稽古日誌:2000年4月

今月は、稽古日誌のリストが縦に長くなりすぎて見にくかったため、 年ごとに列を分けて見やすく変更した。 こういうほんのちょっとした改善をチマチマ施していくさまは、 戦後日本の製造業が勝ち得た名声と相通ずるものを感じる。 ただ、若干違いがあるとすれば、当道場は名声を勝ち得ていないことくらいか。


翌月分


30日(日)

久しぶりに道場で人を集めての飲み会。
参加者は、
光弘さんとマダーム、 トビさん、磯子さん、 師範と師範代。

まずは乾杯の泡から。料理は「サラダセロリの生ハム巻き」。

Veuve Emille "Blanc de Blancs" Grand Cru Brut 1993
ヴーヴ・エミーユ "ブラン・ド・ブラン" グラン・クリュ ブリュット 1993
Veuve Emille
ヴーヴ・エミーユ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
99FF (約 \1,800)1999/10/28 Paris Defence "Le Quatre Temps"内スーパー "Auchon"
昨年秋、フランス遠征稽古の際スーパーで買ってきたもの。 ヴィンテージシャンパーニュ、ブラン・ド・ブラン、グラン・クリュと書いてあってこの値段。 いかにも「安ワイン道場」らしいアイテムってことで。
結構黄色味の強い色で、泡立ちも十分。焼きリンゴっぽい香りもなかなかグッド。 ちょっと酸の強い味わいだけど、そこそこ高級感もあって良い感じ。
プレステージ・シャンパーニュって程じゃないけど、普通のよりなんとなく高級げ。 まぁ良かったんじゃないでしょうか。
(80点)自宅にて

料理は「ムール貝のプロバンス風」。でもワインはいきなり赤へと。

Vosne-Romanee "Hautes-Maizieres" 1996
ヴォーヌ・ロマネ "オート・メジエール" 1996
Haegelen Jayer
エジュラン・ジャイエ
Rouge
Vosne-Romanee
ヴォーヌ・ロマネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
トビさんよりAMZ
トビさんにお持ち頂いたのは、かのアンリ・ジャイエの血縁、エジュラン・ジャイエによるヴォーヌ・ロマネ。 ヴィンテージもガッツ溢れる1996年。トビさんちの床下収納でひと夏超したワインとのこと。
色の濃い1996ブルゴーニュなんだけど、このワインは比較的濃くない紫。ちょっと濁った感じなのは、 移動後即飲みだからか、師範の分が底のほうだったのか。 …と、見た目は若干心配だったんだけど、香りと味は大オッケー。 ちょうど良い樽香と果実香のミックス具合だし、ひと夏の床下収納で熟成がスピードアップされたのか、ちょっと熟成が進んだような、 やや甘酸っぱい感じもなかなかイケる。
さすがはジャイエ一族、って感じのワインでありました。
(85点)自宅にて

料理は、「牛タタキの柚胡椒添え」「牛タタキのカルパッチョ風」

Barolo 1993
バローロ 1993
Elio Altare Viticoltore
エリオ・アルターレ・ヴィテイコルトーレ
Rosso
Barolo
バローロ
Piemonte (France)
ピエモンテ (フランス)
磯子さんより八田商店
「イタリア専」な磯子さんにお持ち頂いた一本。 料理中だったんでどういうワインなのか聞き漏らしたけど、 なんだか非常にレアなワイン、とかの話をされていたような。
色はやっぱり濃く赤みが強い。飲んでみると意外と明るい味で、スルスルと飲める雰囲気。 「バローロ」って、名前がなんだか重そうじゃないですか、だからドスンと重いワインを想像するけど、 案外人懐っこいワインが多いですね・・・なんて、最初はそういうワインだったんだけど、 時間が経つと結構パワフルなワインに変化(しそうだった、けど無くなった)
ガブガブっと飲んじゃったんで、「明るく人懐っこい」印象だったけど、 ゆっくり飲んだらまた違った印象になりそう。
(78点)自宅にて

料理は「カニクリームコロッケ、トマトソース」

Chambolle-Musigny 1993
シャンボール・ミュジニー 1993
Dom. Comte Georges de VOGUE
ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
Rouge
Chambolle-Musigny
シャンボール・ミュジニー
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
光弘さんよりAMZ
光弘さんにお持ち頂いたブルゴーニュは、名門中の名門"ヴォギュエ"のもの。 師範的には初ヴォギュエ。
いやー美味い美味い。こりゃ参った、の美味さ。 やや濃い目の赤紫色、粘性も高くてトヨーンとした見た目。 熟れた木苺っぽい香りとカラメルっぽい樽香が渾然一体となってて、なんとも言えない良い香り。 味はとーってもまろやか。かなり味は濃いんだけど、 丸っこくて全く引っかかる感じがなくて、バランスの良さ抜群。
飲まない師範代も「こりゃ美味い」と絶賛。
いやー美味いワインでした。皆さん『一本飲むと案外飽きるかも』なんて言われてましたが、 師範的にはマル一本飲みてぇ〜、って感じ。
(92点)自宅にて

料理は「豚スペアリブの赤ワイン煮込み」

Chateau Montrose 1975
シャトー・モンローズ 1975
Ch. Montrose
シャトー・モンローズ
Rouge
Saint-Estephe (2e Grand Cru Classe)
サンテステフ (メドック2級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
395FF (約 \7,100)1999/10/30 Paris Madeleine広場 "Nicolas"
師範が出したメインの一本は、メドック2級、1975年のシャトー・モンローズ。 これもフランス遠征時にゲットしたワイン。 パリの酒屋で「ちょっと古目のボルドーで手頃なのは無いかなぁ」と探してて発見したもの。 手頃かどうかは別として、まぁ相場からすると安かったんじゃないかな?
色は、もうちょっと赤褐色になってるのかなぁ、と思ったけど、意外と元気な紫色。 香りはいかにも熟成ボルドー。木の朽ちたような、ちょっと饐えたような香り。 味はさすがに酸味が中心。でも「酸っぱいーっ」って感じじゃなくて、上品な酸味。 一気に下っていきそうだったんで、一気に飲んで。
「こりゃすげぇ!」って感じじゃないけど、やっぱりさすがは名門ドコロ、 なかなかどうして元気で美味いボルドーでした。
(85点)自宅にて

Chateau Latour 1992
シャトー・ラトゥール 1992
Ch. Latour
シャトー・ラトゥール
Rouge
Pauillac (1er Grand Cru Classe)
ポイヤック (メドック1級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
光弘さんよりやまや
モンローズの対抗馬として光弘さんにお持ち頂いたのは、な、なんとラトゥール。 いやー、こういうワインが並んじゃうとちっとも「安ワイン道場」的ではないんだけど、 光弘さんが買われた値段は、安ワイン道場の守備範囲からそう大きくは離れない額だったとのこと。
色はさすがにモンローズより濃く暗い色合い。 香りは、消し炭みたいな香りがとーっても強い。まだまだ荒々しい、って感じの香り。 味も、アタックはドーンとパワフルで、ちょっとイガラっぽい感じはあるけど、 雰囲気自体は上のモンローズとやっぱり似ている。ってどっちもメドックだからか。
美味いにゃ美味い。でもちょっとカタブツ。今飲むべきワインじゃなかったんだろうか?
(82点)自宅にて

ここらへんからチーズを食べてたような。

Montepulciano d'Abruzzo "Villa Gemma" 1994
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ヴィッラ・ジェンマ" 1994
Masciarelli
マシャレッリ
Rosso
Montepulciano d'Abruzzo
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ (イタリア)
磯子さんよりオーデックス・ジャパン
磯子さんお持ち込みのもう一本は、南イタリアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。 アルコール度数14.5%、それだけで気合の入ったワインであることが判りますな。
飲む人4人で7本目、当然あんまり覚えてない状態ではあるんだけど、 このワインに関しては、良い甘味があって濃かった、ってことが印象に残っとります。
あの状態でも覚えてるから、相当良かったんだと思う。
(85点)自宅にて

多分デザート(シャーベットとか)食べとります。

Hanwood Fine Tawny Port "10 Years Old Special Reserve" N.V.
ハンウッド ファイン・トウニー・ポート "10 イヤーズ・オールド スペシャル・リザーヴ" (ヴィンテージ無し)
McWilliam's Wines
マクウィリアムズ・ワインズ
Fortified
酒精強化
(Austoralia)
(オーストラリア)
\1,8502000/02/12 ナショナル麻布ヴィレッジ・セラーズ
一ヶ月くらい前から、食後酒としてチビチビ飲んできたオーストラリア産の「似非ポート」。 1/3くらい残ってたのを食後酒用に提供。
色は深い琥珀色で、ガウンを着た紳士が似合いそうな高級っぽい感じ。 開けたての頃は、かなり樽が強くて香り高くて、とってもまろやかで好印象だったんだけど、 さすがに一ヶ月も経つと痩せてきましたね。酸味を感じるまでには至らないけど、 やや味も香りも平板になって。
ポートって、他のワインよりは抜栓後置いておける時間が長いんだけど、 やっぱり一ヶ月以内には飲みきった方が良いみたい。
75点自宅にて

Muscat de Rivesaltes 1997
ミュスカ・ド・リヴザルト 1997
Chapoutier
シャプティエ
Fortified
酒精強化
Muscat de Livesaltes
ミュスカ・ド・リヴザルト
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,4802000/04/26 カーヴ・ド・リラックスリラックス
なんとなくまだ飲み足りなかったんでしょう、もう一本デザート・ワインを開けております。 ミュスカ・ド・リヴザルトは、 (造り手は違うけど)先日飲んで大変好印象だったんで。
…もちろんこの日飲んだ印象は記憶しておりません。 (これを書いてる)翌日、ちょこっと残った分の印象だと…
色は、薄めでややオレンジがかった黄色。香りは非常に華やか、ホント花のような香り。 味は当然甘い。酸味が弱くてやや渋味に似た感じがあるんで、ちょっと爽やかさに欠ける味わい。
先日ほど良い印象ではないんだけど、値段を考えればお得感のあるデザート・ワインかな、と。
(76点)自宅にて

とまぁ、どう考えても飲み過ぎではありますが、 非常に美味しいワインが盛りだくさんだったし、楽しい会でありました。
参加された皆様、いろいろ御無礼したかもですが、今後ともよろしくであります。


28日(金)

Bourgogne "Joseph Faiveley" 1997
ブルゴーニュ "ジョセフ・フェヴレ" 1997
Faiveley
フェヴレ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6802000/03/21 横浜三越ラック・コーポレーション
ブルゴーニュの名門、フェヴレのACブルゴーニュ。 裏には「ブルゴーニュ最大のドメーヌ」なんてことがフランス語で書いあるステッカーがデカデカと貼ってあって、 事実(かな?)とは言えちょっと偉そう。 『おうおう、デカいだけでヘラヘラなワイン造りやがったら承知せんぞ!』なんてな気分で抜栓。
色は結構濃い。1997年もいい年だったのかな。 香りは、結構アルコール感を強く感じ、ブルゴーニュというより南仏っぽい香りが支配的。 味も、最初は酸味が強くてガチガチに感じたんだけど、2杯目からは比較的酸味も落ち着いて、 やや甘味を感じるようになった。これって、ワインが変化したというより自分が酸味に慣れた可能性大。 時間が経ったら、特にどう、ってことはないけど、料理を邪魔せず、物足りないってほどでもなく、 非常に優等生なワインとなった。
師範代の評価的には『香りは悪くないが、後味が生臭い』だそうな。
名門大手らしいそこそこオッケー的ワイン。まぁ値段相応プラスアルファ、ってとこかな。
71点自宅にて

26日(水)

Domaine Boyar Cabernet Sauvignon Reserve 1995
ドメーヌ・ボイヤール カベルネ・ソーヴィニョン リザーヴ 1995
Vinzavod Assenovgrad
ヴィンザホート・アッセノフグラード?
Red
Assenovgrad Region (Bulgaria)
アッセノフグラード・リージョン (ブルガリア)
\5002000/04/16 青葉台東急百貨店メルシャン
今日、買ったばっかりの傘を電車で置き忘れ。損失1,000円。 従って、500円のこのワインが1,500円のワインくらいに美味いことを期待(身勝手)
ドメーヌ・ボイヤールのこのワインは、ー昨年1994を飲んだんだけど、 このワインとは造られた地域も造り手も違ってそうだし、いったいどういうことなんでしょうね?
色は普通に濃い紫。エッジ部分に退色はほとんど見られないんで、色的には元気に若い。 香りのボリュームは普通め。でも、いわゆるカベルネっぽい香りよりも、独特の梅っぽい香りが強い。 味も風変わり。渋味や甘味が無いではないけど、やっぱり突出してるのは酸味。 味わいだけから判断すると、ヘタリかけのボルドーみたいな感じ。
残念ながら1,500円の価値は無し、でも500円の価値はあると思う。 730円でトントン、いったところ。
67点自宅にて

23日(日)

Auxey-Duresses 1er Cru "Le Val" 1997
オーセイ・デュレス プルミエ・クリュ "ル・ヴァル" 1997
M. Creusefond
M.クルーズフォン
Rouge
Auxey-Duresses 1er Cru
オーセイ・デュレス 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,5002000/03/23 ヤマカワ・コレクションCeller Du ヤマカワ Collection
(輸入:ケンインターナショナルトレーダー)
久しぶりに自宅で3,000円以上、"破戒"にあたるワインをチョイス。 このワインを買った「ヤマカワ・コレクション」は平塚にある知る人ぞ知るお店で、 先月、伊豆・箱根方面へ旅行に行った途中に立ち寄ったもの。
このお店、非常に判りづらい場所にあって、雰囲気の酒屋らしく無さはトップクラス。 店内を見回したものの、3,000円以下のワインなんてほとんど無さそうだったんで、 若干出費を覚悟しつつ『5,000円までくらいでお勧めのブルゴーニュを』と聞いたら 「5,000円だとブルゴーニュの良さがわかるのはあんまりないんだよねぇ」との悲しいお言葉。 そこをなんとか、っつって選んで貰ったのがこれ。店長の手によるA4一枚の説明書付き。 それによると、「アラン・クルーズフォン(ラベルには"M. Creusefond"とある)」という造り手は、 零細だけども評価が高く、非常に希少なワインであり、 特にこのワインが日本へ出荷されるのは今回初めてらしい。 『今日来たばっかりだから、貴方が最初に買った日本人だよ』なんて言われたりして。
色はちょっと濃い目。まだ若いらしくストレートな赤紫。 香りは、最初「ブルゴーニュでも南の方っぽいなぁ」と感じた程度で、特にどうということも無かったんだけど、 抜栓後1時間くらい経ったらなかなか良い香りに変化。 前述の説明書きには『プルーン、熟したチェリー、黒糖、煮込んだプラム』の香りなんてことが書いてあるけど、 なるほどそういう過熟した果物みたいな香りがある。 味も香り通り。最初は軽めで物足りなかったけど、香りが開くにつれ味も開いてきて、 ぎっしりと充実した果実味が楽しめる。 結局4時間近くかけて飲んだんだけど、ぜんぜんヘタる感じはなくて、 どんどん開いて美味しくなるあたりはさすが。
最初は頼りなかったけど、なかなかどうして飲み応えのあるブルゴーニュ。 まぁ値段が値段だけに大絶賛ってほどでもないけど、 ("安ワイン道場"のくせに)やっぱりタマにはこういうのも良いなぁ、なんて思ってしまう。
85点自宅にて

22日(土)

Les Domaines Paul Mas "Vignes de Nicole" Chardonnay-Viognier 1997
レ・ドメーヌ・ポール・マス "ヴィーニュ・ドゥ・ニコル" シャルドネ−ヴィオニエ 1997
Les Dom. Paul Mas
レ・ドメーヌ・ポール・マス
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,2002000/04/16 青葉台 しんかわ酒店モトックス
田舎からタラの芽(天然モノゆえ虫が付いてたり)が送られてきたので、本日の夕食は天ぷら。 天ぷらに合うワインは(テンプラニーヨ種、なんて言うと己の品位を著しく下げそうなんで言わない)、 ってことで選んだのが、南仏のシャルドネとヴィオニエから造られたワイン。 シャルドネは樽発酵(新樽25%以上)、ヴィオニエはステンレス発酵なんてことが書いてある。 で、天ぷら、あまりにすっきり系だとなんとなく合わなそうな気がして、 これくらいだとちょうど良いかな、って感じでチョイス。
…なんて軽く選んだんだけど、実は予想外にパワフルなワインでした。 色はかなり濃い黄色。明るめのトーンだけど非常にしっかりした色合い。 香りも濃い。樽香しっかり、蜜香しっかり、レモン香しっかりで、ブルゴーニュの高級白ワインみたいな香り。 味も濃い。バランスは悪くないし、なにかが強いってわけじゃないけど、どっしりと重い味わい。
と、初めは大絶賛だったんだけど、やっぱりこういうワインってあまりにヘビーすぎてドンドン杯が進まなくなる。 (だもんでご近所におすそ分け)
チリとかによくある、樽は効いてるけどバランスを欠いたワインなんかより一枚も二枚も上手なワイン。 「ムルソーです」なんつって出されたらそう思ってしまいそう。 でも一本の飲むのは辛いなぁ、こういうの。
73点自宅にて

21日(金)

Moulin de Gassac "Le Masoulier" Merlot 1998
ムーラン・ドゥ・ガサック "ル・マズリエ" メルロー 1998
Les Vignerons de Villeveyrac
レ・ヴィニェロン・ドゥ・ヴィユヴェイラック
Rouge
l'Herault (VdP)
レロー (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\9902000/04/16 青葉台 しんかわ酒店エスポア
先週末、青葉台方面へ行く機会があったので、前から気になっていたお店「しんかわ酒店」へ。 しんかわ酒店、 見た目は普通の酒屋なんだけど、ワインの直輸入とかしているらしくかなりの品揃え。 激安ワインは少な目だけど、"やや安"ワインから上が充実している店でした。 そこで買った数本のうちの一本がこれ。 全然見たこと無いワインだと思って買ったんだけど、実は同銘柄のソーヴィニョン・ブラン と稽古したことがあったみたい。1,000本近くも稽古していると、当然忘れてるものもあるさ!(開き直り)
色は結構濃い目。縁あたりに若干グラデーションめいた変化があって、 この値段/このヴィンテージとは思えない感じ。 香りがなかなかなもの。フランスの香りがします。フランスで飲むテーブルワインの香り。 ちょっと刺激的で、オレンジの皮みたいな香りで。 味は軽め。渋味は弱くて酸味と甘味が支配的。だもんで、若いんだけどスルスル飲める感じ。
時間が経つと、ミルクみたいな香り(樽香か?)がコンコン出てきた。 想像していなかった変化だけに結構ナイス。
軽いし、高級感があるわけじゃ無いんでなかなか判りにくい良さではあるけど、 師範はこういうワインって結構良いと思う。「マイ・ヒット」って感じか。
73点自宅にて

19日(水)

Cotes du Rhone Villages "Vinsobres" 1995
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ "ヴァンソーブル" 1995
Cave de Prieure
カーヴ・デュ・プリウール
Rouge
Cotes du Rhone Villages
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,0402000/03/21 サンタムールカツミ商会
昨日に引き続いてのローヌ産。 太めで変な形のボトルで「田舎の酒ばい!」って感じのこのワインは、 先月と同じく門下生からメールで薦めて頂いたもの。 本日もまたまた飲み始める時間が遅いからあんまり高くないものを、 かつ明日に残す予定なんで濃くシッカリしてそうなものを、と考えてチョイス。
色は思ったほどは濃くない。 1995産とちょっと年期が入っている割には若々しいストレートな色合い。 香りはやっぱりローヌ風の畳表香。「樽醸造」ってなことがラベルに書いてあるけど、 あんまり樽は感じない。 味もローヌ風のすっトボケた感じ。ただ、単なる安ローヌと違うのは、 トボケ具合がまろやかでトゲが無く、やや甘味を感じてホンワカ飲めるところ。
こういった「南仏風トボケワイン」って、師範はあんまり得意ではないような気がするんだけど、 これは結構イケました。残した明日の分にも期待。
翌日、ほとんど変化無し。悲しくはないけどちょっと残念。
70点自宅にて

18日(火)

Chardonnay 1998
シャルドネ 1998
Cellier des Dauphins
セリエール・デ・ドーファン
Blanc
Coteaux des Baronnies (VdP)
コトー・デ・バロニー (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\6402000/03/21 サンタムールカツミ商会
ローヌ南部、ジゴンダスの東側で造られているらしいヴァン・ドゥ・ペイ。 このワイン、コルクがとっても短いし(4cmくらい)屑コルクを集成した安っぽいもの。 でも、キャップシールが透明だから、外から見ただけでそういうコルクであることが判るんで、 幸いコルクを打ち抜いたりする失敗は無かった。 まぁ造り手さんのささやかなる親切心、といったところか。
色はやや薄めのレモン色。1,000円くらいのワインにありがちな色、といった具合か。 香りはそこそこ。レモンと青リンゴの中間といった程度の、キレは良いけど若干キレ過ぎな香り。 味もなんだかそんな感じ。この値段のワインにありがちな薄っぺらな感じは無くて、案外存在感はある。 でも、ギリリとした酸味が主体で、やさしさは微塵も感じられずとってもカタブツな印象の味。
値段を考えれば結構イケる部類に入るとは思うんだけど、敢えてまた飲もうという気にはならない。 タレントで言えば「宝上 舞」といった感じか。
64点自宅にて

16日(日)

Bourgogne Pinot Noir 1996
ブルゴーニュ ピノ・ノアール 1996
Dom. Albert Boillot
ドメーヌ・アルベール・ボワイヨ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,2402000/03/21 横浜君嶋屋横浜君嶋屋
最近ややハズシ気味なんで、ここらでワイン運の軌道修正のためちょいと良さげなワインを。 あまり有名でないドメーヌ(って師範が知らないだけ?)のACブルゴーニュなのにこの値段なのにはなんだかワケがありそうだし、 非常にシンプルなラベルでなんとも美味そうだし。
色の濃さはまぁ普通かな。エッジがオレンジがかってて結構良さげ。 香りは案外弱め。期待した木苺香は無くて、やっぱり革系の香り。 味も軽め。クリアな酸味が主体で、良く言えばエレガント、悪く言えば弱い味わい。 そんな感じなんで「またハズシたか」なんて思ってたけど、 飲んでも飲んでも飲み飽きしないし、 料理(今日はトンカツ/チキンカツ)と合わせるには案外良い感じだった。
強い個性はないけど、なんとなく良い雰囲気。 高級ブルゴーニュの骨の部分というか、これに肉付けしていったら良い具合になるんだろうなぁ、って感じ。
72点自宅にて

14日(金)

Bourgogne Hautes Cotes de Beaune 1996
ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ 1996
Dom. A.&B. Labry
ドメーヌ・A&B・ラブリ
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Beaune
ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7502000/03/21 サンタムールカツミ商会
今日の夕食は、棒々鶏、カボチャのそぼろ煮(カボチャは西洋カボチャの"エビス"種とかじゃなくて、 日本カボチャの"黒皮"種)、ちらし寿司。こういう日常的料理には合うワインは? って感じでチョイスしたのがこのワイン。
色は若い感じの紫。ブルゴーニュとしては濃い目かな。 香りは、抜栓した直後「うーん海苔の香り。これがミネラル香ってやつかな?」なんて思ったけど、 その香りの正体はちらし寿司の上の海苔でした。 ワインの香りは結構弱く、ちょっとだけあるのがある種のブルゴーニュによくあるゴム/革系の香り。 味がねぇ。結構炭酸が残っててジリジリ感強し。ボトルやグラスを見ると、 液面のボトル(グラス)の縁にあたる部分に細かな気泡があるほどの炭酸。 ちょっとだけ甘味を感じるけど、渋味はほぼ皆無で支配的なのは酸味。 開く要素は全く無くて、飲めば飲むほどイマイチになる。
ハズしたなぁ。料理との相性という意味では
『イマイチなワインは、料理がなんであれイマイチ』
ってことが分かったくらいか。
53点自宅にて

11日(火)

Chateau de Lavagnac 1996
シャトー・ドゥ・ラヴァニャック 1996
Philippe Riviere
フィリップ・リヴィエール
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,3802000/03/21 酒のアトリエ 吉祥よつや
本日の帰宅も夜中の12時頃だったんだけど、やっぱりワインが飲みたくなって抜栓。 こういう日はチャラッと飲める激安系と稽古しようか、なんて思ったけどあいにく在庫無し。 そこで機転を利かせて(ってなにが機転だか)、半分明日に残してもヘタラなそうな、 あわ良くば更に美味くなるようなワインをチョイス。
…だったんだけど、ハズされた。色はかなり薄くて、まるでブルゴーニュみたい。 エッジにオレンジがかった感じがあって、想像した元気さは無い。 香りも不思議。少なくとも師範の経験ではこの香りのボルドーはないなぁ。 ブルゴーニュの安いやつ、パストゥグランあたりでちょっと熱的ダメージを受けたワインみたいな感じ。 味も香り通り。ホントに安ブルゴーニュみたいな味わいですわ。太さが無くて平板だけど、 ちょっとミルクっぽい感じとか革っぽい感じとかあって、スルスル飲めるあたり。
とにかく予想とは180度違うワイン。ブラインド・テイスティングで出したら面白いだろうね、 ぜーったい誰もボルドーだとは言わないと思う。…なんて状況では面白いかもだけど、 本日の私的にはちっとも面白くない。一応明日また残りと稽古してみるけど、 およそ好転は期待できないなぁ。
翌日、更にペラペラ化。うぬー、につきマイナス5点。
60(−5)点自宅にて

9日(日)

Domaine Sarda-Malet "Terroir Mailloles" 1997
ドメーヌ サルダ・マレ "テロワール・マイヨール" 1997
Sarda-Malet
サルダ・マレ
Rouge
Cotes du Roussillon
コート・デュ・ルーション
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
(\3,000)2000/03/12 ゴトー酒店日合商事
久しぶりに自宅でゆっくりの食事。というわけで、久しぶりにやや高級ワインを自宅で。 このワインは、南仏のコート・デュ・ルーション地方で造られており、 品種はシラーがメイン、アリエ産の新樽で1年以上熟成という気合の入ったワインとのこと。 この造り手のちょっと違いのものだったら昨年稽古してて、 また甘口白も先日飲んでおり、 なかなか上手い造り手だと思うんで大期待して。
色は非常に濃い。濁ってるわけじゃないのにグラスに透かしても全く向うが見えないほど。 香りは、最初「青い」と感じた。南仏特有の青臭さがあったんだけど、 抜栓後30分も経つと青さは消え、シラーらしいちょっとスパイシーな感じと、 樽から来る甘く香ばしい感じの香りが出てきた (「シラーだからスパイシー」ってのは、やや"耳で飲んでる"気配ではあるけど)。 味も、最初は「太くて固い」って感じだった。でも余韻の長さは素晴らしい。 ほんで、味の方も時間とともにこなれてきて、次第に柔らかい感じに変化してきた。
…と、香りも味もまろやかになるのは良いんだけど、反面パワフルさもどんどん失われていった気がする。
最初は若くてパワフル、後半まろやかでややおとなしめ。 変化と言う意味では楽しいけど、両立してたらもっと凄いのになぁ、って感じ。 ともあれ美味いのは美味い。2,000円くらいでこのワインだったら目ん玉飛び出すんだけどね。
81点自宅にて

8日(土)

Muscat 1996
ミュスカ 1996
Dopff & Irion
ドプフ&イリオン
Blanc
Alsace Muscat
アルザス・ミュスカ
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,2802000/03/23 パスポート 戸塚店三洋電機貿易
今シーズンの花見には先週既に行ってるんだけど、まったく花が無かったため再度リベンジ! ってことで師範代と近所の公園へ。 お供に選んだワインは、アルザスの中でももっとも単純で分かりやすい香りを持つミュスカ。 以前いろいろ飲んだけど、ともかくマスカットの香りバンバンでやや甘目のものが多かったから、 やっぱ清酒のかわりにはこういうワインでしょう、ってことでチョイス。
あ、ロワールの「ミュスカデ」とは全然違う品種です、はい。
色は薄目。香りも弱い。なんだかプールのカルキみたいな香りばっかりで、 期待したマスカット香は全然。 味もイマイチ。やや甘目でホンワカした味わいを期待したんだけど、 非常に酸味ギッシリで、油粘土みたいな癖のある味わい。
うーんイマイチ。花見自体はとーっても幸せな雰囲気だったんで、 その状況下においてもイマイチと思わせるワイン、相当イマイチだったのかも。
59点自宅近所の公園にて

夕方は、ご近所宅にてお呼ばれ。

Santa Carolina Cabernet Sauvignon / Merlot 1999
Caliterra Cabernet Sauvignon Reserva 1996
をご馳走になった。やっぱり安心感ありますね、この手のチリワインは。


5日(水)

Pinot Grigio Trocken 1998
ピノ・グリージョ トロッケン 1998
Ungarn Nagyrede
ウンガルン・ナズィレデ?
Weiss
QbA
(クゥワリテーツヴァイン)
(Deutsch)
(ドイツ)
\7182000/03/12 横浜ベイリカージャパンリカーサービス
シンプルなラベルと"Pinot Grigio"という品種名、どっから見てもイタリアワインなんだけど、 ラベルの下方にちょろっと"Trocken"の文字が。このワイン、実はドイツ産(みたい)。 ドイツワインと言えば細長いボトルに花文字バリバリのラベルって印象があったんだけど、 最近はちょっと変わってきたのかな?
色は比較的しっかりした黄色。 香りもなかなかしっかり。イタリアかなぁ、ドイツかなぁって感じの香りなんだけど、 香りのボリュームは結構ある。 で、口に含むとまるっきりドイツ。"Trocken"と銘打ってあるだけあって、甘くはないんだけど、 口腔に広がる香りとかは非常にドイツの雰囲気を感じる。
で、興が乗ってちょっと「相性確認大会」をやって見た。
セロリスティックと:合うも合わないも無い。杯休め程度。
胡麻せんべいと:このワインがほのかに持ってる個性を覆い隠して、つまんない白ワインにしてしまう感じ。
青椒肉絲と:結構しっかりした白だったためか、味付けが淡い道場の青椒肉絲には結構合った感じ。
ってな結果。まぁ楽しめたんで良しかな、と。
71点自宅にて

3日(月)

本日は、カリフォルニアのC社と夕食を摂りつつミーティング。 メンバーはC社のJさん(アメリカ人)とZさん(ハンガリー人)、こちらは日本人2人の計4人。
行ったのは、品川パシフィックホテル4階にある「楼蘭」という中国料理店。
食べた料理は、アラカルトで、
シュウマイ
春巻
海老とグリーンピースの炒め物
北京ダック
鶏肉の香味揚げ
牛肉とトマトの炒め物
飲んだのはビールだけ。

大して美味くもなく、量もちょっぴりなのに一皿軒並み5,000円とか。北京ダックに至っては10,000円以上したような。 とにかくベラボウに高いと感じる。確かコースは一人10,000円から。 店の雰囲気も、なんの高級感も楽しさも無く社員食堂的雰囲気。 サービスも、 まだまだ閉店までには時間がありそうなのに『ラストオーダーですけど』なんて言いに来る始末。
普通こういう目的で行った店で、ワインも飲んでなければわざわざここに載せたりしないんだけど、 今回はあまりに呆れたんで更新。 接待族と、間違って入った観光客需要で食ってるんでしょう、良い子にはお勧めしないお店です。


2日(日)

本日は、
Gotofatherのワイン指南というページに集まったメンバーでワイン会。 今回の参加者は、ゴトー酒店店主"Gotofather"こと後藤和夫氏、BACCHUS氏御夫妻、らんちゅう氏、からす氏、マキノ氏、師範の7人。
場所は、ずいぶん以前に行ったことのある、横浜市南区永田北のフレンチ・レストラン「ラ・ルーヴル」にて。 会費は、ワイン代5,000円/料理その他5,000円の10,000円ポッキリ。 ワインを提供して頂いたGotofatherにもお店の方にも大変サービスして頂いての大ハッピー価格。

まずは乾杯!ということで、アミューズの

オリーブ
人参のムースとコンソメゼリー
に合わせて下のシャンパーニュを。

Laurent-Perrier Brut L.P. N.V.
ローラン・ペリエ ブリュット L.P. (ヴィンテージ無し)
Laurent-Perrier
ローラン・ペリエ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(定価\6,000×2)2000/04/02 ゴトー酒店ブリストル・ジャポン
最初は泡から。もちろんシャンパーニュ。 こういう会では最初の泡って、キューッと飲んじゃって無くなっちゃうんだけど、 本日は2本あるんで結構タップリ。
色は薄めで、香りもあまり強くない。けど、キュッと締った感じのレモンっぽい香りがなんともいえず心地よい。 味わいも、香りから想像される若い雰囲気だけど、バランスは悪くなくて食前酒としてはとってもグッド。
高級感とかとは違うけど、師範はこういうシャンパーニュが好き。
(78点)レストラン「ラ・ルーヴル」にて

前菜は、

海の幸と春野菜のシーフード・サラダ
ちょっと塩気が強いけど、春らしい皿で楽しい。(かのGotofatherがサーモンを食べられないってのも分かって面白かった)
それに合わせた白は以下。

Sancerre 1998
サンセール 1998
Dom. La Mousierre
ドメーヌ・ラ・ムースィエール
Blanc
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
(\3,500)2000/04/02 ゴトー酒店後藤酒店
白の一本目はサンセール。1500年代から続く由緒正しい造り手が由緒正しい造り方で造ってるワインらしい。
色は薄目。香りも弱めだけど、レモンよりもっとキレが良く若草を摘んだような香り。 味は、口に含んだ瞬間は頼りないんだけど、後味にギュッと凝縮した濃い感じと、 えもいわれぬ香ばしい感じが残って、単なる白とは一線を画す雰囲気。
やっぱり良いワインは後口というか余韻が違いますな。
(78点)レストラン「ラ・ルーヴル」にて

メインの魚は、

ヒラメと筍と生海苔のポワレ
ヒラメはちょっと大味だけど、筍がなんとも春らしい一品。 それに合わせた白がこれ。

Meursault Charmes 1992
ムルソー・シャルム 1992
Dom. Joseph Matrot
ドメーヌ・ジョセフ・マトロ
Blanc
Meursault Charmes (1er Cru)
ムルソー・シャルム (一級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\8,000)2000/04/02 ゴトー酒店後藤酒店
白の二本目はムルソーの一級畑、それもかなりな高級品。
色からして普段道場で飲んでるワインとは違う。 金色ってのはこういう色なんだなぁって思い知らされるほど金色。 香りは、やっぱり想像通りの樽香。でも、新大陸産とかのスコッチ・ウィスキーっぽい樽とは違って、 ちょっと漬物樽を彷彿とさせるややクターッっとした感じの樽香。 で、憎らしいことに飲むと美味いのよ。樽の強さを超える葡萄の強さがあって、ホント濃厚。 もちろん「ワインは一本丸呑み」を基準とする師範としては、これを一本は辛いと思うけど、 白から赤へのつなぎの一本としてはこの上なく素晴らしい。
高級白ワインについてはこれまで知らんぷりしてきたけど、やっぱ素晴らしいですね。 もちろんこういうワイン会みたいな複数人で飲む席では、って条件付きだけど。
(82点)レストラン「ラ・ルーヴル」にて

メインの肉は

牛頬肉の赤ワイン煮込み
というとてもオーソドックスな一品。料理に使われた赤ワインは、 ラングドックのカベルネ・ソーヴィニョンだと睨んだけど違うかな?
で、ワインはブルゴーニュ2本の比較試飲。

Vosne-Romanee 1996
ヴォーヌ・ロマネ 1996
Dom. Gerard Mugneret
ドメーヌ・ジェラール・ミュヌレ
Rouge
Vosne-Romanee
ヴォーヌ・ロマネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\5,500)2000/04/02 ゴトー酒店後藤酒店
赤の2本は比較試飲で。同じアペラシオン、同じヴィンテージ、同じ値段(かつ同じ輸入&販売店 [&&輸入元のご主人御自身がソムリエとしてサーヴィス]) で造り手だけが違うという徹底した比較。師範的にも1995は以前飲んでいて、 かなり好印象だったんで大期待で。
で、抜栓前は下のワインより濃い色、濃い香りを想像してたんだけど、実状はさにあらず。 色は比較的薄めで、香りもあんまり強くない。 香りの雰囲気としては、若く色の薄いベリー香(木苺っぽい香り)が強くて、 味的には酸味が主体となっている感じ。もちろんそれなりに美味いんだけど、 過去1995がああだったから1996はガッツン凄いだろうなぁ、って想像をちょっとはぐらかされた。 でも美味いんだけどね。家で一本飲むんだったら絶対こっち、って感じの品の良さ。
Gotofatherも「こっちの方が色が薄いなんて不思議だねぇ」なんておっしゃってた。 これだからワインって不思議で面白い。
81点レストラン「ラ・ルーヴル」にて

Vosne-Romanee 1996
ヴォーヌ・ロマネ 1996
Andre Pernin-Rossin
アンドレ・ペルナン・ロサン
Rouge
Vosne-Romanee
ヴォーヌ・ロマネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\5,500)2000/04/02 ゴトー酒店後藤酒店
上記ワインの相手として選ばれたのがこのワイン。
いやいや驚いた。なんつったって香りがプロパンガス。ちょっとジッポ・オイルの香りもアリの。 色は濃いし、味もすんなりとなめらかなんだけど、とにかくガスっぽい香りが印象的。 この香りを嫌いだと感じる人もいるだろうけど、とにかく師範は好き/嫌いよりこの香りのものめずらしさに驚いちゃったね。
ワイン会みたいな席では、こういう特徴的な香りのワインって、とっても面白いと思う。 でも自宅で一本だとちょっと辛いかも、という印象。 ただ、本来このワインはこういう奇をてらったワインじゃないと思うから、このワインの本領発揮じゃないと思うけどね。
79点レストラン「ラ・ルーヴル」にて

メインのワインがこれ。

Pommard 1985
ポマール 1985
Pierre Gaunoux
ピエール・ゴヌー
Rouge
Pommard
ポマール
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\13,000)2000/04/02 ゴトー酒店後藤酒店
いよいよ本日のメインはピエール・ゴヌーのポマール 1985。師範は過去ポマールと相性が良く、 こことかこことかで飲んで大アタリしてるので期待して。
で、美味いです、ホントに。やっぱり参っちゃうよなぁ、こういうワイン飲んじゃうと。 香りは、アプリコットの砂糖煮みたいに、キューっと凝縮した感じのおいしそうな香りがある。 そこまでは比較的ありがちだったりするんだけど、このワインの凄さはその香りマンマな味なのね。 とにかく抜栓直後から時間が経っても美味い美味い。この歳にして甘味がしっかり生きてるのって、 よっぽど良い造りだったんだなぁ、って想像される。
いやはや参りました。一本マルマル飲みたいぞぉ〜、ってワイン。
(92点)レストラン「ラ・ルーヴル」にて

デザートは、

苺のスープ仕立て、苺シャーベットとカスタードクリーム
春らしく苺メインなデザート。
で、今回はデザート・ワインまであって大充実。

Muscat de Rivesaltes 1997
ミュスカ・ドゥ・リヴザルト 1997
Dom. Salda-Malet
ドメーヌ・サルダ・マレ
Fortified
酒精強化
Muscat de Rivesaltes
ミュスカ・ドゥ・リヴザルト
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
(\3,500)2000/04/02 ゴトー酒店後藤酒店
シメは、南仏のラングドックで作られた酒精強化甘口ワイン。 確か、発酵途中でブランデーを入れて甘味を残す、って造り方じゃなかったっけ?
色は薄いし、香りも若々しいんだけど、とにかく良い、このワイン。 黙って飲めば酒精強化だとは信じられないまとまりの良さ。甘さとか酸味のバランスが特にしっかりしてて、 この手のデザートワインに感じる『甘きゃ良いんだろ』的な投げやりさが感じられない真面目な造り。
いやーこれは使えるアイテムだと思うっす。 多分今日出たワインの中で「万人受け」を考えたら間違いなくこれがナンバーワンじゃないかな、と。
(80点)レストラン「ラ・ルーヴル」にて

最後にプティフール(チョコレートケーキ)とお茶(師範はハーブティー)を飲んで解散。
ワイン会みたいなのって最近御無沙汰だったんだけど、なかなかどうしてとっても楽しゅうございました。 参加者の皆さんお疲れさま、Gotofatherとお店の方、本当に有り難うございました。


1日(土)

本日は、友人N氏宅の近所へ花見へ。参加者はN氏夫妻と御曹司、それと師範・師範代。
料理の大半はN氏が作った、いなり寿司とか肉団子とかのなかなか手の込んだ料理。花見で飲んだお酒は、
ビール:キリン・ハートランド

酒:兵庫県の生貯蔵にごり酒(銘柄失念)

とか。やっぱり花見にはワインじゃなくて清酒ですわ。(なんて言いつつ銘柄は覚えてないが)
天気もまずまずで、なかなかの花見日和だったんだけど、惜しむらくは桜はほとんど咲いていなかったってこと。
N氏宅へ戻って飲んだワインは、師範持参の2本。

Chateau de Barbe Blanche "Cuvee Henri IV" 1996
シャトー・ドゥ・バルブ・ブランシュ "キュヴェ・アンリ四世" 1996
Ch. de Barbe Blanche
シャトー・ドゥ・バルブ・ブランシュ
Rouge
Lussac Saint-Emilion
リュサック・サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,2502000/02/12 ナショナル麻布エイ・エム・ズィー
まぁ人様宅へ持参ということで、絶対ハズさなそうなワインとして選んだのがこれ。 このワインの1995は門下生のお勧めでもあるし、 以前飲んだ時もすっごく好印象だったんで安心して。
…だったんだけど、まず見た目が心配。予想よりもかなり薄めの色合いで、 なんとなくサラッとした感じがある。 香りは問題ない。濃い色のベリー香と樽香がミックスされてて、ボリューム的にもなかなかな香り。 んが、味も見た目通り。なんとなく軽い。軽いこと自体が悪いわけじゃないし、ちょっと熟成した感じも味わえるんだけど、 やっぱりどうしても期待を外された感じがある。
やや軽めである以外は香りも良いし味のバランスも良い。 過去の良い経験がなければ十分にヒットするワインだと思うけど、 なんだか期待外れだったのが残念。 ヴィンテージの違いなのかなぁ。
79点N氏宅にて

Chateau Montus 1996
シャトー・モントゥス 1996
Alain Brumont
アラン・ブリュモン
Rouge
Madiran
マディラン
Sud-Ouest (France)
西南地区 (フランス)
\1,9802000/02/12 ナショナル麻布アルカン
持参したもう一本は、最近あちこちでその名を馳せている南仏はマディランの赤、シャトー・モントゥス。 たしか俳優のトム・クルーズが自家用飛行機で買い付けにいってる、なんて噂のあるワインじゃなかったっけ? たかだかこれくらいの値段のワインをわざわざ飛行機で?って眉ツバな話ではあるけど。
色は濃い。上のワインと比べるとずいぶん安心する濃さ。ネットリ感も十分。 香りはやっぱり南仏。マディランって、いわゆる「南仏」と言って想像する地中海岸じゃなくて、 ボルドーからほんのちょっと南あたりだったと思うけど、それでもボルドーとは全く異質な香り。 味も香り通り。若くて強いけど、どことなく野暮ったさを感じる味わいで、 上の薄げなボルドーより遥かにパワフルなのに杯が進まない。
かなり良いセンいってるとは思うんだけど、世間でもてはやされるほど凄いとは思えないなぁ。
75点N氏宅にて

花には早かったけど、結構楽しかったっす。ありがとね>N氏夫妻と御曹司


先月分へ

by 師範