稽古日誌:2002年1月

賀正。
年末/正月番組で、"モーニング娘。"とかを何度も見た。が、誰が誰やら全然覚えられない。 師範の若い頃、師範の親がピンクレディーやらキャンディーズやらを覚えられなくて、 『こいつの脳味噌はどうかしている』と思ってたけど、既に師範もその域に達している。


翌月分

31日(木)

Fantini Sangiovese 2000
ファンティーニ サンジョヴェーゼ 2000
Fantini
ファンティーニ
Rosso
Sangiovese Daunia (IGT)
サンジョヴェーゼ・ダウニア(インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
(Italia)
(イタリア)
\5002002/01/18 やまや渋谷店やまや
本年最初の激安系、よりどり2本で1,000円、1本あたり500円のワイン。 ラベルとかも一見軽〜いイタリアものっぽいんだけど、 アルコール度数は13%あるし、 裏書には「ちょっとの期間だけフランス産の高級木材を使った小樽に漬け込んだ」 なんて自慢してんだか卑下してんだかわかんないことが書いてあるんで、 なんだかちょっと面白げ。
色は予想外に濃い。安イタリア赤らしからぬ青みの強いドッシリとした濃さ。 香りに関しては、汗臭いような古いお寺のような香りがいかにもサンジョヴェーゼ、 樽香もちょっぴり感じられる。 味は、酸味も渋味も甘味も出過ぎない程度に存在。 ただ、それぞれが溶け合うでもなくバラバラというわけでもなく、 なんとなく層状に存在しているといった感じ。
飲み始めはなかなかどうして良い感じだけど、 飲み進めるとちょっと粗さが気になって抵抗感を感じる。 そこらへんはこの値段の宿命かな。
とはいえ買値500円ということを考えると、 コスト・パフォーマンス的には十分満足なレベル。 「やまや」が近所にある安ワイン者にはお薦め。
72点自宅にて

29日(火)

Tokay Pinot Gris "Reserve Particuliere" 1998
トケイ・ピノ・グリ "レゼルヴ・パルティキュリエール" 1998
Les Vignerons de Sigolsheim
レ・ヴィニェロン・ド・シゴルシャイム
Blanc
Alsace Tokay Pinot Gris
アルザス・トケイ・ピノ・グリ
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,1972001/12/25 関内 サンタムールカツミ商会
師範両親が東北旅行の帰りに立ち寄り。 というわけで、いにしえの日本人に受けそうなアルザス産の白をチョイス。 アルザスで「レゼルヴ」とか書いてあると、 ドイツ産よろしくベタッと甘かったりするんじゃないか?と、 若干心配しつつの登用。 (甘いワイン、それはそれで美味いけど、合わない料理がいろいろありそうだから)
色は、そんじょそこらの安白ワインとは一線を画すハッキリとしたレモン色を感じさせるもの。 ネットリ感もあって期待十分。 香りも、アルザスらしい花のような甘い香りと、柑橘系のスッキリした香りがしっかり同居。 味は、師範の個人的嗜好から言えばやや甘めに感じられはするけど、 酸味もしっかりしていてバランスは崩していないし、 濃厚な感じもして飲み応えのある味わい。
なかなかの実力派。魚メインの何でもあり料理 (菜の花のおひたし/カンパチの刺身/シマアジのタタキ/馬刺/エビとセロリのニンニク炒め/アスパラとベーコンのクリーム煮) にも上手に対応。 樽香無しでストレートに葡萄の良さが出ているので、 ワインマニアな方にもそうでない方にも受けそう。
77点自宅にて

27日(日)

Beaune "Clos de la Chaume Gaufriot" 1997
ボーヌ "クロ・ド・ラ・ショーム・ゴーフリオ" 1997
Antonin Guyon (Dom. Hippolyte Thevenot)
アントナン・ギィヨン (ドメーヌ・イポリト・テヴノ)
Rouge
Beaune (Monopole)
ボーヌ (単独所有畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,1802002/01/11 リカーズハセガワ北口店アルカン
田舎から馬刺が届いた。 馬刺って、ニンニク醤油やショウガ醤油で食べるのが一般的だと思うけど、 そうやって食べるとあんまり肉料理な感じがしない。 でも、ちょっと趣向を変えて胡椒を振って醤油を付けて食べると、 一気にジビエっぽい肉料理に早がわり。 というわけで、馬刺(薬味はショウガ/柚子胡椒/粒胡椒、 醤油は青森へ引っ越したヴォーカリストがお土産に持ってきてくれた「りんごたまり醤油」)と豚肉のソテー、モッツアレラ・トマトに合わせて選んだのがこのワイン。 村名ボーヌながらモノポール(単独所有)の畑名付き、期待しないわけにはいきません。
色は薄め。ボトルの外からもわかる薄さ。 香りは、ツンッとしたアルコール感が主体の果実香と、 針葉樹のような涼やか系の樽香。 ボリュームはあまり強くなくて、ちょっともどかしい感じの香り。 味も、なんとなく引っ込み思案。酸味:甘味:渋味=4:2:1という感じで、 トラディショナルなブルゴーニュっぽい控えめな味わい。
エレガントさを身上とする古き良き時代のブルゴーニュ、という感じ。 でも、現代に生きる師範にとってはちょっとパワー不足。 半額セールのこの値段なら納得だけど、って感じのワイン。
76点自宅にて

26日(土)

本日は、師範が所属する「年寄りの手慰み」楽団の練習。 久しぶりでマジメに練習(ドンカマ鳴らしてテンポ合わせるとか)した後、 例によってスタジオの近所にある居酒屋で一杯。 行ったのは、秋葉原昭和通口からほど近い、総武線のガード下にあるにほんばし亭 秋葉原店
メニューがドーンとある系の居酒屋じゃなくて、 数は少ないけどちょっと凝ったメニューが用意してあり、 一般的な居酒屋よりちょっぴり美味いもの喰った気になれる店。 今回のヒット・メニューは、マグロのトロかつとかチヂミとか、 これはちょっと・メニューは、キヌガサ茸のサラダとか地ダコの唐揚げとか。 刺身が美味かったりもするんだけど、今回頼んだ寿司盛り合わせはまぁそこそこ。

飲み物は、当然最初は生ビールをグィっといったあと、ワインがあったんでそれも注文。

B&G Chardonnay 2000
B&G シャルドネ 2000
Barton & Guestier
バルトン&ゲスティエ
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
(\1,980)2002/01/26 にほんばし亭 秋葉原店キリンビール
ここのワインは、赤白1種類ずつ、どっちもボトルで1,980円、 どっちも南仏のヴァン・ド・ペイ、どっちも大手輸入元。
まず白の方は、フランスの大手酒造メーカー「バルトン&ゲスティエ」による南仏産。 メンバーには『まぁフランスの月桂冠ですな』なんてエエ加減な講釈を垂れたりして。
色はグラス・照明が違うんで良く判んない。 香りは弱い。グラスが小さいこともあるとは思うんだけど、 鼻を突っ込んでもほとんど感じられない程度のボリューム。 ただし、味は案外イケている。 枝も葉っぱも一緒に粉砕して醗酵させたような苦味があるのは残念だけど、 スッキリしていながらそこそこの凝縮感があって、白ワインを飲んでいる気分になれる白ワイン。 時間が経つ(温度が上がる)と蜜みたいな感じが出てくるのも好印象。
居酒屋でこの値段でこの内容なら特に文句は無いところ。 チューハイ5杯分より、かなりお得な感じがする。
69点自宅にて

Calvet de Calvet Pinot Noir 1999
カルヴェ・ド・カルヴェ ピノ・ノワール 1999
Calvet
カルヴェ
Rouge
Portes de Mediterranee (VdP)
ポルト・ド・メディテラネ (ヴァン・ド・ペイ)
??? (France)
??? (フランス)
(\1,980)2002/01/26 にほんばし亭 秋葉原店サントリー
赤も大手酒造メーカー、カルヴェによるもの。 B&Gが月桂冠ならこっちは大関か。 "Portes de Mediterranee"って初耳のVdPだけど、 名前からしてラングドックかプロヴァンスあたり?
で、こういう店のラインナップとしてちょっと珍しいのが、 品種がカベルネやメルローじゃなくてピノ・ノワールだってこと。 和風メニューに合うようにピノにしたんだろうか? それともメーカー在庫ありまくりで仕入れが安かった? ボトルがボルドータイプなのも謎。
色は前のワインと同じくよく判らないんだけど、 あまりピノっぽくない色だったような。 香りは、こちらも茎や葉っぱ満載の青臭系。 大型の刈り取り機でバンバン葡萄を放り込んだ香り。 味は酸っぱい。酸っぱい以外に目立った特長も無くて、 安ワインらしい安ワイン。
白と比べると明らかに見劣りのする内容。 ワインそのものがそうなのか、 和風メニューとは合わないのかは不明。 でも、多分ワインそのものがイケてないんだと思う。
59点自宅にて

5人で3時間くらい居て、お会計はトータル21,?00円。まぁ適正価格でしょう。


25日(金)

Muscadet Sevre et Maine Sur Lie 2000
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー 2000
Chateau des Cleons
シャトー・デ・クレオン
Blanc
Muscadet Sevre et Maine Sur Lie
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー
Loire (France)
ロワール (フランス)
\8502002/01/11 リカーズハセガワ北口店東亜商事
本日のワインも白。 例年に比べて今年の冬の稽古相手は白比率が高い。 というのも、例年よりも夕食に魚が登場する比率がかなり高いから。 原因として、師範代がプチ師範代を保育園でお迎えした後の経路上に 魚屋はあるけど肉屋は無いということと、 プチ師範代が大の魚好き、ということが挙げられる。 というわけで、本日の食事は鯵の塩焼き(1人1匹ずつで3匹)、選んだワインはミュスカデ。 「2000年 フランス グラン・ヴァン・コンクール」で金賞を取った旨のステッカー有り。
色は薄い。2000年のミュスカデだったらレモン色っぽい感じが強いと思ったけど、 比較的黄色っぽさの強い色。 香りは、さすがに金賞受賞、そこそこのボリュームはある。 傾向的には柑橘類と若いリンゴの雰囲気濃厚な香り。 味は、ミュスカデらしい酸味キリッと鋭利な味。 あまりに酸味がキリッとしすぎて、酸味以外はお休みな状況。
ちょっとだけプラスアルファのある安ミュスカデという感じ。 半額セールということでこの値段だったんだけど、 この値段だったらそこそこ納得、倍だったらかなり脱力、ってところか。
68点自宅にて

23日(水)

Domaine Arnaud Chardonnay 1999
ドメーヌ・アルノー シャルドネ 1999
Dom. Arnaud
ドメーヌ・アルノー
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,1802002/01/12 お酒のアトリエ 吉祥片岡物産
本日の夕食は牡蠣フライ。 道場のワイン在庫は現在珍しく潤沢で、白の選択肢としてはアリゴテとかミュスカデとかもあったんだけど、 それらキリッと系を選ばずちょっとシッカリ系っぽいこのシャルドネをチョイス。 同じ牡蠣でも生牡蠣とかだったら迷わずキリッと系なんだけど、 フライとなるとこういうのが合いそうだからね。
色は普通の白ワインの色。「普通の白ワインの色」を知らん人には理解できない表現で申し訳ない。 香りは、ちょっと予想に反して青リンゴっぽさの強いキリッと系の香り。 樽の香りがあるかと思ったけど、残念ながらそれは無し。 味は、想像通りのシッカリ系。 でも、牡蠣フライのミルキーな感じとはちょっと趣向の異なる、 カドカドした感じの強いシッカリ具合。
というわけで、予想した雰囲気とは違って料理との組み合わせという意味ではイマイチな結果ではあるけど、 ワイン自体はまずまず。 ただ、このワインはお店で「辛口白ワイン人気ナンバーワン」 として売られていたけど、 それほどのモノという気はしないなぁ。
69点自宅にて

22日(火)

Macon Rouge "Les Epillets" 1997
マコン・ルージュ "レゼピエ" 1997
Cave de Lugny
カーヴ・ド・リュニー
Rouge
Macon
マコン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\9802002/01/12 港北東急百貨店トーメン
未稽古のつもりで買った安ブルゴーニュだけど、 実は以前に行なった「3桁ワイン会」で稽古済 (もちろんヴィンテージは違う/Superieurは取れたけど)。 随分昔の話のような気がするなぁ。 当時と何ら変わらない姿でダラダラと飲みつづけている師範、 我ながら進歩がないと思うと共にアッパレとも思う。
色は、薄めではあるけどこの価格のピノ・ノワールであることを考えると十分な濃さかも。 僅かにオレンジがかったエッジ部分が年期を感じさせる (1997産なんて若いと思ってたけどもう5年も経ってるのよね)。 香りは、以前同様『鼻の穴かっぽじってようやく感じられる』程度のボリューム。 安ブルっぽいワキガ臭だけじゃなくて、ちゃんと果実香もある点は評価できる。 味は、以前ほど酸っぱくは感じられない。 その差が、ヴィンテージの違いとか熟成期間の差とかであることも考えられるけど、 一番有力なのは『一杯だけだと酸っぱく感じられるけど一本飲むとそうでもない』 ということだと思う。
なんだかんだ言って「まぁそこそこ」という点では前回と一致した評価。 「進歩が無い」とも言えるし、「主張に一貫性アリ」とも言える。
69点自宅にて

20日(日)

Gevrey-Chambertin 1996
ジュヴレ・シャンベルタン 1996
Pierre Bouree Fils
ピエール・ブレ・フィス
Rouge
Gevrey Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,1322001/12/07 カーヴ・ド・リラックスJALトレーディング
本日は、タマの贅沢、もといタマの敵陣視察ということで、 3,000円オーバーの破戒ワインと稽古。 「1500点ポイントバック」ってことで、結局2,000円以下相当になるという計算で飛びついたんだけど、 よくよく考えれば、村名ジュヴレ・シャンベルタンで3,000円以上ってのは、元値があまり安くない気もする。 造り手が名門ピエール・ブレ、かつ良年1996産ではあるんだけど。
内容的には、名門ドコロ1996産としてはかなり薄めに感じられる、ちょっとオレンジがかった色合い。 香りはさすがに高級感があって、 キュッと締まった果実香と上品な樽香がバランスよく存在。 でも、ボリュームという意味ではちょっと物足りないかも。 味も、スーッと口の中に入ってくる感じとか、雑味の無さは一流品なんだけど、 後味の酸味がちょっと強すぎる感じ。 このクラスのブルゴーニュに期待する華やかさが無くて、 なんだかちょっとイジケたような味わい。
悪くは無いんだけど、オーバー3,000円のワインとしてはちょっと期待ハズレだったかも。 であるが故の「1500点ポイントバック」だったのかなぁ。 お買い得にはワケがある、ってか。
75点自宅にて

19日(土)

Chateau Grand Baril 1997
シャトー・グラン・バリル 1997
Ch. Grand Baril (Lycee Viticole de Libourne Montagn)
シャトー・グラン・バリル (リセェ・ヴィテイコール・ド・リブルン・モンタン)
Rouge
Monatagne-Saint-Emilion
モンターニュ・サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
Tさんより (輸入元明記無し)
本日は、最近葉山に自宅を建立された、師範代のお知り合い「Tさん」宅を訪問。 お昼の訪問だし、旦那は外出されるんで先方はあまり飲まれないと思い、 お酒の手土産は持っていかなかったんだけど、 逆に先方から「ワインなどいかがですか」と出されたのがこのワイン。 いやー嬉しいもんです。 で、このワイン、輸入元を示すステッカーは無いし、 裏ラベルはなんだかフランスで売られてるまんまみたいな感じなんで、 なんだか海外旅行土産みたいな雰囲気。
色は、ボルドーらしい濃い青紫で、ちょっとだけレンガ色っぽい雰囲気が加算された感じ。 香りの雰囲気はいかにもボルドー。 イガラっぽさは昨日のワイン同様だけど、カシスのような香りがある分一枚ウワテ、 っていうか良い意味で普通っぽい香り。 味も、サンテミリオン(とその衛星地区)らしい柔らかい感じの味わい。 昼間だってのに、ほとんど一人でスルスルと一本飲んでしまった。
いやー、(大変失礼ながら)こういうマトモなワインが出されるとは思ってもいませんでした。 ワインラバー?の底辺は確実に拡がっておりますぞ。
74点Tさん宅にて

18日(金)

Prestige Bordeaux Selection 1998
プレスティージュ・ボルドー・セレクスィオン 1998
Jean Michel Alcaute
ジャン・ミシェル・アルコート
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,2802002/01/11 リカーズハセガワ北口店東亜商事
本日のワインはボルドー産の赤。裏書には 『ワインメーカー・オブ・ジ・イヤーに輝く偉大な醸造家ジャン・ミッシェル・アルコートの集大成』 なんて仰々しいことが書いてある。 で、師範は案外この手のワインが嫌いじゃない。 いわゆる"シャトー・なになに"じゃないこういうワインって、 結構実力勝負な面があるから。
色はまずまず普通に濃い紫。 香りが非常に特徴的。とにかく灰のようなイガラっぽさ満載。 裏書に『樽熟ならではのオーク香』なんて書いてあるけど、 木材がオークなのかなんなのか分からないほどローストを強くしてある、って感じで、 とにかく焦がした香りがほとんど。 葡萄の香りが値段相応なんで、焦げっぽさが余計目立つ感じ。 味も、特にバランスとかは悪くないんだけど、 味覚神経からも焦げた感じが吸収されるみたいで、「焦げ味」といった雰囲気。
新大陸の樽香とは一味違う、ボルドーらしい樽香が顕著に感じられるワイン。 美味い/不味いで考えればそれほど美味くも無いんだけど、 面白い/面白くないで考えれば結構面白い。 しかし『ワイン・メーカー・オブ・ジ・イヤー』ねぇ。 「錬金術師的造り手」に与えられる称号だとしたら納得がいくんだけど。
71点自宅にて

16日(水)

Chateau Constantin-Chevalier "Cuvee Agnes b." Rouge 1999
シャトー・コンスタンタン・シュヴァリエ "キュヴェ・アニエス・b" ルージュ 1999
EARL Constantin-Chevalier
EARL・コンスタンタン・シュヴァリエ
Rouge
Cotes du Luberon
コート・デュ・リュベロン
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
(\1,900だそうな) 実弟より丸紅食料
本日のワインは、先日に引き続き、 実弟の土産ものなる「アニエス・b」ラベルのワインで、今日は赤。 裏ラベルの能書きが白と同じなのがちょっと笑わせるっていうか、 『繊細な魚料理や野菜料理にもぴったりあうのでは・・・』なんて書いてある。 普通赤の宣伝文句には使いませんな、そういうフレーズは。
で、コルクを抜いてちょっとビックリ。 白の時は屑コルクを集成した安物だったけど、これは(短いながら)ちゃんとしたコルク。 色はかなり濃い目の紫。濃いながらも澄んだ感じで期待できる色ではある。 香りもなかなか。ちょっとイタリアを想わせるスミレっぽい香りや、 ほんのり甘い樽香も感じられる。ボリュームは普通だけど、雰囲気に安っぽさは感じられない香り。 味も良い意味で期待を裏切るもの。 渋味まろやかで甘酸っぱく、適度な膨らみもあってなんとも柔らかい味。
1,900円と聞けば「まぁそんなもんかも」ではあるけど、 白と違ってボッタクラれた感じはしない。 女性的な柔らかさがあって、アニエス・bのブランドにふさわしく感じられる。 この手のワインって、白の方が良いイメージがあるんだけど、それとは全く逆。 っていうか、赤と白で全然コンセプト違うように感じられるんだよなぁ。 ホントに同じ人が造ってるの?って感じ。
72点自宅にて

14日(月祝)

Saint-Romain 1998
サン・ロマン 1998
Olivier Leflaive
オリヴィエ・ルフレーヴ
Blanc
Saint-Romain
サン・ロマン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,5802002/01/11 リカーズハセガワ北口店アルカン
昼間は散歩で近所の動物園、腹が減ったので夜は鍋(水炊き)。 選んだのはもちろん白、造り手は超名門「ドメーヌ・ルフレーヴ」の親戚筋にあたるらしいオリヴィエ・ルフレーヴのサン・ロマン。 それにしてもなんだかおばちゃん向け婦人服のメーカーとか昼メロのタイトルみたいですな、 「オリヴィエ・ルフレーヴのサン・ロマン」って。
・・・で、飲んでみるとやっぱり違いますな。 色なんてのは普通の白ワインと何ら変わりないんだけど、 香りが良いんですわ。そんなにボリュームがあるわけじゃないんだけど、 キリッとした柑橘系の香りと甘い感じの蜜香、 それと特筆すべきは出過ぎないけどしっかり下支えしている樽香。 それらのバランス具合はやっぱりブルゴーニュ以外ではありえない気がする。 味も、なんら突出したものはないけど非常にバランスが良い。 鍋をつつきながら、あれれれれって言う間に1本飲了。 最近、イマイチなワインだと最後の一杯が飲みきれずに幼児用ドリンクの瓶に詰めて保存するのが常だけど、 このワインはホント自然に一本無くなった。
先日のルロワなんかよりよっぽど高級感がある。 「サン・ロマン」の名に恥じないロマンス具合。 「この造り手は安いやつが美味い」なんてことをカギさんが言ってたけど、確かにそうかも。 っていうか、高いやつは飲んだことないけど安いやつでも十分に美味い。
78点自宅にて

13日(日)

Bourgogne Pinot Noir 1999
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 1999
J. Confuron-Cotetidot
J.コンフュロン・コトティド
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8802001/12/25 信濃屋 横浜店サントリー
本日の夕食は、最近不人気な牛肉料理。 ステーキ肉を買ってきたんでステーキにしようと思ってたんだけど、 自宅直前で美味そうな焼肉の匂いを嗅いでしまったんで、急遽焼肉風タレ焼きに変更。 選んだワインは、昨年ボージョレヌーボーの解禁日に飲んだワインの高級版、 JCCのACブルゴーニュ。
色は、このクラスにしては比較的濃い目に感じられる赤紫。 1999年産のブルゴーニュってそういうのが多いように思うんだけど、豊作年だったのかな? 香りは、若いブルゴーニュらしい木イチゴっぽいキュートな香りがする。 ゴム/革っぽさは抑え目で健康的な雰囲気。 残念ながら樽香はあまり感じられない。 味も、酸味中心だけど酸っぱすぎない若いブルゴーニュらしい味。 一杯だけ飲むんだったら酸味だけが印象に残りそうなワインだけど、 一本飲むと基本的な質の高さがジワジワと伝わってくる。
葡萄は上質、醸造は普通、そういう感じ。 パストゥグランは若木や未熟果、 ACブルゴーニュは普通に成熟した葡萄を使ってるような気がする。 200円ちがいなら間違いなくこっちがお薦め。
74点自宅にて

12日(土)

Chateau Constantin-Chevalier "Cuvee Agnes b." Blanc 1999
シャトー・コンスタンタン・シュヴァリエ "キュヴェ・アニエス・b" ブラン 1999
EARL Constantin-Chevalier
EARL・コンスタンタン・シュヴァリエ
Blanc
Cotes du Luberon
コート・デュ・リュベロン
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
(\1,900だったとか) 実弟より丸紅食料
本日の夕食は、真鯛とカンパチの刺身とかワカサギの唐揚げとか。 もちろん白でしょうってことでチョイスしたのは、 年末に実弟が来た際の土産に貰ったワイン。 なんでも、"アニエス・b"というデザイナー女史の姉がやっているワイナリーらしく、 ラベルにそのロゴが書かれている。 師範的には間違っても買わない系のワインなんで、 そういった意味ではなかなか鋭い選ワイン眼かも。
色は薄い。白木のような、良く言えば無垢、悪く言えばなんら努力の跡が見られない色。 香りは非常に弱い。何の香りと例えることも難しいくらいの、いわゆる白ワインの香りのみ。 味も非常に軽い。バランスは悪くないとは思うけど、 何と何がバランスしているかも判然としないくらいか弱い味わい。
不味くはないけどとにかく弱々しいワイン。 裏ラベルに『昔ながらの伝統的な製法で・・・』なんて書いてあるけど、 何ら改善意欲無くただただ漫然と造っているのかも。 本来もっとずーっと安いんだろうけど(屑を集めたコルクがそれを物語る)、 たまたま妹が有名人だったから日本へは法外な値段で売れた、 そういう可能性が濃厚。
とはいえワインを憎んで人を憎まず、 決して豊かでない財布からこれを手土産に持ってきてくれたことには大変感謝しておりますです。
翌日、やや蜜っぽい雰囲気が出てきてやや印象好転。+2点。
65(+2)点自宅にて

11日(金)

Terragnolo Primitivo 1998
テッラニョーロ プリミティーヴォ 1998
Apollonio
アポロニオ
Rosso
Salento Primitivo (IGT)
サレント・プリミティーヴォ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
(Italia)
(イタリア)
\9522001/12/25 関内 サンタムールカツミ商会
本日のワインは、値段はお手軽ながらなかなか平日にサックリは飲めなかったもの。 というのも、アルコール度数がなんと14%!!。3桁ワインでこのアルコール度数は出色。 お店のお薦めアイテムでもあったので、かなり期待して稽古。
色は、いわゆるイタリアの赤とは思えない、まるで南米産のワインみたいな青く濃い紫。 こういう色はアブルッツォあたりに多いと思うんだけど、 「サレント・プリミティーヴォ」って、結構イタリアでも南の方なのかな? 香りは結構ビックリ。まずツンッとしたアルコール臭が感じられた後、 濃く締まった果実香、ミルクやバニラみたいな樽香がパーッと来る。 この2つは、価格帯をはるかにオーバーした高級な香り。 ただ、それらに合わせて虫を潰したような油粘土のような香りがあるのが残念。 味も、想像を大きく越えるもの。酸味そこそこ、渋味そこそこ、甘味しっかり。 アルコール度数が高いのにこれだけ甘味が残ってるってのは、 よほど葡萄の完熟度が高かったものと想像される。 それぞれの味わいはまだ溶け合ってはいないけど、ポテンシャルは素晴らしいものが感じられる。
いやーびっくりした。これは凄いワイン。 まだまだジャジャ馬な感じではあるけど、雰囲気はまるで「スーパーVdT」。 この店にしか置いてないかもだけど、読者な方にも是非飲んでいただきたいワイン。
79点自宅にて

9日(水)

Le Chardonnay du Pesquie "Le Grand Jardin" 2000
ル・シャルドネ・デュ・ペスキエ "ル・グラン・ジャルダン" 2000
Ch. Pesquie
シャトー・ペスキエ
Blanc
Vaucluse (VdP)
ヴォークルーズ (ヴァン・ド・ペィ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8822001/12/07 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日の夕食は鶏肉のグラタン。グラタンって、飲むワインを悩む料理の一つ。 大抵の料理は、(セオリーはどうだか知らないけど)「飲むのはコレが良さそう」 と思うものがあるんだけど、グラタンは赤/白、どっちにするか非常に悩む。 多分どっちにしたってとりわけ合うも合わないも無いとは思うんだけど。 で、今日は白をチョイスしてみた。
色は、透明ボトルなんでボトルの外から見てもわかるように青みの無い薄黄金色。 香りは、色から受ける印象とはちょっと違ってて、キリリとした青リンゴ香、 っていうか青リンゴ味のガム香。 味は比較的シッカリ。ペラペラな感じはしなくて、かつ重過ぎもしないちょうど良い按配。 かすかに感じるエグみがガチャガチャ感を醸し出しているあたりが残念といえば残念。
ま、値段を考えれば納得の内容。 今年に入って、大当りは無いもののハズレも引いていない。 こいつは春から縁起が良いかも。 グラタンとの相性?まぁ普通ですわ。
70点自宅にて

7日(月)

Cotes du Rhone "Les Essaims" 2000
コート・デュ・ローヌ "レゼッサム" 2000
La Maison GUYOT
ラ・メゾン・ギュヨ
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\8822001/12/07 カーヴ・ド・リラックスリラックス
なんだか風邪はまだ完治していない(喉に痛みが残る)感じなんだけど、 飲んでいる時が一番具合が良い、ってんで半ば中毒患者のようにワインを。 選んだのは、コート・デュ・ローヌの赤。 ローヌの香りって、なんとなく煎じ薬みたいで風邪に効きそうだなぁ、と思って。
色は、ブルゴーニュよりは濃くボルドーよりは薄い、澄んだ感じでなかなか綺麗な紫。 香りのボリュームは弱め。でも、 夏みかんの皮の部分のような柑橘系の要素があって、 ちょっと爽やか系の香り。 味も、このAOCにありがちな田舎っぽい重たさがなくて、 比較的軽めで甘味が感じられる洗練された雰囲気。
迫力とかが感じられる系のワインじゃないんだけど、 こういうスマートなものも良いなぁ、と。 普段の食事にチョロッと飲むんだったら、 こういう傾向のワインの方が合わせやすいと思う ・・・なーんてソムリエ気取りで達観しているみたいでヤな感じっすな。
72点自宅にて

6日(日)

Madiran 1997
マディラン 1997
Domaines et Chateau d'Alain Brumont
ドメーヌ・エ・シャトー・ダラン・ブリュモン
Rouge
Madiran
マディラン
Sud-Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\9802001/12/08 東戸塚西武アルカン
帰省してたり病に伏っしてたりで、久しぶりのワイン。
このワインは、 この地方の看板ワイン、シャトー・モンテュスのセカンドにあたるワインらしい。 モンテュスは稽古済み。 モンテュス自体は別段どうということもないという印象だけど、 そのディフュージョン版は果たしてどうか、と。
色は非常に健康的。濁りも無く赤くなく青くなくで、典型的な「濃いワイン」の色。 香りは、ラベルに"Eleve en Futs de Chene"と書かれている割には樽香は弱くて、 南仏の青っぽさとボルドーのイガラっぽさを併せ持ったような香り。 味のバランスは結構良いほうだと思う。渋味もこなれているし酸味も穏やかだし。 ただ、いかんせん特徴に欠けるというか生真面目というか、 優等生的で印象に残りにくい味ではある。
これは!ってほどでもないけど、まぁ損した気はしないワイン。 2002年の家飲み3桁一本目としては、まずまずの滑り出しかな。
70点自宅にて

1日(火祝)

Gosset Grand Rose Brut N.V.
ゴッセ グラン・ロゼ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Gosset
ゴッセ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,9802001/12/25 信濃屋 横浜店JALトレーディング
やっぱり元日の朝はシャンパンでしょう。それも綺麗で華やかなロゼでしょう、 ということで登用したのがこのシャンパン。あ、昨日/今日飲んでいるワインは、 師範があっち(こっちか?)で購入して実家に送りつけたもの。 そうまでしてワイン飲みたがるなんて、一般人な方から見れば酔狂極まりないというか、 脳味噌イッちゃってますな。"モー娘。"を覚えられなくても仕方がない、ってところかも。
色は、ややオレンジがかった薄ピンク色(玉ねぎの皮の色)で、ちゃんとロゼ・シャンパーニュらしい色合い。 泡立ちも、量・キメとも申し分ない感じ。 香りは、あまりシャンパーニュらしい酵母香は目立たなくて、どちらかというとスッキリ系の香り。 味も、非常にストレートで酸味が目立つ味わい。 プレイメイトがブロンドの髪を小指でたくし上げるような雰囲気を期待していたんだけど、 実際は角刈りのお兄さんがハチマキをしめて「ヘイ!ラッシャイ」ってな感じ。
先月のロゼ・シャンパンよりは随分ましだけど、 それでも値段を考えるとちょっと納得のいかない内容。 色だけのために1,500円余計に払ったような気がする。
75点師範実家にて

Clos des Menuts 1996
クロ・デ・メニュ 1996
Pierre Riviere
ピエール・リヴィエール
Rouge
Saint-Emilion (Grand Cru)
サンテミリオン (特級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,6802001/12/14 信濃屋 横浜店ローヤル オブ ジャパン
不本意な内容満載だった今回の「帰省ワイン」もこれが最後の一本。 元日の夕食は当然おせちの残り、 魚介類がメインのソレにボルドーの赤を合わせるってのは、 そもそも無謀だということは火を見るより明らかではあるんだけど、 師範実家滞在も今日までだし、エイヤッ!という感じで登用。
色は濃い。「あーあ、コレとカマボコが合うわけないよなぁ」って悲しくなるくらいに濃い。 香りも、やや熟成したメルローによくある、朽木のような(ストレートに言えば)ウンコにも似た香り。 相手がウォッシュチーズとかだったら絶妙の取り合わせなんだろうなぁ、って感じ。 味も、渋味が既にまろやかになっていて、突出したものがなくて、 ゆーっくり飲めばパーッと甘く華やかに開くはず、と確信出来る味。 でも食事に只一本のワイン、30分ともたずに終了。
なかなかイケているワインだと頭では想像できる。でも鼻と舌で感じる感覚は「やっぱり場違い」。 来年はアルザスとかロワールの白、あるいはカリフォルニアとかオーストラリアの泡にしよう、 と心に誓った新年最初の一日。
78点師範実家にて

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by 師範