稽古日誌:2004年1月

謹賀新年
師範家では毎年年末から正月にかけて双方の実家へ帰省するわけだけど、 航空運賃のバカ高さにはホントに閉口。 九州地方方面、正規料金だと大人2人と子供1人で往復で16万超、 大抵の高級ワインは飲めますな。 それにこの時期は正規料金以外の割引運賃はほとんど設定が無いんだよね (今回、行きはスカイネットアジア航空利用/帰りは株主優待券利用でなんとか安くしたけど)。 『儲かる時には高くする』は営利企業の正しい戦略だとは思うけど、 親孝行な師範家には負担だなぁ。

翌月分

31日(土)

Bourgogne 2001
ブルゴーニュ 2001
Dom. Guyon
ドメーヌ・ギュィヨン
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6632004/01/24 関内 サンタムールカツミ商会
早いものでもう1月も終わりですなぁ。
夕食は、師範自ら調理して、トマトとモッツァレラチーズのサラダ、ミートコロッケ。 コロッケは、まるでメンチカツかと思うほど肉比率の高いやつが好みの師範だけど、 今日は久しぶりに作ったため分量がイマイチで、いわゆる普通のコロッケ比率。 それでも、ニンニクを少し利かせて良い感じに仕上がった。 B級グルメの1ジャンルとして「肉屋のコロッケ」がよく採り上げられるけど、 師範は自宅で作ったコロッケが一番美味いと思う。
・・・って、ここは料理道場じゃないわけで、ワインの話を。 抜栓したのは、「リアルワインガイド 第2号」曰く『間違いなく来る』造り手ギュィヨンのACブルゴーニュ。 ラベルの雰囲気とかもなんだか名門造り手っぽい感じ。
色はなかなか良さげ。ACブルゴーニュとは思えない赤黒く濃い色合い。 でも、香りがダメ。ほとんどグラスの中から出てこないくらい貧弱。 口に含むとピッチピチの果実っぽい香りがあるんだけど、 鼻で嗅いだだけじゃ全然そんなの感じない。 でもでも、味は結構良いんだよなぁ。ちょっと苦味にも近い渋味が険しさを感じさせるけど、 甘味もあって酸もキレイでなかなかどうしてこのクラスとは思えない味。
と、なんだか香りだけがダメなスタートだったけど、 抜栓後2時間を越えたあたりから徐々にケモノ系の香りも出始めた。 ACブルゴーニュにしては恐ろしくスロースターター。
最初は微妙な劣化を疑った。でも、後半はそういう気配はあまり無くなった。 これがもしプチ劣化で、本当は抜栓後から香りもバンバンなんだったら、 とてつもなく高品質なACブルゴーニュかも、と想像する。 でも、師範が飲んだこのボトルは「そこそこ良い感じ」止まり。
73点自宅にて

30日(金)

Nero d'Avola 2002
ネロ・ダヴォラ 2002
Morgante
モルガンテ
Rosso
Nero d'Avola (IGT)
ネロ・ダヴォラ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\1,3802004/01/10 京橋ワインリラックス
販売店のサイトによれば、 ワイン評論家ロバート・パーカー氏が、このワインの2000年産に対して88点を付けたらしい。 そのワインは2000年産/コレは2002年産なんで必ずしもこれも良いとは限らないし、 だいたいからしてその「88点」ってのがどれくらいの偏差値なのか良く知らないんだけど、 やっぱりちょっと興味があって購入。
色はそれほど濃くない。でも、注いでるときはなんかテラテラと照りがあって、 実が詰まっている感じがする見た目。 香りはなかなか面白い。 甘いバニラを想わせる樽香はなんとなくブルゴーニュ風、 でも柑橘系っぽい香りは地中海岸風、って感じ。 ヨーグルトを想わせる乳酸っぽい香りもある(プチ師範代には「そんな香りはしない」と言われたけど)。 で、味もどーんとしてれば良かったんだけど、 なんとなく中心が抜けたような感じがするのが残念。
抜栓後1時間くらい経つと、徐々にこの中抜けも無くなって(気にならなくなって)来る。
そこそこ良い感じ。軽快めだけどいろいろ要素もあって、なかなか楽しめる。 シチリアのワインって、結構イケてるのが多いなぁ。
78点自宅にて

28日(水)

Abbe de l'Eglise 2001
アベ・ド・レグリーズ 2001
Dom. de l'Eglise
ドメーヌ・ド・レグリーズ
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\9802004/01/10 京橋ワインアビコ
休肝日明けの水曜日、料理はマグロとルッコラのサラダ、鶏の味噌焼き、ベーコンとキャベツの炒め物。 選んだワインは、 門下生からご推薦のあるACボルドー。 「抜栓後3日後が良かった」とのことなので、 3日は(性格的に)無理としても翌日まではキープしてみましょう、ってことで本日の割り当ては半分強。 だもんでしっかりビールを飲んでから抜栓。
色はまぁ普通。普通とはナニか?ということは置いといて、まずは普通。 香りは結構しっかり。ボトルに注いでクーッと嗅ぐと「良いじゃん良いじゃん」なボリューム。 欲を言えば、いかにもボルドーな消済みのような焦がした香りがほとんどで、 果実っぽさはあまり感じられないのが残念。 味は軽い、というか身が詰まってない感じ。 なんだかスが入った柚子のような、香りはあるんだけど実のない果実のよう。
980円のボルドーと思えばまずまず納得だけど、今日時点では特筆すべき部分はないなぁ。 その点では門下生報告と同じ。 ほぼきっかり半分残しているんで、明日に期待。
バキュバンして玄関に保存した翌日、 香りは特に変化無いけど味はちょっと甘酸っぱさが増して好転したように思う。 「大変化」ってほどじゃないけど、昨日に比べると明らかに良くなっている。 三日待てばもっと好転したのかなぁ。バキュバンも余計だったのかも。
70(+2)点自宅にて

25日(日)

Saint-Aubin 1er Cru "Les Castets" 1999
サントーバン プルミエ・クリュ "レ・カステ" 1999
Dom. Hubert LAMY
ドメーヌ・ユベール・ラミィ
Rouge
Saint-Aubin 1er Cru
サントーバン1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7102003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
本日の夕食はトンカツとポテトサラダ。 昨日はおでん、今日はトンカツ、日本のご家庭料理だなぁ、としみじみ。 で、日本の普通のご家庭と多分大きく違っているのは毎晩ワインが一本開くこと。 このワインは、2年以上前に稽古済みでかなりの好評価、 当時の買値で2,660円のものがセールで1,710円。 これは買わない手はないってんで再稽古のため購入。 あのときのままでも十分儲けモン、上手く熟成なんかしてたらどうしましょって感じ。
色は、この値段のブルゴーニュとは思えないくらい濃い。 小豆の煮豆っぽいちょっと赤茶けた雰囲気を感じる色。 香りは革っぽい妖艶な雰囲気。 2年半前に感じた溌剌とした複雑さは影をひそめて、なんとなく斜に構えたような香り。 味は、模範的な南部ブルゴーニュの赤っぽさ。 キレイな酸とキメ細やかな渋み、でもどことなくパワーに欠けるのは前回の印象通り。
時間が経っても香りは特に変化なし。 ただ、味がアプリコットみたく甘酸っぱい雰囲気に変わってきたんで、 やっぱり熟成の効果が無いわけじゃないんだな、と少し安心。
早くもピークが過ぎたのか、あるいは今が谷の時期なのか、 リリース直後の前回より満足度は低い結果に。 ワインってのは難しいもんですな。 また、それゆえのバーゲン価格だったらそれはそれで納得。
78点自宅にて

24日(土)

Montsarra Cava Semi Sec N.V.
モンサラ カバ セミ・セック (ヴィンテージ無し)
Montsarra
モンサラ
Espmoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
\9802004/01/10 京橋ワインモトックス
本日の夕食はおでん。おでんって、一緒に飲むワインを悩む料理だけど、 本日のチョイスは無難に泡モノで。 選んだのはスペインのカバなんだけど、スペイン産とは思えない垢抜けたラベル。 なんでも、『ワイン王国』という雑誌で名だたるソムリエさん連中に大変好評価だったらしい。 そういうのを聞くと値段以上の期待をするのは人情、ってもんでございます。
色はちょっと赤みが強いかなぁ、 泡立ちはシャンパーニュよりはちょっとおとなしくて粗い気がするのは先入観か? 香りは、なんとなく田舎風というか、柑橘類と飴が前面に出ててストレート。 師範的にはいかにもカバ、と感じられる香り。 味もカバそのもの。 ただ、辛口(Brut)じゃない分だけ金属的なキンキン感が控えめで、 「なるほどこういうのも良いなぁ」と思わせる。
時間が経つと、 シャンパンストッパーをしていてもガンガン泡が弱くなる。 そこらへんはシャンパーニュにかなわないところですかね。
値段を考えればかなり健闘していると思う。 カバ、スプマンテあたりのやや癖の強い泡モノは、 辛口よりもやや甘めの方が良いのかも、と感じた次第。 でも、これがソムリエさんらで大絶賛ってのは理解に苦しむ。 普通のカバを大きく凌駕するものでも無いと思うし。 ま、その雑誌自体は読んでないんでなんともいえないけどね。
73点自宅にて

23日(金)

La Closerie de Malescasse 2001
ラ・クロスリー・ド・マレスカッス 2001
Ch. Malescasse
シャトー・マレスカッス
Rouge
Haut-Medoc
オー・メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,2352003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
本日の夕食は、馬刺、牛カルビの炒め物、野菜炒め、ワンタンスープ。 ワインは、シャトー・マレスカッスのセカンドであるラ・クロスリー・ド・マレスカッス。 このワインとは1999と稽古済み。 飲んだ印象は特にどうということ無かったこともあって、知らずに最購入。 ま、ボルドーなんてヴィンテージが違えば内容も全然違うからね。
色も香りも非常にボルドー。 カシスのような濃い果実香と消し炭のような煙たい香り、 いかに師範が素人とはいえ、このワインの香りを嗅げば「メドックあたりのボルドーですかな?」 と必然的に答えそうなくらい"どボルドー"な香り。 ただ、1999にも感じられたような魚系の生臭さがあるといえばある。 そんで、味がしっかりしていれば嬉しいんだけど、そうは問屋が卸しません。 香りの落ち着き具合から考えるとアレっ?ってくらい軽めの味わい。
時間が経つと煙たい香りが焦げた木の香り(樽香)に感じられるようになる。 でも味は軽めなまんま。
所詮貴様は中堅ドコロの二番手よのう、という感じ。 香りは頑張ってるものの、味に関しては明らかに名前負け。 サブ・ラベル(1999では"Reserve du Chateau"と書かれていた所)に "Eleve en Futs de Chene(樫樽熟成)"なんて書いてあって 売る気マンマンな姿勢から考えても、 ファーストの名を借りて儲けよう、って戦略のセカンドなのかも。
70点自宅にて

21日(水)

Salice Salentino 2000
サリーチェ・サレンティーノ 2000
Terre del Grico
テッレ・デル・グリコ
Rosso
Salice Salentino
サリーチェ・サレンティーノ
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\9982003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
保育園で風邪を貰ってきたらしく、今日はプチ師範代の具合がイマイチ(なんだかダルいらしい)。 というわけで夕食は、プチ師範代が元気の出そうな鶏のクリームシチュー。 ワイン飲みにとっては、一緒に飲むワインを赤にするか白にするか、 選択に悩む料理の一つ。 本日は在庫の関係上赤をチョイス。 選んだのは、南イタリアはプーリア州のサリーチェ・サレンティーノ。
色は、いかにも南イタリアのワインらしく値段の割にはかなり濃い紫。 香りは、思ったほど強くない、というか案外弱め。 イタリアらしい油粘土みたいな香りと、横にひしゃげたような果実香が中心。 味は、濃いけど粗い。特に酸味がぶっきらぼう。 濃さと値段を天秤にかければ余裕で合格点なんだけど、 ちょっとフィニッシュに失敗しました、って感じ。
悪くは無い。そこそこ「らしさ」もあって、物足りなさは感じない。 でも、スラッと長いボトルとか、 "Unfiltered"と書かれたイカすラベルとか、 飲む前の期待に比べればやや期待ハズレな印象も否めない。 ・・・とはいえ3桁だからね、まぁ良しとしましょう。
70点自宅にて

18日(日)

Cote de Roussillon Villages "Bila-Haut" 2001
コート・ド・ルーション・ヴィラージュ "ビラ・オー" 2001
M.Chapoutier
M.シャプティエ
Rouge
Cote de Roussillon Villages
コート・ド・ルーション・ヴィラージュ
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,4802004/01/10 京橋ワイン兼松/日本リカー
本日の夕食はすき焼き。やっぱり米国産牛肉のBSE騒動を受けてか、 牛肉の値段がちょっと上がっている気がしますな。
で、ワインは門下生からご推薦のあったもので、 ローヌの盟主「シャプティエ」が造る南仏産。 このワインの2000年産がワイン王国なる雑誌でベストバイに選ばれたらしい。 葡萄は有機栽培で手摘み、足踏みで葡萄を破砕しているらしい (足踏みに関しては多分「一部分そうしてる」って話じゃないかと思うけど)。
というわけで期待しつつ抜栓。色はストレートに濃い青紫。 香りは、(造り手がシャプティエだという印象があるからか)南ローヌの赤のような青畳っぽい果実香。 プチ師範代に「何の匂いがする?」と尋ねたら、『ピーマンの匂い』だそうな。 香りのボリュームもしっかりで、なかなか良い葡萄で作られている気がする。 味もかなりイケている。門下生報告の通り、ズシンと重い飲み心地。 キメの細かい渋味とほんのり甘味、(目立たないけど)良い感じの酸味が下支えしている感じ。
抜栓後3時間くらい経っても大きな変化なし。依然として香りは青畳だし、味はやはり渋味がシッカリ。 かなりタフなワインと見た。
なかなか良いワイン。謳い文句通り、丁寧に作られている感じがする。 これで1,500円以下なんだからコスト・パフォーマンスはなかなかのもの。 (ローヌ産じゃないけど)ローヌっぽいのがお好きな方は是非。
78点自宅にて

17日(土)

バンドの練習の後、キーボードM氏宅で飲み会。
M氏の実家からカニが届いたってことで、 バンドのメンバー3人(ベース氏はおシゴトで不参加)とM氏のお知り合い女性陣2名で鍋を囲んで。 そんでもってカニ、とーっても美味かった。 師範は普段はあまりカニに執着が無い、 というか面倒を埋めて余りあるほどの価値は見出せないんだけど、 やっぱり美味いやつは美味いですな。 生きているうちに茹でたやつを冷凍せずに食する、ってのが良いのはもちろんのこと、 今回のカニは身がシッカリつまってて身離れも良くて甘味があってとても質が良く、 いくらでも食べられた。

酒は、ビールとか清酒とかワインとか。
清酒は3種類。獺祭の濁りと、山桜桃と、あと1本は失念。 どれもやけに甘味が強く感じられたのは、カニとの相性の問題かなぁ。 あるいはグラスが大きすぎ(スピゲラウのボルドーグラス)だったのかも。
で、ワインも上記清酒と同じくM氏宅近所の酒屋で調達して。

Blanc de Blanck 2001
ブラン・ド・ブランク 2001
Freres Blanck
フレール・ブランク
Blanc
Alsace
アルザス
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,2502004/01/17 蒲田 光屋トーメン
メインがカニってことで、さっぱり系かつ存在感のあるものを、 と思いお店を物色してて見つけたのがコレ、 フレール・ブランク(旧ポール・ブランク)の廉価版アルザス。 このワイン自体は飲んだことあると記憶していたけど、 調べて見たら同じヴィンテージのものを稽古済み
結果、このチョイスははなかなか正解。 まず良かったのは香りがシッカリしていたこと。 前回飲んだときと同じくゲヴュルツ的なライチの香りがしっかりあって、 香りのボリュームにも不満は無い。 味は非常に軽くて金属っぽいキンキンした雰囲気。これも前回の印象通り。 でも、変に重かったり甘かったりしない分カニには合っていたように思う。
シチュエーション的に良かったな、と。 こういうワインは魚介類相手にサクサクっと飲むのに丁度良くて、 食後にチビチビ、ってワインじゃないな、と。 カニ味噌と合わせても違和感が無かったのは、 このワインのサッパリ味が良かったのか、あるいはカニ味噌自体が新鮮だったのか。
74点M氏宅にて

Chateau de Barbe Blanche 1998
シャトー・ド・バルブ・ブランシュ 1998
Ch. de Barbe Blanche
シャト・ド・バルブ・ブランシュ
Rouge
Lussac Saint-Emilion
リュサック・サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,9802004/01/17 蒲田 光屋アルカン
赤も見知ったところから選んだつもりだったんだけど・・・
シャトー・ド・バルブ・ブランシュのワインは、 ココを始め数回飲んでいて、 比較的良い印象があったワイン。 でも、それらはいずれも"Cuvee Henri IV"というプレミアム物、 標準品のコレを飲むのは初めてでした。 樽やら濃い果実味やらを期待しつつの抜栓だったんだけど・・・
結果、普通の安ボルドーでした。 「安ボルドー」と言っても「激安ボルドー」とは違って、 カシスっぽい果実香やらイガラっぽさやらのボルドーらしさはちゃんとあるんだけど、 いかんせんそれら全てが弱い。 味も渋味だけがちょっと目立つくらいで、これといった特徴もなくやや軽い味わい。
時間が経つと開くかと思ったけど、ちょっと香りが増したくらいで大きな変化なし。
こっちは今ひとつだったなぁ。 もちろん不味いわけじゃは無くて、 サクサクっと軽く飲める赤という意味ではそれもアリだと思うんだけど、 そういうのを求めて買ったわけじゃないんでやや印象点ダウン。
69点自宅にて

というような飲み会。
喰い散らかして帰って申し訳ないっす。>M氏


16日(金)

Domaine de l'Olivette Chardonnay 2000
ドメーヌ・ド・ロリヴェット シャルドネ 2000
Dom. de l'Olivette (Les Producteurs Reunis Foncalieu)
ドメーヌ・ド・ロリヴェット (フォンカリュー生産者組合)
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussilon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\9802004/01/10 京橋ワインオーレ・ジャパン
最近なんだかワインを買いに行く時間が取れなくて、通販を利用しております。 このワインに関しては、販売店のセールス・トーク 「トロトロでマンゴーやネクタリンの旨みたっぷり」ってのに惹かれて購入。 到着後 手に取ってみたら、これがなかなか重くて良さげなボトル。 裏ラベルには「マンゴーやキウィの香り」との表記もある。 夕食の手羽元の揚げ物コッテリソース/ 豚肉と水菜の炒め物に合わせるには若干無理がありそうだけど、 濃い白だったら結構良いかも、ってことでコレをチョイス。
で、グラスに注いでまず色にビックリ。 およそ3桁のワインとは思えない濃いレモン色。 期待が十分に高まったところで香りを嗅いで・・・・香りが無い。 冗談かと思うくらい無い。己の鼻がおかしくなったかと思い、ポン酢とかを嗅いで見たら鼻はちゃんとしている。 不思議な気持ちのまま口に含むと、味はやや荒削りながらそこそこ濃いシャルドネの雰囲気。 鼻腔から抜ける空気に、謳い文句に近いトロピカルな香りもうっすらと感じられはする。
なんだか香りだけ抜けちゃったようなワイン。 もしかして若干の不具合 or 軽いブショネ or ボトル差が顕著な1本だったのかなぁ。 それでも味とかは結構いい感じだったりするんで、 値段を考えると特段の不満は無い(というかそこそこ楽しめはする)ワインではあったけど。
68点自宅にて

14日(水)

Chateau Bellevue la Foret 2000
シャトー・ベルヴュー・ラ・フォーレ 2000
Ch. Bellevue la Foret
シャトー・ベルヴュー・ラ・フォーレ
Rouge
Cotes du Frontonnais
コート・デュ・フロントネ
Sud-Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\7132003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
「ハッピーマンデー法」の導入により、今週の休肝日は昨日1日だけ。 本日開けたのは、コート・デュ・フロントネという初耳のアペラシオン(フランス南西地区にあるらしい)のワイン。 シャトーの名は"森の美しい景色"とでも訳すんでしょうか? なんだかラベルの佇まいもラベルに描かれた画(広い畑に小屋)も、 あんまりそういう雰囲気じゃないんだけれども。 ちなみに本日の晩飯は、牛肉と赤黄緑ピーマンのオイスターソース炒め、 大根と水菜のサラダ、トマトとベーコンのスープ。
色はかなり濃い。値段を考えると相当濃い。向こうの見えない青紫で、微妙にレンガ色。 香りはツンッとくる鋭利な果実香がメイン。 裏ラベルによれば、品種は「ネグレット種」というのがメインらしいけど、 なんとなく北イタリアの赤を想起させる香り。 味も、香りの印象とおり鋭利な酸がメイン。 酸っぱい!ってほどじゃないんだけど、鋭い酸と粗い渋みがストレートに伝わる。 それでも存在感はそこそこあって、ちゃんと「ワインを飲んでる」気分にさせてくれる。
抜栓後2時間くらい経っても全く変化なし。 というか、体が酸に慣れてきたのに酸の要素が減ってないように感じられるんで、 本体の酸味は徐々に増えているのかも。 こういうワインって翌日に残してもあまり良いこと無いと思うんでその日のうちに飲了。
トータルでは値段よりちょっと良いかな、ってくらいかな。 この値段だと僅差の判定勝ち、880円だと引き分けかな、って判定。
67点自宅にて

12日(月祝)

買い物ついでに昼飯を外で。
行ったのは、 近辺のうどん屋の中ではもっとも気に入っている、 国道1号線旧道沿い、戸塚手前にある福徳屋という店。 なんといっても温かいうどんでもコシがあってキチンと角のある麺と、 関西風の出汁が良い。自宅からは(いつも渋滞するんで)車で30分くらいかかるんだけど、 外でうどんを食べるんだったらいつもココ。
ちなみに、本日食べたのは、
師範:親子丼セット
師範代:冷やし山のたぬきうどん大盛り
プチ師範代:お子様セット
うどん以外にも、師範が頼んだ親子丼とかも(やや甘めだけど)美味い。 お子様セットはうどんの他にもいろいろ乗ってて「これで380円!?」な内容。
お会計はトータルで2000円弱。 最近流行りの讃岐風セルフのファーストフードうどん店も良いけど、 きちんと「昼食」として食べるんだったらこういう店が良い。

夕食は自宅で。

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2001
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2001
Dom. Michel Gros
ドメーヌ・ミシェル・グロ
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,4252003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
師範家もハッピー・マンデー法を導入し、 本来休肝日の月曜も祝日にあたると飲んで良いことになっております。
というわけで選んだワインは、 一昨日の白と同じグロ一族、ジャン・グロ直系で本家筋のミシェル・グロ。 ミシェル・グロのオート・コート・ド・ニュイは毎年買っている気がする ・・・けど2000が抜けていて、 昨年飲んだのは1999。 また、昨年末には一級のオー・ブリュレも飲んでいる。 比較的値段が手頃ってこともあって、やけに道場への出現頻度が高い造り手。
色は普通。(一昨日と違って)香りに樽はあまり感じず、 音で言えばかなり高音域、キーンとカン高い感じのフルーツ香が中心。 味もややカン高い。キューッと絞るような酸味がメインで、その後ろに渋味。 甘味はあまり感じられない。
抜栓後2時間くらい経つと、香りに甘い樽っぽい雰囲気が出てくるし、 実際味にも甘味も出てくる。抜栓直後には欠けていた要素ゆえ、正直ちょっと意外な嬉しい変化。
トータルでは全く予想を裏切ることは無いけど予想を大きく超えもしない、 信頼感があるといえばそうだし、反面面白みが無いともいえるワイン。 ただ、値段的にはかなりお得感アリ。 2000円台くらいのいわゆる"名門造り手"のACブルゴーニュなんかよりはずっと上、 ちゃんと主張とストーリーが感じられるワイン。
78点自宅にて

11日(日)

Cotes du Rhone "Cuvee Sommelongue" 2001
コート・デュ・ローヌ "キュヴェ・ソムロング" 2001
Dom. Andre Brunel
ドメーヌ・アンドレ・ブルネル
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,5502003/12/22 横浜君嶋屋稲葉
先週の木曜に軽いローヌを飲んで、 「やっぱジャムみたいな濃いローヌが飲みたいなぁ」と思い、 手持ちの中からチョイスしたのがコレ。 造り手の"アンドレ・ブルネル"という人は、 シャトーヌフ・デュ・パプで名門の造り手らしい。 ちなみに料理はチキンカツとか・・・といっても、 実際は夕食を待ちきれずに夕方早い時間から抜栓して、夕食の時には半分近く空いてたけど。
色は思ったほど濃くは無い。このまえのと大差無いかも。 香りは、西洋のイチゴっぽいグジュグジュッとした果実香と、 明らかに鉄っぽい香りがある。 まるで、小学生の頃、雨上がりの鉄棒で逆上がりした後の手のひらのような匂い。 樽香は感じられないんでステンレスor大樽で醸造か。 味は、甘渋くてオレンジっぽくて、期待した通りジャムみたいな雰囲気。 傾向的には外国産のイチゴジャムとマーマレードを混ぜたような感じかな。 もちろんそこまで甘くは無くて、普通に辛口赤ワインの範疇で。
時間が経つと、香りの鉄っぽさが治まって味もトゲが無くなって、よりジャムっぽくなってきた。
そこそこ期待通りではあるけど、期待を超えるほどの存在感は無かったかな。 もちろん、このアペラシオン、この値段のワインにそれ以上を期待するのは難しいかもだけど。
75点自宅にて

10日(土)

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2002
Dom. Gros Frere et Soeur
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・セール
Blanc
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6632003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
本日の夕食はアジのタタキとか茹でズワイガニとかの海産物中心。 というわけで料理は白を。 グロ・フレール・エ・セールのオート・コート・ド・ニュイは、 1999の赤と稽古して好印象。 この白は『この値段とは思えないくらいイイ感じです』というお勧めもあって購入。
抜栓後、コルクはスベスベで香りも良くて期待は更に高まったんだけど、 色でビックリ。黄金色よりももっと赤みが強くて、 新品五円玉と新品十円玉の中間くらいない色合い。 「もしかしたらヤバイかも・・・」と思ったけど、幸い劣化じゃなかった。 色の原因はたぶん樽。 香りを嗅いでも口に含んでも「これがブルゴーニュ?」ってくらいに樽が効いている。 でも、カリフォルニアとかの過剰に樽が効いた白はどっちかというと苦手な師範だけど、 なんとなくこの樽は許せるというか、超高級ブルゴーニュと勘違いする雰囲気がある。 味や香りが香ばしく感じられ、葡萄の雰囲気を損なわず、味も甘すぎないからかも (思い込み/先入観の可能性が大だけど)。
・・・というわけで、一言で言えば極めて樽の強い白。 この造り手らしい、米国のマーケットを意識したかのような非常に派手な造りのワイン。 ただ、樽が強くハッタリが効いてて面白いのみならず、 実際一本飲んでも飽きない集中力もある・・・と思う・・・のような・・・ちょと自信無い。 しかるべき場所で『ルフレーヴの○○・モンラシェでざぁますのよ』と言って出されたら 「なるほどそうですか!」信じてしまいそうでもあるけど、 反面、しかるべからざる場所で『カリフォルニアのブツでげず』と言って出されたら 「やっぱりね」と信じてしまいそうでもある。
81点自宅にて

8日(木)

Domine de l'Amandier 2001
ドメーヌ・ドラマンディエ 2001
Louis Bernard
ルイ・ベルナール
Rouge
Cotes du Ventoux
コート・デュ・ヴァントゥー
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\6982003/11/28 Wine & Mart 樽屋 横浜ダイヤモンド地下街国分
深夜に帰宅、一本飲み切ることもなかろうと思い、安くてそこそこ強そうなワインをチョイス。 無名造り手&マイナー・アペラシオンのローヌ産だけど、 なんとなく良さげなラベル(といっても「高級感」とは違うけど) だったんでジャケ買い。 帰って良く見ると14%のアルコール度数の表記。案外イケてるかなぁ、って。
色は普通。 香りは強くない。安ローヌにありがちな、 オレンジの皮(というか温州みかんの皮)みたいな香りがツツーッと。 安イタリアみたいな粘土っぽい香りやら、芋焼酎みたいなオイドン系の香りも少しある。 味は、ややザラついた渋味と口を絞るような酸味。 あと、いかにも酒飲んでるぞーってなアルコール感が顕著。
とりわけどうってことない、普通にお手頃価格なローヌ。 でも、これくらいの価格帯のワインにありがちなペラッペラで雑巾臭いのとは違って、 きっちり赤ワインではある。 というわけで抜栓前の予定とおり半分を残して明日へ。
バキュバンして常温のリビングに置いといた翌日、 温度が高めなためか香りの出もちょっと良くなったし、 味もやや丸みが出てきたような。 というわけで1点プラス。
69(+1)点自宅にて

7日(水)

Talus Chardonnay 2001
タラス・シャルドネ 2001
Talus
タラス
White
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
$12.95 (約1,400円)2003/11/12 ニューヨーク ケネディ空港免税店
本日の夕食は、
・プチ師範代がプチプチッと剥いたソラマメを茹でたもの
・タイムセールで半額になった本マグロ中トロの刺身
・マカロニとキュウリとツナのサラダ
・1/100くらいしかフォアグラが入っていなくて魚肉っぽい"フォアグラのテリーヌ"(市販品)
・エビシュウマイ(冷凍品)
という、オール前菜5品という豪華メニュー。
ワインは、(上記メニューを受けて)急遽白をチョイス。 選んだのは、昨年秋に北米へ出張に行った際、ろくなモノ無い免税店にて購入したもの。 売り場の他のワインから想像するにきっと市価よりかなり割高 (今時免税店で明らかに安いのって、タバコぐらいじゃないのかな? ホントはカナダドルを消費したかったんだけど使えなかったのも無念)。 こういうお土産ワインって、 現地での話でもしながら知り合いなんかとワイワイ飲んだりするのが楽しいとは思うけど、 いかんせんあまりに信頼の置けないワインだし、 手頃な白も無いし「まぁ良いっか」という気持ちで抜栓。
突然の登用ゆえほぼ常温からスタート。 コルクは樹脂製。裏ラベルを読むと 「現時点ではこのコルクの方が普通のコルクより高価だけど、品質を保つために使ったのさ」 みたいなことが書かれている。へぇ〜。 色はけっこうしっかりしている。レモンよりややオレンジがかった色調。 香りは弱い。がっかりするくらい弱い。 深く嗅ぐと、ワインを飲みすぎた翌日のお小水のようなゴムっぽい香り。 「やっぱダメだったか」と諦めつつ口に含むと、味は案外太い。 いかにもカリフォルニアな、甘味が残ってて存在感があって、やや樽の後味を残す雰囲気。
抜栓後時間が経つと、次第に樽香を中心とした香りも出てきた。 とはいえ絶対値としてはあまり強くは無いけど。
抜栓前と飲み始めはダメダメだと思ってたけど、 飲み進めてみると思いのほか楽しめるワイン。 こういういかにも新大陸的な濃さのあるワインってすぐに飲み飽きることが多いけど、 このワインに関しては不思議とスルスル胃の中に入っていった。
72点自宅にて

4日(日)

Bourgogne Aligote 1998
ブルゴーニュ アリゴテ 1998
Dom. Henri Perrot-Minot
ドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノ
Blanc
Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,3802003/12/01 みちのく岩手のワイン屋 竹澤ラック・コーポレーション
久しぶりの自宅ワイン。 長旅の疲れもあって、あまりパワフルな赤とか飲みたくなくて、 どちらかというと軽め、だけど久しぶりのワイン欲を満たしそうな白をチョイス。 選んだのは、最近注目の造り手、アンリ・ペロ・ミノのアリゴテ。 ペロ・ミノは道場初登場、まずは挨拶代わりに。
色は、何色もヘッタクレも無い、とっても薄くて淡い色。 香りは、なぜかシェリーのような熟成香以外はあまり感じられない。 味も、アリゴテらしい酸の強さは全く無くて、 なんだか年をとったワインみたいな高菜の古漬けのようなクタッと感。 時間が経っても全く雰囲気が変わらない、 というか抜栓後時間が経ったような状況が抜栓直後から、という感じ。
確かに今飲む1998のアリゴテってのは普通に考えればやや古めだと思う。 でも、ちょっと熟成し過ぎな感じは否めない。 というか、これが本質である/ないに関わらず、 師範はこういう年寄り臭いワインは好きではない。
54点自宅にて

1日(木祝)

M.Hostomme "Cuvee Melodie" Grand Cru Blanc de Blancs Brut 1996
M・オストム "キュヴェ・メロディー" グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット 1996
M.Hostomme et Fils
M.オストム・エ・フィス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,500 (2本よりどり5,000円)2003/11/26 やまや渋谷店やまや
元旦の朝、お屠蘇(師範実家地方ではベースは普通の清酒ではなく赤酒)を頂いた後に 福茶(日本茶に梅干を入れたもの)を飲んで、その後抜栓。 モノは、お気に入りの安シャンパン"M.オストム"(やまや名は"ホストン")。 いろいろ試したけどラインナップはこれで最後かなぁ。 値段の割にはかなりしっかりしたワインが多いと思ってこのハレの席に登用。
色は普通だと思う。泡立ちもシャンパンとしては標準的かな。 香りは適度なイーストっぽさと適度なフルーツ感があってそこそこ良い感じ、 味も酸っぱくなく重くなく、適度と言えば適度な感じ。
・・・と、別段問題は無かったんだけど、 なんだか大ネゴシアン系のシャンパンと変わらない雰囲気に感じられた。 ココの造り手にはもう一歩上の個性を期待してたんだけど。 どうも元旦朝のシャンパンってあまり好印象だったことが少ないみたい。 赤酒の屠蘇→福茶→シャンパンという流れが悪いのかなぁ。来年はちょっと変えてみようかしら。
75点師範実家にて

前月分

by 師範