G1高松宮記念の結果
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結論 |
馬番連勝複式 2-4-15-17(BOX) ◎シーキングザパール ○キョウエイマーチ ▲トキオパーフェクト △マサラッキ |
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馬名 | 買い&消し | |
シーキングザパール (牝6・武豊55) |
買い | H9マイルC優勝、H10モーリスドギース賞優勝、H10シルクロードS優勝、H10スプリンターズS2着。4歳時のマイルCを圧勝した実績はあるが、古馬になってからの実績を見る限りでは、生粋のスプリンターである。モーリスドギース賞では、日本初の海外G1制覇という偉業を成し遂げており、このときは逃げてレコード勝ちである。今年の1月にもアメリカに渡り、4着と好走しており、その精神力は半端ではない。昨年のスプリンターズSではタイキシャトルを負かすために、敢えて直線だけの競馬で勝負して、見事にシャトルを差し切った。それでもマイネルラヴが前にいたのは不運としか言いようがない。そのマイネルラヴがアクシデントで回避したのだから、この馬の敵はいないことになる。このメンバーならば負けられないというのが正直なところだろう。 |
消し | 最大の不安は休み明けである。G1を休み明けで勝つのはかなり難しいことである。まして、1200mのような一瞬のミスも許されないレースでは、レース勘みたいなものが重要になってくるものである。それに終いの切れを生かしてこその馬なので、直線が短く、平坦で、先行馬が残りやすいという中京コースもこの馬には合っていないと思う。 | |
キョウエイマーチ (牝6・松永幹55) |
買い | H9桜花賞優勝、H9マイルCS2着など。この馬のベストレースは何と言っても一昨年のマイルCSである。超ハイペースで逃げながら、最後まで逃げ粘っており、能力の違いを感じたものである。ちなみにこの時勝ったのはタイキシャトルなので、負けたのはやむ得ないところである。昨年は不振を極めたが、今年はマイラーズC、阪急杯と連続で好走し、いよいよ復活を感じさせる走りになってきた。スプリント戦だと相手もばててくれないから、なかなか逃げ切れずに惨敗していたが、前走は2番手でレースを進め、そこから抜け出すという大人の競馬をした。こういう走りができるのであれば、スプリント戦でも十分に戦えるだろう。 |
消し | この馬は道悪が大得意である。道悪ならば無敵とも言えるくらい強いと私は思っている。前走は良馬場だったが時計がかかっていたし、前々走は稍重だったから好走できたとも考えられる。特に前走は相手にも恵まれたのも否めないだけに、G1のスプリント戦でどこまで頑張れるかは分からない。相手もばてない分、マイルよりは厳しいレースになると思われる。 | |
アグネスワールド (牡5・横山典57) |
買い | H11シルクロードS2着、H11淀短距離S2着、H9函館3歳S優勝。長期休養明け後、ダートでは惨敗したが、芝1200mでは連続2着と実力のあるところを見せている。復帰後は、1200mしか使っていないことからも、森調教師はスプリンターと判断したようだ。前走もちょっとしたアクシデントがあったりで、完調ではなかったはずである。それでも2着にがんばっているのは立派である。その時勝ったマイネルラヴが出てこないのだから、この馬が主役だと言っても過言ではない。 |
消し | この馬についてはちょっとデータが不足している。3歳時のデータはあまり役に立たないし、古馬になってからは、たった3戦で、1戦はダートだから度外視である。ここ2戦2着という実績をどう考えるかであるが、どちらも完敗という内容だっただけに、G1で勝ちきるというほどの器があるかどうか。やはり古馬重賞を勝っている実績がないとどうしても格を感じることができないものである。データが少ない以上、この馬の判断はかなり難しいものがある。 | |
トキオパーフェクト (牡5・田中勝57) |
買い | H11淀短距離S優勝、H10クリスタルC優勝など。とにかくスピードのある馬である。ただでさえスピードのあるスプリント戦でほとんど先手を取ってしまうのだから、そのスピード能力が半端でないことはよく分かる。それでいて最後までばてないという強さもある。ガーネットSでは、ダートなのに芝と変わらないペースで逃げて、先行した馬がすべて潰れた中、この馬だけが4着に残っていた。この粘りは半端ではなく、開き直って逃げてしまうと、相手は何もできずに終わってしまうことも十分に考えられる。直線が短く、小回りの中京コースはこの馬の味方になるであろう。 |
消し | 前走10着惨敗はあまりに痛い。いくら何でも負けすぎである。勢いが重要なスプリント戦で果たして巻き返すことができるであろうか。それに逃げることしかできないというのは、やはりハイリスクである。前走のようにちょっと揉まれると潰れてしまうことも十分に考えられる。G1ともなると、他の有力馬もかなり積極的にレースをすすめてくるだけに、楽な逃げはまず打てない。古馬の重賞を勝った実績もないだけに、格もあまりないということになる。 | |
シンコウフォレスト (牡7・四位57) |
買い | H10高松宮記念優勝、H9阪急杯優勝、H10オーシャンS優勝など。何と言っても去年のチャンピオン。8勝はすべて1200mという生粋のスプリンターである。無理に先行しても、最後までばてないというのがこの馬の特徴である。道悪になると鬼とも言えるくらい強い。前走休み明けを叩かれて、上積みは見込めるだろうから、2連覇も夢ではないだろう。 |
消し | 昨秋から調子がおかしい。何というかこの馬らしさが出ていない。前走の5着も、去年の3着に比べると、ちょっと物足りない内容である。年齢的な衰えもあるかもしれない。勢いはちょっと感じられない。さらに高松宮記念も阪急杯も道悪での競馬だったので、やはり良馬場ではスピード不足かもしれない。 | |
マサラッキ (牡7・藤田57) |
買い | H10CBC賞優勝、阪急杯優勝など。昨年のCBC賞を勝っているのは大きなアドバンテージである。中京1200mのG2を完勝しているのだから当然である。前走は休み明けだったし、叩かれた上積みと実績のあるコースで巻き返しを狙っているに違いない。昨年の阪急杯では斤量58kgながら8秒台という速い時計で勝っている実績もある。能力はそれなりにあるのは間違いない。 |
消し | 前走6着が物足りない。基本的に掲示板を外さないというのが持ち味だっただけに、この馬らしくない走りだった。すでに7歳。4歳からトップランクで走り続けているだけに、そろそろ年齢的な衰えがあるのかもしれない。勢いはいまいちと言えそうだ。まあ、もともとG1ではパンチ不足と言われていた馬だけに、今回も好走だけで終わるとも考えられる。 | |
ワシントンカラー (牡6・柴田善57) |
買い | H10高松宮記念2着、H11ガーネットS優勝など。言わずとしれた1200mのスペシャリスト。1200mならば芝でもダートでも問題なし。ダートの方が強いというイメージがあるが、G1のスプリント戦を2着3着しているのだから、芝でもかなりのレベルのスピードを持っている。主役がいない今回のメンバーであれば十分に戦えるはずだ。道悪になればさらに強い。 |
消し | やはりダートでこそ本当の強さを発揮する馬である。芝でも確かに走っているが、時計がかかるというのが前提となる。スピード勝負となるとさすがに苦戦となるだろう。前走得意のダートで5着に負けているので、勢いにも疑問がある。 | |
シンボリスォード (牡5・岡部57) |
買い | H11卯月S優勝。平均ペースで逃げ切ったが、1.08.3というタイムはけっこう優秀である。終いもよく伸びているし、内容としてはかなり良かったと思う。4歳時の走りからも、なんでかんで逃げなくてはいけないタイプではないので、前に馬を置いた方がさらに良い競馬をすると思われる。4歳時よりも体がかなり良くなっているらしく、流れにうまく乗れればチャンスはあるだろう。 |
消し | 実績がオープン特別だけというのは物足りない。1.08.3というタイムも重賞ならば当然のタイムである。やはり古馬重賞を経験していないのは大きなマイナスと言わざる得ない。G1の流れはかなり厳しくなるだけに、それについていけるかどうか。未知数が多い馬だけに、G1でどこまで信用できるか疑問である。 | |
セレクトグリーン (牡5・佐藤哲57) |
買い | H10スプリンターズS5着という実績を持っており、芝でも十分に対応できる素材ではある。ダートではワシントンカラーといい勝負をしているので、スピード能力もけっこう高い。先行して粘りきるのを得意としているので、時計がかかれば面白い。 |
消し | スプリンターズ5着があるものの、他の芝のレースでは惨敗ばかりである。やはり芝よりもダートの方がいいと判断したくなる。前走も12着に大敗しており、勢いは感じない。開催第1週ということもあり、暮れの中山馬場に比べると、速い時計になるのは明らかだと思われるので、この馬にはかなり厳しい戦いになると思われる。 | |
コクトジュリアン (牡8・小林久57) |
買い | H10耶麻S優勝、H10卯月S優勝など。1200mのオープン特別には滅法強い。相手が弱いとしっかりと走るのがこの馬の特徴である。重賞でもCBC賞は3着5着と比較的相性が良い。中京コースと合っているということなのだろう。今回は主役と言える存在がいないだけに、この馬でもなんとかなりそうだ。 |
消し | 重賞での実績がいまいちである。相手が弱いと走るが、相手が強いとまったくダメというタイプで、重賞しかもG1となるとどうしても見劣りがする。すでに8歳という年齢から言っても、去年の着順を上回れるとは思えない。さすがに苦しい戦いになりそう。 | |
サウンドワールド (牡5・河内57) |
買い | 昨年の秋から急成長した馬である。オープン勝ちはないものの、阪急杯3着、シルクロードS3着、CBC賞4着など、レベルの高い重賞で安定した走りをしている。しかも、そのほとんどがハイペースで逃げて残ったものである。惨敗になってもおかしくない展開の中、最後まで諦めずに走っているのは立派である。この勢いが保てれば、G1でも十分に戦えるだろう。 |
消し | やはりオープン勝ちがないのは痛い。重賞オープンで連対できない馬がG1で連対できるとは思えない。逃げなければいけないというのも、展開としてかなり苦しい。特に逃げることができなかった淀短距離Sでは5着に負けているだけに、再びトキオパーフェクトと先行争いをしなければいけないのはつらいものがある。 | |
マイネルヒーロー (牡7・武幸57) |
買い | 前走準オープンとはいえ勝っているので勢いはありそうだ。もちろん1200mはベストの距離である。 |
消し | 準オープンをやっと勝ったばかりでは、なかなか高い評価はしづらい。G1ではさすがに厳しい戦いなるだろう。 | |
マイネルマックス (牡6・幸57) |
買い | H8朝日杯3歳S優勝、H8函館3歳S優勝など。3歳チャンピオンになったこの馬であるが、4歳時はさっぱりで、5歳ではマイル戦で何とか好走した。1200mは函館3歳S以来となるが、とはいえ2戦2勝の実績ということになる。実はスプリンターで、大復活劇を演じるということもないとは言えないだろう。 |
消し | 4歳5歳の走りはあまりにいただけない。朝日杯も例年に比べレベルが低いと言われたレースであり、それほど価値の高い勝利ではなかった。ここまで走らないと、やはり単なる早熟馬という見解が正しいだろう。スプリンターともとても思えない。 | |
スタープログラマー (牡6・角田57) |
買い | H10サンライズS優勝。このときシンコウフォレスト、マサラッキを敗っており、能力の高い馬であることは間違いない。1200mもベストなだけに一発あっても不思議はない。ダビスタの園部さんの馬だけに、がんばってもらいたい気持ちもある。 |
消し | サンライズSは不良馬場でのものだし、最近好走したガーネットSはダートである。どうやら時計がかかる馬場でないと持ち味を出せないタイプの馬のように思われる。阪急杯も軽ハンデで6着に負けているし、前走も7着に負けており、勢いが感じられない。連闘もやはりマイナスだろう。 | |
チアズサイレンス (牡7・本田57) |
買い | H10バーデンバーデンC2着、H10谷川岳S優勝、H8スプリングS2着など。マイルでも勝っているが、1200mがベストの馬である。安定した走りが魅力の馬で、あまり大崩れしない。 |
消し | 最近は、年齢のせいだろうか、いまいちパッとしない。勢いがあったころでも重賞ではパンチ力不足の馬だっただけに、今の状態でG1を好走するのは難しいように感じる。 | |
ブロードアピール (牝6・安藤勝55) |
買い | H11阪急杯2着。昨秋の500万から一気にオープンまで登りつめた上がり馬である。牝馬限定重賞を3着2着と無難にこなし、先週の京王杯でも上がり33秒台の末脚を繰り出して、善戦している。連闘にはなるが、勢いは衰えておらず、うまく流れに乗れればチャンスはあるだろう。 |
消し | まず連闘はやっぱりマイナスと考えるのが常識的判断だろう。前走もかなり激しい競馬だったと思うので、疲れは多少は残るはずである。それに京王杯も目一杯の競馬で6着だと思われ、だいたい底を見せてしまった感じもする。軽ハンデの阪急杯も2着に負けているわけだし、これ以上の上がり目はどうだろうか。 | |
ドージマムテキ (牡10・キム57) |
買い | むかし強かったのは分かるが、さすがになあ。 |
消し | もうすでに10歳。最近は1桁着順すらないひどい実績である。さすがに復活ということもないだろう。 |