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G2セントライト記念の反省

G2セントライト記念の結果
1 6-09ブラックタキシード 的場 2.13.7---35.3 440kg+10 1人気
2 3-03シンボリモンソー 岡部 2.13.7クビ34.7 474kg+14 8人気
3 4-04マイネルバイエルン 坂井 2.13.81/235.5 430kg-4 11人気
4 3-04フサイチビーム 菊沢徳 2.14.0135.4 448kg-16 2人気
5 1-01ホットシークレット 小林淳 2.14.0クビ38.3 450kg-6 7人気
単勝240円 枠連530円
複勝140円 380円 1010円 馬連2100円
予想と見解
G2セントライト記念の感想
  • アサヒウインロードとホットシークレットが飛ばす展開。3角を回っても後続を大きく引き離したまま。後続の馬たちがそこから一気に前を追いかけるというタフな流れ。なかなかばてない2頭が失速したのはラスト200m。これを一気に交わしたのは実力に勝るブラックタキシードとスタミナに絶対の自信を持つシンボリモンソーとマイネルバイエルン。これではスタミナに不安のある我がシルクガーディアンは見せ場すら作れない。まあ、今回ばかりはかなり厳しいかなと思っていただけに、仕方ない結果だとは思っている。それにしても、シンボリモンソーとマイネルバイエルンにはびっくりさせられた。こういう展開になると、使われている強みというのが大切なのかもしれない。
  • 勝ったのはブラックタキシードであった。私はかなり強い内容だったと思う。3角からは自分で前を捕まえに行かなければならないという厳しい流れだったにもかかわらず、きっちりと捕らえきったのは実力の違いであろう。さすがにダービー5着馬である。しかも、的場騎手は「行きっぷりが悪くて焦った」とコメントしているように、休み明けで本調子でなかったらしい。それでこの強さである。現4歳の関東no1と認めていいだろう。堂々と菊花賞に行ってもらいたい。ただ、けっこう際どいレースだったことを考えても、関西の4強にどこまで迫れるかは何とも言えない。何とか連対まで頑張ってほしい気もするが、今回の走りだとまだまだかもしれない。
  • 2着はシンボリモンソーであった。まさかこの馬が上がり34秒台の脚を使うとは思わなかった。完全にこの馬のことを誤解していた。スタミナ重視の展開になったのも確かではあるが、上がり34秒台の脚はそうは使えない。決め手がないと思っていたのは大きな間違いであった。この馬は本当に強くなっている。距離は長ければ長いほどいいタイプだろうから、菊花賞でも好走が期待できる。さすがに相手が強いだけに連対までは難しそうだが、掲示板くらいは十分にありそうだ。それよりもステイヤーズSあたりが面白そうだ。
  • 3着はマイネルバイエルンだった。まさかこの馬がここまでやるとは思わなかった。使い詰めできている割には徐々に成績が良くなっているように、調子が上がってきたというか、競馬を覚えてきたようである。他の有力馬が休み明けで伸びなかったのにも助けられた。まあ、それでも3着は3着。菊花賞の権利を確保したのだから立派なものである。今回のレースはそんなにレベルが低くはなかったと思うので、菊花賞はともかく、今後もそれなりに活躍しそうである。
  • 4着はフサイチビームであった。いくらなんでも2人気は人気になりすぎである。実績を考えればこんなもんだと思う。坂上で前が詰まったのが痛かったようだが、それでもそんなには伸びてなかったと思う。休み明けでマイナス馬体重だったことからも意外と成長していないようにも感じた。今後については何とも言えないが、いきなり大きいところを勝つということはないだろう。
  • 5着はホットシークレットであった。前半は2番手の競馬も3角から果敢に飛ばしていった。最後はさすがに止まってしまったが、それでも5着に粘っているあたりは力があるということでしょう。叩かれた上積みを考えれば、次はもっと良くなるだろう。
  • シルクガーディアンは7着であった。この馬について語ろうとすると長くなるので、常識的な見解をちょっとだけ。やはり距離が長すぎたと考えるべきだと思う。それでも皐月賞7着を考えると負けすぎなので、休み明けも影響したのだろう。石崎騎手もこの馬の難しい気性をコントロールできなかったようである。まあ、それでも0.5秒差ならそんなに悲観することもないだろう。次に期待したい。
  • マイネルシアターは8着であった。3角から早めに動く競馬をしたが、意外と伸びなかった。春の実績を考えると信じられない惨敗である。休み明けがダメなのかもしれないが、それにしても負けすぎである。これを叩いてどこまで変われるであろうか。
  • チョウカイリョウガは10着であった。後ろから競馬をする馬が、4番手から競馬をしたので話にならない。「返し馬からパニックだった」と柴田善騎手がコメントしているとおり、気性が成長していないようである。こんな気性では今後も信用できないかもしれない。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2セントライト記念の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸7--1-4-9-12-13 縦目9-12

      ◎シルクガーディアン
      ○ブラックタキシード
      ▲マイネルシアター
       △チョウカイリョウガ
       △ホットシークレット
       △フサイチビーム

    にへい君の見解
  • 最近のセントライト記念ははっきり言ってレベルが低いと思う。特にここ2年はひどい。去年のレオリュウホウは500万を勝ち上がったばかりだったし、一昨年のシャコーテスコは前走900万で2着に負けていた。それをいきなりG2勝ちというのはあまりに突拍子すぎる。現にこの2頭は菊花賞でも惨敗に終わっている。レベルの低いレースだったという証明である。なぜ、こんなにレベルが低いかと言えば、菊花賞が京都で行われるためであろう。関西馬はTRが京都で行われるのだから、無理して関東に遠征する必要は何もない。それでは関東の有力馬であるが、春のG1が関東に集中するために京都コース未経験であることの方が圧倒的に多く、京都を本番前に1度走っておきたいと考えれば、当然京都遠征ということになる。強ければ強いほどそう考えるはずである。去年の東の大将セイウンスカイは敢えて古馬重賞の京都大賞典を使ったほどである。これではセントライト記念に強い馬が集まるわけがない。本当に困ったものだと思っていたら、意外にも今年のメンバーは骨っぽいのが揃っている。ダービーTR等で活躍するなど、けっこう春の重賞やオープン特別で活躍した馬がけっこういるだけに、ここ2年とは様相がまったく違う。久々にレベルの高いレースを見ることができそうだ。ただ、そうは言っても春の3強が出てくるわけではない。そういう意味ではこのレースから菊花賞馬が出るとは思えないというのが正直なところではある。
  • 私の本命◎はシルクガーディアンである。やっぱりこういう結果にしてしまいました。親バカにも限度があるだろうと思う方もいるとは思いますが、やっぱり他の馬を応援することはできません。負けを覚悟で愛馬を応援したいと思います。そういうことでご了承ください。この馬は、スプリングS、皐月賞、ラジオたんぱ賞とこの予想コーナーに3度も顔を出していて、この3つのレースで私は自信の◎を打っているのだから親バカもいいところである。ところが、その私の過剰な期待にラジオたんぱ賞優勝という形で応えてくれており、本当に親孝行な馬である。ただ今回ばかりは正直厳しいレースになると思う。やはり問題は距離である。スプリングS、皐月賞、ラジオたんぱ賞とレースを見てきたが、1800mのスプリングSとラジオたんぱ賞では最後まで伸びていたのに、2000mの皐月賞ではラストのラストで止まってしまったのをよく覚えている。あれで距離の壁を非常に感じたのである。そして、ラジオたんぱ賞の走りを見て、私は「マイラー」だと確信に近いものを感じたのである。となれば、当然次は京成杯AHだろうと思っていたところに、セントライト記念出走である。4歳限定戦の方がレースが楽なのは理解できるが、私はどうしてもマイル戦を使ってほしかったということもあり、今回ばかりは今までほどの確信?はどうしても持てないのである。まあ、そうは言ってもこの馬が強いこともよく分かっている。皐月賞7着だって勝ったテイエムオペラオーと0.6秒差である。十分立派な成績である。まして、重賞を勝っているのはメンバー中ではこの馬だけであり、最も格上の存在である。さらに、夏場も美浦に残って調整を続けており、放牧に出されていた馬よりも調整が早いはずである。現に先週の追いきりでも61秒台という驚異のタイムをたたき出している。基本的に展開も馬場も問わないタイプなので、惨敗も考えづらい。不安なのはやはり距離である。2000m以上は皐月賞でしか走っておらず、もちろん2200m以上は未経験である。1800mを走れるのだから2200mも走れるだろうというのは大きな間違いであり、もし私が考えるようなマイラーであれば1800mでは強いレースをしても、2200mはまず走れない。また、この馬の悪い特徴として太りやすいという困った体質がある。いくら調教を積んでもいっこうに絞れないのだから本当に困る。そういう意味からも休み明けというのは苦手なタイプだと思われる。放牧に出さなかったのも太りすぎないようにするためだと思う。あとは、切れる脚質ではないので、決め手勝負になると弱いところがある。がんばるも3着4着に終わることもあり得るだろう。そういうことで最初はあまり評価してなかった。しかし、最終追いきりを見て気持ちが変わった。あの迫力はラジオたんぱ賞以上である。重め残りというが、そんな馬が3週続けて破格のタイムを叩き出せるであろうか。馬体重が増えていたとしても、成長分がほとんどだろう。これならば皐月賞以上の走りを期待してもいいのではないか。そう思いはじめるともう自分の気持ちを抑えることはできない。この距離をこの相手でもきっと克服してくれると信じたい。きっとやってくれるだろう。
  • 対抗○はブラックタキシードにする。まず、ダービー5着という実績を高く評価している。先着した4頭は後ろからレースを進めており、展開としては後ろからの馬の方が有利だったと思われる。それをこの馬は先行して5着に粘っている。また、TRを使うごとに馬体が減っていて、ダービー本番でもさらに減っていたことを考えると、完璧な調整ができたわけではなかったはずである。そういう意味での5着だから高く評価していいと思う。ベンジャミンS、プリンシバルSとオープン特別を2連勝したという安定度も魅力であり、オープン実績としても申し分ないものである。今回のメンバー構成ならば上位争いは間違いないところだと思われる。不安なのは休み明けくらいである。こればっかりはやってみないと分からないだけに何とも言えないが、ここ2年は夏場使っていた馬が勢いで勝ってしまっているだけに、そういう意味では休み明けはマイナスと考えるべきだろう。それに、この夏の休みでどれだけ成長したかも現時点では分からないわけだし、あんまり信用しすぎるとあっさり裏切られることも十分に考えられる。G1馬であれば休み明けでも力の違いを見せつけることが多いが、そうでない馬の場合はあっさり負けることもよくあるだけに、あんまり信じきるのも危険だと思う。でも常識的にはやはりダービー5着の実績はここでは抜けていると判断すべきなのだろうとは思う。
  • 単穴▲はマイネルシアターにする。弥生賞3着、皐月賞5着、青葉賞2着とレベルの高い重賞で常に好走しており、その能力の高さは相当なものである。ダービーこそ8着に敗れたが、賞金不足のために皐月賞から青葉賞を使って権利をとってから参戦しており、ローテが厳しすぎた。皐月賞から直行であればもう少し結果は違っていたと思われる。とにかく、この馬の能力はこのメンバーであれば明らかにトップレベルである。実績・血統からも2000m以上でこそ力を発揮するタイプであり、弥生賞、皐月賞と結果を残している中山コースであれば重賞初制覇の最大のチャンスである。ただ、やっぱり休み明けがどうかという心配はこの馬の場合も拭えない。9月に入ってから時計を出していることからも多少調整が遅れているような気もする。それに、重賞でなかなか勝ちきれないことでも分かるとおり、いまいち決め手に欠ける印象も拭えない。今回も3着止まりということもありそう。この時期の4歳馬は走らせてみないと分からないだけに、春の実績をどこまで信用するかが鍵になるだろう。
  • 4番手はチョウカイリョウガにする。京成杯2着、プリンシバルS2着の実績を持つ。京成杯では新馬戦を勝ち上がったばかりで、いきなりの重賞2着と素質の違いを見せつけ、プリンシバルSではダービーに出走するために、まだ本調子でないにもかかわらず強引に出走に踏み切りブラックタキシードの2着に突っ込んできた。反動のためかダービーは惨敗に終わったが、調整がうまくいっていれば結果は違っていたと思われる。まだ、万全の状態で走ったことがないというイメージが強いだけに、万全であればどれだけ強い走りをするのかという未知の魅力がたっぷりである。もちろん距離は問題ない。京成杯2着の実績から中山コースも問題ない。不安なのは、この馬の場合も休み明けと相手関係ということになる。休み明けは繰り返しになるが走らせてみないと分からないので何とも言えないが、相手関係となると、ダービーで敗れているブラッタキシードとマイネルシアターよりはどうしても評価は落ちてしまう。シルクガーディアンとの比較でも、ガーディアンは重賞勝ちという勲章があるのに、こちらはオープン特別すら勝っていないし、実は通産勝利数がたったの1勝なのである。重賞級の器であることは間違いないとは思うが、客観的な数字を見るとどうしてもこういう評価になってしまう。
  • 5番手はホットシークレットにする。若草Sでペインテッドブラックに勝っている実績を持つ。他にもホープフルS3着、すみれS3着とオープン特別で堅実な走りを披露している。勝ちパターンとしては、スローで逃げて直線でスパートするというのを得意としており、去年のレオリュウホウのようなマイペースの逃げができればチャンスは大きくなる。でも、すみれSでは逃げなくても3着しているので、なんでかんで逃げなければいけないわけでもないので、どんな展開でも安定度の高い走りを期待していいだろう。重賞実績がないのは、春の重賞戦線は騙馬は出走できないレースが多すぎただけであり、走っていればそれなりの結果を出したはずである。こういう騙馬が秋になって初めての表舞台で躍進するケース(レガシーワールドはこのレースを4人気で逃げ切った)もあるだけに、春の実績だけで評価を下げるのはどうかと思う。でも、オープン特別をほとんど連を外していないというのであれば、もっと評価できるのであるが、2度も3着に負けていることを考えると、重賞ではちょっと荷が重いかもしれないという感じもする。差して3着であれば勝機もあるだろうが、先行して3着となるとどうしても決めて不足という感じになる。今までの安定した走りからも惨敗はないとは思うが、連対まではどうかと思ってしまう。もちろん、休み明けも分からない。
  • 6番手はフサイチビームにする。6戦して2勝2着1回3着3回となんと3着を外したことがないのである。しかも駒草賞3着というオープン実績もある。それも春先はソエ気味でまともに走っていなかったというのだから恐れ入る。それが秋になってかなりしっかりしてきたようなのである。春の時点でオープン3着の実績があるのだから、当然それ以上の走りは期待できることになる。賞金800万の中では最も恐い存在といえるだろう。ただ、駒草賞よりもメンバーが強くなっているのも確かである。この相手でどこまでやれるかはやってみないと分からない。そういう意味では現時点では信じきるのもリスクが大きい。まして、この馬も休み明けである。前走勝っているなど勢いがあれば、この実績でも戦えると思えるが、休み明けでいきなりG2ではどうかという感じもする。でも、この馬の追いきりを見たら、けっこう迫力があるんだよなあ。見かけ倒しということもあるけど、けっこう強そうな感じがけっこう伝わってくる。もしかしたら相当強い馬かもしれないと実は思っている。
  • 7番手はシンボリモンソーにする。前走900万を勝ち上がっての出走であり、夏の上がり馬1番手の存在である。ここ数年のこのレースの傾向は、夏を使った馬が勢いで春の実績馬を抑えており、この馬の勢いはかなりの魅力である。とにかくスタミナがある馬で、スタミナ勝負なら望むところである。道悪ならばチャンス増大である。ただ、この馬はとにかく「重い」というイメージが強すぎる。いかにも切れる脚がないという典型的なタイプである。ばてずに最後まで走るのだが、じりじりとしか伸びないというイメージが強すぎる。こういうタイプは好走しても3着までというのが定番である。春の重賞戦線でも青葉賞6着、駒草賞8着と負けているだけに、この馬の決め手ではちょっと重賞は厳しい感じがする。
  • 8番手はメジロビクトリアにする。前走900万をけっこう強い内容で勝っており、勢いは非常に感じられる。もともとスイートピーS3着の実績があるわけだから、これくらいは当然か。とはいえ、古馬900万だって相当のレベルである。4歳限定重賞であれば、900万を勝てるくらいの実力で十分に戦えるものである。現にここ2年は900万をクリアしていない馬で勝っている。それに比べればこの馬の方がランクは上である。今回のメンバーで勢いと実力を兼ね揃えている1番手としては、この馬ということになるだろう。しかし、私は率直に牝馬というのがどうかと思っている。4歳限定の重賞とはいえ、いちおうG2なのだから牝馬に負けるわけにはいかないというのが牡馬の本音だろう。何がなんでもこの馬だけには負けられないという気持ちはあるだろうし、私としても負けてほしくない。今回のメンバーは例年になくトップレベルが集まっているだけに、スイートピーS3着程度の実績はちょっと厳しい。去年ならともかく、今年のこのメンバーでは牝馬の出番はないというのが私の結論である。
  • 9番手はアサヒウィンロードにする。前走500万とはいえ2200mを勝っているのは非常に良い。距離はほぼベストいえる。4戦して2勝とまだ底を見せていないだけに、未知の魅力もけっこうある。勝ちパターンはマイペースの逃げであり、気持ちよく走ると強いようである。まだまだ伸びる馬に感じるだけに、さらに成長しているようであれば、ここでも何とかなるように思われる。しかし、やっぱりここまでメンバーが揃ってしまうと、500万までの実績ではちょっと物足りない。しかも、逃げてしか勝っていないというのも展開に左右されるというイメージが強くなり、どうしても信用しづらくなる。人気を意外と集めているようだから、能力の高い馬なおかもしれないが、実績重視の私としてはやっぱり高くは評価できない。
  • 10番手はマイネルバイエルンにする。もうすでに20戦しているというタフガイである。春から夏にかけて使いっぱなしなのに、成績が落ちるどころか逆に上がってきているように感じるのだから、凄い馬である。使われながら成長してきた典型的なパターンではないか。しかし、春のオープン戦線では5着が最高という成績で、900万で戦うようになってからも3着が最高である。いくら4歳限定戦とはいえ、G2なのだからせめて古馬900万で連対できるようじゃないとここは苦しいだろう。まして、今年は例年に比べてもレベルが高いのだから、これまでの実績ではちょっと物足りないものを感じてしまう。さすがにここは善戦が精一杯だと私は思う。
  • 11番手はヤマニンサイボーグにする。500万とはいえ前走勝っているのは好感が持てる。勢いは十分に感じる。有力馬は休み明けが多いだけに、勢いは大きなアドバンテージとなる。これまで2000m前後で使われており、距離の心配もない。しかし、しょせん500万を勝ち上がったばかりである。いきなりのG2では見劣りしてしまうのは仕方ない。未勝利、500万と勝ち上がるのに時間を要していたことからも、ずば抜けた強さは感じられない。いくら勢いがあってもここは実力不足と判断するのが常識的なところではないだろうか。
  • 12番手はホクトミラクルにする。前走500万特別を勝ったばかりで勢いがある。けっこう強い勝ち方だったので、4歳限定なら重賞でもという気持ちはあるだろう。現に去年のレオリュウホウも500万を勝ち上がってすぐにこのレースを勝っている。まったく戦えないわけではないだろう。しかし、距離経験が1800mまでというのは大きな不安である。いちおう重賞なのだからせめて2000mの出走経験はほしいところだ。まして500万を勝ち上がったばかりという実績を考えるとなおさらである。まあ、去年と違って今年はメンバーが揃っているから、さすがに900万も経験していないようでは話にならないかもしれない。
  • 13番手はカラフルワールドにする。イタリアンカラー産駒という渋い馬である。レースぶりもかなり渋く、4戦1勝2着2回と安定度の高い走りを見せている。血統的にも距離は長い方が良さそうだから、2200mは問題ないでしょう。しかし、まだ1勝馬であり、常識的にはいきなり重賞というのは荷が重い。しかも休み明けでは厳しすぎる。スタミナはあるが決め手がもう一つというタイプに見えるだけに、一発も考えづらい。ここはちょっと背伸びしすぎだろう。
  • 14番手はニシキオーカンにする。5戦して2勝2着1回3着1回となかなかの安定度である。まだ5戦しかしていないことからも未知な部分が多いといえ、何をしでかすか分からない。とはいえ、芝未経験で前走も900万を8着に負けていることを考えると、常識的にはかなり厳しいという結論にならざる得ない。芝で一変ということもあるかもしれないが、それに賭ける気にはとてもなれない。
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