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G2大阪杯の反省

G2大阪杯の結果
1 3-03サイレントハンター 吉田 1.59.9---35.7 482kg-10 1人気
2 5-06マチカネフクキタル 佐藤哲 2.00.0クビ35.6 516kg-8 2人気
3 8-11ミッドナイトベット 熊沢 2.00.035.3 436kg-4 3人気
4 7-09ジムカーナ 植野 2.00.11/235.0 428kg+4 7人気
5 4-04アラバンサ 四位 2.00.21/235.4 434kg-2 4人気
単勝290円 枠連790円
複勝120円 170円 130円 馬連870円
予想と見解
G2大阪杯の感想
  • 終わってみればほぼ予想どおりの結果になったのだが、配当があれではちょっとなあ。ジムカーナがもう少し頑張ってくれると良かったが、あれが精一杯だろうしなあ。まあ、的中したということで良しとしなければならないかな。今回のレースから天皇賞に繋がるとは思えないし、他にコメントとすることはないです。予想はしていたけど、あまり面白くないレースだった。
  • 勝ったのはサイレントハンターであった。前半1000mが1分ちょうどという理想的な展開でまんまと逃げ切った。それにしても直線は本当にしぶとくなった。マチカネフクキタルに直線入ってすぐに並ばれたのに、そこから凌ぎきるのだから強くなっている。2000mという距離も良かったのだろう。今回は完勝と言っていい。ただ、別定G2を勝ってしまったことで、この馬のこれからが難しくなった。AJC杯や京都記念でG1実績馬には完敗しており、G1では通用しないと思われる。しかし、G2G3だとかなりの斤量を背負わされることを覚悟しなければならない。特にG3ではかなり厳しくなりそうだ。次はたぶん金鯱賞になるのだろうが、今回のようにうまくいくかどうかは何とも言えない。
  • 2着はマチカネフクキタルであった。まあ、少しは良くなっているのだろうが、早めに仕掛けて交わせないのだから物足りない内容である。もっと脚を貯めた方がこの馬の味が出る気もするが、今までの走りがだらしないことを考えれば、無難に先行させたくなる気持ちも分からないでもない。とにかく、この内容でG1はかなり厳しいと思われる。少しづつ良くなっている印象も受けるが、有馬記念からすでに4戦してこの結果なのだから、大きく変わることはないだろう。もう、全盛時の有無を言わせぬ末脚を見ることはできないのかもしれない。
  • 3着はミッドナイトベットだった。レース後の熊沢騎手のコメントからすると、どうやら時計のかかる馬場は苦手のようで、もっと軽い馬場でのスピード勝負でこその馬のようである。とはいっても、本当に強い馬ならば条件を問わず強いものなので、そういう意味ではやはりG1級の馬ではないのかもしれない。ただ、今回もそれなりに伸びてきているので、軽い馬場ならば侮れない存在であることは確かである。これから暖かくなると芝もしっかりしてきくるので、スピード勝負になりやすくなるだけに、今後も注意は必要だろう。
  • 4着はジムカーナであった。一発タイプの馬は勝つか惨敗かくらいのメリハリがほしい。今回の4着はあまりに中途半端である。なんとなくこれが限界のようなイメージを持ってしまう。まあ、それでも逃げた馬が残ってしまったレースであることを考えれば、よく走っているとも言えるのだが、私はなんとなく底を見てしまったように感じる。
  • 5着はアラバンサであった。もっとスタミナが生きる展開になれば結果も違ったのだろうが、逃げた馬が残ってしまう展開なのだから、スピード不足のこの馬にはちょっと厳しかったようだ。やはりもっと距離が長いところの方がいいように感じる。かといって、天皇賞春で巻き返せるとも思えないが・・・。
  • ヒカリサーメットは6着であった。分からない部分が多いのでコメントしづらいが、結果的には斤量57kgはさすがに堪えたようだ。別定G2では格不足ということになると思う。
  • ランフォザドリームは8着であった。いい感じで先行したのに、ここまで負けるとはちょっとだらしない。まだまだ復調していないということだと思う。あるいは、牝馬はピークを過ぎると嘘のように走らなくなるので、エリザベス女王杯で燃え尽きてしまったのかもしれない。次走の判断はけっこう難しい。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2大阪杯の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸3--4-6-7-9-10-11

      ◎サイレントハンター
       ○ミッドナイトベット
       ▲マチカネフクキタル
       △ランフォザドリーム
       △ヒカリサーメット
       △ジムカーナ
       △アラバンサ

    にへい君の見解
  • 昔は天皇賞のステップレースという意味あいが強かったが、最近はずいぶんと位置づけが変わってきた。もちろん、ここから天皇賞を目指す馬もいるが、その割合がずいぶんと変わってきている。特に去年なんかは、天皇賞を視野に入れてなかったエアグルーヴとメジロドーベルで決まっているように、中距離馬の台頭が目立つ。やはり、日本の競馬界も層が厚くなってきたために、距離適性の範囲がずいぶんと狭くなってきているようだ。ここから天皇賞を目指して悪いわけではないが、時代の流れとしては、このレースから天皇賞を目指すというのは、かなり減っていくと思われる。もちろん今回も、2000mという中距離レースであると認識すべきであろう。
  • 思わぬ事態になった。なんと主役になると思われたグラスワンダーとダイワテキサスが揃って出走を回避し、さらにエリモエクセルまでが出走取消である。これで一気に混戦模様となってしまった。先週の堅いレースを外し、今回はグラスワンダーで少しでも回収せねばと思っていたが、これでまた連敗する可能性が大きくなってしまった。残ったメンバーで正直絶対と言える馬はいない。これはかなり厳しい予想になりそうだ。
  • 私の本命◎はサイレントハンターである。ここまでメンバーが落ちれば、堅実なこの馬の逃げは驚異である。2000mは7勝とベストの距離であることは明らかである。中山金杯をトップハンデで勝っていることでもその強さを認識できる。ここ3戦斤量58kgで微妙に合っていない距離でも好走してきた馬である。斤量57kgでベスト距離ならば無様なレースをすることはできない。前走4着に敗れたが、相手を考えてのハイペースの逃げでは仕方ない。距離も1800mだったし言い訳には十分になる。有力3頭が回避したことを考えれば、今回は無理な展開に持っていく必要はない。平均ペースで逃げれば自ずと結果はついてくるはずである。ただ、逃げるというのは目標にされるということであり、相手が強くても弱くても3着ということも十分にあり得るから恐いものである。サイレンススカのような有無を言わせぬ逃げだと相手も何もできないから安心できるのだが、それをこの馬に求めるのは無理である。決め手がそんなにあるとは思えないだけに、大阪杯という別格のG2でどこまでという感じはしないではない。まあそれでも安定度は一番だろう。この馬から流すのが一番の安全策だと私は判断する。
  • 対抗○はミッドナイトベットにする。やはり去年12月の香港遠征で国際G2の香港国際Cを勝っているのは大きな魅力である。昨年の冬には京都金杯、京都記念を勝っている実績もあるし、サイレンススズカに大差であったにしろ金鯱賞で2着という実績もある。距離もほぼベストだと思われる。前走も年明け初戦でなおかつマイル戦で5着しており、叩かれた上積みを見込むこともできる。しかし、宝塚記念で10着、カシオペヤSでも7着に負けたことがあるように、意外と惨敗する危険性が高い馬である。前走もなんだかんだで5着に負けているし、あまり大きく変わっていないということも考えられる。
  • 単穴▲はマチカネフクキタルにする。4歳秋は神戸新聞杯、京都新聞杯、そして菊花賞と完勝し、無敵を誇っていた馬である。それが5歳になってからは嘘のような低迷ぶりである。爪が弱く、まともな調教ができていなかったという言い訳もあるだろが、それにしても負けすぎである。前々走京都記念で久々に2着するも、早め早めの競馬で、全盛期のこの馬の走りっぷりとは全く違うものであった。実力のない馬が菊花賞を勝てるわけがないのだから、実力があるのは間違いないと思うのだが、どうしても戻ってこない。前々走の2着で少しは復活の兆しが見えてきたようなので、ここまでメンバーが落ちれば何とかなりそうな感じもするが、果たしてどうだろうか。
  • 4番手はランフォザドリームにする。エリザベス補王杯2着の実績を持つ。この馬は1600〜1800で好走しているイメージが強いが、この馬のベスト距離は2000〜2200mだと私は思っている。それを証明したのがエリザベス女王杯2着である。前走はダート戦、前々走はマイル戦だったことで惨敗の言い訳はできる。阪神2000mは朝日CC優勝の実績もあるとおり得意のコースである。2000mならば好勝負になるはずである。ただ、さすがに牡馬相手のG2となると格不足は否めない。前走15着も負けすぎな感じもする。間隔もちょっと開きすぎかもしれない。あまり大きな期待をできないのも事実である。
  • 5番手はヒカリサーメットにする。こういう混戦では勢いのある馬が最も恐い。京都金杯の時のような末脚を繰り出せれば好勝負できるはずだ。芝2000mは6戦5連対という実績を持っており、ベストの距離と見ていい。前走仁川S6着もダートでは仕方ない。得意の距離に戻れば下手な競馬はできないはずだ。このメンバーでは消せない1頭である。ただ、京都金杯も斤量53kgに恵まれただけと言われれば、それまでである。今回の斤量57kgでは、かなり厳しい戦いになるというのが常識的なところだろう。ダートはいえ前走負けているわけだし、前々走も5着に負けている。勢いは止まったという見方もできるだろう。確かにG2という器には感じない。
  • 6番手はジムカーナにする。最近は掲示板にも載れないように、さすがに底を見せつつあるように感じるのは確かである。だけど、常に後方から競馬をすることで、いつか一発かましそうな感じがして、何となく恐い1頭である。ここまでメンバーが落ちると何があるか分からないので、とりあえず押さえておきたい。
  • 7番手はアラバンサにする。この馬はどちらかと言えばステイヤーである。2000mという距離はちょっと短いと思う。現に京都金杯はトップハンデだったとはいえ8着に負けている。ここもかなり厳しい戦いになると思われる。ただ、ここまでメンバーが弱くなると戦えないでもない感じはする。六甲Sを勝っている実績があるのだから、阪神2000mならば押さえる必要はありそうだ。
  • 8番手はイブキウッドマンにする。前走中山記念は初重賞挑戦となったが、6着ならばまあまあだろう。オープンでもやっていける目途はついたと思う。ただ、まだ連対を期待するのは酷だと思う。なんだかんだで今回も別定G2である。とりあえず掲示板が目標だろう。
  • 9番手はアマロにする。京都金杯5着と頑張ったが、東京新聞杯、中京記念と惨敗している。ちょっと調子落ちという感じがする。ハンデG3でやっと掲示板という実績を考えれば、別定G2ではさすがに厳しいだろう。
  • 10番手はテイエムトップダンにする。4歳時に毎日杯を勝っているので、距離コースとも相性が良さそうだが、古馬になってからは、好走したのはマイル戦だけである。気性的にどうも長い距離が走れないようである。しかも、最近は掲示板どころか2桁着順ばかりである。さすがに巻き返しは厳しそうだ。
  • 11番手はメイショウヨシイエにする。G2を2度連対しているが、いずれも大穴を叩き出している。いつ走るかまったく分からない馬だけに、また一発かましそうな気もしないではないが、9歳という年齢を考えても3度目はないと思う。
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