G1オークスの結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸2--1-4-6-7-13-16 ◎スティンガー ○トゥザヴィクトリー ▲ゴッドインチーフ △ウメノファイバー △プリモディーネ △フサイチエアデール △ピサノガレー |
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馬名 | 買い&消し | |
プリモディーネ (牝4・藤田55) |
買い | 桜花賞優勝、ファンタジーS優勝。桜花賞の勝ち方は凄かった。有力馬が早めに仕掛けるところをじっと我慢して、直線に入ってから追い出し、とんでもない末脚を使って、全馬まとめて差し切ってしまった。あの切れ味は半端ではなかった。東京コースも決め手のある馬が有利なコースだけに、またあの切れ味を見せてくれるかもしれない。特に最近のオークスは、超スローで流れ、最後の直線勝負という展開が多いので、マイルのスタミナでも何とかこなせるものである。とにかく、すでにクラシックを獲った馬はこの馬だけなのだから、実績No1で、格上の存在であることを忘れてはいけない。 |
消し | マイルで勝ったからと言って、2400mもこなせるとは限らない。確かにファイトガリバーのように2400mもこなしてしまうマイラーもいるが、オグリローマンのようにまったくダメという馬もいる。こればかりは走らせてみないと分からないというのが正直なところである。人気が集まるのは見えているだけに、高配当を狙うなら思いきって消すのも一つの作戦である。 | |
フサイチエアデール (牝4・四位55) |
買い | 桜花賞2着、4歳牝馬特別(東京)2着、4歳牝馬特別(阪神)優勝、シンザン記念優勝。前走2着で距離の目途はついた。2000mをこなせれば、何とか2400mもこなせるだろう。マイルしか経験していない馬よりは、信用できると言えそうだ。何せシンザン記念で牡馬を敗り、4歳牝馬特別(阪神)でも圧勝し、クラシックの桜花賞を2着した馬である。十二分の実績である。しかも今年に入ってからは連を外さないという安定度の高さがすばらしい。 |
消し | 前走の4歳牝馬特別(東京)で2着に負けたのをどう判断するかであるが、相手がスティンガーだったとはいえ、負けは負けである。着差は僅差だったとはいえ実力負けという感じもした。ラストで少し失速したようにも見え、距離の限界という感じもした。桜花賞は激しいレースだっただけに、オークスTRを使って本番に臨むというローテは、牝馬には厳しいものになりそう。ここ数年は桜花賞直行組が圧倒的に結果を出しているのが気になるところだ。 | |
トゥザヴィクトリー (牝4・武豊55) |
買い | 桜花賞3着。桜花賞TRが始まるまでは桜花賞の最有力候補と言われた馬である。アクシデントでTRをまともに使えなかったのが影響して、抽選で滑り込んだわけだが、後ろからの馬が連対する中でこの馬だけが3着に粘って、実力を見せた。この馬は、すでに2000mを2度走っているのが強みである。しかも、つばき賞では3馬身差の圧勝である。タイムも2.02.0とかなり優秀なものであった。2400mはまずこなせると思っていいだろう。鞍上も武豊が復帰するので、ペースを間違えることもないだろう。遅れてきた大物がいよいよ本当の実力を見せるときが来た。 |
消し | しょせん2勝馬である。オープン連対経験もないわけだし、人気が先行しているようにも感じる。マイルの速い流れでも先行しているように、ゆったりとレースを進めるタイプではない。そういう気性で2400mはどうだろうか。2000mを2度走っている実績からも大崩れはないだろうが、決め手勝負の東京コースで、どこまで粘れるかは疑問である。またまた3着ということもありそうだ。 | |
ゴッドインチーフ (牝4・河内55) |
買い | 桜花賞4着、チューリップ賞2着、エルフィンS優勝。この馬の持ち味は、安定した末脚である。今まで連を外したのはG1の阪神3歳牝馬Sと桜花賞だけである。もっとも阪神3歳牝馬Sは大きな不利を受けたので、実質連対したと同等の評価でいい。とにかく、後方からレースを進める割には展開に左右されない。どこからでもしっかりと伸びてくる。ハイペースだったエルフィンSで突き抜けているように、上がりがかかる展開でも、速い上がりで走ってしまうタイプである。言ってみれば、持久力のある末脚である。こういう脚質は、直線の長い東京コースでは大きな武器になるはずである。距離延長は走らせてみないと分からないが、脚質からはプラスになるような気がする。 |
消し | この馬は、しっかりとした末脚を持っているが、意外と決め手が甘い。チューリップ賞2着と桜花賞4着がそれを証明している。過去の上がりのタイムを見ても、34秒台を1度も出しておらず、レベルの高い決め手勝負となると、どうしても一歩及ばない。今回は距離が延びるのでプラスと思われがちだが、超スローで流れれば、上がり34秒台の勝負は必至である。そういう決め手勝負だとまた一歩届かないということになりそう。まあ、その前に本当に2400mを走れるかどうかも分からないが・・・ | |
スティンガー (牝4・岡部55) |
買い | 4歳牝馬特別優勝、阪神3歳牝馬S優勝。昨年の3歳チャンピオンである。このときは連闘にもかかわらず圧勝して、クラシックの最有力候補となった。桜花賞も休み明けにもかかわらず、1人気に推されたほどである。さすがに桜花賞は惨敗に終わったが、すぐに4歳牝馬特別で桜花賞2着のフサイチエアデールを競り落とし、相当の実力であることを再び証明した。前走で2000mをこなしたので、2400mでも不安はないだろうし、気性的にも十分に対応できるだろう。リベンジの準備は整ったと言えそうだ。 |
消し | 阪神3歳牝馬Sを勝った時は「とんでもない強さ」を感じたが、桜花賞でその神話が崩れ、前走の4歳牝馬特別でもクビ差という僅差だったことを考えると、3歳時ほどの強さは感じられない。この馬は全体的にまとまっているという印象が強く、こういう馬は安定度は高いが、勝ちきれないということもあるだけに、もう一つ信用しきれない感じもする。最近はTR戦組が本番で結果を残していないのも気になるところだ。 | |
クロックワーク (牝4・横山典55) |
買い | 4歳牝馬特別3着。3戦2勝とまだ底を見せていない。前走3着も重賞初挑戦でスティンガー、フサイチエアデールが相手であったことを考えれば、上出来の結果である。リアルシャダイ産駒なので、距離延長は大きなプラスであり、巻き返しも十分にあり得るだろう。まだまだ成長途上という勢いが魅力であり、桜花賞組を脅かす一番手となるであろう。 |
消し | 前走3着はやはり痛い。いくら僅差とはいえ、負けは負けであり、これが実力の差というものである。距離が400m延びるものの、果たして逆転までいくかどうか。そもそも本当に距離が延びるのがプラスになるかも分からない。さらにG1の流れは特別である。ペースの緩急が激しくなった時に、うまく流れに乗れるかどうか不安である。 | |
フレンドリーエース (牝4・柴田未55) |
買い | スイートピーS優勝。TRを勝ったのは大きい。しかも3角からまくり気味に上がっていき、そのまま押し切ってしまった。これはけっこう強い内容だった。とりあえず勢いはかなり感じることができる。タマモクロス産駒なので、距離延長もプラスだろう。タイムもまあまあだろう。 |
消し | 前走オープン勝ちもメンバーが弱かったのは否めない。桜花賞の上位陣が出走していて、その馬に完勝しているならともかく、桜花賞17着のステファニーチャンが1人気のレースでは話にならない。山桜賞ではクロックワークに完敗しているし、500万もなかなか勝ちきれなかった。実績が前走だけでは今一つ信用しきれないものである。 | |
サクラセレブレイト (牝4・武幸55) |
買い | スイートピーS2着。サクラの馬が久々にクラシックに出走してきた。前走は初芝だったので、どうかと思われたが、結果的には芝の方が合っているようだ。兄弟にサクラエイコウオーやケイザンオーがおり、血統は申し分ない。まだまだ上昇途上という感じがするだけに、前走以上の走りは期待できそうだ。 |
消し | スイートピーS2着だけではそんなに高くは評価できないだろう。フレンドリーエースのところでも述べたとおり、このレースはメンバー的にそんなにレベルが高くはなかったと思われる。勝っていれば、さらに上を目指せるが、負けたのだからなおさら厳しい状況である。まだ3戦とキャリアが浅いし、G1の流れについていけるかどうかも不安である。 | |
エフテービルサド (牝4・松永幹55) |
買い | 忘れな草賞優勝、ジュニアC2着。前走勝っているのは大きい。勢いは感じるし、何と言っても去年のエリモエクセルは忘れな草賞を勝って、オークスを制している。TRよりもローテが楽なのがいいのだろう。TR組よりも忘れな草賞組の方がオークスでは走っているイメージがある。ジュニアC2着と牡馬混合戦のオープン特別を連対しているのも評価できる。先行してしぶといタイプだけに、スタミナは意外とありそうだ。 |
消し | 前走勝っているが、タイムが悪すぎると思われる。スローペースを上がり35.5で逃げ切れるなんて、かなりレベルが低かったと思ってしまう。4歳牝馬特別(阪神)では4着、クイーンCも7着に負けているように、重賞では底を見せてしまっている。ヤマニンゼファー産駒ということを考えると、距離延長もどうだろうか。決め手勝負の東京コースでは、しぶといだけでは粘りきれない。 | |
エイシンルーデンス (牝4・野元55) |
買い | チューリップ賞優勝。この時は完璧な逃げだった。タイムも1.35.1と桜花賞のタイムより優秀だったのである。逃げてこそ味がある馬で、今回はそんなに速いペースにはならないだろうから、自分のペースで逃げることができそうだ。毎年逃げ馬は苦戦しているが、イソノルーブルのように逃げ切った例もあるわけだから、人気がなくマークされなければ、あれよあれよと行ってしまうかもしれない。 |
消し | 前走5着に敗れたのはあまりに痛い。桜花賞からTRを使うというローテはただでさえ厳しいものなのに、そのTRで連対すらできなかったのでは、本番で巻き返しというのはちょっとどうだろうか。東京コースはどうしても決め手勝負となるだけに、よっぽど強い馬でないとG1で逃げ切ることは難しいし、逃げなければこの馬の味は出ない。展開的にもかなり厳しいレースとなりそうだ。 | |
ウメノファイバー (牝4・蛯名55) |
買い | クイーンC優勝、京王杯3歳S優勝。この馬の最大の魅力は東京コースを滅法得意としていることである。重賞2勝だけでも凄いが、クイーンCではマイルC3着のレッドチリペッパーに勝ち、京王杯3歳Sでは牡馬を一蹴しているのである。G1級の実力を持っていることは容易に推測できるだろう。阪神コースのG1では敗れたものの、東京コースならば話がまったく違ってくるというわけである。 |
消し | G1を2度走り、2度とも掲示板に載れなかったのを「馬場が合わなかった」だけで片付けていいのだろうか。本当に強い馬とはどんな条件でも勝てるものだし、そういう馬がオークス馬にふさわしいという考え方もできる。それ以前に、桜花賞6着がこの馬の本当の実力という考え方もできる。得意の東京コースでもG1でどうかというわけである。2400mの距離も何とも言えない。何となくマイラーという感じもしないではない。 | |
ワンダーガール (牝4・加藤55) |
買い | 地方馬時代に中央に参戦してすずらん賞を勝った実績がある。 |
消し | 中央入りしてから3戦を消化したが、7・16・11という着順では話にならない。とても巻き返せるとは思えない。 | |
カシノリファール (牝4・的場55) |
買い | ダリア賞優勝。うーん困った。 |
消し | 4歳になってから1度も掲示板に載っていない。前走もスイートピーSで10着では話にならない。 | |
エイシンワンシャン (牝4・中舘55) |
買い | 前走500万クラスだったとはいえ、東京2000mで勝っているのは大きなプラスである。タイムも2.01.6となかなかであった。スイートピーSを除外されて条件戦に回ったわけだが、スイートピーSに出走していても面白かったかもしれない。忘れな草賞3着というオープン実績もあるし、まったく戦えないわけではないだろう。 |
消し | 前走500万を勝っただけではG1を好走できる裏付けとはならない。楽なメンバーに完勝してもそれだけでは評価できない。忘れな草賞で3着に負けているということもあるし、重賞ではちょっと実力が足りないのではないか。 | |
リワードハミング (牝4・後藤55) |
買い | 前々走500万のミモザ賞を勝っている。2000mのレースを勝ったのだからスタミナは問題ないと思っていいだろう。 |
消し | 前走4歳牝馬特別で9着に負けたのは痛い。ただでさえオープン実績がないのに、TRで負けたら買える材料がなくなってしまう。次につながる着順ならまだしも、9着では言い訳もできない。500万クラスでけっこう足踏みしていたことを考えても、G1ではさすがに役不足という感じがする。 | |
コウヨウヒロイン (牝4・柴田善55) |
買い | 忘れな草賞4着、4歳牝馬特別(東京)4着とオープンでも大崩れしない安定度が魅力である。特に前走はスティンガーと0.2秒差ならば上出来だろう。左回りが得意らしく、スタミナもけっこうありそうなので、東京2400mで一発を狙っているに違いない。 |
消し | 連続4着ということは、決め手がいまいちということではないか。いくら距離が延びても、G1となるとそれなりの決め手は必要不可欠である。頑張っても掲示板までというタイプの馬ではなかろうか。ローテも詰まっているので、体調もそんなに大きくは変わらないだろう。 | |
スターバイオレット (牝4・幸55) |
買い | 前走はマイル戦だったが、直線だけの競馬で完勝した。500万ではレベルが違うという走りだった。勢いはかなり感じる。オープン経験も豊富なので、流れにとまどうこともないだろう。左回りの方が得意らしく、一発あってもおかしくはないかも。 |
消し | 前走の勝ちは評価できるが、G1につながるかどうかは何とも言えない。重賞ではファンタジーSの4着が最高で、4歳になってからはアネモネSの5着が最高である。オープンではまだ役不足という感じがしないでもない。ましてG1では苦戦は必至だろう。2400mもどうだろうか。 | |
ピサノガレー (牝4・佐藤哲55) |
買い | 早田牧場期待の良血馬である。素質はかなり高いはずである。一発のブラアインズタイム産駒である。 |
消し | 4歳牝馬特別を阪神東京ともに6着とまあまあの走りを見せているが、さすがにG1となる役不足である。ダート2勝で芝未勝利の馬だし、大きなことはとても言えない立場だろう。 |