稽古日誌:2002年5月

この冬、戸外に置きっぱなしだったデンドロビュームが今花開いている。 年末に花芽をつけて、そのまんまずーっと成長できずに冬を越し、 暖かくなった今ようやくその美しい姿を披露している。
誠にケナゲである。見上げた生命力である。 開設して丸5年になる当道場も、このデンドロビュームのようにシタタカにいきたいものである。 ・・・といっても花開く要素なんて何も無いけど。


翌月分

31日(金)

Vieux Chateau Landon 1996
ヴュー・シャトー・ランドン 1996
Vieux Ch. Landon (Ph. Gillet)
ヴュー・シャトー・ランドン (Ph.ギエ)
Rouge
Medoc (Cru Bourgeois)
メドック (ブルジョワ級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,4802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスサントリー
暖かくなって白ワイン比率がグ〜ンと上がっている安ワイン道場ゆえ、 ボルドー赤の比率はグ〜ンと下降傾向。 暖ったかいとボルドー赤がイヤ、ってんじゃなくて、 ボルドー赤を飲みたくなるような料理が食卓に上らない、ってのが真相。 でも「たまにはねっ」ってことで春巻とかに合わせてチョイス。
色はやはり濃い。ちょっとエッジがレンガ色っぽくて、熟成が感じられる色合い。 もう1996も熟成する年齢なんだなぁ、と。 香りはイイ! とってもボルドーらしい。 この消し炭みたいな香りは、ボルドーを標榜する新大陸とかでは全然真似できない要素なのかも。 味もいい感じ。こういうワインって、香りは良いけど味はペラッペラってのが多いんだけど、 このワインは適度に濃い甘渋酸っぱさがあって、 かつそれらの味の要素がキュッと溶け合っていて、さすがはボルドー、って感じ。
やっぱ良いですな、ボルドーも。 正直な話これくらいの値段だと、 ブルゴーニュよりボルドーの方がはるかに安全だと思う。 でも「安全」と「飲みたい」は違うんだけどね。
76点自宅にて

29日(水)

Macon-Villages 2000
マコン・ヴィラージュ 2000
Chateau de Fuisse J.J.Vincent
シャトー・ド・フュイッセ J.J.ヴァンサン
Blanc
Macon Villages
マコン・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6002002/05/04 ザ・ガーデン 横浜そごう店ラック・コーポレーション
本日の夕食は舌ビラメのムニエル。 バターたっぷりの魚料理にはコッテリ系の白を、ってことでチョイスしたのがこのワイン。 AOC的には単なるマコン・ヴィラージュだけど、この造り手はなかなかの名手らしい。 それにしても、 師範がガキの頃は「舌ビラメのムニエル」 なんてのは本やテレビでしか見たこと無い高級フランス料理の象徴たる料理だったのに、 今では平日の晩飯で食べられる。いい時代になったもんです。
で、このワイン、色が薄い。 ボトルの緑色が濃くて、かつラベルがクリーム色なんで、 てっきりワイン自体の色ももっと濃いと想像してたけど、若干期待ハズレ。 香りも想像よりは弱め。樽もほとんど感じない。 でも、良いマコンに期待する蜜入りリンゴみたいな甘華やかな香りは確かにあって、 それほど不満は無い。 味はかなりシッカリ。結構酸味が強いんだけど、 刺すような酸じゃなくて舌を真綿でくるむような酸なんで、 クイクイと抵抗無く飲める。
時間が経つ(温度が上がる)と、やっぱり酸味の強さが目立つ。 飲むのにやや抵抗が生じるくらいまでに。
値段・クラス相応のマコン・ヴィラージュかなぁ。あまりコッテリ、って感じは無かった。 ラベルがイカすし、名手との呼び声が高い造り手なんで、 もう少し上の内容を期待していたんだけどね。
69点自宅にて

28日(火)

Grimau "Tinto Negral" 1999
グリマウ "ティント・ネグラル" 1999
Grimau de Pujades (Castell de Pujades)
グリマウ・デ・プハデス (カステル・デ・プハデス)
Tinto
Penedes
ペネデス
Penedes (Espana)
ペネデス (スペイン)
\7902002/04/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
かなり"ディープ安ワイン"ながら、お店で「お薦め!」と書かれていたワイン。 そう書いてあると、素直な師範なんかは『ほーそうですか』ってな具合にほいほい買ってしまう。 でも、スペインの安〜いのってあんまり当たったこと無いんだよね。 果たして師範の苦手意識克服なるか、と。
色はかなり濃い。青みが強くてボルドーみたいな色。 香りが・・・やっぱり好きになれないなぁ。 ヤニ臭い、っていうか、タバコの吸殻が一杯入った茶色い水みたいな、 なんだかツーンとした要素を感じる香り。 もちろん果実っぽさとかもあるし、ボリュームもまずまずではあるんだけど。 味も、値段を考えれば十分な存在感がある。 でも、キィッと酸っぱくギュッと渋くモワンと甘くて、 味の要素がバラバラ。一言で言えば野暮ったい味わい。
師範的にはあんまりヒットしない、なんとも田舎臭くてアカ抜けない印象を受けるワイン。 そういった意味では凡百の安スペインと同じ傾向な印象。 でもまぁこういうワインが"お薦め"であっても理解は出来る。 存在感だけを取ってみれば値段以上だし、 雰囲気の好き嫌いはあくまで人それぞれだし。 っていうか、少なくとも「不味いワイン処分のための"お薦め"」では無さそうかな、と。
56点自宅にて

26日(日)

Nuits-Saint-Georges 1996
ニュイ・サン・ジョルジュ 1996
Alain Michelot
アラン・ミシュロ
Rouge
Nuits Saint Georges
ニュイ・サン・ジョルジュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスサントリー
昨日で道場開設丸5年、トップページのカウンタは既に400,000アクセスを超え、 飲んだワインの本数は1569本目。 もう立派な「変人暇人サイト」の仲間入りであります。 己の偉業、というか変人っぷりにご褒美、ということで、 今日はプチ高級なワインをチョイス。 造り手のアラン・ミシュロは、70歳を超えてまだまだ現役、 小さな畑ながらニュイ・サン・ジョルジュの典型的なワインを造るとのこと。
色はとっても綺麗。静脈血を遠心分離にかけたような、ちょっとだけ鉄っぽい雰囲気を感じる赤紫。 香りは案外おとなしい。もっとパーンと発散するような香りを期待したけど、 普通に果実香、弱めの獣香、うっすらと樽香、って感じ。 味もおとなしい。酸味がメインで、渋味と苦味を混ぜたような芯がある。
このクラスのワインは、時間が経ったあとの開き具合を期待するんだけど、 確かにこのワインも開いた。味にしっかり甘味が追加。 でも、香りの雰囲気に変わりは無いし、芯にある渋味と苦味もそのままなんで、 期待したほどでもなかったのが残念。
ちょっと良いブルゴーニュ、って程度かなぁ。 ACブルゴーニュとかでも上手に造られたものだとこれくらいはいける気がする。 6年の歳月はこのワインにはちょっと長すぎor中途半端だったのかも。
73点自宅にて

24日(金)

Cote de Nuits Villages 1999
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ 1999
Chauvenet-Chopin
ショーヴネ・ショパン
Rouge
Cote de Nuits Villages
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6002002/05/04 ザ・ガーデン 横浜そごう店ラック・コーポレーション
ここんとこイマイチなワインが続いたんで、今日はちょっと良さげなワインを。 造り手の「ショーヴネ・ショパン」は、 師範が駆け出しの頃好きで良く飲んでいた「ショパン・グロフィエ」 (最近全然見かけないなぁ)の流れを汲む人らしいんで、 あまり上級なアペラシオンではないけれど期待に鼻を膨らませて稽古。
抜栓直後は「ええっ」と思うくらい普通の安ブルゴーニュ。 香りもあんまり立たないし、味も酸味がメイン。 ところが、ほんの30分もするとサーッと開いてきた。 木苺みたいな香りと、僅かだけど樽の雰囲気も出てくる。 香りよりも顕著に開くのが味。強かった酸味は一気に影をひそめて、 甘さが前面に感じられ、昔はやったキャンディの「小梅ちゃん」みたいに甘酸っぱい。
迫力は無いけれども、育ちの良さが感じられるワイン。 例えて言えば、若い頃の「壇ふみ」ってなところでしょうか。 いまの彼女だとちょっと(っていうかかなり)熟成入っちゃってるけどね。
74点自宅にて

23日(木)

Blanc de Blancs Brut N.V.
ブラン・ド・ブラン ブリュット (ヴィンテージ無し)
Compagnie Francaise des Grand Vins
コンパニー・フランセ−ズ・デ・グラン・ヴァン
Vin Mousseux
発泡
(France)
(フランス)
\6902002/04/30 カーヴ・ド・リラックスミリオン商事
初物の桃が田舎から送られてきた。 この時期にしか出来ないカクテル、ってことで桃ジュースのシャンパン割り「ベリーニ」をこしらえることに。 どうせ混ぜ物するのに本場のシャンパンを使うこともなかろう、ってことで激安スパークリングをチョイス。 造り手から判断してコレの辛口版か。
まずはストレートで。色は白木のような薄い色、香りも白木。 安ヴァン・ムスーにありがちな、針葉樹のおがくずに鼻を突っ込んだような青い木の香り。 泡に助けられてか、そこそこボリュームはある。 味は思いのほか濃い。平べったい甘酸っぱさがシッカリ。 反面、期待したスッキリ感には乏しい。
ベリーニで。やっぱり美味いっすね、こういうカクテル。 そもそもの香りがそんなに強くないからか、桃の香りがバッチリしていい感じ。 ただ、桃の青さとワインの青さが協調して結構青臭いとか、 混ぜることで泡が抜けて微発泡になっちゃう、というデメリットもあるけど。
そのままだとまぁそこそこ、ベリーニにすると+5点。 季節感があってなかなか満足だけど、アルコール度数が10.5%しかなくて一本飲んでも酔わない点はちょっと不満。 それにしても、桃のジュースを造る時、ミキサーで砕いてガーゼで濾したんだけど、 やっぱりドロドロで泡が抜けた。 クリーンな桃ジュースの造り方、ご教示頂けませんか>カクテルマニアな方
66(+5)点自宅にて

22日(水)

Santa Carolina "Premio" Red N.V.
サンタ・カロリーナ "プレミオ" レッド (ヴィンテージ無し)
Santa Carolina
サンタ・カロリーナ
Tinto
Central Valley (Chile)
セントラル・ヴァレー (チリ)
\5982002/05/12 酒奉行 保土ヶ谷店サントリー
まぁこういうことは安ワイン者を続ける上では良くあることで・・・
先週稽古して惨憺たる結果だったワイン、 実は同時に赤も購入済み。激安系はただでさえ白より赤のほうが厳しいので、 正直言って飲む前から意気消沈の稽古相手。 最悪の場合を想定してオレンジジュースを用意して(NGだったらサングリアにする)の稽古。
色は思いのほか濃い目。もっと薄〜いのを想像してたけど。 香りはかなりイマイチ。年寄りの唾臭さみたいな、 カベルネの青臭さを凝縮したような香りがいっぱい。 味もバランスが変。渋味はちょっぴり、酸味はそこそこで一番目立つのが甘味。 糖度が高い赤ってのは珍しいやね。なんか変わった作り方してるのかね? とにかく味や香りから推測されるのは混ぜものだらけの激安国産ワイン。
なんかとってつけたようなワイン。ただ、冷やして飲めばそこそこ飲めなくは無い。 最終的にはサングリアにしたけど、白よりは許せる範囲かも。 また、サングリアにしたら案外美味い。 渋味の弱さと甘味の強さがトロピカーナのオレンジジュースと相性が良いのかな?
それにしても、こういうワインを売り出すってのは造り手としては失策だと思う。 こんなワインが「チリ代表:ナンバーワン造り手のサンタ・カロリーナ」なんて言われれば、 サンタ・カロリーナの名も汚すしチリワインの名も汚す。 日本のメーカーの言いなりにならず、営業戦略的にもう少し考えたほうがいいと思うのは余計なお世話か。
45点自宅にて

21日(火)

Petit Chablis 2000
プチ・シャブリ 2000
Jean-Claude Courtault
ジャン・クロード・クールトー
Blanc
Petit Chablis
プチ・シャブリ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,4252002/05/10 エノテカ ウィング高輪店エノテカ
師範は普段「白はキリッと系が好き」などとうそぶいていつつ、 キリッと系の総本山たるシャブリとの稽古経験は数える程(道場開設以降6回)しかない。 さらには、シャブリの中でも下級AOCであるプチ・シャブリとはこれまで未稽古。 安ワイン道場師範たるものこれではイカン、ということで心を入れ替えて稽古。 ボトルには(あてにならない)マコン・コンクール銅賞のステッカーあり。
色は薄めのレモン色。レモンの皮じゃなくて実の部分くらいな色合い。 香りのボリュームはまずまず。 明らかに柑橘系のスーッとした香りが迫ってきて、なかなかに質の高さが感じられる。 味はかなり酸が強い。 キュッと口をすぼめるような酸味を感じたあとストンと落ちて、なんとなく苦味を感じたあとそこはかとなく香ばしさが漂う。
中盤のボリュームの無さが残念だけど、 スッキリ系という意味ではストイックなまでにスッキリしている。 スッキリ好きな師範も「ここまで徹底しなくても・・・」と思うくらい。
69点自宅にて

19日(日)

本日は港北へ買い物。昼食は、Webで適当に見つけたイタリア料理屋を予約して。 店の名前は「トラットリア くっちいな」。 場所はセンター南駅からちょっと南下して246方面へちょっと行ったあたり。
ひらがなの店名でセンス的にはちょっとヤバいかな、と思ったけど、 店自体はなかなか落ち着いた雰囲気。オープン・キッチン、 かなり広めのダイニング(15テーブルくらい?)、席間も広くてゆったりしている。

食べたのは

師範:1,300円のランチ(トマトとかアスパラガスとかのスパゲティ
師範代:1,000円のランチ(ボンゴレ・ビアンコ
プチ師範代:1,300円のランチ(牛タンとチーズのリゾット
全てのコースにはサラダ、ガーリックトースト、飲み物(我々はエスプレッソ)付き。

なかなか美味い。中でもプチ師範代のリゾットが普通っぽくなくて一番良かった。

飲んだのは

発泡:モンテベッロ(\400, 多分コレ
白:トレッビアーノ(\300, 造り手不明)
グラス・ワインだけでも5種類以上から選べた(グラスワインのリスト有り)。 スプマンテは「グラスで泡が飲めるってのは嬉しいな」 と思って注文したけど、残念ながら炭酸弱々、多分今日開いたものじゃなかったみたい。残念。 白は至って普通のイタリア安白。でもまぁ"ちょろっとランチ"だしこの値段だしね。

何より感心したのはサービス。 店に入ったとき、 プチ師範代は寝ていたんであらかじめ窓際に取ってくれていた席をベンチ側へ替えて座布団をしいてくれたし (結局プチ師範代は起きたんで再度窓際へ替えてくれた)、 子供用の皿やスプーン・フォークはもとよりお手拭きも余計にくれたし、 プチ師範代の飲み物はいらないと言ったら大人用のエスプレッソをダブルにしてくれたりと、 なかなか気が利いていた。嬉しいねぇ。

トータルのお支払いは\4,515(サービス料不要)。この値段なら納得の内容。
・・・と「子連れOK店の備忘録」のためにも書いておく、と。

夕飯は自宅で。

Princesse de Baudry Brut N.V.
プリンセス・ド・ボードリー ブリュット (ヴィンテージ無し)
Patricia Baudry et Cie
パトリシア・ボードリー・エ・Cie
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\1,9802002/04/29 横浜西口地下街 リアラックスアンフィニー
一時期に比べるとワインも安くなったもんです。 正真正銘のシャンパンが2,000円以下ですわ。 実はこのシャンパン、お店で試飲して「大したことないな」と思ったには思ったけど、 やっぱりこの値段、かつ新しいやつを抜栓して試飲させてくれるという店員さんの心意気に惹かれて購入。 なんのお祝い事があるわけでもない普通の日曜、 カツオのタタキとか真鯛のポワレに合わせて飲むことに。
色は薄い。薄いけど赤みが強くて、 「ブラン・ド・ノワール」って程でもないけど黒葡萄の割合が高そうな感じ。 香りも軽い。軽いけど間違いなくシャンパーニュ。 味も軽い。軽いけどこっちも間違いなくシャンパーニュ。 なーんかあまりにお上品で「肉付けする前の骨格」、といった風情ではあるけど。
良いシャンパンにある「ゴワーッ」とした問答無用の快感には程遠いけど、 それでもシャンパンはシャンパン、 脳内の思考回路をプチッと一瞬切って快楽的な世界へちょっぴり導いてくれる。
74点自宅にて

18日(土)

Bourgogne "Les Perrieres" 1999
ブルゴーニュ "レ・プリエ−ル" 1999
Simon Bize & Fils
シモン・ビーズ・エ・フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6002002/05/04 ザ・ガーデン 横浜そごう店ラック・コーポレーション
本日の夕食は、ほうれん草のゴマ和え/マカロニ・サラダ/ポークチャップ(主にプチ師範代用)/ 子羊の香草焼き(大人用)。 ちょっとコジャレたメニューなんで、ワインもそこそこのものを選んで。 モノはエレガントなワインを得意とするシモン・ビーズのACブルゴーニュ。 以前、同様の白を飲んで好印象だったんで、赤にも期待。
色は想像より濃いかな。この造り手って、安いのも高いのも同じような濃さな気がする。 香りは弱め。ワキガのような獣香と饅頭をふかしたような香りが同居。 味も軽い。酸味が主体ではあるけど非常に綺麗な味わいで、軽いながらも優しくスムーズな感じ。
で、時間が経つとかなり好転。香りに木苺香がドーンと出てくるし、味も甘味が前に現れる。 時間と共に好転するってのもこの造り手の個性なのかな。
決して迫力のある系じゃないけど、時間をかければその滋味深さが伝わるワイン。 例えて言えば、出始めの頃の原田知世みたいな感じか (決して姉の原田喜和子(だっけ?)では無い)。 また、シモン・ビーズのワインのキャップ・シールって、ミシン目が入っていて開けやすい。 気配りも内容も、優しい造り手のワイン、って感じ。 贅沢言えば「優しいだけじゃイヤン!」って気もするが。
74点自宅にて

16日(木)

Santa Carolina "Premio" White N.V.
サンタ・カロリーナ "プレミオ" ホワイト (ヴィンテージ無し)
Santa Carolina
サンタ・カロリーナ
Blanco
Central Valley (Chile)
セントラル・ヴァレー (チリ)
\5982002/05/12 酒奉行 保土ヶ谷店サントリー
サッカーのワールドカップにあやかってサントリーが展開していると思われるキャンペーン、 「ワールドワインリーグ」とやらでチリ代表にされているワインの白。 全部で9ヶ国あるらしい。 それにしてもこのキャンペーン、安ワイン道場の師範をもってしてもちょーっと違和感がある。 というのも、ワールドカップってやっぱり各国の一流選手が集まるんだと思うけど、 このキャンペーンで選ばれているワインは決して一流とは思えず、 思いっきり各国の三流っぽいワインばかりだから。 このワインもサンタ・カロリーナの最廉価版ラインナップだと思うし。 とはいえワインに罪なし、かつチリの白って安くても案外イケるものが多いんでちょっぴり期待して。
色はまぁ普通。値段の割には濃い、というか赤い感じの色。 香りのボリュームもまずまず。品種のメインはソーヴィニョン・ブランかなぁ、 ちょっと過熟ぎみのフルーツを想わせる香り。 味が・・・イケてない。うすら甘くてベタッとしていて、 後味にもイヤな苦味があって、思いっきり安っぽさ満点。 国産メーカーの激安ワインを想起される味。
劣化とかじゃなくて、そもそもの内容が師範の口に合わない。 値段が値段だけに「まぁしょうがないか」という気にはなるけど、飲み干すのは結構辛い。 これでアルコール度数は13%もあるらしい。 全く想像の域を出ないけど、かなり怪しい醸造(補糖とかナニとか)してるんじゃないだろうか?
39点自宅にて

14日(火)

Montepulciano d'Abruzzo "Villa Maiella" 2000
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ "ヴィッラ・マイエラ" 2000
Cantina Miglianico
カンティーナ・ミリアニコ
Rosso
Montepulciano d'Abruzzo
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ (イタリア)
\8902002/04/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
最近師範はかなりボケてきております。 このワイン、同じ日に同じ店で二本買ってしまっております。 そもそも一本は白(トレッビアーノ・ダブルッツォだったか)を買うつもりが、 なぜか両方とも赤。一度に12本買った時とはいえ、注意散漫にもほどがある、って感じ。 更には、同様の不始末を以前にもやらかしている次第。
色はかなり青い色合い。イタリアの割にボルドーみたいな色で、 モンテプルチアーノ・ダブルッツォらしい感じはする。 香りは、色と同様にこのDOCらしい油粘土みたいな香りと、イタリアらしいツンッと汗臭いような香り。 と、それだけ書くとひどいニオイみたいだけど、そんなに嫌な香りではない。 味は、あまりにも若い。キューッとくる酸味と、舌全体を覆うような渋味。 特に渋味がザラつく感じがあって、飲み進めるのに抵抗を覚える。
品質は高いと思うけど、いかんせん粗い。 ま、こういうワインこそ「安ワイン常温熟成プロジェクト」のラインナップにふさわしいかもなんで、 適当に放っといてまた来年あたりに開けてみるかな、って気になる。
66点自宅にて

12日(日)

Savennieres 1997
サヴァニエール 1997
Chateau de Chamboureau
シャトー・ド・シャンブーロー
Blanc
Savennieres
サヴァニエール
Loire (France)
ロワール (フランス)
\1,5802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
本日の夕飯は酢豚。 教科書的には軽くて甘さを感じる赤あたりをチョイスするのが正解なのかも知れないけど、 今日は結構暑いし、なんとなく赤と稽古する気合が無かったんで白をチョイス。 白とはいえ、14%というかなり高めのアルコール度数だし、 お店のコメントには「強い白」みたいなことが書いてあったんで丁度良いかな、と。
色は普通にレモン色。 香りは弱い。なんだか詰まったような弱さ。 辛うじて感じられるのはアルコールの香りと酸っぱい柑橘香、あとは清酒の麹のような香り。 味もイケてない。明らかにアルコール感のみが強すぎて、まるで安物の清酒から甘味を抜いたみたい。 後味の香ばしさにちょっと救われるけど。
アルコールの強さ以外にはなーんか全体的に消極的なダメダメ感に溢れたワイン。 門下生三十六号shuzさんのサイトのコラムに書かれている ブショネに関する考察を読むと、「これもブショネかな?」って気になる。 実際のところはどうかわからないけど。
(63点)自宅にて

11日(土)

従弟が来た。

Bouzeron Aligote 2000
ブーズロン・アリゴテ 2000
A.et P. de Villaine
A.& P.ド・ヴィレーヌ
Blanc
Bouzeron Aligote
ブーズロン・アリゴテ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,6002002/05/04 ザ・ガーデン 横浜そごう店ラック・コーポレーション
昼頃に従弟が来たけど、 全然昼飯に使えそうな材料が無くて、かつプチ師範代がお昼寝中ゆえ外出も出来なくて、 道場に住んで初めて出前を取った。 近所の寿司屋千成鮨の特上(\2,000)3人前と子供寿司(\1,000)。 ここのお店、かなり以前に1,000円くらいのランチを食べたときはイケテない印象があったんだけど、 今回の出前で取った内容はなかなかオッケー。やっぱり寿司ってある程度出費が必要ですな。
・・・なんて話は置いといて、その昼飯時に飲んだワインがコレ。 A&PヴィレーヌといえばDRCのオーナー、 ここのアリゴテといえば「ブーズロン」というアペラシオンを作らせる理由となったワイン、 かつ門下生のお薦めとあれば安心しきっての登用。
色は濃くなく薄くなくでこの値段相応の色合い。 香りは結構立つほうだと思う。青いリンゴのような、清冽な印象の香り。 味も悪くない。アリゴテって、モノによると酸味が(カキ氷をかっ込んだみたいに) キーンと脳の中心部を刺激するやつもあるけど、このワインはいたって穏やか。
門下生のコメントにもあるように、「とりたててどう」ということは無いけど、 普通に楽しめる白ワイン。 敢えて難を言えば、 (これも門下生コメントと同じく)キャップシールのアルミが薄くて固くてとっても切りにくいことか。
73点自宅にて

Hunter's Pinot Noir 1999
ハンターズ ピノ・ノワール 1999
Hunter's Wines
ハンターズ・ワインズ
Red
Marlborough (New Zealand)
マールボロー (ニュージーランド)
\1,8902002/04/30 カーヴ・ド・リラックスラ・ラングドシェン
夕食はハンバーグ。 ニンニクをバンバン効かせたソースのハンバーグなんで、ワインはある程度強そうなモノを、 ってことで選んだのがこのニュージーランド産のピノ・ノワール。
色は、ブルゴーニュ産と比較すればやや青くて濃い目、新大陸産と思えば中程度な濃さ。 香りが良い。ピノ・ノワールらしい獣っぽい香りとイチゴみたいな香り、 かなり強めの樽香がバンッと感じられる。 これくらい香りがあるとニンニクにも負けないな、と一安心。 味もそこそこ渋くてそこそこ甘くて酸味もあってバランスとしては悪くない。 だた、いかんせんまだ若いかな、って感じはあるけど。
なかなか高品質、値段を考えれば納得のピノ・ノワール。 同価格帯のACブルゴーニュなんかと比較すればかなり「勝ち」でしょう。 でも、ブルゴーニュのような涼やかさがなくて、 なんとなく押し付けがましい感じがするのはこの土地の個性なのかな。 (コレもそうだったし)
78点自宅にて

10日(金)

Domaine La Condamine L'Eveque "Cuvee Speciale Marie-Claude et Guy Bascou" 1999
ドメーヌ・ラ・コンダミン・レヴェック "キュヴェ・スペシアル マリー・クロード エ ギー・バスク" 1999
Dom. La Condamine L'Eveque
ドメーヌ・ラ・コンダミン・レヴェック
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\8002002/04/29 横浜西口地下街 リアラックスアンフィニー
横浜駅西口に新しいワイン屋さんがオープン、ってことで試しに購入した3本の中のうちの1本。 (1本は既に稽古済み) 試飲でシャンパンを開けてくれる等、なかなか精力的な販売体制。 横浜駅周辺は三越にもそごうにもエノテカが入った現在、 選択肢が増えることは消費者としては大変ウェルカムであります。
色はかなり濃いめ。裏書によれば品種はメルローとカベルネ・ソーヴィニョンらしいけど、 確かにそういう色合い。 香りのボリュームはなかなかなもの。ただ、真っ先に感じるのはツンッとした酢酸香。 深く嗅ぐと、"Eleve en Fut de Chene"の表記通りバニラのような樽香も感じられるし、 ベリーっぽい果実の香りもある。 味は、一言で言えば甘酸っぱい。なんとなくニューワールドを思わせるような甘酸っぱさ。 でも、チリとかでも800円でこのレベルは難しいと思う。 そういった意味では非常にコスト・パフォーマンスが高い。
ボルドーと南仏とニュー・ワールドのワインを足して2で割ったようなワイン。 この値段でこれくらいの品質が得られるってのは結構イケていると思う。
73点自宅にて

8日(水)

Bourgogne Chardonnay "Clos du Chateau" 1996
ブルゴーニュ・シャルドネ "クロ・デュ・シャトー" 1996
Dom. du Chateau de Meursault
ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,9802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
今日は珍しく早く帰れて、夕食はカボチャのポタージュ(先日レストランでのプチ師範代のお気に入り)とか スモークチキン(市販)のサラダとか天然真鯛の香草グリル焼きとか。 選んだワインは、門下生のお薦めかつお店のお薦めの一本。 1996産でそこそこ名門ドコロのブルゴーニュ かつ クソ重いボトル かつ 多方面でお薦めの品、不味かろうはずもありません。
色は確かにレモン色。青すぎもせず熟れすぎもせず、真正面からレモン色。 香りはあまり強くない。熟れてないパイナップル香や、甘味の薄い蜂蜜(なんてあるのか?)みたいな蜜香、 クターッとシナシナした樽香が感じられる。 味も強くは無い。でもまとまりはなかなかなもの。口に含むと結構樽のパワーに支配されるんだけど、 それを絶妙に押さえてまろやかに包み込む酸味や甘さがある。 先日のグロとそもそもの傾向は似てるのかも、って感じだけど、 プラス3年の歳月で更にいい感じにまとまりました、って印象。
予想とおり美味い。「ちょうど良い」って表現がとっても似合うワイン。 まるで榛名山のような高すぎないピークと裾野の感じがちょうど良いし、 ちょっと贅沢したい平日にちょうど良いし、鶏と魚の夕食にもちょうど良い。 門下生の買値より輸入元直営の店で買った師範の買値の方が高いのは若干悔しいけど、 それを埋めてあまりあるほどの満足感が得られた。
79点自宅にて

6日(月祝)

連休最終日、プチ・レジャーでも、ってことで友人一家を誘ってフレンチのランチとしゃれこむことに。 行ったのは、藤沢駅からちょっと離れた片瀬山あたりにあるヴィラージュという一軒屋のレストラン。 当日朝の予約だったけど、子連れの我々のために個室を用意して頂いた。

メニューは、1皿のランチが1,500円、2皿(前菜/メイン)で2,800円、3皿で4,000円という内容。 皿数以外、内容に選択肢はあまりなかった。 というわけで、師範は3皿4,000円のコースを選択(他の3人は2,800円のコースを)。内容は以下。

前菜:ホワイト・アスパラのムースとスモーク・サーモンのサラダ
スープ:カボチャのポタージュ
魚:天然真鯛のポワレのスープ仕立て
肉:牛フィレのステーキ
デザート:コーヒープリンとアイスクリーム、フルーツ
お茶:エスプレッソ

特に「これが凄い!」ってものは無かったんだけど、ランチとすればまずまず満足の料理。 見た目にも洒落た前菜と、鯛の質の良さが伝わる魚料理が良かったかな、って感じ。
サービスにはとっても満足。個室ということで気楽に過ごせて、かつ子供にも気を遣ってくれて、 非常にくつろげるもの。 (ランチだからか)カトラリーを交換して貰えなかったりといった点もあるけど、 子連れの身分でこんなのんびりした気分で食事が出来ることなんてなかなか無いから、 こういうお店の存在自体が嬉しいなぁ、と。

ワインは、見開き2ページに30種類くらいあったかな? 大半が10,000円以下のリーズナブルなもの。 手書きのリストで読みづらく、かつブルゴーニュは造り手が記載されていないようなリストなんで、 お客がワインを選ぶんじゃなくて店の人に相談して選ぶ、ってスタイルの店かも。

・・・なんて気付いたのは注文した後で、己で選んだワインは以下。

Macon Blanc Villages "Domaine de la Grange Magnien" 2000
マコン・ブラン・ヴィラージュ "ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・マニェン" 2000
Louis Jadot
ルイ・ジャド
Blanc
Macon Villages
マコン・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\1,500 : harf)2002/05/06 レストラン ヴィラージュ
残念ながら、このレストランにはグラス・シャンパンは無し。 ゆえに最初は白で。 白は確かこれとシャブリとシャブリの一級、あとはチリのモンテス・アルファの4種類だったような。 というわけで、あまり悩む余地もなく一番安かったこれをハーフで貰うことに。 ハーフといっても、ハーフ・ボトルで出されるわけじゃなくて、 普通のボトルから半分だけカラフェに入れて出してくれるもの。 残りはグラスワイン用に使えば良いんで、なかなか合理的なやり方だと思う。
で、このワイン自体は先月稽古したものと同じ(右の写真はその時のもの)。 当然印象も同じで軽快かつスッキリ系のシャルドネ。
まずますの白、料理には合わせやすいんだと思うけど、レストランで飲むワインって、もう「ひとひねり」が欲しいのも事実。
(71点)レストラン「ヴィラージュ」にて

Chateau Les Hautes de Pontet 1994
シャトー・レゾート・ド・ポンテ 1994
Ch. Pontet Canet
シャトー・ポンテ・カネ
Rouge
Pauillac
ポイヤック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\4,000)2002/05/06 レストラン ヴィラージュメルシャン
赤は、リストの間に挟まれた「当店のお薦めワイン」と書かれた小さな紙片の中からチョイス。 普段レストランで赤はブルゴーニュを飲むことが多い師範だけど、 前述のごとくブルゴーニュは造り手不明のリストだし (もちろんお店の人に聞けば良いんだけど、 昼間っからそんな風に「ワインまっしぐら」なことするのも気が引けるし)ってことで、 珍しくボルドーを選んで。 モノはポイヤックの5級、シャトー・ポンテ・カネのセカンド・ワインらしい。 当然飲んだことないつもりだったんだけど、実は5年前に稽古済み。 ま、そんなん覚えてるわけが無いですな。
色はかなり青く濃い。1994という歳を感じさせない若々しい青さ。 香りは、土ぼこりのような古い蔵の中のような香りがメインで、 なんだか葡萄から造られてることを忘れるあたりがなるほどポイヤック。 味はまだまだ固い。セカンド・クラスの1994でもまだこんな感じなんだなぁ、とちょっと感心。
抜栓後1時間くらい経って(デキャンタに入れてもらっていた)、 飲み終わる頃にようやく甘味が感じられるようになった。
なかなか大したワインだなぁ、とは思う。 でも、ランチのワインとしてはちょっとミス・チョイスでしたな。 変に気を遣わずにお店の人と相談したほうが良かったかも。
75点自宅にて

消費税以外にサービス料とかかからなくて、大人4人+子供2人の費用は2万円弱。 内容の割にはお手頃だし、また行きたくなるレストランでした。


5日(日)

Marsannay "Les Longeroies" Cuvee Vieilles Vignes 1997
マルサネ "レ・ロンジュロワ" キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 1997
Regis Bouvier
レジ・ブーヴィエ
Rouge
Marsannay
マルサネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,5802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスサントリー
夏が来たように暖かい一日、師範宅も衣替え。 汗をかいた後ビールをキューッ!と普通は行きたいところだと思うけど、 師範的にはのんびり赤でも、って気分になってチョイスしたのがこのワイン。 ブルゴーニュの(シャブリを除く)一番北、マルサネの赤。造り手は良く判らない人。
色は思いのほか濃い。北のブルゴーニュっていうと色が薄いイメージがあるけど、このワインはさにあらず。 ちょっと朱色がかった綺麗な赤紫色。 香りのボリュームもまずまず。 こちらも南のブルゴーニュにありがちな印象のある「ゴム・革」的獣香や、 ボジョレーにありがちなイチゴ香がメイン。 イチゴの、熟れすぎて紫色で柔らかくなった部分、みたいなイメージ。 味もかなりシッカリ。やや苦味があるけど、全体の印象はイチゴジャム。
美味いんだけど、なんだか南のブルゴーニュ的ながさつな印象を受ける北のブルゴーニュ。 ただ単に師範の印象が間違ってる可能性も大だけど。
74点自宅にて

4日(土)

Riesling 2000
リースリング 2000
Turckheim
トゥルクハイム
Blanc
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,1802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
師範両親が田舎から出てきた。 というわけで、料理はちょっぴり気張って天然真鯛、カンパチ、シマアジの刺身とか。 メインの酒はビールとか焼酎とかなんで、ワインは控えめに一本だけ。
色はかなり薄い。アルザスらしい、緑色の雰囲気のある未熟なレモンみたいな色。 香りも軽い。軽いながらもリースリング、 野バラみたいな花のような香りとジッポのオイルのような香りがちゃんとある。 味も軽〜い。香りは甘いけど味は甘くないのがいかにもアルザス。
全体に軽いけど、そこそこアルザスらしさはあるワイン。 じっくり一本だとダメだと思うけど、 こういう軽い和食に合わせて飲むんだったらこれくらいのワインが丁度良いかも。
71点自宅にて

3日(金祝)

ゴールデン・ウィーク、どこへも出かけないってのも癪なんで、 知り合い一家と近所の公園へハイキング。

Biferno Bianco "Gironia" 2000
ビフェルノ・ビアンコ "ジロニア" 2000
Borgo di Colloredo
ボルゴ・ディ・コロレード
Bianco
Biferno Bianco
ビフェルノ・ビアンコ
Moilse (Italia)
モリーゼ (イタリア)
\1,0802002/04/30 カーヴ・ド・リラックスリラックス
天気の良い日の公園で、芝生にレジャーシートを広げて、 パンに適当な具(ハムやらチーズやらトマトやら)を挟んだものを食べながら、 というシチュエーションに最もマッチしそうなワインを手持ちの中から。 チョイスしたのは南イタリアの白。 なんだかお店の方のコメントにそれ風の推薦文があったような気がするから。
で、結果正解でありました。 かなり冷えた状態(屋外で飲むときはキッチリ冷えてた方が好き)でも花のような香りがちゃんとするし、 味わいもほのかな甘味と適度な酸味が比較的しっかりしていて存在感がある。 なめらか系ではなくてシャッキリ系の白ワイン。
エビス・ビールの後に飲んだんだけど、特に物足りなさを感じるでもなし。 予定通り、というか予定以上に良い結果を出してくれた。
75点近所の公園にて

ここからは家に帰ってから飲んだ分。

Chateau Vernous 1985
シャトー・ヴェルヌー 1985
Ch. Vernous
シャトー・ヴェルヌー
Rouge
Medoc (Cru Bourgeois)
メドック (ブルジョワ級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
---2002/03/30 ゴトー酒店ユーディーシー洋酒販売
人様が来たときに出そうと思っていたのが、 この「ゴトー酒店 セラーの奥のハンパもの古酒」の最後の一本。 これまでの2本は非常に残念な結果だったけど、これにはちょっと期待。 なぜなら、1985年産で古酒と言ってもまだイケそうな年頃だし、 知らない銘柄ながらブルジョワ級だし、液面も正常だから。 「多分大丈夫」と思って投入。
色はかなりレンガ色がかっていて、いかにも熟成ボルドー。 濁りは無くてまだ大丈夫そう。 香りは、ちょっと酢醤油っぽい感じはあるものの、 葡萄の香りはあるしほのかにバニラみたいな香りもあって、まだまだ大丈夫そう。 味が・・・激やせ。膨らみのない平板な味わいでほとんどが酸味。 明らかに峠を大きくこえて平地にまで差し掛からんとする味わい。
大変残念。飲めなくは無いレベルではあったんだけど、 敢えて一本飲み干すのもねぇ、って感じ。
というわけで、後藤さんから頂いた3本、0勝3敗で残念ながら全て 「ピークを過ぎたワイン」でありました。 もちろん、それと知ってて(もしかすると美味しく飲めるのもあるかも、って程度で) タダで頂いてきたものなんで、『大変勉強になりました』って気持ちであります。
(25点)自宅にて

Santenay 1er Cru "Grand Clos Rousseau" 1998
サントネー・プルミエ・クリュ "グラン・クロ・ルソー" 1998
Jean-Marc Morey
ジャン・マルク・モレ
Rouge
Santenay 1er Cru
サントネー 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,6602002/03/27 エノテカ ウィング高輪店エノテカ
お口直しにブルゴーニュを。造り手のジャン・マルク・モレは、 アルベール・モレの息子でベルナール・モレの兄弟だとさ。 あとピエール・モレなんて人も居るらしい。 ブルゴーニュによくある「一族郎党酒造り」で素人にはワケ判らん連中のひとつ。
色はやや薄め。ちょっと頼りなく感じるけど、まぁブルゴーニュらしくはある。 香りのボリュームはなかなかなもの。 南の方によくある(と師範が考えている)ゴム・革系の香りで、 なんだか妖艶な感じ。 味もオッケー。13.5%という高めのアルコール度数を感じさせない、 素直かつ滋味豊富な味わい。スルスルーっと一本飲めてしまう。
ドーンと迫力のある、ってワインじゃないけど、素直に美味しく感じられるブルゴーニュ。 まずまず満足。
79点自宅にて

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 1999
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 1999
Dom. Michel Gros
ドメーヌ・ミシェル・グロ
Blanc
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7002002/04/29 横浜西口地下街 リアラックスジャルックス
小休止の後、夕食の皿うどん(カタ焼きそば)に合わせてチョイスしたのがこの白。 前の赤と同様「一族郎党酒造り」の代表格、グロ一家の本家ミシェル・グロ。 この銘柄の赤はしばしば飲んでて値段以上の内容でお気に入り。 白もお店で試飲した感じではイケてそうだったんで安心して投入。
麦わら色っぽい感じが強くて、いかにも「普通じゃないぞ」ってな色合い。 香りは思いっきり樽香。 味は・・・うーん思い出せない。
とにかく樽香。でも、新大陸のシャルドネとかとはなんとなく雰囲気が違って、 樽は樽でもウィスキーの樽じゃなくて漬物の樽みたいな感じ。 気合は感じられるし、まぁ美味いといえば美味いんだけど、 ちょーっとバランスは悪いかな。
73点自宅にて

飲む人二人でこの本数、最後は当然沈没。


2日(木)

Chateau Mercier "Cuvee Prestige" 1996
シャトー・メルシエ "キュヴェ・プレスティージュ" 1996
Ch. Mercier (Ph. Chety)
シャトー・メルシエ (Ph. シェティ)
Rouge
Cotes de Bourg
コート・ド・ブール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,3502002/04/14 酒奉行 保土ヶ谷店サントリー
連休の谷間、一日だけ休みを取って、温泉露天風呂のある銭湯に行ったりギターの稽古したりでのんびりと。 当然抜栓時間も18時台と早いんで、ゆっくり変化が楽しめそうなワインをチョイス。 選んだのは、ボルドー大手造り手のちょっといいヤツ(だと思う。違うかも・・・)
色はかなり濃い。あまり青みは強くなくて、赤みを感じる色合い。 香りはなかなかなもの。ボルドーらしいカシスの果実香とちょっぴり青臭い香り、 あと消し炭のような(多分)樽香。この値段でこれくらいの香りがあれば十分満足。 ・・・と、香りまでは良かったんだけど、味がちょっと問題アリ。 とっても綺麗な味わいではあるんだけど、いかんせん軽い。 「なんとかボディ」という表現では、明らかにライト・ボディな味わい。 そこそこ美味いボルドーを、1/3水増ししたような頼りなさ。
香りは良いんだけどなぁ。味も方向性は悪くないんだけどなぁ、美味いには美味いんだけどなぁ。 最後の一押しが足りない感じ。 やっぱり、味わいの濃さってのが、葡萄の素性が一番良く現れるのかな、って気がした。
72点自宅にて

1日(水)

La Chasse du Pape "Prestige" 2000
ラ・シャス・デュ・パプ "プレスティージュ" 2000
Gabriel Meffre
ガブリエル・メッフル
Blanc
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\8802002/04/14 酒奉行 保土ヶ谷店サントリー
本日のワインはローヌ産の白。実はこのワイン、 1999赤と一昨年稽古済み、 かなりイマイチ評価だったことを忘れて購入。 危ない危ない、白を買って良かった。 なぜなら、師範の経験によれば、 このクラスのワインでは「赤が不味ければ白も不味い」というような相関関係はあまり無くて、 ほぼ別物と考えて良いからである。 反面、赤/白が同じであれば「1999が不味ければ2000も不味い」というヴィンテージの相関は強い、 という印象がある。
色は薄め。とはいえこのクラスとしては標準的な色の濃さ。 香りも薄め。薄いながらもスターキングのような熟れたリンゴ的な香りがあるので、 不満に感じるほどではない。 味も薄い。薄いというより軽い。水道水にフルーツ香の香料を加えて、 バランスを見ながら手加減しながら砂糖とレモン汁を加えていった、ってな感じ。
とりわけ美味くはないけど不味くもない。そういった意味では前述の赤とは大きく印象が異なる。 やっぱり師範の持論は正しいですな。・・・なーんて偉そうなこと言ってるけど当ったり前の話かも。
68点自宅にて

前月分

by 師範