稽古日誌:2007年1月

 あけましておめでとうございます。
 年末年始は毎年、師範/師範代の実家がある九州地方に帰省してるんだけど、 家族が増えるにつけ飛行機代がバカにならなくなって来たなぁ、と。 いろいろやって安く買って往復14万円。来年からはプチプチ師範代もタダじゃなくなるんで、 そうすると20万近い金額に。 子供らが大人料金かかるようになったらいったいいくら掛かるんだろ、って感じ。 まぁそんな頃まで一緒に帰省してくれるかどうかは謎だけど。

翌月分

31日(水)

Snowy Creek "Reserve" Merlot Cabernet Shiraz 2004
スノーウィ・クリーク "リザーヴ" メルロー・カベルネ・シラーズ 2004
Victorian Alps Wines
ヴィクトリアン・アルプス・ワインズ
Red
Victoria (Austoralia)
ヴィクトリア (オーストラリア)
\802 (単品価格:\987)2007/01/17 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日の夕食は、牛ヒレステーキ、エノキの炒め物、レタスとトマトのサラダ。 師範が子供の頃だったらエノキやレタスには目もくれず牛肉に猪突猛進しているはずだけど、 最近の子供らは食生活が恵まれているからか、あんまり「肉本位制」じゃないんですな。 もちろん肉も食べてるんだけど、プチ師範代はサラダが好き、プチプチはキノコ命。 安く付くのは助かりますが・・・。 そんなこんなでワインは豪州産。4本セット税抜き5,980円の中の1本で、 単品価格でも1,000円しないお手軽銘柄。
 キャップシールをキュキュッとひねって抜栓。 世界中のワインの中で、豪州産が一番キャップシール化が進んでいると思うけど、 なんか理由があるのかな? 中身のワインは、典型的な豪州産赤!って感じで。 濃くストレートな色合いに、たっぷりの果実香/しっかりした樽香、 味は甘味がしっかり感じられて非常にウケが良さそうな雰囲気。 ラベルの印象はちょっと涼しい感じなんだけど、 中身はそんなことなくて、やや暑苦しくも感じられるサービス精神。
 飲み進めると、若干甘味が鼻についてきて(実際は「舌についてきて」だけど)、 なんとなく「イエローテイル」を飲んでいるような気がしてくるのが残念。 でも、普通の人(*1)が普通に飲んだら(*2)十分美味いと思う。

(*1)普通の人:ワイン偏屈者じゃない人のこと
(*2)普通に飲む:一人で一本とか飲まないこと
72点自宅にて

28日(日)

Bourgogne "Cuvee du Verger" 2005
ブルゴーニュ "キュヴェ・デュ・ヴェルジェ" 2005
Emanuel Dampt
エマニュエル・ダンプ
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,4072007/01/17 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日の夕食は手巻き寿司。寿司種は、マグロをメインに、マダイとかアオリイカとか。 九州出身の師範家としては、マグロみたいに柔らかく歯ごたえの無い身の魚なんて、 どうでも良い種の筆頭だったんだけど、子供らが好きなんですな、マグロ。 あと、たまに行くスーパー(天王町サティ) のそばに美味しいマグロを安く売る店(茂田井水産)が出来てから、 よく買うようになってしまっております。
 というわけで料理は和風、ワインは白で。 ブルゴーニュには珍しい透明ボトルに入れられている。 多分熟成を期待しない軽口であろうことと、 シャブリに蔵のある造り手らしいんで、スッキリ系であることを期待して。
 色は右写真を見ての通り、普通の白ワインの色。 香りはなかなか侮れない、ユリみたいな涼やかな花っぽい香りに加えて、 レモンのような柑橘香、加えて蜜っぽい香りもある。 味は、思ったほど軽くなく、値段の割にはかなりシッカリした印象。 なんとなくシャブリっぽい、硬派なコクのある味わい。 香りは華やかで甘そうなのに実際の味にはほとんど甘さがないので、 なんとなくアルザスのワインとかにも似た感じ。
 なかなかどうしてしっかりしたACブルゴーニュ。 樽香は無いんで、和食との相性も問題なし。 もちろん、複雑さとか深みとかそういう感じはないけど、 この価格帯のブルゴーニュとしてはかなりイケてる印象。 2005年って、ブルゴーニュには良い年なんですかね?
76点自宅にて

27日(土)

 本日はバンドの練習。練習後、いつも行く居酒屋が満席だったんで、 メンバーが以前行って好印象だったらしいオリエンタルテーブル AMAというエスニック料理屋へ。
店内は、テーブルが6つくらいとカウンターが少し。 メニューは、インドあたりから東南アジアあたりまでのメジャーな料理がいろいろと。 ほうれん草のカレーとか、ガーリック・ナンとか、トムヤムクンとか、 タンドリー・グリル・ミックスとか、ネパール風やきそばとか、オリエンタル風唐揚げとか、 節操の無い料理を節操無く頼んだけど、これがなかなか美味い。 『下手な節操休むに似たり』ですな。

Leon de Tarapaca Chardonnay 2005
レオン・デ・タラパカ シャルドネ 2005
Vina Tarapaca
ヴィーニャ・タラパカ
Blanco

Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
(\2,100)2006/12/02 オリエンタルテーブル AMA リードオブジャパン
 酒はとりあえずビールを。ここは、グラスのビールが1杯399円。 そこそこの量があってなかなかお買い得。 なのに、一本680円もするシンハーなんかを頼む輩がいるから、 安ワイン道場師範としては厳しく叱責(嘘)。
 ビールを3杯くらい飲んだら、ちょっと飽きてきたんでワインに移行。 リストには赤白それぞれ3〜4種類ずつくらいあったかな? 一番安いのにしか興味が無かったんで、下のほうはほとんど見てないけど。 ちなみにグラスワインは1杯400円で、銘柄はフランジアのようでした。 それは避けて吉だと思った。
 というわけで選んだ一番安いこのワイン、つい先日稽古済みなんだけど、 注文するときはすっかり忘れてたり。 飲みながら「ふーん、最近のチリ産白はあんまり樽香をつけないのねぇ」なんてことを考えてたんだけど、 全く同じことを20日前にも書いておりますな。
 全体の印象としては20日前と何ら違いはないわけだけど、 野郎4人でガブガブ飲むワインとしては、コレで十分であります。 小さめのグラスに一人2杯ずつくらい、んーなのはあっという間に無くなっちゃいました。
(70点)「オリエンタルテーブル AMA」にて

Leon de Tarapaca Cabernet Sauvignon 2005
レオン・デ・タラパカ カベルネ・ソーヴィニョン 2005
Vina Tarapaca
ヴィーニャ・タラパカ
Tinto

Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
(\2,100)2006/12/02 オリエンタルテーブル AMA リードオブジャパン
 白が一瞬にして胃の腑の中に消え去ったんで、同じ銘柄の赤を注文。 このワインも今月頭に稽古済み。 己の記述によれば、
『大勢で飲むワインだったら、高い金払ってブルゴーニュなんか買わずに、これで十分かも。 』

ってことらしいんで、選択としては良かったんでしょう。 っていうか、ほんの一月弱しか経っていないんだから、覚えときなさいよ>自分。 アルコールに脳が冒され始めてしまったのかしら?
 で、ワインの内容はといえば、これも以前とほとんど同じ印象。 ま、当たり前と言えば当たり前ですけどね。 グラスが小さかったのが幸いしたのか、荒削りな感じはあまり受けなかったし、 カレー等のスパイシーな料理と合わせても何ら問題なし。
 繊細な高級ワインなんかより(もちろんそんなの置いてなかったけど)、 こういう店ではこういうワインの方がより合ってる感じがしますな。 もう飲むスピードも衰えていたんで、チビチビっと飲んでおりました。
(70点)「オリエンタルテーブル AMA」にて

 お会計は、4人分で20,000円弱。 結構いろいろ飲んで食べたんで、お手ごろ価格だと思います。

25日(木)

Saint-Chinian 2005
サン・シニアン 2005
Col de L'Orb (Cave de Roquebrun)
コル・ド・ロルブ (カーヴ・ド・ロックブリュン)
Rouge
Saint-Chinian
サン・シニアン
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,2392007/01/17 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日はやや遅い時間に夕食。 こういう日に1本飲み干そうと思うと、 たいてい最後にダウンしてしまったりするので、 今日明日の二日に分けて飲むことを決意(って「決意」ってほどでもないけど)。 明日でもヘタらなそうなワイン、ってことで選んだのが、この南仏産。 お店のページには「クロ・ド・ロルブ」と書かれていたけど、 綴りはどうみても「コル・ド・ロルブ」。 ちなみに料理は、豚肉のスタミナ炒め、トマトのチーズ焼き。
 色は、いかにも強そうな南仏カラー。 同じ「強そう」でも、コールタールのように青黒いニューワールド産とはちょっと違う、 やや赤みを帯びた雰囲気。 香りは、 かなり旺盛な果実香と、 ローヌなんかにありがちな青畳っぽい雰囲気と、 ちょっとツンッと刺すような刺激臭とがあって、なかなか芸達者。 味もローヌっぽいですな。 当然ながらまだまだ若くて、カドなんかもありまくり。
 高品質ではありそうだけど、まだまだ若くて人慣れしない南仏産。 これだったら明日の好転が期待できるんじゃないかな? バキュバンするかどうか悩んだけど、 シュポシュポ空気を抜くのはかったるいんで、 栓だけして冷蔵庫へ。
 翌日の印象も、抜栓当日に対して大きな変化なし。 こういうワインなんでしょう。
71点自宅にて

24日(水)

Sollatio Bianco 2005
ソッラティオ ビアンコ 2005
Foraci?
フォラーチ?
Bianco
Sichilia (IGT)
シチリア (インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\1,0502006/12/18 カーヴ・ド・リラックス リラックス
 本日の夕食は生協の簡単パエリア。 シーフードがメイン、ってことで白ワインをチョイス (スペインの料理にイタリアワインだけど)。 このワインもリラックス輸入のワインにありがちな、造り手名がラベルからは確認できないもの。 お店のサイトやPOPには造り手の名前として「フォラーチ」って書いてあったけど、 表ラベルにはその記載が無い。裏ラベルにあるのかも知れないけど、 輸入元のステッカーが貼られていて判別できず。うむー。 品種は、地場品種のインツォリア、グリッロ、ダマスキーノのブレンドとのことだけど、 どれも知らない品種で想像がつかなかったり。
 色はかなり薄め。何の変哲もない普通の白ワインより更に薄く感じる色合い。 でも香りはなかなかシッカリ。ヨーロッパでも暖かい島の産だけど、 感じる香りは柑橘類やら百合やらっぽい、涼やかな香りがメイン。 香りの良さに気をよくして口に含むと、これがガッカリかなり薄っぺら。 水のような、ってほどじゃないけど、スケールが小さくやや金属的で、 ドラえもんのスネオみたいな味わい。
 香りは良いけど、ちょっと軽すぎてパエリアみたいな軽めの料理相手でも力不足に感じるワイン。 うーん、シチリアの白だったら、 これくらいの値段でも十分迫力のあるワインが飲めると思ったのになぁ。
67点自宅にて

21日(日)

Dominique Portet "Fontaine" Cabernet Shiraz Merlot 2004
ドミニク・ポルテ "フォンテーヌ" カベルネ・シラーズ・メルロー 2004
Dominique Portet
ドミニク・ポルテ
Red
Heathcote Yarra Valley (Austoralia)
ヒースコート・ヤッラ・ヴァレー (オーストラリア)
\1,349 (単品価格:\1,659)2007/01/17 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日の夕食は、ハム2種、牛串焼き、しいたけ串焼き。 ごはんは、梅ゆかりのおにぎりとタラコのおにぎり。 このタラコとワインってのが鬼門なわけですが、そんなことはあまり気にせず赤ワインをチョイス。 選んだのは、昨日届いた豪州産4本セット税抜き5,980円の中の1本。 造り手は、親父がラフィットの醸造家だったり、モエで修行したりした人らしい。
 色はいかにも豪州産で、しっかりと濃い青紫。 香りもいかにも。まず典型的なのはミントのようなスーッとする香り。 その向こうに、ギュッと詰まった濃い果実香と、甘〜いカラメルのような樽香がある。 例えて言えば、ミントチョコレートを口に頬ばってガシッと噛んだ感じ。 味は、チョコレートなんかほど甘くは無いけど、なんとなく甘いと感じる味わい。
 豪州産ってのはやっぱり底力あるなぁ、って感じ。 大昔にバルネイヴスって造り手のを飲んで、 そのコスト・パフォーマンスに感銘を受けたけど、コレもまさにそういう感じ。
79点自宅にて

20日(土)

Pouilly-Fuisse 2001
プイィ・フュイッセ 2001
Morin Pere & Fils
モラン・ペール・エ・フィス
Blanc
Pouilly-Fuisse
プイィ・フュイッセ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,9802006/12/16 QUEEN'S ISETAN 横浜店 リードオブジャパン
 本日の夕食は、鶏の唐揚げ、ブロッコリーとトマトのサラダ。 ワインは、赤でも白でも良さそうな感じなんだけど、在庫の関係から白をチョイス。 この造り手のワインは、同じ値段のメルキュレと稽古済み。 思いのほか好印象だったんで、この銘柄にも期待して。
 色は、比較的しっかりした黄色味が出ていて、なるほど6年の歳月が感じられる。 で、香りも良いんだなぁ、コレが。 熟成香と果実香と樽香、それらがクターっと一緒くたになって、 ブワーンと口腔内を支配して良い感じ。 味も、いわゆる高級白ワインの雰囲気満載で、 名門どころのナントカ・モンラシェとかむルソーとか、 そういうワインと見まがう雰囲気。
 一体全体、この「モラン・ペール・エ・フィス」という造り手はどういう所なんだろ? 前回飲んだメルキュレといい、およそこの値段では遭遇し得ない熟成風味が味わえる。 安ワインめぐり、 たまにこういう飛びぬけたワインにばったり出会ったりするのが楽しいですなぁ。
80点自宅にて

18日(木)

Chateau la Verriere 2005
シャトー・ラ・ヴェリエール 2005
Ch. La Verriere
シャトー・ラ・ヴェリエール
Rouge
Bordeaux Superieur
ボルドー・シューペリュール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,3902006/12/28 成城石井 ルミネ横浜店 成城石井
 本日の夕食は、イカソーメンと酢豚。 まぁ一般的にはヘンテコな組み合わせだと思うけど、 家庭料理ですから、そういうこともあります。 比較的遅い時間の抜栓なんで、 まずビールを2缶飲んで、ワインは明日に半分残すつもりで、 選んだのがこの赤。 お店の2006年人気ナンバーワンだとかのPOPあり。 そういうのってどれくらい信用できるのかなぁ。 師範が店を経営するとすれば、やはり利ざやの大きいワインをそう表示して売りそう。 もちろんある程度の品質は無いとダメだけど・・・ あ、そうやって力を入れて売ってれば人気ナンバーワンになるわけか。 「人気」っつったって買った人が飲んだ結果を反映しているわけじゃなくて、 どんだけ売れたか、だからね。
 色は、いわゆるボルドーっぽい青黒い紫色じゃなくて、 別の産地/品種(裏ラベルによればメルロー60%/カベルネ・ソーヴィニョン40%らしい) のような赤っぽい紫色。 香りは、およそボルドーとは違う雰囲気の香りで、 例えて言えば、シラーやグルナッシュを使った南仏産みたいな香り。 味はというと、これが色や香りの印象に反してボルドーらしい感じ。 渋味ガッシリで、ある意味つっけんどんで、良くも悪くも若いボルドー。
 結果的に、「ボルドーで作った南仏ワイン」といった面持ち。 半分残して明日にも期待、だけど、少なくとも今日時点では「人気ナンバーワン」の理由は見出せなかったなぁ。
 翌日、残念ながら少なくとも好転はしなかった。 とりわけヘタったってこともなくて、まぁ同等レベルを維持、といった感じ。
69点自宅にて

17日(水)

Balela Red 2005
バレラ レッド 2005
Pangolin
パンゴリン
Red

(South Africa)
(南アフリカ)
\9002006/12/18 カーヴ・ド・リラックス リラックス
 本日の夕食はラザニア、原語っぽく言うとラザーニャですかね。 イタリア発祥の料理なんで、イタリアの赤あたりが良さそうではあるんだけど、 あいにく手持ちにイタリア無し。 在庫の少ない(現在コレ含めて8本/全て3000円以下)健全経営の道場ゆえ致し方なし。 で、選んだのは南アフリカ産。 「パンゴリン」という造り手がカーヴ・ド・リラックス向けに仕込む赤ワイン、 らしいけど、表/裏ラベルに造り手の名である「パンゴリン」の表記無し。 品種はシラーズ50%、カベルネ・ソーヴィニョン40%、メルロー10%らしい。 パンゴリンの赤ワインとの稽古結果は、 シラーズがコレ、カベルネがコレ。 いずれも好印象。それよりもお高いワインなんで、3桁ながら期待度十分。
 色は、しっかりと濃く青い紫色。 香りは、果実っぽさが濃く凝縮した雰囲気で、 配合の割合が高い分だけ、シラーズっぽいスパイス感が前面に出ているっぽい香り。 味も、色や香りの期待を裏切らないしっかりとした感じ。 甘味や渋味のみならず、酸味もちゃんとしているので、 3桁のニューワールド産にありがちな飲み飽き感が無い点が良い。
 フランスの品種を、太陽が燦々と照りつける南アフリカの大地に持っていって育てたら、 こんなに糖度が高くて皮の厚いブドウが出来ました、って感じのワイン。 やや単調なのは否めないけど、この値段だからね。 やっぱりリラックス輸入の南アフリカ産はアタリが多いと思う。 あとは裏のステッカーをなんとかしてくれれば・・・(しつこい?)
76点自宅にて

14日(日)

 ご近所Nさん宅から、「フグのセットが届いたので食べにいらっしゃい」とお呼ばれ。 いそいそとワインを持って訪問。スタートは午後4時から。

Prosecco di Casa Bettega N.V.
プロセッコ・ディ・カーサ・ボッテガ (ヴィンテージ無し)
Spumanti Bottega
スプマンティ・ボッテガ
Spumante
発泡
Vino Spumante Aromatico di Qualita
ヴィーノ・スプマンテ・アロマティコ・ディ・クアリタ
(Italia)
(イタリア)
\1,1802006/12/16 QUEEN'S ISETAN 横浜店 センチュリートレーディングカンパニー
 フグのセットの内容は、フグ刺、一夜干し、唐揚げ、フグちり。 フグ刺しは最初から皿に並べてあるヤツじゃなくて、 皮と内臓だけ外されて届いたものを自分らで3枚におろして薄作りにするもの。 これがなかなか美味しゅうございましたな。 で、ワインは当然泡モノが良かろう、かつシャンパーニュみたいに濃さのあるものじゃなくて、 すっきり軽快系が良かろうと思ってイタリアのスプマンテを。 造り手は、正月に飲んだものと同じところ。 ちょっと丸みを帯びたボトル形状がイカシテおります。
 で、結果的には狙い通り。軽めで心地よい酸味があって、 フグの繊細な味わいを邪魔しないスパークリングでした。 ちょっと泡が弱めだとか、香りが立たないとか、余韻が短いとか、 難癖の付けドコロはいろいろあったけど、 少なくとも変に甘味が強かったりエグミがあったりするものじゃなくてOKオッケー。
 正月に飲んだものより、甘さ/濃さが抑えられていて、より和食に合う感じ。 でもまぁフグ自体はワインを邪魔しなさそうな食材だからね。 カズノコにはコレであっても合わないと思う。
76点ご近所Nさん宅にて

Pouilly Fuisse 2004
プイィ・フュイッセ 2004
Roux Pere & Fils
ルー・ペール・エ・フィス
Blanc
Pouilly Fuisse
プイィ・フュイッセ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,1282006/12/09 サンタムール カツミ商会
 フグ尽くしなんで、スティル・ワインも白で。 持参したのは、ロワールのプイィ・フュメとしばしば混同するブルゴーニュのプイィ・フュイッセ。 造り手は、稽古日誌にもしばしば登場し、 コレなんかは恐ろしくコスト・パフォーマンスが高い印象のあったルー・ペール・エ・フィス。 1,350円で80点なら2,128円なら100点オーバーは確実でしょう・・・とまではいかないけど、 かなりの期待を込めて持参/抜栓したわけですが・・・
 というような書き出しだとだいたい想像されると思うけど、これが残念ながらちっとも冴えないワインでした。 何がダメって、まず酸が弱くて味わいがボケている。 2003年産なら、「さもありなん」ってことかもしれないけど。 あと、香りも樽香があるでなし蜜香があるでなし、なんだか閉じこもったような印象。 もしかすると何らか劣化してたのかなぁ。ブショネの雰囲気とはちょっと違うような気がしたけど。
 とはいえ特段不味いわけでもないんで、 冴えないなぁと思いつつ、チビチビ飲み干してございます。 難しいなぁ、ブルゴーニュは。これがプイィ・フュイッセの個性、ってわけじゃないだろうけどね。
66点ご近所Nさん宅にて

 プチプチ師範代のご機嫌がいよいよナナメになって、午後9時過ぎには退散。 ワインの出来は置いといて(って置いとくんかい?!)、 おいしいフグが堪能できて余は満足でございます。

13日(土)

 本日はN氏宅で新年会、といってもウチがおじゃましただけだけど。 N氏宅、昨年新築されたんだけど、 2Fリビングで床暖房だとエアコン無しでも暖かい。よろしいですなぁ。  ・・・と、そんな快適な空気の中で以下のワインを。

Lecomte Pere et Fils "Extra Cuvee" Brut N.V.
ルコント・ペール・エ・フィス "エクストラ・キュヴェ" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Lecomte Pere et Fils
ルコント・ペール・エ・フィス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,9802006/12/18 カーヴドリラックス リラックス
 なにはともあれ1本目はシャンパーニュでしょう、ってことで。 これは、年末のカーヴドリラックスで、2,980円で売られていたシャンパーニュ3本のうちの1本。 コート・ド・ブラン地区ヴィナイ産のRM(レコルタン・マニュピラン)。 ピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール30%、シャルドネ10%らしい。 リザーヴワインの比率が高く、熟成のニュアンスが強いらしい。 この時の料理は、生ハムと水菜のサラダ、豚タンのスモーク、バノンみたいなアルコールに浸した葉で包まれたチーズ、あたりが出されていたような。
 色はやや濃い目。泡立ちは細かく泡も量も多い。 香りは、確かに「熟成のニュアンスが強い」ってのは正解。 パンや味噌っぽいイーストの香りがしっかりあって、香りのボリュームもちゃんとしていて、 なかなか侮れない香り。ただ、口に含むと、ヒノキとかヒバみたいな針葉樹系の香りがある。 それがちょっと鋭利な感じを受けるのが残念。
 ともあれなかなかどうしてちゃんとしたシャンパーニュでありました。 やっぱりレコルタン・マニュピランのシャンパーニュってのは個性があって面白いね。 それでいて個性がブレすぎないってのがシャンパーニュという産地の凄さだと思う。 でも、だから高いんだよなぁ。
80点N氏宅にて

Santenay 1er Cru "Les Gravieres" 2004
サントネー プルミエ・クリュ "レ・グラヴィエール" 2004
La Pousse d'Or (Dom. Patrick Landanger)
ラ・プス・ドール (パトリック・ランダンジェ)
Rouge
Santenay 1er Cru
サントネー1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,8642006/11/08 ヴェリタス ラック・コーポレーション
 お次のワインがコレ、プス・ドールのサントネー1級畑。 この造り手のワインは、ポマールの1級畑のコレと ヴォルネーの1級畑のコレと稽古済み。 そのうちポマールの方はN氏購入のものだったんで、 もしかしたらこの造り手のこと覚えてるかなぁ、と思ったんですが、「全く記憶に無い」とのこと。 まぁ普通の方はそうでしょうな。だいたい地方がどうの、造り手がどうの、ヴィンテージがどうの、 なんてことを語っているだけで変わり者でしょう。 で、このワインの時の料理は、白子の洋風揚げ物、ジャガイモとカリフラワーのグラタンなんかが 出されていたような。
さてグラスに注いで香りを嗅いで・・・やべぇ!香りが全然出てこない。 こりゃ参ったなぁ・・・と思いつつ口に含むと、 しっかりした果実香と甘い樽香がブワッと来て一安心。 幸い最初閉じていただけで、ちょっと時間が経つと香りも開いて参りました。 香りの傾向的には、南のブルゴーニュというよりちょっと北っぽくて、 妖艶というよりピュアな果実を感じる雰囲気。 味の造りもなかなかシッカリ果実味バッチリで、若いブルゴーニュの良さ満載。 コレが4,000円以下ってのはお安うございます。
 新ブルゴーニュ風?の旨みやまとまりで魅せるタイプじゃなく、 旧モダン・ブルゴーニュ風?で樽とパワーで押すタイプ。 師範はこういうのも好き。特に複数人で飲むときは(といっても今日は飲む人2人だけだけど)。 ともあれプス・ドール、やっぱり良いですなぁ。
88点N氏宅にて

Chateau la Louviere 1999
シャトー・ラ・ルーヴィエール 1999
Ch. la Louviere (Andre Lurton)
シャトー・ラ・ルーヴィエール (アンドレ・リュルトン)
Rouge
Pessac-Leognan
ぺサック・レオニャン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,9802006/12/18 カーヴドリラックス サントリー
 2人で飲んでるのに3本目。良いワインはなかなか酔わなくて困ります ・・・なんて言ってますが、そもそも3本持参している時点でそのつもりだったわけで。 で、シャトー・ラ・ルーヴィエールってのは、ボルドーの名門リュルトン家が所有するシャトーで、 格付けはされていないながら一貫して高品質なワインを生産している、らしい。 1999年なんてついこの前だという意識があるけど、もうかれこれ8年も前なんですなぁ。 光陰矢の如し。 料理は鶏肉の赤ワイン煮込みが出されていたけど、 師範の分はほとんどプチ師範代に食べられちゃいました。
 さて抜栓。コルクの裏は意外と色付き少なめ。 ちょっとアレかなぁ、と思ったけど、グラスに注いで香りを嗅ぐと、 ミルキーな香りバッチリで一安心。熟成ボルドー、ってとこまでは行ってないけど、 熟成し始めの感じは確かにあって、 渋みなんかのイゴイゴ感が無くなって丸くまとまっていて良い感じ。
 いやはやコレもアタリでした。やっぱりボルドーは多少熟成させないと、って感じですな。 今回持参した3本、どれもなかなか良い感じでヨカッタヨカッタ、アッパレ師範であります。
84点N氏宅にて

 この後も料理用に使われた南仏の赤(銘柄失念)をちょこっと頂いて、 夜11時頃解散。大変お世話になりました。 幸い今回は沈没もせず、終始カクシャクとした?師範でありました。


12日(金)

Les Sarments 2004
レ・サルマン 2004
Pierre Laplace
ピエール・ラプラス
Blanc
Cotes de Gascogne (VdP)
コート・ド・ガスコーニュ (ヴァン・ド・ペイ)
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\7502006/11/25 信濃屋 横浜店 信濃屋食品
 本日の夕食は焼き鳥、豚肉と水菜の炒め物、プチトマトのサラダ。 最近、というかずいぶん以前から、師範宅の食卓には水菜がかなりの頻度で登場します。 コレって京野菜だっけ?(検索したらそうでした)、少なくとも10年前頃はあまり見ない野菜だったような。 淡白な味わいで、シャキシャキした歯ごたえで、非常に使いやすい野菜ですな。 同じく淡白&シャキシャキな野菜に三つ葉があるけど、はるかに高いんだよね。 ・・・と師範の野菜談義は置いといて、本日のワインはフランスは南西地区のVdP白ワイン。
 色は普通に白ワインの色。香りは、うっすらとした柑橘系の香り。 この地域の白って、もう少し甘げな香りのものが多い気がするけど、 このワインはそういう気配なし。 味も、甘さはほとんど感じずスッキリした酸味がメイン。
 ブドウ品種は例によってユニブラン+コロンバールなのかなぁ? なんか一般的なコート・ド・ガスコーニュのワインとは結構違う気がするけど。 ま、良くも悪くも普通のワインです。750円でこれならそこそこ合格かな。
68点自宅にて

10日(水)

Auzolan 2004
アウゾラン 2004
Albet i Noya ?
アンピ・ワイン?
Tinto
Navarra
ナバーラ
Navarra (Espana)
ナバーラ (スペイン)
\1,0502006/12/18 カーヴ・ド・リラックス リラックス
 お店のサイトやPOPには、造り手の名前として"Albet i Noya"「アンピ・ワイン」って書いてあったけど、 表ラベルにはその記載無し。裏ラベルにあるのかも知れないけど、 輸入元のステッカーが貼られていて判別できない。 表には"EMBOTELLADO POR AUZOLAN VITICULTORES SSCB"と書かれていて、 普通に考えれば造り手の名前もアウゾランのように思える。 リラックス輸入のワインって、なかなか面白いのが多くて好きだし、 店長の内藤さんのワインに対する接し方には大いに賛同できる部分があるんだけど、 いかんせんこの輸入元のステッカーの貼り方と内容は頂けない。 造り手の名前すら判らないようにする、ってのは、 造り手に対する配慮を欠いていると思うわけですよ。 いくらサイトで造り手との親交の深さを書き記しても、 このステッカーも見たら少なくとも良い気分はしないと思う。 また、我々のような一部の偏屈モノの消費者にとっても甚だ利便性を欠く。 もっと大手のインポーターだと「まぁそんな程度の感覚なのね」ってことで諦め気分だけど、 ココはもっと意識の高いインポーターだと思うんで、是非改善して頂きたいトコロ。 ちなみに品種は、ガルナッチャとテンプラニーヨとカベルネ・ソーヴィニョンのブレンドとのこと。 あまり「スペインらしい」田舎っぽさが強く出ていないことを期待して抜栓。
 色は、やや濁ったような感じがするものの、 濃さとコッテリ感はおよそこのクラスのワインとは思えない感じ。 香りもなかなか素晴らしい。テンプラニーヨのヤニ臭さは控えめで、 甘酸っぱい果実香がメイン。 口に含んでビックリ、およそこのクラスとは思えない濃さとパワー。 アルコール度数が14.5%と書かれていて、アルコール感も強いんだけど、 それに負けない凝縮感。 特に甘味と酸味が顕著で、いわゆるボルドーとかみたいな孤高の渋っ濃さじゃなくて、 もっと新大陸的な人懐っこい甘っ濃さ。
 1,000円ちょっとの値段とは思えないワイン。 惜しむらくは、あまりに飲み応えがあるのとちょっと単調で飲み飽きするので、 一人で一本飲むはちょっと苦しい。 ラベルの件では苦言を呈してみたけど、 こういうワインを見つけてくる/仕入れるのはさすがだなぁ、と。
80点自宅にて

8日(月祝)

Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits 2004
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2004
Dom. Anne Gros
ドメーヌ・アンヌ・グロ
Rouge
Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,7622006/12/09 サンタムール カツミ商会
 長かった連休もいよいよ最終日。 でも、休みの最後の日が日曜日じゃないとなんか感じが出ないですな。 やっぱり夕方にサザエさん、夜に世界遺産が無いと。 閑話休題、 ワインは稽古範囲上限に近い価格で、昨今人気の造り手アンヌ・グロの オート・コート・ド・ニュイ。 5年前に2000年産と稽古済みで、 その時の値段は(同じ店で)1,500円台。まぁ倍近い値上がりですな (ちなみに2001年のシャルドネはココ)。 料理は、牛サイコロステーキともやし炒め、棒々鶏風サラダ、サーモンの刺身。
 色は非常にキレイな赤紫色。 ただ、同じ2004年産で比較すると、 金曜に飲んだFixinの方が濃かったような気がする。 香りのボリュームは中程度。普通のACブルゴーニュなんかより、 ピュアな果実香があるのはさすがといったところ。 味は、旨みたっぷり梅カツオ系の味わい。これもさすがですなぁ、とクイクイ入る。
 純粋に美味しくて、人気や価格がウナギのぼりなのも仕方が無いか、と。 以前はもっと力強い系のワインだったような気がしたけど、 これはどちらかというと旨みとバランス系。 そういう流行を読むのも上手い造り手のようですな。
79点自宅にて

7日(日)

Terre des Chardons 2004
テール・デ・シャルドン 2004
Dom. EARL Terre des Chandons
ドメーヌ・EARL・テール・デ・シャンドン
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,5002006/12/18 カーヴ・ド・リラックス リラックス
 長かった連休も残すところあと1日、師範の頭の中では既にTBSの世界遺産の音楽が鳴り始めております。 というわけで最終3日、徐々にステップアップ計画の中日は、お値段ちょうど道場稽古範囲のど真ん中1,500円。 格付け的にはヴァン・ド・ペイなんだけど、 「ビオデナミ農法で栽培したシラー65%、グルナシュ35%を極端な低収量(30hl/ha)で収穫」らしいし、 瓶もガッツリ重いヘビー・ボトルでなかなか気合が入ってるっぽい。 ちなみに料理は、モッツァレラトマト、宇都宮ねぎニラギョウザ(チルド)、鶏手羽元の素揚げカレー塩風味。
 色は、想像したほど濃くは無い(と言っても師範がどう想像したかなんて判りっこないだろうけど)。 香りは、なるほどシラーなスパイス香。 加えて南米産のワインみたいな、ミントとかハッカみたいな清涼感のある香りがある。 こりゃガツンと重いぞ!と身構えつつ口に運ぶと、これが意外とスムーズ。 今飲んで十分美味いワインに仕上がって入るけど、正直ちょっと拍子抜け感は否めない。
 個性的で深みもあって、冷静に考えればなかなか美味いワイン。それが証拠に、抜栓後2時間も経ったらボトルが空に。 ただ、こういうワインって、もっとゴッツンガッツンしたものを想像するわけで、 そういうのとは結構違ったなぁ、と。
78点自宅にて

6日(土)

Leon de Tarapaca Chardonnay 2005
レオン・デ・タラパカ シャルドネ 2005
Vina Tarapaca
ヴィーニャ・タラパカ
Blanco

Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\6402006/12/02 ジュピター新横浜店 リードオブジャパン
 長かった連休も残すところあと2日、師範の頭の中では既にサザエさんの終わりの音楽が鳴り始めております。 あーあぁ、ということで本日のワインは、一昨日飲んだ造り手の白。 この3日で徐々に食卓を盛り上げていく算段で、まずは一旦お安いところから。 遠い昔に1997産と稽古済み、まぁありがちな印象。 ちなみに夕食は、サーモンのバター炒め、ブロッコリーとシメジのソテー。
 色に特筆すべき点なし。 香りのボリュームは結構あって、いかにも南方のシャルドネらしい熟れた感じのフルーツ香。 赤と違って、こちらは樽香はあまり感じない。 白のベッタリ樽香は一人飲みにはちょっと辛いのでこれは好都合。 味は、ちょっと甘苦くて荒削り、そのあたりは値段に正直かなぁ、という印象。
 傾向としては1999年に稽古したものと同じ傾向なのかも。 でも、よりクリアーな造りになったか、師範の底辺がより拡がったかで、 案外悪くない印象。ま、コストパフォーマンスが高いと言われる安チリの典型、といった感じでしょうか。
69点自宅にて

5日(金)

Fixin 2004
フィクサン 2004
Dom. Herve Charlopin
ドメーヌ・エルヴェ・シャルロパン
Rouge
Fixin
フィクサン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,3002006/12/18 カーヴドリラックス モトックス
 師範は勢い余って今日も休暇を取っております。 というわけで、本日の料理も師範ご謹製、 前菜がトマトとブロッコリーのサラダ、スープがコーンポタージュ、メインが鶏肉のロースト、付け合せにジャガイモとニンジン。 メインが鶏なんで、ワインは軽めの赤を、ってことで、ブルゴーニュ北部のフィクサンのものを。 造り手は知らない人だけど、有名なシャルロパン・パリゾとは関係ないらしい。
 色は、ブルゴーニュでも北の方とは思えないしっかりとした紫色。 香りは、まさに「お化粧」の匂い。 ナイスなオフィス・レディが身にまとっているファンデーションのような、 銀座のクラブで接客の女性にフッと顔を寄せた時のような(どちらもほとんど経験なしだけど)、 そういうほのかながらも上品な雰囲気の香り。 味がこれまたビックリ果実味爆弾。フルーツの種類で言えばプラムかなぁ、 シンプルながらキュートでヴィヴィッドな味わいがいっぱい。
 香りは20代だけど味は10代、それも前半。 浅田真央選手よりもっと若くて、「三井のリハウス」のCMに出ている夏帆さんみたいな若々しさ。 いわゆるブルゴーニュの良さとは違うかもだけど、これはこれで美味いなぁ、と。 こういう良い意味での若さに触れると、ヌーボーなんてのは「ガングロ」に思えてしまいますなぁ。
80点自宅にて

4日(木)

Leon de Tarapaca Cabernet Sauvignon 2005
レオン・デ・タラパカ カベルネ・ソーヴィニョン 2005
Vina Tarapaca
ヴィーニャ・タラパカ
Tinto

Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\6402006/12/02 ジュピター新横浜店 リードオブジャパン
 ・・・というわけで師範/師範代の実家方面から帰って参りました。 冷蔵庫に食材の買い置きも無く、本日の夕食は冷凍のハンバーグとワカメスープ。 野菜好きのプチ師範代には『野菜が無い!』と言われたり。まぁガマンしなさい。 で、ワインは、年末年始でややバブッた気持ちを平常に戻すべく、1本640円のチリ産ワインで。 この銘柄は過去に2度ほど稽古済み (コレコレ)。
 色はいかにもチリ産らしい、向こうを見通せる隙の無い青紫色。 香りは、ホントに見事にカベルネ・ソーヴィニョンで、 カシスっぽい果実香と青葉をすり潰したような青っぽい草の香り。 味もいかにもチリ産カベルネ。 酸味は弱めながら甘味はけっこうシッカリで、それに加えて樽由来の香ばしい雰囲気が口腔内に残る。
 たかだか640円のワインに、これだけのトリートメントを施せるのはチリの面目躍如って感じですな。 大勢で飲むワインだったら、高い金払ってブルゴーニュなんか買わずに、これで十分かも。
70点自宅にて

3日(水)

Lanson "Rose Label" Brut Rose N.V.
ランソン "ロゼ・ラベル" ブリュット・ロゼ (ヴィンテージ無し)
Champagne Lanson
シャンパーニュ・ランソン
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(師範代実家より) 麒麟麦酒
 師範代実家逗留二日目。 今日は師範代の妹一家がやってきて、デカい舟盛の刺身で昼食(師範代妹の旦那氏は飲めます)。 ワインは、師範代父が用意してくれたシャンパーニュ。 酒屋で『ピンクのシャンパンで夏に買ったのとは別のを』 と言って買ってきたそう。そんな情報を覚えておく必要があるなんて、酒屋さんも大変であります。
 抜栓すると、シャンパーニュらしい甘香ばしい香りがフワーっと。 つい先日飲んだブラック・ラベルより、香りの出方は一枚上かも。 色は、「玉ねぎの皮の色」と言われるような、 いわゆるピンクよりオレンジがかった色で、なかなかキレイ。 味は、特段ロゼだからどうってことは無いわけだけど、香りのプラスアルファと色のキレイさ、 この二つが値段の差なのかな、と。
 正月らしく、華やかで景気が良くてよろしゅうございますな、と。 天下泰平、極楽至極にございます。 大量にあった舟盛も、プチ師範代や姪っ子二人がパクパク食べて、結構な勢いで減っていきましたとさ。
78点師範代実家にて

Bourgogne "Vieilles Vines" N.V.?
ブルゴーニュ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" (ヴィンテージ無し?)
Comte Philippe Senard
コント・フィリップ・スナール
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(師範代実家より) 大榮産業
 赤も、師範代父が用意してくれたもの。 このワインがちょっと謎で、ヴィンテージが書かれていない。 AOC的には書かなくたって良かったような覚えがあるけど、 普通書くよね。もしかすると肩の部分にヴィンテージ表記のラベルがあって、 それが剥がれちゃってたのかも。 また、ラベルにはツーッと中身が漏れた跡あり。 師範代父が買ったのは最近だろうし、ココには業務用の冷蔵庫があるから、 買う前から漏れてたと思われるけどどうなんだろ?
 というわけで、ややネガティブ側に興味津々で抜栓。 まず色にビックリ、かなり熟成の入ったレンガ系の赤紫色。 ヴィンテージがわからないのがつくづくアレだけど、 普通だったら大体10年前くらい(1995〜1999?)くらいのヴィンテージと思われる色合い。 「こりゃやばそうだなぁ」と思いつつグラスを口に運ぶと、 これがとっても良い香り。 ボリュームこそおとなしめだけど、ちゃんと熟成したブルゴーニュの雰囲気満載。 味も、ほんのり甘く柔らかく、スケールは小さいながらまぁるくまとまった味わい。
 ビックリするくらい美味い、ってわけじゃないけど、思いのほか美味くてビックリ。 スーパー内の酒屋さんで買ってきたらしいんだけど、 いったいどういう経歴を持つワインだったのか、飲んだ後も興味は尽きず。
 後日、読者な方から連絡があって、このワインは特級畑含めた複数の畑のワインを、 いろんなヴィンテージに渡ってまとめたワインだとか。なるほどそうですか、 そう言われればさもありなんと納得。 こういう情報が手に入るのは、師範冥利に尽きるってもんであります。
80点師範代実家にて

2日(火)

Beaujolais Villages Nouveau 2006
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2006
Les Vins Georges Duboeuf
ル・ヴァン・ジョルジュ・デュブッフ
Rouge
Beaujolais Villages
ボージョレ・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(師範代実家より) サントリー
 本日は師範実家より師範代実家へ移動。 師範代の兄一家と合流して食事。 兄一家含めて誰も飲まない師範代実家だけど、師範のためにワインのほかビールなんかも用意してくれています。 ありがたやありがたや。 で、今回用意してもらったワインのうちの一本がコレ、「ボージョレの帝王」デュブップによるボージョレ・ヌーヴォー。 昨年秋の解禁日直後に買われたものらしい。 そりゃワインに全く興味の無い人から見れば、あれだけ騒いでいるんだから、 きっと美味いんだろうな、と思うのは無理も無いところですな。 ボージョレ・ヌーヴォーのバカ騒ぎの影響が、こういうところまで波及しているのかと思うと、 なんだか複雑な気分ですなぁ。
 栓を抜いてグラスに注いで、 まるで紫色の絵の具のようなカッチリした濃い色合いに 「なるほど炭酸ガス浸透法とは短時間に果皮の色を抽出できるのね」とヒネた見方をしたり。 香りは、ガメイっぽいイチゴのような香りがメイン。 ヌーヴォーに良くあるバナナっぽさはあまり感じなかった。 あれって出来立ての時だけなのかしら? 味は、色からは考えられない軽い味わいで、キッチリ冷やして飲んでも全く渋いと感じない。
 というわけでさすが帝王、ヌーヴォーらしいヌーヴォーでございます。 これはこれで悪くないというか、風変わりなワインの一種だと思いはしますが、 それに2,000円以上出すのは師範は御免です。 あと、わざわざ花柄や文字を(裏にはインポーターの情報まで)瓶に直接印刷するのも、 なんとなく無駄な気がします。
68点師範代実家にて

1日(月祝)

Fiore di Giglio N.V.
フィオーレ・ディ・ジーリオ (ヴィンテージ無し)
Bottega
ボッテガ
Spumante
発泡
(Italia)
(イタリア)
\1,4182006/12/22 かわばた酒店 明治屋
 明けましておめでとうございます、ってことで朝から酒を。 本年1本目にチョイスしたのは、イタリア産のスプマンテ。 "Fiore di Giglio"は「百合の花」の意、シャルドネ90%/ソーヴィニョン10%、 ボッテガ社と明治屋の共同開発らしい。 毎年元旦朝にはシャンパーニュを飲んでたんだけど、 カズノコとかカマボコとか辛子蓮根とかのおせち料理にはどーも合わないのね。 というわけで、もっと軽そうなスパークリングで、かつ日本の会社の意向が入っているのであれば、 もしかして合うのかも、ってことでコレに。
 色はシャンパーニュなんかと比べて特に違う点は無い感じだけど、 泡立ちはかなり控えめ。 香りはもちろん百合の香り・・・がすれば良いんだけど、 特段百合っぽい雰囲気は無かったなぁ。普通に柑橘系の香りが主だったと思う。 味は思いのほかしっかりしていて、シャンパーニュなんかに比べて甘味や酸味の感じがやや雑。 でも、半分以下の値段だということを考えると、このくらいで十分かとも思える。
 で、肝心のカズノコとの相性はどうか、というと、 予想に反してしっかりした味だったので、結果的にはペケ。 というか、カズノコってのは「香りの地雷」ですな。 カズノコ食べた後、他の料理で口の中を紛らわせて、改めてワインを口に運んだとしても、 口の奥底からカズノコの風味がブワーッと沸いてきてワインの邪魔をする感じ。
70点師範実家にて

Bordeaux Blanc "Les Eperons d'Or" 2005
ボルドー・ブラン "レ・ゼプロン・ドール" 2005
H.B.
H.B.って誰よ?
Blanc
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(師範実家にあったもの) ベルーナの頒布会 ベルーナ
 元旦の夕食はすき焼きとしゃぶしゃぶ。 一家揃って12人(親世帯2人/兄世帯5人/師範世帯4人/弟世帯1人)ともなると、 鍋を二つ用意して、なかなか壮観であります。 一日中何かをダラダラ食ったり飲んだりしてるんだけど、 鍋だとまた入るんですな。体重がどうなっているか、やや心配ではあるけどね。
 で、ワインは昨日に引き続き、ベルーナ頒布会のものから。 造り手も昨日同様「H.B.」なる良くわからない表記。 正月早々雑然とした部屋の感じが背景に写り込んでしまい、なんともアレですが。
 さて抜栓。色は極めて薄い。グラスに注いだ感じもサラッサラ。 香りも極めて薄い。産地がどうとか品種がどうとか、 そういうことの詮索を真っ向から否定する香りの弱さ。 味も薄くて軽い。なんというか「多分白ワインだと思います」という以上の表現は難しい感じ。
 というわけで、極めて軽くて薄い白ワイン。 もしかしたら、これくらい徹底して軽いワインだったらカズノコともケンカしなかったかも・・・ って、そうまでしてワインを飲む意味があるかは謎ですが。
58点師範実家にて

Fattoria di Basiano "I Pini" 2003
ファットリア・ディ・バッシャーノ "イ・ピーニ" 2003
Renzo Masi
レンツォ・マージ
Rosso
Colli della Toscana Centrale (IGT)
コッリ・デッラ・トスカーナ・チェントラーレ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ?)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\1,9742006/12/22 かわばた酒店 アサヒビール
 2日には師範実家から師範代実家へ移動するんで、本日が師範実家での最終日。 というわけで、実家へ送りつけた最後の一本がコレ、イタリアはトスカーナの赤ワイン。 この造り手のワインは、 夏に廉価版と稽古して、 かなり好印象。 品種は、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー、メルローということで、 いわゆる「スーパー・タスカン」風の造りを期待して。
 で、結果的には思いっきり予想通り、 誰が飲んでも「フランス品種のイタリアワイン」だと判りそうな雰囲気のワイン。 香りも「気合入れて造ってます」ことがハッキリわかるチョコレートやコーヒーっぽい樽の雰囲気や カシスみたいな果実香がギュギュッと詰まっていて、 味も濃く甘く香ばしい感じで。 ゆっくり飲めばもっと良いだろうなぁ、とも思ったけど、それはこういう場では無理な話で。
 前々日の同様、 米国市場を意識したかのような樽の使い方を感じるワインだけど、 ブドウ自体にもそれを支える力があるんで過剰には感じなかったり。 これはアタリの一本でございました。
82点師範実家にて

前月分

by 師範