稽古日誌:2007年6月

 6月、梅雨の季節ですな。特にアウトドア派なわけでもない師範なんで、 別段雨自体が嫌いなわけじゃないけど(嘯々と降る雨の姿や、雨に濡れた紫陽花なんかは好き)、 通勤の際に鬱陶しいのは嫌いです。


翌月分

30日(土)

Tokay - Pinot Gris "Tete de Cuvee" 2000
トケイ−ピノ・グリ "テット・ド・キュヴェ" 2000
Ruhlmann
リュルマン
Blanc
Alsace Tokay Pinot Gris
アルザス・トケイ・ピノ・グリ
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,2802007/06/07 QUEEN'S ISETAN 品川店 協同食品
 本日の夕食は、北海道を旅行中の師範母から届いたアブラガニとイクラ。 合わせるワインはもちろん白で。 白は白でも、こういう鮮魚料理/魚卵に樽香バリバリのものとか、 フルーツ感ピッチピチのものとかをぶつけると、生臭みが強く感じられたりするんで、 おとなしそうなヤツをチョイス。 銘柄はアルザスのピノ・グリ、先日飲んだリースリングと同じ造り手。 そのリースリングがややヘタレだったのと、2000年産ってことでフルーツ爆弾ってことはないだろう、と踏んで。
 色は、既に飴色に差し掛かった黄金色。なんか若いソーテルヌのような色。 香りも、色の先入観があるためか、なんとなくソーテルヌっぽい香り。 アルザスっぽい揮発油系の香りもありつつ、甘〜く香る花の雰囲気。 味もなんちゃってソーテルヌ。もちろんソーテルヌほど甘くはないけど、 傾向的には甘さ方向だし、ナッツみたいなコクとか穏やかな酸とか、 どちらかといえば食後酒っぽい雰囲気。
 アルザスとソーテルヌの交配種みたいなワイン。 パフォーマンスという意味では想像を良い方に大きく裏切られた。 これが1,280円は安い。カニやイクラとの相性も(吟醸酒的な感じがあるためか)問題なし。 リースリングとコレ、両方売られてたら間違いなくコチラをゲットでお願いします。
 一杯だけ残ったけど、飲む機会なく冷蔵庫に栓もされないまま放置され、 ようやく稽古した4日後。 そもそも古めのワインってこともあってヘタってるかなぁ、 と思ったけど、意外や意外、ほとんど状態に変化なし。 そんなあたりもソーテルヌっぽい。
78点道場にて

29日(金)

Copertino Riserva 2000
コペルティーノ・リゼルヴァ 2000
Rampoldi
ランポルディ
Rosso
Coperitino
コペルティーノ
Puglia (Italia)
プーリア (フランス)
\9502007/04/30 カルフール南町田店 ローヤル オブ ジャパン
 本日の夕食は豚の冷しゃぶとか。 というわけで、ロワールとか北の方のサッパリ系赤が良さそうと思い、 手持ちを探したんだけど、あいにくそれっぽいワインは見つからず。 次善の策として選んだのが、ちょっと古めのイタリア産。 で、このワイン、 昨年1999産と稽古済み。 感想を読み返すと決して好印象ではなかった模様。 「あ〜ぁやっちゃったよ」気分で抜栓。
 コルクは硬くて抜きにくい、とっても品質の悪そうなモノ。 でも、その硬さが奏功してか、ワインが染みた感じはなくて色が付いているのは液体に触れる面だけ。 で、液体をグラスに注ぐと、これがびっくりとっても若々しい色合い。 7年も前のイタリア産とは到底思えなくて、普通に見たら2006のチリ産みたいな、 黒くて青みの強い色合い。 果たして味もそんな感じかと思えば、これがさにあらず味は結構いい感じに熟成している。 昨年飲んだ1999産みたいな強烈な酸っぱさはまったくなくて、 ほんわか丸くて甘みを感じる、なかなかどうして良い感じの味わい。
 抜栓前のブルーな気持ちを一気に払拭する、 まだまだ熟成し始めって感じで力強さのあるワイン。 こういう差ってヴィンテージの違いだけなのかなぁ。 販売店は違うけどインポーターは同じなんで、取扱いに大きな差はなさそうなんだけど。 これが「ボトル差」なんてことだと、 消費者はなにを基準にワインを選んでいいか判らないですな。
 読者の方からご連絡があり、 その方が飲まれた2000年産は、昨年師範が飲んだ1999産と同様、酸味が目立つワインだったとのこと。 うーん、ますます謎は深まるばかり。
76点道場にて

28日(木)

La Signature 2001
ラ・シニャチュール 2001
Antoine Moueix & Fils
アントワーヌ・ムエックス・エ・フィス
Rouge
Saint-Emilion
サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\780 (Half)2007/05/14 QUEEN'S ISETAN 品川店 センチュリートレーディングカンパニー
 今日は帰りも遅かったし、昨日の白が一杯分残っているし、 ビールも飲みたい季節だったりもするしで、 今日はハーフボトルを抜栓。 ハーフボトル、もっと市場に流通してくれれば、 師範のようなあまり強くない(*)人間でも「ビール飲んでワインも飲んで」 という楽しい酒生活が送れるのに。
(*)ここで言う「強くない」は、「酒に強くない」という意味に加えて 「意思が強くない」も含んでます。フルボトル開けても半分で止める意志の強さがあれば、 別段ハーフなんて無くても良いわけで。 師範が飲むような若めのワインだと、一日くらい置いといたって悪くはならないどころか、 かえって良くなるワインもあるだろうし。
 色はボルドーとしてはやや明るめか。 ちょっと古めってこともあって、あまり青さを感じないボルドーらしくない色合い。 という色なんだけど香りはまさにボルドー。 ボリュームは小さめだけど、イガラっぽさや濃い果実香が感じられる。 ちょっと年を経ているためか、キンキンした感じが無いのは好印象。 味も香りの印象と同じく、やや熟成しはじめたスモール・ボルドー。 引っ掛かりなくスルスル入るけど、やや物足りなさは禁じえない。
 フルボトル換算で1,500円だと思うともう一声、と思うけど、 実際に手出しした780円でこの内容と思うと結構お買い得。 そこらへん、まだハーフに慣れてないんで、己の中でのポジショニングが難しいですな。
71点道場にて

27日(水)

Epoca Grillo 2004
エポカ グリッロ 2004
Firrlato
フィッラート
Bianco
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\1,1212007/04/30 カルフール南町田店 イオンマルシェ
 本日の夕食は、キュウリスティック、枝豆、カツオのタタキ、牛ホルモンのピリ辛炒め。 まぁワインに合わなそうなメニュー、というかビールがぴったりっぽいメニューではあるんだけど、 安ワイン道場師範たる者、ここでビールというわけには参りません。 選んだワインはシチリア産の白。ボトルの外から感じる雰囲気はなかなか良さげであります。
 色はかなりしっかりした黄金色。 こりゃ良いぞ!ってことでグラスに鼻を近づけると、残念ながらほとんど香りなし。 深く深く嗅ぐと、それなりに複雑で柑橘類とか花みたいな香りがあるにはあるんだけど。 味も、コクがあってバランスも悪くなく、なかなか良い感じなんだけどね。
 いかんせん香りの弱さが残念。 これが普通のシチリア産白みたいにパーっと華やかな香りを発してくれれば、 楽しいワインだったと思うんだけどなぁ。 コルクは人工モノなんで、ブショネってことは無さそう。 熱とかでこういう風になることってあるのかなぁ?
 そのまんま低温のセラーに立てておいた翌日、 基本的には弱い香りと旨味メインの味わいで前日と変わりなし。 というわけで点数に変化なし。
69点道場にて

24日(日)

Riesling "Cuvee Jean Charles" 2003
リースリング "キュヴェ・ジャン・シャルル" 2003
Ruhlmann
リュルマン
Blanc
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,2802007/06/07 QUEEN'S ISETAN 品川店 協同食品
 というわけで、一泊二日の慌ただしい九州旅行から帰って参りました。 夕食は、料理屋さんでの昼食のあまり(巻き寿司とか天ぷらとか)に加えて、 春巻きをちょこっと。料理屋さんの料理、全体的に味付けが甘め。 九州の店だからか、古くからある店だからか、田舎の店だからか。 さてワインは、久しぶり(でも無いか。今月2日にも飲んでおりますな)のアルザス産。 一本1,280円という、やけにお手頃価格で売られていたもの。
 色は、とっても薄めのレモン色。 香りは、ボリューム的には弱め。 でも、クチナシっぽい花のような香りとか、リンゴっぽいフルーツの香りとかがあって、 雰囲気は悪くない。 不思議と、アルザスのリースリングによくある灯油やジッポのオイルみたいな香りは感じない。 味は、ほんのり甘くて酸味は強め。 バランス的にはやや酸が勝ちすぎかな? そのせいであまりスルスルっとは入っていかず、 アルコール度数は中程度(12.5%)なのにチピリチピリと。
 悪くはない、でももうちょっとどうにかなってればなぁ、という感じ。 特に、アルザスの持ち味である香りの華やかさが無いのが残念。 このワインを買った時、同時に2000年産のピノ・グリも買っている。 そっちには期待したいところだけど、価格は同じ1,280円、あまり多くは望めないかなぁ。
71点道場にて

23日(土)

Finca Luzon 2005
フィンカ・ルソン 2005
Bodegas Luzon
ボデガス・ルソン
Tinto
Jumilla
フミーヤ
Jumilla (Espana)
フミーヤ (スペイン)
\837 (共同購入:通常価格 \1,334)2007/06/13 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 師範父の四十九日法要のため、師範実家に来ております。 14:30までプチ師範代のオープンスクール(授業参観)があったため、 14:45頃に横浜を出て、首都高でチャーッと羽田まで、 15:55の飛行機に乗って熊本空港でレンタカーを借りて、阿蘇の実家に着いたのが18:45頃。 所要時間4時間の半日本縦断、忙しい一日でありました。
 で、ワインを1本持参しております。 楽天の共同購入、よりどり1本あたり837円、6本で送料無料の中の1本。 ロバート・パーカー氏が高得点を付けた造り手だとか。 飲む人は師範実弟と二人。
 色は3桁のヨーロッパ産とは思えないくらい濃くて、 香りもミッチリした果実香で、 味も濃い目。おまけにアルコール度数は14.5%。 なんだか思いっきり一昔前のチリ産ワインのような雰囲気。
 というわけで、ひとりで飲むにはちょっと厳しそうなワインだったんで、 こういう席で飲んで正解でしょう。 837円だったらお得感が強いけど、通常価格の1,334円だったらそんなものかな、という感じ。
72点師範実家にて

22日(金)

Montagny 1er Cru Vieilles Vignes 2002
モンタニー・プルミエ・クリュ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2002
Alain Corcia
アラン・コルシア
Blanc
Montagny 1er Cru
モンタニー1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8692007/05/23 Yoshiya よしや
 本日の夕食は、胡椒をまぶしたハム、タコとブロッコリーとトマトのサラダ、 カツオの刺身。ワインは当然白でしょう、ってことで、選んだのがコレ、 ブルゴーニュ南部モンタニーのプルミエ・クリュ。 「プルミエ・クリュ」と言っても、特に格付けされた畑ってわけじゃなくて、 既定のアルコール度数(11.5%以上?)を満たせばプルミエ・クリュを名乗れるあたりがモンタニー地区の不思議なところ。
 というわけで、ややそのパフォーマンスを疑いつつの抜栓。 色は、思いのほかしっかりした黄金色。 香りも、いかにもブルゴーニュのシャルドネらしい蜜香たっぷりの果実香。 味も悪くない。というかとりわけ良くもないんだけど、 マコンとかのちょっと良いワイン的な、 甘さと酸味がいい感じにバランスしていて存在感のある味わい。
 全く無名の造り手で、ほとんど期待せずに買ったんだけど、 意外としっかりしたパフォーマンスを見せてくれたワイン。 値段相応の実力はあると思いましたです、ハイ。
76点道場にて

20日(水)

 本日は、米国東海岸在住のO氏が一時帰国しているってんで、銀座界隈で飲み会。

 一軒目は、日本的ジャンクな食事にしよう、ってことでやきとり秋吉 新宿店へ。 お手頃価格の串焼きや串揚げなんかを食べつつ(全部で40本くらいだったかな?)、 飲み物は生ビールを4杯とチューハイの梅を1杯。 銀座あたりだと、一歩間違うとえらく高い店にはいっちゃったりする危険性があったりするけど、 こういうチェーン店系だと安心ですな。1時間半くらい飲んで食べて、 お会計はO氏と二人分で6,000円強。

 そこそこおなかもアルコールも満たされたところで、 もう一人N氏も合流して野郎3人ワインバーシノワ 銀座店へゴー。

Morey-Saint-Denis 1er Cru "Clos des Ormes" 2002
モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ "クロ・デ・ゾルム" 2002
Georges Lignier et Fils
ジョルジュ・リニエ・エ・フィス
Rouge
Morey Saint Denis 1er Cru
モレ・サン・ドニ 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\6,800)2007/06/20 シノワ ヴィノラム
 一軒目の焼鳥屋で露払いは済ませているので、ワインはいきなり赤で。 少なくとも2本は飲むだろうな、ということを念頭に置き、 ワインリストの中から安めのものを物色。 一番安いのだと、ラングドックのもので5,000円以下からあったけど、 そういうのはわざわざワインバーで飲まんでもよかでしょう、 ということで、ブルゴーニュで(確か)最安値だったこのワインをチョイス。 それでもそこそこ著名な造り手の一級畑で、 同じ銘柄の1995年は3年前に同じメンバーで稽古済み。 その時はブショネっぽかった印象があったけど、 実際は違って(ブショネっぽかったのはもう一本の方)結構好印象だったみたい。
 色は澄んでいてテカりがあって、たいへんキレイな赤紫。 香りもキレイ。ブルゴーニュらしいトーンの高い果実香と、 そこそこの熟成香が渾然一体で、「やっぱブルゴーニュは良いっすねぇ」という感じ。 味は、1級畑にしてはやや軽めに感じられはするけど、 バランスは良いのでスイスイ入ってサクサク無くなった。
 なかなかよろしゅうございました。印象としては以前飲んだ1995産より若さがあった分師範好み。 これがワインバーでこの値段は安いよね。 こういうのを1本目に飲んじゃうと次が辛いよなぁ・・・なんて考えておったわけですが・・・(下のワインに続く)
86点ワインバー「シノワ銀座店」にて

Nuits-Sain-Georges 1er Cru "Les Boudots" 1982
ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ "レ・ブド" 1982
Dom. Georges Noellat
ドメーヌ・ジョルジュ・ノエラ
Rouge
Nuits Saint Georges 1er Cru
ニュイ・サン・ジョルジュ 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\12,800)2007/06/20 シノワ AMZ
 ・・・というわけで、自分らで選んでもきっとハズレを引きそうだったのでお店の方に相談。 「10,000円前後で、若くて、香りバーン!ってなブルゴーニュでお薦めは?」 と注文、いくつか候補を挙げて頂いた中、 『決して若くは無いけど、まだまだ若く感じるコレが特にお薦めです』ってことだったのがこのワイン。 ま、若いのだったら家でも飲めるしね、せっかくワインバーだからね、 ということで素直に従うことに。 『抜栓後3〜4時間経ったくらいが特にイイです』ってことだったけど、 さすがにそこまで粘っちゃうと終電が無くなるなぁ、と思いつつ。
 コルクはまだまだしっかりしていて、 液体と触れる部分はビロードのような質感にキラキラと酒石が輝いている。 色は、そこそこオレンジ色がかった赤紫色だけど、まだまだちゃんとしてそうな色合い。 香り・・・参りました。上手に熟成した良いブルゴーニュに感じる、 アプリコット・ジャムのような甘く柔らかい果実香がバンバン。 下手に熟成したワインによくある、奈良漬みたいな年老いた雰囲気は皆無。 味も、トンガったところや無駄な要素をそぎ落としたような、 ピュアでホッコリとした旨味がポワーンと。こりゃ凄ぇ。
 というわけで、久々に大アタリなワイン。 正直言って文句の付けドコロが見つからない。 敢えて残念だった点を探すと、 3人で飲んだんでボトル3分の1しか飲めなかったことくらいか。 あー美味かったなぁ。
95点ワインバー「シノワ銀座店」にて

 ・・・ってな感じで、美味いワインが連続したため、 結構メートルはあがっているのに早々とボトルは飲み終わり。 まだなんとなく飲み足りない気がした(実際は相当酔っ払っておりますが)んで、 それぞれグラスで注文。

師範:Chateau la Dominique 1999
O氏:Morey Saint Denis 1997 (Hubert Lignier)
N氏:Marc de Bourgogne (Simon Bize & Fils)
師範のシャトー・ラ・ドミニクは、ミルクっぽさを感じる典型的な「若くて良いボルドー」。 O氏のモレ・サン・ドニは、1本目のボトルと親戚筋の造り手で、 畑の格は下だしヴィンテージも難しい1997年だったにも関わらず「こっちの方が美味いかも」。 N氏のマールは、アルコール量が既にいっぱいいっぱいな師範にはちと強すぎ。

というような会でありました。 帰り道では師範ヘロヘロ、明らかに飲みすぎたけど美味かったからヨシ!

17日(日)

Chianti Rufina "Villa di Vetrice" Riserva 1990
キアンティ・ルフィナ "ヴィッラ・ディ・ヴェトリチェ" 1990
Azienda Agricola F.lli GRATI
アジエンダ・アグリコーラ・F・リ・グラーティ
Rosso
Chianti
キアンティ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\2,1802007/05/23 Yoshiya モトックス
 本日は父の日。プチ師範代が、おつまみにペッパー付きハムと手紙、 肩たたきをプレゼントしてくれました。 師範代からはステーキ、プチプチからは満面の笑顔のプレゼント。 ありがたいことであります。 というわけでワインもちょっと良いやつを、ってことで、 2,000円強のキアンティ。 ヴィンテージは1990年、師範が社会人になった記念の年であります。
 色は、熟成ワインらしいオレンジがかった感じの強い赤紫。 でも、まだまだ現役って感じで、テラテラとキレイな輝きを感じる色合い。 香りは、既に若いフレッシュなフルーツ香は消え失せて、 コンポートや缶詰のようなひと手間かけたフルーツの香り。 樽香も強めだったようだけど、それも良い感じに溶け込んでいる。 味は、これぞ熟成赤ワイン!ってな感じで、 柔らかく甘くまぁるくなっている。こりゃ美味いわ。
 やや枯れてカドが取れていて、大人しくなってはいるけれど、まだまだ現役キチンと美味しいワイン。 コレはアタリだなぁ。 上手に年月を経たモノってのは、得がたい魅力があるなぁ、と再認識した父の日。
80点道場にて

16日(土)

 今日は、プチ師範代が通っていた保育園の方々と、近所の公園へハイキング。 師範代含め働くお母さんたち、皆さん頑張っておられますなぁ。

Baron Philippe de Rothschild Chardonnay 2006
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド シャルドネ 2006
Baron Philippe de Rothschild
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド
Blanco
Valle Central (Chile)
ヴァッレ・セントラル (チリ)
\9312007/04/30 カルフール南町田店 エノテカ
 夕食は、師範代が学童保育の会合に出席したため不在、 師範と子供ら二人で。 昼間は上記ピクニックだったんで、食材を調達する時間も無く、 冷蔵庫にあるもので子供たちも喜ぶ料理を、ってことでメニューはオムライス。 卵を大量に使うことなくふっくらと仕上げる為には、 かなりの高等技術が必要なメニューであります。 で、ワインは片手間にサクサク飲めそうなワインを、ってことでチリ産の白を。 造り手は、ボルドーの名門ドコロ。
 色はかなり薄めで、比較的サラリとした感じ。 香りは、典型的なソーヴィニョン・ブランの雰囲気で、 ハーブのような涼やか系の香りがいっぱいで・・・ってラベルを見ると品種はシャルドネ。 えぇ〜って感じ。 味もソーヴィニョン・ブランっぽいよなぁ、と。 軽い苦味があって、ミネラルっぽさがいっぱいで。
 ・・・と、シャルドネと思うと違和感がありまくりだけど、 ワインとしてはなかなか高品質、手堅く造られた感じがあります。 ただ、ちょっと力が入りすぎているかなぁ。 先日居酒屋で飲んだやつの方が、 付き合いやすくて良いかも、って感じ。
72点道場にて

15日(金)

Bourgogne "l'Ormes" 2002
ブルゴーニュ "ロルム" 2002
Thierry Guyot
ティエリー・ギュイヨ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8802007/05/23 Yoshiya ヴィレッジ・セラーズ
 本日のワインは2002年産のACブルゴーニュ。 なんだか最近こういう「ちょい古」なワインがたくさん出てきてますね。 それが健全なものだとたいへんありがたかったりするけど、 明らかに傷んでたりするとガッカリなんだよなぁ。 で、このワイン、SO2無添加&ノンフィルターらしい。 SO2無添加で5年経過、ちょっとヤバイかも・・・などと心配しつつ抜栓。
 色はかなり薄め。熟成はほどほどっぽくて、ややオレンジ色って感じ。 香りはなかなかよろしゅうございます。 良い感じに熟成したブルゴーニュに特徴的な、 アプリコット・ジャムのように甘すぎない/煮詰めすぎないフルーツの香りがあって、 結構グッと来る。 味も、良い感じにカドが取れていて、甘味も残っていて、非常にスムーズ。
 これはアタリだなぁ。2,000円以下のブルゴーニュでこの内容は出色。 SO2添加の有無とワインの寿命、あまり関係ないのかしら? ともあれ大変楽しめるワインでありました。
80点道場にて

14日(木)

Payva Macabeo 2005
パイバ マカベオ 2005
Bodegas Martines Paiva
ボデガス・マルチネス・パイバ
Blanco
Ribera del Guadiana
リベラ・デル・グアディアーナ
Ribera del Guadiana (Espana)
リベラ・デル・グアディアナ (スペイン)
\8372007/04/04 ヴェリタス ワインプレス・インターナショナル
 本日のワインはスペイン産の白。 この造り手のワインは、赤の銘柄違いと稽古済み。 スペインのメジャー品種って、赤だとテンプラニーヨ、白だとこのマカベオだと思うけど、 マカベオの個性って思い出せないんだよなぁ。 没個性が個性というか。 メジャーで没個性というと、ドイツのミュラー・トゥルガウなんかもそうかも (ドイツもあまり知らんのですが)。
 色は、なんとも特徴を伝えようがない普通の安白ワインの色。 香りは弱め。ストレートに柑橘系、スッキリサッパリな香り。 味もストレート。やや酸味が強めで、いわゆるニューワールドのソレとは雰囲気が違うけど、 シンプルな味わいであることには違いが無い。 樽も感じず蜜っぽさも無くて、受ける印象はとことんストイック。
 というわけで、やっぱり「マカベオの個性ってナニ?」の印象を補強するワイン。 値段が値段なんで、これはこれで納得ではあるけど。 やっぱり『やはりスペインは赤みたいですよ、安ワイン好きの皆さん。』 ((C)激安ワイン飲みまくり人生劇場 の2007年5月27日) かも知れない。
68点道場にて

13日(水)

Buzet 2000
ビュゼ 2000
Dom. de la Croix
ドメーヌ・ド・ラ・クロワ
Rouge
Buzet
ビュゼ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,2802007/04/23 QUEEN'S ISETAN 品川店 リードオブジャパン
 本日のワインは、道場初登場のボルドーAOC「ビュゼ」のワイン。 買うときはこの「ビュゼ」ってAOCがボルドーに位置するとは知らなかったんだけど (南西地区あたりだと思っていた)、 調べてみると、ボルドー南部に位置し、 1973年にAOCとして独立するまではだったらしい。へぇ〜。 10年毎日のように飲んできても、まだまだ知らないことがいっぱいありますな、ワインの世界は。
 色は、2000年産と古めではあるけど年老いてまではおらず、 いい感じに熟成しているレンガがかった紫色。 香りもまずまず。ボルドーらしいトーンの低い果実香に加えて、 こちらもいい具合に熟成感のある奈良漬香。 味も悪くない。カドの取れた味わいで、品のいい味わい。 ただ、軽い。そこらへんは無名ワインの宿命か。
 お手軽価格でそこそこ熟成したボルドーが楽しめる、という意味ではなかなか面白いワイン。 ただ、一部のWebショップが煽っているように「超掘り出し物」かというと、 そこまでの価値はないように思う。
 そのまま栓をしてセラーに立てておいた翌日、やや香りの要素が飛んだかな、 とは思うけど、全体的な印象に大きな変化無し。 というわけで、まだまだ年老いているわけではないと判断。 これ以上の好転は難しいとも思うけど。
72点道場にて

10日(日)

Glass Mountain Syrah 2001
グラス・マウンテン シラー 2001
Markham Cellers
マーカム・セラーズ
Red
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\9802007/04/29 ザ・ガーデン 東戸塚店 メルシャン
 良いワインを飲んだ翌日、平常心を取り戻して普段通りに安ワインと稽古。 このワイン、値段的には普通の安ワインなんだけど、ちょっと珍しいのはヴィンテージ。 この値段で6年も前のカリフォルニア産なんてめったに無いっすから。 不良在庫の叩き売りじゃなきゃ良いなぁ、と思いつつ抜栓。 ちなみに料理は昨日の残り、牛肉や野菜を焼いたヤツとかいろいろと。
 さて色。まず枯れきった褐色じゃなくてホッと一安心。 昨日のコルトンと同じような感じの、僅かにレンガ/オレンジがかった濃いめの赤紫。 香りは、いわゆるカリフォルニア産の赤ワインにありがちな、 カシス香バリバリ樽香バリバリというのとは全く違う、 しっとりおとなしげな落ち着いた果実香。 味もカドが取れてて良い感じ。後味のブワッと来る雰囲気はやっぱりカリフォルニア。 時間が経つと、ややイガイガしてくるのが残念だけど。
 へぇ〜、カリフォルニア産も熟成するとこうなるのかぁ、と。 そういう興味深さを置いといて、純粋にワインとして楽しんでもけっこう美味いです。 これが3桁で買えるのはめっけもん。
77点道場にて

9日(土)

お知り合いのN氏ご一家を招いて道場新築祝い。 飲む人は師範とN氏の二人。

Charles de Courance "Cuvee Chardonnay" Brut N.V.
シャルル・ド・クーランス "キュヴェ・シャルドネ" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Charles de Courance
シャルル・ド・クーランス
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,5652007/04/30 カルフール南町田店 イオンマルシェ
 一本目は定石どおりシャンパーニュで。 カルフールでしか見かけることのないこの銘柄、 ノーマル・キュヴェのハーフボトルとは4年前に稽古済み。 値段の割にはかなりイケている印象があったんで、 今回はシャルドネのみのブラン・ド・ブランで。 まぁ多少美味かろうが不味かろうが、 いまどきコレくらいの価格でシャンパーニュが買えるってだけでも貴重になりましたな。
 色はレモンと麦わらの中間ぐらい、極めて一般的な色合い。 香りのボリュームはややおとなしく、熟成感は控えめ、どちらかというとフレッシュ系の香り。 味もフレッシュ。コッテリとか蜜っぽいとかそういうのは無くて、 かといって酸っぱいわけでもない、なんとも中庸な味わい。
 特徴を言うのが難しい、非常に一般的な雰囲気のシャンパーニュ。 敢えて言えば「モエをもう少しスッキリ軽くしたような」って感じか。 後半の一杯は、ジューンベリー酒をちょっと入れてキールロワイヤル風に。 美味くなったかはアレだけど、色は華やかになったです。
75点道場にて

Gevrey Chambertin 2005
ジュヴレ・シャンベルタン 2005
Philippe Pacalet
フィリップ・パカレ
Rouge
Gevrey Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
N氏から 野村ユニソン
 道場新築祝いとしてN氏が持参してくれたのは、 人気急上昇・飛ぶ鳥を落とす勢いの造り手、フィリップ・パカレ。 値段のほうもウナギのぼりで、 村名ジュヴレ・シャンベルタンといえどもかなりのお値段(8,000円以上とか)だったそう。 道場の過去の稽古結果を見て、パカレはまだ登場して無いことを確認してご持参頂きました。 ありがたやありがたや。
 さて抜栓。 2005産と若いためか、色はストレートな真紫。 香りが凄い。いやホントにビックリするくらい凄い。 高級なブルゴーニュって、樽香と木イチゴ香がパーッと、って感じだけど、 このワインの場合、樽はあまり感じない。 でも、まるで化粧品のような華やかな香りがバンバン出てきて、 ポーッとなるような感じ。 味は、香りの凄さに比べると至ってシンプル。そのあたりは村名の限界なのかな?
 いやー、この造り手が人気なのはさもありなん、といった感じ。 一説によると、酸化防止剤を使ってない(*)んであまり熟成は期待できない造り手らしいけど、 出来たてがこんなに美味いんだったらすぐに飲んじゃえば良いじゃん、って感じ。
(*)ちなみに裏ラベルには"Contient Sulfites"の表示アリ。最近は酸化防止剤使うようになったのかな?
90点道場にて

Corton "Clos des Corton Faiveley" 2000
コルトン "クロ・デ・コルトン・フェヴレ" 2000
Faiveley
フェヴレ
Rouge
Corton (Aloxe Corton Grand Cru)
コルトン (アロース・コルトン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\7,1192007/04/28 みちのく岩手のワイン屋 竹澤 ラック・コーポレーション
 持参して頂いた上記ワインが「香り吟醸」だったんで、 師範が出すのは「味吟醸」狙いで。 でも難しいよね、あれだけパワフルなワインの後だと。 というわけで、やっぱりグラン・クリュしかないでしょう、ってことでコレを。 ま、お値段的にはグラン・クリュといってもそんなでもなかったりするわけですが。
 色の濃さは同程度、でも赤みとオレンジっぽさがあるあたりに年期が感じられたり。 香りは、「嬉しい誤算」なんてのは無くて、やっぱりパカレに比べると相当おとなしめ。 味は、相対的にはコッチの方がシッカリ感があるかな。 でもやっぱり地味な印象はいかんともしがたい感じ。
 一杯だけ残ってたんで、翌日改めて稽古。 色はかなり濃い。さすがはグランクリュの色。 また、僅かにレンガ色がかっていて、熟成し始めといった感じ。 香りも、ボリュームがあって華やかで、十分グランクリュらしい。 味は、さすがに平たくなっていて酸が強めに感じられるけど、 それでも十分美味しく飲める。
 というわけで、これはこれでしっかり美味しいワインだったんだけど、 いかんせんパカレの香りが凄かったからなぁ。ワイン選び、楽しくも難しいモンであります。
83点道場にて

 例によって師範は途中で沈没。寝ている口に子供らがケーキをねじ込んだりして、 オモチャにされていましたとさ。


8日(金)

Naoussa 2002
ナウサ 2002
Boutari
ブターリ
Red
Naoussa
ナウサ
(Greece)
(ギリシャ)
\1,0802007/05/14 QUEEN'S ISETAN 品川店 サントリー
 一昨日の白がかなりイケて無かったんで、同じ造り手の赤でリベンジ狙い。 というか、同じように年寄りっぽくてダメなワインだったら置いといてもしょうがないからね、 さっさと飲んじまえ!という勢いで。 昨日と比べて、想定される悪い要素として、 まずヴィンテージが昨日の白より更に1年古く、より枯れている可能性大。 そして、ボトルの外から見える色合いがかなり朱色っぽく、既にヘタっている可能性大。 良い要素としては、師範は赤には白ほどフレッシュさを求めていない(過熟に関して寛容)、 ということぐらいか。
 色は気持ちレンガ色がかっているけど、それほど薄くも退色もしていない。 ボトルの外から見えた色合いは、ボトル自体の色が (イタリアのバローロのような)褐色だったからみたい。 香りは、熟成感のある漬物みたいな香りがメインではあるけど、 まだまだ健康的な範疇で、熟しきったフルーツの香りも無いではない。 味は酸味が中心で軽めの味わい。ACブルゴーニュのちょっと古いやつ、みたいな味かな?
 というわけで、こちらは悲観したほど「悪い熟成感」は出てなくて、 まだまだ普通に飲める状態。 この値段で買えるワインとしてはちょっと珍しい範疇かな。 それほどイケてるわけじゃないけど。
70点道場にて

7日(木)

Vina Maipo Sauvignon Blanc Chardonnay 2006
ヴィーニャ・マイポ ソーヴィニョン・ブラン シャルドネ 2006
Vina Maipo
ヴィーニャ・マイポ
Blanco
(Chile)
(チリ)
(\1,380)2007/06/07 素材屋 サントリー
 珍しく『ちょっと一杯いきますか』ってことで、師範勤務先近所の居酒屋「素材屋」へ。 普通に居酒屋料理を食べながらビールを飲んでいて、 ふとお酒のリストを見るとヴィーニャ・マイポの白が1,380円。 小売価格が大体800円くらいのワインだったと思ったんで (帰って調べたら別品種が780円、ほぼアタリ)、 それが店でこの値段なら安いなぁ、ってことで注文。
 色はかなり薄め。 香りは期待通り、というか期待以上。 ソーヴィニョン・ブランらしい草っぽい涼しげな香りと、柑橘系の香りがかなりのボリュームで存在。 わざとらしい樽香が無いのもプラス要因。 味も、重からず軽からず、居酒屋料理と合わせてクイクイ飲むには丁度良い感じ。
 複雑さとかとは無縁だけど、ストレートな香りと味わいの白ワインってことでなかなか好印象。 なんたってこの値段だからね。 こりゃ良いわってことで2本目も同じのを注文して、 更に3本目を頼もうとしたら「品切れ」とのこと。 『利ザヤが薄いので他のを頼むように仕向けられたのかも』なんて勘ぐっちゃったりしたけど、 居酒屋でこういうワインがこういう値段で飲めるのは嬉しいことでございます。
(76点)居酒屋「素材屋」にて

6日(水)

Santorini 2003
サントリーニ 2003
Boutari
ブターリ
Red
Santorini
サントリーニ
(Greece)
(ギリシャ)
\1,0802007/05/14 QUEEN'S ISETAN 品川店 サントリー
 本日の夕食は、枝豆、アジのタタキ、サバの塩焼き、ソーセージ入りニラ玉。 (サバを除いて)いずれも子供らの大好物。 サバはガスコンロが無水の両面焼きに変わったんで、より美味く焼けるかと思ったんだけど、 結果はちょっとサバサバ。使いこなすにはもう少し時間がかかりそう。
 こんな料理なんで、ワインは当然白で。 モノはギリシャ産、クイーンズ伊勢丹でよくある「メーカー終売品」とかで安売りされていたんだと思う。 例によって不躾に輸入元のステッカーが貼られているんで、造り手の裏ラベルが読めず詳細は不明。
 色は非常に濃い。年期の入ったソーテルヌのような、 ややもすればアルマニャックなんかとも間違いそうなくらい濃い黄金色。 香りは、ちょっとどうかと思うような熟成感。 元のブドウはシャルドネか何かのような気はするけど、 残念ながらフルーツのフレッシュさなんて全く消えうせて、クッタリとした古漬けのような香りのみ。 味も香りの印象通りで、よく言えば非常にカドの取れた丸みのある味わいで、 悪く言えば溌剌感のかけらも無い年寄り臭い味わい。
 「この結果はこういう理由によるもの」という因果関係を飲んだだけでは知り得ない師範なんで、 なぜこうなっているのかは全く謎だけど、少なくとも2003年産とは思えない、 更に5〜10年古い感じのワイン。 せめてもの救いは傷んだ感じがしないことと、 魚メインの和食には下手にフルーツや樽がバンバンなのより合ったこと。 でも師範は好きじゃ無いっす、こういうの。
63点道場にて

2日(土)

 6月2日は横浜の開港祭。みなとみらい地区で花火が上がるってことで、 道場の屋上にお向かいさん二家族を招いて花火鑑賞。 右はその写真だけど、花火を撮るのって難しいなぁ。

Riesling 2005
リースリング 2005
Cave de Beblenheim
カーヴ・ド・ベブレンハイム
Blanc
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス (フランス)
(お向かいさんから) (ハンドキャリー)
 屋上で花火鑑賞といえば酒はビールでしょう、 ってことで基本的にはビールを飲んでおったわけですが、 お向かいさんからワインも頂いたのでソレも飲むことに。 なんでも、フランスはグルノーブルあたりに出張へ行かれた際に買って来られたとか。 まだ液体の機内持ち込みが出来た頃なのかな? 今は持ち込めないからねぇ。ホントに不便になっちゃいましたな。
 色はかなり薄め。ほぼ無色に近いようなレモン色系の色合い。 香りも薄め。リースリングといえば灯油の匂い、それがパーっと来るかと思ったけど、 あまりそうでもなくて残念。 味も軽めでさっぱり系。甘味はほとんど感じなくて、キレイな酸が主体でキレの良い味わい。
 香りの弱さがちょっと残念ではあったけど、コレはコレでアルザス産リースリングの個性かな、と。 ビールがわりに飲む白ワインとしてはコレで十分だったりします。 ちなみに、お向かいさんは両方のご家庭とも家ではあまり飲まないそう。 そういうもんなんですかね?
72点道場にて

1日(金)

 6月1日は師範代勤務先が創立記念日でお休み。 師範もお休みを頂いて、夫婦仲良くフレンチのランチへゴー。
 Webで横浜方面のフレンチ探していたんだけど、あまりグッと来る店が無くて、 鎌倉方面で見つけたのがAtelier de Vivre (アトリエ・ドゥ・ヴィーヴル)という店。 電車で行けば20分ちょっと、道場からは意外と近いのね、鎌倉。
 オープンキッチンの店内は、カウンター8席、テーブル6席でこぢんまりとしていて、 明るい日差しが入って感じの良い雰囲気。平日の昼間にほぼ満席という盛況具合。 キッチンの中にはシェフの原正弘さん、ホールにはソムリエールさん。 レストランの評価サイトなんかでは「シェフが無愛想」なんて書かれているけど、 一人で調理を切り盛りしてたらそりゃ無口にもなりますわな、って感じ。 食後のちょっと手が空いてそうな時に話しかけたら、特に無愛想な方では無かったし。

 ランチのコースは、前菜/メイン/デザートから好きなものが選べるプリフィクス・スタイルで、 2皿で1,800円、3皿で2,800円、4皿で3,800円。 せっかくなんで4皿でいくわけだけど、 「2皿コースを一人で2人前頼むと3,600円になって200円安いのでは」 なんてなことも頭をよぎったけど、やっぱり普通に3,800円でお願いして。

 料理の内容は以下。
【師範】
前菜:焼いたホワイトアスパラガスにアサリのバターソース
メイン魚:タチウオのポワレ
メイン肉:鴨のロースト
デザート:桃のスープ仕立て
【師範代】
前菜:焼いたアオリイカ
メイン魚:タチウオのポワレ
メイン肉:フォアグラ
デザート:クリーム・ブリュレ
 いやー美味い。特にホワイトアスパラガスが美味かったなぁ。 見た目も味も、全くもって一流店の内容で、この価格は大変お得。 全体の量は思ったより少なめなんで、普通の胃袋の人は4皿コースでちょうど良い感じ。

 で、昼間っからワインを一本。

Jose Michel Brut N.V.
ジョゼ・ミシェル (ヴィンテージ無し)
Jose Michel
ジョゼ・ミシェル
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(\8,500)2007/06/01 アトリエ・ドゥ・ヴィーヴル
 ワインリストには、赤/白それぞれ20種くらいあったかな? 5,000円弱くらいから10,000円強くらいの値段で、 価格は標準的ながら、珍しげな造り手/地方のものがあったような。
 そんな中、天気の良い初夏のランチなんで赤って気分じゃ無いし、 注文した料理が軽めっぽいし、シャンパーニュでずっと、ってのが良さそうと思いコレをチョイス。 お値段は8,500円、まぁ標準的ではないでしょうか。 ちなみにもう1種プレステージ系もありました(銘柄失念)。
 泡立ちは多くきめ細かくて、なかなかいい感じ。色はかなり麦わら系。 香りのボリュームはなかなかのもの。イーストっぽさと熟成感のある香りで、 なんとなく黒ブドウの比率が高そうな雰囲気(知らないけど)。 味は、チョロッと舐めるだけの師範代にはちょっと酸が強く感じたらしいけど、 ガブガブ飲む師範にはちょうど良いバランス。
 普通に良く出来たシャンパーニュ、って感じかな。 食事をする1時間半くらいでスルスルッと飲めちゃいました。 レストランのシャンパーニュ、あと1,000円くらい安ければもっと嬉しいのにな。
(80点)「Atelier de Vivre」にて

 お会計は、料理3,800円×2+ワイン8,500円の16,100円。 サービス料とかかからないのは嬉しい誤算。
 というわけで、久しぶりのフレンチ、堪能致しました。

 この日はこれで終わらず、夕方従弟(かつ門下生第六十八号のぢゅんぢゅん殿) が遊びに来たんでまたワインを。

Chateau Talbot "Caillou Blanc" 2002
シャトー・タルボ カイユー・ブラン 2002
Ch. Talbot
シャトー・タルボ
Blanc
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー(フランス)
(従弟から) エノテカ
 従弟が手土産に持参してくれたのがコレ、 ボルドーの名門「シャトー・タルボ」が造る白ワイン。 この銘柄は、1999年産と稽古済み。 当時の買値は道場の稽古範囲内だったんだけど、ユーロが高騰している昨今ではそういうわけにはいかんのでしょうな。 気を遣っていただいて申し訳ないこってす。
 前回飲んだのが非常に樽香の強いワインだったので、これもそうかと思ったけど、 実際はぜんぜんそういうことなくて樽はほとんど感じない。 で、何の香りが強いかと言えば熟成香かな? 奈良漬のような雰囲気がプンプン。 味も、かなりこなれた感じで年期を感じる。 そういえば週末に飲んだ2002年産のブルゴーニュもそんな感じ。 そういう年なのかしら?
 というわけで、ちょっと予想外の熟成具合に若干の違和感を感じたりするわけだけど、 そもそもはかなりしっかりしたワインだったと想像される、そういうワイン。 やっぱり白は若くてピチピチのうちに飲むのが良いかな、と思う今日この頃。
74点道場にて

Rodney Strong Russian River Valley Pinot Noir 2005
ロドニー・ストロング ラッシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール 2005
Rodney Strong Vineyards
ロドニー・ストロング・ヴィンヤーズ
Red
Sonoma County (USA)
ソノマ・カウンティ(アメリカ合衆国)
\1,9802007/05/24 QUEEN'S ISETAN 品川店 カリフォルニア・ワイン・トレーディング
 というわけで白1本で済むはずも無く、赤に突入。 あまり繊細なワインとかは似合わない場の雰囲気ではあるけど、 かといってドスンと重いのも気分じゃ無かったんで、 ここは一つ軽快かつ派手め系を狙ってカリフォルニアのピノ・ノワールで。
 色は例によってブルゴーニュのピノとは大きく違って、 濃くて青っぽさのある色合い。 香りも、ブルゴーニュのピノとはかなり異質、 共通点を探そうとするとゴム革っぽさは同様かな、ってくらい。 どちらかというと良く出来たボージョレみたいな感じ。 特に樽香が強いわけじゃなく、いわゆるカリフォルニアの「なんちゃってゴージャス〜!」 ってのも違うけど。 味はそこそこ狙い通りかな。「軽快かつ派手め」という言葉がピッタリくる感じで。
 予想通りブルゴーニュとは全く異質のカリフォルニアのピノ・ノワール。 でも、これはこれで存在意義があるというか、それなりの使い勝手で楽しめる。 お手軽に派手派手なワインを楽しみたい時にはちょうど良いな、と。
77点道場にて

Cono Sur Syrah 2005
コノ・スル シラー 2005
Vina Cono Sur
ヴィーニャ・コノ・スル
Tinto
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー(チリ)
\7232007/05/23 Yoshiya スマイル
 3本目まで行くとは予想外。 昼に一人でボトル1本飲んでるわけだから、 ここまで来ると本日のアルコール摂取量はもう丸2本を超えちゃってるわけで。 でもまぁもう既に正常な味覚嗅覚は失っているでしょう、 全部は飲んでしまわんでしょうと思って、1,000円以下のお手軽ランクからチョイス。 酔うと気が大きくなって良いワインを開けちゃう、って話を良く聞くけど、 師範の場合は酔うと本性のケチさが露呈して、 客人に出す際でも安いのを開けちゃいます。
 ・・・というような感じなんであまり詳しいことは覚えていないけど、 色や香り、味の濃さは十分、何に似ているかと言えば豪州産のシラーズ(当たり前か)。 700円強の値段とは思えないチープ感の無いワインで、 この局面で出すには非常にナイスなチョイスであったと自画自賛。
 予想通り、半分は残りました。でも、これだけ強いワインだったら明日でも大丈夫でしょうな。 コノ・スルのヴァラエタル・シリーズはつくづくコスト・パフォーマンスが高いと思いますです。
(70点)道場にて

前月分

by 師範