稽古日誌:2006年7月

 Blogなんかを見ていると、いつも悩むことがある。 それは「前へ」「次へ」と書かれたリンクの、いったいどちらが時間的に新しいページなのかということ。 冷静に考えると、 「前へ」が時間的に過去方向で「次へ」が時間的に未来方向だと理解できるんだけど、 大抵の場合一番新しい情報が最初の画面にあり、時間を遡る方向にページをめくっていくんで、 どうしても「次へ」を「(まだ読んでない)次のページ」という意味で時間的に過去方向だと思っちゃうんですな。 同様に、「←next」「prev→」ってのも判りにくい。 矢印があっても日本の書物だと右開き/左開き両方あるし。
 こういうところで混乱してるのって師範だけかなぁ?同様の人はいませんか?

翌月分

31日(月)

師範実家二日目はいつもの宿へ。

 宿は、昨年の夏年末も利用した 九重星生(ほっしょう)ホテル。 なんといっても温泉が気持ちの良い宿だ、ということもあるけど、 セッティング役の師範両親としても毎度同じ方が勝手が判ってて楽、ってのもあるんでしょう。 今年は天候にも恵まれて、かなりの標高だけど暑いくらいの気温。 冷泉なんかに浸かったりするのも気持ちよく、 大自然に抱かれて入る湯はそれはそれは極楽でありました。
 夕食は広間で。個室状態にしてあるので、 子供らが多少走り回っても他のお客さんに迷惑が掛かることがありません。 こういう気配りは非常に助かります。 で、料理は、内容的には毎回ちょこちょこ変わって頑張っている感じはするけど、 トータルの印象としてはやっぱり「旅館の夕食」。山芋を下ろしたものを揚げたのとか、 なかなか面白い料理はあるんだけどね。 あと、刺身が合計3皿(カンパチ/アマエビ/マグロの盛り合わせ、馬刺し、ヒラメの薄作り)。 山の宿でそんなに要らないと思うんだけどなぁ。 特に、ヒラメの薄作りは、きっと切っている時点では歯ごたえもあって美味しかったんだろうけど、 食膳に上る段階では味気ない一品になっちゃってます。 そういう「時間差」も考慮されたほうが良いのかも。 なーんてシロウトが偉そうに言ってますが。

 お酒は、まず生ビールをジョッキ(\630)で貰ったあと、 年末のコレに懲りずにワインを頂いて。

Maurepas 2004
モールパ 2004
Bouey & Fils
ブエイ&フィス
Blanc
Cotes de Gascogne (VdP)
コート・ド・ガスコーニュ (ヴァン・ド・ペイ)
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
(\2,625)2006/07/31 九重星生ホテル 武蔵府中酒類販売
 「もうワインやめちゃったかな」という予想に反して、ワインリストは更に充実しておりました。 グラスワイン(\525)以外に、白ワインがハーフ1種/フル5種、赤ワインがハーフ1種/フル3種。 ドイツ産が1本ある以外は全てフランス産のラインナップ。 価格は、ハーフを除けば一番安いのが2,100円(年末に飲んだコレ)、 一番高いのが4,410円(シャブリ)。リストに「おすすめ」印もあったりして、 俄然お酒に力を入れていることが伺えます。師範的には大変うれしい傾向であります。
 で、料理から考えると当然白で、一番安いのは既に稽古しているんで、 その次に安かったこのワインをチョイスしました。 すると、ちゃんと氷を入れたワインセラーに入って出て参りました。
 色はやや年寄りくさい麦わらっぽさで、ヴィンテージが2004年とは思えない色。 香りもなんとなくそういう雰囲気で、フレッシュさに欠けてヒネた感じが残念。 味は、最初ほぼ常温(ワインクーラーに入れられる前は常温保存だった模様)だったんでウヘェって感じだったけど、 冷えればそれほど酷いものではなく、なんとなく老成した個性の無い白ワイン、といった感じ。
 うーん、残念なことにどこかでイマイチな保管状態にあったみたいですな。 それが輸送途中か、インポーター倉庫か、この宿かはわからないけど。 ラインナップ数はこれくらいで十分 (というか白の5種は多すぎると思う。個性の思い浮かばない銘柄だったし)なんで、 あとは品質面に気を配って頂ければ、と。
55点九重星生ホテルにて

 食事のあと、また最高に心地よい露天風呂で星と三日月を眺めながら。 あ、そういえば今日は師範の誕生日でした。おめでとう>自分。


30日(日)

帰省旅行の2日目、今日は師範代実家から師範実家へと移動。

Morey Saint Denis 2002
モレ・サン・ドニ 2002
Robert Gibourg
ロベール・ジブール
Rouge
Morey Saint Denis
モレ・サン・ドニ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,7092006/07/30 プルミエ・クリュ(熊本) モトックス
 九州自動車道路の熊本インターを降りて国道57号バイパスを市内側へ約5分、 国道3号線との合流地点の一つ手前の交差点を左折、 西原にあるプルミエ・クリュという店にてワインを調達。 このお店は門下生に教えて頂いたもの。 安いのは500円くらいからあるし、商品のラインナップもなかなか面白げで、 店の人の対応も良い感じ。今後も帰省の際には利用したいな、というお店。
 で、ワインは、ロベール・ジブールのモレ・サン・ドニ。 この造り手で、同じくモレ・サン・ドニの一級畑は以前稽古済み。 今回飲む人は、酒豪の義姉と一般人の師範&師範兄。
 色は結構濃い。1996の一級畑の時は薄めに感じたんだけど、このワインはそういう薄さは感じない。 香りは、木苺香あり、樽香ありでモダン・ブルゴーニュの雰囲気。 味もなかなか良い感じ。特に酸味と渋味のバランスは丁度良い。ただ、やや平板なのはご愛嬌。
 しっかり熟したブドウを使って、樽もしっかり使って、 といういかにもモダン・ブルゴーニュな雰囲気。 でも、1996の時は「トラディショナル」なーんて書いている訳ですな。 造り手がスタイルを変えたのかも知れないけど、 多分師範のポンコツ感覚器が故、でしょう。 ともあれこの値段でこのブルゴーニュはなかなかコスト・パフォーマンスが高いと思うです。
80点師範実家にて

Boira' Sangiovese 2003
ボイラ サンジョヴェーゼ 2003
Cantine Aurora
カンティーヌ・オーロラ
Rosso
Marche (IGT)
マルケ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Marche (Italia)
マルケ (イタリア)
\1,1442006/07/30 プルミエ・クリュ(熊本) メルシャン
 一本目はサクサクっと無くなり、あっという間に二本目に突入。 このワインも上と同じ店で調達。 シンプルでモダンなラベルや、「小樽で熟成」の文字もあって、それで1,000円ちょっとの値段はお買い得、 と見た目で選んだ一本。 ちなみに料理は、なんでもアリの大皿料理で、 刺身盛り合わせ、鶏モモのオーブン焼き、マカロニ・グラタン、ポテトサラダ、きゅうりの浅漬け、 なんかがワラワラワラっと。
 色は上のブルゴーニュよりかなり濃くて、なかなか期待十分。 香りは、非常に風変わり。義姉曰く「なんか変わった香り」、兄曰く「グラッパのようだ」、 師範が感じたのは石鹸の香り、それも昔の小学校の手洗い場にあった青緑色の液体石鹸のソレ。 味はそんなに変な感じは無くて、渋味そこそこ、ほんのり甘味を感じるタイプ。
 香りが変わっているなぁ、と。ビオ・ワインみたいだけど、そのせいなのかなぁ。 ちなみに、このワインを飲む一口目で「こりゃ甘い」というのは、 やっぱり大酒飲みだと思います。
73点師範実家にて


29日(土)

本日から5泊6日の九州帰省旅行。

 いつもはJALを使うことが多いんだけど、今回は師範のマイレージを使う関係もあってANA利用、 よって第二ターミナルから出発。 13:10のフライトなんでターミナルで食事、空港では何を食べても高いのは世界共通の常識。 こういう場合、「どうせなら」ってことで寿司を食べることが多い師範家。 というわけで今回利用したのは第二ターミナル3階にあるぎんざ日乃出という寿司屋。 テーブル席約28席/カウンター8席、空港内の飲食店としては小さめの店内。
 注文は以下。
師範、師範代:にぎり 月(\1,680) [左写真]
プチ師範代:ネギトロ丼(\1,155)
あと、瓶ビール(中瓶)が\609。
 まず感心したのが、こういう「売り上げ=回転率=スピード」な立地条件の店にもかかわらず、 握りの姿が美しいこと。こういうのってご近所の寿司屋も見習ってほしいなぁ。 内容は、一般的に考えると1,680円の寿司としては決して安くは無く、まぁそこそこって感じ。 でも、空港の中だからね。 てんぷらうどんなんかが1,000円するような環境下という条件で補正すれば、 この内容でこの値段は十分満足すべきところでしょう。 少なくとも一昨年利用した第一ターミナルのココよりは随分好印象。 子供メニューが無いのと、外が見えないのが残念といえば残念だけど。

 で、飛行機に乗って降りて師範代の実家へ。

Vire Clesse "Vieilles Vignes" 2003
ヴィレ・クレッセ "ヴィエイユ・ヴィーニュ" 2003
Andre Bonhomme
アンドレ・ボンノム
Blanc
Vire Clesse
ヴィレ・クレッセ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
師範義父より フィネス
 正月にはドン・ペリニョンを出して頂いた義父(本人は全く飲めない人です)、 その時に大喜びした師範のために、 今回もなかなかナイスなワインを揃えて頂いております。 白2本泡1本あったんだけど、本日のチョイスはコレ、 以前も飲んだことがあるアンドレ・ボンノムのヴィレ・クレッセ・VV。 ちなみにこの造り手、一般的には「アンドレ・ボーノム」と書かれることが多いみたいだけど、 師範は「ボンノム」だと思うなぁ。"Bonhomme"じゃなくて"Bohnomme"だったら「ボーノム」だろうけど (関係ないけど、「Bon = "美しい"」「Homme = "男"」だから、Bonhommeってのは美男ってこと?)
 色は薄め、麦わら色っぽい側によった色合い。 香りはあまり強くないけど、グイッと嗅ぐと蜜のような重めの香りが感じられる。 口に含んでようやく柑橘系、それでもあまり酸味は無くて、 しっかりしたコクで売るニューワールドのシャルドネみたい。 やっぱり2003年のブルゴーニュ白は過熟かつ酸が不足したのが多いなぁ、と思いつつラベルを見ると、 アルコール度数はなんと14%、ブルゴーニュとしては非常に高い数値。 なるほどさもありなん、という感じ。
 ・・・と、最初は一見飲み飽きしそうな雰囲気だと思ったけど、 これが意外とスルスル入って、ビール大瓶1本飲んだ後の抜栓にもかかわらず2時間くらいで飲み干したかな。
 昔からどちらかというとシッカリ系な白という印象はあったけど、 2003年というヴィンテージの影響でよりその雰囲気に拍車がかかった感じ。 でもそれはそれで美味いっちゃ美味いすね。飲み飽きしないし。
76点師範代実家にて

27日(木)

Chateau Prieure Saint-Georges 2000
シャトー・プリウーレ・サン・ジョルジュ 2000
Chateau Prieure Saint-Georges (Vignobles Schweitzer & Fils)
シャトー・プリウーレ・サン・ジョルジュ (ヴィニョーブル・シュヴァイツァー&フィス)
Rouge
Cotes de Bourg
コート・ド・ブール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\9342006/06/21 サンタムール カツミ商会
 今週は月曜火曜が休肝日、水曜は送別会。 今日は今日で帰りが遅くなり、終電にて帰宅。 こんな日は軽くビールでも飲んで床に着きたいところだけど、 そんな弱気なことじゃぁ安ワイン道場師範の名がスタる、ってことで深夜1時過ぎに抜栓。 選んだのは無名のボルドー産で、年は良年2000年産。 「樫樽にて熟成」「マコン・ワインコンクール銅賞受賞」のステッカーあり。 つまみは柿ピーの小分けミニ袋一個のみ。
 色はそれほど濃くなく、エッジのあたりが気持ちレンガ色がかった熟成感のある色合い。 2000年なんでついこの前だと思ってたけど、もう6年も経つんですな。 香りのボリュームは軽め。雰囲気は、熟成香から芯を抜いたシャラシャラっとした感じ (って全然伝わんないだろうけど)。 味もシャラシャラ。カドが無くてまとまりは良いんだけど、いかんせん軽くて後味が酸っぱい。
 悪くは無いんだけどなぁ。なんか「峠を過ぎた」感じがいかにも残念、 このワインに6年の歳月は長すぎた、って感じ。 そういえばこのワイン、かなり割引して売られていた(通常売価は確か1,500円くらいだった)と思う。 早く売ってしまいたかったのね。 遅い時間の抜栓なんで、半分は明日に持ち越し。もっとヘタってたらヤだなぁ。
 翌日、予想通り好転はせず、やっぱりちょっと痩せたような。 こういうハナっから熟成感のあるワインはその日のうちに飲め、ってことですかね。
69点自宅にて

23日(日)

Monthelie 2003
モンテリー 2003
Alain Coche-Bizouard
アラン・コシュ・ビズアール
Rouge
Monthelie
モンテリー
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,860 (送料込み3本セット\6,804:単品価格 \3,444)2006/07/13 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 本日の料理は師範御謹製で、カツオのカルパッチョ、ボンゴレ・ヴェルデ(アサリのスパゲティ・ジェノヴェーズ・ソース)、 鶏胸肉のキノコ・ソース。 スパゲティはちょっと味が濃すぎて、キノコ・ソースは味が薄すぎたアンバランスはあったけど、 概ね上出来の夕食。 ワインは、送料込み3本セット6,480円(税抜き)から。 かなり値段の違うワインのセットなんで、 6,480円+税から送料引いた残りをそれぞれの通常売価の比率で割ったのが2,860円。 造り手アラン・コシュ・ビズアールのワインは、 白は2002年産のACブルゴーニュアリゴテと稽古済み。そこそこ好印象。
 色はブルゴーニュとしてはかなり濃い目。静脈血のような赤茶けた感じもあって、 グラデーションや照りもあって色は申し分ない。 香りは、熟れ過ぎたプラムと革製のソファーみたいな感じ。 よく出来たブルゴーニュの香りではあるけど、 南の産だからかややトーンが低く、ゴゴーッと底辺に響いてくるような雰囲気。 味は、まず口に含んだ時点で感じる僅かな炭酸のジリジリ感はマイナス・ポイント。 でも、下手な特級ブルゴーニュなんかには負けないような凝縮感があって、 かつ全体が一体となった統一感もあって、十分に楽しめる味わい。
 マイナー・アペラシオンの単なる村名ワインとは思えないしっかりした味わい。 ちょっと荒っぽい感じがするのが玉にキズだけど、 単品価格が稽古範囲+α、セット価格だと稽古範囲内のワインとしては上出来。
83点自宅にて

22日(土)

Oddero Collaretto 2003
オッデロ コラレット 2003
Fratelli Oddero
フラッテリ・オッデロ
Bianco
Langhe Chardonnay
ランゲ・シャルドネ
Piemonte (Italia)
ピエモンテ (イタリア)
\2,3802006/06/14 リカーズハセガワ北口店 メモス
 明日は土用の丑の日、というわけで師範宅の食卓も世間様と同じく鰻。 毎年土用の鰻は、師範宅近所の魚屋さん(魚すずさん)にお願いして、 朝まで生きていた国産鰻を、食べるちょっと前に炭火で焼いてもらっております。 1匹1,200円、最近は子供らも良く食べるんでそれを3匹。 ちょっと贅沢だけど、それだけの価値はあります。 少なくとも泥臭さなんてのは皆無で、身もサーモンみたく柔らかいながらキュッと締まった感じがあって、 なにより炭火焼の香りが良くて。 ちなみに他のメニューは、枝豆、焼きナスとモヤシの温サラダとか。 で、それらに合わせたワインは、 門下生からのお薦めあった白。 「鰻にはピノ・ノワール」なんて話もあるけど、白も合わないことは無いはず。 じっくり飲みたいワインなんで、 飲み始め(抜栓時間)は午後5時と早め、その後に鰻を受け取りに・・・って単に飲むのを待ちきれないだけですが。
 色はやや濃い目、限りなく黄金色に近いレモン色。ネットリ感もあって期待十分。 これで香りがバーンとくれば・・・と期待したけど、想像よりは香りはおとなしめ。 でもコレは冷えすぎ&抜栓後すぐのためかも。 鼻で感じる雰囲気はリンゴと蜜とオイルで、口に含むと樫樽があって、 奥のほうにはヒノキっぽい香りもあって まるでブルゴーニュ+アルザスといった感じ。 味は非常にまろやか。ほんのわずかに炭酸っぽさを感じるけど、 メインの旨味、脇役の酸味と甘味、それらが一体となってまぁるくおっとりと。 口の中から迫ってくるほどの強さは無いけど。
 時間が経った姿を知りたいとチビチビ飲んでいたけど、午後8時(抜栓3時間後)には飲み終わり。 ほんとスルスル飲めて困っちゃう感じ。
 ド迫力のワインじゃないけど、極めてまとまりがよくてクイクイいけるワイン。 コント・ラフォンに似ているかどうかは師範には知る由も無いけど、 かなり高品質のワインであることは間違い無い。
82点自宅にて

21日(金)

Colli di Conegliano Rosso "Contrada di Concenigo" 2001
コッリ・ディ・コネリアーノ・ロッソ "コントラーダ・ディ・コンチェニゴ" 2001
Bellenda
ベッレンダ
Rosso
Colli di Conegliano
コッリ・ディ・コネリアーノ
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
\1,9952006/07/09 Wine & Mart 樽屋 モンテ物産
 7月21日っつーともう小学生なんかは夏休みに入っているのかな? それにしちゃぁ気温も低いしなんだか夏って感じがしないなぁ、という昨今。 だもんで、ワインもふつーに赤を選ぶことが出来て、 本日はボトルもラベルもゴツそうなイタリア産と。 このワインは以前レストランで1999産と稽古済みで、 そこそこ好印象だった模様。 でも買う時は飲んだことあるのをすっかり忘れていた。 だってこんな長い名前覚えられないっすよ。単語の頭に「コ」ばっかり付くし・・・と意味も無く八つ当たり。 ちなみに料理は棒々鶏風サラダとピーマンの肉詰め。
 色はしっかりとした紫で、わずかにエッジがオレンジ。熟成し始め、といった感じの色合い。 香りはなかなかイタリアらしい。 桜餅のような絆創膏のような雰囲気の香りがあって、樽香もあって。 サンジョヴェーゼか何かかなぁと思ったけど、品種は「メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、マルツェミーノ」 らしい。へぇ〜。こういう品種でもこういう香りになるのね。 というかこういう品種のDOCもあるのね。勉強になるなぁ。 味は、まだまだ渋味が健在で固く、ちょっとストイックな感じ。
 1/3を残して冷蔵庫に入れてうたた寝、 深夜3時頃起きて更新のために一杯飲んだけど全く雰囲気変わらず。 冷蔵庫で冷やされた分さらに固さが目立ったくらい。
 ・・・なんてことを書いて、改めて前回稽古した時の記述を読んだら、 恐ろしいくらいに同じようなことを書いていた。そういう造りなんでしょうな、きっと。 ともあれワインは固さを除けば結構イケてます。
78点自宅にて

19日(水)

Five Mile Hollow "Classic Red" 2004
ファイヴ・マイル・ホロー "クラッシック・レッド" 2004
Cassegrain Wines
カッセグレイン・ワイン
Red

(Austoralia)
(オーストラリア)
\420 (187ml)2006/07/19 東海道新幹線車内販売 トーイン
 大阪方面への日帰り出張の帰り、 まずはキオスクで買った発泡酒「キリン 円熟」500mlを飲む。 ビールじゃなくて発泡酒なんだけど(あいにくキオスクに500mlのビールはスーパードライしか無かった)、 最近の発泡酒は良く出来てますな。あまり気にせず飲んでればわからない感じ。 その後、新幹線の車内販売でミニチュア・ボトルのワインが売られていたので興味があり購入。 最初見た時点では赤白ともあり、ハズシても大ハズシはしないというリスク回避だと白かなと考えたけど、 ビールは飲んだし、買う時点では赤しかなかったんで赤をチョイス。
 大抵、こういうとこのミニチュア・ボトルは南仏あたりの産と相場が決まっている気がしていたけど、 開けてビックリの豪州産。これだったら赤を買って正解だったな、とラッキー気分。 裏ラベルには『列車内でお飲みになる場合は、キャップを閉めて座席の網袋にお入れ下さい』 と書かれているので、車内販売専用な模様。
 さてスクリューキャップをキュキュッとひねって抜栓、プラスチックのカップに注ぐ。 色は良くわからないけど豪州産としてはやや薄めかも。 香りは思いのほか良い感じ。だいたいこういうワインって、香りなんかほとんど無いじゃないっすか、 でもこのワインにはちゃんとベリーAの皮目みたいな果実香があって、 口に含むと樽香も感じられたりするのにビックリ。 味も悪くない。結構甘味が強くて、その他の要素もちゃんとあって、 フルボトル1本飲むんだったらちょっとアレかもしれないけど、 列車の中で飲む187mlとしては極めて妥当な選択。
 いやー、想像を良い方に大きく裏切られた感じ。 国内線/国際線の機内(ANA/JAL)でもこういうの飲むわけだけど、 明らかに飛行機より新幹線が上と言わざるを得ない。 向こうは数多のソムリエールさんを抱えているし、 国際線という大需要も抱えていると言うのにですよ、皆さん。 というわけで、東海道新幹線を利用する機会の多い安ワイン者な方には是非お試しあれ、 と推薦いたします。
 家に帰って調べたら、コレと同じ造り手ですな。 カッセグレイン、覚えておいて損は無い造り手と見た。
74点東海道新幹線"のぞみ"車内にて

Lazy Lizard Shiraz 2003
レイジー・リザード シラーズ 2003
Paul Boutinot
ポール・ブティノ
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\6802006/06/14 リカーズハセガワ北口店 ドウシシャ
 で、家に帰って参りました。 列車の車内で飲むアルコールというのはあんまり飲んだ気がしないという定説通り(って師範だけ?)、 家に着いたら気分的には全くシラフ、「こりゃ飲まざるを得ない」と抜栓したのがコレ。 ラベルの感じや文言はまるで豪州産なんだけど、実際は南仏産の赤ワイン。 「車内販売のワインなんかに負けちゃ承知せんぞ!」という気分で、 こちらもスクリューキャップをキュキュッとひねって抜栓。
 色はそこそこ濃くて澄んだ青紫で、なかなかキレイな色。 香りは、ミルクっぽい雰囲気が強くて、こちらもなかなかシャレた感じ。 ただし、ボリュームはたいしたことないし樽香なんてのも感じず、スケールは小振り。 味は、まず酸っぱい。その脇にある渋味もやや荒っぽい。
 飲みなれてくると酸味のアタックはそれほど嫌なものでは無くなるけど、 杯の進みは遅い。
 うーん、ラベルから想像されるものとは違って、 普通の安ラングドックという感じ。 残念ながら車内販売の420円ワインにも負けていると言わざるを得ない。 もちろん向こうは180ml/こっちは750mlなんで、量単価ではこっちが安いわけだけれども。 とりあえず半分残して明日に持ち越しだけど、あまり好転は期待できないかな。
 翌日、軽めなワインという印象は同じだけど、なぜか酸はそれほど強くは感じなかったし、 カドも取れてやや好転。+2点。
65点自宅にて

17日(月祝)

Bourgogne "Epineuil" 2002
ブルゴーニュ "エピヌイユ" 2002
Jean-Claude MICHAUT
ジャン・クロード・ミショー
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,9802006/07/03 信濃屋新橋店 ヴァンパッシオン
 本日はハッピーマンデー法でお休みの月曜日。 安ワイン道場も、ハッピーマンデー法に従って月曜なのに働肝日。 料理は、ヒラメの刺身、サーモンの刺身、骨付き鶏モモのオーブン焼き、ジャガイモのオーブン焼き、 エビとセロリ葉の炒め物、野菜スティック。 骨付き鶏のオーブン焼きはやっぱり美味い。 オール電化が流行の昨今だけど、師範家的にはガスオーブンは必須アイテム。
 さてワインはいかにもアンティークなラベルのACブルゴーニュ。 で、中身もラベルの印象通り。 やや薄めで若いながらもエッジがオレンジがかった熟成間のある赤紫色、 プラムのようなキュッとしたフルーツ香とゴム革系の動物香、 酸味がメインでなんとなく渋味があってちょっぴりだけ感じる甘味。 それら全てが昔ながらのブルゴーニュ、といった雰囲気。
 いかにもブルゴーニュらしくてなかなか好印象。 でもこういう良さって、単なるノスタルジーというか、 一部の偏屈者の間でしか共有し得ない感覚かも。 というわけで師範的には高評価なんだけど、 ブルゴーニュなんてあまり飲まない方にとっては単に薄くて酸っぱいワインかもです。
79点自宅にて

15日(土)

 三連休だし良い天気だし、ここはひとつ海水浴にでも行きますかと朝から思い立ち、近場の海水浴場を検索。 駅からも近くて楽チンそうだったのが逗子海水浴場。最寄り駅から逗子まで電車で30分くらい、その後歩きで10分強でもう砂浜。 電車賃が片道330円、海の家が大人1,000円/子供500円、途中で買った昼食用のお寿司が1,770円、 とってもお気軽なプチ・レジャー。
 海はというと、そりゃまぁ八重山諸島なんかとは比べるべくも無い透明度だし、 波も高めで隣の森戸海岸なんかと比べても濁った感じはあるけど、 所詮は子供と一緒に砂浜でピチャピチャ遊んだり穴掘ったり貝殻探したりする程度なんで、 これで十分といえば十分。なにより電車だけで行けるのがストレス無くて良い。
 海の家で師範は生ビール(\600)と缶ビール(\350)。 生ビールが普通の紙コップで量も少なくてとっても残念(味は悪くなかったけど)。 温水シャワーも一口しか無いし、 次回からは別の海の家にしようっと。

 それなりに疲れて帰ってきて、夕食は家で。

Macon Villages Chardonnay 2004
マコン・ヴィラージュ シャルドネ 2004
Cave de Vire
カーヴ・ド・ヴィレ
Blanc
Macon Villages
マコン・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,3502006/06/21 信濃屋横浜店 田地商店
  というわけで買い物に行く暇もなく(パンだけは買ってきた)、 夕食はあるもん料理で、軟骨の唐揚げ(冷凍)とかガーリックトーストとか。 海辺ではビールを飲んだけど家でもまたビール、その後に開けたのがこの白。 お店で「ご勝手にどうぞ」試飲されていて、 なかなかしっかりした味わいに思えて買ってきたもの。
 色はかなりしっかりしたゴールド。 安ワインでこういう色だと状態が怪しかったりもするんだけど、 このワインの場合は「頑張った結果」としての色みたい。 香りは、いかにもブルゴーニュ南部のシャルドネらしい蜜っぽい雰囲気。 ただ、そのボリュームはおとなしめ。 お店の説明にもステンレスって書いてあったかな?木樽の香りは感じない。 味の印象は、試飲した時と同じくシッカリしたもので、 かといって重すぎもせず丁度良い感じ。 変な甘味や苦味が無くて、シッカリ系なのにスルスル入る。
 なかなかよろしいんじゃないでしょうか? やっぱりブルゴーニュのシャルドネは他の地方とはどこか違いがあるなぁ、と。 先入観なのかもしれないけど。
75点自宅にて

14日(金)

Ironstone Old Vine Zinfandel 2004
アイアンストーン オールド・ヴァイン ジンファンデル 2004
Ironstone Vineyards
アイアンストーン・ヴィンヤーズ
Red

California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\1,189 (送料込み5本セット\5,460:単品価格\1,344)2006/05/25 お手軽ワイン館 モトックス
 本日のワインは、5月に買った「送料無料 新世界セット」の最後の一本。 この銘柄の2001年産のカベルネ・フランは稽古済みで、 かなり好印象。米国産ワインの登場頻度が低い道場ゆえ、 ジンファンデルは2年半ぶり(前回はココ)。 ちなみに料理は豚ロースを焼いたのとか、サラダとか、麦とろご飯とか。
 さて抜栓。コルクは人造。色は当然のように濃い。 香りのボリュームは思ったほどでもない。 アルコール度数が14.5%もあるんで、 アルコール臭が強いかと想像したけど、それも大したことはない。 香りの傾向は、この頃スーパーの果物売り場に並んでいるプラムの香りを、 ギュギュッと凝縮したような感じ。 味は、想像通りというか想像以上というか、とにかく甘酸っぱい。 「あぁジンファンデールとはこのような品種であったよのう」と感慨に耽るのにはいいけれど、 なかなか杯は進まんですな。
 なんともビバUSA!な雰囲気のワイン。 こういうのってケチャップのタップリかかったホットドッグとか、 そういうジャンキーな食事にMeetしそうと思うのは偏見か先入観か。 少なくともサッパリ系の今日の食事にはToo Muchだったね (言葉も米国かぶれしております)。
68点自宅にて

12日(水)

Orion Cabernet Sauvignon 2002
オリオン カベルネ・ソーヴィニョン 2002
Mme Pera
マダム・ペラ
Rouge
Cotes de Thongue (VdP)
コート・ド・トング
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,5902006/06/21 Marche Dix Jours ヴィレッジ・セラーズ
 ムシムシと暑い日々が続いておりますが、まだ夏本番という雰囲気でもない今日このごろ、 読者な皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか? こういう気候だとサッパリしたものが食べたくなるのは致し方ないところで、 本日の夕食はカリフラワーとシーフードとカッペリーニのサラダ、 サーモンのカルパッチョ、鶏モモ肉のオーブン焼き。 と、食事はサッパリでもワインはコッテリっぽいのが飲みたい気分の日もあるもんで、 今日のワインは濃そうな南仏産。 木樽での熟成は12ヶ月/とあるWebショップでは大人気の銘柄とのこと。 ヴァン・ド・ペイに1,500円超というのはちょっとお高め、それなりの内容を期待して。
 色は、濃いには濃いけどエッジがちょっぴりレンガ色がかったやや熟成感のある色合い。 香りも、ただ青く果実っぽいだけの南仏産とは一線を画す、 深みと熟成っぽさのある香り。 味も、色や香りの印象と違わず、酸味や渋味が突出することなく柔らかで複雑さのある味わい。 弱いっちゃ弱いけど柔らかで飲み飽きしない感じ。
 なかなか美味い。ただ、「大感動」というわけではなくて、 「なるほどねぇ」って感じではあるけど、 お店が薦める理由や売れ行きが良い理由はよく理解できる。 ラベルやPOPでは木樽熟成が目だってフィーチャーされていたけど、 実際飲んでみるとそれほど樽香が目立つわけではなく、 このワインで売りにすべきは「南仏では珍しいちょうど良い熟成感」だと思う。
76点自宅にて

9日(日)

Bourgogne 2004
ブルゴーニュ 2004
Chamard de Gros
シャマール・ド・グロ
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7642006/05/25 お手軽ワイン館 重松貿易
 本日の夕食は、茹でブロッコリー、シマアジの刺身、マグロとメカブの和え物、イサキの塩焼き、鶏肝の甘辛煮。 当初の目論見は、マグロ好き&ネバネバ好きのプチ&プチプチにマグロとメカブを楽しんで貰い、 その隙に白身好きの師範&師範代がシマアジを頂く、という狙い。 でも、フタを開けてみると、プチ&プチプチが食べるのはシマアジばかり。 なかなか思い通りにはいかないもんであります。 それはさておき、ワインは先日飲んだ赤と同じ造り手の白。 和食っぽい料理ばかりなんで、あまり樽が強く無くてスッキリとしたワインだと良いなぁ、って感じで。
 色は、普通の安白ワインよりちょっとだけレモンっぽさが強い色合い。 香りはそれほど強さはないけど、ちゃんと芯の通った蜜香があって頼りなさは無い。 樽香もほんのりはあるかな?ブドウ本来のナッツっぽさを樽と勘違いしているのかも知れないけど。 味は重くなく軽くなく。ブルゴーニュにしてはちょっと酸が弱いかな、という感じはするけど、 雰囲気は悪くない。
 小振りではあるけど、 なんとなく高級ワインの要素は持っているACブルゴーニュ、という感じ。 花で言えば高級ワインのつぼみなんだけど、 生花店で買ったデンファレの切花の先端部にあるつぼみのような、 将来もきっと花開くことは無いであろうつぼみ。 でもそれも良い。
75点自宅にて

8日(土)

 本日の昼食は、ご近所寿司屋放浪の旅シリーズ。 今回は箱根マラソンで有名な国道1号線権太坂から東戸塚方面へ入り、 ちょっと行ったところにある境木商店街、その中ほどにある寿司政という店。 実はいつも行く盤和寿しに行こうと思ったんだけど、 あいにく座敷は予約で一杯。仕方なく「放浪の旅」シリーズと相成った次第。

 店は、外観も内装も歴史を感じるどっしりした雰囲気で、昔からこの地で頑張ってます、というのがしっかりわかる。 店は結構広くて、テーブル席16、カウンター数席、座敷はかなり広い。 子連れの我々はわざわざクローズされていた座敷に上げてもらって。

さて、注文は以下。
師範/師範代:上にぎり [\1,900](左写真)
プチ師範代:お子様にぎり [\1,050]
プチプチ師範代:ランチの鉄火丼 [\1,050]
あと、ビール(中瓶)を一本。

上にぎりの内容は、(手前から奥、左から右で) 玉子焼き、カツオ、イクラ、トリ貝、マグロ(中トロ)、マダイ、マグロ(赤身)、鉄火巻き
にぎりはやや大きめで、いかにも住宅街のお寿司屋さんといった感じ。 寿司種も大きめ、質もなかなか。 しじみの味噌汁や黒豆、スイカなんかも付いてきて、ちょっと豪華なお膳。
(ビールには何も付かず。中瓶1本650円だったらお寿司屋らしい小鉢がなんか付いて欲しいなぁ、 ってのはワガママ?)

お会計はトータルで6,550円。「お昼にチョロッと寿司を」にはちょっとお高めかな。 1,050円のランチメニューにこの寿司が出るんであれば大変素晴らしいと思うんだけど。 ランチ目当てじゃなく、夕食でご近所に住んで常連になって・・・ってのが良いのかもね、こういうお店は。

夕食は家で。

Santa Alicia Cabernet Sauvignon Reserve 2004
サンタ・アリシア カベルネ・ソーヴィニョン リザーヴ 2004
Vina Santa Alicia
ヴィーニャ・サンタ・アリシア
Tinto

Maipo Valley (Chile)
マイポ・バレー (チリ)
\910 (送料込み5本セット\5,460:単品価格\1,029)2006/05/25 お手軽ワイン館 木下インターナショナル
 「送料無料 新世界セット」の一本。 この銘柄は、8年前に1994産と稽古している。 ヴィンテージの差は10年、安ワイン道場に歴史アリ、ですな。 以前と比べると、ラベルはちょっと豪華っぽいものに変わっているけど、お値段は基本的に据え置き。 うれしい限りであります。 ちなみに料理は、オクラの酢の物、ナスのニンニク味噌、鶏手羽中の揚げ煮。
 色は「久しぶりに見たぁ」って位のストレートに濃い青紫。 香りも「久しぶりに嗅いだぁ」ってな感じの、インクとカシス大全開ないかにもチリ産カベルネの香り。 樽香もあるにはあるようだけど、控えめというかそれ以外の香りに埋没している模様。 味もどっしり甘渋い。茎とかピーマンとか、青い植物の気配が口の中にパァーッと広がって。
 イニシエより伝わる、古き良きチリカベの雰囲気満載のワイン。 そうだよねぇ、昔はチリの赤っつったらこういうワインだったよねぇ、と一人で納得。 1994の稽古結果を見返してもなんとなく同様の雰囲気。 やっぱり「造りの方向性」ってそう簡単には変えないのかな?
70点自宅にて

7日(金)

Urziger Schwarzlay Risesling Auslese 2003
ユルツィガー・シュヴァルツライ リースリング アウスレーゼ 2003
Romanuskellerei?
ロマヌスケレレイ?
Weiss
Urzig
ユルツィッヒ
Mosel-Saar-Ruwer (Deutsch)
モーゼル・ザール・ルーヴァー (ドイツ)
\9022006/06/21 サンタムール カツミ商会
 七夕の今日、 プチ師範代とプチプチ師範代が保育園から持ち帰ってきた笹の枝が壁に貼り付けてある以外、 なんだ普段と変わりない夕餉。メニューは、ソーセージとアスパラガスの炒め物、 さつま揚げ、サーモンのチーズはさみ揚げ、レタスのサラダ。 ワインは、「七夕といえばドイツ産の白でしょう」ってことで(意味わかんないです。でもなんかそう思いました) このワインをチョイス。 ココの安アウスレーゼは以前稽古経験有り。 後で見返すと結構良い点取ってるのね。
 色はかなり無色に近い薄レモン色。あまりネットリ感も無くサラリとした見た目で、 極くわずかに発泡性。 香りも弱め。でも、甘そうな花っぽい香りと、 リースリングらしいオイルっぽい香りが感じられはする。 味は甘い。「ウスラ甘い」を通り越してキッチリ甘い。 でも、比較的酸味がしっかりしているためか甘くて飲めないってことはなく、 昔流行したハチミツレモンのようなイメージ。
 美味いですよ、なかなか。やっぱり人間って「甘味=美味」と本能的に感じる部分があるのかなぁ、 と思わせる感じ。 ただ、料理に合わせるとするとこの甘さはやっぱりちょっと厳しいかなぁ。 キッチリ冷やして毎日食後に一杯ずつとか、 同じくキッチリ冷やして晴天のアウトドアで、なんてのも良いかも。
74点自宅にて

6日(木)

Bourgogne 2003
ブルゴーニュ 2003
Chamard de Gros
シャマール・ド・グロ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7642006/05/25 お手軽ワイン館 重松貿易
 今日は人間ドックの再検査で内視鏡(胃カメラ)検査を受けた。 結果は何の問題も無く無罪放免。 脅かされていたほど辛いものではなく、検査は比較的すんなり(内視鏡さばきが上手 or 局部麻酔が上手く効いた)。 モニターに映し出される自分の胃は、それはそれはキレイなピンク色。 今まで見た中で(って胃内壁の実物は初めて見るわけですが)一番キレイな内蔵肉。 こういうモツ肉があったら真っ先に食べちゃうなぁ、って感じ。 ともあれ禁酒やらなんやら言われなくて良かったヨカッタ。
 で、プチお祝いということで、ワインも平日にしてはプチ良さげな物をチョイス ・・・と言っても2,000円以下のACブルゴーニュではありますが。
 コルクは、ヴィンテージと造り手名と銘柄が入ったちゃんとしたモノ。 その時点で期待大。色はそれほど濃くなくて、普通の安ACブルゴーニュの色に一滴カベルネあたりを足したくらい。 でも澄んだ赤紫で大変キレイな色ではある。 香りのボリュームも中程度、古漬けの梅っぽいクタッとした果実とゴム革香。 味は、酸っぱくなく渋くなく、柔らかでスルスル入る。 ちょっと弱い感じは否めないけど、このクラスにそれ以上を求めるのもちょっと酷かと。
 強さは感じないけど、普段飲みにちょうど良い感じのブルゴーニュ。 良年2003年ヴィンテージの恩恵はACブルゴーニュみたいな下位クラスに顕著らしいけど、 確かにそうかも知れない。 この銘柄は白の2004年産も同時に購入しているので、そっちにも期待。
 一杯分だけ乳児用飲料の瓶に残した翌日、香りはやっぱり良いですなぁ。前日よりも開いたかも。 味もヘタッた感じはなし。ただ、こっちは特段好転した感じも無し。まぁ妥当な点数。
75点自宅にて

3日(月)

 本日は、米国より一時帰国中のO氏とN氏と3人で飲み会。

 一軒目は、新橋駅から山手線内側に5分ほど歩いたところにある個室会席 北大路 新橋店というところ。 全室個室、内装はピシッとした和風の造り、120席のキャパがあるとか。 お店の女性も皆さん着物をお召しで、琴のBGMが流れていてなかなか良い感じで、 とっても接待系の雰囲気満載の店。
 料理は、一番安い7000円の旬のコースが割引で5,800円、内容は以下。
お通し:4種盛り(しめじと水菜?、イカの塩辛?、バイ貝?、キュウリとそら豆)(左写真上)

お造り1:イカそうめん

お造り2:3種盛り(マグロ、ホタテ、ヒラメ?)

肉料理:牛しゃぶ(左写真下)

焼き物:カレイ

煮物:カサゴ?の揚げだし

ごはん物:深川飯?、味噌汁、漬物

デザート:アイスクリーム、コーヒームース、お茶

(料理の内容はかなり適当。説明してもらえなかったので)

 量は軽めながら品数も多く、見た目も美しく、 それぞれはキチンと美味しく、ちゃんと吟味されたものだと思う。 普通の居酒屋なんかで食べるのとは明らかな差。 ただ、欲を言えばなんかこうグッとくるものが無いと言うかパンチに欠けるというか・・・ そういうあたりも接待系なのかな。

 お酒は、最初はビール(中瓶)を5本くらいもらったかな? その後清酒へ移行。 メニューには清酒が10種ほど載っていたと思う。 その中から、長野の明鏡止水 純米吟醸を注文。お値段は5,000円(サービス料別)。 良い感じの吟醸香で、そこそこしっかりした味わいがあって、なかなかよろしゅうございました。
 ちなみにワインも5種ほどあったけど、こちらはちょっと食指が動かない内容。 ただ、一番安いのはボトルで2,000円からあった(銘柄失念)。 その非常にアッパレな値付けにはちょっと興味が沸いたけど。

お会計は3人分トータルで27,000円強だったと思う。 結構良い値段したわけだけど、それなりに満足のいく食事。 おごちそうさまでございました。

 二軒目は、そこから程近いところにあるひねもというワインバー風居酒屋?。 銀座/渋谷のワインバーで有名な「シノワ」にも勤めた方が独立して始められた店らしい。 店内は間口が狭く奥に細長く、手前がテーブル/奥がカウンター、キャパは15席くらいかな。 狭いながらも落ち着いた感じ。
 料理にはなかなか美味そうなものが並んでいて、 特にフランス産のハトやウズラなんかがあるあたりグッと来ます。われわれが注文したのは、
冷やしトマト(\420だっけ?)

フランス産 ウズラの炭火焼(\1,260だっけ?)

チーズ盛り合わせ(\1,575だっけ?)

の3品。ウズラは赤ワインにバッチリで、チーズの状態も良く、なかなかよろしゅうございました。

 で、ここで飲んだワインがコレ。ちなみにグラスはロブマイヤーのバレリーナ・ワイングラスIII。 一客15,000円以上もするのね。 高級感バッチリのグラスだけど、師範的にはもう少し脚が長いほうが持ちやすくて好き。

William Fevre "Grand Cuvee" Pinot Noir 2005
ウィリアム・フェーヴル "グラン・キュヴェ" ピノ・ノワール 2005
William Febre Chile
ウィリアム・フェーブル・チリ
Tinto
Valle del Maipo
バッレ・デル・マイポ
Valle del Maipo (Chile)
バッレ・デル・マイポ (チリ)
(\5,880)2006/07/03 ひねも 稲葉
 ワインリストには赤白合わせて50種くらい並んでいたような。 リストは値段順に並んでいて、一番安いのは3,000円台から、一番高いのは1983年のシャトー・マルゴーが105,000円。 それは別格として、中心価格帯は5,000円〜10,000円くらいの比較的お手頃のものが多かったような。 例によってブルゴーニュの赤が飲みたかったんだけど、 残念ながら3種類しかなくて、それらもいまいちグッと来なかったんで、 ここは一つ志向を変えてチリ産のピノ・ノワールで。 造り手のウィリアム・フェーブルはシャブリの造り手でもあるということで (白は先日稽古済み)、 きっとブルゴーニュっぽいワインを造っているのではないかと想像して。
 で、結果は大きく想像を外して、 全くブルゴーニュのピノ・ノワールとは違うワインでした。 色こそピノ・ノワールらしい赤紫だけど、 ネットリと甘渋く(若いからか)微妙に炭酸が残っていて、 かなりパワフルな感じ。 ブラインドで飲まされたら「南仏のグルナッシュですかね?」なんて言いそうな雰囲気。
 ワイン自体は決して悪くないと思うんだけど、想像と全く違ったのが残念。 っていうか勝手に想像する方がイカンのですけど。 せっかくこういう所なんだから店の人に相談しないと。
74点新橋「ひねも」にて

Givry Premier Cru "Crausot" 1998
ジヴリー プルミエ・クリュ "クローゾ" 1998
Dom. Francois Lumpp
ドメーヌ・フランソワ・ランプ
Rouge
Givry 1er Cru
ジヴリー1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\7,980?)2006/07/03 ひねも 稲葉
 というわけで、やはりブルゴーニュを飲みたい欲求には抗しがたく、 リストに載った3本から選ぶことに。 店の方に相談すると、一番安いコレがお勧めで、 「今風な造りでは無いけどブルゴーニュらしい内容」とのこと。 ちなみにリストの説明文には「50万円分以上ブルゴーニュを飲んだ方にお薦め」みたいなことが書かれていたと思う。 師範の場合はどうかなぁ、それくらいは飲んでる気がするけど。
後ほど確認したら、前日まででブルゴーニュは669本飲んでました。 50万をその本数で割ると747円。複数人で飲んでる分を勘案しても十分50万は(多分100万も)超えてますな。
 閑話休題、ワインの方はというと、 1998年とそこそこのお歳であるにもかかわらずエッジまできっちり赤紫で、 見た目にはあまり熟成感は無い。 香りは、いかにもブルゴーニュといった木イチゴ香がいっぱい。 コレですよコレ!、って感じ。 味もとってもブルゴーニュらしく、スーッとスジの通った酸味がメイン (ちょっと酸が強すぎという意見も)。 また、味わいも若々しく、元気な渋味がやや邪魔に感じるくらい。
 ブルゴーニュらしいワイン、という意味では期待通り。 クラッシックな造りというのも納得。 ただ、かなりメートルの上がった我々にはもう少し今風のものが合ったのかも。 贅沢な話ですが。
79点新橋「ひねも」にて

 というわけで、大アタリなワインには出会えなかったけど、大変楽しい飲み会でした。 おごちそうさまでございました。


2日(日)

Anjou "Pur Breton" 2004
アンジュー "プール・ブルトン" 2004
Olivier Cousin
オリヴィエ・クザン
Rouge
Anjou
アンジュー
Loire (France)
ロワール (フランス)
\2,2902006/06/21 Marche Dix Jours アプレヴ・トレーディング
 本日のワインは、コレと同じ造り手の赤。品種はカベルネ・フラン100%らしい。 この「オリヴィエ・クザン」という人は、ロワールの自然派では結構有名らしい。 自然派ワインってのは結構熱に敏感、というような話が最新号のリアルワインガイド(自然派ワイン特集)にも出ていたんで、 買ってからあまり間を空けずに稽古。 料理は、ブロッコリーとトマトのサラダ、鶏モモ肉とピーナツの炒め物、スモークサーモンのてまり寿司。
 さて抜栓。色はキッチリと濃い青紫。 アンジューの赤は、ロゼの安っぽい印象に反して実は色が濃い、 ってのは当道場では周知の事実(例えばコレとかコレとか)。 かなり濁った感じがするあたりが自然派らしい点か。 香りは、自然派ってことでさぞや突飛な雰囲気があるに違いないと想像していたけど、 結果はとっても普通にカベルネ・フランの香り。 ちょっとだけ硫黄っぽい香りがあるあたりが自然派らしい点か。 味は、ブドウの絞り汁にアルコールを加えてちょっと温泉フレーバーを足しました、って感じ。 それだけなら「若くて美味しいワイン」なんだけど、残念なのが微妙にある炭酸のジリジリ感。 赤ワインに感じる炭酸って苦手なんだよね、師範は。
 抜栓後5時間、炭酸のジリジリ感はかなり弱くなって、 温泉フレーバーも無くなって、やや甘みを感じるそこそこ良いワインに変化。 でも普通5時間も待てないっすよね。
 これがいわゆる「自然派」ワインの典型的な姿なのかなぁ。 確かにピュアな雰囲気で飲み飽きない感じはあるけど、 やっぱりあちこち荒っぽいんだよね。 こういうのにハマる人も居るのは理解できるけど、 みんながハマるようなものでも無いような。 ま、単に「流行」かな、と。
73点自宅にて

1日(土)

 本日は知り合いのN氏宅へ遊びに。 参加者はN氏ご一家(N氏夫妻、お坊ちゃま、お犬さま)、師範一家(師範、師範代、プチ、プチプチ)。 ワインは師範が持参、飲む人はN氏と師範の2名。

Jacques Defrance Brut N.V.
ジャック・ドフランス ブリュット (ヴィンテージ無し)
Jacques Defrance
ジャック・ドフランス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,8802006/06/14 リカーズハセガワ北口店 東亜商事
 新築祝い、ってことで、まずはシャンパーニュから。 なんだかとってもありふれたような名前でありながら無名のレコルタン・マニピュランの造り手によるもの。 最近は3,000円以下で/未稽古品で/シャンパーニュで、となると、 非常に選択肢が狭くなっております。 というか、そういうワインを見つけ次第ゲットしている、という次第。
 色はやや赤めの麦わら色。ピノ・ノワール/ピノ・ムニエといった黒ブドウの比率が高いのかな? 香りは、パンっぽくて香ばしいイースト香があって、蜜のような果実香もあって、 なかなかどうしてちゃんとした雰囲気。 味わいも、泡立ちや泡のキメ細やかさはいかにもシャンパーニュって感じで申し分なく、 バランスも悪くない。
 3,000円以下の怪しげな品物ながら、思いのほかしっかりしたシャンパーニュ。 駆けつけ一杯(というか一人4杯くらい飲めたけど)、 なんか作業しながらお茶代わりに飲むワインとしては全く問題ない内容。
79点N氏宅へ

Chablis Grand Cru "Les Clos" 2004
シャブリ グラン・クリュ "レ・クロ" 2004
Pierre SALADIN
ピエール・サラダン
Blanc
Chablis Grand Cru
シャブリ特級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802006/05/17 QUEEN'S ISETAN 品川店 ドウシシャ
 白は、たまたま見つけた激安シャブリ有名特級畑。 調べてみたら、安ワイン道場の長い歴史の中で、なんとシャブリの特級畑は初登場。 造り手は、少なくとも師範は知らないんで無名と思われるネゴシアン。 ちなみに料理は、どこだかの有名な豆腐の冷奴とか、ピータンとか、 SPAMと豆腐のチャンプルーとか、サラダ仕立てのかつおのタタキとか。
 色はあまり覚えていないけど普通、ちょっとレモン色が強いかな、ってくらいだったような。 香りはあまりしない。気合を入れて嗅ぐと、 世に「ミネラルの香り」と言われるような、 ちょっと無機的な香りとレモンやグレープフルーツみたいな冴えた果実香がちょっぴり。 味もかなりストイック。 ギシギシまではしないけど、人懐っこさとか柔らかさとかとは無縁の世界。
 想像はしていたけど、普通のシャブリのシャープさに輪をかけたドシャープなシャブリ。 単体で飲むにはちょっと険しすぎる感じだけど、 いろんな料理と喧嘩をしなさそうでもあったり。
73点N氏宅にて

Corton Grand Cru 1997
コルトン グラン・クリュ 1997
Pierre SALADIN
ピエール・サラダン
Rouge
Corton (Aloxe Corton Grand Cru)
コルトン (アロース・コルトン 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802006/05/31 QUEEN'S ISETAN 品川店 ドウシシャ
  最後は赤で。こちらも特級畑、造り手も上のシャブリと同じ"ピエール・サラダン"というネゴシアン。 ヴィンテージはやや怪しげな1997年だし、値段も3,000円以下だし、 博打っぽい要素を満身に湛えているとは思いつつ、 「贈り物は中身より名前」であるよなぁってことで持参 (でも、大抵『コイツはX千円だったのよ』って金額ばらしするし、 そもそもこのページでバレるわけだけど)。 ちなみに料理は、中華点心がいろいろ。
 色は、エッジがオレンジがかっていて、その内側は朱色で、そこそこ熟成が感じられる赤紫色。 香りはかなりすばらしい。 アプリコット・ジャムのような、穏やかで酸っぱ甘い感じの香りがなかなかイケている。 樽香も昔はあったんだろうけど上手に溶け込んでるし。 味も、柔らかく熟成していて、甘味と酸味のバランスは良い。 ただ、イゴイゴ感のある渋味がイケマセン。 「わしゃまだ老いぼれんぞ!」と渋味だけが頑張っていて、せっかくの雰囲気を壊しちゃってる感じ。
 惜しいなぁ。渋味がキレイにカドを落としてさえいれば、遥かに好印象だっただろうに。 でもまぁこの値段としては上出来。 逆に、そういう渋味の違和感があるからこそこの値段だったのかも。
82点N氏宅にて

 その後、これまた新築祝いに持参した1965年産のアルマニャックも飲んだけど、 正直言って期待とは大きくかけ離れたまろやかさの無いブランデーで残念。 当初の予定通り、あくまで「棚の飾り」にしといて下さい。>N氏


前月分

by 師範