稽古日誌:2002年3月

医者は替えてみるもんである。
半年前くらいから、プチ師範代の肘に発疹が出ていた。 かかりつけの医者(小児科)から2種類の軟膏を処方してもらい、 悪化したら強い薬/良くなってきたら弱い薬を塗ってきたんだけどなかなか完治しない。 で、別の医者(皮膚科)で検査してもらったら、弱い薬に含まれる成分にアレルギー反応が出ているとのこと。 そりゃ治らないはずだな、と。


翌月分

31日(日)

今年度もお疲れ様、プチ師範代進級おめでとう、ってことで本日の夕食は外で。
お店は、保土ヶ谷駅前東口公団住宅の1Fにある蘭苑飯店という中華料理屋さん。 店の規模も雰囲気も住宅街のラーメン屋程度なんだけど、 メニューの種類は150種ほどもあってなんだか本格的(本店は新橋にあるらしい)。
そして、この店の凄いところはその脅威のコスト・パフォーマンス。 150種もあるメニューのうち、(フカヒレ・ナマコ・アワビを除く)全ての料理/飲み物が注文できる食べ放題・飲み放題コースが 男性2,980円/女性1,980円(税込み)。 基本的に「食べ放題に美味いもの無し」と思っていて、 食べ放題でモトが取れる年齢はとっくに過ぎている我々も思わずソレで。

というわけで、コースは食べ放題・飲み放題で、食べたのが以下。

蒸し鳥冷製
回鍋肉
酢豚
揚げ肉ダンゴの甘酢かけ
小エビと卵の炒め物
ニンニクの芽と豚の胃袋の炒め物
五目焼きそば
杏仁豆腐
ちなみに、杏仁豆腐と料理一品はフロアに出ていて食べ放題コースじゃなくても食べ放題。

飲んだのは以下。

生ビール:中1杯
瓶ビール(サッポロ):中1本
紹興酒:500mlカラフェ1.5杯
オレンジジュース:1本(師範代)

やや濃い味付けで、いわゆる洗練された中華料理ではないんだけど、 この値段であれば納得の内容。 「ニンニクの芽と豚の胃袋」みたいな、ちょっと変わったメニューがなかなか美味かった。 酒は、(ビールは当然普通だけど)紹興酒がなかなかグッド。 甕から出される紹興酒で、乾燥梅干を入れて飲むとクイクイいける。おかげで若干飲み過ぎ。

お店は大繁盛、常に満席状態(並んでいる人はいないけど)。 そんな中でも子連れの我々に気を配ってくれて、キビキビしていて気持ちの良いサービス。 他のお客さんもプチ師範代にフレンドリーでとっても楽しい外食が出来た。

お会計は、額面通りの4,960円。腹いっぱい飲んで食べてこの値段、安いっす。


30日(土)

Le Montrachet 1986
ル・モンラシェ 1986
Paul Dugenais
ポール・デュジュネ
Blanc
Montrachet (Puligny-Montrachet Grand Cru)
モンラシェ (ピュリニー・モンラシェ 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
---2002/02/30 ゴトー酒店ユーディージー洋酒販売
久しぶりにゴトー酒店へ遊びに行ったら 『セラーの中で立てて置いていたちょっと古いワインの中に、 外観上明らかに劣化したものが見つかった』とのこと。 で『ちょっと飲んでみるかい』ってことでいきなり開けて頂いたのがこのワイン。 白ワインの最高峰、モンラシェであります。 当時の売値でも数万円したワインとのこと。 もったいない話であります。
ボトルの外から見た感じでは、 ラベルはピッカピカなんだけど中の液体は明らかに褐色がかっていて確かに劣化気配濃厚。 グラスに注いでも色は変わらず(当たり前?)ウィスキーのような色あいなんだけど、 澄んだ感じで思ったより健康という気がする。 香りを嗅いだら「いいじゃん、コレ!」って感じ。蜜香がしっかりしていて、 ナッツのような香りもあったり松ヤニみたいな香りもあったりして、 ボリューム/複雑さとも十分。 味も、さすがに下り坂にはあるように感じられるんだけど、 まだまだ甘みもあってふくよかで、劣化と言うには可愛そうで熟成と言ってあげたい雰囲気。
・・・と、お店で飲んだ1杯はかなり良かったんだけど、車に揺られて10分強、 テイスティングした2杯の残りを頂いて自宅で再度稽古したら、さすがに香りはかなり抜けてしまって、シェリーのような熟成香がほとんどの寂しい雰囲気に変化。 味に関してはあんまり変わりはなくて、味より香りのほうがセンシティヴだなぁ、と実感した次第。
ともあれ、非常に貴重で非常におもしろいワインを飲ませて頂いた。 のみならず、後藤さんから「セラーの奥のハンパもの古酒」を3本頂いた。 近日稽古に乞うご期待。
77→67点ゴトー酒店/自宅にて

29日(金)

Sangiovese Toscana 1999
サンジョヴェーゼ・トスカーナ 1999
Melini
メリーニ
Rosso
Toscana (IGT)
トスカーナ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインモンテ物産
本日も 厳選 お買い得12本セットから。 一昨日のキアンティと同じ造り手のIGTサンジョヴェーゼ。 こちらも裏に「モデルノ」と書かれている。 イタリアって、昨年飲んだDOCソアヴェIGTシャルドネみたいに 「格付けの下克上」が往々にしてあるんで、師範的にはこっちに期待。
色は、(記憶が定かではないけど)キアンティより薄めで赤みが強くて、 よりイタリアらしい色合い。 香りのボリュームは弱め。 ゴム粘土とケモノと桜餅をミックスしたような香りはいかにもサンジョヴェーゼ。 味は結構いい感じ。薄いには薄い、軽いには軽い、雑味もあるにはあるけど うっすらとした甘味が全体を包んでいるみたい。 その甘味ゆえに、雑然とした場所に降った雪景色みたく「これはこれで良いじゃん」 ってな気分になる。
特にNGな部分も無くて、そこそこいい感じのイタリア産。 下のキアンティよりはずい分好印象。 やっぱり「格付けの下克上」は当たり前なのかな。
69点自宅にて

27日(水)

Chianti 1998
キアンティ 1998
Melini
メリーニ
Rosso
Chianti
キアンティ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインモンテ物産
また厳選 お買い得12本セットとの稽古を再開。 本日の夕食は鳥南蛮とサーモンフライなんで、軽そうな赤をチョイス。 裏ラベルに「モデルノ」とカタカナで書かれている。 表のラベルにはそういう表記は無いんだけど、これって輸入元が付けた愛称なのかなぁ。
色は、安キアンティとしては比較的濃い(青みが強い)ように感じられる。 香りは、パッと嗅ぐと酸を感じさせるツンッとした香り、 深く嗅ぐと古いお寺のような仏教系の香り、 空気に触れた時間が経つと乾いた唾のような香り。 味は、かなり酸味が支配的。全体に尖った感じが無いのは良いんだけど、 なんとなくペッチャリとしぼんだ味わい。
時間が経つと、「酸っぺーぇ」ってくらい更に酸味が幅を利かせる。
いわゆるペラッペラな安キアンティとは違うけど、 師範的にはあまり好きではない系。 このワインが「厳選」と言われると首を傾げざるを得ない。 同じ造り手のサンジョヴェーゼ(IGT)もあるのでそっちに期待。
59点自宅にて

24日(日)

Morton Estate Hawke's Bay Pinot Noir 1999
モートン・エステート ホークス・ベイ ピノ・ノワール 1999
Morton Estate Wines
モートン・エステート・ワインズ
Red

(New Zealand)
(ニュージーランド)
\1,8242002/02/09 信濃屋 横浜店ヴィレッジ・セラーズ
美味いワインを飲んだ翌日のワイン選びは難しい。 明らかにグレードダウンするのは悲しいし、かといって同等レベルのワインがあるでなし。 というわけで、本日チョイスしたのはニュージーランド産のピノ・ノワール。 昨日のワインから完全に逃げるでなく、真っ向から勝負するでなく、 我ながら絶妙なチョイスだと思ったんだけど・・・
色はピノっぽい赤紫。若干オレンジがかっているように感じる。 香りは思いのほか弱め。 裏ラベルには「フレンチオークのバリックで熟成して・・・」なんて書いてあるんだけど、 鼻で感じる香りは生木のような香りがほとんど。 味は軽い。バランスは悪くないけどいかんせん軽い。 柔らかな甘味が全体をまとめているのは好印象だけど。
非常にこぢんまりまとまったワイン。そこそこ美味いけど、あくまでそこそこ止まり。 時間が経ってもほとんど変化するそぶりを見せない。 そういう楽しみって、やっぱりフランス産だけなのかなぁ、と思ったりする。
70点自宅にて

23日(土)

既に桜は満開、ってことでお知り会いとお花見。
花見の席ではワインは飲まず、ビールとN氏持参の清酒 (天の戸 美稲 にごり生酒)でしみじみと。 甘いけど嫌味の無い甘さの清酒ございました。

自宅に帰っての二次会で以下のワインを。

Pertois Moriset "Blanc de Blancs Grand Cru" Brut Grande Reserve N.V.
ペルトワ・モリゼ "ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ" ブリュット・グランド・レゼルヴ (ヴィンテージ無し)
Pertois Moriset
ペルトワ・モリゼ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\3,9002002/03/23 デリバリーワイン中島菫商店
花見といえばシャンパン!なんだけど手持ちにシャンパンは無く、 当日朝着でデリバリーワインお薦めのシャンパンを買ってみた。 「抜栓後一時間くらい経ったころが美味しいシャンパン」とのこと。
色はかなり濃い目のレモン色。 泡立ちの量はそれほど多くないけど泡のキメは恐ろしく細かく、 ネットリ感があるので泡の上るスピードがかなり遅いような気がする。 香りは非常にドッシリ。イースト香と蜜香がドーンを存在。 味も重い。 相当に熟成感があって、甘味も酸味もしっかりで、飲みごたえのある味。
看板通り、高級感のあるシャンパン。 こういう「重くて熟成」系のシャンパンは、 暑い夏じゃなくて今くらいの時期に飲むのがいいかもね。
82点自宅にて

Chateau Le Grand Verdus "Grande Reserve" 1999
シャトー・ル・グラン・ヴェルデュ "グランド・レゼルヴ" 1999
Ch. Le Grand Verdus (Ph.& A. Le Grix de la Salle)
シャトー・ル・グラン・ヴェルデュ (Ph.&A. ル・グリ・ド・ラ・サル)
Rouge
Bordeaux Superieur
ボルドー・シューペリュール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,980円2002/03/23 デリバリーワインスマイル
上のシャンパンといっしょに、 先日稽古して非常に好印象だったワインを購入。 同じワインをリピート買いすることはほとんど無い師範だけど、 このワインは友人に出すための「安心アイテム」として購入。
・・・やっぱり美味い。前回の稽古同様ブルゴーニュっぽい華やかな香りが印象的なワイン。 友人らにもなかなかウケておりました。
今年の花見は予定を一週間繰り上げたため、急遽良さげなワインが必要になったんだけど、 こういう時にネット通販ってのは便利ですな。
84点自宅にて

Echezeaux 1999
エシェゾー 1999
Mongeard Mugneret
モンジャール・ミュニュレ
Rouge
Echezeaux (Vosne-Romanee Grand Gru)
エシェゾー (ヴォーヌ・ロマネ 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏からサントリー
O氏に持参して頂いたのは、名手モンジャール・ミュニュレの特級畑、エシェゾー。 モンジャール・ミュニュレの1999産は、最近 オート・コート・ド・ニュイACブルゴーニュなんかと稽古しているけど、 かなり好印象なんでとっても期待して。
色はかなり濃い目の赤紫。まだまだ熟成感はなくてストレートな色。 香りは、甘い樽香と木苺香がしっかり。 香りのボリューム的には前のワインが上かも、ってくらいだけど、 なんだかスマートというかピュアというか、そういう感じがする。 味も綺麗。酸味と甘味と渋味の溶け合い方がとっても良い感じで、 さすがは名門造り手、さすがは特級畑。
聞けば値段は6,000円くらいだったとか。それならかなり安いと思える内容。 実は随分前に1993産と稽古しているんだけど、 その時より更に上の印象。 1999産の出来が良いのか、師範は若いワインが好きなのか、 単なる印象のバラツキなのかは判らないけど。
88点自宅にて

Sandeman Late Bottled Vintage Port 1991
サンデマン レート・ボトルド・ヴィンテージ・ポルト 1991
Sandeman
サンデマン
Fortified
酒精強化
Port
ポルト
(Portugal)
(ポルトガル)
\1,5802002/02/09 信濃屋 横浜店ウィック
食後酒、ってことで、随分前から飲んでいたポルトを提供。 抜栓して一ヶ月くらい経つんだけど、あんまり変化はしないみたい。
色は、静脈血を遠心分離したような、ややレンガ色がかった濃紫。 香りは、アルコール感の強い香り(度数20%なんで当然か)。 1991でもまだ若いのか、野菜っぽい青臭さを感じると共に、 タバコのような煙たい雰囲気もある。 味は当然甘味が強い。渋味はあるけど酸味は無いに等しく、 やや野暮ったい感じの味わい。
この値段のポルトとしては結構イケてる部類に入ると思う。 ただ、やっぱり高級なヤツと比べると雑味があるかな。 あんまり数を飲んでないんでよくわからないけどね。
76点自宅にて

・・・というような花見でありました。 花見自体は30分くらいで終了せざるを得なかったけど、ワインが美味くて満足満足。


21日(木祝)

春の陽気に誘われて、日帰り温泉レジャーとしゃれ込むことに。 場所は、厚木から山側にちょっと行ったところにある、飯山温泉大和屋という旅館で、 個室利用(2時間)/食事付きで4,000円というコース。

宿の建物はかなり古ぼけていて侘しい雰囲気だけど、 露天風呂だけは最近改装したらしくなかなか綺麗。 幸いなことに我々が入浴している時間帯に他のお客さんは居なくて、貸切温泉状態。 久しぶりにのんびり入浴。

食事は「ミニ会席膳」と名付けられたコース。 山菜の天ぷらとか刺身とか煮物とかをちょっとずつ、といういかにも旅館のメニュー。 まぁ不味くはないけど特に印象に残る料理も無い、といった感じ。
酒は、地ビール「さがみビール アルト」(\800)を一本だけ。 宿にご当地のビールを置く、ってのは良いアイディアだと思う。 でも330mlで800円は高いなぁ。それと一ヶ月も賞味期限を過ぎているのは頂けない。 味的には、期待した香りの良さはあまりなくて普通のビールに毛が生えた程度。 これも賞味期限切れのせいかな、なんて疑ったりして。

というわけで、イマイチな部分もいろいろある宿ではあるけど、 綺麗な露天風呂を一人占め出来たんでまずは満足。 お会計は、サービス料や税金がかかって家族3人(2人+α)トータル1万円ちょっと、 お気軽レジャーというにはちょっと高いけど、まぁタマの贅沢、ってことで。

夕食は家で。ワインは「春のアカデミック企画」を敢行。

Bourgogne "Les Bons Batons" 1998
ブルゴーニュ "レ・ボン・バトン" 1998
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール

Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8002002/02/15 エノテカ ウイング高輪店エノテカ
Bourgogne "Les Bons Batons" 1999
ブルゴーニュ "レ・ボン・バトン" 1999
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6802002/01/12 港北東急百貨店AMZ
春のアカデミック企画は、同じ造り手の同じ銘柄、 ヴィンテージだけ1年違うワインを一度に飲むという、バーティカル稽古 (輸入業者や販売店は違うんだけど、まぁ細かいことは考えずに)。 果たして師範に違いは判るのか、多分判らんだろうな、ということでいざ稽古。

1998産(写真上)
以前にも稽古済、かなり好印象だった一本。
色はちょっと濁った感じで、静脈血のような雰囲気。 香りは、下の1999と比べると相対的には弱め。 お得意の樽香と、薬局のようなメディカル系の香りを感じる。 味は、酸味や渋味が落ち着いていて、甘味も感じてなかなか良い雰囲気。

1999産(写真下)
ボンバトンがデパートで1,680円は安くなったなぁ、と感慨深く買った一本。
色は、みりんを入れたような照りのある赤紫。 香りも華やかで、甘い樽香と木イチゴ香が拡がる感じ。 味がちょっと暴れん坊。渋味と酸味が旺盛で、特に酸味の強さが険しい雰囲気を作っている。

2本並べて違いが判るか、ということだと、違い自体は「判る」。 それくらいの差は感じられる。 ただ、前情報無しに「どっちが何年?」と聞かれてもわからない (最初、ヴィンテージを目隠しして飲んでみたけど逆だと思った)し、 一本だけ出されて「何年産でしょう?」って聞かれても当然わからない。 個人的な好みで言えば、色や香りは1999が好きだけど味は1998の勝ち、ってとこかな。
まぁいずれにせよ美味いワインではある。 2,000円以下で買えるブルゴーニュとしては出色、ということは間違いない。 これくらい強いワインだと、半分ずつ残した翌日の稽古にも期待できる。

翌日、相対的な違いは抜栓当日と何らかわりない。トータルの酸味量は若干増えた感じ。 よくよく裏ラベルを見たら1998産はフランス語、1999産は英語。 流通経路は大きく違ってるっぽいね。

1998産 80点自宅にて
1999産 77点

20日(水)

De Bortoli Shiraz Cabernet 2001
デ・ボルトリ シラーズ・カベルネ 2001
De Boltori Wines
デ・ボルトリ・ワインズ
Red
Riverina (Australia)
リヴェリナ (オーストラリア)
\5002002/02/20 元町ユニオン 横浜元町店ファームストン
先日飲んだ白と同時に買った、 同じ造り手/ヴィンテージの赤。 白がそこそこ納得の内容だったんで、500円の激安ワインとはいえかなり期待しての抜栓。
色は濃く若い。芯から端から一本調子な紫色。 香りは弱め。鼻で嗅ぐと、青臭さと煙たさとインクっぽさとカシスっぽさが同居。 口に含むと結構シッカリした樽の雰囲気が口腔から鼻へ抜ける。 味はけっこうマトモなバランス。渋味3:甘味2:酸味1くらいで、 順番的にも渋味→甘味→酸味と感じられて、 この価格帯のワインとしてはなんら文句の付けドコロが見当たらない味わい。
500円でこの内容、凄いねぇ。1000円クラスのチリワインとかに十分匹敵すると思う。 これだったらビール大瓶2本飲むより安いし酔えるし楽しめる。 この値段で見かけたら、安ワイン者には是非トライして頂きたい。
71点自宅にて

19日(火)

Les Murailles 2000
レ・ミュレイユ 2000
(La Region de Production)
(現地生産者)
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインスマイル
本日のワインも デリバリーワインさんの 厳選 お買い得12本セット から。このセットのワインとの稽古はこれで5本目、あと7本残ってます。 一ヶ月くらいで飲み終えようと思ってたけど、ちょっとこのペースでは難しいかも。
で、このワインは?ってことだと、 色はボルドーらしい濃くて青い紫。 香りは、木を焦がしたような消し炭っぽい香りがある。 わたしゃぁてっきりこの香りが「ボルドーの樽香」だと思ってたけど、 上記サイトに書かれたデリバリーワインさんの紹介文によると、 樽での熟成はさせてないらしい。 いかにもエエ加減ですな、師範の印象ってやつは。 味は、かなり若い感じの渋味と、後味に残る酸味が顕著。
いやー、「消し炭の香り=樽香」ではないってことが判っただけでも有意義。 でも、このワイン自体の評価という面だと「まぁそこそこ」ってところか。
65点自宅にて

16日(土)

今日は、毎年恒例(かつ毎年延び延びになってこの時期にずれ込む)横浜中華街での新年会。 行ったのは珠江飯店という店。
通されたのは通りに面したかなり大きい個室。 メインの丸テーブル以外に小さなテーブルで遊べるスペースがあって、 子供連れには嬉しい限り。

食べた料理は一人10,000円の「青龍コース」で、 内容は以下。

1.広東風鯛の刺身
2.姿フカヒレの蒸しスープ薬膳仕立て
3.伊勢エビのスペシャルスープ仕立て
4.海ツバメの巣入り海鮮のクレープ包み
5.アワビとナマコにエリンギの土鍋煮込み
6.タラバガニ足のにんにく蒸し
7.ペキンダック
8.ホタテチャーハン自家製XO醤仕立て
9.果物(メロン・オレンジ)/子供には杏仁豆腐
10.茶菓子

さすがに一番高いコースだけあって、高級食材のオンパレード。 味付けも比較的おだやかで、食べ飽きることのない感じ。 量的にはわれわれのグループには適量。 もっと大食いの方々には少なく感じられる量かも。 というわけで、確かに美味しいんだけど料理だけを見ると10,000円という絶対額は若干高いような気がする。 1皿あたり1,000円はちょっとアレだなぁ、って感じで。8,000円位だと納得なんだけどなぁ。 (だったら8,000円のコースを食べれば良いんだけど)
サービスは、「大皿を真ん中にドン」ではなくて、 大皿に入れてきた料理をテーブル脇でサービスの人が取り分けてくれるスタイル。 気が利いてて高級感があるんだけど、ちょっとテーブルが寂しく感じられるような。 料理の間が空くと特にそう感じる。

酒は、瓶ビール(\600)のほかに中南海国賓専用酒と書かれた紹興酒(\4,000)を飲んだ。 なんとなく普通のよりまろやかだったような気がする。まぁめったに飲まないんで良く判らんですけど。 ワインもあった(中国産が3,000円、その他数種)けど、どうせ後で飲むんでここでは注文せず。

というわけで、4家族(大人8人/幼児3人)トータルのお値段は10万円ちょっと。 たまの贅沢、こういうのもアリでしょう。

当然飲み足りず、ご近所さん宅で二次会。 ビールも飲んで、下記ワインも飲んで。

Beaune Cent-Vignes 1986
ボーヌ・サン・ヴィーニュ 1986
Albert Morot (Ch.de la Creusotte)
アルベール・モロ (シャトー・ド・ラ・クルーソット)
Rouge
Beaune 1er Cru
ボーヌ1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,0002002/02/16 横浜君嶋屋ラック・コーポレーション
一本目は師範が持参。このワインは先月稽古済み。 「すでに逝ってしまったワイン」をなぜまた飲むのか? 答えは、安いと思って飲む前に買い足してしまったから。 慣れないことするとロクなことにならない見本。 で、そういうワインを一人で飲むのはなんとも屈辱的なので、 話のタネに、ってことでこういう席に持ち込ませて頂いた次第。
色はやはり薄い。それでも前回よりちょっと紫っぽい感じがするのは照明の違いか? 香りは、前回よりマトモに感じる。熟成ブルゴーニュらしい、革っぽい香りが中心。 味は・・・やっぱり酸っぱい。もちろん飲めないほどではなくて、 二杯目からは慣れる程度の酸味だけど、 他の要素が消えうせているので単調な感じはいかんともしがたい。
実は、前回のボトルより5mmほど液面が低かったので 「こっちは完全に逝っちゃってるかも」と心配してたけど、それはなくて一安心。 っていうかそういうワインを持参してスミマセン。
(72点)ご近所宅にて

Corton 1995
コルトン 1995
Louis Latour
ルイ・ラトゥール
Rouge
Corton (Aloxe-Corton Grand Cru)
コルトン (アロース・コルトン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(O氏がシャルルドゴール空港にて購入)
参加者のO氏が最近モナコへ出張に行かれたそうで、 その帰りにドゴール空港で買われたというワイン。 特級畑コルトン、名門造り手ルイ・ラトゥール、輸送劣化のないハンドキャリー、 14%というブルゴーニュとしては破格のアルコール度数、 当然ながら大期待。
色は思いのほか薄め。ボトル自体の色が濃いんで若干騙され気分。 香りは、最初えっ?と思うほどシンプルで、前のワインと大差ない感じがした。 味も、最初えっ?思うほど迫力に欠けて、前のワインの酸味の一部を渋味に変えただけ、 のような感じがした。 そのままだったらルイ・ラトゥール氏には猛省を促したい気分だったんだけど、 ちょっと時間が経つとセメダインのような香りが出てきて、 更に時間が経つとアプリコットのような甘味が出てきて、 良い感じのワインに変化したんで許してやることに。
美味いのは美味い。ただ、"Grand Cru"とデカデカと書くんであれば、 もう一歩迫力が欲しいところ。 やっぱりボーヌの赤だと"Grand Cru"っつってもちょっと違うんだろうか?
(79点)ご近所宅にて

Chateau de Pourteau 1995
シャトー・ド・プルトー 1995
Ch. de Pourteau (Jean Milhade)
シャトー・プルトー (ジャン・ミラード)
Rouge
Lussac Saint-Emilion
リュサック・サンテミリオン
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,8242002/02/09 信濃屋 横浜店トウヤマ
おしまいの一本は師範が提供。 どうせ酔っ払いだろうし、 どうせ大したワインは持ってないし、ってことで、 O氏が持参された上のワインとヴィンテージが同じ、という理由だけでチョイスしたのがこれ。
色はさすがにブルゴーニュよりは濃い。 香りのボリュームはおだやかめ。燻したような木の香りがいかにもボルドー的。 味も悪くない。酸っぱからず渋からず、適当にパワフルかつ適当にまろやか。
というわけで、2,000円くらいのボルドーに求めるレベルは十分クリアしているとは思う。 でも、なんとも中庸で記憶に残らない印象があるのは、 会の最後でアルコールがまわっていたせいではないような気がする。 っていうか、今回は皆さん最後まであまり酔ってなかったね。
(75点)ご近所宅にて

大変楽しゅうございました。来年もまたよろしく、っていうか、 「新年会」なんだから来年はもっと早めに実現しましょ。


15日(金)

Vinival Colombard-Chardonnay 2000
ヴィニヴァル コロムバール・シャルドネ 2000
Vinival
ヴィニヴァル
Blanc
Cotes de Gascogne (VdP)
コート・ド・ガスコーニュ (ヴァン・ド・ペイ)
Sud-Ouest (France)
南西地区 (フランス)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインスマイル
本日のワインもデリバリーワインさんの 厳選 お買い得12本セットから。 コロンバールって品種は、たしかコニャックやアルマニャックだかの原料となる葡萄、 って読者な方に昔教えてもらったような。 ブルーのボトルに白く絵がペイントされてて、 ほとんど文字のない大変モダンなボトル。 海辺のテラスとかにはバッチリでしょうな。
色は非常に薄い。清酒で色の濃いヤツくらいな色あい。 香りのボリュームは意外としっかり。 ミカンの花みたいな、柑橘系の香りと花っぽい香りが同居したような雰囲気。 味は、薄いってわけじゃないけど厚みがなくてそっけなくて、 舌の両脇にだけ刺激を与えて通り過ぎていくような感じ。
香りはまずまず、飲み口はカタブツ、そういうワイン。 ボトルに凝った安ワインって中身が伴わないことが多いけど、 このワインに関しては外見の印象にフィットした内容。
68点自宅にて

13日(水)

De Bortoli Semillon Chardonnay 2001
デ・ボルトリ セミヨン・シャルドネ 2001
De Bortoli Wines
デ・ボルトリ・ワインズ
White
Riverina (Australia)
リヴェリナ (オーストラリア)
\5002002/02/20 元町ユニオン 横浜元町店ファームストン
本日の夕食はサーモンのバター焼きとかホタテマヨネーズのサラダとか。 選んだワインは豪州産の安い白。 なんとなくこういう脂っこそうな魚介系食材には新大陸の白が合いそうな気がして。
色は薄めのレモン色。 香りは、最初は「白ワインの香り」しかしなかったんだけど、 徐々にトロピカル・フルーツや樽香を感じられるようになる。 味は、酸味もあって甘味もあって苦味もある。それぞれがバラバラ。 特に、抜栓直後に顕著な苦味がマイナス・ポイント。 時間が経つと、樽の雰囲気が前面に出てきてプチ高級な感じにはなるけど。
いろいろ難癖をつける点はあるけど、値段を考えれば納得せざるを得ない。 こういうワインが500円で買えるんだったら、 「輸入・国産ワイン使用」かつ健康を前面に打ち出した素性の知れない激安国産ワインを買う気がしない。 日本の大手酒業界には本質に立ち戻って勝負してもらいたい(「発泡酒ブーム」もね)。
68点自宅にて

12日(火)

Rosso del Salento 2000
ロッソ・デル・サレント 2000
Vecchio Greppo
ヴェッキオ・グレッポ
Rosso
Puglia (IGT)
プーリア (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインサントリー
エビとセロリの炒め物、ポテトのクリームチーズ焼きに合わせてサッパリ系の赤をチョイス。 このワインもデリバリーワイン厳選 お買い得12本セット からだけど、唯一このワインだけは過去稽古済み。 よって若干消化試合の様相を呈しているけど、 まぁこういうセットもので既稽古のワインと一本もダブらない、ってのは無理な相談ですから。
色は比較的青みの少ない紫色。ガーネットって言うんですかね?ワイン一般の用語では。 熟成ワインのようにやや朱色がかっている感じもある。 香りは弱い。上記したこのワインの説明ページには『ほんのりと甘い蜜を思わせる香り』と書かれているけど、 師範には検知できず。強いて言えばほんのり桜餅の香り。 味は、前回の稽古とは若干印象が異なって、酸味はそれほど感じず落ち着いた印象。 反面シッカリ感やトンガッた印象も薄らいで「軽〜いイタリア」の典型的雰囲気。
時間が経つと、ほんのり甘くて後味にはなんとなく黒蜜っぽい感じが残る。 『甘い蜜・・・』云々はこの感じのことかな?
前回の印象とはちょっと違ったワイン。 半年強の時間が熟成を促したのかな? たった半年ではあるけど、 2000年産のワインなんで瓶詰め後の期間は倍だからね。 で、それで良くなったかと問われればどっちとも言えなくて、 まぁ同じくらいな評価かな、と。
一杯分だけ残した翌々日、甘味が前に出て結構イケるワインに変化。+2点。
67点自宅にて

10日(日)

Chateau Le Grand Verdus "Grande Reserve" 1999
シャトー・ル・グラン・ヴェルデュ "グランド・レゼルヴ" 1999
Ch. Le Grand Verdus (Ph.& A. Le Grix de la Salle)
シャトー・ル・グラン・ヴェルデュ (Ph.&A. ル・グリ・ド・ラ・サル)
Rouge
Bordeaux Superieur
ボルドー・シューペリュール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\1,980円)2002/02/20 デリバリーワインスマイル
今日の夕食はハンバーグ。選んだワインは、結構しっかりしてそうなボルドー。 このワインもデリバリーワインさんから送って頂いたものだけど、 「12本セット」のものではなく酒井さんお薦めの一本、とのこと (このワインのページ)。 ボルドー・シューペリュールとAOC自体の格は高くないけど、 重いボトルやシッカリしたキャップシールにはなかなか期待させられる。
抜栓後、まず色はどうかと顔を近づけたところ、漂ってくるその香りにビックリ。 甘い樽の香りがものすごいボリュームで感じられる。 樽の感じは、いわゆるボルドーっぽくなくて、ブルゴーニュで樽の強い造り手 (フィリップ・ルクレールとか)みたいな雰囲気。 ボルドーらしくないとか果実の感じが弱いとか、 そういうマイナス要因を埋めてあまりある良樽の甘香ばしさ。 味も、香りと対比すればやや軽めだけど、バランスは悪くないしひっかかる感じも無いんで、 存分に香りの凄さを感じていられる味。
いやー驚いた。2,000円以下のワインでこの香りが体験できるのはある意味驚異的。 贔屓目は全く抜きにして、間違いなくお薦めできるワイン。 って言うか、贔屓目というよりも「そんなに凄いんかなぁ」と猜疑の目で稽古したわけだけど、 それを180度反転させるだけの内容を持っていた。
83点自宅にて

9日(土)

Miguel Torres "Santa Digna" Cabernet Sauvignon Rose 2001
ミゲール・トーレス "サンタ・ディーニャ" カベルネ・ソーヴィニョン・ロゼ 2001
Vinicola Miguel Torres
ミゲール・トーレス
Rose
ロゼ

(Chile)
(チリ)
\1,0172002/02/09 関内 サンタムール三国ワイン
本日の夕食は、大変久しぶりに自家製鯖寿司。 鯖寿司にはちょっと甘めのワインが合うかな、ってことで安易にチョイスしたのがこのロゼ。 そもそもロゼとの稽古経験が少ない師範だけど、チリ産のロゼは多分初稽古。 ミゲール・トーレスのチリワインは 以前ソーヴィニョン・ブランと稽古しててかなり好印象だったんで、 このロゼにも期待してたんだけど・・・
色は素晴らしく綺麗。輝くような薄赤紫色で、 ロゼの価値の大半ってこの色にあるんじゃないか、って納得する色。 香りは、目をつぶって嗅ぐと白ワインなんだけど、ちょっとだけ赤ワインフレーバーも残している。 白8:赤2ってくらいの割合か。 味は、予想とおりやや甘め。ただ、普通のロゼみたくボヤーっと薄甘いんじゃなくて、 キュキュッと薄甘い。 そういうのって、ワインとしてはいいんだけど、今回の相手たる鯖寿司とはちょっと厳しい。 特に、赤ワインの名残りたる渋味が鯖とは合わないね。
色は素晴らしい。でも他の要素は赤とか白を飲んだ方が良い、ってなとこかなぁ。 白桃みたいなロゼを期待していたら、若いソルダムみたいな雰囲気だった、って感じか。 あ、アルコール度数は13.5%もあるんで、色につられてガブガブ飲んでたら速攻酔っぱらいます。
67点自宅にて

8日(金)

Bourgogne "Cuvee Saint-Vincent" 1999
ブルゴーニュ "キュヴェ・サン・ヴァンサン" 1999
Vincent Girardan
ヴァンサン・ジラルダン
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6672002/01/18 やまや渋谷店やまや
やっと週末。ウキウキ気分で3本よりどり5,000円/1本あたり1,667円の「プチ高級」ワインをチョイス。 造り手のヴァンサン・ジラルダンは、最近評判の若手造り手らしい。 また、ACブルゴーニュでも「キュヴェ・なんとか」とかサブタイトルが付いたやつって、 結構イケることが多いんで大きく期待して稽古。
色はかなり濃い。およそACブルゴーニュとは思えない、まるで南仏モノのような濃さ。 香りに大ビックリ。パンチの効いたスパイシーな香りは「これ、ローヌ?」って感じで、 ちっともブルゴーニュらしくない。 味は、若いんだかそういうものなのか判らないけど、 酸味と渋味が旺盛で、かつそれらが別の方向を向いている感じ。
相当(4時間以上)時間をかけて飲んだけど、 香りや味に慣れて「これもブルゴーニュ」と感じられるようになった以外は目立った好転無し。
非常にトンガったワイン。気鋭の造り手の気合の表われか? でも、気合入れたらこんな風にローヌみたくなっちゃうんだったらあんまり嬉しくない。 というわけで現時点ではあまり楽しく無いワインだけど、 こういうワインは熟成後花開くタイプのような気もする。
71点自宅にて

6日(水)

Les Comtes de Jonqueyres (Rouge) 1997
レ・コント・ド・ジョンケール (赤) 1997
GAM Audy
GAM アウディ
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインスマイル
週の頭にプチ師範代から風邪をうつされて、ようやくちょっと回復。 大事をとって2日に分けて飲むべくちょっと強げなワインをチョイス。 このワインは、週末に飲んだワインの赤版。 というわけでこれもデリバリーワインさんの 厳選 お買い得12本セットから。
色の濃さはボルドーらしいけど、エッジがオレンジがかっていて若干の熟成を感じさせる。 1997なんて(当道場開設以降ということもあって)まだまだ若いと思ってたけど、 もう5年も経ってるんだなぁと。 香りは、消し炭のようなイガラっぽさが目立つ。 このワインを造るのに参加しているらしい「ジャン・ミシェル・アルコート」氏の手による安ワインは、 1月にも稽古しているけど、それと酷似した雰囲気。 味は比較的軽め。それゆえますます焦げ感の強さが目立つ。
強いロースト香、この造り手の個性かとも思うけど、 白は全然そんなことなくておとなしい雰囲気だったからなぁ。 なんとも良く判らんですな。 とはいえ800円強の売価を考えれば、ボルドーらしさも伝わるしかなりイケてる部類だと思う。 ただ、この12本セットの主たる購買層のリアクションを考えると、 「美味い」っていうより「変わってる」になるのかなぁ、とも思う。
翌日、かなり酸っぱめに変化。減点2。
70(−2)点自宅にて

3日(日)

Les Comtes de Jonqueyres (Blanc) 1998
レ・コント・ド・ジョンケール (白) 1998
Alpha Bordeaux
アルファ・ボルドー
Blanc
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(12本で\9,800円)2002/02/20 デリバリーワインスマイル
今日は雛祭り。 というわけで、朝はホットケーキ、昼はレタス・チャーハン、夜はちらし寿司とか蛤の吸い物とかを師範みずからこしらえて。 ナイスなマイホーム・パパであります。 雛祭りゆえ酒はもちろん白酒、ということで白ワインをチョイス。 このワインはデリバリーワインの酒井さんから 「飲んでみてください」と送って頂いた 厳選 お買い得12本セット のうちの一本。いやー、ありがたいことです。
色は薄いレモン色。 香りは、裏に書かれた「熟した白桃やマロンの香りがあり・・・」のうちマロンはどうかと思うけど(メロンの間違いか?) 白桃はなんとなく感じられるような気がする。 味は酸っぱすぎず甘すぎず、余韻は短いけどバランス自体は悪くない。
良く言えば上品、悪く言えばひ弱、こぢんまりとまとまったワイン。 魚中心の和食に合わせて正解な気がする。 うっすらと感じる桃の香りが雛祭り風だし。
70点自宅にて

2日(土)

Bourgogne 1998
ブルゴーニュ 1998
Dom. Ramonet
ドメーヌ・ラモネ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8812002/02/09 関内 サンタムール玉喜
そもそも今日は伊東の温泉でのんびり、のはずだったんだけど、 プチ師範代が発熱のため中止。おとなしく自宅でワイン。 チョイスしたのは、白の超名門造り手「ラモネ」のACブルゴーニュ赤。 白の名人が造る廉価版の赤としては、 コレとかとても良い印象があるんだけど、 ちょっと値段が違うしなぁ、と。
色はかなり薄い。ブルゴーニュらしいと言われればそうだけど、って色。 香りは、期待に反してかなり弱い。安ACブルゴーニュ的な、 ゴム/革っぽい香りのみしか感じられない香り。 味わいとしては、スムーズさという面では一流っぽさの片鱗を感じられはするけど、 それ以外にはなんら美点がないといわざるを得ない。
造り手の名前がなんであるかを全く感じさせない、 あまりにも普通なACブルゴーニュ。 ブランド力を笠に着た金儲け戦略なのか、 移送や保管に関連する劣化なのかは師範には判りえないけど、 少なくともこのワインから「名門ラモネ」は感じられない。
68点自宅にて

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by 師範