前ページに戻る
G3東京新聞杯の反省

G3東京新聞杯の結果
1 6-11キングヘイロー 柴田善 1.33.5---35.2 484kg+2 1人気
2 1-02ケイワンバイキング 横山典 1.34.0336.3 456kg0 2人気
3 8-16シンボリフェザード 四位 1.34.035.3 476kg+6 3人気
4 4-07トップパシフィック 田中勝 1.34.11/235.3 480kg0 6人気
5 3-06ロードアックス 蛯名 1.34.31.1/235.2 456kg+2 5人気
単勝420円 枠連500円
複勝120円 120円 200円 馬連520円
予想と見解 好材料と不安材料
G3東京新聞杯の感想
  • 今回は、キングヘイローは強かった!に尽きる。私は距離経験が乏しいことを理由に評価を下げたが、この勝ち方はレベルが違うとしか言いようがない。本当に恐れ入った。馬券の方はなんとか縦目で的中。赤字だったが、予想としては完敗といえる内容。5,200円も返ってくれば御の字である。本当に助かったあ!
  • 勝ったのはキングヘイローであった。正攻法で3馬身差の圧勝。斤量57kgを考えれば力が違ったとしか言いようがない。菊花賞で5着、有馬記念でも6着した馬がマイルでこんな強いレースをするなんて信じられない。この勝ち方からするとベストは1600mか1800mだろう。そうでなければここまで強い勝ち方はできないはずだ。菊花賞でも5着してしまうくらいの実力の持ち主である。もしベストがマイルだったら、史上最強のマイラーになる可能性もある。そう思いたくなるくらい今回は強かった。次は中山記念らしいが、好勝負は必至だろう。もちろん安田記念でも期待できると私は思う。
  • 2着はケイワンバイキングであった。前走ほど速くはならなかったものの、ハイペースの逃げ。それでも2着に粘ってしまうところがこの馬の強さである。2番手に控える競馬ができるようになったら、とんでもないマイラーになると思うのだが、そう簡単にはいかないか。とにかく今回はよく粘ってくれた。フェザードが突っ込んできた時には一瞬あきらめたが、よく辛抱してくれた。本当に助かった。
  • 3着はシンボリフェザードだった。この馬があんな切れ味を見せるとはびっくりした。ちょっとこの馬のことを甘く見すぎていた。前走からかなり調子が良かったということもあると思うが、認識がかなり甘かった。でも結果的には3着止まりだったわけで、ここらへんがこの馬の甘さではないだろうか。今後もG2以上では厳しいとは思うが、G3ならばチャンスはあるかもしれない。
  • 4着はトップパシフィックであった。さすがにこのメンバーではこれが精一杯だろう。このレベルになるとハイペースでも前が止まらないだけに、もう少し自在性を身につけないと厳しいかもしれない。それでもオープン特別くらいならば十分に通用しそうだし、G3もメンバーと展開次第では何とかなりそうだ。まだ5歳なので今後の成長にも期待したい。
  • 5着はロードアックスであった。出遅れがなければ、と思うくらい凄い脚だった。休み明けじゃなかったら間違いなく勝ち負けだっただろう。やはりこの馬の潜在能力はかなり凄そうだ。次は当然勝ち負けだろう。
  • プレストシンボリは6着であった。去年ほどの勢いがなかっただけに、こんなもんでしょう。年齢を考えれば、去年と同じ結果を期待するのは厳しかったと言うことになると思う。
  • エイシンガイモンは7着であった。もうがっかりである。いくら何でも負けすぎである。あまりのだらしなさに本当にがっかりである。こんな馬を信じた私がバカだった。G3でこんな競馬をしているようでは、二度と重賞では買いたくない。やっぱり坂がダメなのかな。
  • マイネルマックスは8着であった。オープン特別でも掲示板が精一杯の実力ではこんなもんでしょう。これがこの馬の実力だと私は思う。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
  • 前ページに戻る

    参考
    G3東京新聞杯の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸12--2-6-711-15 縦目2-11

      ◎エイシンガイモン
      ○ケイワンバイキング
      ▲キングヘイロー
      △プレストシンボリ
      △トップパシフィック
      △ロードアックス

    にへい君の見解
  • 冬の別定マイル戦として定着しつつあるレースである。安田記念まではかなり遠いし、すでにG1やG2を勝っているような馬はかなりの斤量を背負うため、大物が出走することはほとんどない。G1で底を見せてしまった馬と準オープンやオープン特別を勝ち上がった馬との戦いということになる。そういう意味では面白味に欠けるかもしれないが、なぜか古馬のマイル重賞は見てて面白いレースが多い。たぶんマイルという距離がそうさせるのだろう。このマイルという距離は異質なものに私は感じている。1400mと比べるとたった200m長いだけなのにスタミナの必要度が全く違うし、1800mと比べるとスピードの必要度が全く違う。1200mと1400mを比べてもそんなに大きな差は感じないし、1800mと2000mを比べても大きな差は感じない。だけど1400mと1600m、1600mと1800mは全く違うレースに感じる。1400m以下は短距離で、1800m以上は中距離であるが、マイルはマイルなのである。スピードとスタミナの両方を必要不可欠としていることがその理由だと思う。だからこそ見ていて楽しいのだろう。そういう意味では今年の東京新聞杯もけっこう楽しめると思う。
  • 私の本命◎はエイシンガイモンである。このメンバーならばこの馬の末脚で十分に差し切れる。今まではG1にばかりこだわっていて、こういうレースに出てこなかったが、明けて7歳になったことで、名誉よりも実を取りに来たのではないか。個人的に好きな馬であるといいうことも本命の理由になっている。一昨年の関屋記念で見せた上がり33.7の脚はかなり凄かった。マイルは間違いなくベストの距離だし、直線の長い東京コースもプラスになるはずだ。そして何より去年のマイルCSで4着していることを忘れてはいけない。今回のメンバーでは最先着しているわけだからここでは勝って当然とも言える。ただ、安定度のある馬が去年あたりが惨敗することもあるなど年齢的な衰えも見え隠れするし、中央重賞ではなかなか連対できないでいるように意外と甘さを見せるタイプでもある。坂のあるコースもちょっと不安ではある。しかし、私の結論は「このメンバーでは負けられない。」である。きっとやってくれるはずだ。縦目は押さえさせていただくものの、この馬を軸に勝負する。
  • 対抗○はケイワンバイキングにする。前走のニューイヤーSでは超ハイペースで暴走しながらも2着に粘っているのは、潜在能力の高さを証明している。マイペースで走ればどんな強い競馬を見せるのか、本当に恐ろしい馬である。去年の秋から不調が続いたが、やっと調子が戻ってきたようだ。オープン入りしてからは、スプリンター路線で走っていたが、準オープンの走りからもマイルの方が合っているとずっと思っていた。前走のように暴走してしまうのでスプリンター路線に進んだのは理解できるが、能力的にはマイラーだと私は思う。今回も暴走するのではないか?という思いもあるが、中2週での出走なので前走ほどは暴走しないのではないか、と楽観的に見ている。とにかく暴走しなければ圧勝もあり得ると私は思っている。そうは言っても走らせてみないと分からないのが正直なところである。とても本命◎に推せるタイプではない。
  • 単穴▲はキングヘイローにする。やはりマイル実績がないことを重視して、ここまで評価を下げた。2000m以上のレースでは気性的に折り合いを欠くシーンが見られただけに、マイルくらいの方が合っているという考えもあるのは確かである。また、スペシャルウイークやセイウンスカイと好勝負してきた馬である。距離うんぬんの前にレベルが違うということも十分に考えられる。ここで圧勝しても何の不思議もない馬である。しかし、マイルという距離は特別である。菊花賞や有馬記念といった長距離でもそれなりに結果を残した馬が、いきなりマイルのレースに対応できるとは考えづらいし、能力的にもマイラーだとは思えない。1800mならば負けないと思うが、マイルではスペシャリストが多いだけに、そう簡単には行かないと思う。斤量57kgも意外と厳しいと思う。そういうことでここまで評価を下げた。本当ならばもっと評価を下げても良かったが、これ以下の馬とはやはりレベルが違うような気がする。そういうことでこの評価にした。
  • 4番手はプレストシンボリにする。去年の2着馬である。距離コースは問題ないだけに侮れない1頭である。前走富士Sで2着していることからもまだまだ元気である。はまった時は強い競馬を見せるだけに人気がないときは要注意の馬である。ただ去年ほどの勢いがないだけにどこまで頑張れるか疑問だし、斤量58kgというのもちょっと厳しい。あまり期待できないかもしれない。
  • 5番手はトップパシフィックにする。まだ5歳という成長力に期待した。オープン実績がないだけにあまり大きく期待するのも酷だとは思うが、前走準オープンを直線だけで差し切った末脚に期待したい。レベルが高い駒草賞を勝っている馬だし、将来性は十分だろう。斤量54kgも魅力である。とにかく勢いならばこの馬だと思ったわけである。
  • 6番手はロードアックスにする。一昨年のラジオたんぱ杯3歳Sでキングヘイローを敗った実績を持つ。ぎりぎりまで有馬記念に出走するつもりだったころからも、藤沢調教師がこの馬の素質を高く評価していることがよく分かる。休み明けが大きな不安だが、素質だけで何とかしてしまうかもしれない。意外と人気にならないようなので、かえって不気味に感じてしまう。負けて当然なのだが、この馬は何とかしてしまう感じがしてならないのである。私の馬券はここまでである。
  • 7番手はシンボリフェザードにする。前走洛陽Sで完勝して、藤沢厩舎の3頭の中で一番勢いがありそうなので、本当に消してしまっていいのか疑問だが、器の大きさとしてはこの馬が一番下だと私は思う。重賞ではこの馬には荷が重いような気がするのである。掲示板はあっても連対はないと私は判断している。
  • 8番手はマイネルマックスにする。朝日杯で勝って以来不調を極めたが、ようやくマイル路線で好走するようになってきた。まだ復調途上という感じもするだけに、今回もチャンスはあるとは思うが、オープン特別でやっと2着している程度では、重賞で巻き返すのは難しいと私は判断している。
  • 9番手はアマロにする。前々走準オープンを勝ち上がり、前走京都金杯でも5着にがんばっているように、成長著しい馬である。まだ5歳なのでさらなる成長も見込めそうだ。しかし、さすがにこのメンバーでは好走するのは難しそうだ。底を見せていないので不気味な感じもするが、私は厳しいと思っている。
  • 10番手はザフォリアにする。最近はマイル戦でもけっこう好走しているので、チャンスはあるとは思うが、年齢的にもう上積みはのぞめない。今さら重賞で巻き返すのは無理だろう。
  • 11番手はマウンテンストーンにする。私の大好きな馬であり、私の好きな高橋明騎手が久々に騎乗するのも、とても嬉しい。このコンビで青葉賞を勝ち、菊花賞も6着している。このコンビが復活するのは本当に嬉しいことである。できれば結果を期待したいところだが、さすがに厳しいと言わざる得ない。馬券にはできないが、とにかく頑張って欲しい。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
  • このページのTOPに戻る
    G3東京新聞杯出走馬
    馬名 買い&消し
    キングヘイロー
    (牡5・柴田善57)
    買い H10皐月賞2着、H10京都新聞杯2着、H9東京スポーツ杯優勝など。皐月賞でセイウンスカイに1/2馬身差、京都新聞杯ではスペシャルウイークにクビ差の勝負をしており、間違いなくG1級の馬である。去年のクラシックの3強の1角を担っていたのを忘れてはいけない。長距離だと気性的に掛かってしまうところがあるので、速いペースで流れるマイルの方が意外と合っているかもしれない。3歳時には東京スポーツ杯でマイネルラヴ以下を子供扱いにしてレコード勝ちをしていることからも、スピード勝負はのぞむところだろう。
    消し マイルは新馬戦以来である。なんだかんだ言って中距離で実績を残しているのだから、マイルが合っているとは限らない。だいたいマイラーが菊花賞で5着できるものだろうか。有馬記念でも6着していることを考えても、気性的にはマイラーでも、身体能力的には中距離馬という感じもする。5歳馬は斤量が1kg恵まれているので、実質58kgということになる。他の5歳馬が斤量54kgであることを考えるとけっこうきついかもしれない。
    ケイワンバイキング
    (騙7・横山典57)
    買い H10函館SS優勝、H10ダービー卿CT2着、ニューイヤーS2着など。去年準オープンのハンデ戦をトップハンデで2連勝してブレークした。その後は東風Sでオフサイドトラップを破り、高松宮記念で5着に入り、そして函館SSでエイシンバーリンを力でねじ伏せた。スプリンターというイメージが強いが、マイルは7戦7連対とパーフェクトの実績を誇る。前走も1000mを56秒台というとんでもないハイペースで飛ばしながら2着に粘っており、その潜在能力の高さを証明している。もっと落ち着いて走れば、かなり強い競馬をするはずだ。
    消し やはりガンガン飛ばしてしまう気性が問題である。スプリント路線に進んだのもこの気性のせいである。前走は何とか2着に粘ったが、今回はG1でも好走している馬が相手となるだけに、そううまくは行かない。直線の長い東京コースも逃げる馬にはちょっと厳しい。去年の秋からいまいち調子を取り戻せないでおり、去年の春の勢いはちょっと感じない。
    エイシンガイモン
    (牡7・吉田57)
    買い H8H9関屋記念優勝。一昨年の関屋記念では上がり33秒台の末脚で豪快に勝っっているように、はまった時の追い込みはかなり強烈である。最近は連対すらしていないが、大きいレースばかり使っていただけであり、G3ならばいつ勝ってもおかしくない実力は持っている。実績からもマイルはベストである。去年のマイルCSで4着しており、このメンバーでは最先着していることになる。
    消し 1年以上連対していないのが気がかりである。G3でも3着以下に負けているように、中央重賞だともう一つ決め手の甘さを見せている。何というかイメージ的に強い感じがしない馬である。追い込み一辺倒なので展開にも左右されやすい。前走スプリンターズSで7着に負けており、調子も下降気味という感じもする。
    シンボリフェザード
    (騙7・四位56)
    買い オーロC優勝、洛陽S優勝。オープン特別を2勝するなど、今勢いに乗っている馬である。1200mでも好走しているが、前走のレースぶりからもマイルくらいの方が合っている感じもする。現に8勝中マイルで3勝しているし1800mでも勝っている実績がある。東京コースも5連対している。
    消し 重賞はセントウルS3着だけである。G1でも好走しているのが相手となるだけに物足りない実績と言わざる得ない。どちらかというと堅実に走るタイプだと思われ、相手が弱いときっちり勝つが、相手が強いと決め手の甘さを露呈してしまう。一発タイプでない以上は大掛けも考えにくい。
    プレストシンボリ
    (騙8・岡部58)
    買い H9クリスマスS優勝、H10東京新聞杯2着。去年のこのレースで2着しており、距離コースは問題ない。勝ったのがその後マイルCSで2着したビッグサンデーだったのだから価値ある2着だろう。一昨年のマイルCSで5着という実績もあり、レベルの高いレースでけっこう好走している。前走もきっちりと2着は確保しており、まだまだ走れることをアピールしている。
    消し 去年1人気で2着に負けたように、どうも自分の力で勝ちきるというほどの実力はないようだ。そういう意味では展開に左右されるタイプだと思われる。前走2着も相手がそんなに強かったとは思えない。すでに8歳という年齢も気になるところだ。去年よりもメンバーが揃った感じもするだけに、年齢的な上積みが見込めない以上、去年の2着を死守するのも厳しいかもしれない。
    マイネルマックス
    (牡6・橋本広57)
    買い H8朝日杯3歳S優勝など。何だかんだ言ってG1馬である。ここ3戦は何とか掲示板を確保しており、ようやく復調の気配である。いろんな距離を走ったが、最近の好走が示すとおりベストはマイルだろう。前走3着も33秒台という好タイムで走っているわけだし、体調がさらに良くなってきている感じもする。
    消し G1勝ちも2年以上前のこと。それにあのレースはレベルはそんなには高くなかったはずである。最近は何とか好走しているが、オープン特別ばかりである。重賞ではちょっと格不足という感じはする。一発タイプというよりは堅実タイプという感じもするので、大掛けも考えづらい。
    ロードアックス
    (牡5・蛯名54)
    買い H9ラジオたんぱ杯3歳S優勝。何と言ってもこのときキングヘイローを敗っているのを忘れてはいけない。とんでもない大物である期待は高い。4戦3勝とまだまだ底を見せていないだけに注意は必要だ。
    消し やはり休み明けが大きな心配だ。前走も休み明けで9着に敗れているように、あまり得意ではないように感じる。古馬初挑戦というのも気になるところだ。そして、マイルでは勝ち星がない。距離にも多少疑問が残る。
    トップパシフィック
    (牡5・田中勝54)
    買い 前走準オープンを直線だけで勝ってしまった。レベルが高いと言われている駒草賞を勝っていることからも、相当の能力馬だと判断できる。東京コースは4戦3勝4連対とほぼパーフェクトの実績である。やはり直線の長いコースが合っているのだろう。
    消し オープン実績がないのが一番の不安である。準オープンまで強い勝ち方をしていた馬がオープンではさっぱりということもけっこうあるものである。このレベルだと前もそうはばてないだけに、後方からの競馬でどこまで詰められるかも疑問である。
    ザフォリア
    (牡7・中舘55)
    買い H10小倉日経オープン優勝、H8京都4歳特別優勝など。去年小倉日経オープンを勝ってから成績が安定してきた。この馬は中団からしぶとく伸びるのが特徴の馬であり、叩き合いには強そうである。
    消し 最近好走と言ってもオープン特別の話である。さすがに重賞だと荷が重い感じはする。切れる脚があるわけでもないので一発も考えづらい。
    ユウセンショウ
    (牡8・サンダース58)
    買い H8目黒記念優勝、H8H9ダイヤモンドS優勝など。G2を勝っている実績を忘れてはいけない。東京コースで5勝しているように、とにかく左回りは走る馬である。エプソムCでマーベラスサンデーの2着もあるので、マイルでも守備範囲だろう。
    消し まず距離が不安である。長距離でこれだけ実績があると距離が短すぎると判断したくなる。明けて8歳。去年から思うように走れていないことからも、年齢的な衰えは隠せない。斤量58kもあまりに厳しい。
    ロバノパンヤ
    (牡5・後藤54)
    買い H10ユニコーンS2着など。ダートではウイングアローの2着が多く、その素質の高さをそれなりに証明している。芝でも1勝しているように、まったく走れないわけではない。芝で負けていたのは3歳時なので参考外とも考えられ、能力開花した今ならば、意外とダートよりもいい走りをするかもしれない。
    消し やはり芝というのが最大の不安である。芝で好走したのは新馬戦だけであり、500万では掲示板にも載れないでいた。ダートに替わってから好走していることを考えても、芝は合っていないという結論になりそうだ。それに古馬初挑戦というのも厳しい。今まで戦ってきた相手とは明らかにレベルが違う。
    アマロ
    (牡5・小林徹54)
    買い 前々走準オープンを勝ち上がり堂々のオープン入り。前々走も京都金杯で5着に入り勢いにのっている。まだまだ成長の見込める5歳馬だけに、一気の重賞制覇もないとは言えない。
    消し 過去5戦のデータしかないが、3走前に準オープンで11着に惨敗しているように、まだまだ実力が安定していない。前走京都金杯も5着に負けているわけだし、これだけメンバーが揃うとあまり強気にはなれない。2000mで3勝しておりマイルは2戦して3着もしていない。距離不安も拭えない。
    メイショウヨシイエ
    (牡9・的場56)
    買い H9金鯱賞2着、H10日経新春杯2着。G2で2度連対した実績を侮ってはいけない。どちらも万馬券を叩き出しているだけに、人気がない時ほど恐い馬である。
    消し 好走しているのは2000m以上のレースばかりである。それも好走するのは年に1回である。基本的には強い馬とは思えない。明けて9歳という年齢では成長も考えられない。長期休み明けというのも大きなマイナスである。
    ベルウイナー
    (牡8・木幡56)
    買い H9朱鷺S優勝、H9ポートアイランドS優勝、H9関屋記念2着。オープン特別2勝、重賞連対実績はまあまあである。関屋記念2着からもマイルはほぼベストだろう。東京コースでは4勝5連対とかなり相性がいい。
    消し 一昨年はなかなかの結果を残したが、去年は谷川岳S3着が最高で連対すらなく終わってしまった。年齢的な衰えがあったのかもしれない。去年のこのレースで8着に終わっていることからも、大きなことは期待できない。
    センタームービング
    (牡8・江田照56)
    買い H10淀短距離S優勝、H10ギャラクシーS優勝、H10阪急S2着。芝ダートを問わず好走しているのはけっこう立派である。人気がない時に好走しているようにけっこう一発タイプである。
    消し 好走しているのは短距離ばかりである。マイルはちょっと長い。休み明けもマイナスである。年齢的に成長はあり得ないし、逆に衰えている可能性が高い。一発タイプだけに安定度も期待できない。
    マウンテンストーン
    (牡7・高橋明56)
    買い H8青葉賞優勝、H9日経賞2着など。長距離重賞で堅実な走りを見せていた馬である。切れ味はないものの、掲示板は外さない安定した走りが魅力である。スタミナはあるタイプなので、上がりがかかる展開ならばチャンスがあるかもしれない。
    消し 長距離でしか実績がない。スタミナはあるが、スピードがあるとはとても思えない。休み明けも大きなマイナスである。いくら何でもマイル戦では荷が重い。今年の夏は2戦してどちらも2桁着順だったように年齢的な衰えも見え隠れしている。
    このページのTOPに戻る

    前ページに戻る