稽古日誌:2012年1月

 あけましておめでとうございます。

 今年で安ワイン道場も15周年を迎えます。 何の目的意識の無く、ただダラダラと書き続けているわけではありますが、 15年も経てば伝統芸能ということにして頂けませんでしょうか。

 というわけで今年もよろしくお願いします。


翌月分


29日(日)

 本日朝は町内の子供会の餅つきでした。でも残念ながら次女の具合が悪かったんで師範と留守番してました。 そして午後からバンドの練習に行って、そのあとメンバー4人で新年会。 毎度の居酒屋でも良いんだけど、新年会ということで新規店開拓、 行ったのは代々木駅西口原宿側にある西湖春 代々木西口店というところ。

 場所は、比較的大きな通りに面した1Fで、 店内はちょっと広めの町の中華屋さん、という感じ。 日曜の夜と言うこともあってか、師範らが入店した午後6時過ぎはほぼガラガラ、 8時頃になって半分くらい埋まったかな、という状態。

 さて注文したのは、この店のウリ?っぽい 「170種食べ放題&飲み放題 2時間\2,980/3時間\3,980」というコース。 長っ尻の師範らは当然3時間の方。

 食べ放題ということで左写真のピータンやら右写真のエビのチリソース炒めとか、 いろいろ注文。 ややジャンキーな味ではあるけど、酒の肴としては十分な感じです。 そして、食べ放題にして元が取れたかと言うと・・・微妙ですな、 なんせ食欲も衰え加減なオッサン4人ですから。

 とはいえこの店の素晴らしいところは、そのオペレーションの早さ。 食べ放題&飲み放題というと、皿出しが遅いイメージがあるけど、 ココは早い早い。メジャーなメニューは注文したらすぐ出てきます。 フロアには中国系の女性が一人だし、 厨房もシェフ一人だけ。 「料理早いですね」と言ったら『今日はお客さんが少ないから楽』という返事。 お見それしました。

 アルコールは、まず生ビールを2杯ほど頂いて(これも出てくるのが早い)、 その後一応「安ワイン道場師範」ですから、 白ワインと赤ワインを注文。飲んだ感想は、

白ワイン
 非常に薄くて水みたい。香りもほぼ無し。 イタリアあたりの激安ワイン系統かなぁ。こういうヤツみたいな。
赤ワイン
 白に比べると比較的マトモ。開けてからそれほど時間が経ってないのかも。 こちらもなんとなくイタリアっぽかったような。「輸入ワイン使用」な国産と言う線もありますが。

 そして、その後は甕出し生紹興酒(これは美味かった)を飲んで、 さらにカンパリ・オレンジみたいな軟弱メニューを飲んで、 おなかいっぱいアルコールも適度に満たされた頃にタイムアップ。

 結果的に、一人あたりの支払いは税込み4,200円弱、 飲み会のローテーションの一つとして今後も活用するであろうお店でした。 ただ、唯一難点があるとすれば、1Fの路面店なので扉が開くと寒いのね。 なんとなく常時足元が冷えている感じ。真冬は避けた方が無難かもです。

28日(土)

 だいたい2週に1回くらいは横浜のみなとみらい地区まで朝から散歩に行くわけですが、 そうするとたまに大桟橋に豪華客船が停泊しているのが見られます。 そして今日入港していたのは、横浜を母港とする飛鳥II号。 デカくて豪華だねぇ。 こういうのを間近に見られると得した気がしますな。 師範夫妻も引退して宝くじでも当たったらこういうのに乗って世界一周の旅なんぞ ・・・って行かないだろうな。なんとなくそういう旅って向いてない気がします。

 ちなみに、飛鳥IIの写真は昨年もほぼ同じ時期に撮ってます。 毎年の就航スケジュールって似た感じなのかな?

Montes "Limited Selection" Cabernet Sauvignon 70% / Carmenere 30% 2010
モンテス "リミテッド・セレクション" カベルネ・ソーヴィニョン 70% / カルメネール 30% 2010
Montes S.A.
モンテス S.A.
Tinto
Apalta Vineyard / Colchagua Valley (Chile)
アパルタ・ヴィンヤード/コルチャグア・バレー (チリ)
\1,131 (単品価格:\1,995)2012/01/22 エノテカ エノテカ
 さて本日の夕食は、 カツオの和風カルパッチョと佐賀牛の和風ステーキ。 ワインは当然しっかりした赤が飲みたいところ。 ということで選んだのは、南米はチリのカベルネがメインの赤。 最近買った「ENOTECAパーティーパック・ナイン MIX」、9本で税・送料込み9,450円からの一本。 2006年産とは稽古済み、かなり好印象だったもの。 モンテスのワインといえば、 つい2週間前に1クラス上のモンテス・アルファと稽古しているけど、 師範にその違いが判りますかどうか。
 さて抜栓。色は、想像通りまるで黒ワインかのような濃い青紫色。 ヴィンテージは2010年と若いこともあってか、全くストレートな色合い。 香りは、カシス、ミント、インク、コーヒー、チョコレートと、 ボリュームと要素の多さはさすがといった感じ。 味は、最初口に含んだ時は案外スムーズだったんだけど、 口腔内でちょっと時間が経つと渋味がズワーッと拡がってきます。 とてもパワフルな味わいで、とにかく若さバリバリな感じです。
 先々週のモンテス・アルファと比べると、 こちらの方が古き良きチリ産らしい雰囲気と言うか、 ストレートに強さを前面に押し出したタイプのようですな。 これが1,000円ちょっと相当で買えるのはかなりお買い得。 ただ、750mlを飲み干すにはかなりのパワーが必要で、 ゆっくり飲んでたけど最後の1杯半くらいを残してこたつに沈没、でした。

 残った1杯半と翌日昼に再稽古。 想像通り、18時間くらい経ったって全然変わりないですな。 香りタップリで味はガッシリと若くて。 濃いワインを複数日に渡って楽しみたい向きにはお薦めです。
78点道場にて

25日(水)

Menduco Marbec 2010
メンドゥコ マルベック 2010
Menduco
メンドゥコ
Rosso
(Argentina)
(アルゼンチン)
\6302011/10/14 お手軽ワイン館 日本酒類販売
 本日の夕食はシーフードグラタン。 あてがうワインは、定石的には白を選ぶところなんだろうけど、 低い気温と在庫バランスの関係から赤をチョイス。 というか、料理とワインの相性って、そんなに気にすること無いんじゃないかな? もちろん生魚や魚卵に樽の効いた赤なんかを合わせるのは無謀だけど、 グラタン程度だったらなんだってOKのような。 そして温度も重要だよね。 真冬の夜に、グラタンみたいな熱い系の料理に冷たいワインはなんかグッと来ないものがあります。
 というわけで赤を抜栓。 色は、いわゆる南米のカベルネやメルローとはかなり趣の違う、 どちらかというとピノ・ノワールみたいな赤めの紫色。 香りは、残念ながらかなりボリューム弱め。 ツンっと酸味がちな果実香だけが目立つ、シンプルでシャープな香りです。 味は、思いのほか渋味が弱くて軽い感じ。 アルゼンチンの赤ということで、もっと濃いワインを想像していたけど、 思いっきり肩すかしをくらいました。
 なんというか、やっぱり630円のワインは630円だな。 先日稽古した白のトロンテス同様、 630円という値段を考えても「可もなく不可もなく」というレベル。 南米産には安くてもガッツを求めたくなるわけですよ、安ワイン者は。

 半分弱残して翌々日再稽古。本日の夕食はおでんです。 師範は「おでんとワインは合わない」と声高に主張しておりますが、 この時のメンバーからは 『そんなに合わないことは無い』と反発を受けております。 というわけで心して再稽古。
 ワインの印象は、一昨日同様、やや軽めで酸味がちなワイン。香りも弱い。 さてそういうワインとおでんとの相性はというと・・・正直良く判らんっすな。 そもそも香りが弱いんで、おでんの魚介香でマスクされることもないし、 まったく別の存在といった感じでした。
ショップへのリンク: Menduco Marbec 2010
66点道場にて

22日(日)

Cab Cult Cabernet Sauvignon 2009
キャブ・カルト カベルネ・ソーヴィニョン 2009
Cloof
クルーフ
Red
Darling (South Africa)
ダーリング (南アフリカ)
\7772011/12/08 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 ワインは、恐ろしく濃いワインを造ることで有名(師範調べ)な、 南米はクルーフという造り手のカベルネ・ソーヴィニョン。 アルコール度数はなんと14.5%、昨日の残りがちょっとあったし、 最近弱くなって来ている師範にとっては1本飲みきれるかちょっと心配になる強さ。 ちなみに本日の夕食メニューは師範代作の鶏の唐揚げ、 師範作の白菜サラダ、長女作の葱の味噌汁、 あと食後には子供らが作ったプリンがあります。
 雨が上がったんで約10kmの散歩から帰った後、午後5時30分頃に抜栓。 色は想像通りの濃さです。グラスにちょっと入れただけでも向こうが見えないくらい。 香りは、まさに南半球のカベルネ・ソーヴィニョンな、 カシスの果実香にピーマンの青っぽさがプラスされた香り。 ただ、樽香は感じなくて、ストレートに「濃いカベルネの実と皮」な香りです。 そして味は、甘くて酸もあって渋味は丸い。 色から想像されるほどには重く無くて、比較的スムーズに飲めます。 全体に濃いけど重くない、そういう印象。
 真っ正直に葡萄を栽培して、その葡萄のポテンシャルそのまま醸造しました、という感じのワイン。 複数人で飲むんだとインパクトに欠けるかもだけど、 一人でチビチビじっくり飲むには丁度いいワインです。 結局4時間くらいかけて飲んだんで、意外と平気でした。 改めて値段を見ると一本777円、それだったらお買い得です。 少なくとも巷の1,000円くらいのワインには負けません。
ショップへのリンク: Cab Cult Cabernet Sauvignon 2009 [Cloof]
76点道場にて

21日(土)

Domaine de la Noble Viognier 2009
ドメーヌ・ド・ラ・ノーブル ヴィオニエ 2009
Dom. de la Noble
ドメーヌ・ド・ラ・ノーブル
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8402011/10/23 サンタムール カツミ商会
 本日の夕食はよせ鍋。 久しぶりにデパートの生鮮食品売り場で食材を調達してきたんだけど、 商品自体の質も高いけど、それに加えてまぁ丁寧に包装してくれますな。 そのあたりがスーパーとデパ地下の差別化なんだろうけど、 正直言って簡単な包装にして頂いた方が、開けるのも楽だしゴミも少なくて嬉しかったりします。 なんかやりかた考えた方が良いんじゃないですかね、デパート。
 閑話休題、よせ鍋に合わせて選んだワインは南仏のヴィオニエ。 この銘柄は3年前に2005年産と稽古済み。 記述を読み返すと大したワインじゃ無かったような感じだけど、 「ヴィオニエ=高級品種」な思い込みがあって、つい買っちゃうんですな。
 色は、1,000円以下のフランス産白としては異例なくらいしっかりした感じ。 ヴィオニエって、結構色が濃いワインが多いような気がするけど、 そもそも葡萄がそうなんですかね? 香りは、それなりにシッカリしていて、ヴィオニエらしい沈丁花のような香りがあります。 と、香りまではなかなかナイスだけど、味がイケマセン。 なんだかヤケに苦味が感じられて、飲んでて楽しくなかったりします。
 惜しいなぁ。香りの抽出を頑張ったがために、味には苦味が出ちゃいました、って感じでしょうか。 苦い飲み物の代表格であるビールは美味しく飲めるのに、 難しいもんですな。

 昨日は飲んでる途中でこたつに入っちゃったため、そのまま沈没。 やはりこたつは魔物です。 というわけで1/5くらい残った分と翌日稽古。
 香りの良さは昨日同様、全然ヘタってないのはお見事だけど、 味わいの苦味も昨日同様。ちょっとやそっとじゃ変わらないワインですね、 良くも悪くも。
65点道場にて

20日(金)

 本日は久しぶりに勤務先のワイン好きな方々と持ち寄りワイン会 (前回の記録はココ、概ねコンスタントに3ヶ月に一度開かれています)。 今回のお店は、品川駅港南口側、 品川インターシティのビル4Fにある旭龍門という四川料理の中華料理屋さん。 このお店、一般に持ち込みが許されているわけではないんだけど、 参加者のお一人が店長と仲良しで、 今回特別に許可して頂いたという次第であります。 参加者は、毎度のYj氏、Mt氏、Ktさんに加えて、 お久しぶりのStさん、新顔のTbさん、そして師範の6名、 今回は欠席が多くてちょっと人数少なめです。

 お店は結構広くて、100人弱くらいは入りますかね。 今回の料理は、コースじゃなくてアラカルトで注文することにしました。

 いろいろ注文したんで、全部は覚えていないけど、 左写真はホタテの中華風刺身、右写真が牛肉の煮込み。 四川料理なんで辛い食べ物が多いかと思ったけど、 辛いものは辛いけどそうでないものはそうでない、 というメリハリのある味付けでした。 ワインに合わせるにはそういう方が助かります。

Tramin Gevurztraminer 2010
トラミン ゲヴュルツトラミナー 2010
Cantina Tramin
カンティーナ・トラミン
Bianco
Sudtirol / Alto Adige
シュッドチロル / アルト・アディジェ
Alto Adige (Italia)
アルト・アディジェ (イタリア)
(Mt氏から) フィラディス
 まずは生ビールで乾杯した後(ここの店長さんはビア・マイスターの資格をお持ちとのこと、 泡に持続性があって確かに美味しゅうございました)、 最初の白はMt氏のお持ち込みのイタリア産ゲヴュルツトラミナー。 このワインの産地は北イタリアはアルト・アディジェにあるトラミンと言う村で、 この品種の原産地ということらしく、 ゲヴュルツトラミナーの「トラミナー」はこの村由来ということらしいです。 勉強になりますなぁ。
 そしてこのワイン、「さすが原産地」と思わせる貫禄のあるワインでした。 なんといっても香りがイイです。 ライチっぽくてクチナシの花っぽくて、非常にキュートな香りがバンバン香ります。 特に抜栓してすぐが良かったなぁ。コルクの裏までこの香りでしたし。 で、味に関しては、甘さはほとんどなくて酸味と苦味があって、 いわゆるドイツとは違う、アルザスだと甘くない方のゲヴュルツのバランスに近いです。
 これはなかなか面白いワインでした。 原産地という意味では、もう10年近くも前に「シャルドネ村のシャルドネ」と稽古して イマイチだったんですが、 この「トラミン村のゲヴュルツトラミナー」はナイスです。
(78点)四川料理「旭龍門」にて

Gevrey-Chambertin "Terres Blanches" 2004
ジュヴレ・シャンベルタン "テール・ブランシュ" 2004
Dom. Charlopin-Parizot
ドメーヌ・シャルロパン・パリゾ
Rouge
Gevrey Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,9142012/01/09 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 普通、こういう会では「白→赤」で飲んでいくものですが、 本日は料理の方が主体的で、それに合わせてワインを開けます。 というわけで、2本目にしていきなり赤であります。
 そして、この赤は師範が持参したもので、 最近お気に入りのフィリップ・シャルロパン・パリゾ(このラベルには"Domaine Charlopin-Parizot"と表記)です。 10日ほど前にこの造り手のACブルゴーニュと稽古して、 その品質の高さにいたく感動し同じものを買い足すと同時に、 ちょっと上のクラスのコレも2本購入したもの。 "Terre Blanche"とはフランス語で「白い土」、 その名の通り石灰質の土壌を持つ畑ということであります。
 さて期待を込めて抜栓・・・というか抜栓は店長にして頂きましたが。 色は、思いのほか熟成感のある、ややオレンジがかった赤紫色です。 当日の輸送だったけど、幸い澱はなかったようで濁りはありません。 香りは、最初ややおとなしめにも感じたけど、 グラスに注いで5分も経つとシャルロパン節の本領発揮。 樽と果実が溶け込んで、ちょっとエロティックで妖艶な感じの香りに包まれます。 味は、年齢の割には熟成感があって、 小さめだけど柔らかくまとまっています。 このあたりは2004年という凡作年を反映しているんですかね。
 とはいえトータルとしてはグッドグッド、これまたアタリでした。 やっぱりハズさないなぁ、フィリップ・シャルロパン・パリゾ。 安ワイン者の「タマの贅沢」としては推奨できる造り手です。 ただ、このワイン自体はこの先そんなに長く持つワインじゃ無さそうなんで、 同時に買ったもう一本も近いうちに開けちゃうことにしましょう。
(87点)四川料理「旭龍門」にて

Riesling "Hugel" 2009
リースリング "ヒューゲル" 2009
Hugel et Fils
ヒューゲル・エ・フィス
Blanc
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス (フランス)
(Tbさんから) ジェロボーム
 3本目でまた白に戻ります。 この白は今回初参加のTbさんにお持ち頂いたもので、フランスはアルザス地方、 大手ヒューゲルのリースリングであります。 道場では、 2007年産2008年産と稽古していて、 おなじみの銘柄。 Tbさんはちょっと遅刻されたんで、持ってきていきなり抜栓、という状態でした。
 色は・・・覚えてません、というか普段と照明や周辺環境が違うと(特に白は)判りづらいですな。 香りは、リースリングらしいオイルっぽさに加えて、 なんとなく酸を感じる香りがあります。 同じリースリングでもドイツやニューワールドのは香りにも甘さを感じるんですが、 面白いものです。 味は、香りの印象通り酸がしっかりしてます。 でも、酸っぱいってほどでも無くて、抑制の効いたバランスです。
 2009年って、アルザス地方も良い気候だったんですかね? 過去の2007産や2008産の時に書いた内容と比べると、 こちらの方が良かったような気がしますんで。
(75点)四川料理「旭龍門」にて

Chateau Mont-Perat 2005
シャトー・モンペラ 2005
Ch. Mont-Perat (Despagne)
シャトー・モン・ペラ (デスパーニュ)
Rouge
Premieres Cotes de Bordeaux
プルミエール・コート・ド・ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(Yj氏から)2012/01/09 成城石井
 そしてまた赤に戻ります。次なる銘柄は、毎度の幹事役Yj氏が持参されたボルドー産、 人気漫画で採り上げられて一躍有名になったシャトー・モンペラ。 道場でも、3年前に2006年産と稽古済みで、 なかなか好印象でした。 このワインはそれより古い2005年産だから、造られてから飲むまでの期間は前回の稽古と比べると倍以上、 どういう風に変化しているのか楽しみであります。
 色は、そういう熟成期間なんてあったんでしょうか、ってくらいに濃くて青くてストレートな紫色。 香りもとても若々しくて、まるで南米のプレミアム・ワインみたいなインクっぽい香りがあります。 そして味も、コアがしっかりしていて甘味があって、凝縮感のある味わい。 トゲトゲした部分もなくて濃い割にはスムーズです。 それが熟成によるものなのか、 そもそもそういうワインなのかはわかりませんが。
 結果、2005年産くらいじゃまだまだ熟成した感じは無かったけど、 これはこれで安心の美味さでありました。 ただ、ボルドーっぽくは無いというか、 黙って飲まされりゃチリとかアルゼンチンのリザーブ物メルローと思いそうではあります。
(80点)四川料理「旭龍門」にて

Liebfraumilch Rheinhessen 2010
リープラウミルヒ ラインヘッセン 2010
Baron Ludwig
バロン・リュードビッヒ
Weiss
Rheinhessen (QbA)
ラインヘッセン (QbA)
Rheinhessen (Deutsch)
ラインヘッセン (ドイツ)
(Ktさんから) 巴工業
 そしてまたまた白に戻ります。 お持ちいただいたKtさんの御威光ご意向で、 辛いものに合わるために会の後半まで引っ張りました。 そしてこのワインは、 道場にはなかなか登場しない独逸連邦共和国産、 品種はミュラー・トゥルガウがメインで、アルコール度数は9.5%のようです。 ここまでの白3本はたまたま全てドイツ系の品種、 そして国はドイツにフランスにイタリアとキレイにばらけてます。 こういう飲み比べが出来るのはやっぱり楽しいですね。
 色は、前述したように良く判りません。 ま、この頃になるとアルコールも回っているため、そもそも良く判らなかったりしますが。 香りは、いかにもドイツ産らしい、甘い味付けのゴム(なんてあるのか)みたいな感じです。 味も甘めです。"Liebfraumilch"って「聖母の乳」ということらしいですが、 確かに乳という名には、赤だと怖いし、 シャブリみたいな辛口の白よりもこういう甘いヤツの方がソレっぽいですな。 ただ実際にオッパイから酒が出てきたら「どんな母親だ!」ですが。
 というわけで、久しぶりのドイツ産は想像に違わぬ内容でした。 複数人で飲む席だと、こういう甘めのもアクセントが効いててイイですな。 一人の食中酒としてだとちょっと・・・ですけどね。
(70点)四川料理「旭龍門」にて

Trittenheimer Altarchen Riesling Eiswein 1998
トリッテンハイマー・アルターヒェン リースリング アイスヴァイン 1998
Weingut Chamber Hof Gunther Steffen
ワイングート・チャンバー・ホフ・ギュンター・ステッフェン
Weiss
Mosel-Saar-Ruwer (QmP)
モーゼル・ザール・ルーヴァー (QmP)
Mosel-Saar-Ruwer (Deutsch)
モーゼル・ザール・ルーヴァー (ドイツ)
(Mtさんから : Half) 伏見ワイン
 最後に、Mtさんがもう一本ご持参のデザートワインを。 これまたドイツ産ですな。 ヴィンテージは1998年産。Mt氏のことだから「ベランダにでも置いてたんですか?」 と聞いたら、これはちゃんと冷蔵庫で保存していたそう。失礼しました。 そして、合わせた料理はマンゴープリン。 デザートにデザートワインを合わせるという、 甘党なんだか辛党なんだか、という状況であります。
 色は、これまでの白ワインとは明らかに違うことが判る、 まさに黄金色といった色合い。 香りはまるで蜜ですな。 品種はリースリングなんだけど、灯油みたいな感じはほとんど無くて蜜香一本やりって感じです。 味は、当り前だけど甘いです。 そして、酸もしっかりしているので、甘いだけじゃなくて濃密な感じの味わいです。
 15年近くも前のワインですが、こういう甘口ワインは全く平気、 というか明らかに熟成による品質の向上が見て取れます。 6人でハーフなんで小さなグラスに1杯だけだったけど、 非常にインパクトのあるワインでした。
(85点)四川料理「旭龍門」にて

 最後にお店側から紹興酒も出して頂いて (20年熟成モノ。これが柔らかくてたいそう美味しゅうございました)、 お会計はお一人様5,000円。 お友だち価格で大変サービスして頂きました。

 ・・・というわけで、今回も書記担当頑張りましたので、またよろしくお願いします。


18日(水)

Montepulciano d'Abruzzo 2009
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2009
Cantine Ferliga
カンティーヌ・フェルリーガ
Rosso
Montepulciano d'Abruzzo
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ (イタリア)
\6802011/12/08 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 最近のルールでは平日の水曜金曜は一本のワインを半分ずつ飲むようにしているわけですが、 本日は丸一本飲んじゃいます。 別に何かお祝いがあったとか、そういう真っ当な理由があるわけじゃなくて、 単に金曜は飲み会だから、という手前勝手な理由からですが。 こういう日に選ぶワインは、当然軽そうなヤツで、本日のチョイスはイタリアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。 ラベルを見ると、アルコール度数は12.5%ということで、 肝機能的には無理なく飲み干せそうかと。
 ・・・ってな逃げ口上は置いといて、稽古自体は真摯に実施。 色は、先日の赤同様、 この値段とは思えないくらいしっかりした紫色。 でも香りは値段なりかなぁ。 ボリュームはかなり弱めで、かすかに感じられるのはちょっと汗臭いような体育会系の匂い。 味は、薄かったり軽かったりはしません。 頭に思い浮かんだのは「筋肉質」という言葉。 脂が乗っていてモチ肌なワインが理想とすれば、 このワインヒョロっとした筋肉質でサメ肌。 楽しむというより、ホントに「稽古」な感じの印象です。
 この値段でこういうシッカリしたワインが飲めるのは確かにありがたい。 支払ったコスト以上のバリューが得られるワインです。 ただ、残念ながらあまり享楽的じゃないんだよね。 寝かせときゃ美味くなるかと言うと、そういうワインでも無いような気がします。
69点道場にて

15日(日)

 年末年始で体重が1kg増えて、放っておくわけもいかずまた「不要贅肉削減運動」を再開、 昨日は横浜一周15km弱、今日は川崎大師までの18kmの散歩を実施。 朝5時にスタートして、途中で無性に納豆巻きが食べたくなったんでコンビニで買って食べて、 川崎大師到着は午前8時頃、ほぼ三時間の長距離散歩。

 川崎大師、初めて来たけど大きな神社ですな。 朝8時なのに既ににぎわいを見せている仲見世にもちょっとビックリです。 そういえば昨年は同じような時期に鎌倉の鶴岡八幡宮まで歩いてます。 初詣の人出ランキング全国第三位(神奈川県第一位)の川崎大師と 全国第七位(神奈川県第二位)の鶴岡八幡宮、どちらも道場から歩いて行けます ・・・帰りは電車だけどね。

 午後から夕方にかけては、毎度のプチレジャーということでスーパー銭湯極楽湯 芹が谷店へ (前回はコレ)。 午後3時半くらいから夕方までたっぷり風呂に入って、 居酒屋メニューの料理を沢山取った夕食を食べて帰るという、 まさに極楽。 なにが素晴らしいって、夕食もお風呂も済ませて帰るので、 家では何もしなくていい、ってところですな。 こういう平穏な毎日が送れることに感謝せねば、ですなぁ。

 ちなみに右写真は手羽先10本、確か780円くらい。 どこでこんな小さな手羽先を見つけて来るんだろ?ってくらいのサイズだけど、 酒の肴としては上等です。 ちなみに飲んだアルコールは生ビール(中)が2杯とレモンジンジャーハイボールを1杯。 家に帰ればワインがあるので、常識的な範囲に留めました。

 お会計は、家族4人でお風呂代金が2,000円弱、食事代金が7,000円強。 風呂に行ったのにそれより数倍食事代が掛ってますが、まぁそんなもんでしょう。

Spinelli Sangiovese 2008
スピネッリ サンジョヴェーゼ 2008
Cantine Spinelli
カンティーヌ・スピネッリ
Rosso
Terre di Chieti (IGT)
テッレ・ディ・キエティ (インティカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ (イタリア)
\498 (Half)2012/01/15 イオン天王町店 日欧商事
 今日の夜は上記の店で夕食を取ることが判っていて、 お店ではそんなに深酒しないことも判っていたんで、 昼にスーパーへ買い物に行った際にハーフのワインを調達しておりました。 「犬も歩けばイオンに当たる」と言われるほど全国津々浦々に展開しているイオン・グループ、 そこで売られているハーフのイタリア産であります。
 色は、思いのほか、というかちょっとビックリするくらいちゃんとした濃さのある赤紫色です。 なんだかもっとヘタレなワインを想像していたけど、それは良い方に裏切られました。 ただ、香りがイケマセン。僅かばかりのイタリアっぽさがある以外は、ほぼ無臭と言った感じ。 そして味もまたイケマセン。甘くなく渋くなく酸っぱくなく、さりとてフルーティなわけでもない、 なんだか「赤ワインの抜け殻」といった感じの味わいです。
 色だけはちゃんとしてます。撮影用だったらバッチリかもです。 思うに、2008年産という中途半端な古さがイカンのじゃないかと。 2010産とか、まだフレッシュさが残っているうちに販売してくれれば、 もっと違った印象になったんじゃないっすかね?
58点道場にて

14日(土)

Montes Alpha Cabernet Sauvignon "Apalta Vineyard" 2009
モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニョン "アパルタ・ヴィンヤード" 2009
Montes S.A.
モンテス S.A.
Tinto
Colchagua Valley
コルチャグア・バレー
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー (チリ)
\1,6982011/11/03 カルディ・コーヒーファーム ららぽーと横浜店 エノテカ
 本日の夕食はモツ鍋。 ニラたっぷり、キャベツたっぷり、モツちょっぴりでとてもヘルシーな鍋であります。 そしてワインは、先週シャルドネと稽古した銘柄、 南米チリのモンテス・アルファで、今日の相手は赤のカベルネ・ソーヴィニョン。 このワインも、道場で過去何度も稽古していて、いつも概ね好印象。 ヴィンテージが変わっても間違いの無い稽古相手と知ってのチョイスであります。
 色は濃いです。でも、昔の印象からすると、やや普通めの濃さになったような。 香りは、これぞ南米のカベルネなインクっぽさが前面にあって、 その裏ッ側にカシスのような果実香、そしてその横っちょに甘香ばしい樽香。 なかなか要素たくさんで良い感じの香りです。 口に含むと、想像したよりは重さはなくて、 かといって軽やかということも当然なくて、 中程度の重さ。渋味5割、甘味3割、酸味2割といった感じのバランス。 そしてアルコール度数は14.5%もあるんだけど、 それを感じさせないエキス分があります。
 やっぱり手堅く美味いです。 そして、昔より力まかせな感じが薄らいで、上手に造られるようになった気もします。 これが1,700円、なかなか敵わないよねぇ、ボルドーも日本のワインも。
80点道場にて

11日(水)

Menduco Torrontes 2009
メンドゥコ トロンテス 2009
Menduco
メンドゥコ
Blanco
(Argentina)
(アルゼンチン)
\6302011/10/14 お手軽ワイン館 日本酒類販売
 ようやく道場もほぼ平常通りの営業状態に戻っております。 年末年始から、稽古相手的にややバブリーな感じになっており、 ここらでひとつ初心を取り戻すべきということもあって、 一本630円の激安アルゼンチン産と稽古致します。 とはいっても、昨年末の30日には1本500円のチリ産と稽古しているし、 アルゼンチン産の白も同じく27日に稽古しているんで、 それほど「久しぶり」というわけではありませんが。 ちなみに料理は豚汁とチキンソテーです。
 さて抜栓。コルクはこれでもか!ってくらい短い屑コルクの集成品。 長さを測ってみたら・・・4cmはあるのね。長いと感じる一昨日のが5cm超、 その差たった1cmでこれだけ印象が違うんですな。 色は、ボトルの外観から感じるよりやや濃いめというか、ちゃんとレモン色が感じられます。 アルコール度数は14%もあるらしいんだけど、そういうコッテリ感みたいなのは見て取れません。 香りは、しっかり嗅がないと感じ取れないレベルだけど、 その内容はまるで良く出来たリースリングやヴィオニエみたいな華やかさのある香り。 やっぱりトロンテスって香りの良い品種だよね。 そして味は、甘さは控えめで苦味は控える気無し、というバランス。 良く言えば通好み、悪く言えば偏屈な味わいです。
 チリとかアルゼンチンというと暑そうなイメージがあるけど、 このワインのブドウは標高1,200mの畑で採れたらしいので、案外シュッとしている感じはします。 だた、苦味をベースとした味わいのガチャガチャ感はちょっとねぇ。 平日なんで、例によって半分を明後日用に残したんだけど、 好転する感じはしないなぁ。

 今年初めての「肝臓保護目的稽古量削減」で、二日後再稽古。 一昨日の予想通り、せっかくの可愛らしい香りは小さくなって、 味わいの苦味はそのまま。 激しく落ちた感じは無いけど、別に好転もしないので、 カカーッとその日のうちに飲んで吉です。
69点道場にて

9日(月祝)

Bourgogne "Cuvee Prestige" 2008
ブルゴーニュ "キュヴェ・プレスティージュ" 2008
Dom. Philippe Charlopin-Parizot
ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,7092011/12/08 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 2012年になってからこれで10本目の稽古。 そのうち赤4本は全てブルゴーニュ産。どんだけ偏愛してんだか・・・って感じだけど、 残念ながらこれまでのところまだ大アタリ無し。 というわけで本日チョイスしたのがコレ、大好きな造り手フィリップ・シャルロパン・パリゾのACブルゴーニュ。 ACブルに大アタリを期待するのも酷だとは思いますが、 もしかしたら(10年前のコレの例もあるし)ということで。 ちなみに料理は、トンカツ&チキンカツ、野菜(人参・ピーマン・オクラ)の揚げ物、茶わん蒸しです。
 さて抜栓。まず感心するのがコルクの長さ。 ACブルゴーニュでこの長さ(5cm強)のコルクを使うところは少ないんじゃないですかね? そして色は、ACブルゴーニュとは思えないしっかりと濃さのある赤紫色。 香りは、抜栓直後はちょっと硫黄っぽい(還元的な?)香りがしたけど、 1時間くらい経つとその香りは飛んで、革と梅とカラメルの良い香りがしてきます。 味は予想通り、というか予想以上に高級ブルゴーニュな雰囲気です。 渋味酸味甘味のボリュームとバランス、複雑さ、どれをとってもACブルゴーニュをはるかに超えたレベルにあります。 ただ、まだ若いには若くて、固さの残る味わいではあるけど。
 とはいえすばらしい。なんといってもこれが道場稽古範囲内の価格で買えるのがすばらしい。 ショップを見るとまだ同じ価格で売られていたんで2本追加、 合わせて村名クラスも3本購入して、新春シャルロパン祭りでした。
82点道場にて

8日(日)

 連休中日、子供らは九州から昨日帰って来たばかりだけど、 思いっきり元気が満ち溢れているんで、横浜のみなとみらいまで遊びに行くことに。

 桜木町で電車を降りて、汽車道を歩いて赤レンガ倉庫までやってきたら、 倉庫前の広場では絶賛消防出初式中。 会場は働く自動車が好きな小さなお子さんで溢れかえっておりました。 晴れ渡った青い空に朱色のレンガと赤い消防車、なんか爽快な景色であります。

 そしてお昼は、以前から長女に行ってみたいと言われていた、 赤レンガ倉庫のフードコート内にある横浜イカセンターというところへ。 ここは生きているイカの活き造りが比較的手頃な値段で食べられます。 九州出身の師範&師範代は、イカと言えば呼子の活き造りだったので、 ああいう透明な身のイカを子供らにも食べさせたいな、と考えておりました。
 注文したのはもちろん動くイカ定4人前。 タウン誌のクーポンを使って1人前1,480円のところが100円引きの1,380円。 あと師範は生ビール 500円。 定食の内容は、イカの身の刺身&ゲソの刺身(醤油&キモ醤油)、 イカの天ぷら、イカと根菜の煮物、ナメコの味噌汁、ごはんです。

 イカは確かにさっきまで生きていた新鮮な物。 ただ、呼子で食べたような「まるで液晶のように色が変化する外側と真っ透明な身」じゃないのは残念だけど、 それでも十分美味しいし、子供らも喜んで食べてました。

 お支払いは4人分トータルで6,000円ちょっと。 フードコートで6,000円ってのは普通だとあり得ない数字だけど、 それなりに満足感はあります。ま、観光地だしね。
 食事のあとは、赤レンガ倉庫の雑貨屋さんとかをひやかして、 海沿いに移動。 象の鼻公園でトイレに行って、山下公園では大道芸を見て、 向かった先はマリンタワー。

 最近リニューアルされたマリンタワー、なかなか景色がよろしゅうございます。 右写真みたいにみなとみらい地区も一望できるし、 今の時期は空気も澄んでいるんでスカイツリーや東京タワーもバッチリ見えます。 大人750円/小学生250円、ぜひ皆さんお出かけください・・と一横浜市民として宣伝。
Montes Alpha Chardonnay "Special Cuvee" 2009
モンテス・アルファ シャルドネ "スペシャル・キュヴェ" 2009
Montes S.A.
モンテス S.A.
Blanco
Casablanca Valley
カサブランカ・バレー
Casablanca Valley (Chile)
カサブランカ・ヴァレー (チリ)
\1,6982011/11/03 カルディ・コーヒーファーム ららぽーと横浜店 エノテカ
 本日のお出かけは師範の足で11,000歩、子供らはその1.5倍くらい歩いているだろうから、 結構お疲れ様の夕食です。 メニューは、マグロの刺身、ブリの照り焼き、きのこチャウダー、鶏軟骨焼き。 今年はブリが安くて良いよね。 そしてワインは、定評ある&以前にも稽古したことのあるチリ産のシャルドネをチョイス (過去の稽古は2005年産1997年産)。 モンテス・アルファって、だいたい1本2,000円のイメージがあったけど、 カルディ・コーヒーファームで1,700円のセール価格で売られてました。
 色は特に濃いわけじゃ無くて、普通に白ワインの色です。 香りは、タップリとした蜜香に丁度良いくらいの樽香。 以前のこの銘柄(1997年産とか)は、ホント暴力的なくらいに樽が強かったりしたけど、 さすがにそういうのは流行らないのか、良いバランスの樽香です。 味は、コクと甘味がたっぷりで、軽い苦味もアリ。 師範の好みとしてはもう少し酸味があったほうが嬉しいけど、 これくらいの方が一般ウケはするのかもです。
 モンテス・アルファといえば「これでもかっ!」ってくらい強さと樽を前面に押し出したワインだったけど、 最近は結構エレガントな造りになってますなぁ。 やや単調で若干飲み飽きする点が残念ではあるけど、 複数人で飲むんだったら間違いの無い選択だと思います。
78点道場にて

7日(土)

 本日、長女&次女が子供だけで飛行機に乗って帰ってきます。 その前に、ってことで大人は掃除したり洗車したり。 そして昼食は、よく行くスーパーのそばにある街場のイタリアン、アーロンポートという店で。 場所は、相鉄線星川駅近くの保土ヶ谷警察署の隣りにある公団住宅?の1Fという、 やや判りにくいところにあります。

 店内は意外と広くて、30人弱のキャパはあるかも。 そして注文は、900円のランチ・メニューの中から、ハンバーグ・ステーキ定食をチョイス。 師範代はスパゲティ・ミートソースのセット。 見た目や味は、どちらかというとイタリアンというより洋食屋さんという感じだけど、 これにスープとドリンクが付いて900円は都会のお店としてはお手頃な方では無いかと。 星川あたりが都会かどうかは議論の余地があるところかも知れませんが。

 あとこのお店、さすがにイタリアンと言うことでワインが泡1種/白3種/赤4種と、 それなりに揃ってます。お値段は2,000円台後半から4,000円台前半と言うお手頃価格。 今日は昼なんで飲まなかったけど、今度夜にも来てみますかね。
Bourgogne Pinot Noir 2007
ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2007
Jean-Claude Thevenet & Fils
ジャン・クロード・テヴネ・エ・フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,2002011/12/08 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 というわけで子供ら二人で元気に飛行機で帰ってきました。 夕食は家で、薄切りビーフのシチュー、冷凍エスカルゴ、タコのカルパッチョ、 クリームチーズのサーモン巻き、パプリカと花びら茸のソテーという豪華洋風メニュー。 そしてワインは、ブルゴーニュの赤をチョイス。 1,200円というお手軽価格だけど、 樹齢40年以上の古木から採れたブドウが使われているとのことであります。
 色は、やや朱色がかった赤紫色。2007年なんてほんの最近な気がしてたけど、 もう5年近く前になるんですな。 香りは弱め。革っぽい感じが前面に出た、南のブルゴーニュっぽい雰囲気の香り。 残念ながら樽香は感じられません。 味は、スッとしていて上品な感じ。 ほんのり甘味があって、好きなタイプではあるんだけど、 わずかにジリジリっとした収斂性があるのが残念。
 結果的に、とりわけどうということはないワインではあるけど、 1,200円のブルゴーニュと思えば健闘している方ではないかと。 販売店のサイトを今見たら100円安くなって1,100円で売られてます。 そういうのってちょっぴり悔しいよね。
73点道場にて

6日(金)

Domaine de Luch (Blanc) N.V.
ドメーヌ・ド・ルッシュ (白) (ヴィンテージ無し)
J.M.Bonfils
J.M.ボンフィス
Blanc
Coteaux d'Enserune (VdP)
コトー・ダンセリューヌ (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\580 (Half)2011/11/10 QUEEN'S ISETAN 品川店 リードオブジャパン
 本日はプチ異動になった師範の歓迎会&新年会でした。 というわけでそれなりに飲んでは来たんだけど、なんだかちょっと飲み足りないのと、 二日間の休肝日明けということで飲んじゃうことにしました。 とはいってもさすがに1本飲み干す蛮勇は無いんで、ハーフをチョイスしております。 モノは、南仏は"コート・ダンスリューヌ"という聞いたことのない地方の白であります。
 さて抜栓。コルクじゃなくてスクリューキャップです。 色は、このクラスのワインとしては思いのほか濃い目の色合いで、 キッチリとレモンの皮っぽい色が感じられます。 香りは・・・無いに等しいです。 何の香りかと聞かれても困っちゃうくらい何の香りもしません。 味も、香り同様極めて捉えドコロの無い感じで、 酸味は無いし旨味も感じないし、 かといって水のようかというとそうでもないし、どうにも表現のしようがありません。
 ・・・と、いろいろ書こうと努力はしたけど、 結論から言うとNGなワインです。 580円でも高い。この値段でフルボトルでもっと飲めるワインは沢山存在しています。 やっぱりハーフのワインってペナルティあるのかなぁ。
59点道場にて

4日(水)

 九州帰省も最後、本日は道場へ帰る日です。

 師範と師範代は帰って来ましたが、 まだ冬休みの続く子供らは師範代実家に置いてきました。 というわけで久しぶりに師範&師範代の夫婦水入らずの夕食なんですが、 どうも師範の調子がよろしくないこともあって、 横浜駅東口の地下街にある地鶏やという店で軽く済ませました。 右写真は地鶏の親子丼 \990、それなりに美味しゅうございました。

 というわけで、本日は本年最初の休肝日でございます。

3日(火)

 九州帰省の六日目、本日は師範代実家への逗留二日目です。

 本日は、師範代妹一家も来て、賑やかな正月です。 料理はドドーンと毎度の舟盛り。ありがたやありがたや。

Moet & Chandon "Moet Imperial" Brut N.V.
モエ・エ・シャンドン "モエ・アンぺリアル" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Champagne Moet & Chandon
シャンパーニュ・モエ・エ・シャンドン
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(師範代実家から) MHD モエ ヘネシー ディアジオ
 呑む人は師範と師範代の妹の旦那さんの二人。 なのにワインはあと3本用意されています。 これは心して掛らねば、ということで、まずは大メジャーブランドのシャンパーニュ、 モエ&シャンドンから頂きます。 昨年の正月も同じ状況で頂いておりますな。
 色は普通に薄めの麦わら色で、泡立ちはシャンパーニュらしくタップリです。 香りも、とても普通にシャンパーニュっぽい香りだけど、 熟成感は弱めかな。特に昨日のヴ―ヴ・クリコと比較すると、こちらの方がフレッシュ寄りなイメージです。 味は、いわゆるシャンパーニュからややヴァン・ムスーっぽいというか、 ジリジリとしたトゲっぽい味わいがあるのが残念かもです。
 12月31日からの毎日シャンパーニュ4連発の中では、中くらいに位置する感じですかね。 やっぱり大メジャーブランド的なポジションという感じ。 良くも悪くも想像通りです。
76点師範代実家にて

Chablis Premier Cru 2009
シャブリ プルミエ・クリュ 2009
Louis Latour
ルイ・ラトゥール
Blanc
Chablis 1er Cru
シャブリ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(師範代実家から) アサヒビール
 シャンパーニュに続いて開けた白は、ルイ・ラトゥールのシャブリ1級畑。 このワイン、ちょっと不思議な点があって、 表裏のラベルには"Premier Cru"の文字はあるけど、 原産地呼称の部分は"Appellation Chablis Controlee"と書かれていて、 Premier Cruの表記が無いのね。そういうものだっけ? 15年近くも安ワイン道場師範をやっているけど、 そういう基本的な知識があやふやです。
 さて内容はというと、とてもシャブリらしいというか果物らしくないというか、 極めて鉱物的な味と香りがあります。 生魚に合わせるにはこういうシャープな感じが良いと思うけど、 普通に飲むんだったらちょっとストイック過ぎるかなぁ、という印象ですな。
 このワインの段になると、ほとんど師範一人で飲んでおりました。 だもんで酒量オーバーで後半の記憶はあやふや。 もしかすると抜栓後時間が経ったら柔らかく変化していたのかも知れません。
74点師範代実家にて

Gevrey Chambertin Vieilles Vignes 2009
ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2009
Les Heritiers de Gabriel Tortochot
レ・ゼリティエール・ド・ガブリエル・トルトショ
Rouge
Gevrey Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(師範代実家から) 重松貿易
 昼食時のワインは、上のシャンパーニュと白で終了。 でももう一本残っております、ということでこの赤は夕食時に頂きました(写真は昼に撮ったものですが)。 この造り手のこの銘柄は、昨年の正月にも頂いております。 昨年稽古したのが2008年産、今年のコレが2009年産であります。
 色はとても若い感じの赤紫色で、 香りには梅みたいなキュッとした果実香があって、 うっすらとだけど樽香もあって、 なかなかちゃんとしたブルゴーニュです。 開けた時点では一人で一本飲み切れるとは考えてなかったけど、 2時間弱で飲みほしちゃいました。
 去年の印象と見比べると、ずいぶんこちらの方が上な感じ。 やっぱり一般に言われるように2009年の方が良作年だったんですかね? もちろん師範の感覚のバラツキかも知れませんが。
78点師範代実家にて

2日(月)

 九州帰省の五日目、本日は師範実家から師範代実家に移動します。

 午前10時過ぎに師範実家を出て、途中「お菓子の香梅」 で買い物をして約1時間で熊本市内に到着。 昼食は、師範&師範代とも食べたいものが一致、ナビで探して向かったのが手延うどん 黒田藩 保田窪店という チェーン店のうどん屋さん。

 黒田藩、好きだったんだよね、学生時代。 もう20年も前だけど、 ロードサイドのいわゆるファミレス的な店の中では、 格段に安くて美味しかった記憶があります。 お互い学生だった師範&師範代も(別の店舗だけど)良く行ってました。 そして、その当時はナウでキレイだったであろう店内も、 20年の時を経てそれなりに経年劣化、 普通に年季の入ったうどん屋さんな店内になってしまってますが、 それはそれで味わい深いモノがあります。

 そういう昔話を子供らにもしつつ、師範の注文は野菜天 ぶっかけうどん \680也 (左写真)。 セット物を除いてはほぼ最高金額の商品であります。 そして、師範代と長女が注文したかけうどんなんて220円だからね。 昨今関東にも増えているセルフのうどん店なんかよりもずっと安い金額です。

 そしてその内容は、「あーコレよコレ!」という感じの懐かしさ。 表面は柔らかいベールに包まれていながら伸びがあるやさしい麺で、 讃岐のようなエッジが立った麺とは全然違うけど、これはこれでほっとする味わいです。 そして、師範の注文した方に載っている野菜天、これがまた美味いのよ。 どうすりゃこんなにカラッと揚がるのか不思議なくらい香ばしい天ぷらで。 その他子供らがおでんなんかも注文して、お支払いは2,000円弱。 懐かしさと美味しさを味わった昼食でした。

 昼食の後は、スーパーで花を買ってお墓参り、 そして師範兄家(師範旧実家)に寄った後、師範代実家方面へ出発したのが午後1時30分頃。 菊水インターから高速に乗ろうと思ったけど、九州縦貫道は大渋滞中の案内、 しょうがないねとずっと国道三号線を上がって行って、久留米あたりで平道も渋滞につかまって、 結局師範代実家到着は午後4時30分頃、なんと3時間もかかっちゃいました(と備忘録)。

Veuve Clicquot Ponsardin Brut N.V.
ヴ―ヴ・クリコ・ポンサルダン ブリュット (ヴィンテージ無し)
Veuve Clicquot Ponsardin
ヴ―ヴ・クリコ・ポンサルダン
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(師範代実家から) MHD モエ ヘネシー ディアジオ
 師範代実家に着いたら、早速食事スタート。 メニューは豪華お節料理であります。 そしてアルコールの方も、まずはビールを開けて頂いて、 その後このシャンパーニュです。 毎度師範のためにワインを用意して頂き、大変ありがたいことであります。 そして、今回の一本目は、「オシャレ・シャンパーニュ」の最先鋒、ヴ―ヴ・クリコであります。
 色は、黒ブドウの比率が高めなのかな? 昨日&一昨日に稽古したものより、やや赤みがあるように感じます。 もしかすると、ラベルが鮮やかなオレンジ色なんで、 その色が写り込んでそう錯覚しているのかも知れませんが。 そして香りは、パンのようなイースト香と甘いリンゴのような蜜香で、 文句なしにシャンパーニュの香りです。 香りのボリューム的にも不満はありません。 味わいも、キュッと締まった酸味に良い感じの甘味があって、 文句なしのバランス。 他の大手(といっても今は同じグループ傘下)のモエあたりと比べると、 ちょっと男性的というかシッカリ感が強いようにも感じます。
 ここんとこお手頃価格のシャンパーニュばかりと稽古していたけど、 やっぱり名門大手はそれだけのクオリティを維持しておりますなぁ、と再確認。 お金があったらコチラの方が無難です・・・と身も蓋も無いことを。
82点師範代実家にて

1日(日)

 師範実家での四日目、年が変わって2012年の始まり。 今年の阿蘇地方の元旦は、霧雨が降るあいにくの天気ではあるけど、 雪も無く暖か。

 元旦恒例、午後から阿蘇神社に初詣。 霊験あらたかなる神社の境内には、 その御威光にあやからんとする庶民でいっぱい。 もちろん師範もその庶民のうちの一人であります。

Comte de Dunois Selection Brut N.V.
コント・ド・デュノワ セレクション ブリュット (ヴィンテージ無し)
SARL Lepicier David
SARL ルピシエ・ダヴィド
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\1,9902011/12/25 ノムリエ ザ・ネット ダイセイワールド
 元旦の朝はいわゆるお節料理を食べて、お昼は残り物のカレー、 夜はお節の残りとしゃぶしゃぶ&すき焼きという、いわゆる日本の典型的な元旦の風景でございます。 そしてワインは、前日稽古したフィリップ・ラマリエール同様、 2,000円以下のシャンパーニュが同じショップで売られていたので購入してみました。 これもアタリだと良いな、と思いつつ、今年の運だめしの意味も込めて抜栓です。
 仏前に昨日のシャンパーニュを上げていたんで、色と香りは比較しつつ稽古。 まず色は、昨日のよりも濃くて、はっきりとしたレモン色を感じる色合いです。 泡のボリュームもたっぷりで、シャンパーニュの面目躍如といった外観。 香りは、昨日のよりはややフレッシュ寄りというか、 レモンやリンゴっぽいフルーツ香が目立ったバランスの味わいです。 そこまでは大変よろしかったんだけど、 惜しむらくはその味。 ちょっとカドが目立つというか、安スパークリング的な荒っぽさがあるのが残念です。
 このクオリティだったら2,000円という値段はほぼ順当。 というのも、これくらいの値段でこれくらいの内容のスパークリングだったら、 別にシャンパーニュじゃなくてもニューワールド産あたりであるからね。 というわけで道場定番としてはやはり昨日稽古したフィリップ・ラマリエールに軍配を上げます。
ショップへのリンク: Comte de Dunois Selection Brut N.V.
74点師範実家にて

Corton "Clos des Vergennes" 2009
コルトン "クロ・デ・ヴェルジェンヌ" 2009
Dom. Cachat-Ocquidant
ドメーヌ・カシャ・オキダン
Rouge
Corton (Aloxe Corton Grand Cru : Monopole)
コルトン (アロース・コルトン特級畑 : 単独所有)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,4902011/12/25 ノムリエ ザ・ネット オーレ ジャパン
 そして赤の方も昨日同様、コルトンの特級畑を持って来ました。 お値段の方も、昨日のコルトンを更に下回る4,500円弱。 ヴィンテージは良年との噂を聞く2009年産。 造り手のカシャ・オキダンとは初稽古ではあるけど、 それなりに評判の良い造り手らしいし、 (値段以外に)ハズす要素はまず無い、と思ったわけではありますが。
 色は、南のブルゴーニュらしい、やや暗めの赤紫色。 澱とかは無くて、澄んだ色合いです。 香りは、こちらも南のブルゴーニュらしいケモノっぽさがメインの味わいで、 あまりフルーティな感じはしません。 そして樽も感じないので、要素的にちょっと物足りない感じです。 味もなんだか中途半端なんだよなぁ。 もちろん悪くは無いというか、それなりにバランスは取れているんだけど、 良年の特級畑ということを考えると、あまりに普通な内容なんですわ。
 残念ながらこちらも「安さのヒミツは内容にアリ」ですかね。 良くできたACブルゴーニュとか、それなりの村名クラスとか、 そんな印象を受けてしまいます。 コルトンって難しいね、ホントに玉石混淆、なんでもありな特級畑です。
77点師範実家にて

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by 師範