稽古日誌:2000年8月

いわゆる「赤ワイン健康ブーム」が去ったのと暑いのとで、この時期は赤ワインが売れてないらしい。 だもんで、結構割引率が高かったりしてお買い得だったりするんだけど、 やっぱりこの時期手が伸びないよねぇ、濃い赤ワインには。


翌月分


30日(水)

Carmen Cabernet Sauvignon 1998
カルメン カベルネ・ソーヴィニョン 1998
Vina Carmen
ビーニャ・カルメン
Tinto
Central Valley (Chile)
セントラル・ヴァレー (チリ)
\6802000/07/16 やまや新宿店やまや
門下生のお勧めを買ったつもりだったんだけど、 それはもう一ランク上のワインでした。 でも、お勧め自体は(一杯だけだけど)以前飲んでるし、 このワインも13.5%と高めのアルコール度数でなかなかイケそうだし、 安ワイン道場たるもの人様より安いのを飲まんことには、ってことで良しとして。 料理は、素ステーキと(一つ覚えの)コールスローサラダ。
色はかなり濃い目の青紫で、いかにもチリらしい色。 香りも、濃いベリー系の果実香とイガラっぽい感じの香りで、いかにも新大陸のカベルネらしい香り。 味も濃い目。ただ、ちょっと甘すぎな感じがしたんで、冷やしめにしたら今度は苦味が強くなったりして、 酸味が弱いこともありあんまりバランスは良くない。 で、特に残念なのは猛烈に飲み飽きすること。 この時期にこんな赤を飲むこと自体が間違ってたのかもしれないけど、 グラス一杯でちょっと飽き気味。ボトル半分飲んだらもう結構、って感じ。
素質としては悪くないような気がするんだけど、とにかく飲み飽きするのが残念。 少なくとも今日の師範には全く合わなかった。半分残して明日に期待。
翌日、ちょっとおとなしくなってバランスが良くなったかな。(+4点)
51(+4)点自宅にて

27日(日)

Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits 1996
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ 1996
Alfred Salbreux
アルフレッド・サルブルー
Rouge
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,0902000/07/01 成城石井 クイーンズイースト店成城石井
それにしてもいつまでも暑いですね。もうすぐ9月だと言うのに真夏のような暑さ。 セミの声も、例年であればぼちぼちツクツクボウシやヒグラシが主流になりそうな時期なのに、 未だアブラゼミやミンミンゼミばっかり。というわけで、 涼しくなることを願って秋らしい(ちょっと高級な)ワインを。
色は、まだまだ若さいっぱいな青みを感じる紫。 香りは、裏に「樽で14ヶ月熟成」と書かれている割に樽香は強くなく、 ブルゴーニュのピノらしい革っぽいウニィ〜とした香りでいっぱい。 味に関しては特に特筆すべきことはなく、値段相応の渋味/酸味/甘味。
香りはちょっと秀でているけど、全般におとなしい感じゆえ、まぁ値段相応かなぁ。 エレガントなピノが好きな方には良い感じかもだけど。
73点自宅にて

26日(土)

Deakin Estate Brut N.V.
ディーキン・エステート ブリュット (ヴィンテージ無し)
Deakin Estate
ディーキン・エステート
Sparkling
発泡
(Australia)
(オーストラリア)
\1,2002000/07/16 ナショナル麻布ヴィレッジ・セラーズ
今日は、自宅から歩いて10分のところにある公営プールで泳いだりしたんで、 なんとなくリゾート気分でスパークリングを。 オーストラリア産なんだけど、モダンで派手なラベルがいかにもパーティ用、って感じ。 今日は料理もちょっと凝ってて、アサリのワイン蒸し/コールスローサラダ/イワシの香草焼きの3品。
色は薄めのレモン色。泡のキメはちょっと粗くて、泡自体もちょっと少な目。 香りは弱い。シャンパーニュとかにありがちなイースト菌っぽい香りは感じられなくて、 普通の白ワイン的な香り。 味も香り通り。ちょっと濃い目で甘味を感じるタイプのオーストラリアワインに泡を入れました、 ってな具合の味。
「シャンパーニュはスッキリ系が好き」なんて思ってたけど、 白ワインに泡を入れただけ風のスパークリングってなんだか物足りないのね。
68点自宅にて

25日(金)

Trentino "La Vis" Pinot Nero 1999
トレンティーノ "ラ・ヴィス" ピノ・ネロ 1999
Cantina La Vis
カンティーナ・ラ・ヴィス
Rosso
Trentino
トレンティーノ
Trentino Alto Adige (Italia)
トレンティーノ・アルト・アディジェ (イタリア)
\1,3802000/07/30 酒のアトリエ 吉祥ウインターローズ・ジャパン
白赤交互に飲むくらいが丁度良い季節ですかね。というわけで、 今日はイタリアのちょっと軽快そうなピノ。ラベルもイタリアっぽくて良い感じ。 料理は師範お得意の、広島風でも関西風でも韓国風でも無いお好み焼きで。 (でも今日はキャベツを粗く切り過ぎてちょっぴり失敗)
色はかなり薄め。この手のピノ・ネロとは違って若いブルゴーニュっぽい色合い。 香りは弱め。樽香も無いんだけど、ゴムっぽい感じは紛れもなくピノ系統。 味は結構良い感じ。スーっと入ってきて、キメ細かい渋味を口腔内に敷き詰めたあと、 品の良い酸味とかなり強めの甘味を感じさせてくれる。 これくらい甘味がしっかりしてると結構冷やしても良い感じなんで、 赤としてはかなり低めの温度で飲んだ。
香りはどうということないけど、味はなかなか良いワイン。 まぁ値段もそこそこなんで「分相応よりちょっと上」といったところかな。
71点自宅にて

23日(水)

Gazebo "Galestro" 1998
ガゼボ "ガレストロ" 1998
Marchesi de Frescobaldi
マルケジ・デ・フレスコバルディ
Blanc
(IGT)
(インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\1,0972000/07/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
季節先取りはいきなり挫折、やっぱりビールと白ワインに。 名門フレスコバルディが作る"ガレストロ"ってワインなんだけど、 同名で確かアンティノリも作ってます。 これもワインの格付け名なんですかね。
きょうのツマミはちょいと心を入れ替えてちゃんと拵えました。
前菜:さらし鯨の和風マリネ (要は酢味噌和え)
サラダ:キャベツのさっぱりサラダ (そりゃサラダは"サッパリ"ですがな)
主菜:真鯛のグリエ 塩焼き風 (って言うか単に塩焼き)
で、ワインの色は薄い。レモン色というより白木っぽい色。 香りも薄い。でも、奥の方にマスカットみたいな生の葡萄の香りがあって、ちょっと期待を抱かせる香り。 味は軽い。10.5%と低いアルコール度数なためか、余韻とか無いに等しくてスッと消えていく感じ。
ほのかに良い香りがして、水のようにガブガブ飲めるワイン。 それはそれで良いと思うけど、やっぱり師範的にはちょっと素直過ぎて物足りなく感じちゃうなぁ。
66点自宅にて

22日(火)

Domaine La Vignerie 1997
ドメーヌ・ラ・ヴィニュリー 1997
Earl Domaine Sainte-Suzanne
アール・ドメーヌ・サント・スザンヌ
Rouge
Cote du Roussillon
コート・デュ・ルーション
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\7352000/07/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
世間様はまだ白だ泡だビールだと騒いでいるこの季節、時代を先取りの安ワイン道場では一足早く秋向けのワインを。 日本人たるもの、立秋を過ぎたら秋を感じねばなりません(…って、立秋ってもう過ぎたんだっけ?)。 で、合わせた料理は惣菜屋で買った酢豚と野菜炒め。いよいよ手抜き大爆発。
色は濃い紫。ここらへん産のワインでそういう色じゃない方が珍しいかな。 香りは案外良い感じ。特有の青臭さは比較的弱めで、ボルドーとローヌの中間といった感じの香り。 味は、濃からず薄からず、甘からず渋からず酸っぱからず。 まぁレベルは低めだけどバランスは悪くない、って感じ。
そこそこ美味いです。 値段を考えれば買いだけども、 「南仏の安ワインとは」ってことを知らない方だと(この程度の田舎っぽさでも)ちょっぴり抵抗あるかもね。
68点自宅にて

20日(日)

Polaire "スペリア" 赤 N.V.
ポレール "スペリア" 赤 (ヴィンテージ無し)
サッポロワイン(サッポロビール(株))
サッポロワイン(サッポロビール(株))

(日本) (Japan)
(日本)
(\500 [180ml])2000/08/20 JAS機内
"プチ師範代"へ会いに九州へ行った帰り、福岡発のJAS機内で飲んだワイン。 残念ながら無料ってわけじゃなくて、「1/4ボトルのワインとおツマミで500円」というサービス。 缶ビールも同額なんで、普通だったらビールにするところだけど、 持ってるカードのサービスでタダ利用できるラウンジが空港にあって、 そこでビールはしっかり飲んじゃったから機内ではワインを、って寸法。
で、出て来たのはサッポロワインのポレール赤でした。 こういった「そこオリジナルのラベル」とかって場合、 非常に高い確率でポレールな気がする(ココとかココとか)。 というわけで、『またこれか』と若干落胆気味に飲んだんだけど…
これが思ったよりはマトモでした。過去飲んだのとは(品種含め)別物みたい。 色はちゃんと紫色してるし、 香りも蒸れた雑巾臭が抑え目で葡萄の香りがするし。 味的には渋味ザラザラ。でも、ラベルに「カベルネ種とメルロー種使用」と書かれている通り、 なんとなくそんな味がする。
美味くはないけど不味くも無い。機内で500円だったらまぁ適性価格と言っても良いかも。 ただ、おツマミのスルメと合わせるとエラいことになります。 合わせるのはナッツだけが無難。
63点JAS機内にて

17日(木)

Nero d'Avola 1998
ネロ・ダヴォラ 1998
Terre di Ginestra
テッレ・ディ・ジネストラ
Rosso
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\1,2302000/07/08 横浜君嶋屋中島菫商店
ようやく赤ワインが飲みたい気分に。選んだのは、ちょいと冷やしてもイケそうなイタリアはシチリア島の産。 結構背が高く重いボトルで、値段もこの地方にしてはちょっといい値段なんで、 案外気合が入ってるかも、なんて期待して。(でも、コルクは屑を固めた激短いヤツだったりするけど)
色は結構青みが強く、イタリアって言うよりボルドーとか南仏の若いワイン的色合い。 香りはもろイタリア。ちょっぴり汗臭いような人懐っこい香りで、「あぁイタリアの赤ってこういう香りだったなぁ」 と素直に楽しくなる。更にこのワインの場合、良い感じに樽香もついてて、なかなかどうして良い香り。 味もイケる。イタリアの安いのって酸味が強すぎる場合が多いけど、このワインはそんなことなくて、 甘味と渋味と酸味のバランスがなかなか良い感じ。 特に甘味が良いね。結構冷やしてもしっかり残ってて、夏向き!って感じ。
いやー良いっすよ、このワイン。夏場に冷やしめでクイクイ飲むのにうってつけ。
75点自宅にて

15日(火)

Tortoise Creek "Les Amoureux" Chardonnay-Viognier 1998
トートワズ・クリーク "レ・ザムールー" シャルドネ・ヴィオニエ 1998
Tortoise Creek
トートワズ・クリーク
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\7352000/07/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
先月後半から今月にかけて、「一人で一本」ワインは圧倒的に白が多い。 過去を振り返ってもそんな顕著な傾向は無かったんで、やっぱり今年の夏は暑いのかな。 単に「帰った時部屋が暑い」って理由かもしれないけど。…というわけで今日もその例に漏れず、 フランスの安白。2匹の亀がラベルに書かれた、ちょっと鳥獣戯画的ラベル。 ツマミは炒めたソーセージとウォッシュ・チーズ(ルクロン)の残り。
色は当然薄い。香りは、リンゴと廿世紀梨の中間的な、キリリとした感じの香り。 味が思いのほか濃い。最初は「こんなにしっかり味ってのは珍しいなぁ」なんて思ってたけど、 徐々にその濃さがストライクゾーンから外れて行き、後半は思いっきりガーターゾーンへ。 キンキンに冷やすとまたストライクゾーンに戻ってくるけど。
特に美味くはないけどこれで十分。そういう意味では、常に美味いワインじゃないと嫌な人ってかわいそう。 ヒガミ抜きとか抜きで。
68点自宅にて

12日(土)

本日は友人宅で飲み会。本来は先週末に遊びに行って飲む予定だったワインを片づけよう企画。 「タマには高級ワインを」ってことで、 普段の安ワイン道場からは考えられない豪華ラインナップとなっております。

Pommery Blanc de Blancs "Summertime" N.V.
ポメリー ブラン・ド・ブラン "サマータイム" (ヴィンテージ無し)
Pommery
ポメリー
Champagne
シャンパーニュ
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\4,2602000/07/30 カーヴ・ド・リラックスメルシャン
最初はやっぱりシャンパーニュで。これは、ポメリーが夏限定で出しているブラン・ド・ブラン。 ラベルの雰囲気とかもなんとなく爽やかそう。商売上手ですな、ポメリー。
色はブラン・ド・ブランだからか薄め。 香りはそんなに強くない。スッキリはしてるんだけど、一般のシャンパーニュよりかは弱めかも。 味も確かにスッキリ。酸味が強めで、泡キメ細やかで、想像通りの味。
桃があったんで、2杯目はベリーニ(桃ジュースのシャンパン割)にして。 弱かった香りに桃の香りがプラスされ、強かった酸味に甘味が加わってかなりイケました。 ただ、桃をジューサーにかけたままだと泡が一気に抜けてしまうんで、 濾して使ったほうが良かったかも。
(76点)友人宅にて

Saint-Romain "Combe Bazin" 1994
サン・ロマン "コンブ・バザン" 1994
Dom. Rougeot
ドメーヌ・ルージョ
Blanc
Saint-Romain
サン・ロマン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,5002000/07/30 ゴトー酒店後藤酒店
ゴトー酒店で、「高級な白ワインの雰囲気が味わえる5,000円以下のものを」 という無理な注文で選んでもらったもの。 造り手のルージョさんは若手の有望株、ということだったような。
比較的濃い目で、黄金色っぽい感じの色合い。 香りは、思いのほか熟成香が強い。もっと樽香があるのかと思ったけど、樽は抑え目。 味がすばらしい。非常にまろやかで、全然引っかかる感じがなくてスルスル飲める。
大迫力!ってワインじゃないけど、バランスの良さと品の良さはバッチリ。 料理に合わせやすいワインでした。
(79点)友人宅にて

Cote de Nuits-Villages 1997
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 1997
Jayer Gilles
ジャイエ・ジル
Rouge
Cote de Nuits-Villages
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,9802000/07/08 横浜君嶋屋ラック・コーポレーション
赤の一本目は、ご存知ジャイエ・ジルのコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ。 実はこの友人宅へジャイエ・ジルを持ち込むのは二度目。 前回は昨年冬にオート・コート・ド・ニュイを持ち込んだんだけど、 なんだか全然ジルらしくなかったんで、リベンジってことで。
で、リベンジ成功でありました。 強めの樽香と、フレッシュな果実香が期待通り。 「コレですよコレ!」って感じであります。 ただ、飲み初めは相当インパクトが強くて美味しいんだけど、 残念ながらグラスの中で下って行くのが早い。 ちょっと時間が経つとすぐ酸味が強くなってバランスを崩してしまうのが残念。
アタックバッチリで、大人数で飲むのには最適なんじゃないかな。人気があるだけのことはあるなぁ、と。
(83点)友人宅にて

Chateau Brane-Cantenac 1983
シャトー・ブラーヌ・カントナック 1983
Ch. Brane-Cantenac
シャトー・ブラーヌ・カントナック
Rouge
Margaux (2e Cru Classe)
マルゴー (メドック2級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\8,3522000/07/30 カーヴ・ド・リラックスAMZ
ボルドーは、メドック2級のこのワインを。1983年、丁度良い古さだと信じて購入。 そもそもあんまり馴染みのない価格帯のワインなんで結構バクチだったんだけど…
結果、アタリでありました。 ちょっぴりオレンジがかってはいるけどまだまだ濃い色合いで、 熟成したボルドーにある黒蜜みたいな香りがしっかりあって、 酸味が主体ではあるけど十分においしさを感じる味わいで。 時間が経つと、不思議と酸味がこなれてますますバランス良くなったように感じたけど、 それは自分の舌が慣れたからなのかな?
ともあれなかなか美味しいワインで良かった良かった。
(85点)友人宅にて

Chambolle-Musigny 1er Cru "Les Baudes" 1996
シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ "レ・ボード" 1996
Dom. Serafin Pere & Fils
ドメーヌ・セラファン・ペール・エ・フィス
Rouge
Chambolle Musigny 1er Cru
シャンボール・ミュジニー1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\8,5002000/07/30 ゴトー酒店後藤酒店
本日のメインは、ブルゴーニュの名門「セラファン」のシャンボール・ミュジニー1級畑。 ごれまたゴトー酒店で「濃厚な感じのする赤を8,000円くらいで」とお願いして購入したもの。 この造り手のワインは、最近稽古してとっても美味しかったんで、 あの感動を再び、って感じで。
で、このワインも大アタリでありました。 前に飲んだジャイエ・ジルよりも一回りも二回りも迫力があって、文句無しに美味い。 甘いカラメルのような樽香、イチゴを濃縮したような果実味、 完全に期待に応えてくれる濃厚さでした。
3人で5本目なんで、結構メートルが上がってたんだけど、 はっきり思い出す美味しさでありました。
(90点)友人宅にて

Shadow Creek "Blanc de Noirs" N.V.
シャドウ・クリーク "ブラン・ド・ノアール" (ヴィンテージ無し)
Dom. Chandon
ドメーヌ・シャンドン
Sparkling
発泡
Napa Valley (USA)
ナパ・ヴァレー (アメリカ合衆国)
\2,9002000/07/30 ナショナル麻布スーパーマーケットジャーディーン・ワインズ・アンド・スピリッツ
「やっぱり3人で6本は多すぎるかも」と思い、 今回は最後にこれを持ってきました。まぁ既稽古ってこともあり、 覚えてなくても良いか、って具合で。
で、予定通りほとんど覚えておりません。 なんとなく記憶に残っているのは、ロゼ・シャンパーニュっぽい綺麗な色だなぁ、ということと、 「最後に泡モノ」ってのは気持ち良いなぁ、と感じたことくらい。
それにしても、飲む前から「覚えてないだろう」ということを想定してしまうのはやはり異常であります。
(?点)友人宅にて

というような会。
美味しい料理をありがとさんです。またよろしく>N氏夫妻
千疋屋のフルーツ、美味かった(ような気がする)>O氏


11日(金)

Portale d'Aspra Bianco 1999
ポルターレ・ダスプラ ビアンコ 1999
---
サラバルータ社
Bianco
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\7502000/07/16 ナショナル麻布モンテ物産
こんな暑い日、飲んだワインはもちろん白。産地は、最近ちょっぴりお気に入りのシチリア島産。 11%という低めのアルコール度数がちょっと気になるけど、まぁビール代わりにサクサクっと飲めれば、と。
料理は、チキンライス、ソーセージ・ソテー、ママカリのミリン干し、枝豆。 枝豆がダメだったなぁ。茹でた枝豆を多めに貰ったんで、余った分を冷凍しておいてそれを解凍したんだけど、 もうボッソボソのデッロデロで全くNG。
…気をとりなおしてワインはというと、色はお約束のレモン色。 香りも弱い。ちょっぴり青リンゴっぽい感じがあるかな、って程度。 味もまぁ予想通りですかね。酸味・甘味・苦味がそれぞれゴロゴロとグラスの中を右往左往している感じ。 温度が上がると、比較的香りとか味を感じやすくはなるけどね。
まぁ安白ワインであります。でも、変にデレッとした安白飲むよりかはずっと楽しいと思う。
68点自宅にて

10日(木)

Smith Woodhouse Fine Ruby Port N.V.
スミス・ウッドハウス ファイン・ルビー・ポルト (ヴィンテージ無し)
Smith Woodhouse
スミス・ウッドハウス
Fortified
酒精強化
Port
ポルト
(Portugal)
(ポルトガル)
\9802000/06/02 やまや渋谷店やまや
結局飲み干すのに2ヶ月以上もかかってしまったポルト。
なぜそんなにかかったかって、要するに美味く無いんだなぁ、これが。 色的には普通に濃い赤ワインみたいな色なんだけど、 香りが青臭くってヤニ臭い。南仏やスペインあたりの安ワインにありがちなその手の雰囲気を、 ギューッと濃縮した感じで飲みづらいったりゃありゃしない。 もちろん、季節的にものんびりポルトを、って時期じゃないのもあるとは思うんだけど。
そういったわけで、後半は炭酸水で割ってサワー風、オレンジジュースで割ってサングリア風、 トマトジュースで割ってブラディマリー風と、いろいろ手を加えて飲んでおりました。
酒精強化系のワインで、ここまでペケだったのは初めて。 甘い食後酒、秋までは飲む気にならなくなってしまった。
38点自宅にて

9日(水)

本日は、フレンチ食べ歩きの巨頭
さとなおさん 光弘さんと飲み会。 行ったのは、フレンチの名店"レカン"が出しているリーズナブルな店、"ロティスリー・レカンで。 ダイニングは結構広くて60人くらいは入るかな。 妙齢の女性方が多い中、ちっとも妙齢じゃない男三人での会食。

料理の値段は、一皿で2,300円、二皿で3,800円、三皿で5,300円(全てパン付き)という極めて分かりやすいもの。 我々は二皿にして、1,200円のデザートとコーヒーのセットを付けて、要は一人5,000円。師範が食べたのは以下。

前菜:マグロとホタテのカルパッチョ バルサミコ風味
メイン:ロースト3種盛り(牛・豚・鶏)
デザート:シャーベットといろいろ
お茶:エスプレッソ(ダブルで)

驚きはないけどそこそこ美味しい料理でありました。カルパッチョのソースに感じた、 デパートの大食堂的な香りはなんだったんだろうなぁ(嫌な香りでは無いんだけど)

最初にバーカウンターでベルギーのビールを飲んだ後、ダイニングで飲んだワインは以下。

Baron B N.V.
バロン・べー (ヴィンテージ無し)
Bodega Chandon
ボデガ・シャンドン
Sparkling
発泡
Mendoza (Argentina)
メンドーサ (アルゼンチン)
(\6,300)2000/08/09 ロティスリー・レカン川重商事
まぁお祝いということもあって、最初の泡からボトルで行きましょ、ってことで。 ワインリストには100種強のラインナップがあるんだけど、安いやつで市価の4倍くらい、 高いやつでも市価の2倍強という強気の値段付け。 で、泡モノ数種の欄では、ノーマルのモエ・シャンドンが9,000円くらいしたんで、 そんなん飲むより飲んだこと無いのを、って感じで選んだのがこれ。 造り手名から察するに、 モエ・シャンドン社がアルゼンチンのメーカーに技術提携して造っているらしい。
色は薄め。シャルドネ比率が高いのかな。泡はちょっとジリジリ感じるくらいにしっかりしてます。 香りも弱め。雰囲気的には悪くないんだけど、やっぱりちょっと寂しいかな。 味も、シャンパーニュっぽいと言えば言えなくもないんだけど、 なんとなく優等生過ぎるというか、「だからどうした」という印象が否めない。
悪くはないんだけど、やっぱりなんかもうひとつ光るモノが欲しかった、って感じ。
(72点)銀座"ロティスリー・レカン"にて

Cloudy Bay Pinot Noir 1997
クラウディ・ベイ ピノ・ノアール 1997
Cloudy Bay Vinyards
クラウディ・ベイ・ヴィンヤーズ
Red
Marlboro (New Zealand)
マールボロ (ニュージーランド)
(\7,800)2000/08/09 ロティスリー・レカンルイ・ヴィトン・ジャパン
赤の一本目はニュージーランドのピノ・ノアール。 造り手の「クラウディ・ベイ」ってところは結構有名らしく、師範も何度か見たことはあるんだけど、 飲むのは今回初めて。
色はまぁ普通かな。ブルゴーニュのちょっとした1997ならこんな色でしょう、って感じの色。 香りが凄い。樽も果実も結構凄くて、グラスの縁に顔を近づけるとパーっと香ってくる感じ。 ただ、その香りがなんとなく装飾的なんだなぁ。化粧品っぽいっていうか。 良いブルゴーニュにもそういった化粧品(ファンデーション)っぽい香りを感じることはあるけど、 それらはなんとなく「女優・黒木瞳の化粧」っぽい感じ、 でもこのワインは「建設大臣・扇千景の化粧」っぽい感じであんまり喜ばしくないのね。 味も結構良い感じなだけ、香りの厚化粧さが勿体無く感じる。
インパクトは強いし、美味い不味いで言えば美味いんだけど、やっぱりなんとなく「扇千景」。
(75点)銀座"ロティスリー・レカン"にて

Penfords "Koonunga Hill" Shiraz - Cabernet Sauvignon 1995
ペンフォールズ "クヌンガ・ヒル" シラーズ−カベルネ・ソーヴィニョン 1995
Penfords Wines
ペンフォールズ・ワインズ
Red
(Australia)
(オーストラリア)
(\5,800)2000/08/09 ロティスリー・レカンサントリー
比較的大人な三人だけあって、本日はこのワインで打ち止め。 だいたいこういう場合って勢いが付いちゃってお高めのワインへ進むことが多いんだけど、 そこは大人な我々、敢えてグラスワインで出されている廉価版の赤を頂くことに。
で、結果オーライでありました。特にシラーズがどうのとかカベルネがとうのとかいうことは意識しなかったんだけど、 色も香りも味もそこそこ強くてまとまりがあって、物足りなさは感じない。 一人で一本だとちょっとフラストレーションを感じるかもだけど、こういう席では丁度良いですな。
もちろんドッカーンと美味しいワインも良いんだけど、こういう脇役に徹するワインも良いんじゃないかな、と。
(76点)銀座"ロティスリー・レカン"にて

お会計は、一人当たり15,000円弱。 これくらいの料理とこれくらいのワインとこれくらいの雰囲気だということを考えると、 ちょーっとお高いかな。一人11,500円くらいだと値ごろ感があるんだけど。 サービスは結構しっかりしてるように感じられたんで、積極的に否定する気分ではないんだけどね。


5日(土)

Chardonnay 1997
シャルドネ 1997
Barton & Gustier (B&G)
バルトン&グスティエール(B&G)
写真無し
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\8802000/08/05 寿屋JoufulTown 鳥栖店キリン・シーグラム
まだ師範代の病室に寝泊まりしてるけど、既に心は安ワイン道場師範。 ということで、スーパーで安くてそこそこっぽいワインを物色、白羽の矢を立てたのがこのワイン。 というのも、値札の1桁目が見づらくて「\680」と見えたんだけど、実際は「\880」。 なんとなく損したような気がしたけど、まぁ目クジラを立てるのも大人げ無いしね。
…実は、突然の帰省で何も持って帰れなかったため、 下のシャンパーニュとこのワインを飲むためにグラス(フルート型)2客とソムリエナイフも購入。 そんだけ設備投資しても飲むワインはこのレベル。
色は分相応な薄いレモン色。 香りはちょっと分不相応。鼻で嗅いで弱々しくも涼やかなのは予想通りだけど、 口に含んだ時キュッと濃い蜜香を感じるのが意外。 味も悪くないんだけど、若いリンゴに強引に甘味付けしたような、 ちょっとチグハグな感じがなんとも残念。
この値段ならまずまずであります。ちゃんとフランスのシャルドネで、 バランスはいまいちだけど手抜きは感じられなくて。
69点師範代実家近所の産科病室にて

4日(金)

Taittinger Brut Reserve N.V.
テタンジェ ブリュット・レゼルヴ (ヴィンテージ無し)
Taittinger
テタンジェ
写真無し
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,2802000/08/04 寿屋JoufulTown 鳥栖店日本リカー
予定日より3週間も早く"プチ師範代"が誕生。 師範も人の子(っていうか人の親)、今日ばかりはお祝いってことで、 破戒を厭わず病院の近所のスーパーで購入したのがこのシャンパーニュ。 それでも、隣りにあったドン・ペリニョン(\8,800)を買わずにこっちを買うあたり、 無意識のうちにも安ワイン道場師範。
色は淡いレモン色で、泡のキメはさすがに細かい。 香りは清冽。レモンっぽい香りが弾ける感じで、 ちょっと古いキュヴェを使ったシャンパーニュとはずいぶん違った雰囲気。 味は、一般のBrutよりは少々甘目に感じるけど、これ単体で飲むには丁度良いバランス。 泡の刺激も、ジリジリせずにモワモワしてて良い感じだし。
ピチピチ若い感じで、今日という日にふさわしかったような。 そういえば、シャンパーニュを抜栓するのってなんとなく分娩をイメージさせるし。
78点師範代実家近所の産科病室にて

2日(水)

Viu Manent Chardonnay Reserve 1998
ビウ・マネント シャルドネ・レゼルブ 1998
Viu Manent
ヴィウ・マネント
Blanco
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー (チリ)
\9802000/07/16 やまや新宿店やまや
暑い暑い暑い! ってことでまたまた白。 このワインは門下生第三十九号のお勧め。 最近門下生や人様のお勧めワインの登場が多い。 というのも先日、モノグサ者の師範には珍しく皆様からのお勧めをメモって買い出しに行ったから。 で、料理は冷凍イタリア風ピザ。「冷凍モノ」と侮るなかれ、 ガスオーブンで焼いてフレッシュバジルを散らせば、宅配ビザなんかよりイケるかもよ。
裏ラベルによると「薄い麦藁色」らしいんだけど、師範の目にはレモン色に近く感じられる。 鼻で感じる香りは弱め。樽が強そうな雰囲気は感じられるけど、葡萄の香りが弱くて悲しい。 口に含むとバリッバリの樽香。やっぱり苦手です、こういうのは。 味も、それぞれの要素的にはしっかりしてるんだろうけど、 全体にガチャガチャした感じは否めない。
なんとなく分かった気がします。師範は、 「口の中に残った樽香のせいで鼻では香りが感じられなくなる」ようなバランスの樽香は苦手。
63点自宅にて

先月分

by 師範