前ページに戻る
G3北九州記念の反省

G3北九州記念の結果
1 5-08エイシンビンセンス 野元 1.45.6---35.2 476kg+4 8人気
2 2-02アンブラスモア 須貝 1.45.8136.0 478kg-4 2人気
3 3-04ツルマルツヨシ 藤田 1.46.01.1/435.3 502kg+8 3人気
4 6-09トウカイパンチ 飯田 1.46.11/235.2 410kg+8 6人気
5 6-10カネトシガバナー 秋山 1.46.31.1/235.7 500kg+14 10人気
単勝3140円 枠連2230円
複勝660円 210円 240円 馬連6400円
予想と見解
G3北九州記念の感想
  • やられたぁ!まさかエイシンビンセンスとはなあ!荒れそうな気はしていたけど、この馬だけはないと思っていたからなあ。でも、あれだけ強い勝ち方されちゃうと言い訳も言えないです。今回は完敗を認めるかないですね。予想どおりのスピード決着で、前が止まらなかっただけに、後方からの馬はあまりに厳しかったようです。もっとそういう部分を予想で考えるべきだった。あまりに実績と斤量ばかりにこだわって、展開をいまいち考えなかったのが敗因ですね。まあ、どっちにしろエイシンビンセンスは買ってなかったでしょうけど。
  • 勝ったのはエイシンビンセンスであった。中団よりやや前の位置から早めに動いてアンブラスモアを捕らえるという横綱相撲で勝ったのだから高く評価しなければいけない。本当に強い勝ち方であった。私は去年の重賞でいまいちだった印象が強かったので、ここでも掲示板が精一杯だろうと思っていたが、去年とは別の馬になっていた。野元騎手もコメントしているように、準オープンを勝ち上がったばかりで54kgは厳しい数字だと思ったが、ハンデキャッパーはこの馬の強さを前走の走りで見破っていたようである。結果的には54kgでも軽かった。とにかく、この馬が強いことはよく分かった。ただ、ひねくれ予想家の私としては、1度だけではなかなか信用できないものである。次の戦いがこの馬の本当の戦いになると思う。
  • 2着はアンブラスモアであった。さすがに平坦小回りのスピード勝負には強い。前半1000mを58.3で飛ばされてはついてくる馬などいるはずもない。一人旅になれば、後半もそうそうはばてない。まして、平坦で軽い馬場ならばなおさらである。調子落ちが気になっていたが、まったく心配することはなかった。この馬の持ち味が十分に発揮されたレースだったと思う。負けたのはやはり斤量差でしょう。これは実力差というより、単なる賞金差だから、今回はエイシンビンセンスに賞金を回してやったと思うしかないでしょう。
  • 3着はツルマルツヨシだった。斤量51kgとはいえ、いきなりの重賞挑戦で3着は立派である。しかも、この厳しい流れの中での結果なので高く評価できる。キャリアが浅いことを考えても、まだまだ伸びる馬だろう。今後が楽しみである。あとは、標準的な斤量を背負ってどうかだけだろう。
  • 4着はトウカイパンチであった。私の期待に応えるべく追い込んできたが、2着にも遠く及ばない4着に終わってしまった。どうやら3角で外に振られる不利があったらしいが、それくらいのことは言い訳にしかならない。この馬の実力ではこれが精一杯ということでしょう。よく頑張ったとは思うが、ハンデ51kgを考えると、今後の重賞戦線ではどうかという感じがしないでもないが、まったく戦えないわけでもないのも確かだろう。
  • 5着はカネトシガバナーであった。馬体重大幅アップが良かったのだろうか、復活の兆しを十分に見せてくれる走りだった。距離短縮も良かったのかもしれない。とはいえ、このメンバーで5着という成績では、まだまだこの馬としては物足りない。これからの走りが重要になりそうだ。
  • サンライズフラッグは6着であった。実績を考えれば、こんなメンバーで負けてはいけない馬であるが、叩かれ上昇タイプということもあり、まだ本調子ではなかったようである。しかも、追い込みタイプだけに、今回の流れはあまりに厳しかったということも言えるだろう。秋に向けて徐々に調子を上げてくることになるのだろうか。
  • キクノスカーレットは7着であった。バテた馬が下がってきたので、一緒に下がってしまったようだ。運がなかったのも確かだとは思うが、そこからまったく見せ場もなかったことを考えれば、調子落ちか実力負けということになると思う。今回の流れは、牝馬にはあまりに厳しかったと私は思うのだが、どうだろうか。
  • フロンタルアタックは9着であった。今回の流れを考えると、スタートを出遅れた時点で終わっていた。その後はよく頑張っているとは思うが、やはりこの結果では、底を見せてしまった感じは否めない。秋の4歳限定重賞でもどこまで頑張れるか疑問となった。今後の成長に期待したいところである。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
  • 前ページに戻る

    参考
    G3北九州記念の予想
    結論
    馬番連勝複式 2-3-9-10-11(BOX)
      ◎キクノスカーレット
      ○アンブラスモア
      ▲サンライズフラッグ
      △トウカイパンチ
      △カネトシガバナー

    にへい君の見解
  • 夏の重賞第2弾は、新装オープンの小倉で行われる1800mのハンデ戦である。初日に芝1200mでいきなりJRAレコードが出ており、さすがに1年以上休んでいた競馬場の芝は素晴らしい状態のようだ。このレースも、かなりのスピード勝負となりそうである。荒れた馬場を得意としている馬とか、決め手に欠けるようなタイプは苦しいかもしれない。また、やはりハンデが勝負の鍵を握る。ローカルのハンデ戦は、けっこう軽ハンデの条件馬が来てしまったりするからやっかいなものである。メンバー的にも難解な予想になりそうだ。
  • 私の本命◎はキクノスカーレットである。実績重視にするとどうしても斤量の重い馬に目がいってしまう。だけど、ローカルハンデ戦では斤量の重い馬があっさりと負けることがあまりに多すぎるので、どうしても本命◎にはしづらい。かと言って、ハンデが軽い馬というのは、それだけの実績しかない馬だから、これも本命◎にはしづらい。となると、実績がそこそこで、ハンデもそこそこの馬を本命◎にしたくなってしまうものである。そういうことで、この馬を本命◎にしてみた。前走重賞2着、しかも相手はオークス馬エリモエクセルだったことを考えれば、G3勝ちくらいの評価をすることができ、実績と勢いは合格点である。それでいて斤量54kgはまあまあである。他のメンバーで、ここまでマイナス材料が少ない馬はたぶんいない。1400mで3勝しているので、距離短縮は少なくてもマイナスになることはないだろう。前走のマーメイドSでは先行して直線でもしっかり伸びていたように、安定度の高い馬であることを印象づけた。掛かるタイプでもなさそうだから、ペースによって位置取りを変えることもできるだろう。鞍上が武豊ならば、どんな展開でもうまく流れに乗れるはずである。このように見てくると、この馬にはマイナス材料がほとんどない。負けるとすれば実力負けということになる。で、これは正直なところ十分にあり得ると思う。前走重賞2着もしょせん牝馬限定戦である。エリモエクセルも牡馬相手だとあっさりと負けるところがあり、エリモエクセルと好勝負したくらいでは牡馬とでも戦える裏付けになるかどうか分からない。それに斤量54kgも、牡馬であれば56kgである。そんなに恵まれた方でもないと言える。この馬があっさり負けても、そんなにびっくりすることではないと思う。まして、人気になりそうな感じなだけに、なおさらリスクが大きくなりそうだ。あまり本命◎にしたくなかった気持ちもあるのだが、ほかに信用できる馬がいなかったので、とりあえず1番手にとりあげただけである。今回はボックスで勝負させてもらう。
  • 対抗○はアンブラスモアにする。H10H11テレビ愛知杯優勝、H10吾妻小富士賞レコード勝ち。この馬は平坦小回りコースを平均ペースで逃げた時に強さを発揮する。しかも速い時計の出るコースを得意としており、今の小倉は絶好の舞台である。問題はやはり斤量ということになると思う。今年のテレビ愛知杯で57kgを克服しているとはいえ、ハンデ戦は相手の斤量が軽いことの方が問題だから、やってみないと分からないとしか言いようがない。それに、前走8着惨敗も気になるところだ。道悪競馬が苦手だといえばそうかもしれないが、やはり勢いという点からはマイナスである。意外にも重賞初挑戦というのも気になるところではある。
  • 単穴▲はサンライズフラッグにする。H10鳴尾記念優勝、H10毎日王冠3着、H10天皇賞秋3着など、実績は文句なくメンバーNo1である。トップハンデは当然のことといえる。去年の実績を考えれば、このメンバーでは負けてはいけない存在の馬である。本来であれば、もっとも本命◎にふさわしい馬だと思う。しかし、前走ダートを使って10着に負けているのがあまりに印象が悪い。今回のハンデ戦に出走するために、無理矢理使ったという感じもするが、やはり私としては評価しづらい結果である。ましてトップハンデということを考えても、とてもこの馬と心中する気にはなれない。そういうことで、ここまで評価を落とした。ただ、実績が実績なので、実力の違いを見せつけることも十分に考えられるのも確かではある。
  • 4番手はトウカイパンチにする。前々走は準オープンとはいえ、芝のマイル戦で1.33.5というなかなかのタイムで勝っている。もともと4歳時は、毎日杯3着などオープンで活躍していた馬でもある。前走はダートで負けたが、基本的には芝の方がいい馬だろう。古馬オープンではまったく実績はないが、斤量が51kgというのはかなり恵まれたと言える。これならば、つけいる隙は十分にありそうだ。そういうことで私は思いきって狙ってみた。ただ、オープンでは決め手不足を露呈していた馬だけに、重賞ではかなり厳しい感じもしないではない。いくら斤量が軽くても、相手が相手だけに無理があるかもしれない。
  • 5番手はカネトシガバナーにする。H10神戸新聞杯優勝、H10愛知杯優勝、H11京都金杯3着など、なかなかの実績を持っている馬である。それが、今年の4月に復帰してからは掲示板にも載れないありさまである。ほとんど斤量58kgを背負わされたせいかもしれないが、斤量56kgの新潟大賞典が14着なのだから斤量が敗因とは考えづらい。基本的には体調の問題だとは思う。今の勢いではとても巻き返せないと思えてしまう。とはいえ、これだけの実績馬である。G3くらいならいつ走ってもおかしくない馬である。徐々に調子を取り戻しつつあるようだし、1600mの谷川岳Sが最も成績が良かったことを考えれば、距離短縮もプラスのような気がする。極端に人気が落ちているようなので、ここは思いきって狙ってみた。
  • 6番手はツルマルガイセンにする。H10中日新聞杯優勝、H1カブトヤマ記念優勝、H10小倉記念2着、H11中日新聞杯2着など。重賞で好走する場合は、ほとんど1800mである。ベストが1800mというより、1800mでしか走らないタイプである。ただ、1800mならば毎回走るというわけではなく、1800mでも惨敗するときも多いという安定度のあまりないタイプなので、どうしても信用しづらい馬である。とはいえ、この1800mの実績はとても見過ごせるものではない。いつ走るか分からないタイプだからこそ、余計に目が離せないものである。どのくらい人気になるか分からないが、人気薄ならば外してはいけない1頭となる。ハンデ57kgも気になるところだが、今年の中日新聞杯は斤量58kgで2着に頑張っているので、57kgならば何とかこなしてくれるのではないだろうか。そういうことで私は評価していたのだが、今回の鞍上が高橋亮騎手じゃないのを見て考えを改めた。いくら一発タイプといっても、太宰騎手では荷が重いように感じた。勢いがあるならともかく、頭打ち状態の現状ではちょっと巻き返せないと最終的に判断したわけである。
  • 7番手はメイショウバチカンにする。前走鳴尾記念5着が光る。常識的に考えて、斤量57kgでG2を5着した馬であれば、斤量53kgならばG3は楽勝だろうということは、十分にあり得る。正直なところ、かなり斤量に恵まれたと言える。前々走準オープンとはいえ、2000mを1.57.6という好タイムで勝っており、スピード勝負は望むところである。ここにきて急成長してきたという勢いも買える材料である。ただ、前走の鳴尾記念はG2とは言いづらい弱いメンバーだったことも確かである。スターレセプションにも勝てなかったことを考えると、どこまで評価していいか分からない。負ける時は大きく負けるという印象もあり、安定度も疑問である。最近は1800m以下の距離を経験していないというのも気になるところだ。意外に人気になっていることもあり、私は見送ることにした。
  • 8番手はヴィクトリーバンクにする。前走のマーメイドS4着の内容はまあまあだった。苦手の道悪で追い込んできたのだから立派なものである。良馬場であれば結果が違っていたかもしれない。そういう意味では今回の小倉の芝はこの馬にとっては大きなプラスとなる。パンパンの良馬場でこその馬なので、チャンスは大きい。それに斤量52kgもまあまあ恵まれた方だろう。キクノスカーレットとの比較からも逆転は十分に可能である。しかし、私が気になるのは距離である。この馬の実績は2000m以上に集中している。スローで流れて直線だけの決め手勝負を得意としているように感じており、比較的流れの速い1800mのペースでは持ち味を発揮できずに終わるような気がしている。それでここまで評価を下げてみたわけである。
  • 9番手はツルマルツヨシにする。前走休み明けで900万を快勝した。実力の違いを見せつける内容だったと言っていい。距離も1800mと今回と同じである。舞台も小回りコースだっただけに、小倉との相性も良さそうだ。勢いがあるだけに、ハンデ51kgをうまく生かせればチャンスは十分にあると思われる。しかし、いくらなんでも900万を勝ち上がったばかりで重賞というのはちょっと飛びすぎという感じがする。勢いは認めるが、この程度の実績では私はとても評価できない。底知れない実力を持っている感じもするが、今回は様子を見たい。
  • 10番手はフロンタルアタックにする。賞金が足りていればダービーを狙っていたという逸材である。それを証明するかのように、駒草賞を完勝してしまった。目標としていたラジオたんぱ賞を荒れた馬場のために回避して、絶好の芝状態のこちらに回ってきた。駒草賞のレースからも大物である可能性は十分で、古馬相手に勝ってしまうようであれば、菊花賞も夢でなくなる。しかし、今回が古馬とは初対決である。4歳クラシックに出走したこともない馬が、古馬重賞で実績を残しているメンバーを相手にするのは厳しいものだと私は思う。もちろん圧勝もあるかもしれないが、現時点の実績ではとてもそんな大きなことは言えないはずだ。斤量53kgも4歳馬であることを考えれば、恵まれた方ではないと私は思う。こういう馬は買いづらいものである。今回は様子を見ることにしたい。
  • 11番手はランフォザドリームにする。H10マーメイドS優勝、H10朝日CC優勝、H10エリザベス女王杯2着など、かなりの実績を持っている馬である。これだけの実績を見れば、こんなメンバーならば楽勝も十分に考えられる。前走マーメイドS5着も道悪を考えれば立派な成績だし、徐々に調子が上がっているのも感じられた。今回あたりはやってくれそうな感じもする。そうであれば、なんでここまで評価を落としたかというと、私はこの馬は2000m以上でこそ真価を発揮する馬だと思っているからである。1600m〜1800mでも好走している実績はあるが、牝馬限定戦で2着以下に負けていることを考えると、牡馬にも勝った2000mがベスト距離だと思えてならない。さらに、牝馬はピークが過ぎると極端に実力が落ちることがある。最近のこの馬の走りを見ていると、そうい状態になりつつあると思える。現時点では何とも言えないが、私はそんな感じを受けている。それで斤量55kgは、牡馬でいえば57kgである。厳しい数字だと言わなければならないだろう。そういうことで私は評価していないのである。まあ、これで勝たれたら、復活を素直に喜ぼう。
  • 12番手はエイシンビンセンスにする。前走準オープンを長期休み明けにもかかわらず完勝してしまった。明らかに実力の違いという感じである。これならばオープンでもという内容だったと思う。もともとH10七夕賞5着、H10北九州記念6着の実績を持つ馬だけに今の勢いならばチャンスはありそうだ。しかし、去年の重賞で底を見せてしまっているだけに、好走はあっても連対となるとかなり厳しい感じもしないでもない。斤量54kgもこの馬の実績からすると恵まれたとはとても言えない。休み明けの快走は、2走ボケという心配もあるだけに、私としてはそんなに高くは評価できない。
  • 13番手はファンドリロバリーにする。H10朝日CC2着、H9福島記念2着、H10日経新春杯3着など意外と重賞実績を持っている。そんな馬が斤量53kgというのはかなり恵まれたといえる。1800m〜2000mで良績を残しているので距離も問題なさそう。ここは一発ありそうな感じがしないでもない。だけど、この馬が好走するパターンは、上がりがかかる展開が多い。決め手勝負、スピード勝負は苦手のように私には感じる。今の小倉のスピード馬場には向かないと思う。そういうことで私は評価していない。
  • 14番手はマークキングオーにする。ひまわり賞優勝、札幌3歳S3着の実績を持つ。札幌3歳Sの実績があるので距離はなんとかなりそうだ。前走11着惨敗も長期休養明けだったことを考えればやむ得ない。一度叩かれて大きく変わることも十分に考えられるだろう。ハンデも50kgと恵まれた。一発あっても不思議はない馬だとは思う。だけど、今回の相手は古馬である。前走よりもレベルが大きく上がっているはずである。休み明けとはいえ、前走11着の4歳馬が巻き返せるレベルではないと思う。私は無理だと思っている。
  • このページのTOPに戻る

    前ページに戻る