稽古日誌:2013年5月

 5月、安ワイン道場も17年目に突入します。

 左写真は、昨年の道場15周年の時に門下生の方に頂いたミニバラですが、 今年もキレイに咲いております。葉の部分がかなり痩せているような気がしますが、気にしないでください。 ってか難しいんだよね、こういうミニバラを咲かせるのって。 「さすがは緑の手を持つ師範」と自分で自分をほめてあげたいくらいです。

 そして、16周年を記念して、今月からページ作成面で以下の変更をスタートします。

・「稽古日誌」の段落間を一行開けて見やすくします。
・「食堂名鑑」の罫線を表示して見やすくします。

 常にご覧になる安ワイン者フレンドリーを心がける安ワイン道場師範です・・・って小さな変更だな、こりゃ。

翌月分


29日(水)

Sileni "Celler Selection" Hawke's Bay Pinot Gris 2011
シレーニ "セラー・セレクション" ホークス・ベイ ピノ・グリ 2011
Sileni Estate
シレーニ・エステート
White
Hawke's Bay (New Zealand)
ホークス・ベイ (ニュージーランド)
\1,050 (単品価格:\1,837) 2013/04/15 エノテカ・シャトー蔵出しワイン エノテカ
 結局、土日月火と4連続休肝日でした(月曜にリハビリがてら缶ビール1本飲んだのはナイショです)。 というわけで、新しいワインを開けるのはなんと1週間ぶり。 月火は特に体調不良というわけでも無かったんだけど、 当初飲む予定の無かった日にワインを開けるのって、 かなり心理的なバリアを超える必要があるんですな。 そのバリアというのは「更新しなきゃいけないこと」。要はワイン開けちゃうと面倒なんです。 安ワイン道場の存続が、師範の健康に一役買っている、ということが言えるのではないかと(屁理屈)

 そして本日のメニューは、エビと野菜(オクラ、タマネギ、パプリカ、エリンギ)の炒め物。 しめ鯖、胡麻豆腐。こういうメニューだと白でしょ、 ってことで選んだのが、ニュージーランド産のピノ・グリです。

 色は、普通に薄めの白ワインの色に、ごく僅かにピンク色が感じられます。 ピノ・グリって、確か甲州みたいな薄ピンク色の葡萄だったと思うので、 その皮の色の影響と思われます。 香りは、そういう色の雰囲気に引きずられてか、ピーチっぽい甘柔らかいフルーツの香りを感じます。 確かにピノ・グリの香りなんだけど、アルザスのそれとかイタリアのピノ・グリージョと比べると、 より柔らかな香りの雰囲気です。 味は、甘さがあってコクがあって、酸味もあるにはあるけど相対的には弱め。 ピーチ・リキュールをベースとした甘さ控えめのカクテルみたいな感じです。

 「酒は辛口じゃなきゃイカン!」みたいなアルコール原理主義者には受け入れられないでしょうけど、 普通一般の方々にとっては、良く聞く決め文句の「飲みやすい」という表現がぴったりくるワインです。 でも、師範一人で飲むんであれば、こういう優しさよりも骨があるというか、ピシッとしたワインが好きだったりします。

 今週「2本を3日で」では無くて「1本を2日で」なので、 残した半分と翌々日再稽古。
 香りの出方はちょっとおとなしくなっちゃったかな?雰囲気はピーチっぽいままですが。 味のバランスも特に変わった様子はありません。 こういうワインこそ、時間が経って酸味が増して呉れれば良かったんだけど、 なかなか思い通りにはいかないようで。
73点 道場にて

25日(土)

 道場のジューンベリー、 カラワヒワの無慈悲は攻撃を受けながらも、 それなりに収穫できる量が実ってました。 というわけで、2年ぶりにジューンベリー・ジャムを作ります。

 今年も例年通りの比率で作ります。

ジューンベリー:450g
砂糖:125g
レモン汁:100ml(2個分)


 左上写真は洗って乾かしているところ、右上写真がアルミ鍋に入れたところ、 左下写真は弱火で20分くらい実を潰しながらぐつぐつと煮詰めて、 右下写真が煮詰めたものを濾して出来上がり。

 2013ヴィンテージの出来栄えは、実がしっかり熟していたためか、 かなり甘味が強く粘性の高いものとなりました。 これくらいの状態で作るのであれば、砂糖は100gくらいでも良かったかな、 粘性に関してはレモンをもう一個増やしても良いかも・・・と来年への備忘録。

 そして、本日は「安ワイン道場開設16周年記念日」なわけですが、 残念ながら体調がすぐれず熱っぽくて、大事をとってワイン無しの夕飯でした。 明日には回復して美味いワインを飲むぞ、と。

22日(水)

Clos des Verdots Merlot 2010
クロ・デ・ヴェルド メルロー 2010
David Fourtout
ダヴィド・フルト
Rouge
Bergerac
ベルジュラック
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\898 2013/03/26 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 連休前以来、帰省やら来客やらでいろいろ乱れた飲酒ペースでしたが(別に誰かに邪魔されたわけでもなく勝手に乱してたわけですが)、 ようやく「月火木休肝日で平日半分」のペースに戻します。 そうすると、水曜に開けるべきは「安くて濃そうなヤツ」なわけで、 本日チョイスしたのがこのフランスは南西地区、 ボルドー近郊のベルジュラック産の赤。 この銘柄のワインは、先々月に白の甘口と稽古しております。 ちなみに料理は、馬刺し、チャプチェ、ブロッコリーとパプリカとソーセージの炒め物、フルーツトマト。 ま、順当に赤なメニューですわな。

 さて抜栓。色は、ボルドーを超えて南仏のラングドックあたりで採れたような濃い青紫色。 ネットリ感もあっていかにも濃そうな外観です。 香りも、ボルドーというより南仏っぽい雰囲気。 ツンッと刺激的な青畳やブラバス(男性用化粧品)みたいな香りがまず感じられて、 その後にフルーツっぽさが漂ってきます。 樽香は無いです。正確にはあるかもしれないけど師範には感じられないです。 これで味がツンツンしてれば「まんま南仏」なんですが、 こと味だけに限って言えばボルドーみたく大人びた雰囲気を感じるんですな。 柔らかい、ってほどでもないけど、濃さをそのまま表に出さずに抑制が効いた感じです。 加えて甘味もあるんで、味吟醸タイプのワインではあります。

 というわけで、ポテンシャルは十分に感じます。 でも、少なくとも現時点ではストレートに「ポテンシャル=美味さ」になっていなくて、 琴線の斜め上をかすっている感じです。 まだ若いんですかね? これから置いとけばもっと開くワインだと思います。 ということもあって、半分しか飲まない日の選択としては正解だったと思います。

 さて翌々日再稽古。料理は「野菜たっぷり豚の冷シャブ」です。 期待としては、パーッと開いて外交的になっているはずだったんだけど、 多分ほとんど変わりません。「多分」と自信が無いのは、 2日前の師範と今日の師範をキッチリ比較することができないからです。
72点 道場にて

19日(日)

 連日の休日飲み会ですが、本日は久しぶりにバンドの練習。 今回のお店は、前日ホルモンだったから『今日は魚が食べたい』という師範のたっての要望を聞き入れて頂いて、 初訪問となる代々木駅東口すぐにある海鮮居酒屋 はなの舞 代々木東口店というところ。

 店の外観的には狭そうなんだけど、地下に展開した店内は案外広くて、 個室っぽい部屋がかなりありました。 そして、平日の代々木なんてそんなにお客さんが居るわけでもなく、 客の入りとしては半分くらいだったかな? そのおかげで品出しが早くてナイスです。

 料理は、まずはカツオのタタキ(左写真)とかアジの姿造りとかイワシの刺身とか、 食べたかった魚を頂いて、その後はいわゆる居酒屋メニューをいろいろと。 とりわけ美味いお皿があったわけではないけど、 基本的に味付けが濃くて酒の肴にちょうどいいものが多くて、それはそれで満足でした。

 アルコールは、まずは生ビール中ジョッキをガブガブと。 というのも、午後7時までは生ビール半額だったんですな。 師範らが入店したのは午後6時15分ごろ。 それから、頼むは頼むは、キーボードのMz氏が5杯、師範が4杯、ベースのMw氏が3杯、 ドラムのHr氏が2杯。まずは最初の1時間弱たった時点でビール腹であります。

 そして、生ビール半額の時間が終わった時点で↓のワインを注文しました。

<
Fuerza Blanco N.V.
フエルザ ブランコ (ヴィンテージ無し)
R.E.
R.E.
Blanco
(Espana)
(スペイン)
\1,029 2013/05/19 海鮮居酒屋 はなの舞 代々木東口店ワンステップ
 メニューには、マトモそうなワインが5種類ほど載ってました。 で、「マトモ」じゃなさそうなものも載っていて、それがコレ、 『店長おすすめ!ボトルワイン 980円(税込 1,029円)』というもの。 いやー、師範生活16年、外でフルボトル1本1,000円以下というワインに初めて出会いました。 これは頼まないわけにはいかない、ということで注文。 同じ値段で赤もあったけど、「君子危うき赤には近寄らず」という師範独自のルールに従って、 白の方をチョイスしたわけです。

 「グラスは4つですね」ということで出されたグラスは、いわゆる普通の脚の無いタンブラーでした。 まぁそれは980円だからしょうがないよね。 そして持って来られたワインは、ボトルの外観的には結構シャレていて、ちょっと想定外。 師範の予想的には、フランジア的な「輸入ワイン使用」な国産モノを考えていました。 というわけで、期待してグラスに注いで、まず色はとても薄めです。 そして香りも弱め、というかほとんど感じません。 「まぁ980円だからね」とオトナの態度を示しつつ、口に含むと・・・甘いんですわ、これが。 水みたいにペラッペラなワインは想定内だったけど、この甘さは想定外。 ワイン単体で飲むのはちょっと厳しいくらいの薄ら甘さです。

 というわけで、さすがにそのまま飲むのは辛かったんで、 氷(200円)と炭酸(300円)のセットを注文。 それで割って飲めばまぁなんとかなったわけですが、980円のワインがそれらを足すと1,480円になっちゃいました。

 「安かろう悪かろう」とはこういうことを言うんだな、という典型。 それでも安ワイン道場師範たるもの、途中で投げ出すことをせず、結果的にはちゃんと飲み干しました。 次回は赤・・・はどうしようかなぁ、悩むところであります。
50点 「海鮮居酒屋 はなの舞 代々木東口店」にて

 その後は口直しにサワー的なものも注文して、お会計は4人分トータルで17,000円ちょっと。 これくらいの金額だと、まぁ大抵のことは許せます。 特に今回は、7時までビール半額と、頼んだワインがイケてなかったのが費用圧縮に貢献したように思えます。

18日(土)

 本日は、次女の保育園時代の友人で、いまでもスポーツクラブに一緒に通っていたりするMちゃんち一家と飲み会。 店は、相鉄線星川駅そばにあるホルモン焼きフクロウというところ。 Mちゃん家は良く行く店とのことで、 師範は以前一人でちょこっと食べたことはあったけど、 師範代的には以前から興味があった店のようです。

 店内は、テーブル2つで8席、カウンターが8席程度のこぢんまりした感じ。 予約はできないということなんで、開店と同時の午後5時に入店して、 8人でテーブル席を占有させて頂きました。 そしてホルモンは、テーブルに七輪を置いて焼かれます。 これが、テーブル毎の排煙装置が無いため、 一斉に焼き始めると右写真のように煙地獄に。 かなり目がシュバシュバします。

 料理は、まずは各種ホルモンを焼いて食べて。 特に美味しかったのは、鶏セセリとか、白ホルモンとか、やわらかホルモンとか。 焼肉屋で食べるホルモンって、結構硬いのが多かったりするイメージがあるけど、 ここのホルモンは柔らかくて食べやすいです。 その代わり、牛ツラミみたいに焼肉屋では柔らかそうな部分は硬かったりします。

 焼き物以外には、モツ煮込みとかカクテキとか、 焼き物に一通り満足したら牛モツ鍋とかを注文。 ジャンキーな味わいではあるけど、どれも結構美味いです。

 もちろんアルコールも注文しております。

生ビール大:\750
 やっぱり大はたっぷりあってイイですな。
ハイボール大\550
 生ビールに気を良くしてハイボールも大ジョッキで頂いたけど、 これはイケてませんでした。ウィスキーの香りがほとんどしない、 まるで甲類焼酎で作ったようなハイボールでした。
シークァーサー・ビール:\450 (右写真)
 要するにシークァーサー果汁のビール割りです。 これが案外美味しゅうございました。グラスの雰囲気と相まって("W Zero Cocktail"って書かれてますが)、 なんとなくベルギービールの一種のような気分で飲めます。

 鍋の中身の追加とかして、子供らは最後にアイスを注文したりして、 あれこれお腹いっぱい食べてお会計は二家族分トータルで20,000円弱でした。 なかなかワイルドで料理自体は楽しいんだけど、いかんせん煙がね。 窓が開けられない真夏や真冬は辛いかもです。 あと、テーブルをくっつけて8人掛けに出来ればもっと楽しかっただろうな。

17日(金)

Kaiken Cabernet Sauvignon 2011
カイケン カベルネ・ソーヴィニョン 2011
Montes S.A.
モンテス S.A.
Tinto
Mendoza (Argentina)
メンドーサ (アルゼンチン)
\1,050 (単品価格:\1,365) 2013/04/15 エノテカ・シャトー蔵出しワイン エノテカ
 本日の夕食は、師範代が勤務先の宴会なので師範が調理担当。 簡単&子供ウケが良い&酒の肴にも、という理由で組み立てたメニューは、 鶏レバーの甘辛煮、鶏砂肝と野菜(モヤシ・キャベツ・新タマネギ)のカレー&ガーリック炒め、新タマネギとニンジンのスープ。 なんか居酒屋メニューっぽいですがね。 そして、キッチン・ドランカー的に調理しながら飲み始めたのがこのアルゼンチン産のカベルネ・ソーヴィニョン。 鶏レバーとか砂肝とかに合いそうだし、なんか立って飲むのに良さそうじゃないですか・・・と言いつつ、 未熟なコックの師範にとっては、調理している時にワイン飲んでる余裕なんて無いわけですが。 ちなみにこの銘柄は2009年産のマルベックとは、丁度2年前に稽古済み。 かなり好印象だったようです。

 色は、光に透かしてもほとんど向こうが見えないくらい濃い紫色。ネットリ感もあって、いかにも濃そうな見た目。 香りは、まず最初に感じるのが強めのアルコール臭。 改めてラベルを見ると、アルコール度数は14.5%もあるんですな。 その奥に、濃く甘い感じの果実香や、焦げた感じの樽香も感じられます。 それぞれの香りのまとまりはイマイチだけど、香りのボリュームと要素の数はなかなかのものかと。 で、味ですが、これが見た目にたがわず濃いんだわ。 酸味も甘味もあるにはあるんだけど、なんといっても渋味がガッシリ。 コレをクイクイ飲むにはかなりの体力が必要です。

 明日は外食なんで、ローテーション的には今日このワインを飲み干すつもりだったんだけど、 食事中には半分くらい飲んだ時点で杯の進みがパッタリと止まってしまいました。 とはいっても別に飲み飽きしたわけじゃないんで、 その後チビチビとハードリカーを飲むような感じで飲んでいけます。 結局、無理せず自然体で飲んで3分の1残した時点でストップ、という感じでありました。

 残った3分の1と翌日再稽古。 予想した通り、渋味の険しさがかなり和らいで、甘味が出て来て良い感じに変化してくれました。 これくらいのポテンシャルがあれば、レストランのグラスワインとかに良いと思われます。 得点的には+1点です。
75(+1) 道場にて

15日(水)

Sancerre "Les Baronnes" 2011
サンセール "レ・バロンヌ" 2011
Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ
Blanc
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
\1,980 2013/04/30 カーヴ・ド・リラックス テラヴェール
 師範母は明日の朝に帰郷するんで、今回一緒に食べる夕食は今日がラスト。 メニューは、蛸のカルパッチョ、若鶏ぷりぷりステーキ、ブロッコリーと舞茸とパプリカのガーリック炒め。 ワインは、やはり「ほとんど飲まない老女性」の嗜好に合わせて、 軽そうで華やかそうな白をチョイスしました。 選んだのは、ロワールの名手「アンリ・ブルジョワ」のサンセール。 この方のワインとは過去2度ほど稽古しているけど(ココココ)、どちらもレストランでの稽古。 従って道場での稽古はお初となります。

 色は薄めのレモン色で、グラスの内側にわずかに気泡が見えます。 そしてネットリ感はあまりなく、サラリとしています。 香りはバッチリ期待通りで、ピーチとハーブの清々しい香りがグラスから溢れんばかりに香ってきます。 味も濃すぎず薄すぎずでナイス・バランス。 余韻は長くて口の中に風味が長く残ります。 南米産なんかだと、こういう香りはしても味わいに苦味があったりするものが多いんですが、 さすがは老舗のロワール産、そういう雑味っぽさはなくてキレイだけど存在感のある味わいです。

 狙いドコロにバッチリで、これはアタリなワインでした。 樽を利かせたブルゴーニュの高級シャルドネとかとは全く別方向の、 シャキーッと背筋と鼻筋が通っていて凛としたワインです。 やっぱり大したもんだね、アンリ・ブルジョワ。 ばぁちゃんも「これは美味しい」と飲んでました。
82点 道場にて

12日(日)

Sileni "Celler Selection" Sparkling Rose N.V.
シレーニ "セラー・セレクション" スパークリング・ロゼ (ヴィンテージ無し)
Sileni Estate
シレーニ・エステート
Sparkling
発泡
(New Zealand)
(ニュージーランド)
\1,050 (単品価格:\1,837) 2013/04/15 エノテカ・シャトー蔵出しワイン エノテカ
 本日は姪ッ子を三鷹の住まいまで送って行きました。 未来の日本を背負って立つために勉学に遊びに精進して頂戴。 そしてまたいつでも遊びに来て頂戴。

 さて夕食は、長女がもうすぐ学校で宿泊訓練に行くらしく、 そこで作るカレーの作り方を練習したいってんでカレー。 ルーは「ハウスバーモンドカレー甘口」です。師範はそれにガラムマサラを足して辛みを調整します。

 そしてワインですが、カレーに合わせるとなるとなかなか難しい、 というか別にワインがカレーの邪魔はしないわけだけど、品の良いワインだとカレーの香りや味わいに負けちゃうわけですな。 それで、今宵のチョイスはニュージーランド産のスパークリング。 こういうんだったらカレーの味わいを洗い流してくれそうな気がしましたんで。 ちなみに品種はメルローらしいです。珍しいっすね。

 栓は最近ときどき見かけるヤツで、 グルグルとプラスチックを巻き取って抜栓するタイプ。 そして頭頂部を押すと再栓も可能なハイテク仕様です。 ワインの色は、右のボトル写真でもわかるように、ロゼというより薄い赤といった感じ。 澄んだ赤でなかなかキレイな色合いです。 泡立ちはかなり弱めで、シャンパーニュとぺティアンの中間くらいの泡立ちです。 香りは、確かにメルローです。明らかにベリーっぽい香りがあります。 香りだけだとスパークリングだと気付かないかも・・・いや気付くかな? 良く判りませんが。 味は、見た目ほどの濃さはありません。 でも、やっぱりシャンパーニュみたいなスパークリングとは違って、渋味があるんですな。 泡立ちが少なめだってこともあって、赤ワインのソーダ割りといった感じかもです。

 というわけで、かなり風変りなスパークリングでした。 カレーとの相性は・・・まぁ合うも合わないも無いでしょう、という具合。 今回の購入価格である1,050円であれば順当だけど、 単品価格の2,000円弱だとちょっとねぇ、という感じでした。
71点 道場にて

11日(土)

 本日は、大学進学のためにこの春から上京して来た姪の誕生日、ということで、 師範一家4人+師範母+姪の6人で食事会。 店は、相鉄線天王町駅のそばにあるジャンティエス・コマチ(Gentillesse KOMACHI)前回の訪問から一年ぶり。 ジャンル的には、店名にフランス語の"Gentillesse"(優しさ)ってのが使われているのでフレンチかな? コースにパスタがあるのでイタリアンのような気もしますが。

 今日は、母の日の前日ってこともあってか、40席弱ありそうな店内が満席。 ホントに一席の空きもなく満席という盛況ぶり。早めに予約しておいて良かったなぁ、というところ。 本日の客層は、ご近所のお金持ちマダムの集まりとか、ちょっとお歳を召した方が多いような印象でありました。

 料理は、師範と師範代と姪が前菜・パスタ・メイン魚・メイン肉からなるBコース(5,800円)、 師範母と子供ら2人が上記からメイン肉の無いAコース(4,200円)。 それにそれぞれ500円のサービス料が加算されます。

 今晩のBコースの内容は以下でした(師範が思い出しつつ超いい加減です)

アミューズ:エンドウ豆のスープ、フキとハム
前菜:鮮魚いろいろと岩見沢産のアスパラガスのサラダ&スープ仕立て(左写真)
パスタ:ネギとチリメンジャコの自家製パスタ
パン:ガーリックトースト
メイン魚:真鯛のポアレとエビのフリット
メイン肉:豚のローストと羊(下写真)
デザート:ババロア的なヤツだったような・・・
あと最後にお茶(師範はエスプレッソ)が出ました。 ちなみに、パン(ガーリックトースト)の追加はエキストラ・チャージが必要です(長女が頼みました)

 この店の料理は、まず見た目がオシャレというか都会的なのがよろしいです。 というのも、今回の目的は九州から出て来たばかりの姪ッ子に 「これが都会の料理なんだぜ」とビックリさせるのが目的でしたからね。 もちろん味もよろしいです、というか都内の一流店に引けを取らないと思います。 この値段のコースだと、凄く高い食材ってのは使われていないんでしょうが、 それでも十分に美味しく、コスト・パフォーマンスの高さを感じます。

 サービスに関しては、さすがに満席だからか皿と皿の間に時間が開くこともあったけど、 シェフもダイニングに出ての奮闘ぶりで、多少は仕方が無いのかな、といったところでした。

Domaine la Moriniere Chardonnay 2010
ドメーヌ・ラ・モリニエール シャルドネ 2010
Dom. la Moriniere
ドメーヌ・ラ・モリニエール
Blanc
Val de Loire (IGP)
ヴァル・ド・ロワール (インディカスィオン・ジェオグラフィック・プロテジェ)
Loire (France)
ロワール (フランス)
(\6,500?) 2013/05/11 ジャンティエス・コマチ ワインハウスゲアハルト
 ワインリストには、白が20種/赤が20種くらいあったかな? 産地は世界各地からで、お値段はほとんどが10,000円以下、5,000〜8,000円くらいが一番多いという、 師範のような貧乏人には優しいラインナップです。

 そして、メニュー的に今日は白だな、と思い、対応してくれた小町シェフに相談。 「適度な樽香で、香りが華やかで、お手頃価格のモノをお願いします」という非常に厚かましい注文に対し、 一瞬固まられてましたが(笑)、 ブルゴーニュ産のシャルドネと、このロワール産のシャルドネを薦めて頂きました。 ブルゴーニュ産は、銘柄自体は未稽古だったものの産地自体には馴染みがあるんで、 ここは「ロワールでシャルドネ?」という興味もあってロワール産を選びました。 シェフ曰く『軽い感じの味わいです』とのことでしたが、 今回は姪も師範母も「ちょっとだけ飲みたい」らしいので、軽いのが良かろう、ということもありまして。

 色は、レモン色というより薄麦わら色、アルコール度数は12%と低めなのでどちらかというとサラリとした見た目。 香りは、確かにほんのり樽香、そしてシャブリみたいなミネラル香がメインです。 華やか、というほどでもないけど、上品で料理の邪魔をしない香りではあります。 味は、おっしゃる通り軽い感じ。 こちらもシャブリみたいな硬質な味わいがあるけどシャブリほどの強い酸は無くて、 ポジティブに言えば柔らかな、ネガティブに言えば弱い味わいです。

 料理を引き立てる、ということと、普段ほとんど飲まない女性方にも、という目的には合ってました。 また、サーブされる温度も最初から最後までバッチリ、 ちゃんとワインクーラーに入れたり出したりして頂いたものだと思われます。
74点 「ジャンティエス・コマチ」にて

 そして、6人分のお会計は40,000円弱。 トータルで考えてもコスト・パフォーマンスの高いお店という感じでした。

10日(金)

Mapu Reserva Cabernet Sauvignon 2011
マプ レゼルバ カベルネ・ソーヴィニョン 2011
Baron Philippe de Rothschild
バロン・フィリップ・ド・ロートシルド
Tinto
(Chile)
(チリ)
\1,050 (単品価格:\1,417) 2013/04/15 エノテカ・シャトー蔵出しワイン エノテカ
 本日から師範母が遊びに来ています。 といっても、ほとんど飲まない人だから稽古にはあまり影響ないわけですが。 料理は、師範母が持参してくれた馬刺、あとはイカ下足と大根の炒め物、 焼きナス、生湯葉。 純和食ではあるけど、本日の気分的には赤だったんで、 ややミスマッチかと思いつつ選んだのはチリ産の赤。 この銘柄の2007年産とは稽古済み、 造り手がボルドーの人なんで、チリ産とはいえどややマイルドなワインを期待しての抜栓です。

 色は、とっても濃くて向こうが見えません。ネットリ感もあって(濃いの狙いであれば)十分期待できる見た目です。 香りは、ピリッとしたナッツ系の香りとズシーンと来る濃い色の果実の香り。 ニューワールドにありがちなミントとかインクとかはあまり感じず、 どちらかというとボルドー産みたいな香りの雰囲気です。 味は、ニューワールド産にしては柔らかな、 まるでボルドー産みたいなバランス。 もちろんやや渋味が勝っていて、若いワインっぽさは満載だけど、どこか大人びた雰囲気が感じられます。

 チリでも造り手の影響はかなり色濃いんですな。 いかにもボルドーの造り手が造るチリ産赤ワインといった雰囲気が全身からにじみ出ています。 これを良しとするかNGとするかは人によると思いますが、 師範的にはどっちとも言えず。ただ少なくとも今日みたいな和風のメニューには そういう洗練した感じは合ってました。
72点 道場にて

8日(水)

Alto los Pumas Chardonnay 2011
アルト・ロス・プーマ シャルドネ 2011
Vina Quintay
ビーニャ・キンタイ
Blanco
Curico Valley (Chile)
クリコ・バレー (チリ)
\491 2013/02/26 うきうきワインの玉手箱 アストインターナショナル
 ゴールデンウィークの九州帰省旅行で、ワイン方面もやや奢った内容の稽古相手が多かったんで、 ここらで「安ワイン道の基本」を思い出すアンダー・ワンコインのワインと稽古。 銘柄は、先月赤のカベルネ・ソーヴィニョンと稽古して、 かな〜りイケてない印象のあったチリ産。 赤と同じくこちらのシャルドネのラベル表記にも、 添加物に酸化防止剤(亜硫酸塩)以外に「酸味料」の記載あり。 抜栓前からかなり警戒しての稽古であります。

 色は薄め、レモンというより薄黄色な感じの色合い。 ネットリ感は少なくややサラリとした見た目で、わずかにグラスの内側に気泡が見られます。 香りは、いかにも南のシャルドネなリンゴとピーチのような果実香。 単純ではあるものの白ワインらしくて好感の持てる香りです。 味も、やや甘さが前に出ていてクドいような感じはあるけど、 それも全然NGなレベルではなくて、「まぁ普通かな」という範疇です。

 ・・・と、飲み始めは比較的好印象だったんだけど、 やっぱり3杯目くらいからガクンと飲み飽き。 当初感じた「クドいような感じ」がドンドン幅を利かせて、やたらクドく感じられてきます。

 やっぱりなんだかなぁ、結果的に飲んでいて楽しいワインじゃありませんでした。 ただ、居酒屋激安ワインなんかでもそうですが、赤より白の方がマトモ(というか欠点を感じづらい)です。 そして、安ワイン者たるモノ、 たまにはこういうイケてないワインと稽古して、 自分の味覚嗅覚をリセットし、そこそこのを飲んだら美味しく感じられるように矯正するのは大切なのであります ・・・と言って自分を慰めます。
ショップへのリンク: Alto los Pumas Chardonnay 2011 [Vina Quintay]
63点 道場にて

6日(月祝)

 四泊五日の九州法事帰省旅行、本日はその最終日。

 帰りのフライトは11:10福岡発羽田行ANA250便。 本来はもっと後のフライトを予約していたんだけど、 二月ごろ突然その便が欠航になった旨のメールが来て、仕方なくこの早い便に変更。 それも、単に「欠航しました」って案内が書かれているだけで、 他の便の振り替えとか全部自分たちでやらなければいけないと言う、 ちょっと不親切な対応でした。 欠航の理由はB787のトラブルなのかも知れないけど、 5月連休最終日のフライトなんて、料金も高いし振り替えが難しいのも判り切っているんで、 もうちょっとサポートがあっても良いんじゃないかと。 LCCじゃ無いんだし、そのせいで他社に振り替えた人もいるかもだし。

 もちろんフライト自体は全く問題なく、定刻通りに到着しました。 左写真は機内から見えた富士山。正月に帰省した時も 撮ってます。よっぽど好きなんでしょうな。

 羽田空港から京急バスに乗って横浜駅YCATに着いたのが午後2時過ぎ。

 遅い昼食は、YCATの上、横浜スカイビルの10階にある王鼎記(WANDINKI)という中華料理屋で。 店には"Chinese Bistro"と書かれていて、 なるほどワインや居酒屋的な小皿料理が豊富。 ワインは1本1,999円(税込2,098円)の白3種/赤3種、 1本2,999円(税込3,148円)の泡2種、1本3,999円(税込4,198円)の白3種/ロゼ1種/赤2種/泡2種の全18種。 内容的にもそれなりに楽しそうなワインが並んでいるので、 そういうビストロ的な使い方が良さげな中華料理屋みたいです。

 ・・・ですが、さすがに昼からワイン1本飲んでのんびりする気分でも無かったんで、 アルコールは飲まずに普通に昼食を。 師範の注文は海鮮餡かけチャーハン 850円(税込892円)。 アサリやエビ、イカ、カニなんかが入っていて、それなりに豪華なチャーハンです。 ただ、師範にとってはちょっと味付けが濃すぎたかな? 一口目は美味しいんだけどね、そういう料理。

 ちなみに師範代は春野菜のタンメンを、子供らはカニチャーハンと半ラーメンのセットをシェア、 それに次女が極太春雨のピリ辛炒めみたいなのを頼んで、お会計のトータルは3,000円ちょっと。 ワインや小皿メニューは多いし味付けは濃いので、 今度は夕方の便で帰って来た時に夕食時に利用してみましょう。

Sileni "Celler Selection" Hawke's Bay Merlot 2011
シレーニ "セラー・セレクション" ホークス・ベイ メルロー 2011
Sileni Estate
シレーニ・エステート
Red
Hawke's Bay (New Zealand)
ホークス・ベイ (ニュージーランド)
\1,050 (単品価格:\1,837) 2013/04/15 エノテカ・シャトー蔵出しワイン エノテカ
 そんなこんなで道場に帰って参りました。 いつもより早めの帰宅だったんで、夕食材料の買い出しにスーパーに行って、 本日の夕食はハンバーグ、ホウレンソウとコーンのバター炒め。 ワインは、さすがに飲み疲れしたんでアルコール度数の低い赤を所望、 チョイスしたのがこの豪州産のメルロー。 「えぇ?普通ニューワールド産って高アルコール度数の重いワインが多いんじゃないの?」と考えるところですが、 このワインは12.5%と書かれているんですわ。

 さて抜栓。栓はコルクではなくスクリューキャップです。 色は、正直「これがメルロー?」な明るめの色合い。 ちょっと濃いピノ・ノワールの色を想像して頂ければ良いと思います。 香りも、およそ普通のメルローとは違って、軽やかでトーンの高い果実の香りがフワッと。 でも香りの芯を構成する要素は確かにメルローなのかな? 味も、想定通りではあるけど一般的には意外と思われる軽さ。 柔らかで上品で、まるでドイツあたりの赤みたいな味わいです。

 やっぱりニュージーランドはオーストラリアとは違うんだな、ということを改めて感じさせられるメルローです。 今日みたいな、帰省中の出来事とか生前の父とかを思い出しながら、 しみじみ飲むのにはこういう軽いワインがちょうど良い感じでした。
73点 道場にて

5日(日)

 九州帰省の四日目。本日は師範実家からまた師範代実家へ移動します。

 阿蘇の師範実家を出たのが午前9時30分、師範母と弟夫婦を熊本市内の中心部まで送って行って、 熊本市内を発ったのが午前11時頃、九州縦貫道は今日も広川あたりで「渋滞5キロ」の表示。 幸い実際にはほとんど渋滞しなかったんだけど、ほんとに車が増えたよなぁ。 首都圏だど、運転する若者が減って道路が整備されているので、 週末の渋滞は減っている印象があるんだけど、こっちはまだそういう傾向は見られないみたいです。

 そして本日は義父(師範代の父)の誕生日ということもあって、 義妹夫婦と双子のお嬢さんも集まって食事会。 寿司とか揚げものとかの大皿がズラリと並ぶ姿は、 いかにも実家のご馳走という感じで良いものです。

Segura Viudas Brut Reserva Heredad N.V.
セグラ・ビウダス ブルート レゼルバ エレダード (ヴィンテージ無し)
Segura Viudas
セグラ・ビウダス
Espumoso
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
(師範代父より) 三菱食品
 例によって、ワイン好きの師範のために、飲まない師範代父がワインを用意してくれています。 ありがたいことであります。 そして本日の1本目は、スペインのカバの造り手「セグラ・ビウダス」のプレミアム・スパークリング。 なんたって凄いのはこのボトル。 金属製のワッペンみたいなのがボトルの胸あたりに貼ってあって、 裾の部分にも金属製の台座があります。 だもんで、恐ろしく重いボトルになっています。 グラスに注ぐ時、普通に片手で持って注いでいたらプルプルと腕が震えてきちゃうくらいでした。

 そして、ボトルがこれだけ凄いと中身もさぞかし、と期待するのが人情というものですが、 実際はかなり普通です。 でも、その普通ってのはシャンパーニュ基準の普通なんで、 カバとすればかなり良い線行っている内容であるとも言えそうです。 泡立ちは細かくたっぷりだし、香りも熟れたリンゴの甘い香りだし、 なんの問題点も無いスパークリングに仕上がっています。

 結果的には、普通に美味しいスペイン産のカバでした。 師範代妹の旦那さんが小さめのグラスに2杯飲んで、 師範が5〜6杯ほど飲んで、ということでほとんど師範が一本飲み干しちゃった格好です。
77点 師範代実家にて

Saint-Estephe N.V.
サン・テステフ (ヴィンテージ無し)
Ch. Montrose
シャトー・モンローズ
Rouge
Saint-Estephe
サン・テステフ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(師範代父より) 重松貿易
 そしてもう一本赤も頂いています。 用意してあったのは、コレともう一本シャトー・モンペラの2010年産。 モンペラの方は2010年産とは未稽古ながら2005,2006とは稽古経験があり、 最近も白と稽古したりしているんで、 見知らぬ銘柄のコチラをチョイスしました。 表のラベルには村の名前とAOC表記が書かれ、 その下に"MIS EN BOUTEILLE A LA PROPRIETE EN AVRIL 2009"と書かれているんで、 瓶詰めされたのは2009年の4月らしいけどビンテージ自体の表記は無い、不思議でシンプルなラベルです。

 グラスに注いで、色は良いボルドーらしいシッカリとした濃さのある紫色。 香りを嗅いでビックリです。ミッチリと厚みのある果実香に煙たいような樽香がちゃんとあって、 そんじょそこらのボルドーとは一線を画す香りです。 そして味わいも、香りの印象をそのまま味にも反映したようなミッチリ濃くて充実感のある味わい。 これはナイスなボルドーです。

 改めて裏ラベルを見ると、造り手は"Chateau Montrose"とあって納得。 モンローズのサード・ラベル的な銘柄と思われます。 これも、師範代妹の旦那さんは1杯程度しか飲まなかったんで、 ほとんど師範が丸一本。というわけでトータル1本半以上飲んだんで、 気持ち良く沈没、な師範でありました。
80点 師範代実家にて

4日(土)

 九州帰省の三日目。本日は師範父の七回忌。

 左写真は、朝散歩で仙酔峡まで歩いた際に撮った「ミヤマキリシマ」と阿蘇の山。 ミヤマキリシマはまだ咲き始めといったところ。 今年は桜の開花はとても早かったんだけど、4月の低温でツツジ類の開花は遅れているみたいです。

 法要は、師範父実家の菩提寺である大津町の古刹「光尊寺」(左写真)で行われました。 お経をあげて頂いた住職はなんと95歳!寺も住職も年期が入っております。

 そして、お斎は大津バイパス沿いにある麓六庵という料理屋さん(右写真)で。 入り口脇に外から見える半オープンキッチンがあるという、なかなか変わった造りのお店です。

 料理は、刺身、山女の塩焼き、鍋、釜飯、ローストビーフ、 といった旅館の夕食のようなメニュー。 それぞれはちょこっとずつなんだけど、全体ではかなりの量でおなかいっぱい。

 アルコールは、瓶ビールを少々。 酒好き兄弟の師範家(父も酒好きでした)ではありますが、なぜか親戚類はアルコールを飲まない人が多くて、 穏やかな雰囲気の会でありました。

Saint-Veran 2008
サン・ヴェラン 2008
Guffens Heynen
ギュファン・エナン
Blanc
Saint-Veran
サン・ヴェラン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,780 2013/03/17 たむらワイン店 八田
 夕食は師範実家にて。今日は弟夫婦に加えて師範兄と姪も来ているんで、飲む人4人です。 そして本日の1本目は、横浜に最近出来た「たむらワイン店」というフランスワイン専門店で調達した白。 造り手の「ギュファン・エナン」は、あの「ヴェルジェ」の当主を務める人です。 店主の田村さん曰く、『ヴェルジェの要素をギュッと凝縮したような感じ』とのことだったんで、 興味津々で購入しました。

 グラスに注いで、まず色から違います。 ハッキリとしたレモン色が感じられて、明らかに濃そうな色合いです。 香りは、甘い感じの樽香と蜜入りリンゴのようなフルーツ香で、 特に樽の効かせ方と雰囲気が「ヴェルジェ節全開」といった感じ。 味も、甘味があってコクもたっぷりで重厚な感じだけど、 酸味もシッカリしているんで飲み飽きしないバランス。 時間を置くとさらに変化しそうだったけど、残念ながら4人で1本なんで、 あっという間に無くなりました。

 やっぱりブルゴーニュは造り手ですな。 単なる「サン・ヴェラン」だと思って飲むとビックリすると思われます。 ただ、ヴェルジェとどう違うかは良く分からなかったりするんで、 それだったら入手が容易なヴェルジェで良いじゃん、という気もしますが。
(82点) 師範実家にて

Marsannay "Les Echezots" 2009
マルサネ "レ・ジェゼゾ" 2009
Dom. Philippe Charlopin-Parizot
ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
Rouge
Marsannay
マルサネ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,080 2012/01/09 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 もう一本は、同じくブルゴーニュ産で、 お気に入りの造り手「フィリップ・シャルロパン・パリゾ」のマルサネ。 銘柄的には稽古したことのない一本だけど、 この造り手のワインでハズしたことはまず無いんで、安心して持参しております。

 さて色ですが、正直「これがマルサネ?」な濃さ&黒さ。 マルサネって、ブルゴーニュでも北の方にあるんで、どちらかというと色の薄いワインが多い印象があるんだけど、 このワインからは全くそういう雰囲気は感じられません。 香りは、香ばしい感じの樽香がまずバンッ!と香って、 その後ろにはチェリーやイチゴのようなフルーツ香がパーッと。 コート・ド・ニュイの名醸地のワインに全く引けを取らない香りです。 そして口に含むと・・・これが固いのよ。 もちろんバランスも悪くないし美味いっちゃ美味いけど、明らかに開けるのが早かった感じでした。

 これまでの印象だと「普通にブルゴーニュなのはフィクサン以南、マルサネは別の産地」 という気がしていたけど、少なくともこのワインはちゃんとブルゴーニュでした。 温暖化の影響なんですかね? そして、こういう北の地でもフィリップ・シャルロパン・パリゾはその実力を存分に発揮されていました。
(83点) 師範実家にて

3日(金祝)

 九州帰省の二日目。本日は佐賀県鳥栖市の師範代実家から熊本県阿蘇市の師範実家に移動します。

 左写真は、朝散歩で行った河内ダムの堤体。大変に気持ちの良い五月晴れの朝でした。 そして、こっちの人って散歩人同士がすれ違う時に「おはようございます」とあいさつするのね、 それがまた気持ちが良い。 都会でウォーキングとかジョギングしている人って、なんか気合入っててそんな感じじゃないんだよね。

 師範代の実家を出たのが午後1時30分、鳥栖→八女間がやや渋滞して、 なんだかんだで師範実家に到着したのは午後4時30分。 最近九州縦貫道も渋滞することが多くなったなぁ。

 実家到着後、師範弟夫婦も合流して、夕食は宮地駅前にある藤屋というレストランで。 年末に帰省した時も伺った店です。 今回は連休中ということもあって、沢山のお客さんが並んで待っておられましたが、 師範家は事前から予約していたんで2階の個室にすんなり入れました。

 今回の師範の注文は、ハンバーグセット デミグラスソース 1,050円也。 ステーキ類が軒並み2,000円以上する強気な値段設定の中で、このハンバーグはお手頃価格。 肥後の赤牛がウリのお店だけあって、牛100%の美味しいハンバーグでありました。

 アルコール類は、生ビールを2杯ほど。 グラスワインは前回注文していて、コストパフォーマンスに疑問があったのでビールにした次第であります。

Chateau de Faure "Reserve Exceptionnelle" 1995
シャトー・ド・フォール "レゼルヴ・エクセプシオネル" 1995
Ch. de Faure
シャトー・ド・フォール
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,780 2012/10/03 イオン 幕張店 ローヤル オブ ジャパン
 夕食が終って、師範実家に帰って飲み直し。もちろんワインを頂きます。 飲む人は、師範弟夫妻と師範の3人であります。

 今回師範実家で稽古するワイン、3本持参しました。 そのうち1本がコレ、1995年産のボルドー赤。 「珍しいなぁ」と思って買ったのは良いんだけど、 なんとなく飲む機会が無く半年あまり保有していたもの。 ハンドキャリーなんで、移動してすぐの稽古は澱が舞うリスクがあるんだけど、 そんなことはお構いなし(というか後で気付きました)であります。

 色は、ややオレンジっぽいガーネットで、熟成ボルドーらしい色です。 澱が舞って濁っているかと思ったけど、 幸い澱はほとんどなかったみたいで、ちゃんと澄んだ状態だったのは幸いでした。 香りは、それほどボリュームは無いながら濃い色の果実や煮豆&黒蜜といった雰囲気で、 ちゃんと熟成ボルドーな要素を持っています。 味も、重い/軽いで言えば中くらいから軽めなんだけど、 渋味がこなれて酸味や甘味と良い感じに溶け合っていて悪くないバランスです。

 そもそも古めのワインってリスクがある上に、 移動させてすぐというリスクもあったにも関わらず、 そういうネガティブ要素を感じずちゃんと美味しいワインでした。 もちろん、2,000円弱はするわけで、これくらいの内容はあってしかるべきではありますが。
78点 師範実家にて

2日(木)

 本日の夜の飛行機で九州への法事帰省の旅にでますが、 昼の間、師範は専業主夫なんで暇人です。 というわけで、上星川にある「満天の湯」というスーパー銭湯で骨休め・・・ って、休めなきゃいけないような骨は無かったりしますが。

 そして本日も「おひとり様の昼ごはん」で、適当に入った店がココ、 相鉄線星川駅そば国道16号沿いにあるHill Viewというインド料理店。 お世辞にも美しいとは言えない外観ですが、ランチセット550円から、という安さに惹かれて入りました。

 注文したのは、一番ベーシックなランチセットA、550円也。 セットの内容は、サラダ(刻んだキャベツ)、11種類から1つ選ぶカレー(ホウレンソウとチキンのカレーにしました)、 ナンorライス(ナンにしました)、デザート(小さなヨーグルト)。 辛さも選べたんだけど、初めての店なんで良くわからないから中辛をチョイス。

 で、普通に美味しいです。というか、 こういう現地の人がやっているインド料理の店って、まずハズすことは無いよね。 そしてナンの大きさは小さめ、かつお代わりが出来るシステムなんで、 小食の人/大食いの人どちらにも対応出来ます。

 という感じでそれなりに満足しました。 ただ、先日の新橋のランチと比べるともう一声頑張って欲しいところ。 これがワンコイン500円だったらベリーナイスでしたね。

 そして、夕刻18:55羽田発福岡行きJAL331便にて九州へ向かいます。

 夕食は「空弁」ですが、ここで油断してました。 というのも、もうこの時間はほとんどの弁当が売り切れになっちゃってるのね。 機内持ち込み用に↓の赤ワインを買ったんで、 肉系の弁当が買いたかったんだけど、第一ターミナルのチェックイン前弁当売り場にあった肉系はこの 伊な勢丼という900円もする弁当のみ。 もうちょっと「おつまみ満載」的な弁当が良かったんだけどなぁ。 わざわざ空港で買わず、弁当も横浜あたりのデパ地下で調達してきた方が良かったかも。 そして、あえて「肉系」を買ったはずなのに、 3切れあった鶏肉のうち2切れは子供らに食べられてしまうと言う残念な結果に。南無。

 ちなみに搭乗口前の売店には唐揚げ弁当とかトンカツ弁当が残っていました。 本日の弁当購入戦略じゃ失敗に終わったことを認めざるを得ません。

Jacob's Creek Shiraz Cabernet 2010
ジェイコブス・クリーク シラーズ カベルネ 2010
Jacob's Creek
ジェイコブス・クリーク
Red
South Eastern (Australia)
サウス・イースタン (オーストラリア)
\690 (Half) 2013/05/02 成城石井ルミネ横浜店 ペルノ・リカール・ジャパン
 せっかく夜の飛行機、かつ現地到着後に車の運転をすることも無いわけですから、 機内で稽古とシャレ込みます。 というわけで、乗り換え駅である横浜の成城石井で調達したのがこのワイン、 安心のジェイコブス・クリーク。 「ハーフ」かつ「赤」かつ「スクリューキャップ」という選択肢だと、これしか無かったんですな。 「ハーフ」にした理由は、さすがにフルボトルを持ち込んだら飲ン兵衛過ぎるのと、 「赤」にした理由は冷やした状態で持ち込めないことによる必然性、 「スクリューキャップ」なのはソムリエナイフが刃物扱いで機内に持ち込めないことからです。

 色は、普通に濃くて普通に若い感じの紫色です。 ちなみにちょっとシャレたデザインの(プリンかゼリーが入っていた)プラ・カップを持ち込んでいます。 香りは、カシスとかみたいな色の濃い果実的な香りがちゃんとします。 味も濃からず薄からず、甘からず渋からず。 万人ウケする内容はやっぱり「安心のジェイコブス・クリーク」です。

 羽田から福岡までのフライトなんてたった2時間弱だけど、 このハーフボトルのワインが1本あるだけでずいぶん優雅に過ごせました。 夜の便で、その後に仕事も運転も無い安ワイン者は、 ぜひハーフを持ち込んで優雅に過ごすことをお薦めしますよ。
70点 JAL機内にて

 福岡空港到着は定刻よりちょっと遅れて午後9時頃。 福岡市営地下鉄で博多まで出て、在来線の特急「みどり」(左写真)に乗って師範代の実家まで。 九州新幹線にはまだ一度も乗ったことがありません。

 そして師範代実家に着いたのが午後10時前。 師範代実家では瓶ビールを2本ほどと、 つまみをチョロチョロッと頂いて九州帰省の1日目は終了でございます。


1日(水)

 本日も師範は勤務先をお休み、そして今日は師範代もメーデーでお休み。 子供らは当然学校があるんで、夫婦水入らずでお昼に寿司を食べに行くことに。 選んだお店は、京急の上大岡からちょっと離れたところにある寿司割烹 鹿島。 ここんとこ寿司屋は磯子の「なかの」に良く言っていたんだけど、 カウンターでお好みだったら鹿島の方が楽しかったんじゃないか、と思い返して今回はこちらにした次第。

 今回の予約は、夫婦二人ということもあって、上手に外光を採り込んである大理石のカウンター席で。 平日の昼間というのに12席ほどあるカウンターはほぼ満席、なかなか流行っているようであります。 やっぱり寿司屋でちゃんと寿司を食べる時にはカウンターが良いよね。 美味しそうな寿司種を目で見て選べるし、板前さんと楽しく会話しながら食べられるしね。

 今回の注文は、まずは昼の懐石 一人3,500円也。その内容は下記。

先付:貝ヒモとズワイガニの酢の物
お椀:鴨のお吸い物
お造り:マグロ赤身と真鯛(右写真)
煮物:丸ナスの揚げびたしと小鉢
揚げ物:エビの湯葉巻き真薯、ししとう、パプリカ
お鮨:(下記に記載)
デザート:柚子のシャーベット

 いやー、どれも美味しいです。先付けの貝ヒモの「あぁ春だなぁ」という感じとか、 ナスの揚げびたしの「もう初夏かなぁ」という感じとか、 やっぱり日本料理は季節が感じられて良いですな。

 お寿司屋さんなんで、もちろんメインは握り寿司です。 そして、まず「お昼の懐石」にセットされていたのが下記6品。
カンパチの柚子胡椒風味
赤貝(左写真上)
コハダ
鉄火巻き
マグロ中トロ(左写真中左)
玉子焼き(左写真中右)

 それだけじゃ当然もの足りない師範代なわけで、追加注文したのが下記9品。
アジ
平貝
しめ鯖
煮ハマグリ
小鯛コブ締め
イカ
赤貝ヒモ(左写真下)
コチ
クエあぶり

 やっぱり美味いよねぇ、お寿司は。というか頼みだすと止まらないです。 お寿司屋さんは、あまり沢山のネタを仕入れず、ほどほどにしておいてくれないとアレコレ頼みたくなって困ります。

 当然アルコールも頂いております。
生ビール ×2
加賀鳶 純米大吟醸 一合
醸し人 九平次 純米大吟醸 一合

 やっぱり寿司には清酒だよねぇ。 隣の席でグラスワインの白を飲んでた人が居たんで、 師範もそうしようかなぁ、とも思ったけど、結果的には清酒にして正解。 加賀鳶は端麗で柔らかい味わい、九平次はシャープで男っぽい味わい、どちらも楽しめました。

 さて気になるお会計は、夫婦二人分で16,000円強。 師範の目分量だと「20,000円くらいかな?」と思ってたけど、案外と安くつきました。 多分「こんな貧乏くさい夫婦からそんなにゃ金取れないな」と思われたんでしょう ・・・というのは冗談で、非常に愛想が良くて的確な対応をしてくれる板前さんでしたよ。

Ranger Chardonnay 2012
レンジャー シャルドネ 2012
Nugan Estate
ヌガン・エステート
White
South Eastern (Australia)
サウス・イースタン (オーストラリア)
\740 2013/03/26 ヴェリタス ワインプレスインターナショナル
 上記昼食が終わって家に帰って来たらすぐに飲みたくなって開けちゃったのがコレ、 先日シラーズと稽古して、 「無慈悲な濃さ」を実感した造り手「ヌガン・エステート」のシャルドネ。 稽古した中で近い銘柄としてはコレなんだけど、 白はあんまり濃いって印象は無いのかな?。 ちなみに午後のおつまみのメニューは豆腐とトマトのカプレーゼ風、 夕食のメニューはイカのフライとか鶏ササミのフライとか。 厚みのある白が似合う料理ではあります。

 さて抜栓。打栓は豪州産一般に普及しているスクリューキャップです。 色は非常に薄めです。昼に飲んだ加賀鳶 純米大吟醸と同じくらいかも・・・ってグラスも光も違うから比較はできませんが。 香りは、いかにもシャルドネな蜜香がメインで、それ以外のフルーツっぽさとかは控えめ、 2012年産のくせになんとなく大人びた感じの香りです。 味は、コクと甘味はあるけど酸味が控えめな、いわゆる一般の南半球産白ワインなバランス。 普通にサクサク飲める感じだけど、それ以上の価値を見出すのはちょっと難しいかも・・・って感じです。

 赤に感じられるような、この造り手の「個性」みたいなのはあまりなくて、 普通に美味しい普通のシャルドネ、という感じでした。 お値段740円であればこの普通さはある意味貴重だとは思うけど、 赤があれだけ暴れん坊だからね。白も普通じゃないナニかを期待したわけですよ。
ショップへのリンク: Ranger Chardonnay 2012 [Nugan Estate]
70点 道場にて

前月分

by 師範