稽古日誌:2004年3月

先日、弊道場が軒を借りているプロバイダーで「ホームページコンテスト」なる催し物が開催されていた。 入賞サイトには賞金付き、それも特賞100万円、入選10万円×10という大判振る舞いなモノ。 もちろん応募しましたさ。そして「もしかしたら入選くらいするかも」と淡い期待を抱いてましたさ。 でも、結果は箸にも棒にも。「なんでかいな?」と入選した他のサイトを見てみたら・・・ ま、酒飲みながらダラダラ作ってるとことは気合が違うようで。

翌月分

31日(水)

Chateau la Croix-Davids 2000
シャトー・ラ・クロワ・ダヴィド 2000
Ch. la Croix-Davids (Birot Meneuvrier)
シャトー・ラ・クロワ・ダヴィド (ビロ・ムヌーヴリエ)
Rouge
Cotes de Bourg
コート・ド・ブール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\7832004/03/14 サンタムールカツミ商会
 いよいよ今日で本年度も終わり。 人によっては環境が大きく変わる方もいらっしゃるでしょうな。 幸いにして師範はリストラに合うことも無く、 なんとか現在同様ダラダラと飲み続けることが可能なようであります。 というわけで?本日のワインは、門下生からもチラッとメールでお勧め頂いたボルドー産。 マコンワインコンクール金賞受賞したらしいけど、 案外アテにならんですからな、この手のコンクール受賞は。
 色は思いのほか濃い。ボルドーらしいと言えばそうなんだけど、 この値段であることを考えると想像以上にしっかりした色合い。 香りもまさにボルドー風。カシスの実を炭化するまで焦がしたような、 焼けたフルーツと焦げ臭い感じの香り。 味は、若いボルドーっぽいと言えば確かにソレっぽいんだけど、 各要素が分離したような軽さが難点。 それらの要素の中で突出しているのはやっぱり渋味、 それがこなれる頃にはちょっと雰囲気が変わるのかも知れないけど。
 注ぎきってみると底にはものすごい澱のかたまりが。 この値段でこの澱は凄いなぁと驚く反面、 もしかすると通常ならざる環境下にあったのかも・・・という気持ちは禁じ得ない。
 なんだかんだ言っても「Deep under 1000円」という値段を考えれば、 まずまずイケてる部類だとは思う。 渋味しっかりなんで将来性もあるかも知れない。 でも、師範は自分で熟成させたことなんてほとんど無いんで、 将来性に関しては実際どうだかは不明。
70点自宅にて

27日(土)

先日
飲んだ男性陣(O氏、N氏、師範)の奥様方がそろってレストランでおフレンチの会食会、 ということで男性陣(とお子様)もN氏宅に集結して酒飲み。

Greg Norman Estates "Australian Sparkling" Chardonnay Pinot Noir N.V.
グレッグ・ノーマン・エステーツ "オーストラリアン・スパークリング" シャルドネ ピノ・ノワール (ヴィンテージ無し)
Greg Norman Estates
グレッグ・ノーマン・エステーツ
Sparkling
発泡
South East (Australia)
サウス・イースト(イタリア)
\2,4902004/03/26 成城石井 ルミネ横浜店
 例によって作業分担としては、 メインワインの持参がO氏、場所提供と料理担当がN氏、 その他雑多なワイン担当が師範。 というわけで一本目は泡モノを。適当な道場在庫が無かったんで、 このワインは前日に購入して持参。 購入の決め手は、お店のPOPに書かれていた「ワインスペクテイターで91点」の表記。 点数自体はどうでも良いけど、 彼らが高く評価したということは濃いスパークリングだと思われるからね。 ま、師範には珍しくミーハーな買い方ではありますが。
 色は想像よりかなり薄い。ピノ・ノワールが43%らしいんだけど、そういう感じはしない色合い。 泡の量は普通だけど、泡立ちのキメ細やかさは一流。 香りは、鼻で嗅いだ感じはそれほど強くなくて、 シャンパーニュみたいなイーストっぽい香りはほとんどない。 ただ、口に含むと砂糖を焦がしたような甘い香りが沸いてきて、 それが長いこと持続するんでなかなか高級な雰囲気ではある。 味は、やや酸味が弱めだったりと軽い苦味があったりするけどバランスは悪くない。 でも、それほど深い味わい、って感じでもないけど。
 「ちょっと高級なニューワールド産」といった感じかなぁ。 この値段でこの内容ならほぼ妥当、 一般的なNVのシャンパーニュくらいのパフォーマンスはあるんで、ちょっぴりお得な気分。 でも、これで91点ってのはちょっと理解に苦しむなぁ。 その点数付けた評価者って、もしかするとゴルフ好きな人なのかも。
78点N氏宅にて

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 2002
Dom. Gros Frere et Soeur
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・セール
Blanc
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,5752004/03/14 サンタムールカツミ商会
 2本目の白は、つい先日稽古して、 安心して皆様にお薦めできるものをチョイス。 今回買ったときはセール中、かつあれやこれやの割引利用でこの値段で買えた。 比較的流通量が多くて容易に手に入るワインだと思うけど、 この買値は底値じゃないかな。
 で、やっぱり期待に応えるワインでありました。 まず色が濃くて赤っぽくて、 「もしかしてシャルドネだけじゃなくてピノ・ノワールあたりもちょっぴり混ぜたんじゃないかしら?」 な感じ。ほんでもって特筆すべきは香り。 「良い樽使ってますねぇ」な、甘く香ばしい樽香がババーン!と。 それが、ニューワールドのそういうやつと違ってなぜか品がいいんですな。 まさに「バタークッキー」、それも蜂蜜の効いたやつの香りであります。 味的には特筆すべきポイントは無いけど、 それでも香りに感動している気分を引き戻すこともないんで、 それなりに高い品位を保っているとは思う。 特に、酸がしっかりしてて味に芯があるから、 樽の強いワインにありがちなダレて散漫な感じを受けさせずにシャンとしているという印象。
 いやはややっぱりこのワインは凄いです。高級感バリバリ。 ただ、残念ながら師範的には白の高級品に対する経験値が低いんで、 その「高級感」というヤツを誤解している可能性も無くは無いけど。 ともあれこの値段で買えるワインとしては抜群に美味いことは間違いないんで、 広くあまねく皆様にお薦め。
82点N氏宅にて

Charmes Chambertin 2000
シャルム・シャンベルタン 2000
Dom. Armand Rousseau
ドメーヌ・アルマン・ルソー
Rouge
Charmes Chambertin (Gevrey Chambertin Grand Cru)
シャルム・シャンベルタン (ジュヴレ・シャンベルタン特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
O氏より ラック・コーポレーション
 メインのワインはO氏が持参。 アルマン・ルソーのシャルム・シャンベルタンは、以前にもO氏持参で1993と稽古したことがあって、 そのときは己が安ワイン者であることを忘れさせるほど好印象。 今回は随分若いんだけど、果たしてどんな感じか、と。
 色は、ボトルの外からもわかるくらい薄め。 そもそもあまり濃く造る造り手ではないとは思うけど、それでも若干心配になる色。 香りはホントに素晴らしい。セメダインみたいなスーッとくる揮発成分の後に、 色の薄いベリー系の果実香、そしてミルクっぽい樽香、 まさに高級ブルゴーニュの香りのオンパレード。 ただ、味がちょっとねぇ。もちろん不味くはない。 甘味が豊富で柔らかくて、なにか問題があるわけじゃない。 でも、思いのほか軽いのと、 2000年ということを考えるとあまりに「出来すぎ」な感じが禁じ得ないんだよなぁ。 タンニンなんてどこにあるかもわからないくらいになっちゃってるし。 それに、酸もおとなしめでなんだか「グランクリュの迫力」というものが希薄な感じ。
 確かに美味い、まさに今飲んで美味いワインだと思う。 ただ、残念ながら前回のような感動の領域までは達しなかった。 もちろん期待が大きすぎたというのもあるとは思うけど。
86点N氏宅にて

Chateau Laroze 1994
シャトー・ラローズ 1994
Ch. Laroze
シャトー・ラローズ
Rouge
Saint-Emilion Grand Cru Classe
サンテミリオン特別級
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\2,500 (2本よりどり5,000円)2004/01/31 やまや 洋光台店やまや
 ラストのワインとして師範が持参したのは、 サンテミリオンの特別級であるシャトー・ラローズ、 ヴィンテージはちょっと古めの1994産。 サンテミリオンには特別級(Grand Cru Classe)と特級(Grand Cru)があるからややこしいけど、 このワインは特別級(上の格付け)。 ただ、1994のサンテミリオンは昨年秋にフィジャックを飲んで期待したほどじゃなかったし、 そもそもこの造り手は軽めのワインをつくるらしいんで、あまり大きく期待はできないと思いつつ。
 色は案外若々しい濃紫色。 香りは、最初フッと鼻を通して「良いじゃん良いじゃんコレ!」なボルドーっぽさ(意味不明か?)。 ブルゴーニュみたいにパーッと発散的なのとは違う、 一定の太さでゴンゴンと迫り来るような香り。 味も非常に几帳面。特に派手な要素や目立つ特徴があるわけじゃなくて、 とにかくキチンとボルドーの味を作って、それが10年熟成した、という内容。
 約3時間程度のの中断後(師範爆睡)、グラスにチョコッと残った分を飲んでみたら、 とっても酸っぱかった。というわけでさすがに抜栓後はあまり時間を置かない方がいいかもです。
 ともあれ2,500円で買える熟成ボルドーとしては出色だと思う。 途中で寝ちゃったんであまり詳しいことが書けない(上記文章も極めて観念的)のが残念。
 (「やまや」って、品質に疑問があるようなことを言う人も多いけど、 師範の経験上ハズレに当たる確率は決して高くない。むしろ低いくらい。 もちろん超高級品は買ってないんでわからないけど、 このクラスだと安心して買って良いと思う。)
(80点)N氏宅にて

そんなこんなな週末の一日でありました。


26日(金)

Torres "Vina Brava" Parellada - Garnacha 2002
ミゲール・トーレス "ビーニャ・ブラーバ" パレヤーダ・ガルナッチャ 2002
Miguel Torres
ミゲール・トーレス
Blanco
Catalunya
カタルーニャ
Cataluna (Espana)
カタルーニャ (スペイン)
\7982004/02/21 Wine&Mart樽屋 横浜西口地下街ザ・ダイヤモンド店サントリー
 本日の夕食はトンカツ/チキンカツと野菜炒め。 最初は赤を飲もうと思ってキャップシールまで外したんだけど、 なんだか突然白が飲みたい気分になって急遽変更、このワインを抜栓。 スペインの最大手「トーレス」がカタルーニャ地方で造る白で、 当地のメジャーな品種であるParelladaとGarnacha Blancoを使って造られたもの。 ちなみに、裏ラベルの上には輸入元のステッカーがデカデカと貼ってあって、 せっかくの造り手が書いた情報が伝わらない(師範は強引に剥がして読んだけど)。 「クリスピーで辛口な白」とか「リンゴとパイナップルの香り」とか「アルコール度数11%」とか、 それなりに意味のある造り手発の情報が、ほとんど無情報な輸入元ラベルで隠されている。 おもいっきり不遜で横柄だとは思わんのですかね?
 ・・・と、大会社相手に憤っても酒は美味くならんし、 多分改善されることもない(ちなみに小さな輸入元は結構最近そのことに気をつけておられるように感じる)だろうから、 気を取り直してワインの感想を。 色はかなり薄めのレモン色。レモンの果肉部分的な色合い。 香りは、思いのほかしっかりしている。傾向的には花系統の香りで、 花は花でもユリのようなスッキリ系の花。(隠された)裏ラベルに書かれている、 リンゴやパイナップルの香りも感じないではないけど、 そういう香りってもっと別のワイン (リンゴはシャルドネ/パイナップルはソーヴィニョン・ブランとか)の方が顕著に感じるんで、 このワインを表現するのにはあまり適当でないように思う。 味は、ほのかに炭酸を感じる軽い味わい。 アルコール度数の低さと酸味の弱さが軽さを際立たせている。 なんとなくイタリアとかの安い白に通じる雰囲気。 物足りないっちゃ物足りないけど、深酒した翌日に飲むワインとしては好都合。
 香り華やか/味わい軽やかなワイン。 高い評価を得られるワインじゃないと思うけど、こういうのが飲みたい時ってのもあるっすよね。
72点自宅にて

25日(木)

バンドのメンバーと飲み会。

店は、品川の第一京浜沿いの雑居ビルの地下にあるAdvantageという店。
分野としては「洋風居酒屋風ジャズバー&レストラン」といったところ。 店はお世辞にもキレイとは言えない感じで、 特に外観なんかはちょ〜っと入りづらい雰囲気。 でもまぁジャズがウリのところだとそういう店って多いっすね。
料理は、勝手気ままにいろいろ頼んだけど、 味付け的にはかなりジャンキーというか、 ニンニクがタップリ入っいたり香辛料が効いていたりで濃い/パンチの効いた味。 酒のツマミとしてはこれがなかなかか合うんですな。 店の雰囲気や流れる音楽にも合う感じ。 中でも印象的だったのがキャベツとアンチョビのパスタ。 ニンニクの香りとキャベツの甘味とアンチョビの塩辛さが絶妙な一皿でした。

酒は、最初は生ビール、その後下のワインを。

Santa Helena "Sigro de Oro" Cabernet Sauvignon 2002
サンタ・ヘレナ "シグロ・デ・オロ" カベルネ・ソーヴィニョン 2002
Vinos de Chile
ヴィーニョス・デ・チリ
Tinto
Curico Valley (Chile)
クリコ・ヴァレー (チリ)
(\2,100)2004/03/25 Advantageアサヒビール
 メニュ表には、赤ワインが6種/白ワインが5種が載っていた。 価格帯は、1800円〜5800円のお手頃なものが多いけど、 内容的にはそもそも安いワインばかりで、大体小売価格の2〜2.5倍程度の値付けと見た。 まず一番安い赤(銘柄失念、イタリア産だったような)を注文するも品切れ、 というわけで次に安かったコレを注文。 サンタ・ヘレナのこのワインは、以前に1997と稽古済み
 色は、小さなワイングラスでも向こうが見えないほどだったんで、 かなり濃い青紫だったと思う。 香りは、いかにもチリ産カベルネ・ソーヴィニョンなカシスとインクの香り。 樽を思いっきり焦がしたのか、タバコの吸殻のようなイガラっぽさもある。 味は、渋味大全開。冷えた状態で飲んだからかもしれないけど、 かなりガチガチに固い渋味が印象的。
 いわゆる「若いチリ・カベ」。真っ黒に濃くて旺盛な渋味といい、 豪華なヘビー・ボトルといい、 14%という高いアルコール度数といい、 値段(小売価格は多分3桁)にしては頑張っているほうだと思う。 ただ、丸一本を一人で飲むのは辛いワインかもだけど。
70点品川「Advantage」にて

Bel Arbor Vineyards Merlot 2002?
ベル・アーバー・ヴィンヤーズ メルロー 2002?
Fetzer Vineyards
フェッツァー・ヴィンヤーズ
Red
(USA)
(アメリカ合衆国)
(\2,500)2004/03/25 Advantageサントリー
 2本目は、ちょっと値段を上げてコレを (ちなみに、他の赤はチリのカリテラと造り手不明のイタリア産サンジョヴェーゼ、 同じく造り手不明のメドック産、赤はそれだけだったと思う)。 というわけで米国のメジャーどころ、フェッツァーのメルローなんだけど、 師範ともあろう者がヴィンテージをメモり忘れた(これが読みづらいところに書いてあるんだな)。 市場の流通具合から考えて、多分2002くらいじゃないかと思うけど。
 色は、前のチリ・カベに比べると明らかに薄く、明らかに赤い紫。 香りも味も、前のチリ・カベに比べると随分大人びている。 ツーッと背筋の伸びた果実香とややこなれた渋味、 ボルドーのメルローとは違うけど、 一般にイメージするニューワールドのメルローともまた違う感じ。
 相対的にちょっとおとなしいような感じがしないでもないけど、 どっちが気持ちよく飲めるかと問われれば師範は僅差でこっち。
71点品川「Advantage」にて

お会計は22,000円強。7時すぎから閉店(23:30)まで居てこの値段は納得価格。


22日(月)

休肝日返上で知り合い3人と銀座で飲み会。

店は、月の蔵 銀座という和風創作系ダイニング。 昨年も行ったことのある店。

今回食べたのは3,500円の一番安いコースで、出た料理は以下(だったと思う)

お通し(フルーツトマト、小海老、鶏ササミにジャム)
カツオのたたき
イイダコと里芋の煮物
鶏を焼いたやつ
揚げ物(内容失念)
筍ご飯
シャンパンのシャーベットとスイカ(「シャンパン」は多分アスティ)
あとは追加で
チーズ盛り合わせ(\1,200)
を注文。
内容的には、あまり記憶に残らない無難っぽいものが多かった。 でも、銀座であることと、3人なのに個室が使えたことを考えると、 コストパフォーマンスは悪くないと思う。

酒は、最初に

Codornieu Pinot Noir Brut Rose N.V.
をグラスで頂いて(\750)。なかなかコクがあってよろしいスパークリング。79点。 あとはボトルで以下のワイン達と稽古。

Peter Lehman "The Barossa" Riesling 2001
ピーター・レーマン "ザ・バロッサ" リースリング 2001
Peter Lehman
ピーター・レーマン
White
(Australia)
(オーストラリア)
(\3,800)2004/03/22 月の蔵 銀座ヴィレッジ・セラーズ
 まずは白から。酒のラインナップは昨年伺った時と多分ほとんど同じ。 というわけで飲みたくなるワインも同じだったわけだけど、 やっぱり同じモノを飲んでもつまんない、 ってことでそれほど多くないラインナップを隅から隅までずずずぃ〜っと眺めて選んだのがコレ、 豪州産のリースリング。 リースリングって、ヘタすると変に甘いのがあったりするんで、 そういうのじゃなきゃ良いなぁ、と願いつつ注文。
 色はかなり薄めだったような。香りはモロにリースリング、 おもいっきり灯油とかジッポのオイルの香り。リストに書いてあったような「フルーティ」さはかなり控えめ。 味は、幸か不幸か甘さは弱い。反面、非常に金属的でシャープな雰囲気がある。 そんなに酸味が強いわけじゃないけど、なんだか四角四面かつ冷たい雰囲気を湛えた味。
 食事に合わせて飲むワインとしてはまずまず合格といったところだけど、 なんとなく幸福感に欠ける感じ。 とにかく特徴的なのは、ライターを近づければ火がつきそうなオイルの香り。 後で気が付いたけど、実はコレのヴィンテージ違いだったみたい。
70点「月の蔵 銀座」にて

Robert Mondavi "Private Selection" Pinot Noir 2001
ロバート・モンダヴィ "プライベート・セレクション" ピノ・ノワール 2001
Robert Mondavi
ロバート・モンダヴィ
Red
Central Coast (USA)
セントラル・コースト (アメリカ合衆国)
(\5,000)2004/03/22 月の蔵 銀座メルシャン
 続いて赤を。赤のチョイスはさらに苦戦。 料理の内容的にカベルネやメルローっていう気分じゃないんで、 どうしてもピノ・ノワールとかサンジョヴェーゼから選びたくなる (ここのリストは品種別に並んでいる)。 それで手頃な値段かつ前回飲んでないのを、ということでほぼ必然的に決まったのがコレ、 ロバート・モンダヴィのピノ・ノワール。 このワイン自体は昨年夏稽古済みなんだけど、 まぁ良いっか、ってことで。
 色はちょっと薄めでオレンジめな感じがしたけど、照明が暗いんでイマイチ良くわかりません。 香りは結構良い感じ。ブルゴーニュというよりローヌのような、イチゴジャムっぽい香りがメイン。 味も非常にジャミー。ちょっと甘さが気になる気がしないでもないけど、 なんとなく丸っこくて口の中への収まりが良くて、「結構イイじゃん」ってな感じ。
まずまずアタリかな。コレを書いた後に前回の稽古結果を見返したけど、 ほとんど似たようなことを書いてますな。 前回のを見ずに付けた点数も全く同じ。 違いといえば、今回は「一本飲むのは辛いワインかも」と思ったけど、 前回はそう思ってないことぐらいか。
78点「月の蔵 銀座」にて

お会計は、(Webの1,000円割引券使って)トータルで23,000円弱。 後でレシート見て気付いたけど、 ココはサービス料/席料のたぐいは取らないんですね。 良いコトでございます。

で、「やっぱ良いワインも飲みたいよね」ってことでワインバー シノワ 銀座店に流れるあたりも前回と同じ。

Chambolle-Musigny Premier Cru "Aux Echanges" 1991
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ "オー・ゼシャンジュ" 1991
Chartron et Trebuchet
シャルトロン・エ・トレブシェ
Rouge
Chambolle-Musigny 1er Cru
シャンボール・ミュジニー1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\12,600)2004/03/22 シノワ 銀座店イー・エス・ジャパン
 前の店でカリフォルニアのピノを飲んで「やっぱブルゴーニュよ」 ってことでハナっからブルゴーニュのみに着目。 ブルゴーニュの赤だけで100本くらいあるし、 まぁこういうところではお店の人に相談するのが吉、ってことで 『10,000円前後で、果実味バリバリのモノはどれですか』と質問。 選択肢に挙げられたのは、コシュ・デュリのACブルゴーニュと、 デュジャクのモレ・サン・ドニと、メオ・カミュゼのヴォーヌ・ロマネと、コレ。 コシュ・デュリに関してはさすがにACブルで10,000円超えるのはアレだし、 デュジャクは飲んだことあるし、メオ・カミュゼは「まだ味が落ち着いてません」とのことだったんで 結果コレをチョイス。師範的には全く見知らぬ造り手だけど、 白の造り手(本拠地はピュリニー・モンラシェ)としては結構名手らしい。 ヴィンテージは1991年、「果実味バリバリ」というにはちょっと年寄り過ぎてないかと、 前回このメンバーで別のワインバーへ行った際のことがを気になりつつ注文。
 「これです」と持って来られて、安っぽい、というか大ネゴシアン物っぽいラベルに一瞬フリーズ。 で、まず店の方がテイスティング、「大丈夫です」とのことで一安心。 色は、想像とは大きく違う非常に健全でほとんど褪色した感じの無いキレイな赤紫色。 香りは、テイスティングの時にはちょっと弱く感じたけど、 グラスのなかで空気にふれるうちにパーッとボリュームアップ。 香りにも、いわゆる熟成感(ヒネた感じ)はあまり無くて、良く熟れた果実の雰囲気。 味もオッケー。顕著なのは甘味。黄桃の缶詰(陳腐な例えだなぁ)みたい。 前の店の米国ピノで甘さが若干気になった経緯もあって、 「甘い=美味い」という気分では無かったんだけど、それでもやっぱり素晴らしい。 飲んだ時期としては、果実味が美味しい時期と熟成味が美味しい時期に挟まれた浅い「谷」の時期を越えて、 上り調子にある時期、といった頃合い。 だもんで、最初は渋味の粗さ(といっても軽微なレベル)が気になりはしたけど、 飲み進めるうちに美味い美味いと一気に無くなった。というわけで変化の度合いはよく判りません。
 やっぱり良いっすね、高級ワインも。 安ワイン者もタマの敵陣視察は必要であります。 特に、こういうちょっと古めのものって酒屋ではあまり買えないから、 それが飲めるワインバーの存在は重要であります。
88点「シノワ 銀座店」にて

その後、例によって調子に乗って食後酒をグラスで。
師範は

Quinta do Noval Port Colheita 1974
を (\2,000)。シメに丸〜く甘〜くなったポルトを頂くのは最高の贅沢であります。90点。
他の二方は、ヴォギュエのマール/とっても濃そうな南仏産(ACミネルヴォアだっけ?)。 いずれも2,000円くらいだったと思う。

ちなみに、つまみはフランス産チーズの盛り合わせ3種(\1,600)。これもなかなか良い状態。

お会計は、トータルで23,000円くらいだったと思う。ちょっと高いけど内容を考えれば納得価格。

というわけで、食前酒に始まって3人でボトル3本、 そして食後酒。飲みすぎず飲まなすぎず、丁度良い酒量で良い気分の一日。


21日(日)

Mercurey "La Framboisiere" 2000
メルキュレ "ラ・フランボワジエール" 2000
Faiveley
フェヴレ
Rouge
Mercurey
メルキュレ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,9802004/03/03 QUEEN'S ISETAN 品川店ラック・コーポレーション
 本日の夕食は、鶏の唐揚げとか。実を言うと昼飯はエビフライ、 一日にダブルで揚げ物、ハイカロリー一家であります。 というわけで、ワインはカロリーの低そうなモノをチョイス。 選んだのは、ブルゴーニュの大手フェヴレのモノポール(単独所有畑)、メルキュレのフランボワジエール。 このワインは 19991995と稽古済み。 2000円以下という手ごろなお値段ながら、良いブルゴーニュにある木イチゴっぽさが感じられるんで、 師範的にはプチ定番。
 色は、この価格帯のブルゴーニュにありがちなやや薄めの赤紫色。 いわゆる「ACブルゴーニュ・カラー」であります・・・ って"いわゆる"なんてカッコ付けてもそんなこと言うのは師範だけだけど。 で、香りはちょっと期待ハズレ。まぎれもなくACブルゴーニュな、 弱々しくてケモノっぽさがメインの香りで果実っぽさはかなり控えめ。 口に含んでも、その期待ハズレ感は修正されない。 例年確実に感じられた、("La Framboisiere"という名前そのものの)木イチゴっぽさがあまりない。 もちろん無くは無いけど、そう思って飲むから感じられるって程度。
 そこそこブルゴーニュらしい雰囲気は湛えているけど、 過去と比較するとちょっと今回のは残念な結果。 2000年のシャロネーズ地区の赤って厳しかったのかなぁ。 それともフェヴレがしくじったのかも。
74点自宅にて

20日(土)

Saint-Aubin 1er Cru "La Chanteniere" 2001
サントーバン プルミエ・クリュ "ラ・シャントニエール" 2001
Dom. Roux Pere & Fils
ドメーヌ・ルー・ペール&フィス
Blanc
Saint-Aubin 1er Cru
サントーバン1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,2332003/12/22 関内 サンタムールカツミ商会
 本日の夕食は鍋(水炊き)。今シーズン最後かもなぁ、今年の冬は暖かかったなぁ、と。 で、ワインはちょっと良いヤツを。昨年飲んで気に入ったコレの更に高級品。 これもセール中に買ったんでかなり安かった一本。。 でも、『きっと美味いだろうな』という期待の高さから、 なかなか飲む機会が無くて今日に至り、道場在庫最古参となっていたのを抜栓。
 色は濃くなく薄くなく、レモンでもなく麦わらでもなくな感じ。 香りは、ボリュームこそそれほどでもないけど、いかにも高級ブルゴーニュ白な、 セメダインと飴とバターとバニラが渾然一体となった雰囲気。 味もとっても高級。一昨日のシャルドネも良いと思ったけど、やっぱモノが違いますな。 安くていい感じのワインって、打楽器的というかパン!と口腔内に広がってあとは尻すぼみなんだけど、 高くて?良い感じのワインは、管楽器でピアノフォルテを吹くような、 さりげないアタックから入ってパーッと拡がるような感じがある。
 とにかく要素が緻密で破綻が無くて、期待通りとても高級感のある白。 このワインがこの値段で買えるのは非常に嬉しい。 唯一ココロにひっかかるのは、「廉価版もこんな感じじゃ無かったっけ?」 ってことくらい。でもやっぱりこっちの方がキレイかな? ともあれドメーヌ・ルーのサントーバン、これは買いであります。
83点自宅にて

19日(金)

Clerget Cabernet Sauvignon 2001
クレルジェ カベルネ・ソーヴィニョン 2001
Raoul Clerget
ロール・クレルジェ
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\1,2802004/03/03 QUEEN'S ISETAN 品川店センチュリートレーディングカンパニー
 本日の夕食は、手羽先の照り焼き、豚とピーマンの炒め物、牛とゴボウの煮物、ふろふき大根。 肉的には鶏/豚/牛の三役揃い踏み。 というわけで、ワインももちろん赤、それも濃そうなやつをチョイス。 このワイン、「アトレ品川」の開店の日に、そこのテナントであるクイーンズ伊勢丹で買ったもの。 試飲が出来たんで、結構イケるなぁと思って買ったんだけど、 試飲担当の店員さんの説明はヘロヘロ。 ボルドー産だと言われるし値段は1,380円と言われるし。 ホントお疲れ様な状態でした。
 というわけでこのワイン、色は非常に濃い。熟成の雰囲気は全く見えない青紫色。 香りは一昨日のワインに引き続き、 いかにもカベルネ・ソーヴィニョンな青っぽい果実香。 試飲の際にはかなり樽香を感じたんだけど、実際買って見るとそうでもない。 味はかなりスパイシー&パワフル。昨日のワインの感想で 『「良いブドウ作った(買った)んだからトコトン引き出さなきゃ」 っていうような無理矢理感のあるものが少なくないけど』 なんて書いてるけど、このワインがまさにソレ。 とにかく渋味が顕著で、濃いには濃いんだけど枝やら果皮やらもびっちりすり潰したような、 なんとも攻撃的な濃さ。
 一昨日に引き続き、このワインもカベルネ・ソーヴィニョンの教科書的ワインではある。 でも、教科書というよりもう少しハードボイルド入ってて、やや硬派なエンターテイメント性を有する。 反面万人受けという意味では一昨日のワインにその席を譲る。 試飲の時の好印象を考えると、もっと空気に触れさせた方が良かったのかも知れないと思い、 1杯分残して明日確認。
バキュバンもせず涼しい玄関に放置、翌日の昼に飲んでみた。 ・・・果実味が痩せてかなり抜けガラ。やっぱ一杯分だけ残すってのは厳しかったかな?
71点自宅にて

18日(木)

Vichon Mediterranean Chardonnay 2001
ヴィション・メディテラネアン シャルドネ 2001
Vichon Mediterranean (Sieur d'Arques)
ヴィション・メディテラネアン (シュール・ダルク)
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\5982004/02/21 Wine&Mart樽屋 横浜西口地下街ザ・ダイヤモンド店メルシャン
 本日のワインは、昨日と色違いのシャルドネ。 昨日のカベルネもそこそこ良かったし、 以前稽古した1996も好印象だったんで安心して抜栓。 参考までに、本日は外で夕食を摂って来たので一緒に食べたのは、 オリーブ(白/黒)、ブルーチーズ、笹カマボコといった純つまみメニュー。
 色はとっても普通。1000円以下の安ワインにありがちな、ちょっと麦ワラ色がかった薄い黄色。 香りはビックリ、上品な樽香が顕著。 全体のボリュームはそんなに大したこと無いけど、それでも雰囲気は悪くない。 味も香りの印象通り。まず口に含んでおぉ!っと思わせる樽を中心としたまとまり。 決して濃くはなくて、どちらかというと酸とかの要素が欠けていて迫力に乏しいワインではあるけど、 まとまりは悪くないんですな。
 高級ワインを小さくまとめた感じ。 598円なら全く文句は無くて、よくぞココまでって気分にひたれる。 南仏産で安くて力の入ったワインって、どこか 「良いブドウ作った(買った)んだからトコトン引き出さなきゃ」 っていうような無理矢理感のあるものが少なくないけど、 このワインは普通のブドウを結構さりげなく上品に、でも惜しげもなく使った感じ。 昨日の赤とコレ、値段を考えれば安ワイン者の方々に是非お試し頂きたいワイン。
75点自宅にて

17日(水)

Vichon Mediterranean Cabernet Sauvignon 2001
ヴィション・メディテラネアン カベルネ・ソーヴィニョン 2001
Vichon Mediterranean (Seiur d'Arques)
ヴィション・メディテラネアン (シュール・ダルク)
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\5982004/02/21 Wine&Mart樽屋 横浜西口地下街ザ・ダイヤモンド店メルシャン
 本日は南仏ラングドックのヴァン・ド・ペイ、 ロバート・モンダヴィの傘下(というかモンダヴィのフランス進出)だったと思うけど、 今はなぜかその記述の無い「ヴィション」という銘柄のワイン。 かなり昔に別ヴィンテージと稽古したことがある気がしてたけど実は初稽古、 実際稽古経験があるのは白のシャルドネのみ。 ちなみに料理は棒々鶏と(プチ師範代に「今日はこれだけ?」と言われて師範代が急遽拵えた) 冷凍モノの海老シュウマイ。
 ワインの色はとても健全かつストレートな青紫。 香りは、これぞカベルネ・ソーヴィニョンな青臭い果実香。 世に人の「ピーマンのような/茎のような」と言うであろう香り。 そのうちピーマンは納得、トラディショナルな緑色のピーマンは確かにこういう雰囲気。 茎はとうかな? 茎といって思い浮かべる野菜である三つ葉/アスパラガス/セロリ、 どれとも違うと思う。どちらかというと春菊みたいな色濃い葉モノ野菜の香り。 味は、渋味しっかり、酸味控えめ、甘味も無いでは無い、そこそこ均整のとれたバランス。
 教科書的なカベルネ・ソーヴィニョン。 教科書を読んでも本質的にはつまらないのと同様、グッとくる満足感は得られない。 でも、(例えば国語の)教科書の各単元に盛り込まれた短文は、 実は名作の一部分で、それだけでも面白みがあったりするのとも同様に、 これはこれで楽しめるワインではある。
70点自宅にて

14日(日)

Barossa Valley Estate "Spinres" Chardonnay 2002
バロッサ・バレー・エステート "スパイルス" シャルドネ 2002
Barossa Valley Estate
バロッサ・バレー・エステート
Blanc
Barossa Valley (Australia)
バロッサ・バレー (チリ)
\1,0002004/01/31 やまや 洋光台店やまや
 本日はホワイト・デー。ということで、 夕食は、師範代の日頃の労をねぎらう意味でよく行く焼肉屋で食べた後、 家に帰ってきて開けたのがコレ。 サッカーのオリンピック予選でも見ながら食事要らずでちびちび頂けるワインを、 ってことで選んだ豪州産。 (食事と一緒だとちょっと辛い)樽香バンバン/蜜香ドンドンなワインを期待して。 ちなみにツマミはアンチョビ・オリーヴ。
 色は期待通りの濃いレモン色。 香りは、想像通り樽香と蜜香がしっかり。 ただ、なんとなく古い樽な感じというか、漬物樽的なイメージが無いでは無い。 裏ラベルには「シトラス、トロピカルフルーツ、メロン、ピーチなどのアロマ」って書いてあるけど、 確かに出来たてのころはそんな感じだったでしょうな。 味もほぼ想像通りの傾向で、結構重めで甘すぎない甘味を感じさせるタイプ。 ただ、こちらも思いのほか若さがなくてマッタリとこなれた感じ。
 豪州産のシャルドネに抱くイメージをほぼ体現しているワイン。 ただ、ちょっと想像より若さが無いかな。 それはそれで良いと言えば良いんだけど、2002年産と聞くとなんだか違和感。 1999年くらいだったら「な〜るほどー」って感じだと思うけど。
74点自宅にて

13日(土)

Carmen Reserve Cabernet Sauvignon 2001
カルメン レセルブ カベルネ・ソーヴィニョン 2001
Vinas Carmen
ヴィーニャス・カルメン
Tinto
Maipo Valley (Chile)
マイポ・バレー (チリ)
\1,0002004/01/31 やまや 洋光台店やまや
 本日はプチ師範代の保育園ともだち宅にお呼ばれ。 手ぶらじゃアレなんで、ってことで持参したのがこのワイン。 初稽古のつもりでいたけど、実は物凄く以前に1996と稽古済み。 そういえば昔は「3桁ワイン会」なんてのをやったんだよなぁ、 なんだかバイタリティあったよなぁ、と遠い目。
 というわけでこのワイン、きっちり稽古したわけじゃないんでアレなんだけど、 こういう席に持参する際に求める インパクトの強いワイン/キュッと飲んで美味いワインという要素をキッチリ持ってました。 果実味豊富でギュギュっと濃くて、いかにも「ちょっと良い」チリワイン。
 「さすがに1,000円のワイン、それもチリ産を持参するのもアレかなぁ」なんて考えてたけど、 そういうのはちょっとばかしワインを齧った人間の余計な心配ですな。
(75点)Kさん宅にて

12日(金)

Senorio de Val Reserva 1998
セニョーリオ・デ・バル リセルバ 1998
Bodegas Artesanas
ボデガス・アルテサナス
Tinto
Valdepenas
パルデペーニャス
Valdepenas (Espana)
バルデペーニャス (スペイン)
\9992004/02/21 Wine&Mart樽屋 横浜西口地下街ザ・ダイヤモンド店サントリー
 本日の夕食は、きんぴらごぼう、豚と海老と三種のビーマンの中華風炒め物。 ワインはこれ、スペイン産の赤。 全然知らない造り手、あまりピンと来ない見た目だけど、 販売店で推薦の文字が躍ってたのにつられて購入。 例によって裏ラベルは輸入元の無意味にデカいステッカーで隠されている。 頑張って透かし見ると、どうやらドイツ語でこのワインのことが説明されているらしい。 造り手から直接輸入したんじゃないのかな? もしかしてこの無駄にデカいラベルはそれを隠したいのデスカ?
 色は、エッジにややレンガ色が見て取れる静脈血のような赤紫色。 香りは、スペイン特有のヤニ臭さがあるにはあるけど、 それも含めて熟成した雰囲気であまり嫌な感じではない。 口に含むと、比較的長時間樽熟されたらしい木樽の雰囲気がある。 味は、すでにかなり枯れている。少なくともパワフルって感じではなくて、 なんだか妙に落ち着いていて、でもそこそこの複雑さもあって、 不思議な雰囲気。
 思いのほか熟成したスペイン産。 1998年は既に5年以上も昔とはいえちょっと進みすぎな感じ。 それが、樽熟時点でそうなったのか、瓶詰め後にそうなったのか、 師範には判別する能力は無い。 でもまぁ要素は多くて不味くはないんですな、これが。
68点自宅にて

11日(木)

Cotes du Rhone "Les Abeilles" 1999
コート・デュ・ローヌ "レザベイユ" 1999
Jean-Luc Colombo
ジャン・リュク・コロンボ
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\698 (Harf)2004/02/21 Wine&Mart樽屋 横浜西口地下街ザ・ダイヤモンド店アルカン
 本日は師範代が飲み会ゆえ、久しぶりに師範がプチ師範代の保育園お迎え&夕食当番。 メニューはカレーライス(レトルト)、焼き鳥(近所の魚屋で調達)、トマト(切っただけ)、 手抜き料理でスミマセン。 で、夕食時はワインを飲まずにビールで済ませて、プチ師範代を寝かせつけた後にハーフのコレを抜栓。 最近良くその名を聞くジャン・リュク・コロンボのワインは 白の2000年産とは稽古済み。 かなり好印象だったんでコレも期待。
色は非常に濃い。ローヌというよりニューワールド産のような遠慮容赦の無い濃さ。 香りはとっても温泉風。硫黄っぽい感じばっかりで、果実っぽさとかはほとんど感じない。 味も、香りに引きずられてか温泉を飲んでいるような気分。 それも、渋味しっかり酸味もきっちりなため、 湯の花がタップリ入った重〜い温泉を飲む感じかな(って、もちろんそんなの飲んだこと無いけど)。
かなり個性的、好き嫌いの分かれるワインだと思う。 師範的には決して嫌いな系ではないけど、 もう少し果実味が活きている若い時分に飲みたかったな、というのが正直な印象。 ま、ハーフなんで飲み飽きするまえに飲み終えたけど。
69点自宅にて

10日(水)

 本日は会社の飲み会。職場のメンバー12人で。

 店は、京浜急行青物横丁駅からほど近いところにある四万十という 土佐の家庭料理をメインとした居酒屋さん。 店の広さは、キャパ40人くらいかな、大きくも無く小さくも無くといった感じ。 特に宴会シーズンでもない週半ばの平日にもかかわらず午後7時過ぎにはほぼ満席、 かなりの繁盛店みたい。
 店の基本的なシステムは、個別に料理や酒を注文するんじゃなくて、 出されたものを食べて飲む、といった感じのフルお任せコース。  というわけで、以下が本日のメニュー。

茹でた巻貝
ハマチの刺身
クジラの刺身
湯引き鯛の刺身(右写真)
肉じゃが
イワシのさつま揚げ
ニラ饅頭
ギョウザ
野菜のコロッケ
四万十川の海苔の佃煮
うどん
シフォンケーキ
 「家庭料理」ってことで、切り方(刺身なんて一切れで口一杯) とか盛り付け(大皿にそのままゴロゴロ)とかは非常に大ざっぱ。 でも、これがなかなか美味い。特に揚げたてのさつま揚げが美味かった。

スミマセン、殆ど食べた後です。
 酒は、最初に生ビールを陶器のグラス?で3杯ほど飲んだ後、以下の清酒を。
酔鯨 純米吟醸(一升)
赤野 しぼりたて純米吟醸(一升)
船中八策 純米 超辛口(五合くらい?)
 いずれも高知の清酒。酔鯨はとても軽やか、赤野はそれよりちょっとコクがあって、 船中八策はあまり覚えてません。でも、どれもスルスル飲める系だったような。 高知っていうと、なんかこうガツンと来るイメージ(あくまで県のイメージだけど)があるんだけど、 酒は非常にスッとした感じでした。
 お会計はかなりリーズナブル。12人で3時間半飲んで喰って、トータルは5万円弱。 選択肢の無いメニューや オーナーのマダム(というかおばちゃん)のサービス精神溢れる"濃〜い"接客は、 好き嫌いの分かれるところだと思うけど、馴染める人には安くて楽しくて良い店だな、と。

7日(日)

Cotes-du-Rhone Villages 2001
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ 2001
Dom. Gres St.Vincent (Les Vignerons d'Estezargues)
ドメーヌ・グレ・サン・ヴァンサン (レ・ヴィニェロン・デステザルグ)
Rouge
Cotes du Rhone Villages
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,5802004/02/07 お酒のアトリエ 吉祥片岡物産
 本日の夕食はハンバーグ。 というわけでワインは当然赤なんだけど、 昨日かなり濃い系のカベルネを2本も開けたんで、 今日は雰囲気を変えて南仏のローヌ産を。 師範としては知らない造り手で、お値段もコート・デュ・ローヌとしてはやや高めだけど、 ボトルの雰囲気はなかなか高級感をかもし出している。
 色は昨日の2本に比べればやや明るめ。 香りは、夏みかんとかハッサクの皮にあるような、鋭くも甘い芳香が感じられる。 これを"スパイシー"と言うのかな。 その他、芋焼酎のような雰囲気の香りも。 白ワインでコレがあると大抵劣化を疑うんだけど、 このワインの場合は劣化してこうなったというより本質的にこういう香りな感じ。 14%もある高いアルコールがそう感じさせるのかも。 味もなかなかいい感じ。特筆すべきは甘さ。 ややガチャガチャした雰囲気がありつつも、柔らかい甘さが全体を覆っている。
南ローヌらしいローヌで、なかなかパワフル、なかなか飲み応えあり。 (飲み比べて)昨日のオー・メドックのジスクールと比べるとやや荒っぽい感じだけど、 そういうのが好きな方にはお薦め。
78点自宅にて

6日(土)

Hardys Cabernet Sauvignon 2002
ハーディーズ カベルネ・ソーヴィニョン 2002
Hardys
ハーディーズ
Red
South Eastern (Australia)
サウス・イースタン (オーストラリア)
\5002004/01/31 やまや 洋光台店やまや
 本日の夕食はビーフ・シチュー。このワインは、その料理用の目的で抜栓。 だもんで飲んだ量は半分以下だけど、せっかくなんで軽く稽古。
 色は非常に濃い。色だけみれば500円のワインとは思えない。 香りは、ストレートに葡萄っぽい果実香とインクっぽい香りがニューワールド風、 ミントっぽい香りはオーストラリア風。 で、肝心なのが味。料理用に使う場合、その用途によって酸味が必要か/不要か違ってくる。 師範風のシチューの場合、酸味はどちらかというと不要。 『酸っぱかったら困ったな』と思いつつの抜栓だったんだけど、 良い具合に酸は弱く、渋味と甘味が中心的。
 というわけで、牛肉の煮込みにはバッチリのワイン。 飲んでも結構美味いと感じた。 やや「アルコール入り葡萄ジュース」的でストレートではあるけど。
翌日、特にヘタッた感じは無いけど、栄養ドリンク風の雰囲気が前に出てきた。 なるほど。
(70点)自宅にて

Le Haut-Medoc de Giscours 2000
ル・オー・メドック・ド・ジスクール 2000
Ch. Giscours
シャトー・ジスクール
Rouge
Haut-Medoc
オー・メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,6672004/01/31 やまや 洋光台店やまや
 料理用ワインがカベルネ・ソーヴィニョンなんでメインの ワインも同じ品種が良かろう、ってことでチョイスしたのがコレ、 マルゴー村3級格付け"シャトー・ジスクール"がオー・メドックのAOCで造る廉価版。 親玉とは過去1993と稽古済み、どうもイマイチだったみたい。 ヴィンテージは、ボルドーの大当たり年と定評のある2000年。
 色は、上の豪州産と全く違いの無い黒紫色。 香りは、ボリュームの面では上のよりおとなしめ。 でも、こちらはいかにもボルドーらしい焦がしの効いた樽香とカシスのような果実香、 ミルクやバニラっぽい香りもあって雰囲気としては数段高級。 味はかなり良い感じ。 柔らかな渋味と上品な甘味がミッチリ詰まった肉感的な味わいで、 若いボルドーの良さ十分。
 上のワインと飲み比べてみると、やっぱりその差歴然。 もちろん値段にも歴然とした差があるんで、内容にも差がなくちゃ悲しいんだけど。
 というわけで、なかなかヒットなボルドーであります。 1,667円でも十分お買い得、やっぱり2000年は当たり年なんですかね。
翌日、全く落ちることなく更にパワーを増したような。さすがは名門造り手の2000年。
80点自宅にて

5日(金)

Foncalieu Chardonnay 2002
フォンカリュー シャルドネ 2002
Fooncalieu Vignobles
フォンカリュー
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\5002004/01/31 やまや 洋光台店やまや
本日の夕食は、サンマの照り焼き、シジミの味噌汁、茹でたスナック・エンドウ。 普通に考えたらおよそワインなんて飲み物に合いそうなメニューじゃないんだけど、 昨日ワインを飲んで無い師範は強引にでもワインを飲みます。 ・・・というわけで選んだのが、南フランスで」造られた白。 なんてったって500円、そう大きな期待は出来ないと考えつつ抜栓。
色は思いのほか濃い。まぁ「濃い」ってほどじゃないけど、値段を考えると想像以上にしっかりした黄色。 香りもまずまず。いかにもシャルドネな蜜っぽい果実香がベース。 それ以外に香りが無いのは残念だけど、値段が値段なんで多くは望めないことは先刻承知。 味も想像以上。これまたいかにもシャルドネなギュッとまとまった果実味があって、 コクもあって決して薄くない。良いなぁ、このワイン。
雰囲気はあんまりブルゴーニュ風じゃ無いんだけど、 美味しさレベルで言えば1,500円強くらいのブルゴーニュ白と匹敵するくらいちゃんとしている。 ワンコインワイン・フリークにはお薦めであります。
74点自宅にて

3日(水)

Coteaux du Layon 1999
コトー・デュ・レイヨン 1999
Dom. Regent Bigot
ドメーヌ・レジョン・ビゴ
Blanc
Coteaux du Layon
コトー・デュ・レイヨン
Loire (France)
ロワール (フランス)
\5362004/01/24 関内 サンタムールカツミ商会
本日はひな祭り。というわけで料理はひな祭りの定番、ハマグリのお吸い物と海鮮ちらし寿司とエビフライ (エビフライは定番ってわけじゃないっすね。単にプチ師範代の好物であります)。 こういう料理なんで、ワインは泡モノあたりを頂きたいところだけど、あいにく在庫なし。 次善の策として、できるだけ軽そうな白をってことでチョイスしたのがこのロワール産のワイン。 道場としてはこのAOCとは初稽古、なので軽いかどうかは不明だけど、 まぁ値段から考えて樽香や蜜香がバンバン、ってことはないと思って。
グラスに注いで、まず色にビックリ。かなり濃いレモン色がしっかり。 およそこの価格帯のワインとは思えない色の雰囲気。 香りはなぜか非常に弱い。色のフレッシュさとは裏腹に、湿気たワラのような退廃的な香り。 口に含んでまたビックリ・・・甘い。ウスラ甘いを通り越してキッチリ甘い。 雰囲気としては、ソーテルヌとドイツのアウスレーゼを足して水で割った感じ。 慌てて書物を調べたら、コトー・デュ・レイヨンは甘口白ワインの産地だそうな。 師範の無知露呈。
で、およそ料理に合わせるには無理がある甘さだと思ったので、 弱ったなぁ、と考えつつ飲んでたんだけど、案外と合わなくも無いんですな、これが。 「甘いワインは料理に合わない」と認識していたのは己の先入観だったと感じた次第。
想像とは180度違うワインだったけど、結果的には特に辟易することもなく飲めた。 この値段で買える甘口ワインという意味では希少価値大だとも思うし。
67点自宅にて

前月分

by 師範