最新稽古


23日(日)

プラム(大石早生)

 今年も大好きなプラムの季節がやって参りました。出始めはコレ、若々しい色合いの大石早生。

「甘いが正義」な昨今のフルーツ界にあって、一人気を吐く微妙な甘さ。 なんとなく安っすいブル・ピノを思わせる香りと味わい。 これからどんどん甘い品種が出てくるぞ~!という期待感を抱かせてくれます。

 ・・・って書くと『全然褒めてないじゃん』に見えるかもですが、 「そんなに美味しくは無いけど季節感がある」のってあるじゃないですか。いわゆる「はしり」です。 そして、フルーツもワインも、全部が全部美味くなくて良いのよ。

Chablis 2017 [William Febre]
名称Chablis 2017
シャブリ 2017
生産者William Febre
ウィリアム・フェーブル
価格1,418円 (単品価格:2,246円)
購入店うきうきワインの玉手箱

 本日の夕食の献立は、まずビールを飲みながら今年初の枝豆、そして真鯛の塩焼き、イワシの蒲焼き、 切り干し大根の煮物、チョレギサラダという海のもの中心のメニュー。そしてご飯は大葉とシラスのご飯。 こうなると日本ワインかなぁ、とも思ったけど、最近ちょっと日本ワインに肩入れし過ぎた感があるので、 海産物に合わせるのには定番なフランスのシャブリをチョイス。 先週届いた「6本1万円」の福袋からの一本。 この銘柄の2005年産とは、13年くらい前に稽古済みのようです。

 色は、いかにもシャブリらしい、緑色っぽさを感じるレモン色。 香りはもう「フレッシュ爆弾」です。ベースは柑橘類で、青リンゴのような香りも乗っていて、それがフワーッと香ります。 当然の如く、シャブリゆえ樽香は一切感じません。 味わいは、思ったほど酸味は強くなく、コクと旨味とミネラルが骨格をなすカチッとしたバランスです。 魚介類と合わせても全く違和感はありません。

 やっぱり老舗銘醸地の貫禄と言うか、ボトムクラスのACシャブリでもちゃんとシャブリらしさを身に纏っています。 派手さは無いけどしみじみ美味い。 そして、13年前もほとんど同じようなことを書いてますから、蔵が意図した結果の内容なのでしょう。 日本ワインの甲州が目指す方向はこっちだと思うな。 せっかく生産地と消費地が近いんだから、樽で熟成とかじゃなくてフレッシュさを売りにした方が良いと思います ・・・ってこのワインの話じゃなくなっているな。 このワインに話を戻すと、単品価格の2,000円台前半でも十分納得で、 買値相当額の1,400円くらいだととてもお買い得です。

点数78点
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勝沼ワイン巡り 2019

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La Feuille Taru Koshu 2016 [まるき葡萄酒]
名称La Feuille Taru Koshu 2016
ラ・フィーユ 樽甲州 2016
生産者
まるき葡萄酒
価格2,592円
購入店甲府駅「Wine Cellar」

 帰りの電車は甲府20:04発かいじ24号でした、多分。 行きも同席した デゴルジュマンさん、 TZKさん、 でぃおりかで、4人ボックス並びの席を確保。 電車内で二次会?とシャレこみました。

 宴会までであれだけ飲んでおいて、「まだ飲むか!」って感じだけど、これが飲むんですよ。 甲府駅にある日本ワインが豊富にある売店「Wine Cellar」で調達しました。 デゴルジュマンさんと相談して『やっぱ冷えたのが良いっすね』『でもしっかりしたのが良いっすね』と言う意見が一致、 お店の方に相談したところ、提案されたのがこの樽熟成の甲州でした。 ワインは師範が買いましたが、ツマミはデゴルジュマンさん、ビールはTZKさん、おやつはでぃおりかさんで分担しました。

 そもそも既に脳みそがアルコールに浮いている状態な上、プラカップでの稽古ですから、 どういうワインだったかの記憶はほとんどありません。 薄っすら覚えているのは、ソムリエの資格を持つデゴルジュマンさんが『結構しっかりしたワインだなぁ』と言われていたこと。 なのでしっかりしたワインだったのでしょう。

 もう何を話したかもほとんど覚えていませんが、楽しく飲み食いするうちに新宿到着。 皆様お疲れさまでした。

点数(??点)
かいじ24号 車内

 師範だけ酔っ払ってたわけじゃ無くて、皆さん結構出来上がっていたようで。 左写真はデゴルジュマンさんが買ったツマミ、ホタテの佃煮。 ビニール袋に入っています。皿はありません。箸も無くて小さなスプーンで頂きます・・・って食べづらいよ!

 そんな感じだとさぞ周りに迷惑を掛けてたんじゃないか、と思われそうですが、実際はそんなにうるさくはしていないと思います。 通路を挟んだ反対側の席のご夫妻はずっと寝ていらっしゃいましたから。

 ・・・と、そんな感じの一日でありました。気になる費用は、バスチャーター代6,000円、昼食代2,000円、懇親会&ワイン会代5,000円の13,000円。 それ以外に昼食時のドリンクと、往復交通費&列車での飲み食い費は掛かりますが、一日遊んで飲んで食べてこの値段、絶対お得だと思いますよ。 気になる方は橋本さんのツイッターアカウントをご参照下さい。


 さて今回の「勝沼ワインめぐり 2019」、感じたことをつらつら列挙して終わりにします。

「ワイナリー巡り」は楽しい
 ワイナリー以外にレストランも巡っているので表題は「ワイン巡り」にしているわけですが、 そんなことは置いといて「ワイナリー巡り」は楽しいです。
 これまで、サントリーさんにご招待頂いて登美の丘ワイナリーや塩尻ワイナリー単体を訪問させて頂くことは幾度かあって、 それはそれで大層手厚いご接待を受けてとてもハッピーだったのですが「巡っ」てはいませんでした。 また、昨年は一人で複数件巡りましたが、それは「ワイナリー巡り」というより「ワイナリーのテイスティング・ルーム巡り」でした。
 「ワイナリーを巡る」楽しさは、いろんなワイナリーを訪問してそれぞれのワイナリーならではやり方、 特にブドウの栽培法やワインの醸造法に対するポリシーがお聞きできる点にあって、これはとても興味深いものです。 是非(安ワイン者といえども)ワイン好きの皆さんにお薦めしたいレジャーです。

やっぱり品種のバリエーションが欲しいな
 懇親会&ワイン会で出して頂いたワインの品種、甲州とマスカット・ベーリーAだけでした。 「勝沼といえば白は甲州、赤はマスカット・ベーリーA」というブランディングもアリだと思いますし、 もちろんこれらの品種が土地の個性に合っているという面もあるんだと思います。 でも、もうちょっとバリエーションを増やしても良いんじゃないかな? この2品種だけだと、飽きるってわけじゃないけどストイックな感じがするんですよ。 長野(「信州ワインバレー構想」とか)だといろいろな品種を栽培されているみたいだけど、 そういう方向性も良いんじゃないですかね。

「安くて美味しいワイン」って目指せないのかな?
 今回訪問したワイナリー、ほとんどが「手間暇かけて美味しいワイン」を造られている印象です。 それはそれで立派なんだけど、安ワイン道場としては「手間暇かけなくても」同様のクオリティを出すことに知恵を絞って頂き、 「安くて美味しいワイン」を造ることを目指してほしいなぁ、と思うんですよ。 例えば稼働率の低い設備の共有とか、通年醸造出来るような方法の検討とか。
 チリのコノ・スル、清酒の旭酒造、そんな感じの日本ワインの造り手が出てくることを願って止みません。

ワイナリー訪問したら1本くらい買おう
 これは、訪問する側の方々へのご提案ですが、ワイナリーを訪問して、きちんと説明して頂いて、試飲のサービス受けたら1本くらい買いましょうよ。 飲食業や酒販業に携わる方だと、「サービスはタダじゃない」ことなんて普段から身に染みて感じておられますでしょうに。 業者向け試飲会みたいに商談が前提なのとは違うと思いますよ・・・って、1本ずつしか買っていない師範が言っても説得力無いですけど、自戒の意味も込めて。

飲もうよ日本ワイン
 「日本ワインは高い」・・・確かにその通りだと思います。まずスタートラインが高い。日本ワインらしい良さが感じ取れるのは2,000円前後からですね。 他国のワインだとそれが1,000円前後な印象があるから、スタートラインは概ね倍です。現状では本質的にどうしようもない部分な気がします。
 でも、造り手が良心的なのか、プレミアムなレンジになるとそんなに高くない。 例えば5,000円くらいの日本ワインとブルゴーニュを比べた場合、傾向は全然違うにしてもそんなに「日本ワインは高ぇ~」って感じはしないと思います。 普段飲みには難しいかもですが、日本らしいイベントや行事の際には考えて欲しいな、と。

 師範も以前は「こんな雨が多くて地価も高い日本で、ワインなんて造んなくて良いじゃん。国際分業よ」と考えていたのね。 でもある時、「その酒を造る文化が無ければ、その酒を楽しむ文化も成熟しない」と思うに至ったのね。 みんなで飲んで、美味しい日本ワインが手軽に買える未来が来ないかなぁ。 今のところは、コスト・パフォーマンスは一旦度外視して「日本ワイン推し」する安ワイン道場です。

「勝沼ワイン巡り 2019」で購入したワイン

「勝沼ワイン巡り 2019」で購入したワイン。ぼちぼち稽古して参ります。

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