G1桜花賞の結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸6--2-8-11-16-17 縦目2-16 ◎ゴッドインチーフ ○ハギノスプレンダー ▲トゥザヴィクトリー △フサイチエアデール △スティンガー △ウメノファイバー |
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馬名 | 買い&消し | |
エイシンルーデンス (牝4・野元55) |
買い | チューリップ賞優勝、紅梅S優勝、フェアリーS2着。何と言っても前走チューリップ賞を圧勝したのは大きい。相手がゴッドインチーフだっただけにその価値は高い。本番もまったく同じ条件だけに距離コースは何の問題もない。阪神3歳牝馬Sで熾烈な先行争いをしてしまい自滅したので、同型馬の存在が気になるところだが、コウエイロマンが回避したことで、かなりレースがしやすくなったはずである。阪神3歳牝馬Sもそれでも7着に粘っているようにスタミナには自信があると思われる。平均ペースの逃げならばチューリップ賞の再現ということは十分にあり得る。 |
消し | やはり逃げ馬というのはそれだけで不安なものである。現に阪神3歳牝馬Sでは7着に敗れているではないか。他の有力馬もこの馬を簡単に逃がしてはやっかいなことになるとは思っているはずで、何らかの対策は考えてくるはずである。早めに仕掛けられると簡単に陥落することも十分に考えられる。それに今回はけっこう相手が揃っている。スティンガー、フサイチエアデールあたりに実力負けということも十分に考えられる。 | |
ゴッドインチーフ (牝4・河内55) |
買い | チューリップ賞2着、エルフィンS優勝、ファンタジーS2着など。圧巻だったのはエルフィンSである。直線だけで8馬身差をつけてしまったのだから凄いとしか言いようがない。ハイペースを先行して、あの末脚は化け物である。阪神3歳牝馬Sで3着に負けた時も、4角で大きな不利を受けており、普通ならばそれで終わりのところを、かなりの末脚で3着まできてしまった。チューリップ賞は平均ペースで持ち味を生かし切れなかっただけであり、本番では巻き返してくるだろう。とにかく、この馬の末脚が生きるペースならばチャンスは十分である。 |
消し | エルフィンSを勝った時はこの馬で決まりかと思われたが、チューリップ賞で大きく負けて一気に株を下げてしまった。この馬は切れ味があるように見えるが、上がり34秒台がないように意外と切れ味はないと思われる。だから、平均以下のペースだとラストが甘いように見えるのだろう。本番もチューリップ賞の時のような平均ペースになるとこの馬にとってはかなり厳しいレースになるかもしれない。チューリップ賞を負けたのがあまりに痛い。 | |
スタートマーチ (牝4・柴田善55) |
買い | チューリップ賞3着、札幌3歳S2着。チューリップ賞では最後の最後で一気に伸びてきて何とか3着を確保した。阪神3歳牝馬Sも後方から伸びてきて4着、札幌3歳Sも同じような流れで2着している。こういう追い込み一辺倒の馬は一発があるから恐いものである。今回も気楽な競馬になるだろうから後方からの競馬になるだろう。ペース次第では分からない馬である。 |
消し | いつも後方から追い込んでいるが、どうしても勝ち負けまではいかない。札幌3歳Sも阪神3歳牝馬Sもチューリップ賞も、勝ち馬とは大きく離されてのものである。ばてた馬を拾っていくというイメージが強く、実力馬を強襲するというイメージはほとんどない。トライアルでやっと3着したくらいの実力では、本番で巻き返すのはかなり厳しいと思われる。 | |
フサイチエアデール (牝4・武豊55) |
買い | 4歳牝馬特別優勝、シンザン記念優勝。前走の勝ち方はかなり凄かった。直線に入ったところで馬群が詰まってしまい、抜け出す道がなかった。仕方ないから大きなロスを覚悟で外に持ち出したわけだが、やっと前が開いた時にはラスト200くらいしかなかったはずである。ここから届くのか?と思っていたら、終わってみれば3馬身差!あまりの強さに絶句するしかなかった。シンザン記念で牡馬を相手にマイル戦を勝っている実績からも距離延長も問題ない。トゥザヴィクトリーがまさかの権利取り失敗で、鞍上武豊が転がり込むという運もある。 |
消し | 前走前々走と強い勝ち方をしたのは確かだが、相手関係がそんなに強くなかった気もする。他の有力馬との対戦がないだけに、ちょっと比較が難しい。今まで勝ってきた相手に負けることはないだろうが、初対決となる有力馬にあっさりと負けることも十分に考えられる。マイルの実績もあるが、いずれも京都コースである。阪神の坂のあるマイル戦でどうかという不安もないわけではない。 | |
ステファニーチャン (牝4・田中勝55) |
買い | 4歳牝馬特別2着、フローラS優勝。秋に復帰してからは3着を外さないという安定度が売りの馬である。前走2着で、阪神コース、輸送は問題ないことを証明した。ラストでフォルナリーナが後ろから来たら、もう一伸びしたように、根性はある馬である。 |
消し | 前走3馬身差というのは明らかに実力差である。短距離で実績が集中していることを考えてもマイルで巻き返すのはかなり厳しいと思われる。これまでの実績もフェアリーS3着と物足りないものである。一発というタイプにも見えないので、がんばって掲示板という感じがしてしまう。 | |
フォルナリーナ (牝4・角田55) |
買い | 4歳牝馬特別3着。よく分からない馬なのでコメントしづらいが、500万でもそんなに好走できなかった馬がこれだけ走るのだから、よっぽど馬が良くなっているのだろう。さらに馬が良くなっていることも十分に考えられる。 |
消し | 前走3着も、フサイチエアデールには決定的な差をつけられている。感じとしてはとても逆転は無理である。今までの実績を考えてもTR3着が精一杯だと思われる。マイルで勝っているわけでもないし、好タイムを持っているわけでもない。もしかしたら・・と思わせる材料がなさすぎる。 | |
ハギノスプレンダー (牝4・熊沢55) |
買い | アネモネS優勝。休み明けであの強さである。恐れ入ったとしか言いようがない。桜花賞の有力候補であったトゥザヴクトリーを相手のものだけに、その価値は高い。未勝利戦ではフサイチエアデールにマイルで完勝しており、その頃から素質の片鱗を十分に見せていた。しかも、タイムは1.35.0という3歳馬にしては優秀な時計である。スピード勝負でも十分に対応できそうだし、前走の実績からも重馬場も問題ない。フサイチエアデールの実力が本物ということは、それに勝ったこの馬も本物だということになる。休み明けを叩かれた上積みも見込めるのも大きなプラスである。 |
消し | アネモネSを勝っただけでは判断しづらい部分が多すぎる。相手が弱かっただけということも考えられるし、重馬場が良かっただけということも考えられる。そして、けっこう恐いのが2走ボケである。前走はけっこう激しいレースだったので、可能性としては十分にあると思う。確かにフサイチエアデールに勝った実績もあるが、未勝利戦での話である。フサイチエアデールもあの頃に比べれば大きく変わっているはずで、今となってはあまり関係ないかもしれない。 | |
クリムゾンクローバ (牝4・高橋亮55) |
買い | アネモネS2着。まったく人気がなかったが、後方から一気に伸びてきた。前走500万で9着からの巻き返しだったわけだが、結果的には芝に替わったのが良かったということになると思う。ダートでは1800mでも好走しているのだから距離延長はプラスになると思われる。前走のように上がりがかかる展開ならば、けっこう戦えるのではないだろうか。 |
消し | 前走は展開に恵まれたというのが大きい。ハイペースで上がりがかかったために、後方からでも届いたのだと思う。これが本番だとそうはうまくはいかない。強い差し馬がたくさんいるし、先行馬もちょっとやそっとじゃばててくれない。他力本願でG1連対なんてとても無理である。なんだかんだで芝で1勝もしていないのだから、本番でさらに着順を上げるのは厳しいと言いたくなる。 | |
スティンガー (牝4・岡部55) |
買い | 阪神3歳牝馬S優勝。3戦3勝と無傷を誇る。しかも全て楽勝といえる内容である。阪神3歳牝馬Sを勝った時なんかは連闘で2馬身差なのだから強すぎる。気性的にも掛かるようなところはなさそうだし、どんな展開にも対応できそうなどっしりとした雰囲気を持っている。休み明けも、アクシデントではないわけだから心配することもないかもしれない。リーディングトレーナー藤沢和師がこの馬の能力の高さを信じている証拠である。岡部騎手も「桜花賞を取りたい。」とめずらしく、現実的な目標を言っており、この2人がそこまで評価しているのならば、やっぱり強いのだろうなあ、とどうしても思ってしまう。 |
消し | やはり休み明けというのは大きなマイナスである。常識的には考えられないことである。これで勝ったら本当に化け物である。もちろん過去に例はない(たぶん)。人気がないのならば、この馬の力を信じるのも一考だが、過去に例がないことを考えると、負けても文句がいえないことになるのだから、人気になるのであればリスクが大きいと言わざる得ない。阪神3歳牝馬Sの勝ちも、前2頭が驚異のラップで逃げたために滅茶苦茶なペースになったからこそ勝てたとも考えられるわけで、阪神3歳牝馬Sだけが裏付けではちょっと頼りない。意外と成長していないということも考えられるし、現時点での力関係が不明な以上は、信じきるのはかなり危険だと思われる。 | |
ウメノファイバー (牝4・蛯名55) |
買い | 京王杯3歳S優勝、クイーンC優勝。重賞2勝の実績を誇る。しかも1つは牡馬混合のG2戦である。クイーンCも外国産馬レッドチリペッパーを敗っているだけにその価値は高い。京王杯では大外から強烈に追い込み、クイーンCでは先行してうまく抜け出した。脚質に幅がでてきたことでどんな展開にも対応できるようになったのは大きい。前走マイル戦を勝ったので距離も心配ない。阪神3歳牝馬Sのときはローテが厳しかったが、今回はゆったりと臨めるので力が出せるだろう。TR組に人気が集まるようだと、面白い存在になるのは言うまでもない。 |
消し | 重賞2勝もどちらも東京コースのものである。どちらかというと不器用なタイプで広々としたコースの方が合っているように思われる。現に阪神3歳牝馬Sでは6着に敗れている。もしかしたら輸送も苦手かもしれない。それにローテもちょっと開きすぎという感じもしないではない。重賞2勝以外はけっこうボロ負けしているだけに、一発タイプという感じもしないではない。TR組との対戦が乏しいだけに力関係がはっきりしない。 | |
タヤスブルーム (牝4・藤田55) |
買い | フェアリーS優勝、ラベンダー賞優勝。重賞を1勝、オープンを1勝という実績はなかなか凄い。先行して押し切るレースを得意としており、先行なだれ込みの展開になればチャンスはあるだろう。 |
消し | 1200mでしか実績がないのが気になるところだ。エルフィンSで3着しているが、ゴッドインチーフに約10馬身もつけられているのは問題である。前走のTR戦でも8着に敗れていることからも、1200mでこその馬か、早熟馬ということになると思われる。 | |
プリモディーネ (牝4・福永55) |
買い | ファンタジーS優勝。このときは上がり34.8という鋭い切れ味を見せ、ゴッドインチーフ以下を抑えきった。ほぼ完勝という内容で、阪神3歳牝馬Sに出走していれば、たぶん1人気になったと思われる。チューリップ賞で4着に敗れたが、故障明けだったことを考えれば、4着でも上出来な方だろう。叩かれた上積みを見込めば、大きく変わることも考えられる。切れ味が生きる展開になればさらに面白い。 |
消し | 休み明けとはいえ、前走4着というのはどうだろうか。最後は完全に息切れしていただけに、どこまで買われるか疑問である。クラシックのために無理に走らせているということも考えられ、実際にはまだ復調途中ということもあり得る。マイルで連対経験すらないのも気になるところだ。距離が少し長いということも考えられる。 | |
ワンダーガール (牝4・加藤55) |
買い | すずらん賞優勝。地方所属時にすでに中央のオープン特別を勝っている実績がある。距離が延びるにつれて成績があがっているので、スタミナはそれなりにありそうだ。前走7着も休み明けでは仕方ない。叩かれて大きく変わることも十分に考えられる。 |
消し | 地方時も9戦4勝とそんなに凄い成績を残しているわけでもない。中央のオープンを勝っていると言っても9月のレースではそんなに参考にはならない。前走も休み明けだったとはいえ、掲示板にも載れなかったのは問題である。叩かれた上積みがあったにしても連対までは厳しい感じはする。 | |
アドマイヤゴールド (牝4・横山典55) |
買い | エーデルワイス賞優勝。地方交流戦とはいえ、重賞を勝っている実績は評価しなければいけない。1700mのレースを勝っているのだからスタミナはあると思っていい。休み明けになるが、リフレッシュされてかえっていい馬もいるだけに、大きく変わってくるかもしれない。 |
消し | 実績はダートだけである。芝は2戦してどちらも凡走である。やはりダートでこその馬だと思いたくなる。それに休み明けというのは大きなマイナスというのが常識的な判断である。中央重賞で実績があるわけでもないのだから、さすがに厳しい戦いになると思われる。 | |
カシノリファール (牝4・四位55) |
買い | ダリア賞優勝。これでもオープン勝ちの実績を持っている。でも、それだけだなあ。牝馬は何をしでかすか分からないものだけど、うーん・・・ |
消し | ここ最近は掲示板にすら載っていない。どう考えても単なる早熟馬である。前走13着ということを考えても、巻き返せる材料は何もない。これで連対したら奇跡としか言いようがない。いくら牝馬でもさすがにないだろう。 | |
トゥザヴィクトリー (牝4・幸55) |
買い | なんとか滑り込んだという感じである。スリリングサンデーと好勝負していたこと、前々走で3馬身差で圧勝していたことを考えても、相当の素質馬であることが窺える。前走は熱発で体調がいまいちだったこと、距離が短かったことを考えれば、3着なら上出来である。そして何より武豊がフサイチエアデールよりもこの馬に乗るつもりだったということが何よりの実力の証明である。スタミナはあるだろうから先行してもそうはばてないだろう。抽選馬はけっこう連対するから恐いのである。 |
消し | しょせん賞金800万の馬である。オープン、重賞で実績がないのだから本当に強いかどうかは分からない。期待していた馬が意外と走らないということはよくあることなので、やはり裏付けのない素質の高さだけでは信じ切れないものがある。武豊が最終的に乗れなくなったのもあまりに痛い。幸騎手が積極的に乗れるかどうかもちょっと不安である。 | |
ゴールデンベル (牝4・松永幹55) |
買い | ダートの1800mを勝っているのでスタミナはありそうだ。距離延長で巻き返したいところである。 |
消し | 前走のアネモネS6着、前々走のチューリップ賞で5着とTR戦で続けて負けているのでは、上がり目はほとんどないと言っていいだろう。ダートでは3着を外さない堅実な走りをしているが、芝では連対すらない。さすがにここではレベルが違うのではないだろうか。 | |
ビューティグロー (牝4・後藤55) |
買い | 前走マイル戦を勝っており勢いは感じることができる。クロッカスS3着、クイーンC4着などオープン実績もまあまあである。前走道悪で勝っているので、時計のかかる展開になれば意外と戦えるのではないだろうか。 |
消し | クロッカスS3着、クイーンC4着もG1を勝とうと思うならば、ちょっと寂しい数字である。一度でもオープンを勝っていると違うのだが、この程度の実績ではちょっと届きそうにない感じがしてしまう。 |