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G3マーメイドSの反省

G3マーメイドSの結果
1 2-02エリモエクセル 的場 2.03.6---36.4 434kg+2 1人気
2 8-14キクノスカーレット 武豊 2.03.71/236.9 470kg-4 2人気
3 6-11エガオヲミセテ 高橋亮 2.04.01.3/436.6 454kg+6 3人気
4 3-04ヴィクトリーバンク 2.04.41.1/236.8 456kg+6 9人気
5 6-10ランフォザドリーム 河内 2.04.7237.7 504kg0 4人気
単勝300円 枠連640円
複勝130円 130円 160円 馬連720円
予想と見解
G3マーメイドSの感想
  • 終わってみれば、1〜3着まで人気どおりと、牝馬限定戦の道悪競馬にしては意外な結果になった。私は10倍以下の配当で決まるようなレースではないだろうと思って、手広く5頭ボックスで勝負したが、結果はご覧のとおりである。それでも回収0よりはずっとましなので、まあよしとしなければいけないか。とりあえず的中できたことに満足しよう。
  • 勝ったのはエリモエクセルであった。オークスを完勝している実績を考えれば、当然の結果ともいえる。まあ、それにしても強い勝ち方だった。まさしく横綱相撲といえる。道悪もまったく気にならなかった。前走9着が気になったが、このメンバーならば騒がず慌てず自分のレースができたようである。強い馬がその実力を出してしまったのだから、コメントすることもなくなってしまう。これからは秋のエリザベス女王杯が目標になるだろうが、じっくりと調整してもらいたい。
  • 2着はキクノスカーレットであった。折り合いよく先行できるし、ラストの直線も最後まで伸びている。重賞初挑戦で、エルモエクセルと僅差の勝負をして、エガオヲミセテを寄せ付けなかったのだから、この馬は相当強い。しかも、それで落鉄していたのだから驚きである。脚元が弱いのが気になるところだが、何もなければ今後も重賞戦線で活躍するのは間違いない。楽しみな1頭である。
  • 3着はエガオヲミセテだった。掛かるのが心配だったが、予想に反して後ろからの競馬だった。この時点で勝てるかな、と思ったが、直線は意外と伸びなかった。敗因として考えられるのは、まず距離であるが、私は違うと思う。先行したキクノスカーレットが残っていることを考えても、前半の位置取りが後ろすぎたのだと思う。3角から仕掛けていったら、ゴールまで息が持たなかったということではないか。この馬は先行して抜け出す方が合っていると思う。まあ、先行していたら掛かっていたかもしれないが、ということはやはり距離ということになるのか。
  • 4着はヴィクトリーバンクであった。この馬の切れ味は良馬場でこそのものなので、道悪ではどうしようもない。4着ならば頑張った方だろう。
  • 5着はランフォザドリームであった。この馬も道悪はまったくダメである。掲示板を外さなかったことで復調は認められる。次に期待したい。
  • プロモーションは6着であった。ノメっていたということは、道悪はあまり得意でないようだ。ただ、この馬はスピード勝負も得意ではない。ということは、時計のかかる良馬場がいいということなのだろうな。
  • ショウナンハピネスは7着であった。道悪でなんとか逃げ切ってくれないかと思ったが、さすがに相手が強かったようだ。この馬なりにがんばっているとは思う。
  • ゲイリーイグリットは10着であった。藤田騎手のコメントでは距離だろうとのことである。ストームキャット産駒ということを考えると、たぶんそうだと私も思う。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G3マーメイドSの予想
    結論
    馬番連勝複式 2-7-11-13-14(BOX)

      ◎エガオヲミセテ
      ○キクノスカーレット
      ▲エリモエクセル
      △ゲイリーイグリット
      △ショウナンハピネス

    にへい君の見解
  • 初夏の牝馬限定重賞ということで定着しつつあるこのレース。とにかく気まぐれ牝馬の戦いだから、常識が通じない場合も多い。特に夏の牝馬は勢いのある馬が活躍することが多いだけに、格上とか実績上位というのはあまり関係なくなる。とはいえ、今回のメンバーはG1好走組と最近調子のいい上がり馬との戦いという感じであるが、上がり馬と言っても準オープンを勝ち上がったばかりとかであまりに実績が違いすぎるから困ってしまう。G1好走組が前走もそれなりの結果を残していれば問題ないのだが、惨敗しているから判断が難しい。かといって、準オープンを勝ち上がった程度では、いくら勢い重視とはいえ、大きくは信用できない。今回は本当に難しい予想になりそうだ。本当に困った。
  • 私の本命◎はエガオヲミセテである。H11マイラーズC優勝、H10阪神牝馬特別優勝。G2を2勝している実績はかなり凄い。いずれもマイル戦であったが、秋華賞4着と去年のこのレースで3着と2000mでも問題はない。重賞2勝はいずれも阪神コースであり、阪神巧者というイメージが強い。前走の安田記念6着もなかなか内容が良かったので、このメンバーに戻れば格上の存在となる。ただ、実際に2000mで勝っていないので、やはり距離不安は拭いきれない。また、安田記念から中1週というのも厳しいローテである。激しいレースだっただけに疲労が残っている可能性は高い。それに、マイルでも多少掛かったくらいだから、2000mだとさらに掛かる可能性が高い。いくら何でも逃げる展開になったらかなり厳しくなる。さらに、エリモエクセルとランフォザドリームというG1連対馬が相手となるのもかなり気になるところだ。このように見てくると、チャンスはあるだろうが、信用できない部分もけっこう多い、ということになる。だからと言って、他に信用できる馬も見当たらない。G1連対馬が揃って前走惨敗していることを考えると、勢いがあり実績もあるのは、この馬しかいないことになる。掛かるような気がするだけに、ちょっと軸にするのは危険な気がするので、今回は無難にボックスで勝負したい。
  • 対抗○はキクノスカーレットにする。勢いならば、やはりこの馬だろう。途中休み明けを挟んでいるが4連勝中である。7戦5勝とまだまだ底を見せていないだけに、重賞初挑戦でもこのメンバーならば勢いで押し切ることも十分にあり得る。スローならば先行し、ペースが速ければ抑えるというように、自在性のある脚質である。展開に左右されることはなさそうだ。ただ、2000mは未経験なので距離が長いかもしれないという不安があるし、いきなりG1好走馬を相手にしないといけないのも厳しいものである。常識的にはちょっと無理っぽい感じもするが、牝馬は実績よりも勢いを重視したい。前走惨敗している実績馬よりは、前走勝っている上がり馬の方が私には魅力を感じる。
  • 単穴▲はエリモエクセルにする。何と言ってもオークス馬である。ファレノプシス、エアデジャヴーを問題にしなかったあの強さは半端ではなかった。さらに前々走の中京記念では、小回り中京で大外を回りながら豪快に差し切って、実力の違いを見せつけたのが印象的だった。はっきり言って、今回のメンバーならば、「負けてはいけない」戦いになるはずである。しかし、私にはどうしても前走の9着が気に入らない。間隔が開いたし、牡馬相手の別定G2で、斤量57kgもかなり厳しかった。言い訳がたくさんあるのも分かっているが、やっぱり9着は負けすぎだと思う。牝馬はいったん走る気がなくなると、立ち直るまでに時間がかかるケースも多いだけに、本当に巻き返せるのかどうか非常に不安である。そういうことで私はここまで評価を落としてしまった。
  • 4番手はゲイリーイグリットにする。この馬の魅力は後方からの追い込みである。前走も11着に敗れたとはいえ、上がり33.0を叩き出しており、ラストのスピードは桁違いである。このとんでもない末脚がうまく決まれば、他馬は手も足も出ないはずである。ただ、距離経験が1700mであるのはあまりに痛い。父がストームキャットだから血統的にも距離延長はダメかもしれない。でも、常に後方からの競馬ということは、掛かって先行することはないはずで、じっくりとレースを進められるので、かえってプラスかもしれないという考え方もできる。そこらへんに何とか期待したい。あとは、なんだかんだで前走11着に負けていることは認識しなければいけない。上がりがどんなに速かろうと惨敗は惨敗である。自分でレースを作れない以上は、安定度はとても期待できないといえ、そんなに大きくは期待できない。とは言っても、決め手のある馬はそれだけで驚異である。たぶん消すことはできないだろう。
  • 5番手はショウナンハピネスにする。新馬戦をレコードで勝ち、続くオープン・ホープフルSも完勝して、能力の高さを見せつけたが、そこからスランプに陥った。暮れのターコイズS4着で復活の兆しが見られたものの、準オープン戦線で惨敗続き。前走2着でまた復活の兆しが見えるが、今までの負けっぷりがすごいだけに、重賞でどこまで戦えるかは分からない。しかし、今回道悪になったのはこの馬にとっては大きなプラスのはずである。スピード勝負では分が悪いが、スタミナ勝負ならば持ち前の粘りをフルに生かすことができる。マイペースで逃げれればけっこう面白い存在である。私は思いきってここまで買うことにした。
  • 6番手はヴィクトリーバンクにする。H10マーメイドS2着の実績を持つ。この馬は鋭い決め手が持ち味であり、オープン好走のほとんどが上がりの速い決着である。逆に上がりのかかるレースだとほとんど惨敗している。そういうことからは意外とスローペースからの追い込みを得意としている馬といえる。前々走3着しているくらいだから調子自体は悪くないと思われ、展開に左右される馬だから前走着順とかはあまり関係ないだろう。まあ、言ってしまえば一発タイプということであり、信用度はあまりないということになる。脚質的に道悪も得意そうじゃないし、ここで巻き返せるかどうかは何とも言えない。走らせてみないと分からないというのが正直なところだ。とりあえず今回は道悪になったので見送った。
  • 7番手はランフォザドリームにする。H10マーメイドS優勝、H10朝日CC優勝、そしてH10エリザベス女王杯2着と実績はかなりのものである。G1実績は高く評価すべきだし、重賞2勝も阪神2000mのものである。過去の実績からすれば、最も外してはいけない馬ということになる。しかし、私はあまり魅力を感じていない。最近は惨敗続きだからである。確かに相手が牡馬で強かったというのもあるとは思うが、それにしても負けすぎに感じる。牝馬はピークを過ぎると信じられないくらい勝てなくなるから、それではないかと私は見ている。前走55kgだった斤量も今回はさらに1kg増えるのもマイナスである。さらに、当日の馬場はかなり悪くなるらしい。大飛びの馬で道悪はさっぱりらしい。
  • 8番手はプロモーションにする。H9クイーンS優勝。この馬の持ち味は先行してばてないことである。そのため意外と安定度が高い。ただ、逆に言えば、決め手というかパンチ力に欠けるということでもあり、好走しても3着4着で終わってしまうというタイプである。こういう馬は道悪になると力を発揮するのでは?と思って、データを見たら意外にも道悪では惨敗ばかりである。クイーンSを勝ったのが稍重だったので、時計がかかる馬場が合っているのは確かだとは思うが、馬場が悪すぎるとパワー不足で走れないようだ。そういうことで、今回もさすがに厳しいだろうと私は判断した。でも、調子はかなり上向いているのは感じられるだけに、先行して粘りきるという場面も十分にあり得るとは思う。
  • 9番手はキュンティアにする。阪神3歳牝馬Sで2着した実績があることを忘れてはいけない。キャリア2戦での結果だけに素質はかなり高いはずである。阪神2000mでは忘れな草賞4着があり、まったくダメということもないだろう。昨秋準オープンは勝っているわけだから早熟ということもなさそうだ。ただ、古馬オープンと戦うようになってから掲示板にも載れないのは問題である。前走6着とはいえ、相手を考えるとそんなには評価できない。距離も多少長い気がする。牝馬限定だし、メンバーもそれほどでもないことを考えれば巻き返しもあっても不思議はないが、私には魅力には感じない。
  • 10番手はアインブライドにする。こっちは阪神3歳牝馬Sの勝馬である。G1を勝っているのだからそれなりに評価してあげないといけない。阪神コースを得意としており、阪神3歳牝馬Sも7着からの巻き返しだった。しかし、この時の阪神3歳牝馬Sはレベルが低かった。この馬のその後の実績がそれを物語っている。前走も13着に負けているし、勢いはまったく感じない。距離も長い感じがするし、さすがに巻き返すのは難しいと思われる。
  • 11番手はスパークトウショウにする。福島1700mでレコード勝ちをしたことがある。スピード競馬は得意な馬である。こういう馬は流れに乗ったら恐いものである。休み明けを1度叩かれているので、体調は急上昇していると思われる。しかし、さすがに重賞では役不足という感じがする。ハンデ49kgの京成杯AHで7着に負けているくらいだから、かなり厳しいと思う。マイルで集中的に実績を残しているので、2000mという距離も長いと思う。すでに7歳だし、大きく化けるということも考えづらい。
  • 12番手はファーストソニアにする。2000mで3勝6連対という実績があり、距離はベストと言えそうだ。阪神も2勝3連対となかなか相性が良い。手元にデータがないが、確かオープン特別でもそこそこ走った実績がある馬で、牝馬限定戦ならば一発あってもおかしくないとは思う。ただ、ここ2戦は準オープンで惨敗ととても勢いを感じることはできない。8歳という年齢を考えても、上積みはそんなにないだろう。別定戦で斤量が増えるわけだし、ここでの巻き返しは難しいだろう。
  • 13番手はトキオジュリアにする。前走900万とはいえ勝っているのはいいことだ。勢いは感じることができる。10戦5連対とまあまあの成績でもある。ダートで4連対しているが、900万では芝のレースの方が結果がいいので、芝の方が合っていると思われる。しかし、前走900万を勝った程度では、重賞を好走する裏付けにするには苦しいものがある。前走は勝っているものの、その前は惨敗ばかりだったことを考えても、器の大きい馬とも思えない。距離を経験していないのも大きなマイナスである。さすがに厳しい戦いになると思われる。
  • 14番手はカズサヒロインにする。芝1800mで3連対しており、距離はなんとかなりそうだが、それ以外に魅力的なデータがない。まだ900万クラスの馬だし、前走準オープンで6着では、別定重賞で巻き返せるとは思えない。ちょっと背伸びしすぎだと思う。
  • 15番手はターフプロテクターにする。さすがに好材料が見当たらない。ただでさえ準オープンの身なのに、3勝すべてがダートで、距離実績もないというのはひどすぎる。まして、6ヶ月の休み明けでどうやって戦うつもりなのだろうか。いくらなんでも無理だと思う。
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