稽古日誌:2000年7月

道場掲載本数 1,000 本達成 (7月8日)
1本 750ml×約1,000本、全部丸一本飲んだわけじゃないから、総飲量は約500リットルといったところか。
風呂約2杯分。多いんだか少ないんだか。


翌月分


30日(日)

Santa Rita Cabernet Sauvignon Reserva 1998
サンタ・リタ カベルネ・ソーヴィニョン レセルバ 1998
Vina Santa Rita
ビーニャ・サンタ・リタ
Tinto
Valle del Maipo
バッレ・デル・マイポ
Valle del Maipo (Chile)
バッレ・デル・マイポ (チリ)
\1,3502000/07/16 ナショナル麻布サッポロビール
このワインはお知り合いが大絶賛していたもの。 チリの有名ドコロは結構押さえているつもりだった師範も、これは抜けておりました。 最近ほんとにチリでもいろんな造り手が有るからなぁ。 あ、料理は茹でトウモロコシとキュウリ・スティック、ブロッコリー、鶏手羽元の香草焼きというヘルシー(手抜き)メニュー。
とーっても濃い青紫色は、いかにも気合の入ったチリワイン。 香りは、お約束のインク香大全開だけど、南方の花みたいな豪華っぽい香りもある。 味わいは、「きっとガツンと固いんだろうなぁ」という予想を良いほうに裏切って、 案外まろやか。渋味はあるけどザラザラしてなくてホコホコした感じだし、 甘味や酸味の具合もなかなかなもんです。
時間が経っても特に開くでもなく、どっちかというとだんだん痩せていくのはここらへんの宿命かな。
とにかく濃くて、若くてもグイグイ飲めて、そういった意味ではチリらしいチリ。 美味いか不味いかで言えば確かに美味い。 さすがです>らんちゅう氏
76点自宅にて

29日(土)

本日は、恐れ多くも日本におけるフランス・ワインの第一人者、 "
Gotofather"こと後藤和夫さんの自宅へお招きにあずかり飲み会。 参加者は後藤さん御夫妻、林さん御夫妻、有馬さん、師範の6名。 後藤さんとこのママさんと林さんの奥さんにいろんな美味しい料理を出して頂いて、 大極楽であります。

で、飲んだワインが以下。

Alfred Gratien "Cuvee de Reserve" N.V.
アルフレッド・グラティアン "キュヴェ・ド・レゼルヴ" (ヴィンテージ無し)
Alfred Gratien
アルフレッド・グラティアン
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
後藤さんより 後藤酒店
最初は、知る人ぞ知る"Goto Special Cuvee"のシャンパーニュであります。 師範的にはココとかココとかで稽古済み、 キリリとした印象のシャンパーニュ。 乾杯の泡、というより、人が揃うまで飲んでたんで、結局ボトル2本とハーフ1本を空けました。
で、飲んだ印象もおよそ以前の印象通り。あまり味噌とかパンっぽい香り(イースト香?)はなくて、 酸味がしっかりしているキリッと系のシャンパーニュ。 面白かったのは、フル・ボトルとハーフ・ボトルで味わいが違ったこと。 瓶詰めされた日(フル・ボトルは2000/01/05, ハーフは2000/02/14)が違うからか、 容量の差で熟成具合が違ってくるのかわからないけど、 ハーフ・ボトルの方が、いわゆる一般のシャンパーニュに近い雰囲気(コクはあるけどキレが弱い) だったような。
たっぷり飲めて、面白い体験も出来て、大満足でありました。
(80点)後藤さん宅にて

Chevalier-Montrachet 1994
シュヴァリエ・モンラシェ 1994
Dom. Leflaive
ドメーヌ・ルフレーヴ
Blanc
Chevalier-Montrachet (Grand Cru)
シュヴァリエ・モンラシェ (特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
有馬さんより エイチ・ビー・ティー
有馬さんのご持参は、泣く子も黙るブルゴーニュの特級「シュヴァリエ・モンラシェ」、 造り手は、黙った子も泣き出す名門中の名門「ドメーヌ・ルフレーブ」。いやいやありがたい話です。
とにかくいきなり良い香り。 「最高級厳選素材のセメダイン」的な、涼しげな華やかさでクラーッと来る感じ。 口に含むとしっかり樽香。白の樽香は苦手と思っている師範だけど、なぜかこの系の樽はオッケー。 味わいは、かなりシャープな印象だけどカドがなくて、ゆったりというよりキビキビした感じ (って全然わからん説明)
いやー美味いっす、高級白。有馬さんが 『赤の一流品はとんでもなく高いけど、白だとそこそこで手に入るから白が好き』なんておっしゃってましたが、 なんとなく分かる気がします。もちろん「そこそこ」と言っても師範レベルでは手の出ないお値段なんでしょうけど。
(88点)後藤さん宅にて

Chateau Leoville Poyferre 1979
シャトー・レオヴィル・ポアフェレ 1979
Ch. Leoville Poyferre
シャトー・レオヴィル・ポアフェレ
Rouge
Saint-Julien (2e Cru Classe)
サン・ジュリアン (メドック2級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\5,800)2000/01/22 西武百貨店 東戸塚店エノテカ
師範が持参したのは、ガラにもなくちょっぴり高級ワイン。 とは言っても、師範がマトモにこういうワインを買うはずも無く、 「シャトー・レオヴィル・ポアフェレ '94 \5,800」と書いてあった場所に置いてあったのがこの1979年。 ヴィンテージが違うのにこちらにも5,800円の値札が付いてたんで、 『ラッキー』と思って購入。
色は、ちょっと薄くなりかけてるけど傾向としては全く健全。 香りもオッケー。黒蜜の香りがしっかりあって、いかにも美味そうな香りがします。 で味なんだけど、最初一口飲んだ時、ちょっと渋味がヘタッてきている感じがして 「もうそろそろ落ちかけかも」なーんて思ったんだけど、 後藤さんが言われるには 『インクっぽい香りがあってまだまだ若い。この後もう一度ピークが来るかも。』ってことだそうで。
ともあれ、なかなか美味しいワインで一安心でありました。
(85点)後藤さん宅にて

Chateau Leoville Las Cases 1979
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ 1979
Ch. Leoville Las Cases
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ
Rouge
Saint-Julien (2e Cru Classe)
サン・ジュリアン (メドック2級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
林さんより エノテカ
なんとも奇遇なことに、林さんがお持ちになったのもサン・ジュリアンの1979年、 造り手もポワフェレの兄貴分であるラス・カーズ。輸入元も一緒。 全くの偶然だけど、兄弟ワインの飲み比べが出来ることに。
やっぱり兄貴分、こっちのほうが一枚ウワテな感じがしました。 香りにミルクっぽい樽香を感じて心地良いし、 味もまだまだ渋味がしっかりしててバランス良いし。 それと、なんとなく女性のファンデーションのような妖艶な香りもあって、 飲めば飲むほど美味くなっていきます。
熟成したボルドーに求める要素をしっかり かつ 相当高いレベルで持ってました。
(88点)後藤さん宅にて

Opus One 1994
オーパス・ワン 1994
Robert Mondavi & Baron Philippe Rothschild
ロバート・モンダヴィ&バロン・フィリップ・ロートシルド
Red
Napa (USA)
ナパ (アメリカ合衆国)
林さんより
林さんのもう一本のお持ち込みは、 大手ロバート・モンダヴィとシャトー・ムートンのバロン・フィリップがジョイントして造る、 カリフォルニアワインのナンバーワンとも言われるオーパス・ワン。 なんでも、林さんは根っからの「オーパス・フリーク」とのこと。 師範もなぜかこのワインは稽古済みだったりして。
確かに美味いです、これ。濃いし、しっかりしてるし、バランス良いし。 一口目からいきなり美味い。 でも、前の2本と比べると、やっぱりなにかモノ足りない感じがするのね。 優等生過ぎるというか、「オーパス・ワンらしさ」ってのがどこなのか分からない、というか。
…なーんてエラそうなことを言えたガラではありませんけど。
(80点)後藤さん宅にて

Laurent Perrier "Grand Siecle Alexandra Rose" 1982
ローラン・ペリエ "グランド・シエクル アレクサンドラ・ロゼ" 1982
Laurent Perrier
ローラン・ペリエ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
後藤さんより
シャンパーニュ好きの後藤さん、最後にもゴッツいシャンパーニュをご馳走してくれました。 ローラン・ペリエの最高級品「グランド・シエクル アレクサンドラ・ロゼ」の、 それもファースト・ヴィンテージの希少品、ってことであります。
まず色が驚き。濃いオレンジ色というか薄いエンジ色というか、そういう色。 ロゼ・シャンパーニュが熟成するとこういう色になるんだなぁ、とちょっぴり感動。 香りも味も、先月飲んだクリュグに通じる熟成した雰囲気が支配的。 ヒネた感じというか、田舎の蔵っぽい感じというか、なんとなく「斜陽」を感じさせる雰囲気です。
凄いワインだなぁ、とは思う。でも、好き嫌いを問われれば師範はもっと若いピチピチしたシャンパーニュの方が好き。 安上がりな体質であります。
(78点)後藤さん宅にて

いやー飲んだ飲んだ。ヨーロッパのお城のようなお宅で、貴族のような料理とワイン、 夢でも見てるかのような一日でありました。
後藤さん&皆様、大変お世話になりました。


28日(金)

Shingle Peak Chardonnay 1999
シャイングル・ピーク シャルドネ 1999
Shingle Peak Wines
シャイングル・ピーク・ワインズ
White
Marlborough (New Zealand)
マールボロー (ニュージーランド)
\9802000/07/16 やまや新宿店やまや
やっぱりこの時期は白ですよ、白! というわけで、ニュージーランドのシャルドネを。 このワインは門下生第三十八号のお勧め。 お勧め自体はソーヴィニョン・ブランなんだけど、まぁシャルドネも一緒でしょ(乱暴)。 料理は、作りおきして冷凍してあったシチューをご飯にかけてハヤシライス風にしたものと冷やしトマト、 あと食後に"ルクロン"なるウォッシュチーズ、ちょっとはワインの相方らしくなったかな?
色は普通です。香りは、最初嗅いだ時「こりゃ良い感じだわ」と思わせる、 青い柑橘類の香りとミントみたいな涼やかな香りが中心。 で、口に含むとお約束の樽香があるんだけど、イヤミなほどじゃないんで結構良い感じ。 味は、そこそこ軽快、そこそこ濃厚。一言で言えばまずまずな味。
…と、最初のうちは良かったんだけど、飲み進めるとやっぱり樽香がイヤミに感じられ出すし、 味も苦味が気になり出す。
値段を考えれば、結構まとまり良くてかなりコストパフォーマンスの高い白だと思う。ちゃんと変化もするし。 ただ、やっぱり飲み飽きするんだよなぁ、この系は。
70点自宅にて

27日(木)

i Giullari 1994
イ・ジュラーリ 1994
Cantine Gepsi
カンティーネ・ジェスピ
Rosso
Chianti Riserva
キァンティ・リゼルヴァ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\5002000/07/16 やまや新宿店やまや
今日は暑かったんで、帰ってから「さぁ白!白!!」と思って冷蔵庫を開けたけど、 あいにく白を冷やしてなかった、っていう大失態。 やっぱり一本くらいは常に白を冷蔵庫に入れておきたいですね。 というわけで、冷やしつつ飲めるように軽い系と思われる赤をチョイス。 お値段も軽くて2本よりどり1,000円のワイン。 食べたのは、枝豆に鶏ゴボウピラフといったおよそワインのお供とは思えないメニュー。
色は、そんなに濃くないけど結構オレンジがかった感じがある。 まぁこのクラスで1994年というとやや古酒の部類に入るのかな。 香りはまずまず。お日様に干した布団のようなキァンティらしい人懐っこさと、 ゴムっぽい独特の雰囲気がちゃんと感じられて、「安キァンティ飲んでるぞ」って感じ。 味もまずまず。最初は酸っぱすぎみたく感じたんだけど、だんだんそれに慣れて甘味とかも感じられるようになった。
"安キァンティ"の雄であります。この値段のワインに求めるものをきっちりと持っている。 別に「美味い!」って感じじゃないけど、なんだか結構好印象。
70点自宅にて

25日(火)

Domaine Du Grand Puits 1995
ドメーヌ・デュ・グラン・ピュイ 1995
Chabert Andre et Fils
シャベール・アンドレ・エ・フィス
Rouge
Faugeres
フォジェール
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\6002000/06/18 関内 サンタムールカツミ商会
今日はちょっと涼しかったんで、久しぶりに赤ワインに挑戦!…なんだけど、 夜中12時前になってから抜栓、 冷やしトマトやら馬刺の燻製やらカシューナッツといった、 超簡単つまみだけでワインを飲むのってあんまり健康には良くないだろうなぁ。
色はまずまず濃い。ちょっと熟成がかった色合いで期待大。 香りはかなり変わってる。ミルクみたいな香りと、野菜の古漬けみたいな香りが同居。 なんだか複雑で面白い香りではある(と言っても実際ミルクと古漬けを同時に食べたかぁないけど)。 味は弱いながらも雰囲気はまずまず。酸味がメインではあるけど、こなれた渋味とほんのり甘味があって、 それぞれが境界線無く同居しているって感じ。
…と、飲み初めは良い感じだったんだけど、1時間も経たないうちに香りの古漬け臭さが鼻につき出すし、 味も酸っぱさが支配的になってきてイマイチ方面へと変化。
飲み始めは「倍の1,200円の価値あり!」なんて思ってたけど、トータルでは1.5倍の900円の価値、 ってところですかね。
68点自宅にて

22日(土)

Langhe Arneis "Alasia" 1998
ランゲ・アルネイス "アラジア" 1998
Araldica Vini Piemontasi
アラルディカ・ヴィーニ・ピエモンタージ
Bianco
Langhe Arneis
ランゲ・アルネイス
Piemonte (Italia)
ピエモンテ (イタリア)
\7802000/07/16 やまや新宿店やまや
今日は釣りに行ってきて、釣果は白ギス。それを香草グリルにしようって寸法。 他の料理は笹カマとか冷やしトマトとか豚肩ロースのグリル焼きとか。 よって、やっぱりイタリアのサッパリしてそうな安白ワインを。 このワインも、一昨日のワインに引き続き13.5%と高いアルコール度数。 1998年って天気が良かったんですかね、イタリアは。
色は薄め。傾向的には、レモン色というよりもう少し赤茶がかった藁みたいな色。 香りも例によって弱い。でも、香りからシッカリした味が分かるような、 青リンゴのようなギリッとした香りが感じられる。 味は香りからの予想通り。甘味も比較的有るんだけど、雰囲気としては結構硬派。 "Gavi"ってワインがあるんだけど、一般的なソレの酸味を弱くして甘味を足したような感じかなぁ。
意外としっかりしたワイン。続けざまに飲むと、 同じイタリア安白ワインでもイロイロあることが分かって楽しいなぁ。
69点自宅にて

21日(金)

Soave Classico Superiore 1998
ソアヴェ・クラッシコ・スペリオーレ 1998
Tenuta Villa Girardi
テヌータ・ヴィッラ・ジラルディ
Bianco
Soave Classico Superiore
ソアヴェ・クラッシコ・スペリオーレ
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
\1,1902000/07/01 成城石井 クイーンズイースト店成城石井
昨日のワインはさすがに飲めず。じゃ料理用に、ってことだけど、 師範の持論に 「不味いワインを使った料理は不味い」ってのがある。 でもやっぱり飲むのはイヤだったため、不味いワインでもあんまり影響なく、 かつ大量に使えるシーフード・カレーを作ることに。 昨日の豆腐の余りも有ったんで、冷やっことカレー、 料理的には支離滅裂さの度合いを深めております。 で、一緒に飲んだワインがこれ。まぁスッキリサッパリいければ、ってことで。
色は薄めのレモン色。でもいわゆる安ソアヴェと比べるとちょっと濃いかな。 香りはいわゆるソレかなぁ、軽快で爽やかで、でもそれだけで。 ところが味はなかなか良い感じです。 フランス産品種とは明らかに一線を画す、 ホントに魚料理に合いそうな酸味を中心とした爽やかな味わいがしっかりとあって、 がぶがぶキューっと楽しく飲める雰囲気。カレーが相手だと大抵のワインはつまんなく感じるんだけど、 なぜかこのワインはオッケー。
別に大したことはないんだけど、非常に応用範囲が広そうなワイン。 安ソアヴェというにはちょっとお高いお値段、でもその価値はあると思う。
70点自宅にて

20日(木祝)

Vernaccia Della Valle del Tirso 1998
ヴェルナッキア・デッラ・ヴァッレ・デル・ティルソ 1998
Tosto Puddu
トスト・プッドゥ
Bianco
(IGT)
(インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
(Italia)
(イタリア)
\8302000/06/18 関内 サンタムールカツミ商会
今日は海の日、師範も"海っぽさ"を感じるべく銭湯へ行ってまいりました。 というわけでサウナとか入って喉が渇いたんで今晩は白を。 イタリアのどこで造られてるかも知らないワインなんだけど、 アルコール度数は14%とゴッツイのがやや意外。 合わせた料理は、野菜スティック・冷やっこ・バジルとペッパー醤油風味豚肉のニンニクソテー、という支離滅裂なもの。
…で、まず色に驚いた! ソーテルヌも真っ青なくらい濃いオレンジ系黄金色。 よくよく見ると、なんだか白っぽい固形物が舞っている。 香りはおもいっきり年寄りくさい。まるでシェリーの香りみたいな、退廃的香りでいっぱい。 味もダメダメ。全然フレッシュな感じは無くて、とにかく老獪。 苦味も有ったりして、「これ飲むとからだ壊すんじゃぁ…」なんて気になる。
結局あまりに異様で2杯しか飲めなかった(残りは捨てられず冷蔵庫へ)。 過去にも不味いワインはいろいろ飲んできたし、 このワインのどこが不味いのかって聞かれると明確には答えようがないんだけど、 これほど「身の危険」を感じさせられてしまったワインは無かったと思う。
8点自宅にて

19日(水)

本日は、弊道場を通じて知り合った、現在
デリバリーワイン というサイトを計画中でいらっしゃる酒井 浩さんという方らと飲み会。 お互い知り合いと一緒に、ってことで、酒井さん側はソムリエ資格を持つ英国航空のCAさん(ライターさんもちょっぴり参加)、 師範側はトビさんとたねもり姐さん、というメンバーで。

場所は、恵比寿のガーデンプレイスから程近い場所にある「RICOS KITCHEN」というお店。 いわゆるフレンチって感じじゃなくて、どっちかというとカリフォルニア風を感じさせる内装。 店内はあまり広くないけど、我々が座った席はちょっと隔離された感じの場所でなかなか良い雰囲気。 で、そんな店だとサービスもちょっと大味かなぁなんて思うじゃないですか、 でもここは違いました。メニューの説明にしても、その他いろいろな気配りにしても、 ちゃーんと"サービス"してて、非常に心地よい店です。
料理は、前菜/メイン他、非常に沢山のアラカルトがあったんだけど今日は取り分けスタイルのお任せのコース料理で。 正直言ってアラカルトから選ぶのが面倒だったんでそうしたってな感じだったんだけど、 それが大当たり。いろんな種類の美味しい料理を食べることが出来ました。

ワインリストは、グラスワインが約6種類で、ボトルワインは泡と白で約25種類、赤が約50種類。 シャンパン2本と赤1本を除けば全てカリフォルニアワイン。お値段的には3,000円から20,000円くらい、 ボリュームゾーンは5,000円〜10,000円ってとこかなぁ。 かなり有名ドコロを揃えてある割にはお値段は控えめで、ちょっとうれしいリストでした。

アミューズは

ブルスケッタ
最初に飲んだワインが以下。

Chase-Limogere Brut N.V.
チェイス・リモジェール ブリュット (ヴィンテージ無し)
Chase-Limogere
チェイス・リモジェール
Sparkling
発泡
Madera (USA)
マデラ (アメリカ合衆国)
(\???)2000/06/19 RICOS KITCHENサントリー
やっぱり初対面での一本目はなんてったって泡でしょう、ってことで。 ボトルワインのリストには4本ラインナップされてたんだけど、このワインはグラスワインの方に書かれてたもの。 というわけで正確な買い値は知らないんだけど、まぁグラスワインで出すくらいだからそんなに高くはなかったような。
色は非常に薄め。泡立ちもシャンパーニュとかに比べるとかなり弱め。 でも香りは結構あります。ちょっとレモンっぽい酸の効いた香り。 味はちょっと意外。品種にシュナン・ブランが使ってあるって書いてあったけど、 確かにいわゆるシャンパーニュの品種とは違うような、 フルーティさを前面に押し出したような味わい。
シャンパーニュって、妙にモロミっぽかったりして独特の個性があったりするんだけど、 このスパークリングに関してはそういうことが一切無くて、良い意味で「泡の立つ白ワイン」まんま。 欲を言えばあとちょっぴり泡を下さい、って感じ。
(72点)"RICOS KITCHEN"にて

料理は

シマアジとイサキのカルパッチョ
ワインは白へと。

Anthology Chardonnay 1997
アンソロジー シャルドネ 1997
Anthology
アンソロジー
White
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
(\4,000)2000/06/19 RICOS KITCHENタカラ ワイン アンド スピリッツ
白は加州シャルドネだけでも10種以上あって、なかなか選びあぐねてたんだけど、 『この"アンソロジー"ってのは宝酒造が米国で造ってるんですよ』なんて話が持ち上がって、 だったら、ということでチョイス。別に焼酎みたいな味わいを期待した、ってわけじゃないんだけど、 なんとなくキッカケってあるじゃないですか。
色もおとなしめだし、香りも(鼻で嗅いだだけでは)そんなにどう、ってことはなかったんだけど、 口に含んだらカリフォルニアらしい焦がした感じの樽香が口一杯に広がりました。 味は、糖度という点では高くないんだろうけど、香りの甘さとかに由来する"雰囲気から来る甘さ"が強くて、 なんとなく甘口ワインを飲んでるような気分。
時間が経つと、樽香大全開。葡萄が若い感じなんで、イマイチ相容れないかなぁ。
そこそこの葡萄にしっかり樽付けました、って感じ。でも、あんまり"造られた"ような感じは無いし、 樽香の強い白が好きな方なら良いかも。
(70点)"RICOS KITCHEN"にて

料理はまだまだ前菜で

海老とオクラの春巻き揚げ
地鳥のグリルとブルーチーズのクリスピートルティーヤ
ワインは赤へと。

Schug Carneros Pinot Noir 1997
シュッグ カーネロス ピノ・ノアール 1997
Schug
シュッグ
Red
Carneros (USA)
カーネロス (アメリカ合衆国)
(\4,900)2000/06/19 RICOS KITCHENカリフォルニア・ワイン・トレーディング
いよいよ赤に突入。「まずはピノ・ノアールでしょう」ってことで。 10種弱のリストから師範が選んだのは、もちろん最上段最安値のワイン。 …のつもりだったんだけど、同じ造り手で、それに400円プラスするともうちょっと美味いっすよ、 と店の人に言われ、このワインを注文。
色は比較的薄め。香りも、最初はちょっと弱いかなぁ、なんて思ってたけど、 だんだんピノらしい香りが出てくるようになった。 味も良い感じ。なんだか十分に歳をとったピノ・ノアールみたいに、 なんとなく甘酸っぱくて渋味がほとんど感じられないタイプ。
カリフォルニアのピノもこれくらいだと美味いよなぁ、って感じ。 これでも女性陣は「厚化粧だ」なんておっしゃってましたが。
(76点)"RICOS KITCHEN"にて

まーだまだ料理は続きます。

マグロのサラダ仕立て
ワタリガニのパスタ
スズキのポワレ
牛フィレ肉
最後のワインがこれ。

Kunde Cabernet Sauvignon 1997
クンデ カベルネ・ソーヴィニョン 1997
Kunde
クンデ
Red
Sonoma Valley (USA)
ソノマ・ヴァレー (アメリカ合衆国)
(\???)2000/06/19 RICOS KITCHEN(表示無し)
最後のワインは、酒井さんのお薦め。これもボトルのリストには載ってなくて、 グラスのリストからチョイスされたもの。 ラベルはなんだかスペインあたりの安ワインっぽい感じだったんだけど…
これがなかなか美味しゅうございました。 とっても濃い色、ボリュームのある香り、どっしりとした味わい。 カリフォルニアのカベルネにありがちなインクっぽさが無くて、なんとなくボルドーに近いような雰囲気。 また、ここらへんのって飲み飽きするワインが多かったりするんだけど、 このワインは徐々に徐々にボルドーににじり寄っていくような変化を見せて、 最後まで楽しめた。
多分、普通に酒屋で買ったら1,000円台前半を超えないワインだと思うけど、 非常に良い感じでありました。やっぱりグラスワインで出してるのって狙い目ですかね。
(78点)"RICOS KITCHEN"にて

この後、

デザート盛り合わせ
エスプレッソ
を。

お会計はなんと酒井さん持ち! 本当にありがとうございましたです、はい。
というわけで、最終的にお幾らのコースだったのかハッキリは分からないんだけど、 メニューには"4,500円〜"なんて書いてあったんで、多分5,000円くらいなのかなぁ。 それでこの種類とこのレベルの料理が食べられるんであれば、相当にポイント高いお店であります。

ともあれ皆さん、特に酒井さんありがとうございました。今後ともよろしくであります。

…と一旦解散したけど、トビさん・たねもりさんともう一杯だけ飲みましょ、 ってことで以前に一度行ったことのある"Gread Appetizers"という店へ。 食べ物はなんにも取らず、下のワイン一本をチビチビと。

Chateau Giscours 1993
シャトー・ジスクール 1993
Ch. Giscours
シャトー・ジスクール
Rouge
Margaux (3e Grand Cru Classe)
マルゴー (メドック3級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\9,000)2000/06/19 Great Appetizersオーデックス・ジャパン
リストには約50種くらいが載っていて、1/3がフランス、1/4がイタリア、あとは諸外国って感じ。 今日はずーっとカリフォルニア・ワインばっかりだったんで、やっぱりフランスも飲みたいよう、って感じで、 トビさんだったかたねもりさんだったかが目を付けたのがこのワイン。 まぁ有名ドコロが店でこの値段だったら安いんじゃないかな、ってことで。
暗い店内なんで色は分かりません。 香りは、思いのほかおとなしい。もっとジューッとくるような消し炭っぽい香りがくるかと思ったけど、 案外サラッとした香りでボリュームも弱め。 飲んでみるとさすがにボルドー、なかなか複雑さもあって楽しいんだけど、 でも名前から想像したほどじゃないなぁ、ってのが実感。
時間が経つと香りも出てきたし、なかなか良い方向に変化するにはしたけど、 でもこの先ドンドン良くなるって感じじゃなくて、なんとなくそこらあたりがピーク、って雰囲気。
不味いわけじゃ当然無いんだけど、 2,000円ちょっとのボルドーでもアタリだったらこれくらいはいけるような。
(75点)"Great Appetizers"にて

…で、ようやくお疲れさまな一日。


16日(日)

Bourgogne "150e Anniversaire" 1998
ブルゴーニュ "サン・サンカンティエム アニヴェルセール" 1998
Doudet Naudin
ドゥデ・ノーダン
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,0002000/06/03 西武百貨店 東戸塚店アンフィニー
本日のワインは、名門造り手ドゥデ・ノーダンの150周年記念、ってな感じのACブルゴーニュ。 なんだかこういう記念モノってあんまり買う気にならないんだけど、 このワインに関してはボトルがそういう古いタイプ(空気を含んだような昔のガラスで、 底の凹みが思いっきり深い)で面白げだし、2,000円という手の届かない値段じゃないこともあってゲット。
色はやや薄目かな。でも澄んでて綺麗な紫。"若紫"ってな感じであります。 香りは弱い。弱いけど、キュートな木苺香がそこはかとなく感じられて、なんとも可愛らしい。 味もそんな感じ。とにかくちっちゃくてキュート。
若くて可愛らしい、という感じのワイン。でも冷静に考えると、2,000円だとちょっと高いかな。 そういう冷静さを欠かせる目的があるんですかね、こういう記念モノって。
71点自宅にて

15日(土)

九州へ帰省した折りには必ず立ち寄る店、それが「たつみ寿司」。 "いきつけ"をつくらない師範・師範代だけど、この店だけは別。夕方5時から予約して。
今回食べたのは以下。(全て一人1貫ずつ) の一人16貫。 他にはお通し(クラゲとキュウリの酢の物)生ビール4杯岩牡蠣のつまみイセエビの味噌汁。お値段は18,525円(税込み)。

前回も書いたけど、我々が知る範囲では間違いなく日本一美味い。 (一人10,000円以下の店しか知らないけど)
例によって手塩皿で醤油を付ける必要の無いスタイルの、ちょっと仕事の入った寿司で、 前日にゴッツい舟盛り食べた後でも「やっぱり寿司は美味い!」と感じさせてくれます。 もちろん魚の鮮度と質は抜群なんで、そのまま食べても美味いと思うけど。
年末に行った時は、清潔だけどちょっと古びて来た感じの店内だったけど、 今回店内が改装されてて、店の人のシャンとした感じや店内の引き締まった感じも含め、文句無しに一流店の雰囲気。

読者な方に『お勧めのワインは?』とか『お勧めのフレンチは?』なんてことを聞かれても答えに窮する場合が多いんだけど、 師範・師範代の『お勧めの寿司屋』は間違いなくココであります。


14日(金)

Clemant de Loir Brut "Sommelier Selection ドライなスパークリングワイン" 1995
クレマン・ド・ロワール・ブリュット "ソムリエ・セレクスィオン ドライなスパークリングワイン" 1995
Conferie des Vegnerons de Oisly et Thesee
コンフェリエ・デ・ヴィニェロン・ド・オアリィ・エ・テセエ
写真無し
Vin Mousseux
発泡
Clemant de Loir
クレマン・ド・ロワール
Loire (France)
ロワール (フランス)
(\2,000) 義母より岡永
訳あって、本日の夕食は師範代の実家で。 ヒラメとイサキとイセエビの姿造りをメインとして、アワビ・マグロ・赤貝・ウニ・イカ等々盛りだくさんの舟盛り。 料理だけでもこんだけ凄いのに、お酒を一滴も飲まない師範代家にこういうワインを用意して頂きました。 師範としてはホント嬉しい限りであります。
で、用意して頂いたワインは、田崎の真ちゃんコレクションの泡モノ。 彼のラインナップは過去にロワールの白とかコルビエールとか飲んだけど、 概ね安くて美味しいワインをチョイスされているみたいなんでちょっと嬉しい。
外観的には色は薄めで泡も弱め。 香りは、ちょっと針葉樹っぽい尖った木の香りはあるものの、概ね良い感じ。 味もまずまず。酸味しっかりで、買ってきた義母は『ちょっと酸っぱかですね』なんて言ってたけど、 師範はいい感じだと思います、はい。
主流に迎合するわけじゃないけど、やっぱり彼の選ワイン眼はしっかりしてると思う。 ワインに点数付けて世界の市場を動かしている万年筆みたいな名前の米国人の意見の方がよっぽど賛同できない部分が多い。 やっぱり日本人だからですかね。
70点師範代実家にて

12日(水)

Gevrey Chambertin 1er Cru "les Champeaux" 1997
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ "レ・シャンポー" 1997
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
Gevrey Chambertin 1er Cru
ジュヴレ・シャンベルタン1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,3502000/05/17 横浜そごうラック・コーポレーション
訳あって、今日の夕食はローストビーフのサラダ、子羊のグリル・プロバンス風とトマトソースの2種盛り、 冷製パスタといった豪華版。 というわけで、ワインは平日から大盤振る舞いの"破戒"ワイン。 このワインは(経営問題で大揺れの)横浜そごうのワインフェアの時買ったもの。 お店の棚には「ジュヴレ・シャンベルタン "アンシャン" 1997 3,350円」の表示、 でも並んでいたのはこの「ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ "レ・シャンポー" 1997」。 多分モノが違ってお値段も本来違うはずだとは思うんだけど、 師範のごとき浅学者がお店の方に指摘して差し上げるのもアレだと思ったんで、 そのまま買って参りました。
色は、若さの割には気持ち茶色がかった感じで、いかにも「葡萄だけの色じゃないっす」的感じ。 香りには驚きました。抜栓直後からとーっても良い感じの樽香。 良いブルゴーニュって、抜栓後時間が経つとカラメルっぽい樽香が出てくるものが多い気がするんだけど、 このワインはいきなりそれ。 スワリングすると過熟したイチゴみたいな香りとどことなくケミカルな香り (敢えて喩えるとオレガノっぽいかなぁ)が出てくる。 味も濃くてオッケー。口に含んだ瞬間の甘い感じがなんとも言えません。 口の中の滞在時間が長くなると、ちょっとザラつく感じの渋味が気になりはするけど。
時間の経過による変化も結構激しいワインです。 グラスの中ではスルスルとヘタッって行き、注いで10分も経つと酸味が主体となります。 でも、ボトルの中ではまだまだ成長している感じがあって、 抜栓直後に感じたタンニンのザラザラ感が徐々に薄らいでいきます。 そして、3時間くらい経った時のグラスに残った甘〜いカラメルみたいな香りがまた秀逸。
間違いなくすばらしいワインだし、今日の師範はこういうのが飲みたかった!って感じ。 若干装飾的で、昔ながらのブルゴーニュが好きな方にはややチグハグに感じられるかもだけど、 ストレートに美味いか不味いかと問われれば、やっぱり美味いですよ、これ。
89点自宅にて

11日(火)

La Chasse du Pape "Prestige" 1999
ラ・シャス・デュ・パープ "プレスティージュ" 1999
Gabriel Meffre
ガブリエル・メッフル
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\8802000/06/24 酒奉行 保土ヶ谷店サントリー
トマトソースのペンネに合わせて選んだのは、南仏コート・デュ・ローヌ産。 880円という安値のワインながら、彫り物があって底の凹みが深いボトル、 シリアルナンバーがあって高級感あるラベルとなかなかイカシてます。
色は非常に健全。色相的に偏った感じのない、非常に素直な濃い紫。 香りは残念ながら弱い。特に弱いのがローヌらしさで、 同じ南仏でもラングドック産みたいな"これぞ安ワイン"的田舎臭い香りが主体。 味は、一言で言えば甘酸っぱい。ちょっとテクを使えば甘酸っぱい。 この酸味はちょっと許容範囲を超えてるなぁ、って感じ。
要は酸っぱいワイン。改めて裏ラベルを見ると、参加防止剤に亜硫酸塩の他に「ビタミンC」が使われている。 全く関係無いかもだけど、なんとなく個人レベルでは酸っぱさの裏付け。
62点自宅にて

9日(日)

本日は、ご近所宅にお呼ばれ。例によって持参したのは安ワイン。

Reserve Red Burgundy 1996
リザーブ・レッド・バーガンディ 1996
Berry Bros & Rudd
ベリー・ブロス・アンド・ラッド
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\9802000/06/18 関内 サンタムールBBRジャパン
コロナビールをご馳走になった後、持参した一本目を。 このワインは以前稽古済で、 結構良い感じという印象のACブルゴーニュ。 どうせ一本目、キューっと飲んじゃうだろうから、これくらいので十分かと思って。
で、やはりまずます正解、というか結構良い感じのブルゴーニュでありました。 ちゃんとピノらしい木苺香はあるし、値段からは想像もつかない樽香もあるし。 ご近所さんは「酸っぱい」なんて言ってましたけど、これぐらいは「心地よい酸」だと思うなぁ。
安ワイン道場的には大オススメのブルゴーニュ。見かけたら是非。
(75点)ご近所宅にて

Terra Andina Cabernet Sauvignon 1998
テッラ・アンディーナ カベルネ・ソーヴィニョン 1998
Vinos Terra Andina
ビーノス・テッラ・アンディーナ
Tinto
Valle Central (Chile)
バッレ・セントラル (チリ)
ご近所さんよりベルノ・リカール・ジャパン
ご近所さんに出して頂いたのは、チリ産のカベルネ・ソーヴィニョン。 安ワインマニアを自認する師範だけど、このワインは見たことありませんでした。お値段的には1,000円以下だったとのこと。
で、なかなか美味いです、これ。かなり色は濃い感じで、 香りはちょっとインクっぽ過ぎるきらいはあるもののボリューム的な不満は無くて。 酸味はあんまり感じません。普段こういうのばっかり飲んでると、 確かにブルゴーニュあたりは酸っぱく感じられるかもです。
ともあれなかなか美味しいワインでした。飲み飽きする系だとも思うけど。
(73点)ご近所宅にて

Chateau Haut Vignoble Du Parc 1994
シャトー・オー・ヴィニョーブル・デュ・パルク 1994
Ch. Haut Vignoble Du Parc
シャトー・オー・ヴィニョーブル・デュ・パルク
Rouge
Haut-Medoc
オー・メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,3202000/06/18 関内 サンタムールカツミ商会
ご近所さん宅では新大陸のワインを多く飲まれているようなので、 持参したもう一本は趣向を変えてちょっと熟成の感じられそうなボルドーを。 ラベルとかは良い感じなんだけど、11.5%と低いアルコール度数が若干気になる。 ペラペラワインじゃなきゃ良いけど…って感じで。
…で、やってしまいました。色はちょっと熟成した感じで良い色合いだし、 香りもボルドーらしい複雑みのある香りが感じられるんだけど、 味がいけません。とにかく薄い。 飲み慣れてくるとそこそこ挽回はするんだけど、頼りないことに変わりはないなぁ。
残念ながらハズレでした。 上のワイン飲んですぐこのワインを飲んだわけじゃなくて間にビールを飲んだんで、 順番的にそう感じた、というわけじゃないと思う。
(60点)ご近所宅にて

お世話になりましたです。>ご近所さん。


8日(土)

本日の昼も外食、「点心でも食そう」ということで、行ったのは横浜中華街にある「萬珍樓點心舗」という、 老舗"萬珍樓"が出している点心の店。 普段はかなり人が行列している店なんだけど、本日は台風のためか空いてました。 もちろん予約はしてあるんで、行列してても入れないことはないんだけど、 やっぱり人は少なめな方が落ち着いて食べられるから好き。
案内されたのは二階の一番奥の窓側で、結構ゆったり。テーブルや椅子も高級感のあるものだし、 やっぱり名門は一味違うなぁ、って感じ。

食べたのは(師範と師範代合わせて)以下。

チャーシューのきしめん包み \800
春巻 \600
海老蒸しギョーザ \600
小龍包 \660
牛モツのブラックビーンズ蒸し \550
五目餅揚げ \600
五目炒飯 \900
タピオカ入りココナッツミルク \400
胡麻プリン \400
飲んだのが以下。
生ビール2杯 \500×2
ジャスミン茶 \330

師範はこれまで「行列の出来る店に美味いもの無し」と思ってたけど、ここは違いました。 美味い。どれも美味いんだけど、 特に「チャーシューのきしめん包み」「牛モツのブラックビーンズ蒸し」「五目餅揚げ」が印象に残る味。 チャーハンもパラッとしてるのに柔らかい"さすがはプロの技"なもので、 味付けも比較的あっさりしてて好印象。 一品の値段はちょっと高めかもだけど、その分ボリュームがあるから食べてて高い気はしない。 それになにより良いのが、味に安心感があること。 中華街も小さ目の店だと、なんかちょっとバクチを打つような気持ちで食べたりもするけど、 ここは非常に安心感が持てて良い感じです。

サービスも、中華街の店にありがちな"投げ遣り"なものではなくて、ちゃんとしてて良い気分。 ただこれは、たまたまお客がとっても少なかったからかもです。 だんだん人が入り出した12:30過ぎだと料理が出てくるのがちょっと遅い感じがしたし、 予約の際に『ご予約は出来ますがちょっとお待ち頂くかもしれません』なんて言われたりもしたから。

ともあれ今日の我々は大満足。お会計はトータルで7,900円。十分にその価値のあるランチでした。

夕食は普通に自宅で。そこでいよいよ道場掲載1,000本目のワインを。

Vina Azabache Blanco 1997
ヴィーニャ・アザバチェ・ブランコ 1997
Vinedos de Aldeanueva
ビネードス・デ・アルデアヌエバ
Blanco
Rioja
リオハ
Rioja (Spain)
リオハ (スペイン)
\1002000/04/26 カーヴ・ド・リラックスリラックス
記念すべき掲載1,000本目のワインは、道場史上最安値、一本100円のワイン。 このワイン自体は(ヴィンテージは違うけど)稽古済みで、 特にどうということはない普通の安白ワインという印象だったけど、 なにせ値段が8分の1ですから。
お店に書かれていたコメントによると、 『このワインは本来若いうちにフレッシュさを楽しむべきものですが、 熟成が進み過ぎてしまいました。料理用には十分使えます。』 とのこと。販売店が「あきらかにイッちゃった」と判断するワインって、 いったいどういうレベルなのかってことにも興味があって購入。 (飲むキッカケがつかめず、自宅でさらに2ヶ月以上も追熟)
色はかなり黄色味が強くなってて、なんだか高級ワインのよう。 香りは極めて弱い。弱いながらも鼻の穴かっぽじって嗅げば青リンゴ香の名残と、 ひなびた熟成香みたいなものを感じる。 味も弱い。でも全然嫌みは無いし、黄金糖の甘味を抜いたような香ばしい感じが後味に残って、 なんとなく面白い。めちゃめちゃ酸っぱいんじゃないか?なんて思ったけど全然そういうことはなくて、 反対の意味でちょっと拍子抜け。
別に特に美味くはないけど、 100円なら買いでしょう。というか、「うーん熟成感があるね」なんて珍重されたりして。
65点自宅にて

7日(金)

Don Pascual Cabernet Sauvignon 1997
ドン・パスカル カベルネ・ソーヴィニョン 1997
Juanico
ジュアニコ
Tinto
(Uruguai)
(ウルグアイ)
\9502000/06/18 関内 サンタムールリードオブジャパン
北欧の門下生からお薦めのあったウルグアイ産のワイン (お勧めそのもののワインじゃないけど)。ウルグアイって、地図で調べたらアルゼンチンの隣り。 でもチリ側(山側)じゃなくて海側なんで、チリやアルゼンチンのワイン産地とは結構離れてます。
色は結構普通。濃くなく薄くなく、若くなく老いてなく。 香りは結構良い感じ。ミルクみたいな柔らかな樽香と、カベルネらしいミシッとした果実香があって、 そのボリュームも十分。 で、特筆すべきはその味わい。一口目飲んだ時は驚いたね。スーっと入ってきて、高級ワインみたいな柔らかさがあったから。 でも、時間が経つとビシビシ酸味が強くなってきて、一口目の快感が得られなくなったけど。
結構イケます。それも開けたてが一番美味しい。パーティとか向きのワイン。
72点自宅にて

5日(水)

Saster Pinot Nero 1994
サステル ピノ・ネロ 1994
Saster
サステル
Rosso
Grave del Friuli
グラーヴェ・デル・フリウーリ
Friuli Venezia Guilia (Italia)
フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア (イタリア)
\1,2802000/06/02 やまや渋谷店やまや
ここんとこブルゴーニュ比率が高かったんだけど、今日はちょいとヒネってイタリアのピノ・ネロを。 ご存知の通り、ピノ・ネロってのはブルゴーニュで使われるピノ・ノアールと同じ品種(ですよね?)。 裏ラベルには『225リットルの小樽で長い時間熟成させた』なんてことが(多分)書いてあるんだけど、 "225リットル"なんて詳しいことを書いてある割には"長い時間"なんてなアバウトさ、 どことなくイタリアっぽいなぁ、と。
色は暗く濃い。さすがに1994、エッジにちょっと褐色がかった感じはあるけど、 雰囲気としてはピノ・ノアールというよりカベルネ・ソーヴィニョン的色合い。 香りもそう。焦がした樽なのか、消し炭的なイガラっぽい香りが強くて、 ブルゴーニュというよりボルドーの左岸的香り。 で、味もそうだったりする。ガシッとした渋味があってとってもカタブツな印象は、 まぎれもなくボルドー。 ただ、時間が経つと、ボルドーみたいに柔らかく変化はせずに、 イタリアっぽい酸味の効いた味わいになってくる。
不味くはない、というか、結構イケるワインだと思う。 でも、ピノ・ノアールの仲間だとはツユほども思えないワイン。 「この品種はこんな感じ」という、師範が過去営々と築きあげた浅はかな感受性を真っ正面から打ち砕いてくれた。 真摯に受け止めるべきではあるんだろうけど、「ラベルの貼り間違えでは?」なんて気にもなったりする。
70点自宅にて

4日(火)

Bourgogne Pinot Noir 1996
ブルゴーニュ ピノ・ノアール 1996
Les Maitres Goustiers (Les Celliers des Terres de France)
レ・メートル・グスティエール (レ・セリエール・デ・テル・ド・フランス)
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\9802000/06/02 やまや渋谷店やまや
夕立は降るけどまだまだ暑い(関東地方)。というわけでまた安ブルゴーニュを。 ラベルには、造り手めいた名前が2つ("Les Maitres Goustiers"と"Les Celliers des Terres de France") 書かれてるけど、いったいどっちが造り手名なんでしょうか?…なんて尋ねたって、 誰も知らんワインでしょうな。
色はまぁブルゴーニュとしては普通ですかね。980円とすれば濃い方かもだけど。 香りもまぁ普通。ボリュームは弱めで、ゴム・革系の香りが主体で。 味は酸っぱい。飲み進めると慣れはするけど、やっぱりそれでも突出した酸味。
980円出して損した、とは思わないけど、少なくとも美味いとは思えないブルゴーニュ。 もしこれがブルゴーニュじゃなかったら980円でも高いと思うでしょうな。 そういった意味では「ラベルを飲んでる」ことも否定できません。
56点自宅にて

2日(日)

Mildara Coonawarra Cabernet Sauvignon 1995
ミルダラ クーナワラ カベルネ・ソーヴィニョン 1995
Mildara Wines
ミルダラ・ワインズ
Red
Coonawarra (Australia)
クーナワラ (オーストラリア)
\1,5802000/04/26 カーヴ・ド・リラックスメルシャン
ここんとこ自宅では軽めのワインばっかりだったんで、 新大陸産の重そうなワインは久しぶり。 シンプルなラベル、「フレンチオークの樽で18ヶ月熟成」の裏書き、なかなかイケそうであります。
コルクの裏を見てビックリ! 5年やそこらの期間では考えられないほど真っ黒&ベルベット風に色が着いている。 で、ワインを注いで見て納得。非常に濃い色合いで紫というより黒に近く、全然向うが見えない感じ。 香りは色から想像される通り。インクのように濃い色だから、まさにインクのような香りがします。 味だけがちょっと意外。12.5%と(こういったワインとしては)低めのアルコール度数だからか、 思いのほかスレンダーな味わい。
時間をかけて飲んだら、味がドンドン香りの雰囲気に近づいてきて、とにかく濃いワインに変化。
濃い。デラウエアくらいのサイズで、ほとんど皮ばっかりの葡萄で作ったんじゃないか? なんて気になるワイン。やっぱりこういうワインが似合うのは秋とか冬ですかね。
74点自宅にて

1日(土)

また本日も外で食事。行ったのは横浜みなとみらいのマリタイムミュージアムの中にある「銀座リストランテ ポルトファーロ 横浜店」 という店。 "Nasse"という横浜のタウン誌をみたいなのを見ていたら『7,600円のコースが3,500円で』ってなことだったんで師範代が即予約。 若干怪しいとは思いつつも、料理の写真はおいしそうだったし、「3,500円ならいいか」的気分で。

店の雰囲気は、博物館併設のレストランとしては異例なくらいちゃんとしたイタリアン、って感じ。 日本丸やランドマーク・タワーが広い窓から見えて、雰囲気も抜群。

食べた料理は(お茶以外は)お定まりのコースで、

前菜1:カツオのカルパッチョ
前菜2:夏牡蠣のグリル
パスタ:ホタルイカのフェデリーニ
魚料理:車海老のソテー
肉料理:子羊の網焼き
デザート:メロンタルトとレモンのシャーベット
お茶:カプチーノ
という内容。

カツオはあまりに薄味だったり、子羊は火を通し過ぎてたりするものの、 味自体はそれほど悪くない。 ただ、(パスタ以外)全て「これってアミューズ?」と思いたくなるほど量が少ない。 付け合わせも無い。 コースを食べ終わって腹六分目。師範は決して大喰いな方ではなく、 どっちかっていうと少食な方だと思うけど、それでもこれ。 でもまぁ3,500円のディナーと思えば腹は立たないけど、 このまんまで7,600円だったら暴れるでしょうね。
…って言うか、そもそも『7.600円のコースが3,500円で食べられる』訳ではなくて、 『7,600円のコースの雰囲気が3,500円で味わえる』というのが正しい表現なんじゃないかと。 7,600円払ったら、もっとしっかりしていると思いたい。 というのも、サービスは(やや固い感じはしたけど)結構しっかりしてて心地良いものだったから。 こちらの都合を察して、ソファーのある席へ移るよう案内してくれたし、 白ワインを頼んで、最初テーブルに置かれてたんで「冷やしてくれないのかなぁ」 なんて思ってた矢先、ワインクーラーへセットしてくれたし。
それにしても、この「3,500円企画」は、認知度を上げるつもりだとしたら失敗だと思うよ。 あれが7,600円だと思ったら誰もリピートしないだろうから。

で、飲んだワインがこれ。

Campogrande 1999
カンポグランデ 1999
Antinori
アンティノリ
Rosso
Orvieto Classico
オルヴィエート・クラッシコ
Umbria (Italia)
ウンブリア (イタリア)
(\3,000)2000/07/01 ポルトファーロマキシアム・ジャパン
リストは見開き2ページ、白と泡が25種くらい、赤が25種くらいで総数50種くらいのラインナップ。 全てイタリアワインだったかな。それもアンティノリ、オルネライア、ブルーノ・ジャコーザ、ガヤ、アンセルミ等、 一流ドコロ(の比較的安めのもの)が揃った、ちょっとワインを知った人間にとっては選び易いリスト。 お値段的には2,000円台〜20,000円台で、白だと5,000円くらい、赤だともうちょっと上がボリュームゾーン。 安いやつは(仕入れに対して)3倍くらい、高いやつは2倍強くらいの値付け、って感じ。
で、師範が選んだのは、白の中でも安い方から2番目くらいにあったアンティノリのオルヴィエート。 リストにはトスカーナ産と書いてあったけど、ウンブリア産ですね。 "アンティノリ=トスカーナ"ってイメージがあるんで仕方ない勘違いだとは思うけど。 (あらら影で揚げ足取り。師範もヤな奴になったもんあります)
色は青みが強い。若いことが目で見て判る色。 香りは結構良い感じ。青リンゴの香りが主体で、キリリとした感じが食欲を掻き立てます。 味も悪くない。「個性」とかそんなのは無いけど、それほど薄くもなく、 かといって不必要な主張もなく、軽い料理と合わせるにはもってこいな感じ。 時間が経つと、香りにやや香ばしい感じが出てきたのも嬉しい誤算かな。
軽いイタリア料理に合う軽すぎないワインって感じで、なかなか好印象。 それにしても今日は赤を頼まなくて良かったなぁ。このワインで全編ちょうど良かったから。
72点イタリアン・レストラン「「ポルトファーロ」にて

お値段は、3,500円の料理2人分と3,000円のワイン、それに10%のサービス料と消費税で11,550円。 1万円ちょっとでワインも飲んでのんびり出来た、と思えば腹も立たないけど、 あんまり得した感じはしないのが実感。


先月分

by 師範