G2セントライト記念の感想
最悪の結果である。私の常識から言えばこんな結果はあり得ない。900万も経験していない馬が勝つなんて。1年以上の休み明けの馬が2着なんて。こういうことはごく希だと思う。私のようなタイプにはとても買えない馬券である。そういう意味では諦めもつくが、現在の連敗街道を考えると、あまりに痛い負けである。どうも、最近は今までの常識が通じなくなっている感じがする。かといって、今さらスタイルを変えるのも危険だし、本当に困った。まあ、悩んでいても仕方ない。これからも悔いの残らない馬券を買って行くしかない。それで負けるのであれば仕方ない。このまま負け続けるようであれば、来年になってから方針転換を考えたい。
勝ったのはエアザイオンであった。500万を勝ち上がっての重賞制覇は、凄いとしか言いようがない。期待の素質がいよいよ開花したと言っていいだろう。こういう格上挑戦でしっかりと勝てる馬は、実力が抜けているというケースが多いだけに、今後も大きく期待していいだろう。ただ、秋華賞でどうかというのは判断は難しい。今回のメンバーに勝ったからといって、すぐに秋華賞につながるとは思えない。まだ底を見せていないだけに、再びその未知の能力に期待することもできるが、本番はあまりに相手が強すぎる。ここで好走するようであれば本物である。
2着はマイネレジーナであった。こんな常識ハズレを見たのは久々である。1年以上の休み明け、しかも一気の距離延長の馬が、重賞で2着するなんて、ちょっと信じられない。こういう馬が好走するのは事故と思うしかない。それにしても凄いとしか言いようがない。この馬も実力が抜けていたということになる。いろんな条件を考えれば、このレースで最も強い競馬をしたのはこの馬だったと私は思う。ここを叩かれて大幅に良化することも考えるだけに、そういう意味では秋華賞も楽しみである。ただ、相手が一気に強くなるのがどうかである。それと今回の好走の反動があるかもしれないことも忘れてはいけない。
3着はクロックワークだった。いやはや、またも3着とは困ったものである。この馬の問題は明らかに決め手不足である。これならば、ラジオたんぱ賞の時のように早めに先頭に出た方が良かったかもしれない。まあ、それでも上2頭に差されていただろうけど。これで何とか秋華賞の権利だけは手に入れたが、かなりの苦戦が予想される。この馬が好走するのは上がりがかかる展開にならないとあまりに厳しい。道悪にでもなれば期待もできるが、ちょっとG1という器には思えない。
4着はコウヨウヒロインであった。うーん、なんとなく4着だったという感じで、何かコメントしづらい。見せ場らしい見せ場がなかっただけに、重賞ではこの程度の馬という理解が正しいのだろうか。個性もよく分からないし、本当に何とも言えない。とりあえずG1で好走できるタイプではないような気はする。
5着はフレンドリーエースであった。正直なところがっかりである。スタートが最後方と、この時点である程度は覚悟していた。向こう上面からまくり気味に上がっていって、4角では先頭に並びかける勢い。おいおい、これで直線伸びるのか?と思っていたら、案の定、まったく伸びずに終わり。スタートはついていけなかったらしいので、仕方ないにしても、それにしてもあの仕掛けは雑すぎる。あれで直線伸びれば化け物である。未崎くんもまだ若い。やはり重賞慣れしていない騎手から流すのは無謀だったようだ。私もまだ青い。
マティーニは6着であった。私は距離だと思う。1800mを逃げ切るのは相当のスタミナが必要である。6着でも頑張っている方だとは思うが、ここまで負けるのは根本的にスタミナが足りないとしか思えない。今後は短い距離でがんばってほしい。
ステファニーチャンは7着であった。大塚騎手が「前半行きたがった」とコメントしているとおり、気性にまだ問題があるようである。もっと短い距離が合っていると私も思う。
アドマイヤゴールドは9着であった。中団からレースを進めると思っていたら、2番手と先行してしまった。あれではこの馬の良さを出すことはできない。まあ、どっちにしろ実力がなかったのかもしれないし、人気を考えれば仕方ないのかもしれない。
まあ、こんなもんですかねぇ。
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