稽古日誌:1999年11月

先月から今月にかけて、フランス遠征稽古へ行ってまいりました。 飲んで食ってのダラダラ旅、大変楽しゅうございました。


翌月分


30日(火)

Bourgogne Pinot Noir '97
ブルゴーニュ ピノ・ノアール '97
Joseph Drouhin
ジョセフ・ドルーアン
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ(フランス)
\1,58099/11/20 ダイエー東戸塚店雪印乳業
本日はブルゴーニュの大手ネゴシアン、ジョセフ・ドルーアンのピノ・ノアール。 この造り手のACブルゴーニュ '97は、 以前"Laforet"と書かれたちょっと高級版?を飲んでクラス以上にしっかりした感じを受けた (まだ固かった)んで、 廉価版のこっちは案外イケると期待して。でも値段は"Laforet"の方が安かったんだよなぁ。
色は綺麗です。そんなに濃くはないけど明るい紫色で、粘性もあって。 でも香りと味がイタダケない。なんだか硫黄みたいな香りがあって、味はかなり苦味が強い。 キャップシールの内側に口漏れした跡もあるし、この雰囲気は師範の経験上熱的ダメージを受けたワインの疑いアリ。 そういえば、このワインと同時に買ったアルゼンチン産ワインもなんだかおかしな感じだった。 このお店、10月くらいにオープンした大スーパーなんだけど、 もしかするとオープン前後で高温環境下に放置されちゃったのかな?
残念ながら、上記理由によりこのワインの正当な評価は出来ません。
(48点)自宅にて

27日(土)

本日は、門下生光弘さん宅へお邪魔して「フランス遠征稽古詳細報告会」を。 メンバーは、
光弘さん、マダム、 トビさん、師範代、師範の5名。
とにかく、人様宅へ行ったというより一軒家の高級レストランへいったような料理/気分でした。 ワインもすべて光弘さんに出して頂いたもので、いずれ劣らぬ名酒ばかり。 厚かましさ満点、口奢りっぱなし。

Krug Grand Cuvee Brut N.V.
クリュグ グラン・キュヴェ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Krug
クリュグ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
光弘さんより
いきなり「じゃこれにしますか」って出してもらったのがクリュグですわ。
結構色が濃くて泡立ちも凄い。滝のように立ち昇る細かーい泡。 香りも濃い。 グラスから50cmくらい顔を離していても焼きリンゴみたいな香りが漂ってくるし、 樽香もしっかり感じる。 味も太いですね。ノンヴィンテージだけど、 かなり熟成されたものを使っているのか熟成香が強めで、 どっしりした感じの味わい。
どっちかっていうとシャンパーニュは軽やかなものが好きだと思ってたんだけど、 こういう感じも良いなぁと実感。ガブガブ飲むよりじっくり飲むシャンパーニュ、 今の時期だと特に良いかも。
(85点)光弘さん宅にて

Nuits-Saint-Georges "Clos des Corvees" '94
ニュイ・サン・ジョルジュ "クロ・デ・コルヴェ" '94
Henri-Frederic Roch
アンリ・フレデリック・ロック
Rouge
Nuits-Saint-Georges 1er Cru (Monopole)
ニュイ・サン・ジョルジュ 1級畑 (単独所有畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
光弘さんより
赤はブルゴーニュの飲み比べ。 こちらはDRC(Domaine de la Romanee Conti)の共同経営者でありマダム・ビーズ・ルロワの甥、 アンリ・フレデリック・ロックのニュイ・サン・ジョルジュ 1級モノーポール。 現プリウレ・ロックというこのドメーヌは、結構世間で評判らしい。
香りがとっても良いですね。最高級厳選素材のセメダインといった香りで、 有機溶剤系のクラクラくる感じがあって。 味もとってもスムーズ。口の中に水みたいにスーっと入ってきて、お酒であることを忘れるような感じ。
…と、最初はそんな雰囲気だったんだけど、 時間が経つと下のワインと見分けがつかないくらい力強いワインに変化。
千変万化する感じがあって、非常に楽しめる一本。
(88点)光弘さん宅にて

Echezeaux '93
エシェゾー '93
Mongeard-Mugneret
モンジャール・ミュニュレ
Rouge
Echezeaux (Grand Cru)
エシェゾー (特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
光弘さんより
もう一本のブルゴーニュは、ヴォーヌ・ロマネの特級畑、エシェゾー。 造り手は名門モンジャール・ミュニュレ。
上のワインと違い、こっちはとっても正統派。 濃い色合い、木いちごみたいな香りと樽香、口に含むとガツンと来る力強さ。 やや硬めで武骨な印象のワインだったけど、こっちは時間が経つと柔らかめ方向に変化。
抜栓時点では、上のワインとは全く印象の異なるワインだったけど、 一時間くらいで見分けがつかないくらい似たワインになった。 面白いもんですなぁ。
(83点)光弘さん宅にて

Chateau Figeac '86
シャトー・フィジャック '86
Ch. Figeac
シャトー・フィジャック
Rouge
Saint-Emilion (Premier Grand Cru Classe)
サンテミリオン (第一特別級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
光弘さんより 兼松江商
ボルドーも超一流2本の飲み比べ。それも飲み頃ヴィンテージの物ばかり。 一方はジロンド川右岸、サンテミリオンのグラン・クリュであるシャトー・フィジャック。
凄いワインでありました。硬い感じは全く無くて、最初っから非常にまろやか。 繊細とか上品とか、そういう言葉がぴったりくる感じの飲み口なんだけど、 かといって弱さがあるわけじゃなくて、とにかくまとまりの良いんですね。
師範なんぞがシノゴノ言えるレベルを遥かに超えてます。いやー幸せ幸せ。
(90点)光弘さん宅にて

Chateau Lafite-Rothschild '85
シャトー・ラフィット・ロートシルド '85
Ch. Lafite Rothschild
シャトー・ラフィット・ロートシルド
Rouge
Pauillac (Premier Cru Classe)
ポイヤック (メドック一級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
光弘さんより 日本酒類販売
もう一本は左岸から。泣く子も黙るメドック一級の筆頭、シャトー・ラフィット・ロートシルド。 『師範はラフィット飲んだこと無かったんだよね』なんて感じで出して頂きました。 持つべき物は太っ腹(見た目の話では無く)な門下生ですね、はい。
抜栓直後は「おやっ」と思うほど硬い感じ。 旺盛な渋味と焦げたような香りがいかにも左岸の良いやつと言った雰囲気だけど、 ちょっと幸せ感に欠けるかなぁ……… なんて思ってたけど、時間が経ったらバンバン開いてきました。 15年も経ってるのに全く落ちた感じはなくて、とってもパワフル。
いやはやこれも良いワインでした。たっぷり飲めたゆえ味わえたみたいな部分もあって、 さらに幸せ。
(87点)光弘さん宅にて

Gewurztraminer Vendange Tardive '90
ゲヴュルツトラミネール ヴァンダンジュ・タルディヴ '90
Hugel e Fils
ヒューゲル・エ・フィス
Blanc
Alsace Gewurztraminer
アルザス ゲヴュルツトラミネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
光弘さんより (ハーフ)
デザートワインであります。アルザスは結構好きなんで比較的良く飲んだりしてるけど、 遅摘みの甘口ワインはお初。
いやー驚き。美味い。ゲヴュルツらしいライチっぽい香りがバンバン。 遅摘みで凝縮しただけ香りも凝縮された感じで、酔っ払いの脳味噌にビンビン沁みる芳香。 味のほうも甘さしっかりだけど、酸味もしっかりあるんでするする飲める。
いやー驚いた。美味いっすね、アルザスの甘口。
(90点)光弘さん宅にて

で、このあと食後酒。
・Fonseca (Port)
・Lemon Heart (Rum)
あたりを飲んだことは覚えております。Fonsecaはクリアな色のポルトで、 「普通のポルトとは違うなぁ」と感じたことも覚えております。が、 その後はプッツリと記憶が…

…で、記憶が戻ったら(要はダウン状態から目覚めたら) 光弘さん・トビさん御両人はなんとまたワインをお飲みでした。 飲む人3人で5本半+食後酒を飲んだあとまた1本。恐ろしき酒豪であります。

Gevrey-Chambertin '94
ジュヴレ・シャンベルタン '94
Hubert Lignier
ユベール・リニエ
Rouge
Gevrey-Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
光弘さんより
…ってなわけなんで、ほんの少し師範も口にはしました。 メモには「酸味メイン」なんて書いてますが殆ど覚えちゃいません、はい。
(−−点)光弘さん宅にて

昼間っから夜遅くまで飲みっぱなし。
とんでもなく素晴らしいワインの数々、一流レストラン顔負けの料理、 天国を見たような一日でありました。 光弘さん&マダム、本当にお世話になりました。


26日(金)

Vino Vino Muscat N.V.
ヴィーノ・ヴィーノ マスカット (ヴィンテージ無し)
Suntory K.K.
サントリー株式会社
発泡
発泡
(Japan)
(日本)
\378 (360ml)99/11/26 富士スーパー保土ヶ谷店
スーパーで夕飯の買い物をしてたら、なんとなく目に入って買ってしまった"なんちゃって"ワイン。 360mlで378円、まぁビール飲む代わりに飲んでみようかなぁって感じで。
…と、ナメてかかったんだけど、案外これが良いんですわ。 発泡ワインと銘打ちながら、ほとんど泡は出ない(グラスの内側にへばりつくくらい) のは寂しいんだけど、 反面この炭酸は後から加えたんじゃなくて発酵によって出た炭酸ガス的なキメの細かさがある。 香りはもろマスカット。生食用葡萄が好きな師範には心地よい香り。 味も、「やや甘口」と書いてあったんでベロベロに甘いのを想像したけど、 案外適度な甘味で飲むのを邪魔しない。
飲めない師範代が「こりゃ美味しい!」と太鼓判を押した。 恥かしながら師範もやや満足。もちろんワインだと思って飲むと物足りなさ満点なんだけど、 気の利いたチューハイというか似非カクテルというか、そういう気分で飲めば結構納得がいく。
これからのクリスマス・シーズン、お酒に強くない彼女と飲むんであればこれは良いかもよ。
66点自宅にて

25日(木)

Bel Arbor Cabernet Sauvignon '97
ベル・アーバー カベルネ・ソーヴィニョン '97
Fetzer Vineyards
フェッツアー・ヴィンヤーズ
Red
California (USA)
カリフォルニア(アメリカ合衆国)
\98099/11/10 カーヴ ド リラックスサントリー
このワインは、有機栽培で有名なフェッツァーというカリフォルニアのワイナリーが造る廉価版ワイン。 「廉価版」とは言え、13.5%という高めのアルコール度数に造り手の意気込みが感じられる。 ラベルやキャップシールもなかなか高級感のあるデザインだし。 (写真の撮り方が下手糞ゆえ、このページではちっとも高級そうに見えないのはご勘弁)
色はそんなに濃くないんだけど、香りは濃い。ミルクみたいな樽香もミチッとした果実香もある。 ちょっと汗臭いような刺すような香りも感じたけど、ちょっと時間が経ったら感じなくなった。 味もなかなか。「甘苦い」といった感じで典型的カリフォルニア・カベルネの雰囲気だし、 太さや持続感は無くてドンと脅かしてスーっと消えていく寂しさはあるけど、 この値段で味わえるレベルとしては大したもんだと思う。
好き嫌いで言えばそんなに好きな系ではないんだけど、 少なくとも損した気はしないんで、こういうガッシリしたのが波長の合う人にはお勧めなワイン。
70点自宅にて

23日(火祝)

Riesling Reserve '98
リースリング・レゼルヴ '98
Les Vignerons de Sigolsheim
レ・ヴィネロン・ドゥ・シゴルシェイム
Blanc
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス(フランス)
\1,02099/11/14 関内 サンタムールカツミ商会
「勤労感謝の日」ということで、ご近所の温泉付きスーパー銭湯へ行ってのんびりダラダラ。 というわけで、夕食も食事前に手のかからないおでん。 でも、おでんに合うワインってなんだろ? あんまり赤は合いそうにない感じがしたんで、アルザスのリースリングを。
色は薄いレモン色。 香りも薄めだけど、雰囲気としてはアルザスのリースリングらしい甘い感じがあって、でマスカットや揮発油みたいな雰囲気を感じる。 飲めない師範代をして「これは美味しい。甘くて」と感違いさせるほど甘い感じの香り。 味は結構良い感じ。香りほど甘く無くて、酸味もほどほどで、苦味とかは無くて。
安ワインながらちゃんとアルザスの雰囲気を感じさせてくれる。 スッキリ芳香系のワイン好きな方にはお勧め。 で、おでんとの相性は…まぁ邪魔はしなかったみたい。
73点自宅にて

22日(月)

Barrique d'Or '95
バリック・ドール '95
Francois Delaville
フランソワ・ドゥラヴィーユ
Rouge
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー(フランス)
\1,05099/11/14 関内 サンタムールカツミ商会
その名も「黄金の小樽」、ラベルには樽の絵が書いてあり、 わざわざ「樽にて熟成しました」なんてことも書いてあったりして樽熟成を前面に押し出したボルドーワイン。 でも、裏書きを読むと樽熟成してるのは30%らしい。 看板に偽りありというか、頭隠して尻隠さずというか。
で、やっぱり「これのどこが黄金の小樽?」ってなワインでした。 樽香ガンガンなんてのには程遠くて、いわゆる普通に安めのボルドーの香り。 色も、ややオレンジがかった熟成感はあるもののなんだか頼りないし。 味は、酸味6:甘味1:渋味3といった感じの、なんだか中抜けドンシャリサウンドな感じ。 それでも、杯を重ねても飽きるとか嫌になるって感じはなくて、 コンコン飲めるってのはやっぱりボルドーかなぁ。 抜栓後ずいぶん時間が経ったら(3時間以上)ようやく甘味も出てきたし。
ある意味期待外れ。でも値段を考えたら腹は立たないし、まぁそこそこなレベル。 普通の名前で売ったら良いのにね。(って、それじゃ売れないのか)
68点自宅にて

21日(日)

Chateau Mercian 甲州 シュール・リー '98
シャトー・メルシャン 甲州 シュール・リー '98
Mercian K.K.
メルシャン株式会社

Yamanashi (Japan)
山梨(日本)
\1,28099/11/10 カーヴ ド リラックス
本日の夕食はカレイの煮付け、肉じゃがという純日本的メニュー。 こういう時、普通は清酒とかを飲むんだろうけど、 どーも師範は最近清酒が飲めません。昔は結構好きだったんだけどなぁ、体質が変化したんだろうか? …というわけで、純国産ワインをチョイス。
色は非常に薄い。清酒で色のついたやつくらい。 香りも、最初清酒みたいな雰囲気を感じたんだけど、徐々にそれは無くなった。 代わりに、ピーナッツみたいな、樽由来ではない香ばしさを感じるようになった。 味は、薄めで個性に欠けるけど、まぁ合格点かな、という程度にはまともな感じ。
ちょっと清酒っぽい雰囲気があるのを除けば、特に国産ワインだから、とう負い目もメリットも感じず、 甲州という品種で造った白ワイン、とすんなり受け入れられる感じ。 そういった意味ではまぁ普通にスッキリ系の白。
67点自宅にて

20日(土)

Santa Ana Cabernet Sauvignon '96
サンタ・アナ カベルネ・ソーヴィニョン '96
Santa Ana
サンタ・アナ
Red
Mendoza (Argentina)
メンドーサ (アルゼンチン)
\78099/11/20 ダイエー東戸塚店アサヒビール
本日の夕食はビーフシチューに決定。んが、 煮込みに使えるようなシッカリしてそうで安価な(1,000円を大きく割り込む)在庫無し。 よって、急遽買い物のついでに購入したのがこのワイン。 なんだか美味そうなラベルなんで、 半分煮込みに使うのはちょっともったいないかなぁと思いつつ。
…なんだけど、かなり期待とは違うワインでした。 ちょっとオレンジがかったような熟成しているっぽい色合いで、 香りも「元気ビンビン」じゃなくて、枯れたような雰囲気だし。 味のほうも思いのほか酸味が強くて、やや薄い感じの味わいだし。
こういうワインで料理作ってもあんまりうまくいかないのね。 実際、出来たシチューは薄っぺらで頼りないものになってしまった。 (野菜を入れ過ぎた/煮込み時間が足りない、ってのもあるけど)
ワイン単体としてもあんまり感心しないなぁ。
61点自宅にて

18日(木)

Wolf Blass "Red Label" Shiraz Cabernet '96
ウルフ・ブラス "レッド・ラベル" シラーズ・カベルネ '96
Wolf Blass
ウルフ・ブラス
Red
(Australia)
(オーストラリア)
\1,28099/11/10 カーヴ ド リラックスメルシャン
本日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日。 世のワイン好きな方々はボジョレー飲んでるんだろうなぁ、と思いつつ全然関係ないワインを。 そう言えば、道場には未だボジョレーは登場していないなぁ。 別に敬遠しているわけじゃないんだけど。
で、本日飲んだウルフ・ブラス、オーストラリアではなかなか定評のある造り手らしい。 まずは廉価版かつオーストラリアの代表品種シラーズとカベルネなものと稽古。
なんというか、とにかく予想を裏切らないですね。 「赤ワインとはこういう色」な色だし、葡萄果汁から出来た酒を木樽で熟成させた香りだし、 明治時代の文学に「葡萄酒」と書かれているような味だし。 思ったほど渋味は強くなくて、ちょっと酸味がちなところがさらにそう感じる。
日本人が「赤ワイン」という言葉で想像する象徴のような赤ワイン。 そういった意味ではなかなか良く出来たワインだと思う。 反面、このワインの個性は?と聞かれると答えに窮する感じ。
70点自宅にて

16日(火)

The Monterey Vinyard Pinot Noir '96
ザ・モントレー・ヴィンヤード ピノ・ノアール '96
Monterey Vinyard
モントレー・ヴィンヤード
Red
California (USA)
カリフォルニア(アメリカ合衆国)
\1,18099/11/10 カーヴ ド リラックスキリン・シーグラム
このワインは昨年、ワインバーにて飲んだものと同じ。 その時はまぁそこそこ好印象だったみたいなんで、もう一度じっくり自宅で稽古してみようと。 1,000円ちょっとで飲めるピノ・ノアールがそこそこ美味しかったら嬉しいからね。
で、最初は「良い!」と思ったんだけどなぁ。色はブルゴーニュっぽい赤紫で、 いわゆる新大陸の安ピノっぽくないし、香りも弱いながら「これってブルゴーニュじゃん」ってな香りで。 でも、飲んでみるとなんだか薄っぺら。なーんか丸っこさが無くて平べったいのね。 時間が経てば好転するかなぁなんて思ったけど、逆にピノ・ノアールらしさが損なわれて 「これってガメイ?これってサンソー?」みたいな雰囲気になっちゃった。
不味いってわけじゃないんだけどなんだかねぇ。 昨年との評価差は、1年経ったためか、飲んだ量の違いか、酔っ払い具合によるものか。 真偽の程は判らないけど、 いずれにせよ「一杯だけなら結構良いが一本だとアラが見えまくり」なワイン、という印象は否めない。
65点自宅にて

14日(日)

バンドのメンバーと、拙宅で反省会。

Sylvaner "Vieilles Vignes" '97
シルヴァネール "ヴィエイユ・ヴィーニュ" '97
Les Vignerons Reunis de Bennwihr-Westhalten
レ・ヴィニェロン・ドゥ・ベンヴィール・ヴェストハルテン
Blanc
Alsace Sylvaner
アルザス・シルヴァネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
22.95FF (約 \400)99/10/28 Paris Defence "Le Quatre Temps"内スーパー "Auchon"
ビールを飲んだ後、最初に選んだワインがこれ。フランスのスーパーで買ってきたアルザスのシルヴァネール。 1本400円の激安価格、でもこれが一番安かったって訳じゃなくてもっと安いのもあったんだけど、 "Vieilles Vignes"なんてイッチョマエなことが書いてあったんで購入。
色はほぼ無色に近い薄さ。でもまぁこの値段ならこんなもんでしょ。 香りも、なんとなくアルザスらしい涼やかな雰囲気は感じるものの、弱さは否めない。でもまぁこの値段ならこんなもんでしょ。 味…薄い。なんだかアルコールを水で溶いたような味。でもまぁこの値段なら…って、これはさすがにちょっとなぁ。
とーっても軽く薄いワイン。400円のワインに多くを期待するのもナンだけど、 フランスだったらこれくらいの値段でも結構マトモなワインが買えると思うんで、 やっぱりハズレをひいたような気がする。
58点自宅にて

Cote de Nuits Villages '96
コート・ドゥ・ニュイ・ヴィラージュ '96
Maison Ambroise (Bertrand Ambroise)
メゾン・アンブロワーズ (ベルトラン・アンブロワーズ)
Rouge
Cotes de Nuits Villages
コート・ドゥ・ニュイ・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
10.1£ (約 \2,000) 99/10/09 ロンドン ヒースロー空港内免税店 "Berry Bros & Rudd"
白の一本目はちょっとハズレだったんで、赤の一本目には多くを期待して。 この赤もヨーロッパからの持ち帰りモノなんだけど、 フランス遠征稽古の時じゃなくて その前ベルギー・英国へ出張した際に、 ロンドンのヒースロー空港で外貨消費の目的で買ったもの。
で、期待に応えて結構凄いワインでした、これ。 色は「これがブルゴーニュ?」ってくらい濃い色で、96年ってのはやっぱり豊作年だったんだなぁ、って感じ。 香りもバッチリ。美味そうな木苺の香りがバンバン。樽香もあるみたいなんだけど、とにかく木苺が強い。 味も濃い。さすがにこれくらい濃いワインだと96年ではまだまだ若くて、渋味が強く固い感じは否めないけど。
テキトーに買った割には当たった。「メゾン・アンブロワーズ」という造り手さん、 知らない造り手だけどなかなかどうして大したもんです。
80点自宅にて

Montes Alpha Cabernet Sauvignon '97
モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニョン '97
Montes S.A.
モンテス S.A.
Tinto
Curico Valley
キュリコ・ヴァレー
Curico Valley (Chile)
キュリコ・ヴァレー (チリ)
(頂きもの) (F氏より)エノテカ
参加者の差し入れワインはモンテス・アルファのカベルネ・ソーヴィニョン。船橋そごう?のおばちゃんのお勧めだったとのこと。 このワインは以前'96と稽古済。
想像通り(というか、チリとかのワインってあんまりヴィンテージの差は無いですね)、とっても濃い色で、 インクみたいな香りがあって、どっしりとした味わいで、高級チリワインそのまんまなワインでした。
1人で1本飲むにはちょっと飲み飽きする系のワインかも知れないけど、 3人で1本だったんでなかなか楽しく飲めた。 「期待を裏切らない」という意味ではお勧めできる一本。
75点自宅にて

Chateau la Cardonne '91
シャトー・ラ・カルドンヌ '91
Ch. la Cardonne
シャトー・ラ・カルドンヌ
Rouge
Medoc
メドック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
650BF (約 \2,000) 99/10/06 Brussels Grand Palaceそばの"NICOLAS"
最後の一本は、これまたベルギー・英国へ出張の際にブリュッセルの酒屋で買ったもの。 ぱっと見ラフィットに似てるし、「Baron Rothchildがなんちゃら」みたいなことをラベルに書いてあるんで、 「ぉを!ラフィットのセカンドが2,000円とはお安い!」って買ったんだけど、セカンドじゃないですね、コレ。
で、結構酔っ払い状態だったんであまり詳しいことは覚えてないけど、 かなり良かったと思う。香りも複雑で、さすがに91年ゆえ柔らかい感じの味わいで。 薄っぺらかもなぁなんて心配してたけど、そこそこの濃さもあって、チリワインの後に飲んでも頼りない感じはしなかったし。
酔っ払い状態じゃなくて、マトモなときに楽しみたかったなぁ。
(75点)自宅にて

いやー、飲んだ飲んだ。


13日(土)

久しぶりにお寿司が食べたくなって、でも遠方まで脚をのばす気力も無いのでご近所寿司屋で。
お店は、横浜は永田山王台の住宅地の中にある盤和(ときわ)寿し。 お向かいのお知り合いに『あんまり綺麗じゃないけど、意外と安くて美味いよ』 と言われたんでちょっくら行ってみることに。

食べたのは、お通し(キンメダイのカブト煮:デカい)、 特上1人前(中トロ2貫、ボタンエビ、キンメダイ、サバ、ウニ、イクラ、鉄火2個、 白身・エビ・イカ・餅なんかの入った吸物)ずつ、 お好みでイカ、カワハギ、アジ、赤貝を一人一貫ずつ。それとビール中瓶2本。 お会計は二人で税込み8,800円也。
ちょっと田舎寿司っぽいネタ・シャリの大きさもあって、これだけ食べればお腹一杯。 ビックリするほど美味しいわけじゃないし、雰囲気はいかにも出前メインの店なんだけど、 そこそこ良いところのお寿司をお腹一杯食べて酒も飲んで2人で1万円を切るってのはなかなかお値打ち。 今後もちょっと贔屓にしてみたいな、と感じるお店でした。

帰って、当然飲み足りずに空けたのが下のお酒。

Pineau des Charentes N.V.
ピノー・デ・シャラント (ヴィンテージ無し)
Dominique Chainier & Fils
ドミニク・シェニエ・エ・フィス
Fortified
酒精強化
Pineau des Charentes
ピノー・デ・シャラント
Cognac (France)
コニャック (フランス)
\1,58099/08/28 酒奉行 保土ヶ谷店成城石井
9月くらいから、食後ちょっと飲み足りない場合にチビチビと飲んできたもの。 ピノー・デ・シャラントとは、発酵していないブドウ果汁にオー・ドゥ・ヴィー(これの場合コニャック) を加え樽熟させた酒精強化ワイン。いわゆる甘口の食後酒ですな。
色は、濃いピンク色がちょっと褐色化したような、いかにもブドウ果汁とブランデーを混ぜた色。 かなり澱も多い。 香りもまぁそのまんまですね。フルーツっぽい感じが強いブランデーって雰囲気。 樽の雰囲気もブランデー。 ただ、ブランデーよりアルコール度数はずっと低いんで、 あんまりカーッとは来ないんで飲みやすくもあり物足りなくもあり。 味もそのまんま。甘いブドウ味のブランデー。抜栓後2ヶ月経っても殆ど変化しないのは心強い。
まぁそこそこ珍しくて、それはそれでアリだと思う。 でも、一本空けるのに2ヶ月もかかったってことは、とっても美味いって訳じゃ無いんですね。
68点自宅にて

12日(金)

Chateau de Cremat '97
シャトー・ドゥ・クレマ '97
Ch. de Cremat
シャトー・ドゥ・クレマ
Rouge
Bellet
ベレ
Provence (France)
プロヴァンス (フランス)
89FF (約 \1,600)99/10/26 Niceデパート "Galeries Lafayette"
フランス遠征稽古からの持ち帰りワイン第二弾は、 ニース近郊のごく小さい場所で造られている"Bellet (ベレ)"というアペラシオン。 現地で飲みたかったんだけど、結局飲む機会が無かったんでデパートで買って来たもの。 『この年9500ボトル造られたうちの8593番』というようなことがラベルに書いてあって、 「あぁなるほど生産量少ないんだなぁ、でもちょっとモッタイぶってないかい?」 って気持ちになる。
プロヴァンスだからといって明るい色なわけじゃなく、結構暗い感じの紫色。 香りはとっても個性的。ある種のプラスティックみたいな匂いと、 古い教会の中っぽい土臭いカビ臭いホコリ臭い感じの香り。 教会じゃなくて古いお寺と言われても「なるほど」と肯きそうな、ちょっと線香みたいな香りもあって。 味はゴリゴリ。ビシッと角の立った酸味、舌を削るような渋味、遠くで傍観してる甘味。 全然こなれてなくて、非常に飲みづらい。
若いんだろうか、それともこういうワインなんだろうか? 旅情を感じようと思って飲んだんだけど、そんな優しさ微塵も感じさせてくれないワイン。
57点自宅にて

10日(水)

Maranges "Les Artaux" '96
マランジュ "レザルトー" '96
Dom. de la Caniere
ドメーヌ・ドゥ・ラ・カニエール
Rouge
Maranges
マランジュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ(フランス)
59.95FF (約 \1,100)99/10/28 Paris Defence "Le Quatre Temps"内スーパー "Auchon"
フランス遠征稽古からの持ち帰りワイン第一弾は、 デファンス地区にあるでっかいスーパーで買ったブルゴーニュ。あまたある安ワインの中で、 なぜこのワインを選んだかというと、
・"マランジュ"って言う聞いたこと無いブルゴーニュのAOC←ボーヌ最南端のアペラシオンらしい
・そのくせ畑名付き。
・96年という下手クソでも美味いヴィンテージ
・13%という高めのアルコール度数
という、緻密なようでいて実は甚だいい加減な理由によるもの。 あ、"安ワイン"と書いたけど、スーパーでこの値段はかなり高めのワイン。
色は結構濃い目なんでなかなか期待できるんだけど、ちょっとピノ・ノアールというより カベルネとかみたいな色なのが気になる。 香りはモロにワキガ臭。若いくせに果実っぽい可愛らしさが殆どなくて、 とってもストレートにゴム/革/ワキガの匂い。 味は、特に酸っぱくもなく渋くもなく甘くもなくなんだけど、 香りの個性が強烈なんで味までワキガの脇の下を舐めている(って、そんな経験無いけど)ような感じ。
時間が経つと、意に反して開いてきた。味わいに甘さが加わってくる。 でも香りはそのマンマ。うーん。
…なんてことを書くと、めちゃくちゃこのワインが気に入らないみたいなんだけど、案外そうでもない。 敢えてまた飲みたいとは思わないんだけど、これくらいの値段なのにこんなに強烈な個性、 そうそう日本では出会えないもんね。
66点自宅にて

7日(日)

Marques de Grinon "Duarte" Tempranillo '97
マルケス・デ・グリニョン "ドゥアルテ" テンプラニーヨ '97
Marques de Grinon
マルケス・デ・グリニョン
Tinto

Mendoza (Argentina)
メンドーサ (アルゼンチン)
\58299/10/17 横浜ベイリカー稲葉
夕方、ご近所宅でビールと南アフリカはKWVのピノタージュ'96を頂いた後 (結構イケます、このワイン)、 家に帰って開けたのがこれ。師範お気に入りのスペイン造り手、 マルケス・デ・グリニョンがアルゼンチンで造るテンプラニーヨ。 食べた料理は天ぷらじゃなくてスキヤキ。
色は非常に濃い青紫。香りは、最初はまんまブドウジュースな香りを感じるけど、 中心はテンプラニーヨらしいアクの強い香り。 味は、酸味が中心で、こちらもアクの強さ満点。 なんか、飲んでてぜんぜん楽しくなくて、クセの強さと闘いながら残量を減らしてるって雰囲気になった。
いわゆる新大陸的な雰囲気は全く無くて、ちょっと飲む時期を逸したスペインワインといった感じ。 開けた時コルクの裏には酒石びっしりで、もしかするとヤバイ環境下にあったのかも知れないけど。
55点自宅にて

6日(土)

Geyser Peak Sauvignon Blanc '96
ガイザー・ピーク ソーヴィニョン・ブラン '96
Geyser Peak Winery
ガイザー・ピーク ワイナリー
White

Sonoma County (USA)
ソノマ・カウンティ (アメリカ合衆国)
\50099/10/17 横浜ベイリカーアルコトレード・トラスト
最初に貼られたらしい\1,900の値札があり、それが消されて特価\950の値札が貼り直されていた。 で、最終的には「この木箱内のワイン 全て500円」のところで売られていた謎のワイン。 見た目上おかしな点はないんだけど、さすがにこの値段ってのはなんかイワクがありそう。 '98は門下生のお勧めでもあるんで、 なんともなければ大ラッキーなんだけれども。
色は薄め。ちょっと日の経った畳のような色。 香りは、ソーヴィニョン・ブランに期待する南方のフルーツ的な感じは無くてせいぜいリンゴ、 やや熟成された感じの香り。 味も、悪くはないけどなんだか年輪を感じる、ちょっと饐えたような味わい。
1/4へ値下がりの原因は、やっぱり環境の良くない場所に保存された結果かなぁと。 決して飲めないレベルじゃないんだけど、このワイン本来の魅力とは違う感じ。
(64点)自宅にて

5日(金)

Penfolds "Rawson's Retreat" BIN35 '97
ペンフォールズ "ローソンズ・リトリート" BIN35 '97
Penfolds Wines
ペンフォールズ・ワインズ
Red

South Australia (Australia)
サウス・オーストラリア (オーストラリア)
\1,04899/10/17 横浜ベイリカーサントリー
今日の夕食は中華。中華と言えばオーストラリア/シラーズとの噂もあるし、 お知り合いも最近コレを飲まれたみたいなんでチョイス。 品種は英国で飲んだやつと同じくカベルネ・ソーヴィニョン, シラーズ,ルビー・カベルネの3種みたいなんだけど、「ルビー・カベルネ」って何だ?
読者な方からご報告があって、 『ルビー・カベルネとはカベルネ・ソーヴィニョンとカリニャンの交配品種だ』 とのこと。わざわざのご報告ありがとうございます。勉強になりました。
ってなことは良いとして、色はストレートに濃い青紫。 香りにはカベルネ・ソーヴィニョンの要素が強いと思う。かなり樽の要素も強く感じる。 味は良いですよ、かなり柔らかな感じで。多品種を混合したメリットとが出てるいうか、 バランス良く仕上がってると思う。もちろんド真っ直ぐな味わいだし、 時間を置いたからって変化するような雰囲気ではないけど。
これはこれでエエと思う。こういうのが飲みたかったらこれ。(←って指示代名詞ばっか)
71点自宅にて

3日(水祝)

Ernest & Julio Gallo Cabernet Sauvignon '97
アーネスト&ジュリオ・ガッロ カベルネ・ソーヴィニョン '97
E&J Gallo Winery
E&J・ガッロ ワイナリー
Red
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\95799/10/17 横浜ベイリカーガロ・ジャパン
月曜までフランス遠征稽古へ行ってたため、 ここんとこ飲んだのはフランスワインばかり。そこで今日は目先を変えてカリフォルニアを。 E&Jガロは、アメリカだけでなく世界一の生産量を誇るワイナリー。 この造り手のワインは、多分日本中どこでも見つけることが出来ると思う。
色は濃い青紫。カリフォルニアのソレっぽい色です。 香りは、ちょっと薬みたいな雰囲気もあるけど、全体的には青臭いベリー香で、 新大陸カベルネの想像通り。口に含むとお約束の樽香も感じるし。 味も予想通り。やや甘目で、こなれた感じの渋味、酸味で。
ちょっと甘味が気になったんで、やや冷やしたら結構バランス良くなった。 「甘いと感じたら冷やせ」これ重要です。
そこそこのカリフォルニア産カベルネに対する想像通りの味わい。 1,000円以下であることを考えるとまずまず合格点だと思う。
68点自宅にて

フランス遠征稽古

by 師範