稽古日誌:2006年2月

 カリフォルニア大デイヴィス校の研究によれば (ソースは"YOMIURI ONLINE"のこのページ)、 「赤ワインとチーズ、実は相性が良くない!?」らしい。 その根拠として、「チーズを食べると赤ワインの微妙な香りがわかりにくくなり、 高価なワインと安価なワインの区別がつかなくなる」からだそうな。
 いやわざわざ研究せんでもそりゃそうでしょ。というか、 チーズに限らず味や香りの強いものと一緒にワインを飲むと、 ワインの微妙なトコロは感じ取りにくくなるわけで。 で、じゃあ相性が悪いのかというとそうじゃなくて、 一般に「相性が良い」ってのはそれぞれの要素が馴染むことを言うのでは? 変なトコロが突出した(例えば酸味が強すぎるとか)ワインに合わせてチーズを食べると、 ずいぶんマイルドな感じになって良かったりするし。 他の例で言えば、師範は「アンパンと牛乳は相性が良い」ことを確信しているけど、 これは別に牛乳の香りが華やかになるわけでもアンパンの甘味が際立つわけでもないでしょ?
 というわけでこの研究結果、造り手とかワインマニアとか、 ソッチ側の論理に聞こえてしまうわけであります。 高価なワインと安価なワインが同じになるんだったら安ワイン者には大歓迎なわけですよ。

翌月分

26日(日)

Vino Nobile di Montepulciano "Fassati" 1998
ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ "ファッサーティ" 1998
Pasiteo (Fazi Battaglia)
パジテオ (ファッツィ・バタグリア)
Rosso
Vino Nobile di Montepulciano
ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\1,8622006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 N氏宅から帰宅したら、 郵便受けに「プチプチ師範代がプチ師範代と同じ保育園入園内定」の通知あり。 これで師範代は春から職場復帰が可能、いやーめでたいめでたい。 ということで、プチお祝いってことでちょっと良いワインをチョイス。 選んだのはイタリアはトスカーナの高級格付け、 なぜか道場初登場のDOCであるヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ。 在庫処分だったかで3割引きで売られていたもの。 ちなみに食事は、トンカツ、ブロッコリーとトマトとツナのサラダ、キュウリのスティック、 素麺。・・・って今の時期の夕食に素麺て。プチ師範代のリクエストだったわけですが。
 色は、そこそこ熟成したワインらしい、ちょっと小豆色がかった濃紫色。 細かな澱があるのか、最初の一杯からやや濁った感じ。 香りは、イタリアらしい人懐っこい油粘土みたいな香りに、桜餅のような香りと桜材の家具のような樽香がプラス。 なかなかどうして良い感じの香り。 味は、優しく大人びた雰囲気である反面、 やや平板でなけなしの渋味だけが目立っている感じは否めない。 もう少し甘味とか酸味とかが頑張ってくれてたら良かったんだけど。
 抜栓後時間が経つと、残念ながら更に痩せていく一方。昨日のブルゴーニュとは違って、 このワインはちょっと前あたりがピークだったような感じ。
 とはいえ1,000円台でこういう香りが良くて落ち着いたワインが飲めるのはある意味幸せ。 特に、食後にチーズ(パルミジャーノ・レジャーノ)と合わせたら、 その欠点を補って相当良い感じになってくれたし。
78点自宅にて

25日(土)

 本日は、知り合いのN氏が自宅を建てたので、その新築祝い。 良いっすねぇ、バスコート付きのお風呂は。もう極楽極楽。 で、「お祝い」ってことでちょいと良さげなワインも持参。 飲む人はN氏と師範の2人だけ。

Mandois Cuvee de Reserve Brut N.V.
マンドワ キュヴェ・ド・レゼルヴ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Henri Mandois
アンリ・マンドワ
Champagne
発泡
Champagne
発泡
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,7802005/12/15 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 まずは何は無くともシャンパーニュでしょう、ってことでコレを持参。 あまり名前を聞かないネゴシアン物だけど、アシェット・ガイドで2つ星、 ヒュー・ジョンソン翁も『2005年に注目のシャンパン醸造栽培業者』と言ったらしい。 品種は、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ30%、ピノ・ノワール30%というブレンドらしい。 まぁそういう氏素性がどうの、ということではなくて、 「稽古範囲内のシャンパーニュでまだ飲んで無いもの」 という甚だ本質には関係ない理由で選んだわけだけど。
 色は淡い黄銅色、泡のキメも細かくていかにもシャンパーニュ。 香りは、フレッシュさは中くらい/熟成感も中くらいな感じ。 プチ師範代曰く「梨とリンゴとブドウの匂い」だそうな。 師範には僅かに味噌やパンっぽい香りが感じられたんだけど、プチ師範代には「しない」らしい。 味は、やや酸がしっかりしている感じはするけど、バランス良くてこちらもいかにもシャンパーニュ。
 とりわけ目立った個性はないけど、 「シャンパーニュはこうあるべき」と期待する内容をキッチリ持っている。 間に風呂に入ったりしてゆっくりのんびり飲んだんで、 後半はかなり泡も抜けちゃってたけど、それでもあまり寂しい感じはしなかったし。
77点N氏宅にて

Chambertin Clos de Beze 1998
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ 1998
Dom. Moillard
ドメーヌ・モワラール
Rouge
Chambertin Clos de Beze (Gevrey Chambertin Grand Cru)
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ (ジュヴレ・シャンベルタン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\6,2792005/09/29 かわばた酒店 明治屋
 本日のメインがコレ、過去ハズしたことのない畑、 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(当たり前か?)。 造り手は知らない人だけど、 ロバート・パーカー氏4つ星ということらしい。 6,000円超のお値段は「安ワイン道場」としては大きく破戒価格だけど、 そんな造り手による特級中の特級畑がこの値段であれば買いかな、と思って買って、 なかなか飲む機会なく今に至ったワイン。さて吉と出るか凶と出るか?
 さて抜栓。コルクの裏はジットリと紫色になっていて、 コルクの匂いも良いブルゴーニュ感バッチリでまずはひと安心。 香りを嗅いで「アタリ」を確信。やや熟成感のある、 ジャムにした木イチゴのような香りに雰囲気の良い革の香り、 それにクタッと枯れて木を感じない樽香がプラス。 いいぞいいぞと口に含むと、酸味や甘味に比べて頑丈な渋味が目立つ味わい。 マンガのふきだしみたいに、丸い形状に一本だけ大きな角が生えている、そんな渋味。
 時間が経つとor温度が上がると開くと思って、途中で下のワインも開けながらゆっくり飲んだけど、 全体の雰囲気はやや好転したものの渋味の頑固さは抜栓直後のまま。
 美味いには美味い。でも期待はもう少し上だったんだよなぁ。 この渋味がおとなしくなるためには、あと5〜6年は寝かせる必要があるのかも。 高級ワインっつーは金だけじゃなく手も掛かりますな。
83点N氏宅にて

Cassegrain Hastings River "bio-dynamic" Reserve Chambourcin 1996
カッセグレイン ヘイスティングス・リヴァー "バイオ・ダイナミック" リザーヴ シャンブールサン 1996
Cassegrain Vineyards
カッセグレイン・ヴィンヤーズ
Red
(Australia)
(オーストラリア)
\1,2002006/01/09 日進ワールドデリカテッセン 本坊酒造
 3本目のワインは、そこそこメートルも上がっているだろうからお手頃価格で、 かつダラダラ飲んで楽しそうなワインを持参。 オーストラリア産のワインで10年も経ったのってのは珍しいしね。 このワインは、販売店で試飲して、いい具合に熟成しているのを確認済みで買ったもの。 難しく考えずに(というか難しく考える脳味噌は残っていない状態)飲めるヤツ、 という軽い気持ちで持参したわけですが・・・
 で、これがアタリ。香りもパーっと華やかで、渋味も穏やか、甘酸っぱくまぁるい味わいで、 とってもいい感じに熟成している。 最初の一口を飲んだ時は、 「今飲むんだったらコッチの方が美味いのかも」と思ったくらい。 飲み進めると、奈良漬っぽい熟成感がやや気になったりするけど。
 手頃な値段で買える熟成ワインが飲みたい向きには力いっぱいお薦めできるワイン。 肝臓が追いつかず、1/3くらい残した時点で沈没してしまったのが残念。
(80点)N氏宅にて

 ってな感じで、ホームシアターでオリンピックなんか見ながら、いつの間にかご就寝。


24日(金)

Travitana "Old Vines" Monastrell 2004
トラビターナ "オールド・ヴァインズ" モナストレル 2004
Travitana (Bodegas Murviedro)
トラビターナ (ボデガス・ムルビエドロ)
Tinto
Alicante
アリカンテ
Alicante (Espana)
アリカンテ (スペイン)
\9412006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 本日のワインは、昨日と同じ造り手だけど産地が違うもの。 販売店で「勝手に試飲どうぞ」の中にあった一本で、 結構イケるという確信を持って購入してきたもの。 先週飲んだバレンシア産よりもちょっと良い値段(と言っても1,000円以下)なんで、 それ以上の内容を期待したいところ。
 色はかなり濃く、ストレートな紫色。 香りは、およそ3桁のワインとは思えないボリュームで、 ミシッと濃い果実香とアメリカン・オークらしい派手な樽香が顕著。 「コレはイケる!」と思って口に含むと、固いんだなコレが。 一番顕著なのがガッシガシの渋味。あと、アルコール度数も14%と高くて、 なかなか杯が進まない進まない。
 コストパフォーマンスは高いと思う。近いところでは、安ウマで有名なカーサ・デ・ラ・エルミータみたいな感じ。 ただ、今飲むにはちょっとキツ過ぎる感じは否めない。 試飲で好印象だったのは、抜栓後時間が経っていたからかな? ・・・というわけで、安くてガツンと濃いワインがお好きな方にはお薦め、 と言いたいトコロだけど、カツミ商会が輸入しているワインってあんまり普通の販売店では見ないんだよなぁ。 業務卸がメインなのかな?
73点自宅にて

23日(木)

Murviedro Vino Blanco 2005
ムルビエドロ ヴィーノ・ブランコ 2005
Bodegas Murviedro
ボデガス・ムルビエドロ
Blanco
Valencia
バレンシア
Valencia (Espana)
バレンシア (スペイン)
\7512006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 帰宅が遅くなり、かなり深夜の抜栓。 というわけでビールとか焼酎とかでお茶を濁して今日はワインは抜栓しないつもりだったけど、 料理がカレイの煮付け/鶏とキュウリとトマトの棒々鶏風サラダ/ハム入りニラ玉という プチ豪華版が置いてあったんで、意を決して飲むことに(って、そんな大層な決意では無いですが)。 選んだワインは、先週飲んだ赤と同じ造り手の白。 先週のはレセルバ/今週のは廉価版、内容から考えても先週のは値付けが間違ってるのかも。
 色はほとんど無色。ちょっと日に焼けた半紙みたいな色合い。 香りはかなり弱め。でも、クチナシの花みたいな涼やかで凛とした香りがあるのは好印象。 味は、色や香りからの印象を裏切ることのない、軽くて平板な感じ。 でも、小さいワインは小さいなりに体裁を整えているというか、 サクサク飲めてスイスイ入ってくる。実際1時間ちょっとで飲み干した。
 一般的には微妙にシャレてるけど微妙にヘタレ、そういうワインだと思う。 ただ、夜遅くに抜栓して飲むワインとしては、こういうのは帰って好都合かも。
71点自宅にて

22日(水)

Bourgogne Cote Chalonnaise "La Tour Rouge" 2002
ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ "ラ・トゥール"ルージュ" 2002
Les Vignerons Reunis a Buxy
レ・ヴィニェロン・レユニ・ア・ブクシィ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,0312006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 本日の料理は、豚肉と野菜の炒め物、エビ蒸し餃子、ニラと卵としいたけのスープ。 ワインは、ブルゴーニュでも南に位置するシャロネーズ地区の赤。 値段はお手頃ほぼ1,000円(そもそも1550円のものがセールで30%引きの上、ポイントカードで5%引き)。 師範ったらいつもこういう安ブルゴーニュに手を出しては玉砕しているわけで、 止めときゃいいものを毎度一縷の望みを託して稽古している。 叶わぬ願いと知りながらもしやもしやで・・・まるで「岸壁の母」の心境。
 色は、ボトルの外から見た感じではでは非常に薄いんだけど、 グラスに注いでみると案外しっかりした色で、やや朱色がかったキレイな赤紫。 香りは弱い。残念だけどかなり弱い。 抜栓後ちょっと時間が経つと、革っぽい香りが上がっては来るけど、それにしても弱い。 味は酸味が中心。味も香りも真っ正直な安ACブルゴーニュ。
 というわけで今日も岸壁に待ち人は来なかったわけですが。 でも、ブルゴーニュの良さって、ヘタレなワインでも積極的な不味さを露呈することは稀で、 あくまでも「つまらない」のレベルに留まるところにあると思う。 なーんてエコヒイキを露呈しちゃってるわけですけどね。
69点自宅にて

19日(日)

Sant'Orsona Pinot Cuvee Prestige Brut N.V.
サントルソナ ピノ キュヴェ・プレスティージュ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Fratelli Martini Secondo Luigi
フラテッリ・マルティーニ・セコンド・ルイジ
Spumante
発泡
(Italia)
(イタリア)
\9312006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 本日の夕食はおでん。おでんってのは、ワインとはかなり相性の悪いやつだと師範は認識。 おでんにあるあのほんのりゲロっぽい匂いがワインと合わない気がするんだよね。 ということで、ワインの中では広い社交性を見せることの多いスパークリング・ワインをチョイス。 モノはイタリア産で、 生産地とか、製法(シャンパン方式[瓶内二次醗酵]かシャルマー方式[タンク内二次醗酵]かとか)は不明。
 色はかなり薄め。本日はこの色にソックリなモノを発見、 それは「おでんの大根で、まだあまり味の滲みてないやつの中心部分」くらいの色 (って全然判りやすくはなってないですが)。 泡のキメは粗く、炭酸飲料のような泡の出方。 香りはそこそこボリュームはある。ただ、いわゆるシャンパーニュみたいな複雑さは無くて、 シンプルな白ワインみたいに単純な柑橘類の香りがほとんど。 味は、やはりちょっとキンキンしている。ベタな甘さが無いのは好印象だけど、 スパークリング・ワインとしては「やっと及第点」に近い。
 とはいえこの値段だからね。 アルコール度数あたりの単価で考えればビールとそう大きな違いは無かったりするわけで、 そう考えると少なくとも損した感じはない。 やっぱり安ワイン者にとって安さは最大の武器ですな(って当たり前すぎ)。
69点自宅にて

18日(土)

Bourgogne 2002
ブルゴーニュ 2002
Jacques Cacheux & Fils
ジャック・カシュー&フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,9002006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 本日の夕食は、プチ師範代のリクエストによりすき焼き。 ワインは師範お気に入りの造り手、ジャック・カシューのACブルゴーニュ。 2000年に1996産と、 昨年1998産と稽古して、いずれも好印象 (全部買った店は違うけどみんな2000円弱)。 1998産はちょっと遅すぎた感はあったけど、今回は2006年に2002年産をだから、 1996産の時に近いのかな、ということで期待大。
 色は、ACブルゴーニュとしてはやや濃い目の赤紫。照りもあってネットリ感もあってなかなか良さげ。 香りは、期待したほどには強くない。 要素的には、梅とかプラムみたいな(肛門みたいに)キュッと口をすぼめるタイプの果実香。 残念ながら樽香はほとんど感じない。 味も、香りの印象に同じく、酸味がメインでキュッと口をすぼめるタイプ。 キレイではあるけど厚みに欠けて、良く言えば上品、悪く言えばヘタレな味わい。
 もうちょっと上のパフォーマンスを期待したんだけどなぁ。 これだと凡百のACブルゴーニュと大差無い内容と言わざるを得ない。 もちろん価格も凡百のACブルゴーニュと大差無いんで、そう多くは望めないわけだけど。
73点自宅にて

17日(金)

Murviedro Vino Tinto Reserva 2002
ムルビエドロ ヴィーノ・ティント レセルバ 2002
Bodegas Murviedro
ボデガス・ムルビエドロ
Tinto
Valencia
バレンシア
Valencia (Espana)
バレンシア (スペイン)
\7512006/02/12 関内 サンタムール カツミ商会
 本日のワインはスペイン産の赤。 この造り手のワインは、2年ちょっと前に別銘柄と稽古済み、 結構好印象だった模様。今日のワインは格上のレセルバなんで、きっとイケているはず。 ちなみに料理は青椒肉絲と湯豆腐&小松菜のおひたし。 師範の場合、湯豆腐や冷奴を赤ワインに合わせる場合は、鰹節は使わず摺りゴマにする。 やっぱり魚フレーバーの強い鰹節は赤ワインには合わないことが経験上実証さえているから。
 さて抜栓。色は「欧州産の濃いワイン」として標準的な色。 2000円くらいのボルドーの色、といった具合か。 香りは思いのほか良い感じ。 ちょっと樽香が派手目ではあるけど、それに対してそんなに遜色ない果実香がジワッと来る。 スペイン語で書かれた裏ラベルによれば、香りは「バニラ・タバコ・カカオ」らしい。 なるほど仰るとおりの香りのラインナップ。 味も、「熟成」ってほどじゃないけど、要素は豊富でそれぞれにすこし丸くなっていて、 さすがレセルバって感じ。
 スペインにありがちなワルな感じがあまりなくて、 この値段と思えばかなりビックリするくらい高品質なワイン。 今回この造り手のワインは、白と別地域の赤も買った(というより気がついたら買っていた、って感じ)。 先鋒が良い感じだったんでそれらにも期待出来るかも。
78点自宅にて

15日(水)

Domaine des Soulie (Blanc) 2004
ドメーヌ・デ・スーリエ (ブラン) 2004
Dom. des Soulie
ドメーヌ・デ・スーリエ
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,0002006/01/09 カーヴ・ド・リラックス リラックス
 本日の夕食は、サーモンの香草焼き、アサリとトマトのワイン蒸し、ニラ玉ベーコン。 ワインは、二日連続でラングドックの2004年産白。 ラベルには"Vin issu de raisins de l'agriculture biologique (ブドウはバイオ農法で栽培)" というようなことが書かれており、最近流行の「自然派ワイン」ということらしい。
 色は、昨日のワインと比べればかなり濃く赤みの強い色合い。 香りは・・・残念ながら鼻からはほとんど感じられない。唯一あるのは水道水のような、 決して心地よくない香りのみ。 口に含むと、なんだかやけに熟成したような香りが拡がる。 味は、軽いのにコクが有る。それも良い意味じゃなくて悪い意味で。
 普通にこのワインを飲んだら、師範的には「何らか劣化したワイン」と判断すると思う。 ただ、このワインが「ビオ」なワインで、そもそもこういうワインを意図して作られたんだとしたら、 師範の嗜好にはおよそ相容れない。 とりあえず「イレギュラーな事態でこうなった」ものと判断し、カッコ付きで点数表示。
(61点)自宅にて

14日(火)

Le Cercle du Vin "Cuvee Prestige" 2004
ル・セルクル・デュ・ヴァン "キュヴェ・プレスティージュ" 2004
Henri Miquel
アンリ・ミケル
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8802005/12/25 お酒のアトリエ 吉祥 ヴィレッジ・セラーズ
 本日はバレンタインデー。 師範には私のことを愛して止まない女性が3人もいるんで、 早めに家に帰って食事。 そんなわけで普通だったら休肝日にする火曜日なんだけど、「♪今日は特別スペシャルデ〜」 ってなことで飲むことに。 料理は鶏の唐揚げと温野菜のサラダ、ワインはラングドック地方の白をチョイス。 ラベルには"Specialement Selectionne pour Le Club Racine"の文字があるけど、 日本のインポーター「ラシーヌ」と何か関係あるのかな? (このワイン自体のインポーター自体は別のところだけど)。
 色は普通に薄め。レモンでもなく麦わらでもなく、といった色調。 香りのボリュームは結構ある。 沈丁花みたいな華やかな雰囲気があって、 「フランスの白ワイン飲んでんぞーっ!」という気分になれる香り。 味も、適度な酸味と僅かな甘味があって、ちょっと固さがありながらまずまずの印象。
 とりわけ強い個性はないけど、全体にバランスが良くスイスイと楽しめる白ワイン。 これが880円なら文句は無いところ。 やっぱり侮れないねぇ、南フランス。
72点自宅にて

12日(日)

Beaune Premier Cru 2000
ボーヌ・プルミエ・クリュ 2000
Dom. du Ch. de Meursault
ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー
Rouge
Beaune 1er Cru
ボーヌ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,0002006/01/09 カーヴ・ド・リラックス リョーショクリカー
 本日の料理は、カボチャと豚バラの炒め物、小松菜と厚揚げの炒め物、鳥手羽先焼きで、 シメのご飯はおにぎり3種(カツオ昆布、明太子、梅)。 その後、ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)と干し柿をデザート代わりに。 塩気の多いチーズって、ドライフルーツとの相性が非常に良いけど、 干し柿との相性もバッチリ。 ゴルゴンゾーラよりもっと塩気の多いスティルトンとかロックフォールとかだともっと良いかも。 お薦めであります。 で、ワインは、ちょっと贅沢して道場稽古範囲ギリギリの2000年産ボーヌ1級畑。 造り手は「ハクション大魔王」に似た重くて大きいボトルを使うドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー。
 コルクはワインがキッチリ滲みていて、 キャップシールの側にはカビの生えているなかなかいい感じのもの。 色は、「2000年っつったってもう5年も前なのね」と再認識させられる、 ややオレンジがかった熟成感のある色合い。 香りはやや弱め。雰囲気は色と同じくちょっと熟成感のある動物香を中心としたもの。 味は軽め。正直言って1級畑の迫力は無いけど、キレイな雰囲気ではある。
 悪くは無いけど、3,000円という値段を考えるとやや力不足は否めない。 同じ造り手のACブルゴーニュあたりと大差ない感じ。 もう少し格付け/値段なりのプレミアム感が欲しいところ。 白はかなり良いんだけどね、この造り手。
73点自宅にて

10日(金)

Coteaux du Vendomois 2003
コトー・デュ・ヴァンドモワ 2003
Les Vignerons du Vendomois
レ・ヴィニェロン・デュ・ヴァンドモワ
Blanc
Coteaux du Vendomois
コトー・デュ・ヴァンドモワ
Loire (France)
ロワール (フランス)
\697 (単品価格 : \942)2005/12/15 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日の夕食は、 ハム巻きポテトサラダ、ブロッコリーとトマトとイカのソテー、 牛ステーキをちょっぴり。 ワインは赤でも白でも良さそうなメニューだけど、 在庫のバランスを考えて白をチョイス。 このワインは、6本セット4,980円(税込/送料込)の、これが最後の一本。 道場初登場のロワールAOCで、品種はシュナン・ブラン80%/シャルドネ20%とのこと。
 色は思いのほか濃い。ネットリ感は無くてサラリ、照りもなくてスッとしているんで、 液体が濃いというよりただ単に色合いが濃い、という感じ。 香りはほとんど無いに等しい。 やけに色が濃いことと、香りが全く詰まっていることから「もしかしてブショネ?」とも思ったけど、 口に含むとそこそこ香りが抜けるんで、明らかな劣化では無さそう。 味のバランスは悪くない。でもなんだかフレッシュさに欠けるような気がしないでも無い。
 これのワインが本来この状態だとすると、 まぁ値段相応でどうということも無い。 でも、 なんとなく師範にはこのワインは本来もっとパフォーマンスに優れたものであった可能性があるように感じる。 要するに「プチ劣化」してるんじゃないかな、と。
67点自宅にて

9日(木)

Farnese "Farneto Valley" Sangiovese 2004
ファルネーゼ "ファルネート・ヴァレー" サンジョヴェーゼ 2004
Farnese Vini
ファルネーゼ・ヴィーニ
Rosso
Terre di Chieti (IGT)
テッレ・ディ・チエティ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ (イタリア)
\1,1002006/01/09 日進ワールドデリカテッセン 稲葉
 本日帰りが深夜になったんで、ワインを1本開けるのはどうかとも思ったけど、 ここんとこ2日連続休肝日に続いて飲み会で、ワインを3日も開けてないのは 「安ワイン道場師範」としてはいかがなものか、ということで抜栓(言い訳が長い?スミマセン)。 料理はロールキャベツ(トマトスープベース)とポテトサラダ、 ワインは、南イタリアはアブルッツォ州のサンジョヴェーゼ。 この造り手のモンテプルチアーノ・ダブルッツォは以前稽古済みで、 あまりイケて無かった模様。品種やヴィンテージが違えば内容も違うことを期待して。
 色は南イタリアらしくかなり濃い。 少なくとも北(トスカーナとか)のサンジョヴェーゼとは随分雰囲気が違っているように思う。 ところが香りはいかにもサンジョヴェーゼで、 油粘土のような果実香(ってどんなだ?)がメイン。 口に含むと、樽の香りがそれなりに感じられる。 味は、良く言えば安イタリアとは一線を画す充実したボリューム感のある味わい、 悪く言えば田舎っぽい荒削り感が前面に出た味わい。 ポテンシャルはあって品質も良さそうなんだけど杯が進まない典型。
 というわけで師範的には「そこそこ」って感じの評価。 でもこのワイン、 (前回と同じく) 『ロバート・パーカー氏が絶賛して云々』 という宣伝文句で売られていて、それに釣られて買ったんだよね。 いっぱしの安ワイン者を自認している師範でさえそういう情報に踊らされるわけなんで、 氏のワインビジネスに与える影響力というのは恐ろしいものですな。
69点自宅にて

5日(日)

Chablis 1er Cru "Montmains" 2003
シャブリ・プルミエ・クリュ "モンマン" 2003
Louis Chevalier
ルイ・シュヴァリエ
Blanc
Chablis 1er Cru
シャブリ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,750 (3本よりどり5,250円)2005/12/10 やまや 洋光台店 やまや
 本日の夕食は寿司。ってったって自分で握ったわけでも寿司屋に行った訳でもなく、 魚屋で買ってきたもの( 今どき珍しく活気のある「松原商店街」で、マグロの解体販売やらでこれまた活気のある「魚幸水産」で)。 その他には、同じ店で買った刺身3点盛り(マグロ/カンパチ/エンガワ)とか、 ほうれん草のおひたしとか。 で、ワインはサッパリ系の白を狙ってシャブリで。 造り手の「ルイ・シュヴァリエ」は、「ラブレ・ロワ」や 「アントワーヌ・シャトレ」等、ビックリするくらいどうでも良いブランドを多数抱えるネゴシアン、 「コタン・フレール」の一ブランドらしい。 そういうマイナー造り手のメジャー一級畑、吉と出るか凶と出るか。
 色は結構しっかりしたレモン色。 香りは、いかにもシャブリとった感じの、ミネラルっぽさに溢れた雰囲気。 こうくると味は酸が利いててシャープで・・・ってのを想像するけど、 実際には酸味は弱くてなんだかボケた感じ。思いっきり拍子抜け。
 2003年の酷暑はこの北の地シャブリにも大きな影響を与えたのか、 なんだか焼けて酸のボケたワインになってしまっている。 良く言えば自然にありのまま/悪く言えば創意工夫が感じられない造り。
71点自宅にて

4日(土)

Yellowglen "Vintage" Pinot Noir Chardonnay N.V.
イエローグレン "ヴィンテージ" ピノ・ノワール シャルドネ (ヴィンテージ記載無し)
Yellowglen Vineyards
イエローグレン・ヴィンヤーズ
Sparkling
発泡
(Australia)
(オーストラリア)
\1,4492006/01/09 日進ワールドデリカテッセン ヴィレッジ・セラーズ
 本日の料理は寄せ鍋。 そういう食事には万能選手が良さそう、ってことでスパークリングをチョイス。 このワインは大昔にワイン会で稽古済み(綴り違ってるけど)。 っつっても全然覚えてなかったりするわけですが。 ほんでもってこのスパークリング、 「ヴィンテージ」なんて書かれているけどヴィンテージ自体は書かれていない。 『そこそこ古いキュヴェを使ってますよ』って意味なのかな?と思ったんだけど、 よくよく見ると裏ラベルに小さく"... sourced from the 2004 vintage."の文字がある。 だもんで2004産とは思われるけど、キチンとした表記は無いので上記の銘柄名で。
 色は薄め、赤くなく黄色くなく、中庸な色合い。 泡立ちも特段シャンパーニュに劣る感じはない。 香りは、甘い南方系のフルーツと、酸っぱい北国のフルーツが混在したような雰囲気。 さすがに若いからか、味噌やパンのようなイースト香はほとんど無い。 これで、味がキンキンしてれば「まぁ若いし田舎だしそれなりね」なんだけど、 実際は思いのほかカドが取れてて、 ヘタなシャンパーニュよりも良いかも、ってくらいのまとまりの良さ。
 若さゆえか香りにおいてはシャンパーニュと随分違う雰囲気だけど、 味は結構本場に肉薄している。 これで3,000円とかなら「もっと気を入れい!」と叱咤するところだけど、 1,500円以下だからなねぇ。「大儀であった」とねぎらってあげたい気分。
77点自宅にて

3日(金)

Villa Antinori 2004
ヴィッラ・アンティノリ 2004
Marchesi Antinori
マルケジ・アンティノリ
Blanc
(IGT)
インティカッツイォーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\1,050 (2本よりどり2,100円)2005/12/10 やまや 洋光台店 やまや
 本日の料理は、イワシの刺身、ブリの竜田揚げ風、和風ポトフ風(「風」ばっかり)。 ワインは、先月飲んだと同じく、 やまやでは滅法安いアンティノリの廉価版ワインで、 コレのヴィンテージ違い。 前回飲んだのってつい先日のような気がしてたけど、 もう6年も昔のことで、ヴィンテージも1998だったんですなぁ。 「光陰矢の如し」でございます。 っていうかこのサイト、その頃から比べて何の進歩も無くダラダラ続いているわけで。 いったい何が楽しいんだか。まさに「酔狂」ですな。
 色はほぼ無色。グラスの内側に細かな気泡があって、口に含むとわずかに炭酸が感じられる。 香りは、ややゴムっぽい香りもありつつ南方系の花を感じさせる華やかな雰囲気。 味は、色や香りから考えるとエエッ?ってくらいシッカリした味わい。 イタリアって補糖や補酸は認められていないんだっけ? なんてことを疑問に思うくらい後付けしたような甘酸っぱさ。
 イタリアらしくなく、アンティノリらしくない、 なんだか南仏の怪しげなところのワインみたい。 不味いわけじゃないけど、思いっきり予想と違って違和感バリバリ。
69点コメント

1日(水)

Rio Payva Tempranillo 2004
リオ・パイバ テンプラニーヨ 2004
Bodegas Martines Paiva
ボデガス・マルティネス・パイバ
Tinto
Ribera del Guadiana
リベラ・デル・グアディアーナ
Ribera del Guadiana (Espana)
リベラ・デル・ガディアーナ (スペイン)
\697 (単品価格 : \942)2005/12/15 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日のワインは、6本セット4,980円(税込/送料込)の一本で、初登場のスペインDO。 平均樹齢15年、手摘みで収穫/人手で選果だそうな。 で、ちょっとビックリなのはアルコール度数が14%もあること。 ワインでアルコール度数14%というと、暖かい地方のものだと昨今はそれほど珍しいわけでもないけど、 この値段でココまで度数が高いのはかなり珍しいと思う。 っていうかそんなにアルコール度数を気にしている人間も珍しいかも。 ちなみに料理はトンカツとかサラダとか永谷園のちらし寿司とか。
 色はビシッと濃い青紫。 香りは、テンプラニーヨらしいヤニっぽさがありつつもブドウ本来の香りも残っている。 味は濃い。そして甘い。更にアルコールが強い。 ボトル半分しか飲んでない時点で師範に眠気をもたらすあたり、タダモノでは無いと見た。
 というわけでかなり残してソファーに沈没。 今日の時点では美味い/不味いというよりとにかく強いワインという印象。明日また追稽古しよ。
 バキュバンをせず冷蔵庫に入れた翌日、 正直言って昨日と全く変わった雰囲気は無い。というわけで恐ろしくタフな3桁ワイン。 ちょっぴり畏敬の念を込めて2点プラス。
73(+2)点自宅にて

前月分

by 師範