前ページに戻る
G2スプリングSの反省

G2スプリングSの結果
1 8-16ワンダーファング 1.51.2---37.2 466kg+10 11人気
2 8-15タイクラッシャー 和田 1.51.62.1/237.4 474kg+6 3人気
3 6-11シルクガーディアン 横山典 1.52.23.1/237.4 498kg-6 5人気
4 3-06モンテカルロ 岡部 1.52.2アタマ37.4 474kg0 1人気
5 3-05フライングキッド 二本柳 1.52.31/237.9 436kg-2 15人気
単勝2220円 枠連6290円
複勝590円 240円 380円 馬連6420円
予想と見解
G2スプリングSの感想
  • 今回のレースは明らかに道悪の巧拙が命運を分けたと言っていいだろう。上位の馬はみんな道悪が得意だと思われる馬ばかりである。結局、賞金800万の馬が掲示板を独占しているように、あまりレベルの高いレースではなかったと思われる。弥生賞に比べるとちょっとレベルが低いと判断したくなる。ただ、一昨年のサニーブライアン・シルクライトニングのように、レベルが低いと言われた若葉S組で決まったケースもあり、これだけでレベルが低いと判断するのは問題ではある。良馬場ならば、もっと好走した馬がいるかもしれない。道悪で時計が悪かっただけで、実はハイレベルなレースだったかもしれない。まあ、答えは皐月賞で出るわけだが、馬券作戦はこのレースをどう判断するかで大きく変わりそうである。
  • 勝ったのはワンダーファングであった。これは強い勝ち方をした。大外から逃げて、直線ではさらに突き放すのだから圧勝である。しかも上がりがメンバーNo1なのである。逃げた馬の上がりが一番速いということは、このメンバーでは実力が抜けていることを意味している。実力は相当あると判断していい。ただ、皐月賞でも好走できるかどうかは何とも言えない。まず、この馬は揉まれ弱いという大きな弱点がある。今回は大外枠だから包まれなかったし、人気がなかったから逃げても競り掛けられなかったから、実力を発揮できたと言える。これがもし内枠で人気があったらどうだろうか?たぶん早めに潰されたのではないだろうか?次に馬場である。幸騎手がコメントしているとおり、不良馬場はほとんど関係なかったようである。上がり37.2で後ろからの馬が詰められないのだから、楽に逃げ切っても当然ともいえる。これがもし良馬場だったら同じような走りができただろうか?いくら馬場が荒れているはいえ、良馬場ならば後方の馬の伸び脚も違ったはずである。そういう意味では馬場に助けられた可能性もあるのだ。さらに、今回のメンバーはあまりに弱すぎただけであり、皐月賞ではまったく相手にならないということも考えられなくもない。このように見てくると、この馬が皐月賞で好走できるかは何とも言えないとしか言いようがない。とりあえず言えることは、道悪で外枠で揉まれなければ、かなり強い馬だということである。
  • 2着はタイクラッシャーであった。個人的にはあまりこの馬のことには触れたくない。とりあえず、スタートを失敗した割にはすぐに先団までとりつき、4角2番手から押し切るというまあまあの内容だったと思う。ただ、皐月賞を考えると、中途半端な着順だったことで逆に魅力がなくなっている。道悪ならばワンダーファングには勝てそうにないし、良馬場ならば弥生賞組に勝てそうにない。皐月賞はかなり苦しい戦いになりそうだ。まあそんなことより、1角でシルクガーディアンを落馬寸前にさせたのはあまりにいただけない。シルクガーディアンが3着にきていることを考えれば、まともなら負けていたはずだ。
  • 3着はシルクガーディアンだった。ご存じのとおり私の一口所有馬である。なんだかんだで本命◎にしたわけだから、自信はけっこうあった。しかし、1角でタイクラッシャーに邪魔されたのが全てである。あれで後方に下がってしまい、ほとんどジ・エンドであった。それでも3着に伸びてきたのは、私の予想以上にこの馬は強かったことを物語っている。まともなら、少なくても2着はあっただろう。距離は問題ないし、道悪も上手い、きんせんか賞と今回のレースを見ても、良馬場の決め手勝負でも十分に対応できるはずだ。今回、大きな不利を受けたことで実力を出し切れなかったという状況での3着だったわけで、そういう意味ではまだ底を見せていないということであり、皐月賞でも一発を期待してもいいということになると思う。まあ、かなりひいき目に見てるかもしれないけど、私は皐月賞でもかなりやれると思っている。
  • 4着はモンテカルロであった。時計の掛かる馬場の方が有利だとコメントして人気を集めた割には、この走りはあまりにだらしない。岡部騎手のコメントが「馬場を気にしていた。」というのだから、信じた人たちは詐欺にあったようなもの。結果的には「時計の掛かる良馬場」が得意ということなのだろうが、何とも納得がいかない。まあ、しょせんダートでしか勝っていない馬なので、根本的な実力の問題なのかもしれない。それでも4着にきているのだから、今後も見逃せない存在であることは確かである。
  • 5着はフライングキッドであった。この馬がここまで頑張ってしまうと余計にレベルが低いレースだったと思えてしまう。確かに道悪が得意だということなのだろうが、前走前々走のことを考えると、走りすぎだと感じてしまう。まあ、この馬なりにはよく頑張っているとは思う。
  • カシマアルデルは6着であった。先行してここまで負けると実力不足だと思いたくなる。京成杯の負け方もけっこうだらしなかったから、やっぱり実力がないのかもしれない。まあ、今回は休み明けと道悪という言い訳もあるので、次が勝負となるだろう。
  • オースミブライトは7着であった。やはり体調不十分だったのだろう。あの調教はあまりにひどすぎた。それに輸送に時間が掛かり、予想以上に馬体が減ってしまったようである。これでは力が出せないのも仕方ないだろう。皐月賞まで3週間、果たして復調できるだろうか。
  • ロサードは10着であった。うーん、道悪がダメだったと言われればそれまでなので、何とも言えないが、私はやっぱり距離だと思うんだけどなあ。どうなんだろう?まあ、皐月賞も荒れた馬場でやることは間違いないだろうから、小柄なこの馬にはかなり厳しくなるだろう。
  • ゴルデンコークは16着であった。まあ、地方馬なので仕方ないでしょう。でも、たまに走る馬が出てくるから困ってしまうんだよなあ。中央馬で抜けた存在がいないとどうしても押さえる必要が出てくるわけで、でも負けることの方が多くて、確率的にはやっぱり消しなのかなあ。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
  • 前ページに戻る

    参考
    G2スプリングSの予想
    結論
    馬番連勝複式 ◎から6点流し

      ◎シルクガーディアン
       ○オースミブライト
       ▲モンテカルロ
       △カシマアルデル
       △ゴルデンコーク
       △ケイシュウエクセル
       △タイクラッシャー

    にへい君の見解
  • 皐月賞TR第2弾となるこのレース。例年の傾向では意外とレベルが低かったりする。超大物と言われる馬は、皐月賞と同じ芝2000mの弥生賞を使うため、どうしてもメンバーが手薄になるようだ。皐月賞まで中3週というローテを考えると、このレースの方がたたき台としてはいいような気もするが、現代競馬は少しでも間隔は開いた方が調整しやすいということなのかもしれない。まあ、それでも皐月賞出走権争いが熾烈を極めるだけにそれはそれで面白い。今回の目玉は、何と言っても、我が一口所有馬「シルクガーディアン」でしょう。そういうわけで、今週は客観的に予想できませんので、ご了承ください。
  • 私の本命◎はシルクガーディアンにする。前走きんせんか賞の内容がすばらしかった。ハイペースで飛ばす2頭を見ながら、離れた3番手に控え、直線半ばから一気に加速してアッと言う間に差し切ってしまった。2着の馬がジュニアC3着のタヤスメロディだったし、このとき6着だったフサイチミキオーは菜の花賞で2着にきている、というように、けっこう強い相手を簡単に負かしているのである。勝ち上がるまで6戦を要したが、能力がなかったというよりは能力が出せなかったというのが本当のところである。その証拠に能力を出せるようになった途端に2連勝である。調教はオープン級のタイムをガンガン出しているように潜在能力が高いのは歴善である。1800mという距離が不安視されているが、ダート1000mでの負け方からはとても短距離馬とは思えなかった。もともとデビュー戦はマイルを使ったように、その頃からクラシックを意識していたと思われる。気性的な問題で徐々に距離を短くせざる得なかったが、気性難が解消された今ならば1800mでも十分に対応できるはずだ。しかし、2勝は両方とも1200mであったことは事実であり、やはり初めての距離となる1800は大きな不安であることは確かである。気性的にも1200mだから折り合っただけで、1800mのスローな展開だと、また気負って走ってしまうかもしれない。そういう意味では惨敗も十分にあり得ると言える。根本的に重賞の器でない可能性もあるわけで、客観的に見れば、大きく期待できないのも確かである。だけど、私の一口馬主所有馬がこんなところに出てくる機会は最初で最後かもしれない。今回だけはこの馬を信じたい気持ちを否定したくはない。そういうことで私がこの馬に◎を打つことを許してもらいたい。
  • 対抗○はオースミブライトである。京成杯の勝ち方が強かった。好位で折り合い直線は突き放すだけという内容である。それまでは後ろからの競馬しかできず、直線追い込みきれず3着に終わったこともあったが、ある程度前に位置取ることもできるようなったのであれば、かなりの安定度を期待してよさそうだ。ラジオたんぱ杯で負かされたアドマイヤベガとか大物が出てくるとさすがに見劣りするが、他にオープンを勝っているのはロサードだけというこのメンバー構成ならば負けようがないという感じを受ける。実績は間違いなくNo1である。年明けの重賞を勝っていることを考えても取りこぼしはできない一戦である。しかし、今週の調教はかなりひどかった。ラスト3F40秒台で1Fは14秒台である。ちょっと悪すぎるという感じはする。京成杯の時のデキにはないように感じる。中間で熱発で調教を休んだこともあったそうで、それが響いているのかもしれない。調教を見るまではさすがにこの馬で決まりだろうと◎本命にする予定であったが、調教を見て評価を下げてしまった。正直なところ「これならガーディアンにもチャンスが出てきた。」と思ったわけである。朝日杯3歳Sでは10着に負けているように意外とムラのある馬かもしれないし、ここ2戦は2000mで好走しているが、朝日杯で惨敗していることを考えると1800mは微妙な感じもしないではない。調教で走らなくても結果はしっかり残すという馬はいくらでもいるので、「力の違い」で勝ってしまうかもしれないが、G1を勝っている馬ならともかく、そんなにレベルが高かったと思えない京成杯の実績しかないようでは、そこまで信用できないというのが私の判断である。
  • 単穴▲はモンテカルロにする。1月にデビューして3戦2勝と順調に勝ち上がり、いい感じでここに駒を進めてきた。2勝はいずれも強い勝ち方で素質の高さを感じられるものだった。唯一の負けはセントポーリア賞であるが、このとき勝ったマイネルシアターが弥生賞で3着に頑張っていることを考えれば、レベルの高いレースだったことが窺える。まだキャリア2戦目だったことを考えれば、3着でも上出来だと言えるだろう。もちろん、このレースの感じだと芝も問題ないと思われる。一戦ごとに力をつけていることと、弥生賞に比べるとレベルが2枚くらい低そうなメンバー構成であることを考えれば、ここでこの馬が好走する確率はかなり高いと思われる。とはいえ、ダートでしか勝っていないのもまた事実であり、オープンも初挑戦であるのも事実である。この馬もけっこう人気を背負いそうであることを考えると、リスクの高い人気馬になりそう印象を受ける。芝の重賞でも好走できるという確固たる裏付けがないということは、負けても文句が言えないということであり、こういう馬をを中心に考えるのは危険が大きすぎる。シルクガーディアンを◎本命にしといて言うことではないのだが・・・
  • 4番手△はカシマアルデルにする。中山2000mの葉牡丹賞を勝っていることを評価した。やはり、コース経験は大きな武器である。荒れた馬場も得意そうだし、先行した時の安定度もかなり高そうだ。前走京成杯で惨敗しているだけに、大物という感じはしないのも確かであるが、このメンバー構成ならば戦えないことはないと思う。前走惨敗も目に見えない疲れのせいだと考えれば、間隔を開けたので復調しているだろうし、オープンで2度連対している実績もある。ちょっと外せないかな、という感じである。ただ、ホープフルS、京成杯と掲示板すらできなかったことを考えると、だいたい底を見せてしまったという感じもしないではない。単なる早熟タイプで意外と成長していないための結果ということも考えられる。惨敗されても文句の言えないタイプであることも確かである。
  • 5番手△はゴルデンコークにする。はっきり言って、どういう馬か分からない。とりあえず、地方とはいえ5戦5勝は凄い成績である。すべて差をつけての勝利らしいので器が違うということなのだろう。まだまだ底を見せていないということであり、このメンバー構成ならば地方馬でも十分に戦えそうだ。とりあえず押さえる必要はあると判断した。しかし、中央のレベルでどうか、芝がどうかという問題はある。惨敗されても文句の言えないタイプであることも確かである。
  • 6番手△はケイシュウエクセルにする。この馬もゴルデンコークと同じである。1度だけ2着だったので順番が下になっただけである。まあ負けたと言っても小回りコースの大外スタートでかなりロスのあるコースどりだったらしい。それで僅差2着なのだから実力はあるのだろう。惨敗されてもやっぱり文句は言えないが、とりあえず押さえてみる。
  • 7番手△はタイクラッシャーにする。前走アーリントンC3着を評価した。エイシンキャメロンに不利があったにしろハナ差まで詰め寄った末脚はかなり強烈だった。メンバー構成は明らかに弱くなっているだけに、この馬にとっては最大のチャンスがめぐってきたとも言えそうだ。しかし、きさらぎ賞で7着に負けていることを考えると1800mはちょっと長いという感じは否めない。気性的に流れが速い方が合っているということらしいので、なおさら距離延長はマイナスだと思われる。まあ、他に推せる馬もいないし、前走の勢いを買ってみることにした。
  • 8番手はロサードにする。新潟3歳Sを勝ち、京王杯3歳Sでも2着している実績馬である。このメンバー構成ならばもっともっと高く評価しなければいけない馬である。しかし、マイルで2度惨敗していることから私はスプリンターという評価をしている。つまり1800mは明らかに長いと判断したわけである。正直なところタイクラッシャーと悩んだのだが、マイル実績がある方が信用できること、休み明けは大きなマイナスであることを考慮して、この馬の評価を下げたわけである。ただ、去年のクリールサイクロンのように、重賞勝馬を消して痛い目にあっているのも事実であるだけに、なんか嫌な予感もするのだが、ここは思いきって消すことにした。
  • 9番手はイブキコマンダーにする。前走芝2000mのフリージア賞を勝っており、距離実績、勢いを考えれば、消しづらい1頭ではあるが、しょせん中京でのものだし、着差も僅差だった。あまり大物という感じはしない。こういうタイプは掲示板が精一杯ではないかと判断した。
  • 10番手はマルシゲファイターにする。シンザン記念2着であっと言わせた馬である。重賞連対実績を考えれば、このメンバーならばチャンスは大である。しかし、マイルだと2戦2連対に対して、1800mだと3戦して3着外という距離実績はあまりにはっきりしすぎている。きさらぎ賞惨敗を考えても、1800mでは無理だと私は判断した。
  • 11番手はワンダーファングにする。前々走こぶし賞をけっこう強い勝ち方をした。揉まれると弱いらしいが、マイペースだとかなりしぶといらしい。こぶし賞のタイム1.35.4もまあまあなのでチャンスはあるだろう。しかし、前走アーリントンC9着、去年のラジオたんぱ杯3歳S8着という実績を考えると、重賞では力不足という印象を受ける。
  • 12番手はナリタワールドにする。前走アーリントンC5着で芝も問題ないことを証明した。とはいえ、実績はダートの短距離に集中している。芝の2000mで10着に負けていることを考えても、短距離馬だと判断したくなる。前走も5着に負けているわけだし、芝1800mで巻き返すのはちょっと厳しい感じがする。
  • 13番手はドラゴンマンボにする。現在2連勝中で勢いのある馬である。1700mで勝っているので距離は大丈夫だろう。あとは芝でどうかであるが、やはり経験がないのは大きなマイナスだろう。キングマンボ産駒だけに一発ありそうな気もするが、こういう馬は私は信じないことにしている。
  • 14番手はマーブルシークにする。前走沈丁花賞を完勝して能力の高いところを見せた。芝の新馬戦を勝っているので芝も問題なさそう。しかし、しょせん前走は中京のダート戦である。500万で足踏みしたことを考えても大物という感じはしない。芝の重賞では荷が重い感じがする。
  • 15番手はカミワザにする。中央初戦となったアーリントンCで14着に敗れた。間隔が開いてたことを考えれば仕方ない結果ともいえ、ある意味では度外視していいのもかもしれない。しかし、だからといって他に好材料があるわけではない。地方で無敗だったというならば話は別だが、そういうわけでもないのだから信じることはできない。
  • 16番手はフライングキッドにする。京成杯5着があるので侮れない存在だとは思うが、共同通信杯13着、弥生賞14着はあまりにひどすぎる。中1週で巻き返せるとはとても思えないので、ここではとても評価できない。
  • このページのTOPに戻る

    前ページに戻る