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G2中山記念の反省

G2中山記念の結果
1 5-05キングヘイロー 柴田善 1.47.5---36.2 476kg-8 1人気
2 6-07ダイワテキサス 蛯名 1.47.81.3/436.0 472kg0 4人気
3 1-01サンプレイス 中舘 1.47.8アタマ36.3 448kg-16 5人気
4 7-10サイレントハンター 吉田 1.48.11.3/438.7 492kg+8 2人気
5 7-09ブラボーグリーン 横山典 1.48.21/236.7 466kg+10 3人気
単勝180円 枠連630円
複勝120円 210円 310円 馬連650円
予想と見解
G2中山記念の感想
  • キングヘイローの強さだけが目立ったレースだった。強いとは思っていたが、あんなに強いとはビックリである。結果的にはこの馬から流すのが正解だったようだ。無難にボックスで勝負したのは完全に裏目に出てしまった。それでも赤字にならなかったのだけが救いである。それにしても今年は堅いレースが多いなあ。それだけ強い馬が結果を出しているということだから、それはそれでいいことなのだが、もうちょっと荒れてもらわないと私のような中穴タイプは回収が上がらない。やっぱり絞る時は絞って買わないとダメだということなのだろうなあ。でも、そういう時に限って今までは裏切られているから、どうしても勝負に行けないんだよなあ。とりあえず1年はまだまだ長い。ゆっくりと取り戻しましょう。
  • 勝ったのはキングヘイローであった。前述したとおり、とにかく強かった。前回より強敵が多かったので、意外と苦戦するのでは?と思っていたが、まったく寄せ付けず完勝してしまった。大きく逃げるサイレントハンターを好位から騒がず慌てずゆっくりと追走し、直線半ばで捕らえると後は突き放すだけ。前走の東京新聞杯よりも強い内容だった。今回の走りを見てやはり1800mがベストなんだなとつくづく感じた。この馬にとって1800mのG1がないのは不運としか言いようがない。最も近いのは天皇賞秋ということになるから、G1をゲットするならばここしかないだろう。グラスワンダーは出走できないわけだし大きなチャンスになるはずだ。って、ちょっと気が早いか。今後はどういうローテーションを組むのか分からないが、当面の目標は安田記念ということになるのだろう。もちろん安田記念でもチャンスはある。
  • 2着はダイワテキサスであった。さすがに地力がある馬である。休み明けでもきっちりと実力を見せてくれた。私は2人気だと思っていたので、ちょっと人気がなかったように感じた。そういう意味ではまあまあ美味しい配当だったかもしれない。それでも、本調子にはまだまだという感じがしたのも確かである。これを叩いて次は本領発揮と行きたいところだろう。この馬も当面の目標は安田記念だろうから、まだまだ日はある。徐々にピッチを上げていくつもりなのだろう。今日は本当によく差し切ってくれた。個人的には本当に助かった。
  • 3着はサンプレイスだった。この馬も力をつけているということのだろうなあ。まさかここまで頑張るとは思っていなかった。あわや2着という感じだったので私はかなり焦った。今回のような走りを常にできるようならば、重賞の1つくらいはいつでも取れそうだ。レースにもよるが次は評価しないといけない馬である。
  • 4着はサイレントハンターであった。予告どおりの大逃げである。結果的には速すぎたようである。ラップを確認したわけではないが、あれで逃げられるのはサイレンススズカくらいの実力がなければ無理だろう。まあ、あれより遅ければ格好のペースメーカーになってしまうから。どっちにしろ勝ちにはならなかったとは思う。結局のところ、この馬には2000mが合っているということなのだと思う。今回は仕方ない負けだと私は思う。
  • 5着はブラボーグリーンであった。終わってみれば実力負けという感じである。さすがにこのメンバーでは厳しかったようである。ただ、前走のニューイヤーSの内容を見る限りだともっと走ってもいいような気もするのだが、結局のところはマイラーなのかもしれない。次走マイル戦で完勝するようだとマイラーだと判断していいだろう。そうであれば安田記念も十分に戦えそうだ。
  • イブキウッドマンは6着であった。これだけのメンバーが揃っていれば、やむ得ない結果である。自分なりに走っているだけで誉めて上げたい。次はG3でがんばってもらいたい。
  • ホッカイルソーは8着であった。長期休み明けを考えればよく走っている。得意の長距離戦になれば、もっと頑張れるだろう。当然天皇賞に向かうのだろうが、何とか掲示板を目指してもらいたい。
  • カシマドリームは10着であった。実力はある馬なんだけどなあ。基本的に軽い馬場じゃないと走らない馬だと思うので冬場は走らないんじゃないかなあ。時計の速い馬場だと面白い存在だと思うので、東京コースでの巻き返しに期待したい。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2中山記念の予想
    結論
    馬番連勝複式 5-7-9-10(BOX)
      ◎キングヘイロー
      ○ブラボーグリーン
      ▲ダイワテキサス
      △サイレントハンター

    にへい君の見解
  • 3月になると別定G2レースが続くが、そのうちの中距離レースがこの中山記念である。昔はここから天皇賞に向かう馬もいたようだが、現在では層が厚くなったせいだろうか、距離適性が明確になってきているため、ここから天皇賞を向かう馬はほとんどいなくなった。春の中距離レースは宝塚記念だけなのだが、このレースまでは日がありすぎる。どちらかと言えば安田記念を目指すのかもしれないが、マイラーはほとんど先週のマイラーズCに行くため、このレースから安田記念に向かう馬もそんなにはいない。つまり、次の目標が定まっていない中距離馬が集まるレースであり、そういう意味では大物はあまり出走してこないレースでもある。しかし、このレースを真剣に勝ちに来ている馬ばかりなのでレース自体はけっこう面白くなると思う。
  • 私の本命◎はキングヘイローである。前走の東京新聞杯はかなり強い勝ち方だった。2000m以上だと気性が災いして能力を出し切れていない感じがしていただけに、マイルで大きく変わるのでは?という周囲の期待に十二分に応える走りだった。ケイワンバイキングがハイペースで逃げる厳しい流れを好位で楽に追走し、直線では1頭だけ能力が違うとばかりに突き放してしまった。あの走りはまさしくマイラーの走りである。やはりこの馬は短い距離の方が合っているのだとつくづく感じたものである。それでは、この馬のベスト距離はマイルなのか?と聞かれば、「たぶん違う」と私は答える。だいたいマイルがベストという馬が菊花賞5着、有馬記念6着という走りができるものだろうか。そういうことを考えると、この馬のベスト距離は1800mではないかと私は感じている。ここで改めて強い勝ち方をすればこの馬のベストは1800mだと思っていいと思うが、情けない走りをするのであればマイルが得意距離だと判断することになると思う。そんなに切れる脚があるわけではないことを考えれば、1400mは明らかに短い感じもするので、ベストは1800mだと思いたいが、こればかりはやってみないと分からない。でもまあ、皐月賞で2着している馬である。たとえベスト距離がマイルでも1800mならば強い競馬をしてくれるはずだ。スペシャルウイークがAJC杯を体調不十分で圧勝したが、この馬はスペシャルウイークと同等のレースを何度かしている。そういう意味でもこのメンバーなら「負けられない」というのが正直なところだろう。皐月賞の実績から中山は問題ないし、東京新聞杯の走りからハイペースのスピード勝負も問題ない。道悪もどちらかと言えば得意としいる方だと思う。このように考えていくと、この馬が負けることはほとんどないようにも感じてしまう。しかし、この馬よく分からない負け方をする時があるから、どうも信じ切れないんだよなあ。絶対大丈夫という時ほど裏切りそうなタイプに感じるのは私だけだろうか。今までは休み明けとか距離とか理由があったのも確かだから考えすぎなのだろうが、何となく胸騒ぎがする。
  • 対抗○はブラボーグリーンにする。G2はたぶん初挑戦となるだけに、試金石の一戦となりそうだが、前走ニューイヤーSでケイワンバキングに完勝している走りを見る限りでは、この馬も相当強い馬だと感じずにはいられない。この時はトップハンデだったことを考えれば、その強さが容易に推測できる。タイムも1.33.0という破格のものである。京阪杯を勝っている実績と重馬場の新潟記念を天皇賞馬オフサイドトラップの2着している実績を考えれば1800mも問題ない、というよりこの馬のベストは1800mではないかと私は思ってしまう。G1やG2で好走している馬もいるので、実力負けということも十分に考えられるが、これまでの走りからは十分に勝負になると私は判断した。ただ、前々走京都金杯で7着に負けているのがいただけない。意外と安定度のない馬なのかもしれない。このクラスで連対するつもりならば、ハンデ戦とはいえG3で掲示板にも載れないのはどうかと思う。前走もしょせんオープン特別だし、やっぱりG2では格不足かもしれない。
  • 単穴▲はダイワテキサスにする。現在5連勝中の馬である。準オープンで直線だけで7馬身差つけ、初重賞挑戦となった関屋記念もレコードで完勝し、G2オールカマーでも大逃げを打つサイレントハンターを慌てず騒がずゆっくりと追いかけてきっちりと差し切るという、とにかく強い内容で勝ち続けた。いよいよ天皇賞挑戦という時に骨瘤で休養を余儀なくされたのが不運だったが、出走していれば勝っていたかもしれない。そういうわけで、この馬の能力は半端ではない。たとえキングヘイローがパーフェクトの走りをしても、この馬が実力で勝ってしまうかもしれない。そのくらい強い馬だと私は思う。それならばなんでこんなに評価が低いのかと言えば、それはもちろん休み明けだからである。どんなに強い馬でも休み明けは信用できないものである。G1を勝っている馬ならともかく、この馬はまだG2までの実績しか持っていない。そういう馬を休み明けで信じるのは勇気がいる。私のような根性なしはとりあえずこのくらいの評価で様子を見たいと考えてしまう。
  • 4番手△はサイレントハンターにする。天皇賞秋で4着にがんばってから、重賞戦線でよく走っている。中山金杯をトップハンデで完勝し、AJC杯では2番手に抑える競馬をして2着に粘りこみ、前走日経新春杯もエモシオンに早めに競りかけられるという厳しい流れにもかかわらず3着にがんばっている。特にここ2戦は2200mという距離でがんばったのを評価したい。それを考えれば今回の1800mは大きなプラスである。ベストは2000mであるが、2200mよりははるかにレースがしやすいはずだ。中山1800mは逃げ馬が有利ということもあり、前走前々走よりも好走が期待できそうだ。というのが常識的な見解だと確かに思う。しかし、1800mが本当にプラスとなるであろうか。この馬のよさはハイペースの逃げであるが、これは2000mだからこそ生きるのだと私は思う。1800mだと多少のハイペースでも相手は十分についていけるはずであり、サイレントハンターにとってはかえって厳しい流れになるような気がするのである。だからと言って、ゆっくりと逃げれば、切れ味鋭いスピード馬との直線勝負はあまりに分が悪すぎる。サイレンススズカのような常識外れの逃げならば、ついてくる馬もいないだろうが、さすがにそれをこの馬に期待するのは酷だろう。そういうことで、今回は意外と厳しいレースになるのではないか、と私は見ている。とはいえ、この馬の安定度は大したものである。切れ味はなくてもラストの直線の走りはなかなかのものである。たとえ1800mでも十分に戦えるだけの決め手はあるとも思っている。さすがに消すことはできそうにない。
  • 私はこの上位4頭が他を圧倒していると思っている。つまり、これより下の馬の出番はないだろうと思っているわけである。さて、それではこの4頭をどう組み合わせるかであるが、基本的には◎から3点に流すか、ボックスということになる。こういう場合はできればオッズを見てから決めたいものである。▲-△でも配当が低いようだとあまり買う意味がなくなるし、◎に極端に人気が集まれば▲-△は魅力ある馬券になるわけで、つまりは意味のある馬券戦略ができるのである。とりあえずオッズが分からない以上は、キングヘイローが信じられるかどうかをポイントにするしかない。私は実はかなりの確率でキングヘイローは連を外さないと思っている。しかし、AJC杯の時のスペシャルウイークほどは信じていない。私はAJC杯の時だってボックスで買った人間である。ここでキングヘイローに賭けて敗れた時のショックは計り知れない。先ほども述べたが、何となく胸騒ぎがするのである。まだまだ1年は長い。根性なしの私はやっぱり的中重視で行かせていただきます。もちろんボックスということです。
  • 5番手はサンプレイスにする。正直よく分からない馬である。とりあえず前走中京記念でエリモエクセルの2着しているのだから、それなりに評価しないといけないだろう。勢いは感じることはできる。距離も問題なさそう。ただ、前々走京都金杯6着、その前が京阪杯4着とそんなに強そうな感じがしない。前走もしょせん中京の話だし、上4頭と比べると物足りない感じは否めない。さすがにG2では掲示板が精一杯かもしれない。
  • 6番手はイブキウッドマンにする。前走準オープンを勝ってオープン入りを果たした。勢いは十分に感じる。こういう上がり馬は勢いだけで好走してしまうこともあるだけに、要注意である。しかし、さすがにいきなり別定G2では格不足は否めない。上位人気馬はいずれも重賞を勝っている強者だけに、この馬にとってはあまりに相手が悪すぎる。前々走10着に負けているように、安定度にも疑問がある。連対までは届きそうにない感じが私はする。
  • 7番手はカシマドリームにする。もうずいぶん前になるが、京都新聞杯でダンスインザダークの2着したこともある馬である。能力はかなり高い馬であることは確かである。しかし、古馬になってからは戦績があまりにひどい。もうすでに7歳ということを考えても巻き返しはあまりに厳しいと思われる。奇跡の復活といきたいところだろうが、世の中はそんなに甘くはないだろう。一度叩かれているだけに大きく変わることもないとは言えないが、常識的には難しいと思う。
  • 8番手はホッカイルソーにする。なんと2年11ヶ月ぶりの復帰である。いくらなんでも間隔が開きすぎだろう。天皇賞3着などかなりの実績を持っているので、能力の違いということもないとは言えないが、ステイヤータイプであることを考えても1800mでいきなり好走するというのは考えづらい。ここは天皇賞に向けての単なるたたき台だろう。
  • 9番手はプロモーションにする。クイーンSを勝っていることを考えれば、中山1800mは絶好の舞台だと言えそう。しかし、古馬になってからは凡走は少ないものの、決め手が甘く4着5着ばかりである。牝馬限定戦でもそんな調子なのに、今まで最もレベルが高いと思われるこのレースで好走できるとは思えない。休み明けで大きく馬が成長したということもないとは言えないが、年齢的にはそんなに大きくは変わらないだろう。それよりもレース勘が戻っていないというマイナスの方が大きいはずだ。調子が上がっていて勢いがあるならともかく、休み明けでいきなりG2で好走するとはとても思えない。
  • 10番手はヤクモレインボーにする。すでに9歳馬。ニューイヤーSで5着するなど年齢の割にはよく頑張っているとは思うが、オープン特別でも掲示板がやっとの馬である。G2では話にならないだろう。
  • 11番手はティーエムビガーにする。1800mで6勝しているように、なぜか1800mだと好走する馬である。距離は間違いなくベストである。とはいえ、前走中山金杯でハンデ50kgにもかかわらず10着に負けている馬である。いくら得意距離でも別定G2ではレベルが違いすぎる。ここでは掲示板も厳しいと思われる。
  • 12番手はエイシンオリンピアにする。前走前々走とも11着に負けているように、勢いがまったくない。しかも、ダートでも芝でもダメという散々な成績である。最近で好走したのは夏の巴賞3着だが、しょせんオープン特別である。別定G2戦で巻き返せるとはとても思えない。1桁着順ならいい方だろう。
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