稽古日誌:2003年8月

いよいよというか、やっぱりというか、健康診断での血液検査の結果、 γ-GTPが正常の範囲をちょっぴりオーバーしていた。 気にするレベルでも無いような気はするけど、 やはり「肝臓あっての安ワイン道場」なんで、 休肝日を週にもう一日増やし、二日連続飲まないことで当座を凌ぐことに。

翌月分

31日(日)

Beringer "Founders' Estate" Chardonnay 2000
ベリンジャー "ファウンダーズ・エステート" シャルドネ 2000
Beringer Vinyards
ベリンジャー・ヴィンヤーズ
White

California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\1,9802003/08/16 信濃屋 横浜店サッポロビール
今日でいよいよ8月も終わり。今年の夏は短かった、というか寒かったなぁ。 今日あたりも日差しや風に秋の雰囲気があったりして、体感的にも夏の終わりな感じ。 ・・・と、去り行く夏を惜しみつつ、選んだワインはコレ。 本来軽井沢で飲むつもりだったけど、 (まるで今年の夏のように)出番無く帰ってきたカリフォルニア産の白。 棚には1880円と書かれてたけどレシートには1980円、若干ヤラレた!って心持ちを維持しつつチョイス。 料理は、カツオのカルパッチョ、ポテトサラダ、ナスの揚げびたし、牛和風ステーキ。
で、これが予想通りというか予想以上というか、極めてカリフォルニアらしい白。 濃いレモン色、完熟パインのようなフルーツ香とこんもり乗った樽香、 酸味もあるんだろうけどそんなのどこかにかき消してしまっているかのような甘味。 パワフルで飲み応えはありまくるけど、涼やかさや遠慮は片鱗も見せない雰囲気。
久しぶりに飲んだ典型的カリフォルニアン・シャルドネ。 師範はこの系があまり得意でないことを再認識。 でも、これとバタール・モンラシェと飲み比べるのも面白かったかも。 実は好き/嫌いは単なる先入観だったりして。
73点自宅にて

30日(土)

Yarra Ridge Pinot Noir 2001
ヤラ・リッジ ピノ・ノワール 2001
Yarra Ridge Vineyards
ヤラ・リッジ・ヴィンヤーズ
Red

Yalla Valley (Australia)
ヤラ・ヴァレー (オーストラリア)
\1,5802003/08/16 信濃屋 横浜店ヴィレッジ・セラーズ
本日の夕食はツナとブロッコリーのサラダ、トンカツ、チキンカツ。 師範宅は揚げ物比率が高うございます。 ワインは豪州産のピノ・ノワール。 造り手によって貼られたらしい裏ラベルには、造り手にの歴史(1988年創業)とか、 2001年産ピノ・ノワールの出来がどうだったか(夏は暑かった)とか、 どういう醸造を行ったか(フレンチオークの新樽で10ヶ月熟成)、 どういう料理に合いそうか(北京ダック、マグロ、地中海野菜)、 いつごろ飲めそうか(2002-2006)、 ピッチリ書いてある。なかなか好感が持てる裏ラベル。 また、その裏ラベルを避けるように輸入元のステッカーが貼られているのも好感が持てる。
で、飲んだ感じもなかなか好感の持てるもの。 豪州産のワインって、酸味が無くて甘渋いものが多かったりするんだけど、 さすがにこれはピノ・ノワールだけあって酸味も健在、かつ渋味もそこそこ。 ただ、香りに豪州産のカベルネとかに顕著なミントっぽい雰囲気がある。 普通ブルゴーニュのピノとかではありえない香り、やっぱり土地の個性なのかなぁ、と。 時間が経っても全く変化するそぶりすら見せないのもニューワールドらしい。
純粋にワインとしてみれば美味い。 でも、ピノ・ノワールだと思えばなんだかちょっと違和感あるし、 少なくともブルゴーニュのワインには似ても似つかない。 そういった中に『やっぱピノはブルゴーニュぽくなきゃ』なんて考えている自分が見えたりして、 「美味いものは美味い」をモットーとする安ワイン道場師範らしくないなぁ、とも思う。
75点自宅にて

29日(金)

Bourgogne Pinot Noir 2000
ブルゴーニュ "ピノ・ノワール" 2000
Dom. Robert Groffier Pere & Fils
ドメーヌ・ロベール・グロフィエ ペール・エ・フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,3752003/07/27 関内サンタムールカツミ商会
本日の夕食は、師範一家と弟とで近所の焼肉屋、戸塚の国道一号線沿いにある焼肉「港」へ。 今日は弟が居るんでカルビは二人前頼んだんだけど、 半分は柔らかくてウマウマだけど半分は固かった。 まぁこういうアタリハズレもこの店の楽しみであります。 で、帰ってきてから開けたワインがコレ、ブルゴーニュの名門ドコロ (まぁ「名門ドコロ」と言っても星の数ほどあるけど) ロベール・グロフィエのACブルゴーニュ。
色はACブルゴーニュとしてはやや濃いめ。グラスを光にかざすとほんのりオレンジ色。 香りは、なんとなく南のほうを想わせる、 グジュグジュっと熟してケモノっぽい香りがメイン。 果実香もちゃんとあるんでバランスは悪くない。 味は、なんとなくローヌっぽい甘にがさを感じないでもないけど、 なかなか濃くてACブルゴーニュとは思えない雰囲気。
・・・と、第一印象はまぁ普通っぽかったんだけど、 白カビチーズ(サンタンドレ)を食べたら激変、 もの凄〜く甘く感じるワインに変化。その甘さたるや甘口ワインのよう。 不思議ですなぁ、ワインとチーズの相性。
なんだか予想と違ってドギマギしたけど、きっちり考えればなかなかパワフルで良い感じ。 ACブルゴーニュでこういう雰囲気だと、上位銘柄も飲んでみたくなる。
78点自宅にて

28日(木)

Au Bon Climat Santa Barbara County 50% Pinot Blanc 50% Pinot Gris 2000
オー・ボン・クリマ サンタ・バーバラ・カウンティ 50% ピノ・ブラン/50% ピノ・グリ 2000
Au Bon Climat (Jim Clendenen)
オー・ボン・クリマ (ジム・クレンデネン)
White
Santa Barbara County (USA)
サンタ・バーバラ・カウンティ (アメリカ合衆国)
\1,6802003/07/02 カーヴ・ド・リラックスリラックス
師範の実弟が出張がてら師範宅に立ち寄り。 ビールを飲んだあとワインでも、ってことでチョイスしたのがコレ、 カリフォルニアの有名ドコロ「オー・ボン・クリマ」の白。 品種的がピノ・ブラン50%/ピノ・グリ50%、 なんとも微妙にマイナーな品種の混ぜ合わせ。
色は、カリフォルニアのこのてのワインとしてはやや薄めだと思う。 でも、グラスの内側にまとわりつくネットリ感はかなり感じる。 香りはあまり強くない。フルーツがバーン!ってんじゃなくて、 ちょっと内にこもるような漬物っぽい香り。 味はかなり厚い。品種や色や香りや値段から、結構スッキリ系のワインを想像していたけど、 かなり迫力のある飲み口。
さすがというかなんというか、なんだか思いのほか厚みのあるワイン。 じゃすっげー美味いかと問われるとちょっと・・・ 味の厚みの分を香りのボリュームに振り分けてくれれば良いのに、って感じ。 もちろんそんな簡単なもんじゃないとは思うけど。
76点自宅にて

27日(水)

Macon-Villages 2001
マコン・ヴィラージュ 2001
Roux Pere & Fils
ルー・ペール・エ・フィス
Blanc
Macon-Villages
マコン・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\9312003/07/27 関内サンタムールカツミ商会
また「安ワイン道場」の平常に戻って稽古再開。 本日のワインは、成城石井でよく見かける(このワインは成城石井で買ったわけではないけど) ルー・ペール・エ・フィスという造り手のマコン・ヴィラージュ。 確か、ACブルゴーニュの方がこれより値段が高かったと思う。 3桁のブルゴーニュ白、かつヴィラージュもの、その実力やいかに。
色は薄め。でも、なんとなく黄金色っぽくて侮れない色合い。 香りも弱め。でも、蜜っぽい香りやリンゴっぽい香りが感じられて、 いかにもブルゴーニュ、いかにもマコン。 味も軽め。でも、軽いながらも舌の両脇にまとわりつくようなコクが感じられたりして、 頼りない感じはしない。
と、抜栓直後は結構好印象だったんだけど、時間が経つとさすがに物足りなく感じ始める。
コストが限られている中、若干の利潤を確保しつつ出来る限りの努力はしました、 という感じのワイン。 期待する方向に対して若干のブレもなく、かつ期待よりやや高いレベルにある。 なんとなく(ルイ・ジャドとかみたいな)ジェネラリスト的な感じを受けますな、この造り手さん。
70点自宅にて

24日(日)

軽井沢での「高ワイン道場」最終日。
左が今回の空き瓶の集合写真。本数にして1ヶ月分弱、金額にして3ヶ月分くらいを一気に。 いやー満足満足。
昼食は、初日に行った「
きこり」で天もりそばを食べて、 ほぼ正午に出発。 佐久インター前のみやげ物屋に寄って、 行きと反対のコースを辿って、 新座料金所と東池袋で軽い渋滞につかまりながら到着は16時ちょっと前。 ・・・と、ワインとは全く関係ないけど備忘録として書いておく、と。

ともあれ、天気にも恵まれて大変快適な休暇でありました。


23日(土)

軽井沢での「高ワイン道場」の三日目。

今日は朝から温泉へおでかけ。「菱野温泉常磐館 展望露天風呂『雲の助』」 というところ。 ケーブルカーで山上の温泉へ行く、いかにも子供が好きそうな温泉で、 事実子供連中は大フィーバー。それを抜きにしても景色が良くて非常に心地よい温泉。

昼食は、別荘のそばの「だるま」という和食屋さん。 味は悪くないけど、普通の丼物が1,000円以上というちょっと強気の値付け。

別荘に帰ってまずは下の白を。

Pinot Gris Reserve 2001
ピノ・グリ・レゼルヴ 2001
Pierre Sparr
ピエール・スパー
Blanc
Alsace Pinot Gris
アルザス・ピノ・グリ
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,6792003/06/14 信濃屋 横浜店大榮産業
ホントはこのワインは予備のつもりで持ってきたんだけど、 N氏が初日に料理用に使いたいってことだったんで抜栓、 抜栓して2日経っちゃったけどせっかく開けたんだったら飲みましょ、 ってことで飲むことに。 モノはアルザス産、コクのある味わいが特徴的なピノ・グリ。
色は白ワインとしてはかなり赤みが強い。 香りは、抜栓後二日経ったってのが災いしてか、あまり強くない。 味は、甘味が顕著。かなり冷やしていないとダレた感じがしてしまう。
悪くはないけど、ちょっとフレッシュさを欠いたワインだったような。 やっぱり抜栓後すぐ飲むべきだったのかも。 あとは冬場にチビチビ飲むとか。
69点軽井沢別荘にて

夕食はテラスでバーベキュー。

Delamotte "Blanc de Blancs" Brut 1995
ドラモット "ブラン・ド・ブラン" ブリュット 1995
Delamotte
ドラモット
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
O氏より (\3,560)(2002/12/01) (長谷川酒店)ラック・コーポレーション
バーベキューの火の準備も万端(毎年上手くなる)、 いよいよスタートで乾杯にO氏持参のシャンパンを。 ドラモットは1998年の軽井沢でも飲んでいる。 今回のは一段高級なヴィンテージ付き。 でも値段はあまり変わらなかったりするのが面白い、っていうかラッキー。
色はかなりシッカリ。ブラン・ド・ブランらしい濃いレモン色。 香りもなかなか素晴らしい。シャンパンらしいイースト香、熟成感のある漬物香、 リンゴっぽいフルーツ香、それぞれがパーッと香ってくる。 味もコクがあってなかなか良い感じ。
このシャンパンはかなりアタリ。一昨日のルイーズほどガッツがあるわけじゃないけど、 普通に飲むんだったらこれくらいのほうが良いような気もする。
83点軽井沢別荘にて

この後、N氏持参の清酒を3種ほど(全て300mlの小瓶)。
獺祭:本生にごり酒
大七:純米生もと
神亀:純米生酒
それぞれに違うと言えば違うんだけど、どれが好きか、と問われると悩むラインナップ。 香りは獺祭が好きだったけど、にごり酒って飲むと重いからなぁ。

Gevrey-Chambertin 2000
ジュヴレ・シャンベルタン 2000
Claude Dugat
クロード・デュガ
Rouge
Gevrey-Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より (\8,400)(2002/10/19) (長谷川酒店)ラック・コーポレーション
赤は、最初昨日の残りシャトー・コルバンを飲んでからこのワインを抜栓。 名門中の名門、師範も名前は聞いたことあるけど飲んだことないクロード・デュガ。 格付け的には村名格なんだけど、今回の赤ワインの中では最高額。 いかなるワインであるか、興味津々で抜栓。
まず色にビックリ、この青黒さはブルゴーニュというよりボルドーの色だと思う。 香りには逆にビックリ、期待を裏切る弱さ。 香りの雰囲気としてもブルゴーニュみたいな華やかな感じはなくて、 なんだかボルドーみたいな重めの香り。 味は果実味の感じとか後味の酸味とか、きっちり高級ブルゴーニュなんだけど。
時間が経つとさすがに香りが開いてきて、造り手の面目躍如、といった感じ。
美味いには美味いけど、8,000円を超える値段はいかがなものか、と思う。 「4,000円くらいだね」というのが一致した見解。 多分そもそもそれくらいのワインなんだろうけどね。
81点軽井沢別荘にて

Chateau Figeac 1994
シャトー・フィジャック 1994
Ch. Figeac
シャトー・フィジャック
Rouge
Saint-Emilion (Premier Grand Cru Classe)
サンテミリオン (第一特別級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\5,9802003/08/09 みちのく岩手のワイン屋 竹澤重松貿易
高ワイン道場の日々の、(とりあえずの)ラスト・ワインとして選んだのがコレ、 サンテミリオン第一特別級のシャトー・フィジャック。 フィジャックは1986と稽古済み、 まぁあれほどのものを期待するのは(ヴィンテージ的/価格的に)難しいとは思うけど、 それでもそこそこの内容は期待できるでしょう、ってことで。
香りや味のマッタリ具合はさすがサンテミリオン第一特別級、さすがフィジャック。 ブルゴーニュのような鋭利な感じはなくて、ひたすらまろやか。 でも、ちょっとスケールが小さいなぁ、と。以前稽古した1986なんかと比べると、 こぢんまりしたレベルで丸く柔らかくなっている。
これも合格といえば合格なんだけど、もっと迫力のあるワインを期待していた。 口のなかにゆで卵を押し込まれるような存在感かなと思ったら飴玉くらいだった、って感じ。
85点軽井沢別荘にて

Echezeaux 1996
エシェゾー 1996
Albert Lucas
アルベール・リュカ
Rouge
Echezeaux (Vosne-Romanee Grand Cru)
エシェゾー (ヴォーヌ・ロマネ 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より (\4,380) ノアキャル日本
・・・と、予定の本数は終了だったけど、若干飲み足らずにO氏が保険として持参したコレも飲んじゃうことに。 「保険」というにはあまりに畏れ多い特級畑エシェゾーだけど、 造り手は河内屋以外では見かけない謎の造り手アルベール・リュカ (裏ラベルには「アルバー・ルカー」というこれまた謎の表記あり)。 デュガは村名で8,400円、こちらは特級で4,380円、格付けと価格の大逆転現象。
色はデュガの方が濃かった気がするけど、 香りはこっちの方がボリュームも雰囲気もやや上の出来栄え。 ただ、ちょっと「谷」の時期なのか、あるいは造り手の限界か、 熟成というほどこなれてはいないし、かといってピッチピチに若い感じもしない。 味に関してはデュガと大差無かったような。 村も造り手も格付けも違ってて「大差無い」とは甚だ乱暴だとは思うけど。
怪しげなワインだった割にはちゃんとしたブルゴーニュ。 でも、特級に期待するドッカーンって感じの存在感はなくて、 ちょっと良いブルゴーニュ、なレベルなのが残念といえば残念。
83点軽井沢別荘にて

いやー3日間飲んだ飲んだ。「高ワイン」も良いモンですな。


22日(金)

軽井沢での「高ワイン道場」の二日目。

ゆっくり起きて、昼飯は「矢ケ倉」という店。 古い山小屋風の不思議なインテリアの店内、 パスタはやや茹ですぎの感があったけど、ピザはパリッとしてなかなかいい感じ。

午後は、また今日も「アグリヴィレッジとうぶ 湯楽里館」 でゆったり。

別荘に帰って夕食。本日の調理担当は男性陣。

Cinnamon Grove Merlot 1998
シナモン・グローヴ メルロー 1998
Cinnamon Grove
シナモン・グローヴ
Red

California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\500 (よりどり2本1,000円)2003/08/13 やまや 渋谷店やまや
このワインは「飲んだ」ってわけじゃなくて・・・
師範の担当料理としてビーフシチューを作ったんで、それに使う料理用ワインとして開けたのがコレ。 料理用の赤ワインって、酸味が穏やかで甘味があってアルコール度数が高くて、 ってのが使いやすいように思う。 渋味の有無は・・・あったほうが良いんだろうね。 で、このワインは酸味の弱そうなカリフォルニア産、 甘味のありそうなメルロー、 アルコール度数は13.5%、500円の激安価格ながら上記要求にほぼ合致していると見て持参。 というわけで、ちゃんとは飲んでないんでコメントも大して無いけど、 折角なんで書いておくことに。
で、ちょっとビックリというか怪しいワインでした。 色はかなり退色していて熟成感があって、 香りも(前日飲んだ)ポルトにも通じるような熟成香。 1998産と、この手のワインとしてはちょっと古めなんだけど、それにしても行き過ぎな感じ。 味も熟成っぽさはあるものの、 酸はそれほど強くなくて甘味もあって料理用には問題無し。
なんだかやけに熟成したワインだなぁ、と思いつつ、ドボドボと一本鍋の中へ。
(67点)軽井沢別荘にて

ここからがちゃんと飲んだやつ。

M. Hostomme Grand Cru Blanc de Blancs 1996
M.オストム グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン 1996
M. Hostomme
M.オストム
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,500 (よりどり2本5,000円)2003/05/30 やまや渋谷店やまや
本日のワインは「全てグラン・クリュ」という暴挙を企てることに。 というわけで、シャンパンもグラン・クリュ表記のあるやつを敢えてチョイス。 造り手のM.オストムは、やまやでしか見かけない銘柄だけど、 一応ちゃんとした造り手みたい。最近1,980円のブラン・ド・ブランとか、 2,500円のヴィンテージ付きとか飲んで、 なかなか侮れない品質を実感しているんで、 お手頃価格ながらグラン・クリュ三昧の一本目としても十分に任を果たすものと見てチョイス。 料理は、マグロとタコのカルパッチョ、エビのカクテルソース。
色はやや薄めのレモン色。やっぱりブラン・ド・ブランだとレモン色系になるんですかね。 香りは、傾向的には昨日飲んだ2本の中間、といった感じで、 スッキリ系ではあるけど熟成感もやや出てきている、という雰囲気。 味はやや軽い。普通に飲むシャンパンとしては十分な品質だけど・・・
やっぱり昨日のルイーズと比較しちゃうんだよなぁ。 特にコクの無さが寂しく感じる。 なーんて、二日目にして既に「安ワイン道場師範」職を忘れつつあったりして。
77点軽井沢別荘にて

Batard-Montrachet 1999
バタール・モンラシェ 1999
Dom. Lefraive
ドメーヌ・ルフレーヴ
Blanc
Batard-Montrachet (Puligny-Montrachet Grand Cru)
バタール・モンラシェ (ピュリニー・モンラシェ 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\14,5002003/08/09 みちのく岩手のワイン屋 竹澤ラック・コーポレーション
本日の、というか今回のメインとして購入したのがこれ、 ブルゴーニュ白の超名門ルフレーヴのグラン・クリュ、バタール・モンラシェ。 ちなみに、道場では過去ルフレーヴのシュヴァリエ・モンラシェを飲んで感動、 昨年はソゼのバタール・モンラシェを飲んでまた大感動してるんで、 合わせ技でコレも感動するに違いない、と抜栓前から鼻息荒く。 料理は、モッツァレラチーズと生ハムの揚げ物。
色はそれほど濃くは無くて、普通に白ワインの色。でもなんだかネットリ感が強いような気がする。 香りはオッケー。ナッツのようなオイルのような、いわゆる普通の白ワインとはまるで別物の、 いかにも高級ブルゴーニュ白な香りが満載。 味は想像以上のパワフルさ。 思いっきり厚みがあって、酸味がどうとか甘味がどうとか、 そういうことを考えるのは無駄というか無意味に思える。 また、「余韻が長い」とはこのことを言うんだなぁ、 と改めて実感させられるような、いつまでも口の中に残っているような感じ。
抜栓後1時間以上経って、常温になってもまだまだ健在、香りはさらにパワーを増した。 下の赤ワイン達にも全く負けない存在感には脱帽。 2時間以上経つとようやく普通の白ワインっぽく痩せては来たけど。
いやはや大満足。メインのワインがハズレじゃなくて良かった良かった。
92点軽井沢別荘にて

Charmes-Chambertin 2000
シャルム・シャンベルタン 2000
Dom. Dupont-Tisserandot
ドメーヌ・デュポン・ティスランド
Rouge
Charmes-Chambertin (Gevrey-Chambertin Grand Cru)
シャルム・シャンベルタン (ジュヴレ・シャンベルタン 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
N氏より (\6,400) (Wine & Mart 樽屋)アンフィニー
赤の1本目はN氏持参。 デュポン・ティスランドのシャルム・シャンベルタンは、 同じくN氏が持参した1999を昨年末稽古済み。 無名造り手?ながら全く隙の無い内容に大ビックリだった。 というわけで「二匹目のドジョウ」を期待して。 料理は、セロリのブルーチーズソース炒め、ワインを一本使ったタン・シチュー。
色はやや濃い目。さすがに熟成感は全く無いストレートな赤紫。 香りは、いかにも高級ブルゴーニュといった感じで、 ベリーっぽいフルーツ香と動物っぽい香りが同居。 「うんうんコレコレ」でございます。 味も素晴らしい。ほんのり甘くて全くカドの無い丸さ。 良いワインは若いうちに飲んだって美味いっすよ。
昨年ほどのビックリ感は無いにせよ、非常に品質の高いワインであることは確か。 デュポン・ティスランド、今後頭角を現す造り手だと見た。
87点軽井沢別荘にて

Chambertin 1996
シャンベルタン 1996
Dom. Rossignol Trapet
ドメーヌ・ロシニョール・トラペ
Rouge
Chambertin (Gevrey-Chambertin Grand Cru)
シャンベルタン (ジュヴレ・シャンベルタン 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より (\7,800)(2001/05/20) (東京大丸)ボンド商会
もう一本のブルゴーニュももちろんグラン・クリュ、 それも「頭に何も付かない」シャンベルタン。 造り手のロシニョール・トラペは、一昨年軽井沢でシャペル・シャンベルタンと稽古済み。 お値段的には(シャンベルタンとしては)かなりお手頃だったみたいだけど、 格付け的には間違いなく今回のメインたる一本。 ヴィンテージも良年1996、期待しないわけにはいきません。
色の濃さは前のワインと同等、エッジにややオレンジが入っているあたりにプラス4年の歳月が感じられる。 香りとか味とかの傾向は前のワインととっても似ているけど、 抜栓直後の香りのボリュームはこっちに軍配。 でも、抜栓後1時間も経つと徐々に僅差になってきた。 造り手もヴィンテージも違うのに、畑が近いとやっぱり似たワインになるんですかね?
ともあれこれもアタリなワイン。 欲を言えば、頭に何も付かないシャンベルタンだったら、 ナントカ・シャンベルタンとは別格の何かが欲しいところだけどね。
88点軽井沢別荘にて

Chateau Corbin 1999
シャトー・コルバン 1999
Ch. Corbin
シャトー・コルバン
Rouge
Saint-Emilion (Grand Cru Classe)
サンテミリオン (特別級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,500 (よりどり2本5,000円)2003/08/13 やまや 渋谷店やまや
我々の酒量だと、だいたい5本目にもなるとかなりメートルが上がってしまうんで、 そこに高級なヤツを持ってくるとややもったいない。 でも、今日は「全てグラン・クリュ」ってことにしてるんで・・・ という悩みを解決したのがコレ、サンテミリオンのグラン・クリュ。 単なる"Saint-Emilion Grand Cru"だったらもっと安くからあるけど、 ここはひとつ"Grand Cru Classe (特別級)"のヤツで。
色は当然濃い。ボルドーらしい暗く落ち着いた青紫。 香りは、フッとミルキーな雰囲気が漂うあたりはなかなかだけど、 凝縮感という意味ではやや不満の残る香り。 味は、思いのほか軽い。前のブルゴーニュが良かったからか、 酔っ払いにもはっきりわかるその落差。 甘味が無くてなんだかとってもストイックな味わい。
ブルゴーニュと違い、ボルドーはやはりある程度熟成させないとダメなんですかね? なんとなく杯が進まず、半分以上を明日に持ち越し。 好転してくれないかなぁ。
翌日、香りや味にやや甘味が増したような気がした。 あくまで「気がした」レベルだけど。
74点軽井沢別荘にて

最後には昨日同様ポルトをチビチビやってご就寝。


21日(木)

毎年恒例、軽井沢の友人宅所有の別荘にて「高ワイン道場」の日々。

軽井沢までの道のりは、朝6:45に自宅を出発、首都高・外環道・関越道・上越道と乗り継いで 大きな渋滞にもつかまらず10:00には到着、持ち主(のご親戚)のN氏一家は既に到着済み。 程なくO氏夫妻もそろってまずはシャンパンで乾杯。

Nicolas Feuillatte Premier Cru Brut Reserve Particurier N.V.
ニコラ・フュイヤット プルミエ・クリュ ブリュット・レゼルヴ・パルティキュリエール (ヴィンテージ無し)
Nicolas Feuillatte
ニコラ・フュイヤット
Champagne
シャンパーニュ
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,500 (よりどり2本5,000円)2003/08/13 やまや 渋谷店やまや
今までの梅雨のような秋雨のようなうっとうしい天気がウソのような好天、 海水浴の時もそうだったけど、 今年はつくづく己の日頃の行いの良さを実感するレジャー日和。 で、ウェルカム・シャンパンがコレ、 フランス遠征稽古の際にエールフランスの機内で飲んだのと同じもの。 もー銘柄なんてなんでもよくて、テラスでコルクをポーンと飛ばして抜栓。
色はやや薄め。黒葡萄比率はあまり高く無さそうな感じ。 泡の量とかキメの細かさはさすがシャンパン、申し分ない。 香りも抜栓直後にフッとリンゴの雰囲気が香る、いかにもシャンパンな香り。 味も、とりわけどうってことはないけど、バランスも悪くなくスイスイ飲める。
屋外で飲むウェルカム・シャンパンとしては十分じゃないかな。 ちょっぴり残して下のヤツと比較すると、残念ながらその差歴然だったけれども。
77点軽井沢別荘にて

昼食は、近所の蕎麦屋「きこり」で。 全く普通のドライブイン型の店舗だけど、 蕎麦はなかなか質が高いんでここで食べるのも毎年恒例。 師範はきのこおろしそばを注文。

午後は、これまた恒例「アグリヴィレッジとうぶ 湯楽里館」 でのんびり温泉に浸かって。湯上がりにここの美味い地ビール"OH!LA!HO"を飲むのも楽しみの一つだけど、 本日は帰ってからのワインのために肝臓を温存。

夕食は別荘で。これまたお気に入りの地ビール「よなよなエール」で喉を潤した後、 飲んだワインは以下。

Pommery "Luise" 1990
ポメリー "ルイーズ" 1990
Pommery
ポメリー
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\7,9802003/08/09 みちのく岩手のワイン屋 竹澤オセル
最初(といっても本日2本目)のシャンパンは、 ポメリーのフラッグシップ、ルイーズの1990年を。 昨年のサロンがイマイチ趣味じゃなかったんで、 江戸の仇を長崎で討つ(・・・って使い方間違ってますか?スミマセン浮かれてるもんで) ってことで購入し持参。
色は明らかに濃い。ほんのり赤味が入った、新品の五円玉と十円玉を合わせたような色。 香りも濃い。昨年のサロン同様、やっぱり熟成香はしっかり出ている。 でも、熟成しすぎてないというか、 漬物のような雰囲気にはならずまだまだフルーツの雰囲気を残しているのが好印象。 味もとってもマッタリ。酸味はかなり強いと思う。 でも、その酸を目立たせないくらいに他の要素(飴っぽさとかコクとか)がタップリ。
確かに美味い。というか「こりゃ金かかってんなぁ」というのは良くわかる。 ただ、じゃぁ"幸せ感"があるか、と問われると、 なんとなく延髄ではなく大脳で美味いと感じているような気がしないではないけど。
85点軽井沢別荘にて

Bourgogne "Cuvee Prestige" 2001
ブルゴーニュ "キュヴェ・プレスティージュ" 2001
Dom. Philippe Charlopin-Parizot
ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より (\2,000)(2002/10/19) (ヴァン・シュール・ヴァン)ヴァン・シュール・ヴァン・マスモト
続いてはO氏持参の赤を。 フィリップ・シャルロパン・パリゾはO氏のお気に入り造り手。 彼の手によるACブルゴーニュは、 同じメンバーで20001999も飲んでいて、 ヴィンテージの差はあれどおよそACブルゴーニュとは思えない品質であることは確認済み。 2001はどうですかね? なーんてまるでワインマニアのような気分で半笑いになりつつ抜栓。
色は、過去2年と比べると多分薄め。 キレイな色ではあるけど、ACブルゴーニュとは思えなかった過去の印象はこのワインの見た目には無い。 香りは、思ったほど樽は効いてなくて、 革っぽい動物香とイチゴっぽいフルーツ香が顕著な、いい意味で標準的ブルゴーニュの香り。 味も香りの印象に近い。いかにも「ブルゴーニュの標準」といった端整な味わい。 ちょっと、葡萄の皮をすりつぶし過ぎたみたいな、 苦味のようなエグミのような感じがあるのがタマにキズ。
ACブルゴーニュで、2,000円でこの内容はやはり大したもんだと思う。 でも、1999みたいな大ビックリ感はなかったなぁ。 2,000円で2,980円のワインが飲めた、って感じ。
79点軽井沢別荘にて

Vosne-Romanee 1er Cru "La Croix Rameau" 1998
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ "ラ・クロワ・ラモー" 1998
Jacques Cacheux & Fils
ジャック・カシュー・エ・フィス
Rouge
Vosne-Romanee 1er Cru
ヴォーヌ・ロマネ 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\5,9802003/08/09 みちのく岩手のワイン屋 竹澤ラック・コーポレーション
続いてもブルゴーニュの赤。 師範の嗜好を色濃く反映して、今回のワインはブルゴーニュが多めとなっております。 ジャック・カシューのワインは、以前1997のエシェゾーを飲んで大ヒット、 このワインは1級だけど、 エシェゾーよりも高い価格で流通していたりもする造り手の看板畑 (ラベルデザインも特別)なんできっとイケてると期待して。
・・・ですが、大変残念ながらこのワインは明らかに変。 師範のポンコツ味覚嗅覚器でさえ容易に判別可能なブショネ。 とにかく香りがまったく出てこない。 味のバランス的にはやや渋味が固い以外は特に変な雰囲気は無いけど、 香りが無いからかなんだか美味くない。 色も1998の1級畑としては標準的。 香りがダメで出がらしっぽくて、師範の知る典型的なブショネの現象。
ま、そういうのもある、ということで。でも残念だったなぁ。 師範持参の赤ワインのなかでは一押しアイテムだったのに・・・ それでも1,000円くらいのワインよりゃまだ美味いとは思うけど、 残念ポイントをマイナス方向に加味して下記点数。
(55点)軽井沢別荘にて

Cotes du Rhone "Vieilles Vignes" 1998
コート・デュ・ローヌ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" 1998
Tardieu-Laurent
タルデュ・ローラン
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\2,9802003/08/09 みちのく岩手のワイン屋 竹澤AMZ
気を取り直してシメの赤は濃そうなヤツを。 格付け的にはなんのことはないACコート・デュ・ローヌだけど、 造り手はローヌの盟主ジャン・タルディとブルゴーニュの豪腕ミシェル・ローランのジョイント。 道場的には昨年末ラングドックの白を飲んでいて、 また門下生からもその赤のご推薦あり。
色は、前2本のブルゴーニュとは別物の濃さ。 香りも別物。南仏らしい青っぽさもあるにはあるけど、 田舎っぽいという感じは無い。樽やら濃い果実香やらと同居して、香りの構成要素の一つ、という感じ。 味も濃い。まったりチビチビ飲むのにうってつけの味。
抜栓後時間が経つと、樽の香りがさらに好転して、なんともミルキーな感じに変化。 どんどん印象が良くなっていった。
さすがは評判の良い造り手、ACコート・デュ・ローヌとは思えない高品質なワイン。 期待を込めて買った前のワインがハズレで、若干数合わせ的な気分で買ったコレがアタリ、 ちょっぴり複雑な気分。
84点軽井沢別荘にて

Niepoort Colheita 1980
ニーポート コレイタ 1980
Niepoort (Vinhos) S.A.
ニーポート(ヴィーニョス)S.A.
Fortified
酒精強化
Vintage Porto (Colheita)
ヴィンテージ・ポルト (コレイタ)
(Portugal)
(ポルトガル)
\5,1802003/09/16 信濃屋 横浜店成城石井
予想通りというかなんというか、上のワインでシメってわけにはいかず食後酒を抜栓。 1980年の年号付きポルトだけど、いわゆる(狭義の)ヴィンテージ・ポルトじゃなくて、 樽熟期間の長いコレイタ(コルヘイタ?)って種類のもの。 だもんで"Aged in Wood Bottled in 2000"の文字あり。 1980年産のワインを20年樽熟させて2000年にボトリング、ってことですかね。
で、これがなんとも素晴らしいポルト。 まず色が素晴らしい。いかにも20年を経てますって感じの濃く澄んだオレンジ色。 香りもバッチリ。チョコレートのような甘い香りがグラスの中からコンコンと湧き出てくる。 味もこれまたバッチリ。酸化が過ぎてシェリーみたいな味になってるのかと思ったけど、 全然そういうことは無くて、トロ〜ンと濃くて嫌味の無い甘さが口いっぱいに拡がる。
いやはや参りました、の食後酒。 ガラにもなくダビドフの葉巻なんぞと一緒に嗜んで、至福の気分を満喫。 当然一晩では飲みきらず、明日以降も楽しみを温存。
90点軽井沢別荘にて

・・・という感じで、至福の気分にひたりつつご就寝。


20日(水)

Grand Tarapaca Cabernet Saivignon 2000
グラン・タラパカ カベルネ・ソーヴィニョン 2000
Vina Tarapaca
ヴィーニャ・タラパカ
Tinto
Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\523 (Harf)2003/06/14 関内 サンタムールリードオブジャパン
2日連続休肝日明け、「ワイン飲みたい熱」が一気に高まる日だけど、 今日はビールを飲んでワインは軽く、ということでチョイスしたのがハーフのコレ。 それにしても、ハーフサイズのワインってラインナップが少ないよね。 ちょろっと飲みたいニーズって多いと思うんだけど。 値段が割高なのは(中身以外のコスト/流通コスト)を考えれば仕方ないところだけど、 種類が少ないのは道場的にはなかなか使いづらい。 お手頃価格帯のハーフで、 (フルボトルを)道場稽古済みじゃないニューアイテムってあんまり無い気がする。 というわけで、このワインも1994のフルボトルと稽古済み。 あれから5年も経ってるんで、ラベルデザインはモダンなものに代わってますな。
色は非常に濃い。濁っているかのような青紫色。 香りのボリュームはそれほどでもない。 赤ワインにしては冷やし目で飲んでるんで、ボリュームの弱さはそのせいかも知れないけど。 香りの傾向的には、「これぞ南米」なインクの混じったカシス香。 ちょっとミントっぽい雰囲気もあって、チリからややオーストラリア寄り、 イースター島あたりな感じ。 味は、濃さ、渋味、甘味、それぞれ十分。 でも、なんとなく真ん中に欠けるというか厚みが無いというか、 口腔内の四隅では幅を効かしているけど口の中いっぱいにはならない、ってもどかしさがある。
ともあれチリらしいカベルネ・ソーヴィニョンではある。 ハーフとはいえ500円ちょっと出せば赤ワインを飲んだ満足感が得られるのはなかなか嬉しい。
72点自宅にて

17日(日)

Tortoise Creek "Les Amoureux" Sauvignon Blanc 2001
トートワズ・クリーク "レザムールー" ソーヴィニョン・ブラン 2001
Les Producteurs Reunis A.F.
(生産者組合A.F.)
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8902003/07/02 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日の夕食は、サンマの煮付け、夏野菜の揚げびたし。 ワインは、 先日に引き続きちまたで評判のトートワズ・クリークを。 白だと過去にシャルドネ/ヴィオニエの1999と稽古済み、 それを読む限りまずまずだったみたい(記憶には無い)。 ってなわけでサンマにソーヴィニョン・ブラン、 なんだか田崎の真ちゃんみたいでカコイイですな。
色はかなり薄め。白木がやや日に焼けたような色合い。 香りは、ボリュームこそ弱めながら大きな南方系の花のような、 やや緩めにダレた花のような香り。 味は甘味が顕著で苦味もほんのり。 アルコール度数の高いドイツワインのような印象。 裏ラベルには「すっきりとした辛口」なんて書いてあるけど、 それは違うと思う。「ガチャガチャしたやや甘口」って感じを受ける。 師範的には氷を入れてカーッと飲んで丁度良いくらい。
値段の割には充実した内容だとは思うけど、 こういう甘苦く雑然としたワインって師範はあまり得意ではない。 なんだか「美味いよ」って言われて行った焼肉屋が、 肉自体は美味いけど煙モウモウで店員は偉そうで、って店だった、って感じに近いか。
63点自宅にて

16日(土)

Chateau Fongrave 2001
シャトー・フォングラーヴ 2001
Ch. Fongrave (Francois Brouard)
シャトー・フォングラーヴ (フランソワ・ブルワール)
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\9802003/07/02 カーヴ・ド・リラックスリラックス
飲んでる途中で睡眠状態に入ったため翌日更新。
・・・というわけでワインはコレ、 2つのコンテストで賞(Les citadelles du vin "Trophee excellence", Challenge international du vin "Medaille d'Or") をとったことがラベルに書かれていて、お店でも大絶賛されていたもの。 シリアルナンバー入り金文字を使ったラベルなんかもおよそ3桁の値段とは思えない雰囲気。
色はお約束の深い青紫。当然ながら熟成した雰囲気は無い。 香りは上品、というか弱い。 ちょっとイガラっぽくってちょっとカシスっぽい雰囲気はまさしくボルドーなんだけど、 前評判につられて大きく期待するとハズされるボリューム。 味も香りと同じで、きっちりボルドーなんだけどスケールは小さめ。
この値段(980円)で、ちゃんとボルドーなのは大したもんだと思う。 でも、そんな賞をいろいろとったり販売店が絶賛するほどのものでもないと思うけど。 最近ボルドーの赤なんてほとんど飲んでないから、 ちょっと師範の感覚がずれているのかも知れないけど。
翌日、香りの弱さは昨日のまんまだけど、味がちょっとこなれて柔らかくなったかな。 若干印象アップ。
70点自宅にて

14日(木)

Merlot del Veneto 2001
メルロー・デル・ヴェネト
Villa Mondi
ヴィッラ・モンディ
Rosso
Merlot del Veneto (IGT)
メルロー・デル・ヴェネト (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
\5492003/07/13 パスポート戸塚店徳岡
師範は、酒屋へ行って一本もワインを買わずに出てくるのが苦手。 このワインも、先日(門下生からご推薦頂いた)ビールを買いに行った店で調達したもの。 あんまり良さげなワインは無かったんだけど、 一本も買わずに出ると機会損失しているような気がして「安いヤツでも買っとけ」 って気分でゲット。値段も値段なんで、大きな期待をせずスルスルッと、って気分で抜栓。
色は薄めの赤紫。でも頼りないほど薄いってわけじゃなくて、そこそこキレイで上品な色。 香りは、いかにもイタリアの安赤らしい油粘土っぽい膏薬っぽい香りがメイン。 あとはツンと来るアルコール臭。 裏書には「フレッシュなストロベリーの香り」なんて書いてあるけど、 残念ながら師範の嗅覚センサーではストロベリーは感じ取れない。 味は薄い。口に含んですぐは甘味があって、渋味はヨワヨワで、後味の酸味はかなりキツイ。
「イタリアの安い赤ワイン」の典型。 こういうワインって、 現地で出来たてを飲んだらフルーツが活きてて良いのかもしれない。 でも(この価格で実現可能な調達/物流/販売経路に乗せて) 日本まで運んできたらかなり厳しいね。 ワインの死骸、ってほどじゃないけど、少なくとも造り手の意図した姿じゃないと思う。
翌日、冷蔵庫でキッチリ冷えた状態だとアラが目立たなくなって、 昨日よりやや高感度アップ。ゆえに5点プラス。
53(+5)点自宅にて

13日(水)

Les Hautes Vallees "Terra Vitis" Chardonnay 2001
レゾート・ヴァレー "テッラ・ヴィティス" シャルドネ 2001
Les Hautes Vallees
レゾート・ヴァレー
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\9802003/07/02 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日のワインは、先日も飲んだ"Terra Vitis"なる称号?が与えられた白。 980円にしてはちょっと安っぽい紙質のラベルなんだけど、 そこらへんも環境に配慮されてるのかな。 メインの料理は鶏手羽元の唐揚げ、あんまり「白に合う」って感じじゃないけど、 思いのほか暑くならずに白がダブついているんでテーブル上に。
色はかなり薄め。値段相応のレモン色。 香りにちょっとビックリ、 冷えた温度でもリンゴのような香りとうっすら蜜のような香りがトーッと漂ってくる。 味にもかなりビックリ、思いのほか濃くシッカリした味わい。 特に顕著なのが甘味と酸味。 凝縮感もあって、なんだか甘酸っぱ〜いワイン。
もっと軽くてスルスルなワインを想像していたけど、 実体はかなり重くてしっかりしたワイン。 「重くてしっかり=是」という価値観の下ではかなり高評価を勝ち得ると思う。 でも、1,000円以下フランス産白を開ける時って、 もっとサッパリ飲みたい欲求が前面にあると思うので、 必ずしも濃く重いことが高得点にはつながらない。というわけでやや辛目の点数。
71点自宅にて

10日(日)

Chateau Mercian "J-Fine" Chardonnay/Koshu 2001
シャトー・メルシャン "ジェイ・フィーヌ" シャルドネ/甲州 2001
メルシャン
長野 (日本)
\1,2802003/07/02 カーヴ・ド・リラックス
良いワインをしこたま飲んだ翌日のワイン選びは難しい。 というわけで、今日はコロッと指向を変えて国産の白をチョイス。 国産ワインっていうと、「輸入ワイン,国産ワイン使用」でヴィンテージも無くて720mlで、 ってのが多いけど、このワインはその点きちんとしている。 葡萄は福井/長野のシャルドネと山梨の甲州(国産葡萄100%)、ヴィンテージは2001年、容量750ml。 葡萄の産地が広い地域に渡っていることを除けば、 ちゃんとしてるな、って印象。 合わせた料理は、エビとカリフラワーのグラタン、鮭の昆布巻き。
色は普通に薄め。グレープフルーツの果肉くらいの色。 香りは弱い。グラスを揺らすとクチナシの花のような甘く可愛らしい香りがあるにはあるんだけど、 そのまま嗅ぐと水道水のようなカルキっぽい香り。 フランス産の平均的な1,000円くらいのワインでももっとボリュームがあると思う。 これが土地の限界なのかなぁ、と若干寂しくなる。 で、口に含むと微妙にビックリ、ほんのり樽香がします。 ラベルにはそんなこと全く書かれてないんだけど、 師範判断では間違いなく熟成に木樽が使われていると思う。 がんばってるなぁ、と少し感心。 味は、何の料理も邪魔しないような、極めて中庸な味わい。 バランスが良いと言えば言えるし、物足りないとも言える。 後味に樽の香りとコクが残って、なんだか昨日のルフレーヴが思い出されて、 ちょっと幸せな気持ちにもなれたりする。
いたずらに目立とうとせず、素直にきちんと造ったらこうなりました、って感じだと思う。 一本じっくりの夕飯にはこういうのも良い。 でも、これが良かったからといって"J-Fine"シリーズの他の(赤とか)も買って飲むかと問われると、 ちょっと判断に迷うなぁ、ってのが正直なところ。
72点自宅にて

9日(土)

折からの台風による雨風が吹き荒れる中、N氏宅にて遊びの打ち合わせ兼飲み会。

Bellecourt Chardonnay Brut N.V.
ベルクール シャルドネ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Bellecourt
ベルクール
Mousseux
発泡
(Vin Mousseux de Qualite)
(ヴァン・ムスー・ド・カリテ)
(France)
(フランス)
\1,1802003/07/02 カーヴ・ド・リラックスリラックス
最初の泡は師範が持参。 ホントはシャンパーニュとかがあれば良かったんだけど、 手ごろなものを在庫してなかったんでこれをチョイス。 まぁ一本目なんで、あまり難しいこと考えずキューッとイクんだったらなんでも一緒ですがな、 というノリで。
色は薄めのレモン色。泡はシャンパーニュとかと比べると泡立ちも少ないし、キメも粗い。 かつネットリ感も控えめ。 と、ここまでは安スパークリングの典型だったんだけど、香りはちょっとイイ。 リンゴみたいなやや甘い感じの香りが拡がって、なかなかの雰囲気。 味は、やや甘味があって、なかなか頑張ってはいると思うんだけど、 いかんせん苦味がいかん。炭酸のジリジリ感と相まって、 なんだか全体にガチャガチャした雰囲気は否めない。
値段を考えればさもありなん、な内容。 でも、やっぱりスパークリングに関しては(本家シャンパーニュを除けば) ヨーロッパ諸国じゃない国々の産の方が一発逆転があって面白いと思う。
70点N氏宅にて

Chassagne-Montrachet 1999
シャサーニュ・モンラシェ 1999
Etienne Sauzet
エティエンヌ・ソゼ
Blanc
Chassagne-Montrachet
シャサーニュ・モンラシェ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,7052003/07/27 関内サンタムールカツミ商会
泡が廉価版だった分、白はちょいと張り込んで「プチ破戒」価格のモノを持参。 造り手の「エティエンヌ・ソゼ」は、ご存知ピュリニー・モンラシェ村の盟主。 昨年頂いたバタール・モンラシェは大ビックリの一本だったんで、 畑の格は随分下、かつヴィンテージも若いけどあの片鱗くらいは味わいたいな、ということで。
で、結果、かなりの片鱗を味わえた気がする。 色は濃くなく薄くなく、非常に普通の白ワインの色。 クルクル回すと、ややネットリ感が高いような気がしたけど気のせい (というか「高級品」というイメージがそう感じさせている)かもしれない。 香りはまさに高級風、これは気のせいではない。 ビスケットのような上品な樽香と、同様に品の良い蜜香がしっかり感じられる。 畑の限界か、ボリューム的にはグラスのボウルから溢れるほどではなく、 こっちから鼻を持っていかないと感じられないくらいではあるけど。 味も高級。コクと酸味のバランスが良くて、やや小さめながらキレイにまとまっている。
スッゲーッ!って程じゃないけど、破戒価格も十分納得の高級感。 昨年のバタールと比べると、香りや味の「量」的な意味では圧倒的に足りないけど、 「質」的には似たような傾向が感じられた。
81点N氏宅にて

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 1998
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 1998
Jayer-Gilles
ジャイエ・ジル
写真撮ったけど操作ミスで消去
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802003/08/09 みちのく岩手のワイン屋 竹澤ラック・コーポレーション
赤の1本目も師範が持参。 ブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」の血筋で・・・ なんて説明が不要なくらい有名造り手「ジャイエ・ジル」のオート・コート・ド・ニュイ。 道場では過去1994と稽古している(白やオート・コート・ド・ボーヌを入れるともっと多数)。 このワインは、師範には珍しくWeb Shoppingなる手段で購入した6本のうちの1本、 他のワインを占う意味でもイケてるワインであることを期待して。
色はやや薄めの赤紫。ACオート・コート・ド・ニュイならこのくらいか、って感じの色。 香りは凄い、まさに凄い。木イチゴっぽいキュートな果実香と、 なんといっても甘い感じの樽香が爆発的に香る。 もう注いでいるそばからニンマリしてしまいそうな香りの良さ/ボリューム。 これで味もギュッと詰まっていれば申し分ないんだけど、 格付けや値段は正直というか、味はかなり軽い。 薄い/物足りないってほどじゃないんだけど、 香りが凄いんでそれとのギャップを感じてしまう。
抜栓後2時間くらい経つと、 香りも痩せて味も酸っぱくなって、 もう既に終わりの状態。 抜栓直後が一番好印象。
とはいえ、なんだかんだ言ってもこの香りは他に得がたい。 バーン!と最初に存在感を示すあたり非常に打楽器的。 そういった意味では1994も同じ印象なんで、 造り手の個性なんだろうね。 (ワインの状態は非常に良かったと思う。残りの5本も楽しみ)
82点N氏宅にて

Gevrey-Chambertin "En Champs" Vieilles Vignes 2000
ジュヴレ・シャンベルタン "アン・シャン" ヴィエイユ・ヴィーニュ 2000
Dom. Denis Mortet
ドメーヌ・ドニ・モルテ
写真撮ったけど操作ミスで消去
Rouge
Gevrey-Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より (\6,280)(2002/10/19) (長谷川酒店)ラック・コーポレーション
赤の2本目、メインのワインはO氏が持参。 最近流行、 というかよく耳にする造り手「ドニ・モルテ」の畑名付き&古樹のジュヴレ・シャンベルタン。 道場的には初稽古ゆえ、非常に愉しみ&ウキウキ気分で抜栓。
色は、前のジャイエ・ジルに比べると明らかに濃い。 香りは・・・弱い。というか、普通だったらこれでも結構香りが立っているのかも知れないけど、 前のがあまりに凄かったんで、相対的に損している感じ。 味では形勢逆転、キュッと締まった酸味と甘味がハッキリあって、 こっちのほうがずっと存在感がある。
抜栓1時間後くらいがピーク。 香りの量でもジャイエ・ジルにかなり迫る(といっても追いつきはしない)ところまで行ったし、 味も丸くなっていわゆる「良いブルゴーニュ」な感じ。
抜栓2時間後はさすがに下り坂。でもジャイエ・ジルよりはまだ保っていたような。
とってもマトモで、教科書的な良さのあるブルゴーニュ。 でも、隣に暴れん坊がいると目立たなくなってしまうのも事実。 でもでも、しっかり見てあげればこっちの良さも感じ取れるのも事実。 でもでもでも、6,000円以上も出したらもう一声欲しいというのもこれまた事実。
83点N氏宅にて

まだ真人間なうちにワインも無くなって、その後はハードリカーをチビチビと。 このメンツだとワイン4本じゃ足りん、ということが判明。
・・・というような具合で、皆様お疲れ様でございました。


7日(木)

Marquis de Bolland "La Collection" Merlot 2002
マルキ・ド・ボーラン "ラ・コレクスィオン" メルロー 2002
Marquis de Bolland
マルキ・ド・ボーラン
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\5902003/07/02 カーヴ・ド・リラックスリラックス
道場開設以来使いつづけてきたパーソナールコンピューターが死にかけたんで、 意を決して新しい機材を購入。その立ち上げやら何やらで、 あんまりゆっくり食事を摂る気分でも無いんで、作業がてら飲めるような気安いモノをチョイス。 この銘柄のワインは、赤だと過去にカベルネ・ソーヴィニョンシラーの1999を飲んでいる。 どうやらあまり印象良くなかったみたい。 というわけで、多少アレでもこういう慌しい日なら良いか、と。
色はキレイに澄んだ紫。 いわゆるボルドーとかのメルローと比べると、 より明るいというか光の透過率が高いような気がするのは気のせいか? 香りは・・・ムムム、って感じの雑巾臭。 その向こうにややツンッとしたイチゴっぽい果実香が現れる。 味は、酸っぱくて渋くて甘くて、それらがあちこち向いて、という若い赤ワインそのものって感じ。
こういう雰囲気のワインは冷やして吉、ってことで冷蔵庫に放り込んだ。 そうしたら随分印象が良くなった。
夏場だからかもしれないけど、ぬるい状態で飲んだらちょっと頂けない。 冷やしたら(良くも悪くも)マスキングされて、普通に飲めるワインにはなる。 なんっつーか、あんまりワインに力の入っていない場末のイタリアン/フレンチで出るテーブルワインみたいな感じ。
64点自宅にて

4日(月)

Taillevent "Grande Selection" Brut N.V.
タイユヴァン "グランド・セレクション" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Deutz
ドゥーツ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\4,7502003/07/31 エノテカ ウィング高輪店エノテカ
本日はプチ師範代の生誕3周年記念日。 料理はプチ師範代が最近お気に入りのものを中心に、ってことでエビフライとちらし寿司とオクラの酢の物。 というわけで、本来月曜は休肝日の予定なんだけど、 さすがにお祝い事なんで飲まずにはいられません。 で、選んだ(というかこのために買ってきた)ワインがコレ、 エノテカで売っててずーっと前から気になっていたタイユヴァン銘柄のシャンパーニュ。 造っているのはドゥーツという造り手らしい。 売価5,000円(5%割引利用)、それだけの価値があるのか興味津々。
色は、どちらかというと薄めな感じだけど、色調は赤みが強くてさすがシャンパーニュ。 泡立ちはものすごくキメ細かい。これまでシャンパーニュ以外のスパークリングを飲んで 「シャンパンに遜色ない」なんて言ってきたけど、やはり一枚超えられない壁があるな、って感じ。 香りもなかなかいい感じ。イーストっぽい感じに加えて、フランスパンの耳?の部分みたいな香ばしさがあって、 かつ熟したリンゴや葡萄っぽい甘酸っぱい香りもある。 3歳になったプチ師範代に嗅がせると「梨の匂い」らしい。 味も良いなぁ。冷静に味わえば酸味は強んだけど、なんだかいろいろ要素があって、 モワーッとした一体感があって酸味が強いとは感じさせないバランス。 これぞシャンパーニュですな、と一人で悦に入る。
良いシャンパーニュであることは間違いない。 幻想だとは思うけど、一流ドコロのフレンチ・レストランで食前酒を頂いているような、 そういう雰囲気があるような気がする。 ともあれ世間一般のNVに比べると一枚ウワテだとは思う。 でも値段も一枚ウワテなんで、それほど得した感はないけれども。
83点自宅にて

3日(日)

海水浴から帰ってきて(早めに出たので渋滞にもつかまらず僅か30分あまりで自宅へ)、 今晩は今晩で町内の盆踊り。 良いですねぇ、町内会主宰の盆踊りは。 缶ビールが200円、フランクフルト80円、綿あめ50円、ヨーヨー釣り30円。 プチ師範代(と師範は)小銭を握り締めて夏祭りを堪能。
それにしても、最近の盆踊りの変革ぶりはすさまじいですな。 キッチリ浴衣の先生方が櫓の上で荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」を踊り倒すべくハッスルする姿は、 古今東西文化のメルトダウンって感じで脳味噌がクラクラします。

Chablis Malfourches 2001
シャブリ マルフォールシュ 2001
Bertrand de Monceny
ベルトラン・ド・モンスニー
Blanc
Chablis
シャブリ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\9982003/06/14 関内 サンタムールカツミ商会
・・・というわけで(ってどういうわけだか・・・)、夕食中にじっくりとワインを、ってんじゃなくて、 夕方頃からチピチピ飲んで、お祭りで中断、帰ってきて残りを飲んだのがコレ。 1,000円以下の安シャブリだけど、畑名入りだったりしてちょっと高級風。
色は安シャブリらしい薄レモン色。ネットリ感もなくサラリとしていて値段なりの外観。 香りは、若く青いリンゴのようなギリッとした果実香と鉱物的な感じがあって、 いかにもシャブリでござい、って感じ。 味もいかにも。ミネラルっぽさがあって、酸味が強くて。 厚みが無くて薄いアルミニウム板みたい感じがするのは安シャブリゆえか。
兎にも角にもシャブリらしいシャブリではある。 美味いとか不味いとか以前に「若ぇの、シャブリつったら昔っからこういうもんだよ」という感じで、 あくまでストイック、あくまで地味。 それそれで良いんだけど、やっぱりウケないだろうね、特に米国人なんかには。
69点自宅にて

2日(土)

本日は、N氏家&師範家で海水浴のため葉山まで一泊二日/片道1時間弱の小旅行。 宿は、師範代の勤務先の保養所。 昨年は師範の勤務先のを使った(ソッチのほうが海から近い場所にあった)んだけど、 固定費削減のおり、今年手放された。大残念。 とはいえ今回利用した保養所も良いところでした。 静かな住宅街の中で、緑が多くて、部屋もきれいで、海上がり用のシャワールームとかが使いやすくて。
それはそうと、葉山には、公的資金投入下かつ業績大赤字のはずの 銀行系金融機関の保養所がババーンとあったりする。 黒字の会社が手放してるのに連中は現状維持って、なんだか「世の不条理」を感じるなぁ。

ってな愚痴は置いといて、保養所に持ち込んだのが以下のワイン。

Chassagne-Montrachet "Vieilles Vignes" 2000
シャサーニュ・モンラシェ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" 2000
Michel Colin-Deleger et Fils
ミシェル・コラン・ドゥレジェ・エ・フィス
Rouge
Chassagne-Montrachet
シャサーニュ・モンラシェ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802003/07/02 カーヴ・ド・リラックスサントリー
保養所なんで、食事は食堂で。当然食事の時はビールで乾杯。 そこそこ満腹になって、風呂に入って汗を流した後この赤ワインを。 というわけで、食事と一緒に、ってわけじゃなくて食後にチビチビと飲みました。 このコラン・ドゥレジェのシャサーニュ・モンラシェVVは、随分以前に1996と稽古済み。 かなり好印象だったんで、稽古範囲価格ながら結構イケるかも、と期待して。
色は濃い感じではあったけど、 宿の冷蔵庫から出してすぐだったし、光が蛍光灯だったんで良く判りません。 香りはバッチリ。凝縮感たっぷりの果実香もあるけど、 それを上回るソーセージ的な獣っぽい香りがあるあたりが南のブルゴーニュ風。 樽香も強すぎず弱すぎずで丁度良い。 ただ、味がちょいと残念。冷えすぎてて分が悪かった、ってのもあるとは思うけど、 ほんわりまろやか、ってんじゃなくてややキチッと鋭角な固さがある感じ。
香りは大オッケー。味の固さはまだ若かったのか、あるいはこういうものなのか。 相対的には1996の方がやや好印象。もちろん覚えてるってわけじゃなくて、 過去の記録を見る限りそう感じる、ってことだけれども。
83点師範代勤務先 葉山保養所にて

我々のために梅雨明けしたみたいに天気が良くて、十二分に海を堪能した小旅行でありました。


前月分

by 師範