G3新潟記念の感想
もう何も言うことはありません。ボックスで選んだ5頭が1頭も掲示板にも載らないのだから、ただ恥ずかしいだけです。別に狙いすぎたというつもりもなかったのですが、ここまで軽ハンデ馬が惨敗するとは思わなかったです。完敗です。結果的には斤量を背負っている実績馬が上位を占めていることからも、実力が違いすぎたということでしょう。ローカルハンデ戦だと、どうしても軽ハンデ馬が絡むというイメージが強いが、こんなこともあるということでしょう。
勝ったのはブリリアントロードであった。まあ、新潟大賞典を勝っているのだから、ここで好走しても何の不思議もない馬だが、それにしても、前走前々走は何だったんだ?と言いたくなるような快走である。こういうムラのある馬は、だいたい気性に問題を抱えていて、スムーズにレースを運べれば強い勝ち方をするが、そうでなければ惨敗するという極端なレースをすることが多い。そういう意味からは、いつ走るか分からないタイプであり、人気がない時こそ狙い目の馬である。それにしても8人気まで人気が落ちているとは思わなかった。単勝をとった人は笑いが止まらないだろう。
2着はホッカイルソーであった。まず道悪だったことが大きかった。この馬はとにかく道悪は巧い。私はスピード不足だと評価したが、道悪ならば話が違う。もともとG1でも結果を残しているほどの実力を持っている馬である。パワー勝負ならば、ここでは力が違うという感じだ。2着でも不満を感じてしまう。それにしても、後方からの競馬でここまでやるとは驚いた。さすがに蛯名騎手である。1人気で斤量を背負っていると、どうしても前に行きたくなるものだが、最後まで我慢していたのはさすがとしか言いようがない。でも、ローカル重賞で2着ということは、中央ではちょっと出番はないかもしれないなあ。
3着はエイシンガイモンだった。やっぱり2000mがベスト距離に変わってきてるのだろうか?またまたの好走に私はけっこう驚いてる。斤量も56.5だったのだから評価してあげないといけないだろう。そうは言っても、このレース内容では中央重賞での好走は厳しそうだ。今後もローカル重賞を中心とした戦いになりそうだ。
4着はプロモーションであった。掲示板はあっても連対はないと思っていた馬だから、結果としては予想どおりだが、展開がまったく違っていた。ある程度先行しての掲示板だと思っていたら、追い込んでの4着である。今までは先行して決めて不足で負けていたが、前回今回のように差し脚を生かすような競馬の方が合っていると思われる。今回のように届かないケースも多いとは思うが、この作戦に徹していればまた勝てると私は思う。
5着はナリタルナパークであった。この馬に関してはよく分からないというのが正直なところである。佐藤哲騎手が「不利がなければ3着はあった。良馬場ならば突き抜けていた。」と豪語したのだから、もしかしたら強い馬なのかもしれない。私にはどうしても強いように感じないのだが、それなりに結果を出したのだから、それなりには評価しないといけないのだろう。
グランドシンザンは6着であった。スムーズな競馬ができてこの結果では実力不足としか言いようがない。オープン特別で頑張ってもらうしかない。
メイショウバチカンは7着であった。この馬もいい感じだったが、最後の直線はさっぱり。やっぱり重賞では実力不足ということになりそうだ。
マチカネヤマビコは8着であった。しょせん準オープンの馬だし、ムラのある馬だから負けても文句は言えないが、それにしても走らなかった。「馬場が向かなかった」というコメントもあるが、基本的には実力不足なんだろうな。
ロングワールドは9着であった。ここ2戦は安定した走りを見せていた馬がここまで負けるのだから、基本的には疲れではないだろうか。ここ2戦は出来すぎという感じもするだけに、やむ得ない惨敗と言えそう。
マルゴウイナーは10着であった。前走強い勝ち方をしていたので、重賞でもと思ったが、ちょっと気性に問題があるようだ。あんなに前に行きたがっては直線伸びるわけもない。スムーズな競馬ができるかどうかで、結果がまったく違ってくるムラのあるタイプだと思われる。今回は負けたが、どこかで大仕事をやりそうな感じもする。
まあ、こんなもんですかねぇ。
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