G3マーメイドSの感想
終わってみれば、1〜3着まで人気どおりと、牝馬限定戦の道悪競馬にしては意外な結果になった。私は10倍以下の配当で決まるようなレースではないだろうと思って、手広く5頭ボックスで勝負したが、結果はご覧のとおりである。それでも回収0よりはずっとましなので、まあよしとしなければいけないか。とりあえず的中できたことに満足しよう。
勝ったのはエリモエクセルであった。オークスを完勝している実績を考えれば、当然の結果ともいえる。まあ、それにしても強い勝ち方だった。まさしく横綱相撲といえる。道悪もまったく気にならなかった。前走9着が気になったが、このメンバーならば騒がず慌てず自分のレースができたようである。強い馬がその実力を出してしまったのだから、コメントすることもなくなってしまう。これからは秋のエリザベス女王杯が目標になるだろうが、じっくりと調整してもらいたい。
2着はキクノスカーレットであった。折り合いよく先行できるし、ラストの直線も最後まで伸びている。重賞初挑戦で、エルモエクセルと僅差の勝負をして、エガオヲミセテを寄せ付けなかったのだから、この馬は相当強い。しかも、それで落鉄していたのだから驚きである。脚元が弱いのが気になるところだが、何もなければ今後も重賞戦線で活躍するのは間違いない。楽しみな1頭である。
3着はエガオヲミセテだった。掛かるのが心配だったが、予想に反して後ろからの競馬だった。この時点で勝てるかな、と思ったが、直線は意外と伸びなかった。敗因として考えられるのは、まず距離であるが、私は違うと思う。先行したキクノスカーレットが残っていることを考えても、前半の位置取りが後ろすぎたのだと思う。3角から仕掛けていったら、ゴールまで息が持たなかったということではないか。この馬は先行して抜け出す方が合っていると思う。まあ、先行していたら掛かっていたかもしれないが、ということはやはり距離ということになるのか。
4着はヴィクトリーバンクであった。この馬の切れ味は良馬場でこそのものなので、道悪ではどうしようもない。4着ならば頑張った方だろう。
5着はランフォザドリームであった。この馬も道悪はまったくダメである。掲示板を外さなかったことで復調は認められる。次に期待したい。
プロモーションは6着であった。ノメっていたということは、道悪はあまり得意でないようだ。ただ、この馬はスピード勝負も得意ではない。ということは、時計のかかる良馬場がいいということなのだろうな。
ショウナンハピネスは7着であった。道悪でなんとか逃げ切ってくれないかと思ったが、さすがに相手が強かったようだ。この馬なりにがんばっているとは思う。
ゲイリーイグリットは10着であった。藤田騎手のコメントでは距離だろうとのことである。ストームキャット産駒ということを考えると、たぶんそうだと私も思う。
まあ、こんなもんですかねぇ。
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