稽古日誌:2003年12月

文中では何度も書いているけど、裏ラベルを隠すように貼られる輸入元のステッカー、 あれはなんとかならないもんですかね? 別に「裏ラベルも含めて芸術品だ」なんて言うつもりはサラサラ無いけど、 本来造り手が消費者に対して伝えたいことがあって貼られたものを、 流通を担当しただけの輸入元が隠してしまうことに大きな違和感を感じるのは師範だけではないはず。 そのワイン向けに作られたステッカーで、 甘口/辛口やら特徴やらが書かれたものであればまだ理解もできるんだけど、 ただ単に輸入元の住所等だけしか書いてない無駄にデカいステッカーで隠しているモノ、 あれはホントに頂けない。 輸入元として何らメリットがあるとは思えないんで是非再考をお願いしたい。
それとは別に、ボトルの首(キャップシールの下端)にグルリと貼られてるのもどうかと思う。 噴いた履歴があるかどうかキャップシールを廻して確認するのを邪魔する目的だよね、 アレって。これは輸入元としてはメリットがあってやってるんだろうけど、 なんだかとっても姑息に感じるんだよなぁ。

翌月分

31日(水)

Saint-Aubin "La Pucelle" 2001
サントーバン "ラ・ピュセル" 2001
Dom. Roux Pere & Fils
ドメーヌ・ルー・ペール&フィス
Blanc
Saint-Aubin
サントーバン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,3502003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
いよいよ今年も今日で終わり。 歳をとるごとに1年が短くなって参りますなぁ、 などと年寄り臭いことを考えつつ、 プロレスばっかで紅白歌合戦しか見る番組が無いのを見るでもなく流しつつ、 馬刺/グラタン/年越しそば等、脈絡の無い大晦日メニューに合わせつつ飲んだのがコレ。 このワインはつい先日稽古済みのモノだけど、 セールで激安価格になってたんで喜んで購入。 適当に厚みのある白で、こういうメニューには合いそうだな、と。
で、当然ながら飲んだ感じも想像通り。 ほんのり樽が乗っててややセメダインっぽい香りもいい感じだし、 甘味や酸味、その全てが傑出しない味も期待通り。 ただ、"平成の酒豪"である兄嫁(妊娠中)に言わせれば『後味が貧相』だそうな。
ともあれ結構美味いです。これくらいの値段なら間違いなく買い。 横浜近辺在住の安ワイン者は買いに走るべし!・・・って正月から誰も走らんですな。
80点師範実家にて

Fixin 1er Cru "Clos du Chapitre" 1999
フィクサン・プルミエ・クリュ "クロ・デュ・シャピトル" 1999
Liger-Belair
リジェ・ベレール
Rouge
Fixin 1er Cru
フィクサン1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,3802003/11/28 Wine & Mart 樽屋 横浜ダイヤモンド地下街アンフィニー
大晦日の2本目。本年最後の一本。 チョイスしたワインは、ブルゴーニュ北端の村の赤。 造り手「リジェ・ベレール」は、 かつてラ・ターシュ(現在はDRC単独所有の畑)を所有していたこともある由緒ある方らしい。 なんて聞くと期待十分だけど、この店で買うバーゲン品はかなり怪しいからなぁと思いつつ抜栓。
で、まず色から驚き。およそフィクサンとは思えない黒々とした色合い。 香りもバッチリ。こういうことに辛辣な師範実兄(ジャン・レノ似)も「この香りはイイ」だそうな。 甘く焦がした樽の香りと、木苺っぽいフルーツ香が非常にいいバランスで香りをかもし出している。 味は、香りに比べるとやや非ナイス・バディな感じはあるけど、 それでもこの値段を考えれば信じられないくらいの充実具合。
いやー、2380円でこの内容は大ヒット、普通ありえないですね。 ホントおいしいワインってのはどこに転がってるか判らんもんですな。 ともあれ、去り行く2003年を偲ぶにふさわしいワインでありました。
86点師範実家にて

30日(火)

Chateau Carbonnieux (Rouge) 1997
シャトー・カルボニュー (赤)1997
Ch. Carbonnieux
シャトー・カルボニュー
Rouge
Pessac-Leognan (Grand Cru Classe de Graves)
ぺサック・レオニャン (グラーヴ特選銘柄)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,500 (2本よりどり5,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
九州の山深い中にある師範実家に寄生虫 じゃなくて帰省中。 忘年会と称して実家近所の和中洋食レストラン「ふじや」で夕食を採った後、 実家に帰って抜栓したのがコレ、 グラーヴ(ぺサック・レオニャン)の特選銘柄シャトー・カルボーニュ。 このワインはとっても昔に1989と稽古済み。 かなり好印象だったんで若干期待して持参。
色は相当濃くて、なんとなく良さげな褐色で期待十分。 香りも結構いい感じ。やや樽の焦がしが強いのか煙たいような香りもあるけど、 いかにもカベルネらしいカシスっぽい香りやらもあってなかなか。 ただ、味が残念。とにかく固い。渋いというより苦いに近い味筋で、 そのくせそれほどボリュームも無くて、やせ我慢的禁欲風な味。
香りは悪くなかったんだけどねぇ。 食後とはいえ4人くらいで飲んだんで、1時間もしないうちに飲了。 でもその1時間の間でも良い方に変化する雰囲気は無かったなぁ。 やっぱりイマイチな年だったのか、このランクにしては安いと思ったんだけど、 値段は正直ですな。
73点師範実家にて

28日(日)

Croft Fine Tawny Port N.V.
クロフト ファイン・トウニー・ポルト (ヴィンテージ無し)
Croft
クロフト
Fortified
酒精強化
Port
ポルト
Port (Portugal)
ポルト (ポルトガル)
\1,2252003/10/26 横浜ワールドポーターズ S☆PARKリードオブジャパン
ここ3週間くらいかけて飲んでいたポルトも、ようやく今日飲了。 このポルト、在庫処分で半額だったもの。 ポルトなんて、多少劣悪な保存環境にあったとしても、 そもそもが強いワインなんで大丈夫と思って購入。 というわけで、ここ3週間の移ろい具合を下記に。
12/07:抜栓初日。トウニー・ポルトらしい枯れた甘さが感じられるものの、 若いポルトとか南仏のワインにありがちな青臭さも未だ健在。
12/13:なかなか飲む機会に恵まれず一週間後。 若さはかなり影をひそめて、結構いい感じのポルトに。 この状態を保存したくて今日から冷蔵庫の野菜室へ。
12/14:プチ師範代のお友達ご一家と。 あまりポルトとか口にされたことないらしく、しきりに珍しいと言われてました。ウケて良かった良かった。
12/23:久しぶりに飲んでみた。冷蔵庫に入れていたせいか味や香りに変わりはないけど、 若干色が濁ったような。底のほうに近づいて来たから?
12/25:開けて半月以上経っても香りや味は健在。色は前述のごとく濁った感じ。 あと1/4ほどなんで年内には完飲かな?
12/28:抜栓から3週間、いよいよ飲了。 ホントに香りと味は変わらなかったっすね。色はさすがに最終日は澱で濁りまくってたけど。
トータルの印象としては、この値段で買えるポルトとしてかなり高品質だったように思う。 在庫処分で安くなったポルトは狙い目ですぞ。
78点自宅にて

27日(土)

本日は、バンドの練習の後、ベース氏宅の新居訪問(いやはやビックリ大豪邸)&忘年会。
料理は、不思議なタレ(卵黄と醤油とカツオだしをベースとしたもの) の鍋とかを出して頂いて。

酒は、まずは途中に寄った目白田中屋で買ったベルギービールを4種5本ほど。 やっぱり個性があって美味いですね、ベルギーのビール。 一番良かったのは"Orval"という修道院のビール、 一番どうでも良かったのは"Blanche de Brussels"とかいう白ビール。
その後ドラム氏持参の清酒浦霞禅 純米吟醸を。 軽い吟醸香、端麗な味わい、スルスル飲める清酒でありました。
そして、師範が持参したのが下。

Pommard 1er Cru "Les Epenots" 2000
ポマール・プルミエ・クリュ "レゼプノ" 2000
Dominique Laurent
ドミニク・ローラン
Rouge
Pommard 1er Cru
ポマール1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,0002003/11/26 やまや渋谷店やまや
せっかくだからハズさないワインを、ということで若干破戒価格の高級モノを。 それでも、ドミニク・ローランの1級畑が(ボーヌとはいえ) この値段で買えるようになったのは嬉しい限り。
色は、普段を照明/グラスが違うんで良くわからなかったけど、 ブルゴーニュにしてはかなり濃い色だったような。 香りや味の印象からか、なんとなく微妙にこげ茶色だったような印象あり。 香りは、ドミニク・ローランお得意の強めの樽香。 やや樽のローストも強めなのか、うっすらとこげたカラメルっぽい香りがある。 それでも、樽に負けない果実香もあるんで特にバランスは崩していないのはさすが。 味は、美味いには美味いけどちょっと固かったかな。 固さの質も酸より渋味が顕著、なんとなく若いボルドーを思わせる雰囲気。
予想通りちょっと若かったけど、概ね期待通りの内容。 大きめのグラスだったらもっと好印象だったかも。 やっぱり美味いですな、ドミニク・ローランは。
(83点)自宅にて

お世話になりました。


26日(金)

Maximin de Corbin 2000
マクシマン・ド・コルバン 2000
Ch. Corbin
シャトー・コルバン
Rouge
Saint-Emilion Grand Cru
サンテミリオン特級
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,667 (3本よりどり5,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
本日の夕食は、スコットランド産スモークサーモン(O氏の海外出張土産)のマリネと油淋鶏。 またまた白でも赤でも良さげなメニューだけど、 ここんとこ自宅飲みは白が多かったんで赤をチョイス。 ボルドーはサンテミリオンの特級なんだけど、 造り手のところには"Societe Civile Chateau Corbin"の文字がある。 シャトー・コルバンのセカンドかなんかでしょうか? Webでサーチしてもその手の情報は全く無かったんだけど。
色は、お約束のように向こうが見えない青黒い濃さ。 香りは、ボルドーの右岸らしいカシスっぽい果実香と煮豆っぽい香りがちゃんとある。 ただ、いかんせんボリュームは小さめ。 味も、香りの印象と同じくちゃんとボルドー右岸な雰囲気だけど、 やっぱり厚みというか迫力に欠ける内容。
抜栓後2時間くらい時間が経つと、香りはややボリュームを巻き返したと思う。 ピーマンのような青っぽい香りが余計に出てきたけど。 でも味は軽いまんま。
2000年産で、名門の出らしくて、セール価格で、ってことで飛びついたんだけどなぁ。 飲んでみるとこの値段のボルドーより以上でも以下でも無い内容。
70点自宅にて

25日(木)

Petit Chablis 2001
プティ・シャブリ 2001
Morreau-Naudet
モロー・ノーデ
Blanc
Petit-Chablis
プティ・シャブリ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,000 (2本よりどり2,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
今週は師範が夕食当番。本日の夕食は、タラのポワレ トマトソース、豚のソテー 和風ソース。 ワインは赤でも白でも良さそうなんだけど、 大掃除とかでちょっとくたびれてたんでサクサク飲めそうな白、 ってことで久しぶりのプチ・シャブリをチョイス。 造り手の「モロー・ノーデ」というみょうちくりんな名前の方は、 近年評価を上げている造り手らしい。
色はキレイなレモンイエロー。 「プチ」なんて書いてあると薄いような気がするけど、濃くは無いけど薄くも無い。 香りは、なるほど北方のシャルドネな青リンゴっぽい果実香。 あと、シャルドネにあるといわれるミネラルっぽい雰囲気もある (っていうか、多分この香りだとは思うけど、ミネラルの香りなんて嗅いだことないんで確信持てず)。 味はいい感じにコクがある。酸味もあるけど酸っぱくない。 ワケわからんとお思いでしょうが、酸の要素はタップリあるんだけど酸っぱくないんですな、これが。
やっぱり良もんですな、正統派シャルドネ。 まずなにが良いって主張が穏やかで全く飲み飽きない。 それでいて物足りなさも感じない。こういう白が日本の家庭には使いやすいと思う。 やっぱシャブリよシャブリ、シャブリ万歳ですわ、ええ。
76点自宅にて

24日(水)

クリスマス・イヴ、ご近所宅にお呼ばれ。

Ayala Brut N.V.
アヤラ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Ayala
アヤラ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,9802003/12/01 みちのく岩手のワイン屋 竹澤合同酒精
クリスマスと言えばシャンパンであります、ってことで持参。 もちろん師範はクリスチャンじゃないからクリスマスに特段の思い入れはないけど、 日本人たるもの、クリスマスで飲んで、大晦日はお寺の除夜の鐘を聞いて、 正月には神社に初詣に行くというのがヤオヨロズの神をお祭りする正しき姿勢であります。
で、ビールを頂いた後、景気良く抜栓。 泡の勢いとかキメの細かさはさすがシャンパーニュ。 色はかなり赤みが強い。黒葡萄が多めなのかな? 香りに特段の個性はなく普通にシャンパーニュ、味にも特段の個性はなく普通にシャンパーニュ。 でも、変にひっかかることなくスルスルとスムーズに飲める。
良くも悪くも普通のシャンパーニュ、どちらかと言うと軽快な感じ。 ものの本によると「伝統的かつ頑固でコクのある造り」みたいなことが書かれているけど、 あんまりそういう雰囲気はなくて、名前の雰囲気通り女性的で軽やかな内容。
77点ご近所宅にて

Guenoc Special Selection California Cabernet Sauvignon 1997
ゲノック スペシャル・セレクション カリフォルニア カベルネ・ソーヴィニョン 1997
Guenoc Winery
ゲノック・ワイナリー
Red
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\9802003/11/28 Wine & Mart 樽屋 横浜ダイヤモンド地下街宝酒造
持参したもう一本は、 カリフォルニアのカベルネ。 お店のPOPには、石原裕次郎ゆかりのワイナリーでどうとかこうとか書いてあった。 確かに、以前そういうラベルのワインがあったような気がする。 石原裕次郎とか美空ひばりとか、およそワインとは関係ない人がラベルに書かれて、 なんだか意味不明なプレミアが付けられて売られることがあるけど、 あれって儲かるんですかね?
色はカリフォルニアのカベルネにしては赤く明るい紫。 ちょっと濁った感じがするんで澱があったのかも。 香りは、果実香バンバン!って感じじゃなくて、 ややケモノ的な熟成香に支配されている。 味もやや熟成系。厚みとか迫力は感じないけど、 スルスルと抵抗無く飲める雰囲気。
そこそこ普通のカリフォルニアがちょっと熟成しました、って感じかなぁ。 980円でこの内容なら文句は無い、というか珍しい買い物をしたという印象。
74点ご近所宅にて

23日(火祝)

Gewurztraminer 1997
ゲヴュルツトラミネール 1997
Wolfberger (Cave Vinicole Eguisheim)
ヴォルフベルジェ (エギスハイム生産者組合)
Blanc
Alsace Gewurztraminer
アルザス・ゲヴュルツトラミネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\7982003/11/28 Wine & Mart 樽屋 横浜ダイヤモンド地下街JAL Trading
本日の夕食は、師範自ら買出し/調理で、 カルパッチョ2種(マグロとヒラメをさっぱりドレッシングで/マグロとアボカドと豆腐を胡麻ドレッシングで)、 イカのニンニク炒め。 当然ワインは白であります、というかワインを先に決めてて、 それに合いそうなメニューを拵えた、というのが正直なところ。 選んだワインはアルザスのゲヴュルツで、お値段ビックリの798円。 アルザスとかも安くなったもんですなぁ。 1997とちょっと古めなのが気になると言えばなるけど。
抜栓して、コルクの裏には小さな酒石がビッシリ。 ワインの色はかなり濃い目の黄色。1997と古めだからこんだけ色付いたのか、 そもそも濃かったのかは師範には不明。 香りは、ゲビュルツにお約束のライチっぽさがバッチリ。 口に含んでも殆どライチ、いやーホントに判りやすい香り。 味は、やや甘味が残っているスムーズな飲み口。 ただ、酸が殆ど感じないんで、ちょっと腑抜けたような印象を受けるのが残念。
時間が経つと、酸味の無さがかなり致命的で、なんだか杯が進まなくなる。
とはいえ値段を考えれば相当お買い得。 一杯だけとかだったら結構ハッタリの効くワインだと思う。 というわけで、普通の人たちに飲ませるゲビュルツはコレじゃなくて コッチの方がウケが良かったんだろうなぁ。失敗したなぁ。
71点自宅にて

20日(土)

毎年恒例、N氏宅での忘年会。

Perrier Jouet "Belle Epoque" Brut 1996
ペリエ・ジュエ "ベル・エポック" ブリュット 1996
Perrier Jouet
ペリエ・ジュエ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\7,9802003/12/01 みちのく岩手のワイン屋 竹澤麒麟麦酒
当然1本目はシャンパンで。 O氏の『ヴィンテージ・シャンパンが飲みたい』というご要望にお応えして師範が持参したのは、 ド派手なシャンパンの筆頭ペリエ・ジュエのベル・エポック。 エミール・ガレ作のアネモネの画がボトルにエッチングされていて、 この値段のうちのどれくらいがボトルの費用なのかなぁ、と貧乏人は気になったりする。
で、抜栓。思いのほかガス圧は弱い。「シュッ!」じゃなくて「スゥーッ」って感じで抜栓。 香りは、重い系のシャンパンらしいパンとか味噌のようなイースト香りがしっかりしている。 ただ、残念ながら隣で抜栓したシャンメリーの猛烈な甘い香りには数歩及ばない。 味は、酸がしっかりしていてガッシリと濃い。 ボトルデザインからは華麗なシャンパンを想像するんだけど、 飲んで見るとどちらかというと重厚長大系。
ずしりと重いシャンパン。これくらいのものだと1996ではまだ若いのかな。 美味いには美味いけど、残念ながら値段を考えるともう一歩上を期待するのが正直なところ。
82点N氏宅にて

Sancerre "La Clemence" 2002
サンセール "ラ・クレメンス" 2002
Vincent Pinard
ヴァンサン・ピナール
Blanc
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
\1,667 (3本よりどり5,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
白は、普段あまり飲まないロワールのものを持参。 造り手の「ヴァンサン・ピナール」はサンセールの優良生産者といわれているらしい。 道場では大昔に"キュヴェ・フロレス"と稽古済み。
まず、色を見て若干後悔。 色はほとんど無い。薄〜い薄〜い麦わら色。「こりゃ薄々のワインかも」と心配したけど・・・ 香りはいかにもフランスのソーヴィニョン・ブラン。 野原の草っぽい香りとグレープフルーツのような香り、 ボリュームもなかなかあって香りは楽しい。 味もいかにもこの品種。キレイな酸味とグレープフルーツっぽい軽い苦味。 なかなか濃い感じで「色じゃ内容は判断できまへんな」であります。
とりわけどう、ということもないワインだったけど、 料理(キンメダイの香草焼)にはちょうど合っていたし、 いつもと趣向が変わってて面白かったんじゃないでしょうか。
76点N氏宅にて

Chambertin Clos de Beze 1999
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 1999
Dom. Pierre Damoy
ドメーヌ・ピエール・ダモワ
Rouge
Chambertin Clos de Beze (Gevrey-Chambertin Grand Cru)
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ (ジュヴレ・シャンベルタン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より サントリー
本日のメイン、O氏持参のワインはピエール・ダモワのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ。 恥ずかしながら師範にとっては初クロ・ド・ベーズ。 造り手のピエール・ダモワは、この畑最大(約1/3)の所有者らしい。 ボトルも太くて重くて高級感バッチリ。
で、これが「参りました」っつーくらい美味いワインでした。 まず気のせいか色がキレイ。テラテラと光るような赤紫。 香りは、まず最初に最高級のセメダインっぽい香りがフーッと。 その後、熟した果実の香りと、焦がしすぎない甘いバニラっぽい樽香がパーッと。 グラスにちょっと置いとくと、バニラだった香りがカラメルっぽく変化。 味も非常にキレイ。スーッと口に入ってきて、口の中でポーッと膨らんで、 サーッと喉の奥に流れ込んでいく様はまさに高級ブルゴーニュ。
いやはやキレイなワインでした。まるで美少女コンテスト優勝の女子高生みたいなキレイさ。 これに妖艶さが加われば怖いもの無し。
93点N氏宅にて

Chateau Cantemerle 1999
シャトー・カントメルル 1999
Ch. Cantemerle
シャトー・カントメルル
Rouge
Haut-Medoc (5e Grand Cru Classe)
オー・メドック (メドック5級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,9802003/10/22 カーヴ・ド・リラックス日合商事
ボルドーも師範が持参。モノはオー・メドックの5級、シャトー・カントメルル。 ホントはもう少し年をとった、というか熟成してそうなボルドーが良かったんだけど、 師範クラスの生活だとなかなか手持ちにそう都合の良いワインは無いわけであります。
一杯目、「やっぱり順番が悪かったなぁ」というのが正直なところ。 前のワインがあまりにキレイ過ぎてねぇ。 ボルドーらしい青臭いような香りとか、まだまだ若くてこなれていない渋味とか、 ちょっと苦味ともとれるような焦がしの強い樽香とか、 そういうのがいかにも無理しているようで、なんだか雑味いっぱいに感じられる。 時間が経って前のワインを忘れると、いかにもボルドーらしいワインだし、 やや甘味もあってなかなかイケてるワインであることを再確認できるけど。
安ワイン価格の格付けボルドーとしてはそこそこ良いパフォーマンスを発揮していたと思う。 でも、やっぱり順番がねぇ。難しいもんであります。
80点N氏宅にて

毎度手造りの美味い料理、ありがとうございます>N氏。

17日(水)

Angels Creek Reserve Viognier "Lodi" 2001
エンジェルス・クリーク リザーヴ・ヴィオニエ "ロダイ" 2001
Angels Creek
エンジェルス・クリーク
White
Lodi (USA)
ロダイ (アメリカ合衆国)
\1,000 (2本よりどり2,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
週明け恒例、2日連続休肝日明け。 ちょっと重めのワインが飲みたいなぁ、と思って赤を手にしたところ、 本日の夕食は鶏肉とキノコと野菜のクリーム煮。 うーん、っと悩んだ挙句、ちょっと濃そうな白をチョイス。 全く知らない造り手で、米国産には珍しくヴィオニエから造られているらしい。 ただ、残念ながら冷えてない。 そもそもセラーなんて持ってなくて、冷蔵庫には1本くらいしか冷やしてないんで。 でもまぁ良いっか、 ラピッドアイス巻いて冷蔵庫入れとけば 飲んでるうちには冷えるだろ、という腹づもりで抜栓。
色はそんなに濃くないけど系統的には黄金色。 抜栓直後(ほぼ常温)では香りは思いのほか強い。 もちろん温度が高いってこともあるだろうけど、 蜜のような香りと花のような香りがバンバン。 (輸入元が貼った裏書によれば、 「洋ナシ、マンゴー、スイカズラの花、ヴァイオレット」の香りがするらしい。 「洋ナシ、マンゴー」はなんとなくわかるけど、「ヴァイオレット(スミレ?)」はどうかなぁ? 「スイカズラの花」は例えがレアだなぁ。 スイカズラってクチナシみたいな香りだっけ?だとすればそういう香りはあると思う)。 味も、ちょっとやんちゃな感じで甘苦いながら存在感は結構ある。 1杯目のインパクトはなかなかのものがある。
抜栓後30分もすれば良い感じに冷えた。3杯目からは普通の温度で。 それでもそんなに印象が変わるでもなく、やはり香りも味もインパクトのある白。
更に時間が経つと、こういうワインによくある飲み飽き。 アルコール度数も高そうで(明記されていない)、 半分過ぎてなんだか杯が進まなくなるうちにソファーに横になって寝ちゃった。
値段を考えるとなかなか質の高いワインだと思う。 特に、これからの季節によくある「複数人でワイワイと」って席には合いそう。 あと、今の時期白ワインは(寒い部屋に置いてあれば)敢えて冷やして無くてもそこそこ飲めるし、 ラピッドアイスと冷蔵庫があればすぐに冷えることを知ったのも収穫。
75点自宅にて

14日(日)

本日は、プチ師範代の保育園ともだち2人とそのご家族を拙宅へ招いてのクリスマス会。 三家族で大人5人/子供5人。飲む人は男性2人とちょこっとの女性2人。

料理は、手抜き、もとい 手巻き寿司と鶏の丸焼き、デザートにイチゴケーキという、 いかにもクリスマス、いかにもお子様が喜びそうなモノにしました。

飲んだワインは以下の3本。全て師範のチョイスで。

Gloria Ferrer Blanc de Noirs N.V.
グロリア・フェラー ブラン・ド・ノワール
Gloria Ferrer (Freixenet Sonoma Caves)
グロリア・フェラー (フレシネ・ソノマ・カーヴ)
Sparkling
発泡
Sonoma County (USA)
ソノマ・カウンティ (アメリカ合衆国)
\1,667 (3本よりどり5,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
一本目は当然泡モノで。 モノは、リピート買いはあまりしない師範が幾度もリピートしているグロリア・フェラー。 道場開設以来これで6本目。 今回も華やかな色/香りとそこそこのコク (あんまりコクがありすぎても相手が手巻き寿司だしね)を期待して。
で、このワインの素晴らしさはまずその色だよなぁ、と。 ロゼってほど濃くは無いけど、ほんのり薄ピンクオレンジ色で、 なんかこう「美味い飲み物」な感じが満点。 もちろん香りもちゃんとしているし、味も軽めながら必要なところは押さえていて、 この値段で買えるスパークリングとしてはまさに出色。
師範的には「なんちゃってシャンパーニュ」として他の追随を許さないスパークリングの位置付け。 これからのシーズン、とっても重宝だと思う。 お近くに「やまや」があるお宅は是非。
79点自宅にて

Gewurztraminer "Hugel" 2001
ゲヴュルツトラミネール "ヒューゲル" 2001
Hugel et Fils
ヒューゲル・エ・フィス
Blanc
Alsace Gewurztraminer
アルザス・ゲヴュルツトラミネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,667 (3本よりどり5,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
2本目も華やか狙い。確実そうな線でアルザスの有名ドコロを。 ヒューゲルのゲヴュルツとは4年前に 1996と稽古済み。 その時の印象は「香りは良いけど・・・」って感じだったみたいだけど、 果たして2001はどうかな?と。値段はちょっと上がってるけど。
で、結論から言えば「年は変わっても同じ作り手の同じ銘柄は同じようなワインになるんだなぁ」というのが実感。 香りは良いんですよ。ゲヴュルツらしいライチっぽい華やかな香りが満開で、とっても楽しい雰囲気。 でも、その香りにつられて口に含むと、かなり硬い飲み口と奥の方の苦味に意表を突かれる感じ。 そうであることを想定してはいたんで、ビックリでは無かったけど。
前回も感じたけど、やっぱり「長熟仕様」なんですかね? とはいえ皆さんパカパカと飲んでいらしたんで、今飲んだら飲みづらいってほどじゃないとは思うけど。
73点自宅にて

Vosne Romanee 1er Cru "Aux Brulees" 1999
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ "オー・ブリュレ" 1999
Dom. Michel Gros
ドメーヌ・ミシェル・グロ
Rouge
Vosne Romanee 1er Cru
ヴォーヌ・ロマネ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,6862003/11/01 関内 サンタムールカツミ商会
手巻き寿司が終わって、鶏の丸焼きに合わせてメインの赤を。 モノは、名門グロ一族の本家筋でありながら今ひとつパッとした評判を聞かない"ミシェル・グロ"の ヴォーヌ・ロマネ1級オー・ブリュレ。 1999からラベルデザインを変えて、ますます垢抜けなくなった気がする。 この造り手、オート・コート・ド・ニュイとかの安いやつは、 なかなか美味くてコスト・パフォーマンスが良いんだけどね。
色はシッカリと濃くて期待十分。 で、香りを嗅いで、「いいジャン良いじゃん」な内容。 いかにもブルゴーニュらしい、木イチゴっぽいキュートな果実香とソフトだけど甘い感じの樽香がいっぱい。 味は、バランス良くてポテンシャルも十分なんだけどいかんせんまだ堅い感じ。 特に、歯に膜をかぶせるがごとき渋みが顕著。 1時間かそこらで空いてしまったのは、 残念なようでもあり嬉しくもあり。
「まだ開けるのが早かった」って言葉、 高級ワインを飲んでイマイチだと感じた場合に使われる方便として有名?だけど、 このワインに関しては確かにまだ開けるのが早かったように思う。
83点自宅にて

この後、男性2人はちょっと飲み足りずにポルトあたりを(飲み干したら掲載予定)。
お昼から初めて夕方には解散。楽しゅうございました。


13日(土)

El Chergui Cabernet Sauvignon 2001
エル・チェルギ カベルネ・ソーヴィニョン 2001
El Chergui
エル・チェルギ
Rouge
Beni M'Tir
ベニ・ムティール?
(Morocco)
(モロッコ)
\7802003/11/01 信濃屋 横浜店トーメン
本日の夕食はお好み焼き。 師範オリジナルのお好み焼きは、大量の千切りキャベツが入るんで広島風っぽくもあり、 最初から生地とキャベツを混ぜ込むので大阪風っぽくもある、 両方の良さ(技術が不要で美味い)を取り入れたつもりのシロモノ。 でも、キャベツ大量(カップ一杯の小麦粉に対しキャベツは大きめのボール一杯)なんで、 下手をすると水気が多すぎでベショベショになり、 かつ下手をしてばっかりなんで本来の製法に過ちがあるのでは?と最近疑問に思うところアリ。 ところが今日は上手くいったね。キャベツをしっかり水切りするのが大切みたい。 そんなこんなで、選んだワインは北アフリカはモロッコ産の赤。 裏ラベルによれば、 世界を飛び回るコンサルタント、「ヒュー・ライマン」が製造に絡んでいるらしい。 相手がお好み焼きなんで、多少下卑ててもいいから甘めで濃いめだと良いな、と思いつつ抜栓。
色は普通。 香りは比較的弱め。カベルネらしいピーマンっぽさとカシスっぽい果実香が同居していて、 あとこれにイガラっぽさがあればまるでボルドーなんだけど、って香り。 味は案外軽い。嫌味の無い、標準的な赤ワイン、って感じの味わい。
時間が経つと、若干熟成感が感じられるようになる。だからどう、ってことはないけど。
良くも悪くも普通の赤ワイン。 この値段のワインに多くを望むのは無理があるとは思うけど、 なんか有名醸造家だどうとか書いてあるとやっぱり期待しちゃうですな。
69点自宅にて

12日(金)

Los Monteros Reserva 1998
ロス・モンテロス レセルバ 1998
Bodegas Murviedro
ボデガス・ムルビエドロ
Tinto
Valencia
バレンシア
Valencia (Espana)
バレンシア (スペイン)
\9312003/11/01 関内 サンタムールカツミ商会
本日のワインは、一昨日飲んで香りの良さを感じたと同じ造り手の赤。 ただ、こっちは"Reserva"と書かれた高級品。 (輸入元が貼った裏ラベルを剥がした下にあった)裏ラベルによれば、 品種はモナストレル・テンプラニーヨとか。醸造法は、小樽にて12ヶ月熟成、 その後数年瓶熟の後出荷、という結構気合の入ったモノ。 合わせた料理は、チーズとインゲンと人参の牛肉巻きとか。
色は、青々としていてそこそこ濃い紫。 ボルドーみたいというか南仏みたいというか、そういう色。 香りは、まず感じるのが甘い樽香。 その向こうにヤニっぽい感じとオレンジっぽい感じをあわせ持った特有の果実香がある。 味は、厚み自体はそれほど感じないけど、渋味と酸味はかなりのボリューム。 香りがオレンジっぽいからか、 産地がバレンシアだってことを無意識のうちに意識しているのか、 なんとなくオレンジの皮を噛んだときのようなフレッシュ感と軽い苦味がある。
時間が経つと、ますます樽香が顕著に。 あと、甘味と熟成感の向こうに退廃的な荒くれモノっぽさが目立ってくる。。 こういう傾向って、比較的若めのポルトあたりに多いような気がするけど、 もしかして「モナストレル」って品種はポルトにも使われているのかな?
で、更に時間が経つといわゆるスペインらしい田舎っぽいワインに変化。
というわけで、どことなく田舎臭い感じがあることは否めないけど、 値段を考えればそのパフォーマンスはかなり満足いくレベル。 ホント最近はスペインがホットですね。
76点自宅にて

11日(木)

Domaine de Padulone Rouge N.V.
ドメーヌ・ド・パデュロン ルージュ(ヴィンテージ無し)
Dom. de Padulone (Cave des Vignerons d'Aleria)
ドメーヌ・ド・パデュロン (カーヴ・デ・ヴィニェロン・ダレリア)
Rouge
l'Ile de Beaute (VdP)
リル・ド・ボーテ (ヴァン・ド・ペイ)
Corse (France)
コルス (フランス)
\4002003/10/10 カルフール幕張店カルフール・ジャパン
本日は師範代が忘年会、よって師範がプチ師範代の保育園お迎え係。 腹を空かせた幼児を待たせてチョチョイと夕食を作る調理技術は師範には無いため、 今晩はモッツァレラ・トマトとレトルトのカレー(プチ師範代のはプーさんの絵のついたやつ、 師範のは「タイ風カニと卵のカレー」。 師範はこの"ヤマモリ"というメーカーが作っているタイカレー・シリーズがお気に入り)。 ワインは、カレーに合わせるってことであまり高級でないものをと思い、 随分前に買ってなかなか飲む機会がなかった、 というか飲む気がおきなかった3本よりどり1,200円の激安ワインをチョイス。
色はそこそこの濃さ。熟成風というか、 なんとなくレンガ色がかっているのがちょっぴり不気味。 香りは、鼻で嗅いだ時点ではただ単に弱いだけだったんだけど、 口に含むとカブトムシの死骸のような、えもいわれぬ不気味な香りがある。 味的には軽いだけなんだけど、カブトムシ臭のおかげで味までカブトムシの死骸っぽい。
そのまま飲むのはグラス二杯で断念、氷を入れて香りを消す作戦に出た。 それでもカブトムシは漂っているんで、結局オレンジジュースで割ってサングリアに。
いやー、ちょっと参ったなぁ。なんだか激安ワインへの挑戦意欲がそがれるワイン。 激安系メインのサイトは(当サイトからリンクしているように) 元気の良い所がいくつもあるんで、 そちらにお任せしようかな、と弱気になったりして。 サイト名も「やや安ワイン道場」に替えたりして。
42点自宅にて

10日(水)

Los Monteros Blanco 2002
ロス・モンテロス ブランコ 2002
Bodegas Murviedro
ボデガス・ムルビエドロ
Blanco
Valencia
バレンシア
Valencia (Espana)
バレンシア (スペイン)
\6182003/11/01 関内 サンタムールカツミ商会
本日は師範の業績給支給日。師範代がご馳走をつくっていてくれて、 メニューはハムとレーズンバター、鶏肉の香草焼き、マグロのカルパッチョ、イカの刺身、 キュウリとカニかまのサラダ、大根のサラダという豪華版。 でも、(冷えてる)白ワインはコレしかなくてお手軽価格の白をチョイス。 師範は全く知らない造り手だけど、 なんでも、ロバート・パーカー氏も誰とかも絶賛の造り手、なんてことが書いてあったような。
色は特筆すべき点無し。普通の安白ワインの色。 でも、香りにちょっとビックリ。 ストレートな葡萄の香りと、花のような甘い香りが結構シッカリ。 でも、味にちょっとガッカリ。 バランスとかは特に悪くないんだけど、いかにもスケールが小さい。 ほとんど水のように飲めてしまう飲み口。
値段の割には頑張ってるワインだと思う。特に香りは頑張っている。 でも、味わいの頼りなさが残念。 生魚とかに合わせてビール代わりにツツーッと、 という飲み方だったら良いかも知れないけど。 一杯だけだったら香りの良さが印象的なんで、評論家ウケするのも理解できる。
70点自宅にて

7日(日)

Alsina & Sarda Secco N.V.
アルシーナ&サルダ セッコ (ヴィンテージ無し)
Cellers Alsina
セラーズ・アルシーナ
Espmoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
\7132003/11/01 関内 サンタムールカツミ商会
本日の料理は、天然鯛とマコガレイの刺身、イワシのフライ。 白っぽいワインであれば何でも合うと思うけど、 クリスマスシーズン目前ということもあって泡をチョイス。 スペイン産、あまり名の知られていないカバで、セッコと書かれた辛口品。 ボトルの見た目は銀ピカピカで、クリスマスにお似合いな感じ。
色は薄いレモン色。泡立ちはやや弱めか。 香りは、フッと嗅いだ感じはシャンパンっぽいんだけど、 深く嗅ぐとストレートな柑橘香が出てきて、いわゆるシャンパンよりかなり若い感じの香り。 味は確かに辛口。酸味がキューン!って感じで、金属の無垢板を思わせるストイックな味わい。 でも、コクが無いわけじゃなくて、値段を考えるとそこそこマトモ。
キチンとスパークリングワインの要素は持っている。でもちょっと青くてぎこちなくて余裕が無い感じ。 大学一年生のカップルが彼氏の下宿で迎える初めてのクリスマス、とかに似合いそう。 って、あまりに設定がレアすぎですか?でも良いなぁ、そういうの。
72点自宅にて

6日(土)

Bourgogne Pinot Noir 2001
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2001
Dom. Amiot Guy et Fils
ドメーヌ・アミオ・ギィ・エ・フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,2802003/11/26 やまや渋谷店やまや
そんなに寒くないけど、雰囲気は冬空の今日。 料理は水炊き。動物性たんぱく質はカキ、真ダラ、鶏モモ肉で、 肉料理とも魚料理ともつかない内容。 で、選んだワインがコレ、シャサーニュ・モンラシェの名手「ギィ・アミオ」のACブルゴーニュ。 ポン酢で食べて肉も魚も、って鍋なんで、 やや軽めでやや酸のありそうなワインが良いかも、と思ってチョイス。
色は、ACブルゴーニュらしい薄めの赤紫。まだまだ若いのにほんのりオレンジ色な感じ。 香りは、ボリューム的には十分過ぎるくらいなんだけど、一言で言えばとってもゴムっぽい。 ゴムを通り越してプロパンガス/都市ガスみたいなブフォーッってな香り。 味は、期待した酸もあるにはあるけどメインは渋味。あと甘味もあったりする。 こういう味の雰囲気はブルゴーニュというより南仏系、 あるいはボージョレあたりな感じ。
存在感はあるし、そこそこパワーも感じられはするけど、 なんとなく繊細さに欠ける内容。 まぁこの値段なんだから、繊細だけど弱々しくて記憶に残らないACブルゴーニュより、 こういう荒削りだけど個性の強いACブルゴーニュの方が面白くはある。
72点自宅にて

5日(金)

本日は師範代の生誕記念日。というわけでよく行く近所の焼肉屋で夕食。

店は、国道1号線、権太坂を戸塚側に下りたあたりにある焼肉屋 というところ。 道場に掲載するのは3回目だけど、実はもっと頻繁に行ってます。 「行きつけの店」をあまり作らない師範家だけど、 焼肉だけはなんとなく他の店に行く気がしなくてここばっかり。 分析すると、この店がとびっきり良いとかそういうことじゃなくて、 師範的には焼肉に対してはあまり思い入れが無いか(敢えて新規店を探す意欲が無い)、 あるいはとっても焼肉が好きか(いつも同じモノを食べても満足)、 どちらかだと思うけど。
食べた内容は以下。
刺身:レバー刺、センマイ刺
焼肉:タン塩、カルビ、ハラミ、レバー、ホルモン、ミノ
ご飯:子供ビビンバ、ユッケビビンバ、温麺
それ以外に、サービスで冷奴フルーツ(ルビーグレープフルーツとイチゴ)を貰って。
行くたびにバラツキのある店だけど、今回はちょっと中の下あたりだったかな? センマイ刺の味噌がしょっぱかったり、ハラミがちょっと堅かったり、ホルモンがあまり肉厚じゃなかったり。 とはいえこれだけ食べれば大人2人と幼児1人、十分すぎるくらいおなかいっぱい。
飲んだのは、最初は生ビール(スーパードライ)。 ビール自体かサーバーかわからないけど、ちょっとイマイチな生ビールだったんで、 2本目/3本目は瓶ビール(クラッシックラガー中瓶)を。 師範代はお茶、プチ師範代には濃縮果汁還元でないリンゴジュースをサービスしてくれた。
店内は、明るくなく/暗くなく、蛍光灯を使わない良い感じの照明。 テーブル席は6つくらい、掘りごたつ式の座敷が5つくらいで、規模としてはやや大きめだと思う。 無煙ロースターばっちりで全然煙たくない店内。 サービスは文句無い。 行きつけってことを抜きにしても、食事を楽しんで貰おうという意欲がいっぱい。 帰り際には鉢植えのシクラメンの花を数本摘んで花束にしてプチ師範代に渡してくれた。 プチ師範代大喜び。そういうサービス。

・・で、残念なのがこの大きな空間にお客は我々ともう一組のみ。 最近同じ国道沿いにチェーン店系焼肉屋が出来たからか、 以前にくらべてかなり客数が落ちているような気がする。 なんたって金曜の夜、20:00〜21:30で客2組じゃ厳しいよね。 がんばって欲しいなぁ。

お会計は、トータルで11,000円くらい。 最近の低価格焼肉の流れからすればちょっと高めなのかも知れないけど、 価格以上の満足感があるのできっとまた行くだろうなぁ。
このお店、Webサイトとかは特に無くて、 Web上で検索しても全くひっかからない店(そういう宣伝に疎そう)なんで、 応援心でお店の情報を。

和牛炭火焼 港
Tel : (045) 826-1400
横浜市戸塚区平戸2-7-1
(横浜の国道1号線旧道、権太坂を下りたあたり。旧戸塚第一医院とローソンの間)
お近くの方は是非。

3日(水)

Nostada Tempranillo 2002
ノストラーダ テンプラニーヨ 2002
Nostrada (Artiga Fustel)
ノストラーダ (アルティガ・フステル)
Tinto
Campo de Borja
カンポ・デ・ボルハ
Campo de Borja (Espana)
カンポ・デ・ボルハ (スペイン)
\6902003/10/22 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日のワインはスペイン産の赤、品種はあまり得意でないテンプラニーヨ。 「あまり得意でないのになぜ買うか?」って感じだけど、 販売店のサイトでお薦めだったし、 安ワイン者にとってスペインは避けて通れない産地なんだよね。 特に最近は3桁で「ぉお!」っと思うものに当たることが多いし。 同じ銘柄の白を先週飲んでハズシてるけど、 アレはあまり参考にならない気がする。 料理は、水餃子とか鶏と人参とピーマンの炒め物とか。
色は濃くなく薄くなく。 香りは、確かに師範がなじめないヤニっぽい香りがあるにはある。 でも、果実のフレッシュな香りの方が顕著で、ヤニっぽいというよりオレンジの皮みたいな香り。 「こりゃ良いぞ」と口に含むと途端にヤニヤニ。むむむ。 味は思いのほか濃さはなくて、ジリジリっとした炭酸が感じられる。 ふくよかさ/丸さがなくてなんとなく堅い果実味や渋味。
思ったほどでは無かったなぁ、というのが正直なところ。 不得意系、ってこともあるけど、一般的に見ても特筆すべき良さがあるようには思えなかった。
2/3ほど残して飲んだ翌日、やっぱり印象は変わらなかった。
67点自宅にて

前月分

by 師範