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G2鳴尾記念の反省

G2鳴尾記念の結果
1 7-08スエヒロコマンダー 藤田 2.02.5---36.7 438kg+2 2人気
2 8-09テナシャスバイオ 安藤勝 2.02.5クビ36.6 474kg+4 5人気
3 2-02ステイゴールド 熊沢 2.02.6クビ36.5 428kg+2 3人気
4 5-05スターレセプション 高田 2.03.1336.7 448kg+2 10人気
5 4-04メイショウバチカン 飯田 2.03.31.1/237.2 476kg+10 6人気
単勝320円 枠連1290円
複勝130円 260円 140円 馬連1630円
予想と見解
G2鳴尾記念の感想
  • 今回の的中はけっこう嬉しいです。実績のステイゴールド、ミッドナイトベットと勢いのスエヒロコマンダーの三つ巴ムードで、今までの私ならば実績を重視したところを、今回は勢いを重視してスエヒロコマンダーを◎本命に推したら、見事にやってくれました。けっこう不安だったんですが、私の競馬を見る感性も少しは成長しているということでしょうか。単なるまぐれということも考えられますが。まあ、とにかくこれで3連続的中と、最近はけっこう調子が良い。この勢いが止まらないようにしていきたい。
  • 勝ったのはスエヒロコマンダーであった。小倉大賞典、金鯱賞の内容が素晴らしかったので、このメンバーならばチャンスはあると思ったが、本当に強い内容の競馬をしてくれた。3角でテナシャスバイオが早めに仕掛けてきたので、やむ得ず早めに勝負に出たらしく、結果的には苦しい展開になったようだが、それで勝つのが強い馬の証明である。まあ、藤田騎手がこういうコメントしたから、実は苦しいレースだったことが分かったが、レースを見てる限りでは、そんな感じはしなかった。向正面でも気持ちよく走っていたし、4角先頭も他の馬とは脚色が違いすぎたので、仕掛けが早いのでは?とは思わなかった。まず間違いなく勝つだろうと4角先頭の時点で私は思った。そしてゴール後も「楽勝だった」と感じたほどである。とにかく、そのくらい強い内容だったと私は思う。中京のあの狭いコースで、あれだけの末脚を繰り出すのだから、広いコースならば圧勝もあり得ると思っていたが、着差はそれほどでもなかったが、その通りの結果を出してくれた本当に嬉しく思う。ただ、だからといって宝塚記念でも活躍できるかどうかは別問題である。今回は別定G2にしてはメンバーが恵まれすぎた。宝塚記念となると相手のレベルが一気に上がるだけに、今回の勝利はあまり裏付けとはならない。この馬の本当の試練となるであろう。ここで結果を出せば、この馬の未来が見えてくる。
  • 2着はテナシャスバイオであった。道中最後方からの競馬で、3角からまくってこの結果である。予想の段階で、開き直った競馬をするから一発ありそうとコメントしたが、まさしくそんなレースとなった。前走の金鯱賞で中京コースにもかかわらず追い込んで5着だから、少頭数で直線が長くなったのも良かったのだろう。今回はすべてがうまくいったと言えそうだ。ただ、今回はいろんな面で恵まれたのも否めないので、今後のことは何とも言えない。すでに7歳馬だし、そんなに大きいことはできないとは思う。
  • 3着はステイゴールドだった。勝負どころの3角から追い通しである。あまりのズブさに熊沢騎手も呆れるしかないだろう。それで3着まで来るのだからさすがに実力はある。しかし、あんなレースをしているようでは、念願のG1制覇は夢のまた夢だろう。去年の勢いはとても感じることができないし、ピークが過ぎてしまった感じがする。
  • 4着はスターレセプションであった。入着ならばよくがんばったと誉めなければいけない。とはいえ、少頭数の競馬だったし、有力馬が自滅したレースだっただけに、離れての4着では次にはつながらない。さらに上昇するというのもちょっと考えづらい。
  • 5着はメイショウバチカンであった。重賞初挑戦を考えれば仕方ない結果である。正攻法の競馬ではこういう結果になるものである。まだ5歳ということを考えると、もう少し成長してくれそうだ。G2は厳しいかもしれないが、G3くらいなら何とかなるのではないか。
  • カネトシガバナーは9着であった。敗因がよく分からない。調子が悪いのか、実力がないのか。今後もどう判断すべきか分からない。
  • ミッドナイトベットは10着であった。1枠だったので、ずっと馬場の悪いところを走らせられたようである。もともと道悪は苦手な馬なので、良馬場発表だったが、馬場がこたえたのだろう。それでも殿負けというのは負けすぎという感じもする。夏に弱い馬とはいえ、ここまで負けるだろうか。やっぱり分からない馬である。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2鳴尾記念の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸8--1-2-3-4-9 縦目1-2

      ◎スエヒロコマンダー
      ○ミッドナイトベット
      ▲ステイゴールド
       △カネトシガバナー
       △テナシャスバイオ
       △メイショウバチカン


    にへい君の見解
  • 宝塚記念の前哨戦となるこのレース。天皇賞秋における毎日王冠と同じような位置づけと見ていいだろう。このレースが新設されてから3年目となるが、過去2回は、バブルガムフェローとエアグルーヴがこのレースを盛り上げており、さすがにG1前哨戦という感じであった。しかし、今年のメンバーには正直がっかりである。G1馬としてはマチカネフクキラルとファレノプシスがいるが、現時点では宝塚記念の主役になるとは思えない。そういうことで、今年はあまりレベルの高いレースは期待できそうにない。逆に言えば、荒れる要素がたくさんあるということにもなるので、楽しみがないわけではない。難しい予想になることも確かであるが。
  • 私の本命◎はスエヒロコマンダーである。今回のメンバーで最も勢いのある馬はこの馬だと思う。阪神大賞典で3着してから、嘘のように馬が強くなっている。前々走の小倉大賞典レコード勝ちもけっこう強い内容だったし、前走の金鯱賞も斤量が4kg増えていたにもかかわらずクビ差の2着である。この勢いはとても止まりそうにない。中京1800mでの良績なので、阪神に替わってどうかであるが、阪神大賞典の実績を考えれば問題ないだろうし、距離延長はたぶんプラスだと思う。ミッドナイトベットを逆転することは十分にあり得ると私は見ている。ただ、やはり中京というのはローカルというイメージが強いだけに、中央場所でどこまで戦えるかなという気持ちは正直ある。1800mで3勝しているので、1800mがベストの馬ということも考えられるし、京都4勝に対して阪神0勝(2着3回)というのもちょっと気になる。なんだかんだで前走負けているわけだし、実績もそれほど凄いものを持っているわけではない。勢いだけで勝てるほど別定G2は甘くないはずだから、負けても文句言えない立場の馬ではある。でも、そうだとしても、他に魅力的な馬がいるわけではない。このメンバーならば別定G2というよりG3くらいの感覚で考えてもいいような気がしている。そういうことで、私はこの馬で勝負する。
  • 対抗○はミッドナイトベットにする。前走金鯱賞を貫禄勝ち、小回りコースを意識して早め早めの競馬で押し切るという着差以上に強い内容だったとは思う。去年の暮れに香港で国際G2をレコード勝ち、去年の京都金杯、京都記念を連勝したこともあるので、このメンバーでは最上格ということになるだろう。休み明け3戦を消化して徐々にレース内容が良くなっていることからも、調子はさらに上向きという感じもする。陣営としては、落としたくない一戦であろう。しかし、私はいまいち強い馬とは感じていない。ここ2戦の走りを見ていると、どうも最後の詰めが甘いような気がするのである。特に大阪杯3着の時はラストのだらしない走りにがっかりした。どうもここ一番で力を発揮できないタイプのように私は感じてしまう。実績上位は認めるし、ここを圧勝しても何の不思議もないことも確かだが、どうしても強いと感じられないのである。まあ、そうは言っても他に強そうな馬がいるわけでもないので、さすがにこれ以上は評価を下げられそうにない。
  • 単穴▲はステイゴールドにする。この馬は本当に分からない。G1で3度連対しているのに、なぜか重賞未勝利なのである。しかもG2G3でも1連対しかしていないのだから理解に苦しむ。まぐれでG1を3度連対できると思えないから、実力は間違いなくあるのは確かだろうが、いつ走るか分からないのが、この馬の大きな問題点である。G1でしか好走しないということは、狙ったレースでしか本気を出せないのかもしれない。となれば、目標は宝塚記念だろうから、今回もあまり当てにはできないかもしれない。まあ、もともと分からない馬だし、実力はある馬なので、このメンバーではこれ以下に評価を落とすことはできそうにない。
  • 4番手はカネトシガバナーにする。H10神戸新聞杯優勝、H10愛知杯優勝の実績を持つ。距離はベストだろうし、神戸新聞杯の実績を考えれば、阪神2000mは願ってもない条件かもしれない。神戸新聞杯でキングヘイロー、ボールドエンペラーに勝っているのだから、それなりに実力はある馬のはずである。しかし、最近の走りはあまりにだらしない。充実の5歳を迎えている割には、どうも調子が上がってこない。ここ3戦は掲示板にも載れないのだから困ってしまう。斤量が重かったという言い訳もあるが、今回も斤量58kgである。さらにレベルの高い戦いで、果たして巻き返すことができるかどうか、というところである。何となく、復調気配も感じるだけに、人気が落ちたところを一発というのが恐いだけに、いちおうこの評価にしたが、どこまで戦えるかな。
  • 5番手はテナシャスバイオにする。ここにきてかなり調子を上げているようである。準オープンを2連勝して、重賞で掲示板と、まだまだ伸びそうな感じもする。でも、すでに7歳ということを考えると、そんなに大きくは変わらないだろうから、好走するとすれば一発しかないと思う。後方からの競馬を得意としているようなので、前が潰れた時に一気に差してくるという展開が意外と恐い。前走も小回りコースの割にはよく追い上げており、一発の要素は十分にある。
  • 6番手はメイショウバチカンにする。前走準オープンとはいえ、1.57.6という好タイムで勝っているのはいいことだ。充実の5歳ということで、さらに成長していることも考えられ、勢いは非常に感じることができる。このレースで結果を出せれば、今後も重賞で活躍できることになるであろう。そういう意味では試金石の一戦となる。ただ、気になるのは前走の流れがそんなに厳しくなかったのではないか、ということである。正攻法の競馬をする馬のようなので、重賞の厳しい流れに巻き込まれると、自分の力を出せないで終わるということも十分に考えられる。開き直ったレースができるテナシャスバイオとは大きな違いといえる。そういうことで、そんなには当てにはできないと私は思っている。まあ、とりあえず無難に押さえるだけ押さえておく。
  • 7番手はニシノダイオーにする。2000mで4勝しているので、距離はベストであろう。一昨年の大阪杯で5着という実績もあり、阪神2000mは比較的得意コースと言えそうだ。最近もきっちりと掲示板はキープしているように、8歳になった今でも意外と堅実に走っており、今回のように当てにならないメンバー構成ならば、意外とチャンスはありそうだ。まあ、そうは言っても8歳という年齢にもかかわらず、未だオープン未勝利ではやはり役不足だと考えるのが妥当だろう。どんなに頑張っても掲示板までということになると思う。
  • 8番手はスターレセプションにする。去年の1〜4月あたりは、重賞でも堅実に入着していた実績がある。少頭数だし、まったくチャンスがないわけではないとは思うが、今年に入ってからは掲示板にすら載れないでいる。前走13着、前々走15着というのもあまりにひどすぎる。年齢的にもまず巻き返せないであろう。
  • 9番手はマチカネサンシローにする。去年のアイルランドTで勝つなど、ときどき大きなことをやる馬である。人気がなければないほど、不気味に感じる馬であるが、さすがに別定G2ではあまりに厳しそうだ。ここ3戦は2桁着順で負けていることを考えても、とても戦えない。武豊でもさすがに奇跡は起こせまい。
  • 10番手はグリーンサンダーにする。ダートとはいえ重賞戦線でかなり活躍した馬である。芝の方が実は合っていたということもあるかもしれいし、何が起きるか分からない。とはいえ、勝ったのは8勝すべてがダートである。9ヶ月の休み明けを考えても、いきなり別定G2で好走できるとは思えない。しかも9歳馬である。常識的に考えて、出走自体に無理がある。
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