長距離で実績を残しているので距離も短そうだ。そんなに強いという印象もないし、私はあまり評価していない。
  • 6番手はトキオエクセレントにする。菊花賞4着の実績を考えれば斤量55kgは恵まれたと言えそうだが、どうも4歳時から成長していないように感じる。長距離か左回りでしか好走していないことを考えても、中山2000mでは出番はないと私は思っている。
  • 7番手はホーセンホーライにする。けっこう切れ味のある末脚を持っており、こういう馬は勢いで格上げ初戦でも好走することはあるのだが、2000m未経験というのはあまりに問題である。中山コースとの相性もあまり良くないし、それでいて斤量56kgというのはあまりに厳しすぎる。
  • 8番手はレオリュウホウにする。セントライト記念を勝っているので、チャンスは大きいと思われているが、私はそんなに強い馬だとは思っていない。セントライト記念は相手と展開に恵まれただけではないか、500万でけっこう足踏みしていたことを考えても古馬重賞ではまだまだ通用しないと私は思っている。
  • 9番手はマチカネヤマビコにする。北九州記念で2着している実績があるので侮れないが、あの時はハンデ50kgに恵まれた感じが強い。その後準オープンでも勝てないことからもそんなに強い馬ではない。ハンデ52kgでは厳しいだろう。
  • 10番手はナギサにする。何と言ってもエリザベス女王杯4着が光る。府中牝馬Sでも4着しているし、斤量51kgは恵まれたと言えそうだ。チャンスは大きいだろう。しかし、エリザベスは展開に恵まれたし、府中牝馬Sは道悪だった。今回は展開もきつそうだし、相手は牡馬である。連対までは難しいと私は思っている。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G3中山金杯出走馬
    馬名 買い&消し
    サイレントハンター
    (牡7・吉田58)
    買い H10新潟大賞典優勝、H10札幌記念2着。2000mで8連対しており距離は間違いなくベストである。中山で4勝とコース相性も良い。さらに札幌記念でエアグルーヴの2着、天皇賞でも4着という実績はこのメンバーではずば抜けている。ここは負けられない一戦となる。ハイペースで逃げるだろうから、競り掛けてくる馬もいないだろう。スタートからゴールまで一人旅ということも十分に考えられる。トップハンデも後方からの馬だと直線の伸びに影響するが、粘りが信条のこの馬にはあまり関係ないかもしれない。
    消し やはりトップハンデが心配である。なんだかんだ言ってもトップハンデが負けることはかなり多い。特に1人気のトップハンデはプレッシャーがきついだけに負ける確率が高くなる。さらに逃げ馬というのは、目標にされるだけに絶対的存在になりづらい。強いときは強いのだが、負けるときはボロボロに負けるものである。前走もジャパンカップだったとはいえ、14着というのは負けすぎとも言える。体調が落ちているということも考えられる。
    ニッポーアトラス
    (牡6・蛯名56)
    買い ディセンバーS優勝。前走中山2000mのオープン特別を勝ったのは大きいアドバンテージである。距離コースは問題ないし、現在2連勝中ということで勢いも感じる。斤量も前走と変わらないのだから前走程度の走りは期待していいだろう。一気に重賞制覇と行きたいところだ。レースぶりもずいぶんと大人になってきたので安定度は期待していいだろう。
    消し 重賞実績がないのが心配である。オープン特別まではすんなり来ても、重賞の壁に跳ね返される馬はいくらでもいる。それでいて斤量56kgはちょっと厳しい。自分は同じでも相手が軽くなっている。しかも、すでに重賞実績がある馬よりの方が軽いのだからつらいものがある。これで勝てれば本物だが果たしてどうだろうか。今回は試金石の一戦と位置づけるべきだろう。
    ホーセイホーライ
    (牡6・横山典56)
    買い 道新杯2着。いちおうオープン連対実績を持っている。前走準オープンで完勝しており、勢いは十分に感じることはできる。後方から必ず伸びてくる末脚は大きな魅力であり、オープンの決め手勝負でも十分に対応できるだろう。
    消し まず距離経験がないのが痛い。1800mの道新杯で2着しているので対応できるかもしれないが、勝ち鞍が1400m〜1600mなのだから距離が少し長いと思いたくなる。さらに重賞実績がないのも大きな不安である。重賞でも力を発揮できるかは何とも言えない。準オープンで足踏みしていたことを考えるといきなりは難しいのでは。それで斤量56kgはあまりに厳しい。オープン勝ちすらない馬がこんなに背負わされるなんて信じがたい。
    レオリュウホウ
    (牡5・江田照55)
    買い H10セントライト記念優勝。いちおうG2を勝っている。中山2200mでのものだから距離コースは問題ない。特に中山コースとの相性がいいようだ。先行してしぶとい馬なので安定度はけっこう高い。
    消し セントライト記念は道悪に助けられた感じが強い。メンバーも強くなかったし、古馬重賞で戦える根拠にするにはちょっと頼りない。セントライトを勝つ前は500万で足踏みしていただけに器の大きさも感じられない。
    トキオエクセレント
    (騙6・サンダース55)
    買い H9青葉賞優勝。菊花賞でも4着した強者である。どうも気性的にレースに集中できないようだが、G1で4着するくらいなのだからその潜在能力は相当高いと思われる。この馬が本気を出したらこんなメンバーならば簡単に勝てるということもあり得る。距離短縮で気性難が解消されるということもないとは言えない。
    消し 気性難から去勢したが、まったく効果が見られない。古馬になってからは1度も連対していないように、だいたい底を見せてしまった感じもする。それに東京で好走することが多く、左巧者という印象が強い。距離も少し短いか。
    エーピーランド
    (牡7・田中勝54)
    買い アルゼンチン共和国杯2着。前々走重賞で連対して勢いに乗っている。前走もG2のステイヤーズSを僅差6着と頑張っている。前走よりも斤量が4kg減るのであれば、G3なら好走してもおかしくない。追い込みタイプの割には成績が意外と安定している。もちろん決め手はあるタイプだ。
    消し アルゼンチン共和国杯2着の時は斤量52kgだった。今回は2kg増えるのである。これ以外には重賞では連対がないのだから、やはり斤量に恵まれたと思うのが妥当ではないか。2500m前後での実績が多いだけに距離が短いという感じもする。
    シグナスヒーロー
    (牡8・加藤54)
    買い H9AJC杯2着、H10日経賞2着。別定G2を2度連対している実績を持つ。もちろん斤量は57kgである。今回の斤量54kgはあまりに恵まれたと言える。2度のG2連対も両方中山なので、中山との相性もかなり良い。日経賞の時は大化けしたように、前走の結果はあまり関係ない。とにかく切れ味は凄い馬なので、はまった時の末脚は驚異である。
    消し もう8歳。最近はほとんど連対を果たしていないように年齢的な衰えも見え隠れする。距離も少し短い感じがする。そして、とにかく安定感のない馬なのでどうしても信用しづらい。一発タイプということは、裏を返せば負ける確率の方が高いということである。
    エスプレッソトニー
    (牡8・中舘52)
    買い H8七夕賞2着。これでも重賞連対実績を持っている。他にもH8新潟記念4着、H8大原S2着とオープンで好走している。前走休み明けにしては5着とがんばておおり、一度叩かれた上積みで往年の力を出せればおもしろい。2000mという距離はもちろんベストである。
    消し オープンで好走したのは2年前の話である。ここ2年は準OPでも連対できないでいるように、ピークはとっくに過ぎたと思える。復活しそうな気配は感じられない。
    マチカネヤマビコ
    (牡7・菊沢徳52)
    買い 北九州記念2着。重賞連対経験を持ち侮れない存在である。2000mで5連対しているので距離はベストだろう。重賞2着した馬が準オープンで勝てないということは斤量が軽くないと走らないタイプかもしれない。斤量52kgならばチャンスはあるだろう。
    消し さすがに準オープンでも勝てないようだとあまり信用できない。北九州記念も斤量50kgに助けられただけと考えられる。その時よりも2kg重いというのはやはり厳しいということになろう。間隔も少し開いたのも不安である。
    ティーエムビガー
    (牡8・宗像50)
    買い H9BSNオープン優勝。いちおうOP勝ちの実績がある。3走前に準OPを勝ち、堂々のオープン入り。前走も斤量56kgで6着ならば上出来だろう。今回は斤量50kgという最軽量ハンデ。この斤量差6kgをうまく生かせば、まさかも十分にあり得る。
    消し 前走6着と掲示板にも載っていないようでは、重賞で巻き返すのは厳しい。準OPもやっとのことで勝ち上がったように、重賞級の力はないように思える。年齢的にも上がり目は期待できない。6勝すべてが1800mなので2000mは少し長いだろう。
    ナギサ
    (牝7・安田富51)
    買い エリザベス女王杯4着が光る。府中牝馬Sでも4着している実力を考えれば、G3ならばチャンス大だろう。それでいて斤量51kgはかなり恵まれた。
    消し エリザベスも府中牝馬Sも展開に恵まれた感じがする。今回は先行馬が多いだけに展開はかなり厳しくなる。今回は相手は牡馬になるし、今までのようにはうまくいかない。体調もあまりよくないようだ。
    マイネルナポレオン
    (牡6・土谷51)
    買い 実績を見る限りでは距離短縮はいいようだ。斤量51kgという軽量を生かせれば面白い存在である。
    消し 前走準オープンで10着というのは問題である。距離が長かったとはいえ、もう少し頑張らないと重賞では通用しない。オープン好走経験がないのも問題である。常識的にはかなり厳しい戦いになるだろう。
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