最新稽古


稽古日誌:2020年6月

道場のジューンベリー

 6月、道場ではジューンベリーが実る季節です(今年の収穫の様子はコチラ)。 植物は立派ですな、世間の自粛ムードなどまったく関係なく、毎年同じように命の営みを続けております。

 師範に於きましても、毎年同じように誕生月の7月には人間ドックがあるわけで、 そして毎年同じようにこの時期は体重が増大しています。 そこで例年であれば市営のスポーツセンターに通って水泳などして体重を落としていくわけですけど、 残念ながら市営のプールは現在営業休止中。どうする師範! 食べる方を減らして痩せるのはやりたくないんだよな、体力も落ちるからね。

 ・・・と、イマイチ方針が見つからない状態ではありますが、先月半ばから「レコーディング・ダイエット」を始めましたんで、 今月から「ディスクロージング・ダイエット」に移行します。目標は、自粛生活を続けながら人間ドックがある7月9日までに59.5kg以下にすること。 でも今年は目標達成できる自信が無いな。出来なかったら笑ってください。


1日(月休)

 今月の冒頭に書いたように、今年も「ディスクロージング・ダイエット」を始めます。「プールで泳ぐ」という手段が現状使えないので、達成できる自信はありません。

体重と体脂肪率の推移

 まずは本日朝までの推移。辛うじて目標を下回っておりますが、この先どうやって体重を落としていくか、いい方法が思いつきません。

シェ・フルール横濱 外観

 ・・・と、「ダイエットします」なんて冒頭に書いておきながら、自粛明けの本日いきなりフレンチ・レストランでランチです。 場所は、道場から徒歩圏の店、ということで横浜駅西口を出てちょっと離れたところにあるシェ・フルール横濱。 前回伺ったのはもう3年前なんですな。 今日は師範代の勤務先が創立記念日でお休み、師範もそれに合わせて休暇を取得、子供たちも家にいるということで、家族4人で伺いました。

シェ・フルール横濱 内観

 お店は先週土曜からの営業再開、そしてまだ限定営業ということで、7組のみしか入れない状況です。 なので空席自体はあるんですが、平日ランチなのに7組はキッチリ埋まっていました。 人気店みたいですね~。たまたま営業再開のお知らせが出された翌日に予約したのがラッキーだったんだと思います。

シェ・フルール横濱 アミューズ

 今回我々がお願いしたコースは、アミューズ、前菜盛り合わせ、メイン2品、デザート、お茶の「シャンベルタン」というコース。 メインは、肉料理、魚料理、パスタから選べるのですが、師範と次女のチョイスは肉と魚、師範代と長女のチョイスは肉とパスタでした。 そのコースの最初の一品、アミューズがこれです。
 トウモロコシのムース
とても小さいんですけど、トウモロコシの美味しさがギュッと凝縮されていて美味しゅうございました。

Veuve Pelletier Brut N.V. [Veuve Pelletier (Cooperative Regionale des Vins de Champagne)]
名称Veuve Pelletier Brut N.V.
ヴーヴ・プルティエ ブリュット (ヴィンテージ無し)
生産者Veuve Pelletier (Coopérative Régionale des Vins de Champagne)
ヴーヴ・プルティエ (コーペラティヴ・レジオナル・デ・ヴァン・ド・シャンパーニュ)
価格725円 (glass 4種 2,900円)
購入店シェ・フルール横濱

 ワインは、前回訪問した際に「シャンパーニュ込みグラス3種で2,000円」というとてもお得なセットがあることを知ったわけですが、 今回もそのセットは存在していました。お値段は2,100円と若干(消費税分?)アップされていましたが、それでも安いですよね。 なので最初からそのつもりで、ワインリストには目を通しませんでした。 料理がアミューズ、前菜、魚、肉と4皿あるのにグラスが3種だとちょっとバランスが悪いと思い、お店の方に 「グラスをもう1杯追加して、ペアリングっぽく出して頂けますか?」とお願いしたところ『もちろんです』という回答を得ましたので、 そうさせて頂きました。

 その1杯目がこのシャンパーニュです。あまりなじみのない銘柄ですが、後で調べたら 3年前も同じ銘柄でした。 色はかなり淡い麦わら色ですが、泡立ちはとてもしっかり。ボトルにはまだ大量に残っていたので、当日抜栓かも知れません。 香りは、リンゴっぽいフルーツの香りと、フランスパンの皮みたいな香ばしい香りがあります。 味わいは、スッキリしていて苦味の無い、クリアな味わい。 前回伺ったときに品種は『シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの一般的な構成です』とお聞きしましたが、 師範の見立てではシャルドネが多いんじゃないかと思いましたよ。

 美味しいっすね、このシャンパーニュ。っていうかシャンパーニュは大抵美味しいっす。 シャンパーニュ自体がさすがのブランド力だなぁ、と感じます。 自粛明け最初の外食の最初のお酒がシャンパーニュ、まぁなんと贅沢なことでしょう!

点数(78点)
シェ・フルール横濱 前菜

 左写真が前菜盛り合わせです。左上から時計回りに書きますと、

 カブのムース、レンズ豆とソーセージ、蒸し鶏、ヴィシソワーズ、キンメダイとイサキのカルパッチョ、スモークサーモン、パテ・ド・カンパーニュ

 こちらのお店は、こうやって少しずついろんな料理を出して頂けるのが特徴みたいです。こういうスタイルって女子ウケしますよね(と主語を大きくするとキケンですが)。 師範も、同じものをガッツリというよりチョコチョコいろいろが好きな「女子マインド」なので、ニコニコしながら頂きました。 身の締まったキンメダイと、厚みがあって香ばしいスモークサーモンが出色でしたよ。

A.Zirnhelt Riesling 2018 [A.Zirnhelt (Arthur Metz)A.ツィルンヘルト (アーサー・メッツ)]
名称A.Zirnhelt Riesling 2018
A.ツィルンヘルト リースリング 2018
生産者A.Zirnhelt (Arthur Metz)
A.ツィルンヘルト (アーサー・メッツ)
価格725円 (glass 4種 2,900円)
購入店シェ・フルール横濱

 お任せグラスの2杯目は、アルザスのリースリングでした。これもあまり見慣れない銘柄ですが、 輸入元は「メトロキャッシュアンドキャリージャパン」というところです。業販がメインのインポーターさんですかね? このボトルは残量が半分を切っていたので、もしかすると前日抜栓かもしれません。 白のグラスを飲んでいる方が多かったので、当日抜栓の可能性もあります。

 色は薄めの麦わら色で、粘性も低い感じがします。 香りは・・・残念ながら弱いんですな(だからいつ抜染したのか気になっています)。 深~く嗅ぐと、白い花のような香りがあるにはあります。リースリングにありがちなオイルっぽい香りはほぼありません。 味わいは、甘味も酸味も強くなく、後味に残る苦味が特徴的です。

 「フルーティで飲みやす~い」ってんじゃなくて、やや通好みのリースリングですな。もしかすると、料理に合わせることに重点を置いて、 敢えてこういう地味なワインが選ばれているのかも知れません。というのも、3年前に訪問した際も地味めのワインがありましたから。

点数(69点)
シェ・フルール横濱 魚料理

 メインの魚料理は ハタのポワレでした。厚みがあって立派なハタでしたよ。 そしてソースが3種類あって、白くてヴァプールされているのが白ワインとバターのソース、 紫色のがビーツのソース、茶色のは・・・失念しました。 「いろんな味を楽しんで頂く」というコンセプトは、こういうソース使いにも表れている気がしましたよ。

Quartaut Chardonnay 2018 [Les Vins du Littoral]
名称Quartaut Chardonnay 2018
カルト― シャルドネ 2018
生産者Les Vins du Littoral
レ・ヴァン・デュ・リットラル
価格725円 (glass 4種 2,900円)
購入店シェ・フルール横濱

 料理に使われているソースの1つに「白ワインとバター」があるわけですよ。ここは間違いなく樽の効いたワインが出されるだろうと踏んでおりました。 そして、前回訪問した際にはオーストラリア産のワインが多かったので、「きっとニューワールドのシャルドネだろうな」と踏んでおったわけです。 そうしたら・・・南仏のシャルドネでした。当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。

 色は、まさに「樽ドネ・カラー」な、黄金色に近いレモン色です。アルコール度数は12.5%とそれほど高くないので、ややサラリとしておりました。 香りは・・・鼻で嗅ぐ分には弱いんだわ、コレも。ただ、口に含むと期待した通りの樽ドネらしいハチミツとバニラがブワッと来ます。 味わいは、見た目ほどの濃さは無くて、案外料理を邪魔しないバランスに仕上がっているようです。

 前のリースリングとは明らかな香りの違いがあって、こういうグラス構成は面白いと思います。 香り自体のおとなしさが残念ポイントでしたが、右写真でもわかるようにこれは口開け一杯目みたいなので、それが災いしたのかも知れません。 ある程度空気に触れさせた方が印象の良くなるワイン、って感じでしたね。

点数(75点)
シェ・フルール横濱 肉料理

 メインの肉料理は熟成牛のステーキでした。これもソースが2種類あって、胡椒ベースのソースと人参のピュレです。 それ以外に野菜がいろいろ添えられていて、なかなか楽しい一皿でしたよ。

Chateau Mercian Aiakane 2016 []
名称Château Mercian Aiakane 2016
シャトー・メルシャン 藍茜 2016
生産者 メルシャン
価格725円 (glass 4種 2,900円)
購入店シェ・フルール横濱

 泡→白→白が全てフランス産でしたから、本日はフランス・デーなのかな?、じゃあやっぱりボルドーか、あるいはコート・デュ・ローヌあたりが来るかな、 と想像しておりましたが、出されたのがコレ、なんと日本ワインです。まぁ「創作和フレンチ」の店なので、日本ワインが出されても不思議は無いですけどね。 ちなみにこのメルシャンの藍茜2016とは、昨年2度稽古しております(コレコレ)。 勝手知ったるワインでございますよ。

 どんなワインだったかは上記昨年の記録を参照して頂くとして・・・じゃ手抜きだな。 色は中程度の濃さ、マスカット・ベーリーA主体とのことですな。 香りも、その品種の個性と樽とが相まって、ココナッツのような香ばしい感じの香りがします。 味わいは、アルコール度数が11.5%と低めだし、渋味も甘味も酸味も弱めなので、かな~り軽めなバランスです。

 結構生産量があるみたいだし、こうやってお店で遭遇することも多い銘柄なので、ある意味「日本を代表する赤ワイン」になっているのかと思います。 きちんと造られた感じがして印象は悪く無いんですが、いかんせん牛ステーキに合わせるは弱いかなぁ。 シンプルな味わいのステーキだったのでまだなんとかなりましたが、コッテリした味わいの肉料理が相手だと力負けすると思われました。

点数(74点)
シェ・フルール横濱 デザート

 食後のデザート盛り合わせ、内容は下記でした。

 抹茶のムース、イチゴのシャーベット、ミックス・ベリーのジュレ

デザートもやっぱり「ちょっとずついろいろ」のコンセプトですね。子供たちは大喜びですわ。 もちろん、我が子が喜ぶ姿を見る師範も大喜びでした。

シェ・フルール横濱 デザート

 このデザートの後にコーヒーもあって、お値段なんと3,500円(税込み3,850円)というビックリお手頃価格なんですよ。 それにサービス料も取られなかったので、ワイン代と合わせても家族4人で18,300円、1万円札2枚ででおつりが来ました(ウソです実際はカードで払ったのでおつりは来ませんでした)

 いろいろ自粛の影響で、飲食店はどこも経営が厳しいとお聞きしています。 師範家なんかがやれることなんて限られていますが、できるだけこうやって応援していければな、と考えておる次第でございます。

Vine in Frames Pinot Noir 2018 [Ville Budureasca]
名称Vine in Frames Pinot Noir 2018
ヴァイン・イン・フレイム ピノ・ノワール 2018
生産者Ville Budureasca
ヴィル・ブドゥレアスカ
価格1,276円
購入店葡萄畑 ココス

 道場に帰ってきて馬車馬の如き勢いで本日の稽古日誌を更新、ほっと一息って感じで新たなワインを抜染しました。 銘柄は、ツイッターで高く評価しておられる方が散見されるルーマニア産の赤。 先日稽古した樽の効いた白と同じ造り手のピノ・ノワールですな。 ちなみに合わせた料理は、鶏レバー&ハツの甘辛煮、鶏砂肝のガーリック炒め、筑前煮です。

 さて抜栓。コルクはDIAM5ですが、抜くときにとても固い感じでした。コルクの径は規格品でしょうから、瓶の口が細かったんだと思われます。 色は、ピノ・ノワールらしい薄めの赤紫色、案外ネットリ感もあって高級そうな外観です。 香りのボリュームは中程度からやや弱めくらい、ケモノっぽさをまず感じて後ろにキイチゴやアメリカン・チェリーの香り。 ブルゴーニュだと南のシャロネーズあたりな雰囲気ですかね。 もっと樽が効いているかと想像していましたが、バニラっぽさはほんのりあるかなくらいの印象です。 味わいは、渋味はとても軽くて甘さがしっかりで酸は少なめ。判りやすい甘さがメインの味わいです。

 ルーマニアって、なんとなく寒い地域なイメージがありますが、このワインから受ける印象は「とても温暖」ですね。 良く言えば人懐っこくて、悪く言えばだらしない感じ。アルコール度数14%でこの残糖感(糖度7.8)、かなり補糖しているのかな? もちろん好みの問題ではありますが、師範はこういうコギャル的なピノよりも、弓道部の副主将みたいなシュッとしたピノが好きです。

点数70点

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