稽古日誌:2003年1月

やはりカズノコにワインは合わない。ビールすらも合わない。 清酒は合うかもだけど、残念ながら師範と清酒が合わない。 田作りにワインもNGだし、柚子の香りともイマイチ。
基本的に正月料理とワインは相性が悪い、と師範は思う。


翌月分

31日(金)

Muscat 1999
ミュスカ 1999
Pfaffenheim
ファッヘンハイム
Blanc
Alsace Muscat
アルザス・ミュスカ
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\9802003/01/11 Wine & Mart 樽屋三井物産(発売元:サッポロビール)
本日のワインはアルザス産のミュスカ。 昔好きだったんだよなぁ、ミュスカは。 まだまだ駆け出しだった頃、初めてミュスカを飲んだとき、 まるっきりマスカットのような雰囲気の甘い香りと、 案外甘味控えめでシャープな味わいは、究極の良いとこ取りのように思えた。 今となっては他にもいろいろ美味いワインがあることを知っちゃったけど、 手頃な値段であれば是非買いたい(でもめったに見ない)ワインの一つ。
色は思ったより濃い。薄黄緑レモン色を想像してたけど、コレはどっちかというと麦わら色系。 香りは確かにマスカットの香り。 でも弱い。以前のイメージからすればものすごく弱い。 味も確かにシャープな味わい。でも、 ちょっとシャープ過ぎるというか、あまりにもクリアな感じで水道水ベースのカクテルみたいな雰囲気。
幸い時間が経つと、香りがやや開いて華やかな感じになった。でも味は抜栓当初の雰囲気のまま。
もうちょっとパーッと開く香りと、 もうちょっぴりコクのある味わいを期待していたけど、これは相当にサッパリ系。 ピノ・ブランとかシルヴァネールだったら「さもありなん」なんだけど。
68点自宅にて

29日(水)

Chateau Tayac "Rubis du Prince Noir" 1999
シャトー・タヤック "ルビ・デュ・プランス・ノワール" 1999
Ch. Tayac
シャトー・タヤック
Rouge
Cotes de Bourg
コート・ド・ブール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,1802003/01/11 Wine & Mart 樽屋ザ・セラー
本日のワインは、ボルドーのマイナー産地、コート・ド・ブール産。 売り場には、雑誌のコピーかなんかでこの造り手を褒めてある記事が貼ってあったように思う (でも、褒めてあったワインはこのワインの上位銘柄だったようにも思う)。 ラベルのデザイン的には、色使いもイマイチ冴えないし、 ごちゃごちゃしてていかにも安酒、って雰囲気。 褒める記事とかが無かったら多分買わない系のワインかも、なんて考えつつ抜栓。
色は濃い青紫。色だけ見たら一流ボルドーの若いやつに遜色ないかも。 香りがとっても意外。「え?南仏??」って感じの青っぽさ。 どことなくイガラっぽいあたりはボルドーの雰囲気を残しているけど、 黙って嗅がされればボルドーとは思えない香り。 味は、渋味もあるにはあるけどメインに感じられるのは酸味で、なんとなく軽い印象。
時間が経つと、っていうか「これはボルドーよボルドー」と頭の中で叫びつづけると、 確かになんとなくボルドーかも、って思えるようになる。でもそれほど好転するわけではない。
そこそこのボリューム、そこそこの存在感はあるけど、雰囲気はラベルの見た目通りな田舎風ワイン。 コレが雑誌とかで人に褒められるワインだとはちょっと理解しがたいんで、 上記の売り場の記事は上位銘柄のみに限定したものだったに違いない。 だとしたら、その横でコレを売るのはちょっとどうかと思う。 もちろん、師範の味覚/価値観が一般の皆様とずれている可能性も否定はできないけれども。
66点自宅にて

28日(火)

Trebbiano di Romagna 1999
トレッビアーノ・ディ・ロマーニャ 1999
Grappolo
グラッポロ
Bianco
Trebbiano di Romagna
トレッビアーノ・ディ・ロマーニャ
Emilia-Romagna (Italia)
エミリア・ロマーニャ (イタリア)
\3982002/12/25 Wine & Mart 樽屋サントリー
本日のワインは一本398円の激安イタリア産。 まともなコスト構造で供給されるワインだとは思えないんで、 きっと在庫処分品なんでしょうな。 とはいえ安っぽいラベル(ヴィンテージがラベルに記されてなくて、 首に巻いた小さな紙にちょこっと書かれている)や安っぽいボトル (軽くて底の凹みが浅くてほぼ透明)、 低めのアルコール度数(11.5%)と、 モノ自体もかなりコストダウンが徹底されている感じ。 だもんで、平日の夜にビール代わりに飲む白として登用。
色は薄め。でも無色ってほどじゃなくて、レモン色と麦わら色の中間、ややかすれたような色。 香りはほぼ無臭。ほんのり白木のような柑橘類のような香りが感じられるけど、 グラスに鼻を突っ込んでやっとわかる程度。 味は・・・酸っぱい・・・それだけ。 およそワインを飲んでるとは思えない、想像を超えた軽さ。
不味いわけじゃないし、値段が値段だし、軽快な白がキライなわけじゃないけど、やっぱりさすがにコレじゃねぇ。 なんだか白ワインビネガーをドバッと水で割って、 所定の度数までアルコール添加したような感じ (もちろんそんな飲み物飲んだこと無いけど)。 腐ってもDOC付いてるんで、そういうイカチン製法は無いと思うけどね。 というわけで、ビール代わりにすら成り得なかった、頼りなさ満点のワイン。
55点自宅にて

26日(日)

Sandalford Cabernet Sauvignon 2000
サンダルフォード カベルネ・ソーヴィニョン 2000
Sandalford Wines
サンダルフォード・ワインズ
Red
Margaret River (Australia)
マーガレット・リヴァー (オーストラリア)
(\2,300)2003/01/21 デリバリーワインファームストン
本日の夕食も師範が調理担当、メニューは焼き鳥とインゲンのゴマ和えと栗入り赤飯(これは師範代担当)。 で、選んだワインは今日もデリバリーワインさんからの頂きもの (このワインのページ)。 モノは西オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニョン。 ボトルがとっても長くて重くて、アルコール度数は14.5%、 思いっきり気合が入ってそうなんでココロして抜栓。
外観は、トロリと濃くて非常に深い青紫色。 光にかざしても全然向こうの見えない、まるで濁っているかのような色。 香りは、最初に樽の甘い香りがフッと漂ったあと、 豪州のカベルネに典型的なミントっぽい香りがズーンと来る。 発散するような、って雰囲気やボリュームじゃないけど、 グラスのボウルの中でズシッと沈んでいるような重さのある香り。 味は思いのほか強くなく、迫力はそれほどでもない代わりに柔らかい。 十分な渋味があるけどギシギシするようなことはなく、 甘味が前に出ていて酸味はおとなしめなんだけど、 飲み飽きるようなことはない。
純粋に力を注いで造ったことが判るようなワイン。 過去飲んだ中で近い傾向のものを探せばコレかなぁ。 こういうある意味「力任せ」なワインって、往々にして飲み飽きるんだけど、 ちょっと涼やかなミントの香りが飽きさせない雰囲気を形成している。 ボルドー的な赤を求めるとかなり傾向が違うけど、 純粋に美味いか不味いかを問われれば相当美味い。 特に、あんまりワインを飲みなれない人がコレ飲んだらビックリするかも。
83点自宅にて

25日(土)

Arlaux Brut N.V.
アルロー・ブリュット (ヴィンテージ無し)
Arlaux Pere & Fils
アルロー・ペール・エ・フィス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(\3,480)2003/01/21 デリバリーワイン千商
本日の夕食は、週末の家族サービスで師範がこしらえた酢ガキ、カキフライ、カレイの中華風蒸し。 選んだワインはシャンパーニュ、 っていうか今日はシャンパーニュが飲みたかったから上記メニューにしたと言っても過言ではない。 で、このシャンパーニュは デリバリーワインさんからの頂きもの (このワインのページ)。 「飲んでみて下さい」ってことでこれを含めて5本ご送付頂いた。 ありがたや、ありがたや。
色はそれほど濃くは無いけど、赤味が強くて熟成感が感じられる色。 泡立ちとか泡のキメの細かさはシャンパーニュらしく申し分ない。 香りは、抜栓直後こそ「若いか?弱いか?」と心配になる部分もあったけど、 時間が経つとイースト香を中心としたどっしりと重い香りで満たされる。 味もドッシリ系。かなり熟成期間が長いんじゃないかな、 香ばしい味わいがフーッと沸いてきて口の中にいつまでもいつまでも残ってる感じ。
いわゆる普通のシャンパーニュと、いわゆるプレステージ・シャンパーニュの中間位な感じで、 なかなか満足度が高い。 前回のペルトワ・モリゼの時みたいなビックリは無いけど、 同価格帯の普通のシャンパンよりは一枚ウワテな感じ。 でも、もう一枚ウワテだと思ってたんだよね。 デリバリー・ワインさんが「飲んでください!」ってお薦めしてくるのって、 過去そういうのが多かったから。ま、あと4本にも期待。
80点自宅にて

24日(金)

Chateau Veredus 2000
シャトー・ヴェレデュ 2000
Ch. Veredus (Louis Fabre)
シャトー・ヴェレデュ (ルイ・ファブル)
Rouge
Corbieres
コルビエール
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\6982003/01/11 Wine & Mart 樽屋メルシャン
本日のワインは南仏のコルビエール産。 輸入元が貼った裏ラベルには「シャトー・ヴェルデュス」って書いてあるけど、 (その下に)そもそも貼ってあった裏ラベルを見ると、 vの後のeの上にもrの後のeの上にもアクサン・テギュがあるので、 師範的には「ヴェレデュ」が近い表記だと思ってそう書いた。 それにしても、造り手の裏ラベルの上にベタッと輸入元のラベルを貼るのはヒジョーに気に入らない。 折角造り手がいろいろ書いていそうなのに、その上に貼られると全然読めないから。 わざわざの上に貼らなくたって貼る場所は他にもあろうに、 輸入元がこんな(大したこと書いてない)デカいラベル貼る必要無いでしょうに、と。 なんだか「冒涜」とか「無礼」とか「無神経」という言葉が与えられる行為だと思う。 輸入元の方には是非ご配慮願いたい。
と、前置きが長くなったけど、そういう配慮の無さを反映してかワインもイマイチ。 色は南仏らしい青黒い濃さ。これは問題無し。 香りがバツ。青っぽさがツンッと鼻を突く田舎っぽい香り。 安物のポルトにも似た雰囲気。 味も思いっきり青臭い。渋味が粗くて、酸味が度を越えてて、粗雑な感じで口に入ってきて、 後味にも果物が腐ったような雰囲気を残していってしまう。
時間が経つと、抜栓直後のようなどうにもならない青さはちょっとこなれてくる。 やや酸味がおとなしくなって(自分が酸味に慣れる?)、甘味がほんのり顔を出す。
とはいえ飲んでてもあまり楽しくない。師範は苦手な香りと味。 元の裏ラベルには『青い草をほおばったような香りと腐ったバナナの後味』 とか書かれてたんで隠したんでは、と勘ぐりたくなるほど。 ・・・でもまぁ飲めないほどではない。
52点自宅にて

22日(水)

Wente "Riva Ranch Reserve" Chardonnay "Arroyo seco monterey" 1999
ヴェンテ "リヴァ・ランチ・リザーヴ" シャルドネ "アローヨ・セコ・モントレー" 1999
Wente Vineyards
ヴェンテ・ヴィンヤーズ
White
Monterey (USA)
モントレー (アメリカ合衆国)
頂き物 (ハンドキャリー)
勤務先の倉庫から出てきた常温保存ワイン第2段(第1段はコレ)。 名前は長くて立派、ボトルも重くて立派、力の入ってそうな雰囲気満載の白。 もちろん、カリフォルニアとかの白で醸造に力の入ったヤツだと、 かならずしもその力の入れ方が良い方に働くとは限らないけど。
色はやや濃い目のレモン色。ほどほどにトロッと感がある見た目。 香りは、予想に反してかなり弱い。香り成分の半分以上が樽、 またその樽香も香ばしい感じというより漬物樽のような円熟味を感じさせる雰囲気。 味は案外素直。飲む前は甘ったるくてダラっとした内容を想像していたけど、 実際は思いのほか締まった味。特に酸があるわけじゃないんで、なぜ締まって感じられるかは謎。
時間が経ってもほとんど傾向は変わらない。 カリフォルニア産の白にしては珍しくあまり飲み飽きしないんで、 変化しなくてもそんなに残念じゃないけど。
結構イケる白。白の樽香が目立つものはあまり得意でない師範だけど、 このワインはなぜか許せる感じ。 1年間の常温熟成に関しては、 このワインにとっては1年くらい暑い思いをしたって全然平気、ってことのような。
76点自宅にて

21日(火)

Montes Cabernet Sauvignon Reserve "Oak Aged" 2000
モンテス カベルネ・ソーヴィニョン レセルヴ "オーク・エイジド" 2000
Montes
モンテス
Tinto
Colchagua Valley
コルチャグア・ヴァレー
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー (チリ)
\1,3302002/12/04 エノテカ ウィング高輪店エノテカ
会社の帰りにフラッと寄った品川のエノテカで、 目ぼしいブツもなくてあまり積極的でなく買ってきたこのワイン、 実は1年ちょっと前に1999と稽古済み。 買値は前回の方が随分安くて、ちょっと気落ちする展開。 ま、結構印象良かったみたいだし、前回は複数人で飲んでるんで今回はキッチリ一人で稽古、 ってことで気を取り直して抜栓。
色はかなり濃い紫。心なしか赤みを感じる濃さ。 香りのボリュームはなかなかなもの。裏書には「キャラメル/シナモン/キャンディ/ミントの雰囲気」 なんて書いてあるけど、 キャラメルはそうかも/シナモンはそうかなぁ/キャンディって何キャンディ/ミントはバッチリ、 って感じの香り。 と、香りは比較的豪勢だったんだけど、味は相対的に痩せ気味。 甘味と渋味、それらが単調にスコーンと入ってくるような感じ。
香りは相当オッケーなんだけど、味わいの単調さが残念。 なんてアラを探せば無いことも無いけど、クオリティ自体はかなり高いレベルにあると思う。 というわけで前回よりやや得点アップ、でも値段もアップなんで相対的には微増。
75点自宅にて

19日(日)

Bourgogne Chardonnay 1999
ブルゴーニュ シャルドネ 1999
Jean-Philippe Marchand
ジャン・フィリップ・マルシャン
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6002002/12/14 横浜君嶋屋中部貿易
本日の夕食は、真鯛のカルパッチョ、マカロニ・サラダ、鯵の香草焼き、 いかにも白向きのメニュー。 というわけで、流れに逆らわず「いかにも白」ってのをチョイス。 選んだのはブルゴーニュのシャルドネ。 造り手は知らない人だけど、お店のPOPではいろいろと誉めてあったような気がする。
色は薄い。なんの特徴も感じられない、白木のような色。 香りは弱い。傾向で言えばリンゴとか柑橘系な雰囲気で、 ブルゴーニュでも北の方な気がする。 味も弱い。良く言えば涼やか、悪く言えば没個性。 なんのひっかかりも無くサクサク飲んでしまう/飲めてしまう味。
時間が経つと、香りに蜜香が僅かに出てくる。でもやっぱりなんだか没個性。
ブルゴーニュらしくはあるんだけど、あまりにも素直すぎてなんの印象も残らない白になってしまっている。 でも、これはこれで「そういうのを狙って」造られたワインだと思う。 とはいえこういうワインの出番は夏かもね。
70点自宅にて

18日(土)

Cotes du Rhone 2001
コート・デュ・ローヌ 2001
Dom. des Amouriers
ドメーヌ・デ・ザムーリエ
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,6002002/12/14 横浜君嶋屋横浜君嶋屋
本日の夕食は酢豚。 酢豚と言えば、 識者の定説としては合わせるワインはローヌか豪州と決まってマス(また嘘)。 で、選んだのがACコート・デュ・ローヌながらガッツ溢れる造りらしいこのワイン。 アルコール度数は14%もあって、抜栓前から期待十分 ・・・なんてことを先週末も書いてます。全く進歩なし。 強そうなワインなんでかなり早め(夕方5:30)に抜栓、ってホントは早く飲みたいだけ。
色は思いっきり若い青紫。 香りは、ローヌらしい青畳っぽさや、若いワインにありがちな青臭さがあるにはあるけど、 とにかくメインで感じられるのは「イモ焼酎」香。 もう嗅げば嗅ぐほどイモ焼酎。 味は、青く甘酸っぱい。凝縮感とかパワーとかでは、明らかにブルゴーニュの同クラスを凌駕し、 ボルドーの同クラスより上なくらい。
抜栓後時間が経つと(夜10:30:よって5時間後)、当初のイモ焼酎っぽさは陰を潜めた。 香ばしくて甘酸っぱい、力の入ったローヌらしいワインに変化。変化というより成長、か。
濃さとか気合とかで言えば、かなりコストパフォーマンスの高いレベルにあると思う。 酢豚との相性も良い感じ。 でも、抜栓直後のイモ焼酎香を含めてやっぱりどこか田舎臭いんだよなぁ。 田舎を持たない/田舎にあこがれる方々には郷愁を誘うワインかもだけど。
74点自宅にて

16日(木)

本日は、知り合いと3人で飲み会。
まず一軒目に行ったのが月の蔵 銀座というナウな居酒屋。 昔ドラマのロケで使われたらしい、暗い中に大きな水槽があったりする大変シャレた内装。 (もう1フロアあるらしいけどそっちは知らない)。 客層も、半分以上がカップルって感じ。ええのぉお若い人たちは。

で、食べたのが以下のコース(4,500円)。

前菜:4品盛り合わせ(白子、小さなクワイ?、小魚の佃煮、焼き豚)
サラダ:刺身の乗ったやつ
煮物:芋とか豚肉とか
焼き物:殻付きのエビ
揚げ物:串揚げ(シイタケと豚、カキと・・・忘れた)
ご飯:サケとイクラのちらし寿司
デザート:4品盛り合わせ(パイナップル、シャーベット、後は忘れた)

そこそこ美味い。特筆すべきモノのでは無いけど、まぁ酒のつまみとしては十分オッケーなレベル。 ただ、ちょっと量が少ないかな? 食事が済んでもおなか一杯にはならない量。

ワインは、気取った居酒屋らしく種類も豊富で、泡2種と 赤/白それぞれ20種、全部で40種くらいあったかな? リストは品種ごとに書かれていて産地は世界中、 どっちかというとニューワールド産が多いラインナップ。 価格的には3,000円くらいから20,000円弱までで、中心価格帯は5,000円くらい。 値付け的には小売価格の3倍、って感じ。

で、まずは泡かな、ってことでグラスで注文。1杯600円。 (ボトルの)リストに載っていたのがアスティとどこだかのシャンパーニュだったんで、 「多分アスティかなぁ」と思ったらやっぱりアスティ。 それも結構甘味の強いヤツで、かつ泡も相当抜け気味。 乾杯の泡としてはちょっとミス・チョイス。55点。 量が多めだったのが救いだけど。

その後以下の2本を。

Trapiche Chardonnay Oak Cask 2001
トラピチェ シャルドネ オーク・カスク 2001
Bodegas Trapiche
ボデガス・トラピチェ
写真無し
Blanco
Mendoza (Argentina)
メンドーサ (アルゼンチン)
(\3,600)2002/01/16 月の蔵 銀座メルシャン
多分料理の前半は魚系のモノが出てくるだろうと思い、まずは白をチョイス。 白の品種はシャルドネ/ソーヴィニョン・ブラン/リースリングとあったんだけど、 ここは無難にシャルドネで、更に銘柄も無難にトラピチェで。 とは言いつつトラピチェのオーク・カスクでシャルドネは初稽古。
色は濃そうな感じだけど、照明が暗くてよくわからない。 香りは弱め。あまり冷えてなくて温度は高めだったけど、 それでも弱く感じられた。傾向としては南米のシャルドネらしいトロピカル系で、 口に含むとしっかり樽香。 味は思いのほか酸味がしっかり。 前述のごとく高い供出温度だったんで、甘味が強く感じられるかと思ったけど、 バランスはブルゴーニュのソレに似た感じでなかなかグッド。
「無難に」という目論見通り。 目新しさを求めないんであればこれで十分だと思う。 やっぱりトラピチェのオーク・カスクはハズさないな、と再認識。
75点「月の蔵 銀座」にて

Schug Carneros Pinot Noir 2000
シュグ カーネロス ピノ・ノワール 2000
Schug
シュグ
写真無し
Red
Carneros (USA)
カーネロス (アメリカ合衆国)
(\5,000)2002/01/16 月の蔵 銀座カリフォルニア・ワイン・トレーディング
2本目は赤、 和食に合いそうな赤はピノでしょ、 ってこともあってピノ・ノワール以外の欄はあまり見ずに、 価格的にお手頃なコレをチョイス。 前にも飲んだことあるなぁ、と思っていたら1997と稽古済み。 その時の好印象が記憶の片隅にあったのかも。
色は、以前の印象と同じくカリフォルニアのピノとしては薄く、ブルゴーニュに近い感じ。 ブルゴーニュでも値の張るものだと色の濃いやつが最近は多い気がするんで、 「安いブルゴーニュに近い」か。 香りは、ボリューム弱めながら雰囲気は良い。アメリカン・チェリーとかイチゴとか、 「ピノ・ノワールはこんな香り」と教科書に書いてあるような香り。 樽香もそこそこいい感じに付いている。 味も丸っこい。甘味が強すぎず、渋味が尖らず、なかなか好印象。 欲を言えばもう少し酸味が欲しいかな・・・なんて考えてたら、 時間が経つと人の心を見透かしたように酸味も出てきた。
すげー!って感じじゃないけど、 シンプルかつキュートにまとまったカリフォルニアのピノだと思う。 小売価格は稽古範囲内だと思うので、かなり使えるワインかも。
このお店、テーブル脇で抜栓してくれるんじゃなくて、 抜栓した後持って来てくれるスタイル。まぁ居酒屋と思えばそれも当然なんだけど、 店の方が試飲したのか、持って来られた時は液面が若干低い。 店の方の試飲用に取るんであれば、やっぱりテーブル脇で抜栓すべきな気がするなぁ。 試飲用に取ること自体は(師範的には)全然問題無いんだけど、 あらぬ疑いをかけられかねないと思うので。
80点「月の蔵 銀座」にて

お会計は3人で25,000円くらい。 ちょっと高いとは思う(とはいえ20,000円以下は無理な気がする)けど、 まぁ場所や雰囲気を考えれば仕方ないトコロですかね。

ま、当然飲み足りない。 で、二次会はワインが好きな人の間ではかなり有名なシノワ 銀座店というワインバーへ。
お店は、いかにもバー、という感じの暗くて落ち着いたクラッシックな感じ。 キャパはテーブル席が20弱、カウンターが7〜8席くらいかな、あんまり良く見てないけど。 それがほぼ満席。なかなか繁盛しているみたい。
料理もいろいろ(20種くらい)あったんで、きちんと食事もできそう。 我々はチーズ盛り合わせ(\1,600:3種をちょぴりずつ、内容を考えるとかなり高い)を注文。

当然ながらワインリストはかなり豪勢。10ページ以上あって全部は見てません。 価格帯は、下は5,000円くらいから、上は青天井。 師範が買いたいような4桁のワインはチラホラって程度だけど、 なかなかお目にかかれないレアなワインや、飲み頃なヴィンテージのワインも多いんで、 値付けとしてはかなり良心的な感じ。
ってな中から選んだワインが以下。

Gevrey Chambertin 1997
ジュヴレ・シャンベルタン 1997
Dom. Armand Rousseau
ドメーヌ・アルマン・ルソー
写真無し
Rouge
Gevrey Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\8,700)2002/01/16 シノワ 銀座店イー・エス・ジャパン
実は店に行く前、 お店のページにあるワインリストでおよそアタリをつけていました (毎月リストを更新するのは偉いと思う)。 目に止まったのは、以前にシャルム・シャンベルタンの1993を飲んで、 大変好印象であったアルマン・ルソー。 まぁ以前のは特級畑、コレは村名格なんで大期待は出来ないんだけど、 小売価格で5,000円は下らないワインだと思うので、 なかなかお買い得だと思ってチョイス。
注文する前に一応お店の方に確認。
師範:「コレをお願いしようと思ってるんですけど、『いやソレは止めとけ、コッチのほうが良い』 ってのがあれば教えて下さい」
店の方:『いえいえ素晴らしいと思いますよ』
というわけでめでたく我々のテーブルへ。
色、キレイです。濃くなく薄くなく、 若干青紫からオレンジへのグラデーションを感じる色(光の具合もあると思うけど)。 香りも良い。木イチゴっぽい香りがパァーッと開く感じ。 あと、香水ぽい香りも。 同席したKさんは『スイカの香りがする』といわれてた。 なるほど確かに。 一時期流行ったスイカっぽい香りのする香水(名前は知らない)みたいな雰囲気を感じる。 味は、ちょっと頼りない。 キレイな酸が良い感じではあるけど、なんとなくボリューム感に欠ける。
時間が経つと開くかと思ったけど、僅かに甘い樽香が増えたか、ってくらいで、 基本的にはあまり変わらなかった。残念。
美味いワインではあると思う。でも期待が大きすぎたのかな、 想像したほどでも無いような気がした。 自分で決めていかず、始めっからお店の人に相談した方が良かったかも。
82点「シノワ 銀座店」にて

まだ飲み足りず、以下のワインをグラスで。

Chateau Gruaud Larose 1991
シャトー・グリュオー・ラローズ 1991
Ch. Gruaud Larose
シャトー・グリュオー・ラローズ
写真無し
Rouge
Saint-Julien (2e Grand Cru Classe)
サン・ジュリアン (メドック2級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\2,400/Glassだったかな?)2002/01/16 シノワ 銀座店
ボルドーのグラスワインをお願いしたら、コレと下のタルボ、 あとラグランジュを持ってこられた。 こういうワインがグラスで飲めるってのがワインバーの嬉しいところですな。 で、師範のチョイスはこのグリュオー・ラローズ。 メドック2級格付け、師範は初稽古。
かなりメートルが上がってたんで細かいことは覚えてないけど、 熟成ボルドーらしい、カブトムシみたいな葡萄から出来たとは思えない複雑な香り。 味もキッチリ熟成ボルドー。 ボリュームがあって、ちょっと含んだだけで口の中がワインで満たされるような雰囲気。
いやーボルドーも良いなぁ、と。 一本だと10,800円らしい。良心的価格だと思います。
(80点台)「シノワ 銀座店」にて

Chateau Talbot 1994
シャトー・タルボ 1994
Ch. Talbot
シャトー・タルボ
写真無し
Rouge
Saint-Julien (4e Grand Cru Classe)
サン・ジュリアン (メドック4級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\1,800/Glassだったかな?)2002/01/16 シノワ 銀座店
もう一方がメドック4級のタルボ。タルボは以前1983と稽古経験あり。 これは師範が注文したんじゃなくて、 KさんとO氏が注文したものをちょこっとご相伴にあずかっただけなんで、 ここに書くのははばかられる程度にしか飲んでないんだけど・・・
色は、上のグリュオー・ラローズと比べるとまだまだ紫色が若い。「これが3年の差か」って感じ。 香りのボリュームはこっちの方が随分上。 カシスみたいなフルーツの香りがかなり多くて「これが3年の差か」って感じ。 反面、味はこっちの方が軽め。「これも3年の差か」って感じ(そればっかり)。
甲乙つけがたし な結果。 こちらは一本だと8,800円らしい。良心的価格だと思います。
(80点台)「シノワ 銀座店」にて

お会計は3人で18,000円強だったような。
気が付いてみれば既に12時過ぎ。楽しい飲み会でありました。 新居お披露目会よろしく>Kさん


15日(水)

Michel Torino "Colleccion" Marbec 2000
ミシェル・トリノ "コレクスィオン" マルベック 2000
Michel Trino (Bodega La Rosa)
ミシェル・トリノ (ボデガ・ラ・ローザ)
Tinto
Cafayate Valley (Argentina)
カファヤテ・ヴァレー (アルゼンチン)
\7802002/12/25 Wine & Mart 樽屋アサヒビール
本日のワインはアルゼンチン産。 品種はアルゼンチンによくある (元はボルドーの補助品種らしいけどボルドーではほとんど聞かない)マルベック。 とはいえボトルの形はカリフォルニアとかの高級ワインにありがちな上が太くて下が細い円筒形だし、 "Collection"なんて書いてある。 値段はアレだけど、もしかしたら、と淡い期待を抱きつつ・・・
色は当然のごとく濃い紫。 田舎品種だけど、ドロッと濃いとか濁ってるってことはない。 香りには、ツンッとくる酸っぱい雰囲気が目立つ。 あとは古い家屋の中のような、ホコリと古畳が混じったような香り。 味は青臭い。味で「臭い」って表現も変だとは思うけど、実際のところとっても青臭い味。 あと目立つのは酸味。酸っぱくは無いけど酸がメイン。 なんだかそんな感じなんで厚みや丸みは全く感じられない。
前述の如く「淡い期待」であったにもかかわらず、 その期待値にも大きく劣る残念な内容。 劣化なのかなぁ。 師範が認識している一般的な劣化の雰囲気とは違っているけど、 でも「そもそもこういうのが造りたかった」ってのも納得いかない。
50点自宅にて

13日(月祝)

三連休の最終日、 掃除やら何やらが終わって余裕綽々の師範家は横浜八景島シーパラダイスへプチ・レジャーに。 八景島といえば水族館、水族館と言えばイルカ・ショー。 プチ師範代が生まれて初めてのイルカ(とアシカ)のショーだったんだけど、 正直言ってもうちょっとキッチリ練習して欲しいかな。 昔もそう思ったけど、八景島シーパラダイスのショーって、 他の水族館と比べると(器は立派だけど)なんか「ぉをー!」って感じが弱い気がする。 アシカのトレーナーのお姉さんは別嬪さんだったけど。

で、昼食は八景島のそばの寿司屋で。
行ったのは、小柴漁港前にあるすし処 かねへいというお店。 店自体はそこそこ新しく、一階はカウンター/二階は小上がりと座敷で広く、 住宅街の寿司屋としてはなかなか洒落て落ち着いた雰囲気。 子供の居る我々は二階の小上がりで。

食べたのは以下。

師範:地魚寿司(竹:\2,500):シャコ、アナゴ、車エビ、スミイカ、アジ、エボダイ、クロダイ、タマゴ、スミイカの下足の巻物、海苔の味噌汁

師範代:寿司(真ん中クラス:\3,000):マグロが多かったような、茶碗蒸しも付いてた

プチ師範代:寿司飯(\0)

飲んだのはビール(\600:シャコの煮付け4匹付き)

住宅街の寿司屋としてはやや強気の値付けだと思う。半分「観光寿司屋」かな? でも、内容に関してはあまり不満は無い。 特に地魚の寿司は小柴で食べてる気分を満たしてくれるもの。
地魚寿司の注文の際に『マグロは入れますか?』と聞かれた。 当然師範は地のモノが食べたいんで「無しでお願いします」と答えたんだけど、 寿司にマグロがないとイヤな人もいるんでしょうな。
ビールも中瓶600円は決して安くないけど、 ツマミに小柴名物のシャコの煮付けが4匹付いてるから、ちょっと嬉しい気分。 ランチも夜も同じ値段みたいなんで、夜この値段だったら全く文句無い内容だと思うし、 一度カウンターに座ってみたい気分にさせられる。 ま、プチ師範代が小さいうちはカウンターは無理だと思うけどね。

夕食は家で。飲んだワインがコレ。

Chateau de Montfaucon "Baron Louis" 1999
シャトー・ド・モンフォーコン "バロン・ルイ" 1999
Ch. de Montfaucon (Rodolphe et Philippine de Pins)
シャトー・ド・モンフォーコン (ロドルフ・エ・フィリピーヌ・ド・パン)
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,6802002/12/14 信濃屋 横浜店田地商店
昼(も2時過ぎ)にちょっと良いモノ食べたんで、夜は軽く、 師範謹製キャベツたっぷり(というか殆どキャベツ)のお好み焼きで。 お好み焼きと言えば、 識者の定説としては合わせるワインはローヌかアルゼンチンと決まってマス(嘘)。 で、選んだのがACコート・デュ・ローヌながらガッツ溢れる造りらしいこのワイン。 ボトルもかなり重いものだしアルコール度数は14%もあって、抜栓前から期待十分。
色はとっても濃い。 手近なものだと、ルジェのクレーム・ド・カシス、この色とほぼ同じな濃い青紫。 香りは、ローヌっぽいすっトボケた感じはちょっとおとなしめで、 どっちかというとボルドーやらラングドックやらみたいな、 ドシリと重い感じの香り。 味は若い。渋味と苦味と甘味がそれぞれに小隊を編成して舌を攻撃する。 というわけで、抜栓直後は「ジャジャ馬よのう」ってワインだったんだけど・・・
抜栓後4時間くらい経つと(休みの日はこれが出来るから良いなぁ)、 それらのジャジャ馬がちょっとオトナになって、 甘酸っぱい雰囲気とオトナな樽香を前面に、各要素が一体となった感じに変化。
パワフルさだけが売りだったものが、抜栓後時間が経ってそこそこまとまり出した。 「成人の日」っぽいワインだな、と、感慨深く飲む。 成人式には行ってもいない師範なんだけどね。
78点自宅にて

12日(日)

Gevrey-Chambertin "Les Jeunes Rois" 1999
ジュヴレ・シャンベルタン "レ・ジューヌ・ロワ" 1999
Geantet-Pansiot
ジャンテ・パンシオ
Rouge
Gevrey-Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802002/11/13 やまや渋谷店やまや
3連休の中日の日曜、良いですなぁ、3連休は。 夕食は和風カルビステーキと大根サラダ。 選んだワインは、道場稽古範囲いっぱいいっぱい、2,980円のブルゴーニュ。 造り手は初稽古のジャンテ・パンシオ。 ラベルには"Etre sobre C'est boire bon (控えめなのが良い飲み物)"なんて書いてある。 ちょっといい値段なんで、あんまり控えめなのも困っちゃうんですけど。
抜栓時、コルクのキレイさにウットリ。 やっぱり良いワインのコルクはツルツルのスベスベじゃなきゃいけません。 色もかなり濃くてウットリ。 香りもなかなかグッド。ゴム革っぽい香りとイチゴっぽい香りがキューッと迫ってくる感じ。 ただ、樽香みたいなのは弱い感じ。 味も香りの雰囲気と似たキューッとくる酸味が中心。 キレイではあるけど厚みはあまり無くて、 スイスイ飲めはするけどなんだかちょっと物足りない。 樽とかを感じず、ストイックな雰囲気だからか。
時間が経つと結構開く。甘味が顔を出してそこそこ楽しい雰囲気に変化。
ラベルの謳い文句通り、キレイで素直だけどなんだか控えめなワイン。 もちろんそれなりのブルゴーニュに期待するクオリティはあるんだけど、 (特に抜栓後すぐは)いかにもおとなしくてこちらに訴えが聞こえてこない。 もちろんこういうのが好きな人は好きだと思うんだけどね。
79点自宅にて

11日(土)

Cava Brut Nature "Trencadis" N.V.
カバ・ブルット・ナチュレ "トレンカディス" (ヴィンテージ無し)
Grimau de Pujades
グリマウ・デ・プハデス
Espmoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
\9802002/11/22 関内 リラックスリラックス
本日の夕食は鍋。 鶏やら豚やらタラやら餃子やらを水で茹でて、 ポン酢で食べるのが師範家の一般的な鍋。 で、こういう鍋に合わせやすいのはやっぱり泡モノ ってことで本日のチョイスはスペインのカバ。 980円というお手頃価格ながら、特別に醸造されたもの(リキュールを添加しない、とか) ってことだったような。楽しみ楽しみ。
色は、価格から想像される色よりやや濃い。 泡立ちのキメの細かさ、ボリュームとも一般的なシャンパンに遜色ない。 香りは弱い。発泡ワインって、抜栓する時「プシュッ」と瓶の中の気体が外に出てくるじゃないですか、 その時にパッと香りが拡がらないのはいかにも寂しい。 味は案外しっかり。いかにもカバらしい口腔の奥の方を横に引っ張るような、 エグミにも近いコクがある。
抜栓後1時間くらい経つと、香りにハッキリと熟成香が感じられるようになる。 それくらいが飲み頃かな?
熟成期間も長く、真面目かつ丁寧に造られたカバだと思う。 ただ、泡モノみたいな「派手で印象的」なワインが目立ち、 かつそういうのが欲しい席にはちょっと地味な内容かも。 金色とか銀色ではなく、クロームメッキな感じの発泡ワイン。
74点自宅にて

10日(金)

Chateau Haut-Mazeris 1996
シャトー・オー・マジュリ 1996
Ch. Haut-Mazeris
シャトー・オー・マジュリ
Rouge
Fronsac
フロンサック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,1312002/12/14 サンタムールカツミ商会
ようやく週末。連休明けの一週間、長かったなぁ。 ってな気分でチョイスしたのがこのボルドー産。 1996とちょっと熟成が期待できそなワインだけど、ラベルがなんとも安っぽい。 写真では判らないだろうけど、「漆黒地に金」なこの手のワインによくある印刷じゃなくて、 「テカテカ黒地に黄土色」な印刷。 ラベルのチャチさと中身の美味さとは相関無いと思うけど、 レストランとかではちょっと出しにくそうな雰囲気。
で、抜栓してみると、コルクは長くてシャトー名や年号の入った立派なもの。 こっちに金使わずにラベルに使えば良いのに、と老婆心。 色は、かなり熟成した雰囲気が感じられる、 中心部が赤黒い紫でエッジに至るにつれてレンガ色のグラデーションのある色。 香りは弱め。抜栓直後はカシスっぽい果実香が感じられはするけど、 ちょっと時間が経つとカブトムシの死骸のような、なんとも言えない(良いとも悪いとも言えない) 熟成香が大半になる。 味も熟成系。キツくはないけど酸が主体で、渋味はヨボヨボで甘味は皆無。
抜栓後時間が経つとますます老獪なワインに変化。
1996産なんでそんなに年期が入ってるわけじゃないんだけど、 なんとも年寄りくさいワイン。 多分ピークはとうに過ぎてて、 思いっきり下り坂というか「逝っちゃった」ワインとの差分は微妙なレベルにある。 若いモン好きな師範にはポイント低し。
53点自宅にて

8日(水)

Kressmann Monopole Sauvignon 2001
クレスマン・モノポール ソーヴィニョン 2001
Kressmann
クレスマン
Blanc
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\8462002/12/14 サンタムールカツミ商会
本日の夕食は豚肉と水菜の炒め物、水餃子。 かなり「赤にするか白にするか」悩むケースなんだけど、 本日は料理の見た目の色に従って白をチョイス。 選んだのはボルドー産。品種はソーヴィニョン・ブランが100%らしい。 1,000円以下のお気軽価格帯だけど、 お店のPOPではかなりいろいろ語られていた(内容失念)ワイン。
色の濃さは普通。色調は年齢の割には枯葉色っぽい傾向。 香りは結構イケている。 露骨に白葡萄、具体的にはマスカットな香りと揮発油の香りが顕著。 こういう香りの傾向って、アルザスに似てる気がするのは師範だけ? 味は軽い、香りと比べると相当軽い。 ちょっと苦味が表に出ている感じはあるけど、まぁバランスは悪くない。 でも、いかにバランスが良くたって絶対値がかなり小さいんで、 さすがに物足りなさは禁じえないけれども。
値段相応ではあるし、香りそこそこで特に邪魔な雰囲気も無いんで、 積極的に嫌われる理由は見当たらない。 前述のごとく物足りなくはあるんだけど、 平日早めに帰って家族と楽しむ夕食には、 ババーン!とうるさいワインよりこういうのの方が良いのかも。
翌日、香りの要素が枯れてやや酸が増すという当然の変化を見せた。
70点自宅にて

7日(火)

Bonassia Syrah 2001
ボナッシア シラー 2001
Bonassia
ボナッシア
Rouge
Beni M'Tir
ベニ・ムティール
(Maroc)
(モロッコ)
\8902002/11/24 リカーズハセガワ 北口店サントリー
本日のワインは北アフリカはモロッコ産。 モロッコのワインとの稽古はこれで4回目、 "Beni M'Tir"なる何と読むかも良く判らんAOCもこれで3回目。 ちょっと前なら「モロッコでもワイン造ってるなんて!」って驚いてたんだけど、 今じゃ「あ、モロッコね」なんて具合な気分。 世界は狭くなりましたなぁ。 でも、ラベルには"Mis En Bouteille par CF A 32314 - France"の文字があるんで、 醸造はモロッコではやってないのかも (裏ラベルを隠すように輸入元のラベルがあって、細かいことが判らずかなり不満)。
色は思ったより濃くない。北アフリカはヨーロッパの延長と考えるべし、って感じの色。 香りは弱い。弱いながらもしっかり嗅ぐと、たしかにローヌっぽい雰囲気があって、 なるほどこれがシラーか、って感じ。 味は軽いし頼りない。けどちょっと甘めでスルスル入って、飲むという行為を妨げる要素は無い。 まぁ普通+αの安ワイン、って感じかな?
アフリカって聞くと、真っ黒でツヤツヤな人たちがドンドコ太鼓叩いて槍もってエッホエッホ、 ってイメージで考えちゃうけど、このワインは極めて白人風。 ダメ白人ってほどでもないけど、ケント・デリカットくらいの存在感かなぁ。 遅い時間の抜栓ってこともあって、1/3は後日分に。
翌々日、甘味が減ってやや酸味が増すという当然の変化を見せた。
69点自宅にて

5日(日)

Wente "Crane Ridge Reserve" Merlot "Livermore Valley San Francisco Bay" 1999
ヴェンテ "クレーン・リッジ・リザーヴ" メルロー "リヴァームーア・ヴァレー サン・フランシスコ・ベイ" 1999
Wente Vineyards
ヴェンテ・ヴィンヤーズ
Red
San Francisco Bay (USA)
サン・フランシスコ・ベイ (アメリカ合衆国)
頂き物 (ハンドキャリー)
長かった冬休みも今日が最終日。 そういう大ブルーな夜の景気付けにチョイスしたのがコレ。 このワイン、昨年職場のムービングラックを整理していたら出てきたというモノ。 贈られたのは2年前、贈り元は以前師範も一緒に仕事していたUSの会社。 ってことで飲んでもバチは当たらんでしょう、 チョッとは仕事気分になるかも、ってことで本年最初の自宅飲みに登用。
色は予想外に明るい。かつ赤い。 ちょっと力の入ったブルゴーニュ(年末飲んだコレとか)みたいな色合い。 香りは、なるほどカリフォルニアのメルロー的な、 甘酸っぱいベリー系の果実の香りとこれまた甘めの樽の香り。 味はちょっとハテナ・マーク。 もちろん不味いわけじゃなくて、ちゃんと甘酸っぱいしちゃんと渋いしで、 ニューワールド・メルローの雰囲気はあるんだけど、 なんとなく中心部だけがスッポリ抜けたような味わい。
抜栓後時間が経っても全く変化しないあたりはいかにもカリフォルニア産。
ドカンと濃いやつを想像していたけど、それほどでもなくてまぁ普通。 あと、正直いってそこかしこに虫喰いがあるような雰囲気は否めない。 これが職場の常温熟成1年の影響なのか、そもそもそうだったのか、 そのどちらかを判別する能力は師範には無いけど。
72点自宅にて

1日(水祝)

Cremant de Bourgogne Brut N.V.
クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Michel Colin Deleger et Fils
ミシェル・コラン・ドレジェ・エ・フィス
Mousseux
発泡
Cremant de Bourgogne
クレマン・ド・ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,0002002/12/17 NOISY'S WINE SELECTS 原酒店ミレジム
元旦の朝から飲んだのは、シャンパーニュじゃなくてクレマン・ド・ブルゴーニュ。 シャンパーニュじゃないあたり、「安ワイン道場」一年の計の意気込みが感じられますな。 ・・・なんて深い考えはなくて、どうせサクッと飲むんだから軽めのものでも十分だし、 大昔に稽古済みでなかなかイケた、ってことで。
色は普通。泡が弱い。 クレマンってシャンパーニュよりガス気圧が低いらしいんだけど、 ここまで顕著に弱いのはちょっと珍しいかも。 香りは、シャンパーニュの香りからイースト香を抜きました、って感じの雰囲気。 反面、葡萄の雰囲気とかがダイレクト感じられて、そういうのが好きな人には良いかも。 味は・・・普通かなぁ。そこそこ美味しい白ワインに泡を加えたような、 なんとも普通な感じ。
非常に普通のクレマン。ま、この手のスパークリングって、 金属を舐めるような雰囲気を持つものもあったりするんで、 そういうのが無い点は良いかも。 でも「ブルゴーニュで名のある造り手のクレマン」ってのは期待できないかも。
73点師範実家にて

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by 師範