稽古日誌:2007年12月

 いよいよ今年もあと一ヶ月。 道場のジューンベリーも紅葉真っ最中、というか断末魔の美しさを見せております。 で、よく見ると枝の先には来春の花芽が。ケナゲですなぁ、植物は。


翌月分

31日(月)

Agrapart & Fils "Le 7 Crus" Blanc de Blancs Brut N.V.
アグラパール & フィス "ル・セット・クリュ" ブラン・ド・ブラン ブリュット (ヴィンテージ無し)
Agrapart & Fils
アグラパール & フィス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,9802007/12/19 ワインセラー パリ16区 トーメン・フーズ
 大晦日であります。 料理は、年越し蕎麦を始めとして、 馬刺や辛子蓮根、活き車海老なんかを肴に。 ワインはというと、今年をしめくくる一本としてやはりシャンパーニュであります。 7つの村(7 Crus)のシャルドネ、 木樽熟成された2000年産1/3と2001年産2/3から造られている、とのこと。
 色はブラン・ド・ブランらしくかなり薄め、泡の量の多さはさすがシャンパーニュ。 香りにビックリ、かなりしっかりした樽香が感じられます。 その他、焼きリンゴみたいな香ばしげなフルーツ香と、 パンや味噌みたいなイースト香もあって、ボリューム/複雑さともに十分。 味も、コクがあってしっかりしていて、飲みごたえのある味わい。
 これはなかなか素晴らしいシャンパーニュ。 7,000円〜8,000円くらいのいわゆるプレミアム・シャンパーニュで、 アタリに出会えればこういう個性的なのもありそうだけど、 この値段ではちょっと珍しいくらい高品質。
★ショップへのリンク: Agrapart & Fils "Le 7 Crus" N.V.
83点師範実家にて

Il Nero di Casanova 2005
イル・ネロ・ディ・カサノヴァ 2005
Casanova della Spinetta
カサノヴァ・デッラ・スピネッタ
Rosso
Toscana Sangiovese (IGT)
トスカーナ・サンジョヴェーゼ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\2,8802007/12/19 ワインセラー パリ16区 モンテ物産
 赤も一本、コレが2007年最後のワイン。 モノはイタリア産の赤で、造り手はピエモンテのライジング・スター、「ラ・スピネッタ」。 この造り手のワインは2004年にバルベーラ・ダスティと稽古経験アリ。 その造り手が、トスカーナに畑を買ってワインを造りだし、 またその廉価版がこのワイン、とのこと。
 色は非常に濃い。全く向こうが見えないような黒紫。 香りは、いわゆる「スーパー・トスカーナ風」というか、 チョコレートのような甘く香ばしい樽香と、 サンジョヴェーゼ由来なのかな、明るくトーンの高い果実香。 こりゃ濃そうだなぁと口に含むと、案の定濃い。 まだまだギシギシガシガシな味わいで、ちょっと飲むのに苦労する感じ。
 品質の高さは十分に感じられるけどとにかくまだ若い。 少なくとももっと時間をかけて飲むべきワインですな。 今回の場合はまるっきり開かないうちに飲み干しちゃった感じ。
78点師範実家にて

30日(日)

Primi Bianco N.V.
プリミ・ビアンコ (ヴィンテージ無し)
Umani Ronchi
ウマニ・ロンキ
Bianco
(VdT)
(ヴィーノ・ダ・タボーラ)
Marche (Italia)
マルケ (イタリア)
\8802007/12/19 ワインセラー パリ16区 モンテ物産
 年末年始は実家方面に帰省しております。 本日は、実家近所の料理屋で身内だけでの忘年会をした後、 実家に帰ってきて開けたワインがコレ。 今回の帰省では6本のワインを送りつけているけど、 その中で一番安いワインから。 造り手は、安くても結構イケてるワインを造る印象のある「ウマニ・ロンキ」 シャルドネ80%、マカベオ20%のブレンドらしい。
 色は普通に白ワインの色。香りは非常におとなしい。 深く嗅ぐと蜜みたいな香りがしてはくるけど、絶対的なボリュームが不足。 味は、甘くなく酸っぱくなく、軽くてサクサク飲める雰囲気 ・・・というのが好意的な見方。安ワイン道場的評価だと「ヘタレ」と言わざるを得ない、 いかにも大量生産品的なワイン。
 880円ならまぁアリだとは思うけど、もう少し上のパフォーマンスを期待しておりました。 飲んでる家族の表情も微妙。不味くはないけどなんでわざわざ、って感じだからね。
★ショップへのリンク: Primi Bianco N.V. (Umani Ronchi)
66点師範実家にて

28日(金)

Saizeriya Vino da Tabola Bianco N.V.
サイゼリヤ ヴィーノ・ダ・タボーラ ビアンコ (ヴィンテージなし)
???
???
Bianco
(VdT) (ヴィーノ・ダ・タボーラ) (Italia)
(イタリア)
\370 (500ml)2007/12/28 サイゼリヤ 横浜ビジネスパーク店 ???
 ワケあって(といっても大したワケじゃないけど)本日の夕食は近所のファミレスで。 行ったのは、ディスカウント価格のイタリアン・ファミレス、 かつ安ワイン者の聖地との噂もあるサイゼリヤ。 なんたってハウスワインはグラスで100円、250mlのデカンタで190円、 500mlのデカンタで370円、1,500mlのマグナムでも1,060円だからね。 もうビールより安いわけっすよ。 こりゃ稽古しないわけにはいかない、ってことで、 赤白あった中からハズしても被害の少ない白をチョイス。サイズは500mlの370円。
 で、包み隠さず結論から先に言うと、正直「安かろう悪かろう」っぽいワインではある。 なんとなくいろいろ入れたり出したりしたような人工的な感じが強くて。 決して飲めないほどヘンテコだったりウスッペラだったりするわけじゃないんだけど、 なんとなく香りや味わいの厚みに違和感を感じるんだよね。
 ・・・なーんて、まじめに飲んじゃったりしてるけど、なんたって500mlが370円っすからね。 多少のことは目を瞑ろうという気にもなるわけで。 でも、例えば800円出せば一昨日飲んだようなマトモな赤のデカンタも飲めたりするんで、 だったら別にプラス430円くらい良いじゃない、なんて気にもなったりするわけで。
65点「サイゼリヤ 横浜ビジネスパーク店」にて

26日(水)

 クリスマスの翌日、師範が参加しているバンドの忘年会。 場所は青山一丁目にある横浜みなと亭というステーキ屋さん。 メンバーは、dsのF氏、bのMw氏、kbのMz氏、gの師範の4人。
 店内は暗めで、なんとなく昔の喫茶店のような雰囲気。 忘年会需要も一段落したのか、お客は我々のグループだけ。
 料理は、横浜ビーフのステーキが3,000円台と、 そこそこのお値段するけど(とはいえいわゆる有名牛のステーキ屋よりはかなりお手頃)、 ハンバーグなんかは1,000円くらいだし、 ソーセージなんかに至っては大きめのが3本で580円だったりするんで、 場所柄を考えると決して高くないし、味はなかなかのもの。 ステーキ2種(ロース、ヒレ)、ハンバーグ2種(オニオン、和風)、 カルビ焼き、ソーセージ2種(名称失念)、 あとベーコンとかサラダとかを注文して4人でシェア。
 お酒に関しては、最初ビールを飲んだ後すぐにワインへ。 ボトルワインはボルドー有名ドコロのセカンドorサードあたりが5,000円〜10,000円。 ちょっと高いなぁ、と思ったんでハウスワインの赤をカラフェで。 ハーフぐらい入ってて800円、多分チリあたりのカベルネだと思うけど、 なかなかどうしてイケるワインだったんで、 ボトルワインは注文せずにずっとそのハウスワインで通しておりました。

 お会計は4人で20,000円弱。 普通の居酒屋なんかで飲むよりずっとよろしい感じでありました。

 bのMw氏が一次会で抜けて、残り3人で二次会へ。 店は、渋谷の道玄坂1丁目にあるジャズ喫茶 JBS。 ココがなかなかコアな店で、音源はアナログレコードばかり8000枚くらい。 それもメイン・ストリームからちょっと外れた、黒いソウル溢れる系がたくさん。 久しぶりにアナログの音を聴いて、ビールとウィスキー飲んで、こういうのも良いなぁ、と。
 ここもお客は我々だけ、2時間以上も居座って、お会計はなんと3人で4,000円。 ますますナイス。

 ・・・というような忘年会。来年もまたよろしくであります。


25日(火)

 クリスマス当日、米国東海岸在住のO氏が一時帰国しているので、一昨日一緒に飲んだN氏も呼んで道場で飲み会。 飲む人はO氏、N氏、師範の3名。

Domaine Ste. Michelle Blanc de Noirs N.V.
ドメーヌ・サン・ミッシェル ブラン・ド・ノワール (ヴィンテージ無し)
Dom. Ste. Michelle
ドメーヌ・サン・ミッシェル
Sparkling
発泡
Columbia Valley / Washington (USA)
コロンビア・ヴァレー/ワシントン (アメリカ合衆国)
\1,8002007/11/30 カーヴ・ド・リラックス オルカ・インターナショナル
 本日の料理は、休日である師範とプチ師範代が担当しております。 まず最初に出したのが、ほうれん草のおひたし、 アサリのワイン蒸し、刺身(マグロ中トロ、ヒラメ、サーモン)。 ワインの1本目は、やっぱり泡で。 でもシャンパーニュじゃないところが若干弱いけど、 ニューワールド産のスパークリングって、 シャンパーニュ以上にシャンパーニュっぽかったりすることもあるのでソレに期待して。
 色は、ブラン・ド・ノワールなんでやや赤みが強い。 とはいえロゼってほどでもなくて、ちょうど良い感じ(何が?)。 香りは、シャンパーニュというよりカバとかみたいな、 フルーツのフレッシュ感が前面に出た香り。 味も、シャンパーニュにはちょっと届かないかな。 やや金属的なキンキンした雰囲気があったりするあたり。
 残念ながら「シャンパーニュ以上にシャンパーニュらしい」ワインでは無かったけど、 乾杯でサクサクっと飲んでしまうんだったらコレで十分、とも思えるわけであります。
 後日、門下生の方より「"ドメーヌ・セイント・ミッチェル"ではなく "ドメーヌ・サン・ミッシェル"が正しい」とのご連絡を頂きました。 謹んで訂正させて頂きます。
75点道場にて

Weemala Pinot Gris 2007
ウィーマラ ピノ・グリ 2007
Loagan Wines
ローガン・ワインズ
White
Central Ranges / Victoria (Australia)
セントラル・レンジス/ヴィクトリア (オーストラリア)
\1,3862007/10/16 みちのく岩手のワイン屋 竹澤 モトックス
 次なる料理は、鶏の唐揚げ。 醤油と清酒、ショウガ、ニンニクの液に2時間ほど漬け込んで (ショウガのすりおろしと漬け込みはプチ師範代が担当)、 片栗粉をまぶして揚げる和風な唐揚げであります。 さてワインは白へ。 先月稽古したメルローが、 あまりに濃くて強いワインだったため、きっとこの白もそうだろうな、 だとすれば複数人で飲むときに開けたいな、と思い今に至る一本。
 スクリューキャップを捻って抜栓。 色は薄め。ピノ・グリなんで少し赤みのある色合いかなと思ったけど、 そんなことはなく薄い麦わら色。 香りも弱め。特段の個性は感じられず、まぁピノ・グリと言われればそうかなぁ、 でもシャルドネって言われたらそうかも、って感じの香り。 味も弱いんだな、これが。 アルコール度数は結構ある(13.5%)なんで、するする飲めるってわけじゃないけど、 なんだか印象に残らない味わい。
 赤の濃さからは全く想像もつかない、普通に普通の軽快な白ワイン。 不味いわけじゃないけど、なんだか拍子抜け。 ラベルがシャレているだけに、もしこの白だけしか飲んでなかったら 「へ!単に気取った造り手かい!」って誤解しそう。
70点道場にて

Morey-Saint-Denis 1er Cru "Les Millandes" 2002
モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ "レ・ミランド" 2002
Dom. Herve Sigaut
ドメーヌ・エルヴェ・シゴー
Rouge
Morey Saint Denis 1er Cru
モレ・サン・ドニ 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,6202007/11/12 Alcohlic Armadilo オーレ・ジャパン
 料理は、牛和風サイコロステーキ。 赤身メインの豪州産ロース肉を使って、普通に塩コショウで焼いた後サイコロ状に切り分け、 上に大根おろしと焼いた薄切りニンニクを乗せ、ポン酢で食べるもの。 赤ワインの肴としてナイスな一皿。 ワインは、本日メインのブルゴーニュ。 初稽古の造り手だけど、最近注目を集めている方らしい。
 色は普通のブルゴーニュっぽい赤紫色。 香りはなかなかヨシ。それほどボリュームはないけど、 キュートなフルーツ香と適度な樽香があって、良いブルゴーニュの香りはコレ、といった風情。 味は、抜栓直後こそやや渋味が硬くて酸も強めに感じたけど、 ちょっと時間が経つと甘く丸くなって、かなり良いほうに変化。
 なかなかよろしゅうございました。 いかにもモレ・サン・ドニの一級畑、という感じで、十分期待に応えてくれた一本。 飲んでる最中に開きかけだったんで、ゆっくり飲めばもっと良かったのかも知れないけど。
83点道場にて

Ballentine Vineyards Napa Valley Merlot 2002
バレンタイン・ヴィンヤーズ ナパ・ヴァレー メルロー 2002
Ballentine Vineyards
バレンタイン・ヴィンヤーズ
Red
Napa Valley (USA)
ナパ・ヴァレー (アメリカ合衆国)
(O氏から)2007/11/30 JFKのDuty Free (ハンドキャリー)
 料理も終盤、というかシメのご飯で、 白ご飯、豚汁、白菜漬け。 ワインの相手としてはどうかと思うメニューだけど、 米国帰りのO氏にはこういうのが良かろう、と思って。 さてさてワインもラストの一本で、O氏がケネディ空港のDuty Freeから調達してきてくれたもの。 最近は外で買った飲み物を機内に持ち込めないんで、 Duty Freeで買うしか無いんですな。なんとかならないかなぁ、この制度。 安全第一なのはわかるけど。 国内線だと、ペットボトルのお茶とかのOK/NGを判定する検査機があるけど、 あれと同じようなもので対応できないのかしら?
 さてワインはというと、紛れも無くカリフォルニアのメルローといった感じで、 濃い果実香と派手めの樽香、しっかりしていて甘めの味わい。 ほぼ食後にチビチビと飲むにはちょうど良い雰囲気。
 お値段は25ドルくらいだったそう。 その価値があるかと言えば、正直もっと安く手に入れることは可能そうなんだけど、 Duty Freeだとほとんど選択肢が無いからね。
75点道場にて

 4本飲んだ後は、以前新築祝いにN氏から頂いたオルネライアのグラッパとか、 ジューンベリー酒などをちびちび飲んで、 N氏が帰った後はO氏と二人コタツで沈没、でありました。


24日(月祝)

Santa Alicia Cabernet Sauvignon Reserve 2003
サンタ・アリシア カベルネ・ソーヴィニョン リザーヴ 2003
Vina Santa Alicia
ヴィーニャ・サンタ・アリシア
Tinto
Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\9032007/07/26 みちのく岩手のワイン屋 竹澤 木下インターナショナル
 さてさて本日はクリスマス・イヴであります。 料理は、クリスマスでなくとも大好きな骨付き鶏モモ肉のオーブン焼き。 骨付きのモモ肉、クリスマス前はどこでも売ってて良いですな。 ワインもクリスマスっぽいラベルが付いた一本を。 7月頃に買って、ラベルのインパクトゆえ夏場は飲む機会なく今日に至る1本、 昨年(かそれ以前)のクリスマス市場向けの売れ残りだったのかな? ちなみにこの銘柄は、通常ラベルの2004年産は昨年稽古済み
 色は、チリのカベルネらしい濃さだけど、 微妙に赤みがあったりするのは熟成の成せる技か。 香りは、まさしくカシスとインクの香りでチリのカベルネ〜!って感じ。 樽香も無いわけじゃないんだろうけどあまり感じない。 味は、青草っぽさや甘渋さはしっかりしているけど、それほど「重い」って感じはしない。 熟成によって若干柔らかくなってるのかな?
 ま、カシスの香りがなんとなくクリスマスっぽくはあるわけで、 本日のワインとしてはナイス・チョイスだったんじゃないかと。 お値段もお手ごろだしね。スパークリングだけがクリスマス向けじゃないよ、ってことで。
72点道場にて

23日(日)

 本日は、忘年会&クリスマス会でN氏宅へ。飲む人はN氏と師範の2名。 料理は、N氏ご謹製、クリスマスっぽい料理の数々とともに。

Raymond Boulard "Cuvee Rose" Brut N.V.
レイモン・ブラール "キュヴェ・ロゼ" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Raymond Boulard
レイモン・ブラール
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,9802007/08/21 QUEEN'S ISETAN 横浜店 ファインズ
 最近高くなったとはいえ、やっぱりクリスマスにシャンパーニュはハズせなかったり、 というわけで師範持参の1本目がコレ。 ここ最近は普通のスーパーでもシャンパーニュ含めスパークリングが大量に売られてますな。 近所のイオン系列スーパーにも、 シャンパーニュ/豪州産/国産合わせて10種以上置かれておりました。 これだけ需要があれば高くなるのも仕方ないなぁ、と思ったりするわけであります。
 で、このワインはというと、正直ちょっと期待ハズレ。 色はとってもキレイ。やっぱりロゼ・シャンパーニュの価値というか、 普通のより高い理由はその色にあると思う。 でも、それ以外がねぇ。 香りもそんなに強くないし、味わいもややシャープで、 この程度だったらちょっと良いカバなんかでもありそう。
 とはいえシャンパーニュとして持っていなければならない最低限のレベルは当然持ってるし、 それなりに楽しめはする。 ま、そのあたりが「シャンパーニュ」という地域銘柄の安心感でもあるわけだけど。
72点N氏宅にて

Gewurztraminer "Bildstoeckle" Reserve 2001
ゲヴュルツトラミネール "ビルドストークル" レゼルヴ 2001
Gerard Schueller
ジェラール・シュレール
Blanc
Alsace Gewurztraminer
アルザス・ゲヴュルツトラミネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\4,2002007/11/12 Alcohlic Armadilo ラシーヌ
 師範持参のもう一本がこのアルザス産。 先日飲んだコレがとても美味しかったので、 Webショップを探したところ、その上級品(Reserve)を発見、2本購入。 造り手のジェラール・シュレールは、農薬や化学肥料を使わず、 収穫量を抑え、酸化防止剤の使用も最小限という自然派の造り手らしい。
 色はかなりシッカリで、黄金色と麦わら色の中間くらいな感じ。 香りが凄い。ホント凄い。いかにもゲヴュルツらしいライチの香りと、 (前回も感じた)まるでイケムのような熟成感のある蜜香がバンバン。 口に含むと、甘くないけど甘い、といったアルザスの個性がバッチリ。 アルコール度数は15%もあるらしいんだけど、 全然そうは感じないほど香りやエキス分が強い。
 いやー、やっぱり素晴らしい。 小指の先くらいの小粒で、ギュッーと味の濃いブドウを使っているような、 凝縮感バッチリのワイン。デザートワインとしても使えそう。 ただ、レゼルヴだからもっと凄いとか、そういうことは無くて、 2度目の経験ゆえにちょっとビックリ感が薄らいだのは事実だけど。
86点N氏宅にて

Vosne-Romanee 2004
ヴォーヌ・ロマネ 2004
Dom. Gros Frere & Soeur
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・セール
Rouge
Vosne-Romanee
ヴォーヌ・ロマネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(N氏から) 八田
 赤はN氏宅のセラーから。 東急デパート?で、ラベル不良で安く売られていたとのこと。 確かにラベルの下側がちょっと破れて、6,000円台の値札が4,000円台になっておりました。 でも高くなったっすよね、ブルゴーニュ。村名の2004年産でそういう値段だからね。 貴重な在庫放出、ありがとうございます>N氏。
 さてワインはといえば、弱いと言われる2004年産なんでちょっと心配はしたけど、 実際はなかなかどうしてしっかりしたワインでした。 この造り手らしい派手な新樽の香りと、ピッチピチに若い木イチゴ系の果実香が心地良いし、 渋味や酸もしっかりしているし。 ただ、香りに比べると味わいはやはりやや軽めかな? このあたりが2004年産の特徴なのかもですが。
 最近はもっと素直なワイン造りが流行みたいだけど、 師範はこの人とかアンブロワーズみたいなバリッと派手なワインも好きであります。 コ難しいこと考えずに、単純明快に楽しめるからね。
84点N氏宅にて

 午後3時過ぎに始めてお開きは10時すぎ。 二人で3本飲んでもそれほど酩酊することもなかったのは、 時間をかけてゆっくりだったことに加えて、 良いワインだったからかな?


22日(土)

Bourgogne "Cotes d'Auxerre" 2004
ブルゴーニュ "コート・ドーセール" 2004
Verget
ヴェルジェ
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7002007/11/30 カーヴ・ド・リラックス 八田
 本日の夕食は、師範のリクエストで酢ガキ、子供らのリクエストでブリ大根、 冬至ということでカボチャと鶏ひき肉の煮物。 ワインは、思いっきりサッパリしてそうな、 例えば800円くらいのイタリア産の(エスト!)×3とか、フラスカーティとかが良さげ。 でも、今現在の道場の在庫状況は、年末年始を前にちょいとバブッているため、そういうのは無し。 次善の策として選んだのが「軽い年」2004年のブルゴーニュ白。 造り手は、高いのから安いのまで間違いのない白ワインを造るヴェルジェ。
 色はやや緑色が強めに入っているような、若々しさを感じるレモン色。 テラテラと輝いていてキレイな色だなぁ、と。 香りは、ボリュームこそ小さめながら洋ナシやリンゴのフルーツ香と蜜っぽい甘い香りに加えて、ほんのりの樽香もある。 こういうとこホントに上手いなぁ、この造り手は (悔しいので敢えてアラを探すと、なんだかワイン飲んだ翌日のお小水とか、 胃の悪い人の口臭みたいな雰囲気も無くは無かったり) 味は、想像通りやや軽め。 でも、良い感じに酸があるし、まとまりは悪くない。 後味に感じる苦味で、なんだかシャルドネじゃなくてソーヴィニョン・ブランを飲んでいるみたいな気になるけど、 それはそれで良いアクセントになっている。
 やっぱりブルゴーニュは造り手ですなぁ。2004年のACブルゴーニュでここまで良い感じにまとまっているとは、 正直考えていなかった。ま、料理自体はもっとスカッとしたのが合いそうだったんで、 今日飲むのはやや「役不足(*)」な感があったわけですが。
(*) 正しい使い方だと思ってます。「役」が「不足」しているわけです。
79点道場にて

21日(金)

Geppetto Brut N.V.
ジュペット ブリュット (ヴィンテージ無し)
Geppetto Wines (aka Garry Crittenden)
ジュペット・ワインズ (アカ・ゲーリー・クリッテンデン)
Sparkling
発泡
(Australia)
(オーストラリア)
\1,6002007/11/30 カーヴ・ド・リラックス クレー商会
 本日をもちまして渡世の生業の方は早々と仕事納め。 一年間ご苦労様でした、ということで自分にご褒美の意味もあってスパークリング・ワインで乾杯。 といってもシャンパーニュじゃございません。 それほどのご褒美があげられるような一年じゃございませんでした、ってことで豪州産。 料理は、台所のコンロで作った(要は食卓に鍋を持ってこない)すき焼き。 これが意外と美味しくて子供らもバクバク食べておりました。
 さて抜栓。色は普通のシャンパーニュとなんら変わり無し。 ただ、泡立ちはなんとなく弱めな気がする。 香りは、一般的シャンパーニュなんかと比べると確実に弱め。 特に、パンや味噌みたいなイースト香が弱めで、リンゴのような甘めのフルーツ香一点張り。 とはいえ味はなかなか良く出来ていて、炭酸の弱さのおかげもあってかかなりまろやか。 安カバや安スプマンテみたいなキンキンした感じは全く無くて、なかなか好印象。
 抜栓当初は香りが弱くてなんだかな〜と思ったけど、 味わいがいい感じで飲後感はかなり良い感じ。 1,600円くらいでこれくらいのパフォーマンスがあれば十分でしょう。
76点道場にて

19日(水)

Le Paradou Blanc 2005
ル・パラドゥ ブラン 2005
(Le Paradou?)
(ル・パラドゥ?)
Blanc
Vaucluse (VdP)
ヴォークルーズ (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,1502007/11/30 カーヴ・ド・リラックス リラックス
 本日の夕食は、ブリのアラと大根の煮物、 エビコロッケ。 というわけでワインは白をチョイス。 このワイン、 表/裏ラベルからはワインの素性が全くわからない(ヴォークルーズのVdPであることは販売店のサイトで調べた)。 こういうのってどうなんでしょ? ショップ兼インポーター直輸入のワイン、かつ独自の銘柄みたいなんで、 フランスの表示義務に従う必要は無いんだろうけど、 飲む側からすればなんか楽しみを奪われているようであまりグッと来ませんな。
 さて抜栓。色はやや薄めで、どちらかというとサラリと軽いかのような見た目。 香りはなかなか華やか。まずリンゴのようなフルーツ香がパーっと来て、 それ以外にもユリ(カサブランカ?)の花のような香りもある。 「こりゃエエわ」と口に含むと、良く言えばシッカリ系、悪く言えばドンヨリ系。 甘味とコクがタップリで、酸味は少なめで、アルコール度数も高そうで、 なんだか樽香の無い南米産のワインみたい。
 品質自体は高いんだと思うけど、こういうワインって杯が進まないのよねぇ。 というわけで、半分近くも残ってしまいました。 これくらい強いワインだと、明日も全く同じ感じだと思われます。
72点道場にて

16日(日)

Les Brulieres de Beychevelle 1998
レ・ブリュリエール・ド・ベイシュヴェル 1998
Ch. Beychevelle
シャトー・ベイシュヴェル
Rouge
Haut-Medoc
オー・メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,1002007/11/30 カーヴ・ド・リラックス ファインズ
 本日の夕食は、牛モモ肉のステーキとスパゲティ・ミートソース。 ワインは、そこそこ名門ドコロのセカンド、そしてそこそこ熟成も味わえそうなヴィンテージ。 それが2000円くらいだったら安いかなぁ、と思って買ったんだけど、 実はわずか数ヶ月前にハーフと稽古済み。 まぁそこそこの評価だったみたいだけど、気持ち的にはちょっと「やっちまった」感あり。
 さて抜栓。コルクは、銘柄、AOC、ヴィンテージすべて印刷されていて、 かつ液面に触れる部分だけビロードのように色づいていて、とってもバッチリ。 こういうコルクって良いよね(左写真)、一気に期待が高まるってもんです。
 ワインの色は、9年も前のものとは思えないくらいしっかりした紫色で、 エッジの部分にのみわずかにオレンジがかった雰囲気が感じられる。 このあたり、ハーフとはかなり印象が異なるみたい。 ハーフの方が熟成が早いと言うけど、確かにそうかも。 香りは、そこそこ熟成感があって、消し炭や煮豆ってところはハーフと同じ。 違いは、アクリルのぬいぐるみは無くてカシスのようなフルーツ香がまだ生きてる、って部分。 こりゃ良いかも・・・って口に含むと、残念ながら味は(ハーフと同じく)とっても軽め。
 時間が経ったら開くかと思い、チビチビ飲んだ。 結果、別に開いたわけじゃないんだろうけど、自分のほうがこの軽さに慣れたみたいで、 そんなに物足りなさは感じなくなった。
 そこそこお手軽な値段で、そこそこ熟成したワインを楽しめる。 ハーフよりは熟成がゆるやかみたいで、まだまだ若さもあって良いんだけど、 全体的な軽さが残念。
77点道場にて

15日(土)

 本日は、プチ師範代の保育園時代のご学友、Yくん宅でクリスマス会。 今はそれぞれ別の小学校/保育園に通っているんで、昔話に花が咲いて。 大人7人、子供7人の大宴会だけど、飲む人は4人。

Saint Romain 2005
サン・ロマン 2005
Maison Ambroise (Bertrand Ambroise)
メゾン・アンブロワーズ (ベルトラン・アンブロワーズ)
Rouge
Saint Romain
サン・ロマン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,6002007/11/30 カーヴ・ド・リラックス ラック・コーポレーション
 ワインを飲む順番は料理の流れに合わせて・・・なーんてんじゃ無くて、 手近にあったところから・・・という極めて一般の飲み会的なお作法で。 というわけで、まず最初は師範が持参した赤から。 造り手は、モダンな造りで師範的には好評価なメゾン・アンブロワーズ。 先月もボーヌの1級畑を飲んで大満足したばかり。 今日も良い仕事をしてくれることを期待して。
 色は、グラスや光が普段と違うのでちょっと怪しいけど、 ブルゴーニュとしてはかなり濃い目に思えた。 香りは、期待通りのフルーツ香、それと(この造り手としてはやや弱めな)甘い樽香。 ここまでは良い方に想像通り。 残念なのが味。このクラスでも2005年産だとまだ若いのかなぁ、 渋味が顕著でなんとなくギクシャクした雰囲気。 グラスが小さめなんでそう感じちゃう気がしないでもないけど。
 とはいえ2,600円と思えば腹が立つほどでもなく、 いつも好成績の優等生なんで、ってことで高いパフォーマンスを期待しすぎた感じ。 師範とKちゃんのパパ、ほとんど二人で飲み干し。
78点Yくん宅にて

Cruz Garcia Real Sangria Blanco (N.V.)
クリュツ・ガルシア レアル・サングリア 白 (ヴィンテージ無し)
Domeco Wines
ドメコ・ワインズ
Blanco
(Espana)
(スペイン)
(Yくん家から)
 2本目はワインというよりカクテルベース的に開けられたもの。 リンゴとかキウィとかが入れられたグラスに、このワインと氷を入れてという飲み方で。 というわけでストレートでは飲んでおりません。
 色は普通の白ワインとあまり違いのない色。 香りが特徴的。ラベルにはオレンジなんかの柑橘類の絵が書かれて、 実際その含有量が多いんだろうけど、一番最初かつ一番強く感じるのはジンジャーの香り。 味は当然かなり甘いんだけど、良くできたものでジンジャーの香りがあるおかけで、 あまり甘ったるくは感じない。
 へぇ〜って感じ。 フルーツ入れて氷入れて、夏の海辺でパラソルの下で、ってのにいかにも合いそう。 一人で1本は辛い飲み物かもしれないけどね。 主に女性陣(Kちゃんママ、Yくんママ)にて消費されておりました。
(69点)Yくん宅にて

Chablis 2006
シャブリ 2006
Dom. Bernard Defaix
ドメーヌ・ベルナール・ドゥフェ
Blanc
Chablis
シャブリ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(Yくん家から) 成城石井
 Yくんのご両親はチーズ・フォンデュのベース作りに悪戦苦闘されております。 固まっちゃうんだよね、上手くやらないと。 というわけでここで白でございます。 モノは、1999産と稽古経験ありのシャブリ。 特に冷やされてはおらず、ほぼ常温での抜栓。 常温のシャブリを飲むのは正直初めてかも。
 色は・・・覚えてません。 香りは、いかにもシャブリらしいミネラルっぽいというか鋭利な感じの香りと、 前のサングリアにも負けないレモンっぽい柑橘類の香り。 やっぱり温度が高いと香りの出方的には有利に働きますな。 味は、甘味なんかほとんど無くて酸とコクで飲ませるタイプ。 冷やしてたら金属的に感じられそうな雰囲気だけど、温度が高いのでなんとなくまろやか。
 いやー、怪我の功名というか、 「白は冷やすべき」という先入観を覆してくれました。 ある程度はチーズ・フォンデュに使われたのかな? それ以外はこれまた師範とKちゃんパパで飲み干しであります。
72点Yくん宅にて

Chateau Le Rondailh 2006
シャトー・ル・ロンデール 2006
Ch. Le Rondailh
シャトー・ル・ロンデール
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(Yくん家から) 成城石井
 このワインもホスト役のYくん家に用意して頂いております。 Yくんのパパは残念ながらアルコールはほとんど飲めない方ですが、 ちゃんと用意して頂いてありがたい限りでございます (ママは飲めます)。 どちらも、成城石井の売れ筋商品から選んで来られた、とのこと。 というわけで、初耳のボルドー赤との稽古でございます。
 色・味・香り、どれもあまり覚えてなかったりするテイタラクではありますが、 若いボルドーらしく、燻したような消し炭のような香りにストイックな味わいで、 それなりに存在感はあるんだけど、大人数でチビチビだと沈んでしまう雰囲気だったような。
 アルコール度数は13.5%と、ボルドーとしてはやや高めなんだけど、 そこまで発酵させずに少しは甘味を残したほうが良かったのでは、と。 ともあれありがとうございました>Yくん家
(67点)Yくん宅にて

Toscana Rosso 2004
トスカーナ・ロッソ 2004
Felsina
フェルジーナ
Rosso
Toscana (IGT)
トスカーナ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(Kちゃん家から) 成城石井
 最後の赤は、師範に負けず劣らず、 というか完全勝利な飲兵衛であるKちゃんパパにお持ち頂いたトスカーナ産の赤。 このワインを飲んでいる頃、 プチプチを除く子供らはYくんパパとMくんママにて公園に連れ出され、 とっても静かでありました。 やっぱり楽だよね、同じ年頃の子供を持つ人々で集まると。 それぞれに業務分担が出来て(師範の業務は単に『飲む役』ですが)。
 さてワインはというと、前のボルドーと比べるとやはりかなり人懐っこい、 というか険しさの無い雰囲気。 品種はサンジョヴェーゼがメインかな?カベルネも入ってるかも(全く根拠無し)。 濃い/薄いで言えばボルドーよりも薄いんだけど、 頼りない感じはしないのがナイス。
 時間的には前のボルドーよりかなり後になって開けたんだけど、 結果的にはこっちの方が無くなるのが早かったり。 やっぱりこういう席では軽く杯を重ねることが出来る雰囲気ってのが重要ですな。
73点Yくん宅にて

 食後は、Yくんパパの煎れる中国茶で。 お猪口みたいに小さな茶碗でちょっとずつ、かつ種類もいろいろ飲んで。 こういう趣味は酒飲みでも付いて行ける、というか、 なんかテイスティングみたいで楽しゅうございますな。 酒と違って飲んでも飲んでも酔っ払わないのも良かったり。

 というような会でありました。 皆さんお疲れ様、次回は道場で。


13日(木)

Padico! N.V.
パディコ! (ヴィンテージ無し)
(Les Producteurs Reunis)
(生産者組合)
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\5002007/11/17 カルフール南町田店 モトックス
 本日のワインも昨日に引き続き500円の激安ワインを。 造り手は南仏のどっかの農協、品種は不明の白。ボトルの底もほとんど凹んでなくて、 いかにも安ワインといった風情。 ちなみに料理は、鶏のクリームシチュー。 こういうワインこそ白ワイン、それもちょっとコッテリ系が合うと思うんだけど、 本日はなんとなくの成り行きで思いっきりサッパリしてそうな白を。
 色はやや薄め。でも、無色に近いってほどじゃなくて、そこそこ普通に白ワインの色。 香りも弱め。傾向としては、古今東西白ワインに共通した香りの最小公倍数を選び出して、 かつそれを薄めたような、良く言えば極めてニュートラル、悪く言えば何の特徴も無い香り。 味も当然のように軽い。酸味も控えめで甘くも無くて、コクがあるわけでもない。 でもそのおかげで1時間ちょっとで軽く飲み干し。
 典型的な安白ワイン、というかあまりに典型的に過ぎる安白ワイン。 でも、別に不味いわけじゃないんだよね。 1本500円と思えばまぁ腹は立たないというか。 結婚式とか忘年会新年会とか、 そういう「どういう味わいか」なんて考えない集まりだったらこれで十分と思う。 でも、師範はもう買わないとも思う。
66点道場にて

12日(水)

Santa Helena "Gran Vino" Cabernet Sauvignon 2006
サンタ・ヘレナ "グラン・ヴィーノ" カベルネ・ソーヴィニョン 2006
Vinos de Chile
ヴィーノス・デ・チリ
Tinto
Central Valley (Chile)
セントラル・ヴァレー (チリ)
\5002007/11/17 カルフール南町田店 アサヒビール
 本日のワインは、久しぶりに500円の激安ワイン。 道場におきましては、別に舌が奢ったわけでもフトコロが豊かになったわけでもないけど、 なんだか最近このクラスの登場回数が低い。 理由のひとつには、やっぱり「新規物件があまり売られてない」ってことかな。 チリ産だからユーロ高はあまり関係ないと思うけど(チリの通貨レートがどう変化しているかは知りません)、 一時期のワインブームが去って、こういう激安系は減ってきているような気がする。 その点、 このワインを買ったカルフールはまだ 「ワインを底辺から根付かせよう」という意気込みが感じられて好印象。
 色は、南米産のカベルネらしくストレートに濃い紫色。 香りは、ちょっと煙たいというか正露丸みたいというか、 そういう香りの向こうに青臭い感じがあって、 そのまた向こうにプラムとかみたいな酸味系の果物の香りがある。 複雑といえば複雑だけど、前面に出ている香りはそんなに歓迎されるものではなかったり。 味はやや軽め。色や香りからするとちょっと拍子抜けだけど、 値段を考えると健闘しているほうかも知れない。
 とりわけどうということは無いっちゃ無いんだけど、 香りもちゃんとあって雑巾臭くも無いし、 味にも変な感じは無いんで、500円ワインとしては上出来な部類に入るような気がする。
69点道場にて

9日(日)

Julis Chardonnay 2006
ジュリス シャルドネ 2006
Axel und Herta Stiegelmar
アクセル・ウント・ヘルタ・スティーゲルマール
Weiss
QbA
QbA
Burgenland (Austria)
ブルゲンラント (オーストリア)
(師範母より) ハンドキャリー
 本日の夕食はすき焼き。 肉か魚かで言えば肉、赤か白かで言えば赤が合いそうなメニューなんだけど、 「鍋物」ってぇと白が飲みたくなるんですな、それも清酒っぽいのが。 というわけでチョイスしたのは、この秋に師範母がドイツ/オーストリアへ旅行に行った際、 お土産に買ってきてくれたオーストリア産の白。 10月に稽古したリースリングと一緒にもらった物。 普段の師範の嗜好とはちょっと違って、やや甘めで清酒っぽいのを期待して。
 色は、照りがあって若々しい黄緑色。 香りは、産地で言うとシャブリのような、ミネラルっぽさと柑橘系の香りが強い。 (プチプチ師範代曰く『梨のにおい』らしいけど)。 味は、糖分が多い少ないで言えば多くなく、甘くはない。 でも、なんとなく雰囲気が甘いというか、酸味にまとわりつく甘味が感じられて、 そういう雰囲気はアルザス産のよう。
 というわけで、「日本酒的な甘いワイン」ではなくて、 フルーティで白ワインらしいワインだったけど、飲んでみるとこれはこれでオッケー。 なかなかおいしゅうございました。
76点道場にて

8日(土)

 本日はプチ師範代が通う学童保育の子供まつり。 ここんとこ週末に子供がらみの行事が無かった週はありません。 ま、親は大変だけど子供が楽しそうだから良いっか。 50円、100円、200円といった値段でゲームが出来たり食べ物が買えたり店番したり、 お金を使う要領を覚える良い機会でもあるし。

Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2004
ブルゴーニュ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2004
Dom. Joseph Voillot
ドメーヌ・ジョセフ・ヴォワイヨ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8002007/11/30 カーヴ・ド・リラックス JALUX
 本日の夕食は、トンカツ(ヒレ)&チキンカツ(モモ)。 付け合せは、肉じゃがとルッコラのサラダ。 ルッコラは道場の庭で採れた物で、葉の色は深緑、チリチリに縮れて厚みがあって 「これって野草?」ってくらいたくましく育ってます。 ワインは、白っぽい肉料理ってこともあってかなり軽そうなACブルゴーニュをチョイス。 ヴィンテージも軽いのが多い2004年、 ボトル自体の色も薄いのか、ボトル外から見たらまるでロゼみたいな薄さ。 薄くても出汁風味の滋味深いワインを期待して。
 グラスに注いで見ると、色はそう極端に薄いわけじゃなく、 ACブルゴーニュとしてはまぁ標準的と思える濃さの赤紫。 ちょっとエッジに朱色がかったグラデーションがあって、2004よりも古いかのような見た目。 香りのボリュームは弱め。ツンッとした鋭さがありながら熟れたイチゴのような果実香と、 新品のソファーのような革の香りで、ブルゴーニュでも南の方な雰囲気の香り。 味は、想像通り軽め。トゲトゲしさや重い渋味は無くて、熟成ワインのような丸みがある。 で、滋味深いかといえば残念ながらそこまでは行ってなくて、 「地味ながら滋味がある」って程度。
 抜栓後時間が経つと、香りにおしろいのような雰囲気が入って案外複雑に。 味わいも甘みが出てきて開いた感じ。
 抜栓直後はちょっと弱すぎな気がしたけど、徐々に開いてそこそこ楽しめるワインになった。 ブルゴーニュって、こういう変化が楽しいんだよね。 とはいえ開き方はまぁACブルゴーニュの範囲内ではあるけど。
75点道場にて

7日(金)

Buzet 1998
ビュゼ 1998
Baron d'Albret
バロン・ダルブレ
Rouge
Buzet
ビュゼ
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\1,2802007/11/13 QUEEN'S ISETAN 品川店 マルカイ・コーポレーション
 本日のワインは、なんの変哲もなさそうな普通の赤ワインだけど、ヴィンテージは9年前の1998年。 最近こういう「なぜか古い」ワインを良く見かけます。 結構バクチだったりするんだけど、 そもそも値段がそんなに高くないし、意外とバクチも当たったりするんで、 見かけたら思わず買っちゃったりしてます。 ちなみに料理は、ブロッコリーとプチトマトのサラダ、馬刺、鶏軟骨の唐揚、ハンバーグ、ポテトの焼いたの、 エビの揚げ物。豪華そうなラインナップだけど冷凍食品一掃の気配濃厚。
 色は、相応の熟成が感じられる赤紫+エッジ部分にレンガ色。 香りは、まさしく熟成ボルドーのソレっぽい。 ま、マイナー・アペラシオンではあるけどボルドーに違いはないし、 品種がカベルネ・ソーヴィニョン&カベルネフラン&メルローなんで、ある意味当然かも。 香りのボリュームもなかなかなもので、コレはアタリかも!と期待がよぎる。 で、口に含むと残念ながら軽めの味わい。 ここで相撲取りのようなドッシリ感のある味わいだと文句なしなんだけど、 実際はフェザー級ボクシング選手のような軽やかさ。
 とはいえちゃんと熟成したワインには間違いなくて、 こういう枯れ系が好きな方には相当コスト・パフォーマンスの高いワインかも。 軽い味わいが奏功してか、どんな食べ物にも違和感なくスルスルッと飲み干し。
74点道場にて

5日(水)

Fita Azul Reserva Seco N.V.
フィタ・アズール レセルバ セッコ (ヴィンテージ無し)
Borges
ボルゲス
Espumoso
発泡
(Portugal)
(ポルトガル)
\1,2812007/10/16 みちのく岩手のワイン屋 竹澤 木下インターナショナル
 本日は師範代の誕生日、おめでとうございます。 というわけで料理は、手間がかからず豪華に見える手巻き寿司。 寿司種はマグロ(中トロ/赤身/中落ち)、マダイ、ブリ、サバ、タコ、梅肉とか。 相手が純和食の魚料理ってことで、ワインは泡モノを。 お国はポルトガルで、瓶内二次発酵(シャンパン方式)で、 品種はゴウベイオ種/マルヴァジア種/コテガ種/ラビガト種らしい・・・ってかどれも知らん品種。
 色は普通に薄めな麦わら色。泡立ちはなかなかたっぷり。 香りは、まるでシャンパーニュかと見まがうリンゴの果実香、飴っぽい甘やかさ、パンみたいなイースト香。 こりゃお買い得かと口に含むと、瞬間は香りと同様シャンパーニュ風だったんだけど、 後味にエグミというか粗い感じがあって、やっぱりちょっと田舎ワインな雰囲気は隠せないか。
 悪くは無い、というかこの値段のスパークリングとしてはかなりイケてる部類に入ると思う。 ただ、ポルトガルのワイン全般に感じる田舎っぽさというか詰めの甘さが残念。 安ポルトなんかにもあるんだよね、そういう雰囲気。
73点道場にて

2日(日)

Bourgogne Passetoutgrain 2002
ブルゴーニュ・パストゥグラン 2002
Jayer-Gilles
ジャイエ・ジル
Rouge
Bourgogne Passetoutgrain
ブルゴーニュ・パストゥグラン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,9802007/11/17 カルフール南町田店 ラック・コーポレーション
 本日の夕食は、フライパンで作るお手軽ローストビーフ。 肉は豪州牛のモモ肉(100g 198円)を使う、お財布的にもお手軽なものだけど、これが結構美味い。 ポン酢が基本だけど、ゆず胡椒なんか付けても良いですな・・・って、 ローストビーフというより牛タタキですが。 ともあれワインは、以前は一世を風靡?した造り手、ジャイエ・ジルの最廉価版、 ブルゴーニュ・パストゥグラン。 当道場でも1994産1998産2000産と稽古済み。 オート・コートとかは今でも4,000円以上するんでイマイチ手が出ないけど、 パストゥグランなら稽古範囲内、懐かしくなって購入したもの。
 色は、非常にキレイな赤紫色で、エッジの部分がほんのりオレンジ。 2002年っつったらもう5年も昔なんですな。 香りは、「え!これがパストゥグラン?」なある種のピノっぽさ。 ケモノみたいな香りがあって硫黄っぽさもバンバン、かなり男性的な雰囲気。 味はかなり軽め。「渋味は来ないな、甘味は?酸味は??」と口の中での滞在時間を長くしても、 なんだかそのまま喉の奥に流れ落ちてしまう。 要するにサクサク飲めてしまうワインであります。
 力強く男性的な香りなのに軽い味わい。 香り吟醸なちょっと熟成したピノ・ノワールみたい。 パストゥグランだけどピノの比率が高かった年か、 あるいはガメイが熟成するとピノみたくなるのか。
75点道場にて

1日(土)

 本日午前中はプチ師範代が通う小学校の発表会。 なんだかんだで行事続きであります。 我々が小学校の頃は、親が学校に来る行事なんて年に一度の授業参観と運動会だけだったよなぁ。

La Grille Sauvignon Blanc "La Bestiole" 2006
ラ・グリエ ソーヴィニョン・ブラン "ラ・べスティオール" 2006
Frederic Brochet
フレデリック・ブロシェ
Blanc
Haut-Poitou (VDQS)
オー・ポワトー (ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・シューペリュール)
Loire (France)
ロワール (フランス)
\753 (単品価格 \1,092)2007/10/11 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 さて夕食のメニューは、骨付き鶏モモのオーブン焼き。 美味いよねぇ、鶏モモ。師範にとっての不動のご馳走メニュー。 この料理の皮目をパリッとさせるためにガス・オーブンは必須、 ってことでオール電化とかは眼中に無かった道場であります。 もう一品はタコとブロッコリーのサラダ。 こちらはプチプチ師範代にとっての最大のご馳走メニュー。 買い物に行くと必ず『タコは?』です。 さてさてワインは、送料込み6本セット4,980円の中の最後の1本。 同じ銘柄のワインで、造り手の違う?2005年産とはほぼ1年前に稽古済み
 色は普通、麦わら色とか黄金色ってんじゃなくて、もっとフレッシュなレモン色。 香り・・・これが凄い。1,000円以下でこのボリュームはちょっと珍しい。 野草のような青くて涼やかな香りと、南国フルーツのようなパンチの効いたフルーツ香が同居、 樽香なんか無くとも十分インパクトのある香り。 味は、ほんのりグレープフルーツのような苦味があって酸がしっかりしていて、 いかにもロワールのソーヴィニョン・ブランといった雰囲気。
 いやー、これは美味い。ロワールらしい雰囲気、華やかな香り、 これで1,000円程度というのは非常にお買い得。 というわけでお薦めであります。 宣伝しても一銭も儲からないけど、美味いもの情報の共有は善。 販売店のサイトから探して(まだ在庫は105本アリ)、ぜひお試しあれ! (コレみたいに一気に在庫が減るかしら?)
81点道場にて

前月分

by 師範