最新稽古


28日(日)

Belstar N.V.
名称Belstar N.V.
ベルスター (ヴィンテージ無し)
生産者Jeio Belstar
ジェイオ・ベルスター
価格1,062円 (単品価格 1,944円)
購入店 エノテカ楽天市場店

 良いワインをしこたま飲んだ翌日のワイン選びは悩みます。 ずっと高く飛んでいるわけにもいかないのでいつもの低空飛行を目指すんだけど、 いきなり高度を落とすと墜落しちゃうわけで・・・ などと意味不明な例えをしつつ、 チョイスしたのはイタリア産のスパークリング。 選んだ理由はアルコール度数の低さ。 だって、昨日の最後の赤が少し残っているし、 買い物が終わった後ビールも飲んじゃっているんで、強いヤツだと二日連続のドボン状態になってしまいそうだったからね。 ちなみに料理は、昨日のシチューの残りを使ったパスタとか、これまた残りのピクルスとかラタトゥイユとかです。

 抜栓の際、手に強めの圧を感じたし、開けた瞬間「ポンッ!」と音が出たので、ガス圧は高いようです。 色はほぼ無色。若干緑色っぽい感じもあって、若い泡だろうなぁという印象を受けます。 香りはそこそこボリュームで、グレープフルーツや青リンゴみたいな涼しい系のフルーツ香がメインです。 口に含むと、手や耳で感じたようなガスの強さは無くて、泡のキメは細かくクリーミーで泡のボリュームはあるんだけど、 シュワシュワ感の強さは控えめです。 味わいは、かなりしっかりした甘味と酸味、それに軽い苦味を感じます。 数値を測ると、糖度が6.6でpHが3.0。スパークリングワインとしては平均的な数値だけど、なぜか結構甘酸っぱく感じるんですわ。

 やっぱり師範の持論である「泡の出るのは七難隠す」は正しいようで、 こういうのだと昨日のワインと比較してどうのこうの、ってのは感じずに済みます。 2,000円近い単品価格はちょっとアレですが、買値相当額の1,000円くらいだったら十分アリです。

点数74点

27日(土)

安ワイン道場 食卓

 本日は、「安ワイン道場20周年を自分で祝う会」と銘打って、道場開設間もないころからのお知り合いをお呼びしての飲み会。 参加者は、 「どう飲めばそう食う」光弘さん「ワインにてをだした」へんさん、 日系ペルー人似のとびさん、 紅一点で師範家の子供たちと同い年の男子のママがぶさん、 イタリア系移民似の磯子さん、師範の飲む人6名。 それ以外にはエグゼクティブ・シェフの師範代と子供たち2人。

 料理は、普段は大皿で出して皆で取り分けるスタイルにすることが多いんだけど、 今回はエグゼクティブ・シェフの意向を受けて、料理に合わせて皆さんそれぞれにサーブする方式にしております。

 肝心のワインは、基本的にお一人様一本のお持ち込みに、不足分を師範がプラス。 「安ワイン道場」の20周年記念なのに、安ワインとはおよそ縁遠い高級品が揃い、 道場史上まれに見る「高ワイン道場」となっております。

Sensation 1997 [Vincent Couche]
名称Sensation 1997
サンサシオン 1997
生産者Vincent Couche
ヴァンサン・クーシュ
価格6,998円
購入店 ヴェリタス

 一本目のシャンパーニュは師範が提供、というかこのために買ったもの。 道場と生まれが同じ1997年産のワインを探しておったところ、 お祝いという意味では最適なシャンパーニュが、普段良く買うヴェリタスで売られていました。 聞いたこともない造り手の知らないプレミアム銘柄なんだけど、 美味けりゃ儲けもん、そうでなくとも「安ワイン道場らしい」ということでコレ幸いと購入。 ちなみにデゴルジュマンは2015年7月17日とのことなので、 ずーっと売れなかった不良在庫、ということでは無さそうです。

 色は、普通のシャンパーニュよりちょっと麦わら色が強めかな、というくらい。 泡立ちも普通のシャンパーニュに遜色なく、外観的にはこれが20年も前のものだとは感じられません。 香りにはややシェリーっぽい熟成香があって、ここでようやく「なるほど古めのシャンパーニュだな」と感じます。 味はかなりドライでシャープ。 クタッとした香りと固い味わいのコントラストが、面白いと言えば面白く、違和感が無いかと言えばある、って感じです。

 クリュッグみたいなまったりした泡を期待するとちょっと違うけど、これはこれで美味しいシャンパーニュでした。 1997年といえば今年成人を迎える人向けにも使えますな。 そういうお祝い事用途にもよろしいかと存じます。

点数82点
安ワイン道場 料理1

 一皿目の料理がコレ。


海の幸のサラダ仕立て
Salade de fruits de mer

 スモークサーモン、タコ、マグロの赤身をレタスやトマト、新玉ねぎ、ベビーリーフと和えてサラダ仕立てにしたもの。 本日のコースでは、いわゆる「魚料理」的なポジションですが、 ワインの順番的に前菜より前に持ってきました。 使ったトマトは熊本産の塩トマト。これがめっぽうナイスでありました。

Chateau Jun Koshu 2013
名称Chateau Jun Koshu 2013
シャトージュン 甲州 2013
生産者 シャトージュン
価格(がぶさんから)
購入店--

 白の一本目は、がぶさんにお持ち頂いた日本ワイン。 「お祝いっぽいワインを」ということで、ボトル全体に金色のリボンが巻かれたシャレた外観です。 なんでも、造り手の「シャトージュン」は、アパレルメーカーの"JUN"が経営しているワイナリーとのこと。 そしてこのワインは、そのワイナリーの35周年記念の銘柄で、それゆえリボンが巻かれているみたい。 確かに道場20周年を祝うにふさわしいワインであります。

 色は極く薄いレモン色ですが、ほのかにピンク色っぽい感じがあって(気のせいかも知れません)、 薄ピンク色の甲州ブドウが思い起こされます。 香りのボリュームは結構あります。スダチやユズみたいなシュッとした和柑橘の香りと、 どことなく清酒の吟醸香にも近いようなメロンっぽい香り、 それに古い蔵の中のような湿った土の香りがします。 味は、甘さ控えめでカチッとした感じ。 「甲州は和食に合う」と言われますが、確かにこういうのは繊細な料理に合わせやすいだろうな。

 全体にそんなに強いワインでは無いので、↓のブルゴーニュと一緒に飲んだら存在が霞むんじゃないかと思ったけど、 意外とそういうことなくて「コレはコレ」としっかり主張していました。

点数80点
Puligny-Montrachet 1er Cru La Garenne 2009
名称Puligny-Montrachet 1er Cru "La Garenne" 2009
ピュリニー・モンラシェ プルミエ・クリュ "ラ・ガレンヌ" 2009
生産者Etienne Sauzet
エティエンヌ・ソゼ
価格7,560円
購入店 ヴェリタス

 もう一本の白は師範が提供。泣く子も黙るブルゴーニュの白の名手「エティエンヌ・ソゼ」の名門一級畑「ラ・ガレンヌ」。 買ったのが4年くらい前なんでこの値段だけど、今の実勢価格だと概ねこの倍、15,000円くらいはします。 そういう高級白なんで、胸を張って出したいところではあるだけど、 実はこの銘柄、6年前に2003年産と稽古していて、どうもイマイチだった印象。 そして3年前の2010年産との稽古の時は若すぎる印象。 定評のある畑なんで、今回こそはリベンジしてくれるものと期待しての登用です。

 色は、前の甲州と比べると明らかにレモン色が深くて、そして照りがあってエキス分が高そうな見た目です。 そして外観の印象通り香りも濃い。 蜜のタップリ入ったリンゴのフルーツ香に糖類を香ばしく焦がした香りが乗っかって、まるで焼きリンゴみたいなんだけど、 それがユルくなくて締まった感じなのがいかにもソゼらしい・・・などと知ったようなことを書きたくなる香りです。 味も、甘さも酸もしっかりあって、密度の高さを感じます。

 期待通り、「高級ブルゴーニュ白はこうあって欲しい」というところを見せてくれました。 抜栓後時間が経って、温度が常温に近づくと更に香りが増して凄いことになります。 リベンジ成功でなによりでございました。

点数90点
安ワイン道場 料理2

 二皿目の料理がコレ。


おつまみ4品(ラタトゥイユ、生ハム、枝豆の冷製スープ、ピクルス)
Quatre délicieux (Ratatouille, Jambon cru, Vichyssoise vert, Cornichon)

 いわゆる「前菜盛り合わせ」です。がぶさんにピクルスが大ヒットしておりましたが、 これはミツカンの「いろいろ使えるかんたん酢」にスティック野菜を一晩漬けただけです。 こういう、穏やかな酸味のある野菜ってワインに合うんっすよね。是非参考にされて下さい。

Clos de Beze 2008 [Prieure Roch]
名称Clos de Bèze 2008
クロ・ド・ベーズ 2008
生産者Dom. Prieuré Roch
ドメーヌ・プリューレ・ロック
価格(へんさんから)
購入店

 次から赤ですが、その赤の一本目がいきなりコレ。 へんさんにお持ち頂いたブルゴーニュの特級畑中の特級畑、いわゆる「超特級畑」のシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ。 ただ、造り手のプリューレ・ロック(DRCの元共同経営者)は偏屈モノなのか、どこにも「シャンベルタン」の文字がありません。 『クロ・ド・ベーズっつったらシャンベルタン・クロ・ド・ベーズに決まってるだろ!このトーシロが!!』ってところなんですかね?

 さて抜栓しようとしたところ、キャップシールを剥がした下に、コルクの部分が蝋で封されています。 金掛けてますなぁ・・・というかそこまでしなくて良いでしょ。開けるの面倒いです。

 そんな感じで苦労して抜栓したワインはというと、外観的には薄めの赤紫色で、やや濁りがあります。 当日持参なので澱が舞って濁るのは致し方ないとしても、この薄さは「コレが特級?」と思った部分はあります。 ところがグラスに注いで鼻を近づけると間違いなくコレが特級なんだな。 アプリコット・ジャムのようなキュートで甘いフルーツの香りと、 熟成によって出て来たんであろう紅茶のような深い香り。それらがブワーッと来ます。 味わいにはかなりしっかりした酸があります。 華やかで甘いだけじゃない、奥深さを感じる味わいです。

 ワインは見かけによりません、恐れ入りました!のワインでした。 いつもこういうのが飲めれば良いんだけど、直近のヴィンテージでも50,000円以上するワインだからねぇ、 さすがにおいそれとは飲めませんよねぇ。

点数93点
Echezeaux En Orveaux 2011 [Dom. Laurent]
名称Echézeaux "En Orveaux" 2011
エシェゾー "アン・オルヴォー" 2011
生産者Dom. Laurent Père et Fils
ドメーヌ・ローラン・ペール・エ・フィス
価格(とびさんから)
購入店

 ↑の特級畑と同時に開けたのがコレ、同じく特級格付けのエシェゾー。 造り手は、力強いワインを造ることで有名なドミニク・ローラン氏。 この銘柄は彼がネゴシアン(ワイン商)ではなくドメーヌ(自社畑)として造ったワインとのこと。 恐ろしく重いボトルに入っております。

 色は、前のクロ・ド・ベーズに比べると明らかに濃い赤紫色を呈しております。 澱は無かったのか濁りも無くて、非常にきれいで深い色合いです。 香りはこれまた凄い。甘く焦がした木イチゴジャムがバッキンバッキンと香ります。 味わいも、しっかりとした甘さと力強い渋味。 開けてすぐは明らかに渋味が固くて「まだ若いな・・・」という感じだったんですが・・・

 これが抜栓後時間が経つと大変貌。もう文句なしに美味いブルゴーニュに変化してくれていました。 道場史上最高か!?と思われるようなワインですなぁ。 でも、このワインも20,000円とかするんだよねぇ。「安ワイン道場」じゃぁなかなかねぇ。

点数95点
安ワイン道場 料理3

 三皿目、今回メインの料理がコレ。


ニュージーランド産牛タンシチュー
Ragoût de langue de bœuf Nouvelle-Zélande

 師範「ひとつ覚え」のおもてなし料理、牛タンシチューです。 この料理の何が良いって、前日から準備しておけば当日は温めて出すだけで手が掛からないから。 そして間違いなく美味しいし、赤ワインなら何でも合うし。 残ったソースをパンに付けてチビチビ食べるのも一興ですし。

 ・・・なんだけど、今回のはちょっと出来が今一つだったかな。 まず牛タン自体の質に問題があって、やや臭みが強めでイマイチでした。 それと、ソースにも問題があって、いつもはスパイシーさを加えるためにウスターソース(リーペリンソース)を少量加えていたんだけど、 在庫を切らしていたためトンカツソースで代用したら、 スパイスさは加わらないし隠し味が前に出てきちゃうし、という結果でした。 今後の参考にしましょう>自分

Gagliole 1997 [Gagliole]
名称Gagliole "Vino da Tabola Rosso" 1997
ガリオーレ "ヴィーノ・ダ・タボーラ・ロッソ" 1997
生産者Antico Podere Gagliole
アンティコ・ポデレ・ガリオーレ
価格(磯子さんから)
購入店

 ブルゴーニュの後はイタリアの赤。 イタリアワインをお持ちになることが多い磯子さんの今回の持参品は、 最初のシャンパーニュと同じく道場生誕年1997年産のトスカーナ産。 イタリアに詳しくない(※)師範は知らない造り手の知らないワインでしたが、 あのロバート・パーカー氏はこのワインに93点を付けたとのことであります。

 「じゃぁどこに詳しいの?」と聴かないでください。

 色は、かな~り濁った紫色で、熟成っぽいこげ茶色な感じもあって、少なくとも「キレイ」とは言えない見た目です。 香りは、「あれ?これボルドーだっけ?」な雰囲気です。 品種はサンジョヴェーゼが主体らしいんですが、熟成するとカベルネ・ソーヴィニョンと似た感じになるのかな? フルーツっぽさは控えめになって、甘い煮豆のような香りと煙たいような雰囲気を感じます。 味わいは、若干澱の舌触りがあるような気もしますが、柔らかな渋味とこなれた感じでなかなかよろしゅうございます。

 澱の影響がない状態だったらもっと好印象だったのかなぁ、と思わないではないですが、まぁ仕方ないですね。 サンジョヴェーゼの熟成した姿を体験することが出来て、大変勉強になりましてございます。

点数84点
Ch. Mouton Rothschild 1996
名称Château Mouton Rothschild 1996
シャトー・ムートン・ロートシルド 1996
生産者Ch. Mouton Rothschild (Baronne Philippine de Rothschild)
シャトー・ムートン・ロートシルド (バロンヌ・フィリピーヌ・ド・ロートシルド)
価格(光弘さんから)
購入店

 さて本日の大本命がコレ、ワインにあまり興味の無い人でもその名前は聞いたことがあるであろう、 メドックの1級格付け「シャトー・ムートン・ロートシルド」。 この銘柄とは、今を去ること12年前に1989年産と稽古しており、 その時も光弘さんが持参されたものでした。 安ワイン道場、なんだか「たかり」のような人生を歩んでおります。

 このワインも当日キャリーだったんですが、なぜかこちらには濁りがほとんどありません。 エッジの退色もあまり見られない、非常に若々しい紫色です。 香りは、「うわぁ~ムートンっぽい!」などと一回しか経験したことが無いくせに口走ってしまうような、 ポイヤックの高級ワインの象徴的な香りがします。 ここまで飲んでくると自分の嗅覚に自信が無くなってくるので、 長女に香りのコメントを求めたところ「プルーンと蜂蜜の香り」だそうです。 味も、文句なしに美味しゅうございます。というか、「美味しい」という以上には記憶がございません。

 いや~、良いワインを飲んじゃったな。 21年経っても非常に若々しいおいしさ、安ワイン道場もかくありたいものです。 ただ、惜しむらくはもう少し正気な時に飲みたかったなぁ。 酔っ払いに飲ませちゃ勿体ないっすね。 もうちょっと順番を考えるべきだったかもだけど、どれも良いワインだったからなぁ。

点数92点
安ワイン道場 料理4

 良い感じにアルコールも廻ったところでテラスに出て残ったワインをチビチビと。

 今回、食べるものも皆さんにご協力頂いて、 左写真はがぶさんに持参して頂いたチーズいろいろと、とびさんに持参して頂いたパンいろいろ。 その他へんさんと磯子さんにはデザートをお持ち頂いています。 皆さんのご協力で成り立つ安ワイン道場であります。

Says Farm Merlot 2015
名称Says Farm Merlot 2015
セイズファーム メルロー 2015
生産者Says Farm
セイズ・ファーム
価格(さとなおさんから)
購入店

 我々の昔からのお知り合いで今やウェブ界隈を超えての有名人、 さとなおさんにもお声がけしたんだけど、 あいにくご都合で参加はかないませんでした。 ところが、さとなおさんからはなんと当日朝着でこのワインを贈って頂きました。 やっぱり有名になる人は気遣いが凄いですな。ありがたく頂戴致しました。

 色は、これがメルローとは思えない明るい紫色です。 やっぱり日本だと、それも氷見あたりの寒い地域では色の濃いワインを造るのは難しいんだろうな。 でも、香りはなかなかちゃんとしています。 メルローらしいピーマンとかみたいな青い感じの香りと、明るめの果実の香りがします。 樽香は感じられなくて、ブドウ由来の香りだけのストレート勝負です。 味は、決して強さは無いんだけどしみじみ美味い、染み入るような美味さです。 これぞ日本ワインだなぁ、という味わいです。

 ムートンの後に開けたので、非常に厳しい条件での稽古だったんだけど、 これがある意味ムートンにも負けてないというか、きちんと日本ワインの存在感を示すワインでした。 ラベルには「生産本数:2205」の文字があります。 大変貴重なワイン、ありがとうございました>さとなおさん

点数85点
Ch. Lafaurie-Peyraguey 2006
名称Château Lafaurie-Peyraguey 2006
シャトー・ラフォーリー・ペイラゲイ 2006
生産者Ch. Lafaurie-Peyraguey
シャトー・ラフォーリー・ペイラゲイ
価格(光弘さんから)
購入店

 チーズやパンやデザートも皆さんに一品ずつお持ち頂いた中で、光弘さんはデザートワインを持参されました。 それも、ソーテルヌの中でもトップクラス、第一級のシャトー・ラフォーリー・ペイラゲイです。 ヴィンテージは2006年、右写真でもわかると思うけど、トロットロのワインであることがボトルの外からも判ります。

 そしてね、コレが期待に違わぬトロットロなソーテルヌだったわけですよ。 琥珀色、という表現がピッタリくる色合いで、脚も超長くて見るからに濃い感じです。 味わいは、非常にしっかりした甘さがあるんだけどそれに呼応する酸もあるんで甘ったるくはありません。 香りは・・・どうだったっけ?多分最高級セメダインみたいな感じだったと思います。

 やっぱり正統派甘口ワインはマッタリ感がハンパ無いですな。 良いワインを飲んだ余韻に浸りながらのデザートワイン、これを至福と言わずしてなんと言いましょう、って感じです。

点数90点
Traversa Noble Alianza Reserva 2015 [Familia Traversa]
名称Traversa "Noble Alianza" Reserva 2015
トラベルサ "ノーブル・アリアンツァ" レゼルバ 2015
生産者Familia Traversa (Grupo Traversa)
ファミリア・トラベルサ (グルーポ・トラベルサ)
価格1,175円
購入店 サンタムール

 ・・・で、止せばいいのに、というか毎度のことですが、この期に及んで追加の一本を。 飲む人6人で10本目でございます。 ところが本日の師範は結構まだ意識がはっきりしておりまして、 ここで更なる高級ワインを追加することは理性がブレーキをかけておりました。 そして「濃いワインってだけで良いんでしょ」という感覚で選んだのがコレ、南米はウルグアイ産のワイン。 品種は、タナ50%、マルセラン30%、メルロ20%だそうです。 実は6年前にも2008年産と稽古しておりました。

 この酒量なんで細かいことは覚えちゃいないのですが、 「やっぱり差はわかっちゃうようなぁ」というのが実感でした。 甘味とか渋味とか、構成自体はちゃんとしているだけど、どうしても底が浅いのね。 なのでなんとなく物足りなさを感じてしまいます。 そういった意味では、2本目の甲州とか8本目のメルローとか、 本日の日本ワインの健闘が目立ちますな。

 幸いこのワインは一杯分だけ残っていたので、翌日(これを書いている本日)再稽古したいと考えております。

 翌日、一杯分の残りと改めて稽古。色は非常に濃くて、全く向こうが透けません。 ゆえに澄んでいるのか濁っているのかもわかりません(ボトルを洗うと澱が出て来たんで、底の残りだったからかも知れません) 香りは、草っ原を踏み均したみたいな青っぽい香りと、熟していない黒系果実の香り。 昨日もこうだったかは不明ですが、もしこの通りだったらそりゃ落差を感じるよね、という香りです。 そして改めて味わって感じるのは、「やっぱ師範って酔っ払ってても結構記憶しているじゃん」ということ。 甘味も渋味あって構成自体はちゃんとしているけど底が浅い、そのままの味わいです。

 開けたてじゃないので正常な評価ではないけれど、やっぱコレはミスチョイスだったかな。 安い候補の中でもウルグアイ産という珍しさを重視したんだけど、 スペインあたりのパーカー高得点モノにしておけば良かったか。

点数(69点)
安ワイン道場 コルク

 そんな感じで、午後1時ピッタリから始めてお開きになったのは午後8時前の長丁場、 皆さんお疲れさまでした。次は25周年記念ですかね? その時まで皆さんが健康に生き延びておられることを心よりお祈り申し上げております。


以降の今月分へ