稽古日誌:2001年10月

10月1日時点で、道場在庫は赤9本に白2本。 例年だと「涼しくなったのに白なんて・・・」ってな具合で不良在庫が散見されたんだけど、 今年は比較的スムーズにワインの衣替えが出来た感じ。 人間徐々に成長していくもんですな。


翌月分


30日(火)

Domaine de Villerouge La Cremade 2000
ドメーヌ・ド・ヴィルルージュ・ラ・クレマド 2000
Dom. de Villerouge La Cremade
ドメーヌ・ド・ヴィルルージュ・ラ・クレマド
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\6902001/09/16 酒のインポート(シール無し)
名も知らぬ造り手の見たこと無い安ワイン。 でも、3色刷りで質素な色使いながらちょっと上品なラベルだし、 ズシリと重く底もキッチリと凹んだボトルだし、 キャップシールも厚めのアルミ製だし、 短いながらもスベスベと質の良いコルクだし(これは抜栓後分かったことだが)、 中身以外の要素はバッチリ安うまワインの素質は兼ね備えている。 というわけでちょっぴり期待しての稽古。
色はかなり濃い目。青くなく赤くなく、って感じの紫色。 香りのボリュームはかなりなもの。 傾向としては、師範はあまり得意でない青臭系の香りだけど、 これだけちゃんと香りが立てば許せるってもの。 味も、存在感は十分にある。酸味6:渋味3:甘味1といった感じで、 決して黄金バランスと呼べるものではないけれども、 これだけしっかり味があれば許せるってもの。
と、飲み始めは調子良かったんだけど、青臭さと酸味の強さゆえか杯が進むと俄然飲み飽き。 半分残して明日へ持ち越し。
イケると思ったんだけどなぁ。「安ワイン道場流イケてるワイン判別法」も信用ならんか。
63点自宅にて

28日(日)

Chandon Carneros Blanc de Noirs N.V.
シャンドン カーネロス ブラン・ド・ノワール (ヴィンテージ無し)
Dom. Chandon
ドメーヌ・シャンドン
Sparkling
発泡
Carneros (USA)
カーネロス (アメリカ合衆国)
\1,9802001/10/13 やまや渋谷店やまや
一回り年下の従弟が素敵な彼女を連れて昼間に拙宅を訪問。 プチ師範代がいるので、昼間から手の込んだ料理は不可能ゆえ手抜き料理で接待。 手抜き料理で華やかなメニューと言えば手巻き寿司。 手巻き寿司にあわせると言えばもちろん泡でしょう、ってことでチョイス。
"Blanc de Noirs"ということで、ちょっと華やかなロゼっぽい色を期待したけど、 期待に違わずほんのり綺麗な薄オレンジ色。泡立ちもシッカリで大期待の見た目。 香りもかなりオッケー。焼きリンゴっぽい甘めの香りが抜栓後パーっと広がる。 味がちょっと残念で、苦味とも渋味ともとれる固い味わいが芯にあるんで、 熟れてないスモモを皮ごとかじったような青さが口に広がる。
色は綺麗だし香りも綺麗。その華やかさゆえ味の落差がちょっと残念。 とはいえ、昼に頂く「なんちゃってシャンパン」としては十分合格点だけれども。
77点自宅にて

27日(土)

本日は、ご近所宅にお呼ばれして食事。
ハーブチキンのサラダ、トリュフを練りこんだスパゲティのウニ・ホワイトソース、 カキフライ、ブルスケッタというなかなか手の込んだ料理。

Pinot Grigio Chardonnay delle Venezie 1999
ピノ・グリージョ/シャルドネ デッレ ヴェネツィエ 1999
Gerardo Cezari
ジェラルド・チェザーリ
Blanc
Veneto (IGT)
ヴェネト (インディカッイオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Veneto (Italia)
ヴェネト (イタリア)
N氏より JAL Trading
本日ご近所さんに出して頂いたワイン2本は、 JALのマイレージを交換したワインのセットで手にしたものの一部、とのこと。 輸入元も"JAL Trading"となっているんで、あんまり店頭では売られていないワインかも。 最初はイタリアの白から。
色はかなり薄め。そんじょそこらにあるイタリアの安白ワインといった感じの色。 香りは、そんじょそこら品よりちょっとウワテ。 青リンゴのような青レモンのようなキンッと鋭い果実香がある。 味は、そんじょそこら品とは明らかに一線を画すもの。 とにかく意に反して濃い味。甘味も酸味もしっかりで、なかなかのポテンシャルが感じられる。 惜しむらくは、そのポテンシャルがポテンシャルで止まっている点で、 楽しさ、満足感にまで昇華させるには至っていない。
「若手実力派ミュージシャンが集まってのセッション、 それぞれのテクニックは感じられるけど曲としてのまとまりは今ひとつ」という感じ。
69点ご近所宅にて

Gevrey-Chambertin "Les Platieres" 1997
ジュヴレ・シャンベルタン "レ・プラティエール" 1997
Philippe Leclerc
フィリップ・ルクレール
Rouge
Gevrey-Chambertin
ジュヴレ・シャンベルタン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802001/10/13 やまや渋谷店やまや
奥様が気合を入れて料理を作られる、ということで、 師範も気合の入ってそうなワインを持参。 ハクション大魔王型ボトルでおなじみ、ブルゴーニュの樽野郎「フィリップ・ルクレール」 の畑名ジュヴレ・シャンベルタン。
色は濃い。ボルドーのような青さを感じる濃さ。 樽の内側の焦げた部分がそのまま溶け込んだような、コゲ茶色を感じさせる色でもある。 香りはバツグン。高級ブルゴーニュっぽく、 濃い木苺香と甘い樽香がバンッ!と前面に出ている。 特に樽香が顕著で、まるでスターバックス・コーヒーの店の前を歩いたような香り。 ところが、味がジャジャ馬。とにかく渋味が荒っぽい。 相当なパワーは感じられるんだけど、明らかに暴走ぎみのパワー。
時間が経って開くことを期待したけど、 香りは甘く焦げた樽香が膨らむものの味は渋味が険しいまんま。
若いワイン好きの師範も、流石にこのワインは「早すぎた」という印象。 あと数年は寝かさないとヤンチャ坊主は治まらないような。
76点ご近所宅にて

Saint-Estephe de Calon "La Chapelle" 1997
サンテステフ・ド・カロン "ラ・シャペル" 1997
Ch. Calon Segur
シャトー・カロン・セギュール
Rouge
Saint-Estephe
サンテステフ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
N氏より JAL Trading
このワインもご近所さんご提供、JALマイレージ交換モノとのこと。 ハートのラベルでおなじみ、カロン・セギュールが造ってる(らしい)村名ワイン。
色はボルドーとしてはちょっと薄め。 青さも控えめな色合いで、こっちのほうがブルゴーニュって感じ。 香りは弱め。それでも「プチ・ボルドー」というか、ボルドー左岸のワインの雛型的雰囲気は感じられる。 で、味が驚いた。柔らかいんですわ、これが。 渋味は控えめで、品の良い甘味がポワッと乗ってて、楽しく飲めるワインに仕上がっている。
前のブルゴーニュがガチガチだったからか、非常に柔らかく感じられたワイン。 まだまだ年は若いんだけど、飲み頃としては今なのかな。
78点ご近所宅にて

26日(金)

本日は、岡山の
へんさんが上京、 ということでの飲み会。
参加者はへんさん光弘さん、 トビさん、磯子さん、師範の5名。

お店は、代官山にあるオー・シュヴァル・ブランと言うフレンチレストラン。 3,000円ポッキリで前菜、スープ、メイン、デザートのコースが食べられる (前菜・メインはアラカルト・メニューから選択)ってことだったんで、 それにしよう思ってたんだけど、シェフから 『(我々が持ち込んだワインが)良いワインが揃ってるので、是非ワインに合わせたお任せのフルコースを作らせて欲しい』とのお申し出。 ならば、ということでお任せコース5,000円でお願い。

食べたのは、

前菜:鯖のマリネ ヨーグルトソース、キウィの入ったサラダを乗せて
小前菜:トリップのトマト煮込み
魚:真鯛のポワレ
口直し:紅茶のソルベ
肉:牛のローストと豚バラの煮込み
チーズ:4種盛り合わせ (シュロップシャー・ブルー、カマンベール・パストリゼ、テット・ド・モアンヌ、ガレット・デ・ラ・ロワール)
デザート1:フルーツのコンポートだっけ?
デザート2:ババロアとアイスクリームだったような?
お茶:エスプレッソをダブルで2杯
おみやげ:パン
という内容。

鯖はちょっとアレ?って感じだったけど、基本的には香草の香りがしっかりしていて、 なかなかちゃんとしたフレンチ。特に肉料理が良かったなぁ。 この内容で税・サービス料込み5,000円は安いと思う。 個室を使えたし、料理は常にシェフが持ってきて説明してくれたので、 なんだか王様気分が味わえたし。

ワインは、最初のシャンパンと最後のソーテルヌ以外は全て各人の持ち込み(持ち込み料1,000円/本)。 安ワイン道場らしくなく、高級ワインのオンパレード。

Pommery Brut Apanage N.V.
ポメリー ブリュット・アパナージュ (ヴィンテージ無し)
Pommery
ポメリー
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
(\12,000)2001/10/26 オー・シュヴァル・ブランメルシャン
一本目のシャンパンはお店のものから。 ポメリーの普通のよりちょっと上のクラスの"アパナージュ"という銘柄。 クラスが上ってことでちょっと期待したんだけど・・・
まず残念なのは、泡が少なめなこと。口に含んでもシュワシュワーっとならずにチョロチョロって感じ。 香りは、意に反してスッキリ系。もっとイーストっぽい重め香りがあると思っていたのでちょっと拍子抜け。 味も、なんとなく酸が強めでやわらかさに欠ける感じ。
・・・と、12,000円という値段の割には全く満足の行かない結果だったんだけど、 最も満足が行かない原因は、私にだけ2杯目を注いでくれなかったこと。プンスカ!
(70点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

Santenay 1er Cru "Les Gravieres" 1996
サントネー プルミエ・クリュ "レ・グラヴィエール" 1996
Michel Colin-Deleger et Fils
ミシェル・コラン・ドゥレジェ・エ・フィス
Rouge
Santenay 1er Cru
サントネー1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\4,8002001/10/20 ゴトー酒店ゴトー酒店
師範の持ち込みは、"ゴトー・スペシャル・キュヴェ"のブルゴーニュ。 ずいぶん以前に、同じ1996年でこのワインより格下のワインを飲んで非常に好印象だったんで、 これはもっと美味いかなぁ、と期待しての持参。
色は、暗い照明の下でも分かるくらい、かなり濃い目の赤紫。 香りは、ちょっとツーンとくる感じの若いベリー香。 樽は出過ぎない程度に感じる。 味は、やや酸が強い雰囲気はあるけど凝縮感十分で、 美味いブルゴーニュの師範基準は楽勝でクリア。
時間が経ったら甘く開くかと思ったけど、残念ながら更に酸が強くなる方向へ。
美味いのは美味い。でも、もう一歩上のガツン!って存在感を欲しかったけど、 さすがにそれは望みすぎか。 参加者も「去年のが凄かったからねー」 なんて言われたりして。
(83点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

Chambertin 1988
シャンベルタン 1988
Camus Pere & Fils
カミュ・ペール・エ。フィス
Rouge
Chambertin (Gevrey-Chambertin Grand Cru)
シャンベルタン (ジュヴレ・シャンベルタン 特級畑)
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
へんさんよりAMZ
上のワインと同時に飲んだのは、へんさんのお持ち込みのシャンベルタン。 「何とかシャンベルタン」はいろいろ飲んだことある師範も、 前に何もつかないシャンベルタンは初めて。 へんさんは「カミュは癖があるんで・・・」なんて言われてたけど・・・
色はかなり薄め。薄くなったのか初めから薄かったのかは判然とせず。 当日持ち込みなんで、ちょっと澱が舞ってて若干の濁りあり。 香りは、上のワインとかなり似た感じで、基本はツンとした果実香が主体。 でも、格付けのゆえか年数を経たためか、こっちのほうが奥行きに勝っている。 味も、最初は上とあまり差異が見出せなかったんだけど、 ちょっと時間が経つと豹変。アプリコットのコンポートのような、 品の良い甘味が全体を包み込んで、非常に幸せ感のあるワインへと変化。
いやー良いワインでした。聞けば買値は6,000円台だったとか。 十分にその価値アリだと思うです。
(86点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

Anfiteatro 1994
アンフィテアトロ 1994
Vecchie Terre di Montefili
ヴェッキエ・テッレ・ディ・モンテフィリ
Rosso
(VdT)
(ヴィーノ・ダ・タボーラ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
磯子さんより
イタリア通の磯子さんは、ローマで買われてハンドキャリーされたワインをご持参。 サンジョヴェーゼ100%、スーパーVdTだ!とか騒がれる前からVdTを名乗って 小樽熟成してた老舗のワイン、って話だったような。
色は非常に濃い。黒に近いくらい濃い。 香りは、ギューッと締まった葡萄の香りと、胡椒みたいな香り。 あと、印刷所の中のような、油っぽいインクの香りがある。 味は、飲み始めは相当固め。墓石のような存在感。 でも、時間が経つとドンドン開いてきて、最後の方ではイタリアらしい人懐っこいワインに変化。
なかなかパワフルなイタリア産。 帰る途中にフッと思い出されるのはこのワインの香りだったりしたんで、 相当印象に残るワインだったなぁ、と。
(84点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

Chateau Lynch Bages 1994
シャトー・ランシュ・バージュ 994
Ch. Lynch Bages
シャトー・ランシュ・バージュ
Rouge
Pauillac (5e Grand Cru Classe)
ポイヤック (メドック5級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
トビさんよりやまや
トビさんのお持込みは、メドック格付け5級、 「えー、5級だっけ? もっと上じゃなかったっけ?」のランシュ・バージュ。 トビさん曰く、「出身地別名鑑をチェックして、 師範が飲んでないものを持ってきた」とのこと。 多大なるお気遣い、痛み入りましてございます。
ストレートに「なるほど良いボルドーだなぁ」と思えるワイン。 消し炭みたいな樽香、ちょっと涼しげなミントっぽい香り、 いかにも力の入ったカベルネ・ソーヴィニョンって感じ。 味も、若げなパワフルさを持っていつつカドの取れた味わいで、 若いワイン好きな師範にはちょうど良いくらいか。
・・・と、かなりレベルの高いワインではあったんだけど、 いかんせん下のワインが凄すぎたんで、ちょっと印象が霞んじゃったのが残念と言えば残念。
(82点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

Chateau Angelus 1990
シャトー・アンジェリュス 1990
Ch. Angelus
シャトー・アンジェリュス
Rouge
Saint-Emilion (1er Grand Cru Classe B)
サンテミリオン (第1特別級B)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
光弘さんより国分
光弘さんお持込みは、サンテミリオンの銘酒、1996年の格付け見直しで第1特別級入りしたシャトー・アンジェリュス。 このヴィンテージの1990年以前は"l'Angelus (ランジェリュス)"と冠詞が付いていたらしい。 ボルドー絶好調1990年だけに、今買うと5万円でも手に入らないものらしいけど、 光弘さんはその昔に7,000円台で買われたとのこと。
で、これが凄いワインでありました。とにかく美味い。 香りが複雑でボリュームも凄くて、味はまろやかで甘味が心地よい。 ボルドー右岸の完成形、と言ってもいいくらいな感じ。
疑う余地も無く本日ナンバーワンのワイン。 どっちかというとブルゴーニュに傾倒しがちな師範だけど、 こういうの飲んじゃうとねぇ。 ボルドーって、ブルゴーニュにはない包容力というか、フトコロの深さがあると思う。
(90点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

Cru d'Arche Pigneau 1995
クリュ・ダルシュ・ピノー 1995
J.F.Daney
J・F・ダネ
Blanc
Sauternes
ソーテルヌ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(Harf \7,000)2001/10/26 オー・シュヴァル・ブラン富士醗酵工業
「なんか甘いワインはありませんか?」ってことで出してもらったのがこのソーテルヌ。 リストに載ってるようなものではなくてタマタマあったのか、 値段を聞いても『調べてきます』って感じだった。 モノ的には2級のシャトー・ダルシュのセカンドとかなのかな?
ソーテルヌで1995年というとまだまだちょっと若めなのか、色はそれほど濃くはない黄金色。 香りは、貴腐香なんだろうか、古い箪笥の引き出しにしまいこんだベッコウ飴みたいな、 懐かしくも甘い香りがいっぱい。 安物甘口ワインだと、ただ甘いだけでベロベロなことが多いけど、 さすがはソーテルヌ、酸味もしっかりしていて飲んでて飽きない。
食後に甘口ワイン、なかなか良いモンですな。 でも、個人的にはポルトみたいなもう少しパワーのあるワインの方が気分だったかも。
(80点)フランス料理"オー・シュヴァル・ブラン"にて

お勘定は、一人あたり\10,300-。

・・・というわけで、軒並み高得点連発の飲み会。
弊道場は「安ワイン道場」ゆえ高級ワイン礼賛のページにはしたくないんだけど、 やっぱ美味いものは美味い。これは如何ともしがたい。

一旦解散した後、トビさん磯子さんと「もう一杯だけいきましょう」ってことで Chathedradというワインバー?へ。 ギター・デュオの生演奏がなかなかイカす店で飲んだワインは下の一本。

Castellbranch Brut Zero N.V.
カステルブランチ ブルット・ゼロ (ヴィンテージ無し)
Castellbranch
カステルブランチ
Cava
発泡
Cava
カバ
(Espana)
(スペイン)
(\3,000)2001/10/26 Chathedradサントリー
リストにはいろいろあったみたいなんだけど、 泡モノを頼むことはあらかじめ決めてたんで、一番安かったこのワインをチョイス。 3,000円のワインを3人で一本なんで、モノはどうあれ時間の過ごし方としては非常にリーズナブルかな、と。
・・・というわけで、実際に「モノは二の次」なワイン。 そもそもあれだけ良いワインを飲んだ後なんで可愛そうといえば可愛そうなんだけど、 ぺラッと薄くて金属を舐めるような感じが目立つワイン、って印象。
・・・でも良いんです。どうせ酔っ払いにはこの程度で十分。
(66点)バー"Chathedrad"にて

というような会でありました。


25日(木)

本日は、都合により師範・師範代とも会社をお休み。 プチ師範代を保育園に預けて、 昼食は、門下生のトビさんからお薦め頂いた東戸塚の権太郎という寿司屋で。

店の雰囲気は、ちょっと大き目な住宅街の寿司屋、って感じ。 カウンターの奥(板前さんの後ろ)に大きな生花が活けてあったりして、 そこそこ演出はされているとは思うんだけど、 いかんせんところどころに什器に傷みがあるのと、 座敷に雑然と張られた"お薦め"の紙が雰囲気のランクを下げている。 でも、板前さん達の動きは結構ピシッとしていて、気持ちの良い感じ。

まず、特上(\2,800)を二人前注文。
子持ち昆布、カニ、真鯛、イクラ、ウニ、(赤身に近い)中トロ、(大トロに近い)中トロ、鉄火巻、カッパ巻、お吸い物(大蛤入り)
価格相応の内容だと思う。真鯛とかマグロは「美味い!」と言えるものだし。 でも、見た目的にちょっと高いような気がする。 というのも、まず食器がイケマセン。かなり使い込まれて角が欠けた小さめの寿司ゲタで、 1,000円のランチと同じ物。 「これであれの3倍の値段かぁ」と考えてしまう。 もう少し広い器にゆっくりと並べたら、それなりに見えると思うんだけど。 あと、個人的な好みの問題かも知れないけど"カッパ巻き"はイケマセン 。彩りに緑を入れたいのかも知れないけど、 カッパ巻きが入った時点で特上に見えない気がするのは師範だけでは無いはず。 あと、でっかいお椀もでかきゃ良いってもんじゃ無いような。蛤に火が入り過ぎて固くなってるし。

まだまだ食べられるんで、その後お好みで以下を。(それぞれ二貫を師範・師範代でシェア)
イカ下足(韓国海苔に巻いてゴマ油で)、赤貝、ヒラメ、サンマ、生タラバガニ、ダルマイカ、イワシ、赤貝ヒモ、卵焼き(ツマミで)
あと、漬物(沢庵、ナス、白菜)、デザート(フルーツ、ババロア、ゼリー寄せ)が出た。
お好みになったら、俄然内容がアップ。まず寿司ゲタが大きくて角の欠けてないものに交換。 それぞれの寿司にもちょっと手がかけてあるし、寿司屋のカウンターで食べる醍醐味が味わえた。

飲み物は、生ビール(\600)を3杯。冷えてて美味い。ワインもあったみたいだけど注文せず。

お会計はトータルで14,120円也。「食事が一人6,000円くらいかな?」と踏んでいたんで、 極めて適正価格かと。ランチに払う値段の絶対額としては安くないんだけどね。


24日(水)

Bourgogne Rouge Pinot Noir "UNFORGETTABLE" 1999
ブルゴーニュ・ルージュ ピノ・ノワール "アンフォーゲッタブル" 1999
Giles de Lamoire
ジル・ド・ラモワール
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,8812001/10/12 エノテカ ウィング高輪店エノテカ
"UNFORGETTABLE"と、思いっきり大きな字で書かれたラベルを持つ、 一風変わったデザインのワイン。 英語で書かれてるってことは、英国・米国向けのワインなのかな? それにしちゃボトルの外から見える色はかなり薄めなんで、 『強ーいの大〜好き』な米国人にウケそうなワインじゃないんだけど。
色は、ボトルの外から見た感じほど薄くはない。要はボトル自体の色が薄いんですな。 透かし見買いする方は要注意であります。 香りは、ツーンと来る酸っぱい感じの香りと、ブルゴーニュ全般にありがちなゴム・革系の香り。 香りのボリュームはまずまずだけど、雰囲気としては安ブルゴーニュそのもの。 味も、酸味が主体なあたりは香り通りだけど、 予想外なのは非常にスムーズな飲み口。 ひっかかることなくスーッと口に入ってくるたたずまいは、ちょっと評価しても良いかな、って感じ。
いわゆる無名安ブルゴーニュをちょっと上品にした感じ。 でも、どうして"UNFORGETTABLE"なんだろうか? 忘れられないほど美味いわけでは当然無く、かといって忘れられないほど不味いわけでもない、 どっちかというと極めて"FORGETTABLE"なワイン。
69点自宅にて

23日(火)

Vinas del Vero Tempranillo 2000
ビーニャ・デル・ベロ テンプラニーヨ 2000
Compania Vitivinicola Aragonesa
コンパニーア・ビティビニコーラ・アラゴネーサ
Tinto
Somontano
ソモンターノ
Somontano (Espana)
ソモンターノ (スペイン)
\6672001/09/16 やまや渋谷店やまや
正直言って、師範はテンプラニーヨはちょっぴり苦手。 あの、なんとも野暮ったい田舎臭いヤニ臭い感じがどーもピンと好きになれなくて。 でも、スペイン産のお手軽さは安ワイン道場としてはやっぱり捨てがたいんで、 こうして時折稽古している次第。 ある日突然体質が変化して「安スペイン万歳!」ってな日が来ることを信じて ・・・って、なんだか愛に溢れる壮大なテーマですな。
とか言うヨタ話は置いといて、このワインはと言うと、色はかなり濃い目。 澄んだ感じのしない、いかにも若い濃さ。 香りは、まるでボジョレー・ヌーボーみたいなイチゴっぽい青臭さ。 裏書を読むと、スペイン語で「マセラシオン・カルボニック法で造ったのよー」 みたいなことが(多分)書いてあるんで、なるほどボジョレーっぽいのも理解できる。 口に含むと、テンプラニーヨらしい(師範の不得意な)田舎っぽいヤニ臭さが顕著。 味は、ジリジリする微炭酸と、口の中に膜を貼るような渋味感と、 荒削りな酸味が幅を利かせている。 全くもって若い婦女子に「飲みやす〜い」とは言われそうにない味。
あまりといえばあんまりな雰囲気なんで、 ボジョレーよろしく冷やして飲んだらそこそこ好転するにはした。
やっぱり師範は苦手だよなぁ、この雰囲気。 実は、もうすぐシーズンのボジョレー・ヌーボーもあまり好きではない (事実、弊道場開設以来、解禁日に稽古した試しがない)。 そういった意味では、そもそも師範の嗜好とは違ったところにあるワイン。
55点自宅にて

21日(日)

La Grange Neuve de Figeac 1996
ラ・グランジュ・ヌーヴ・ド・フィジャック 1996
La Grange Neuve de Figeac (Famille Manoncourt)
ラ・グランジュ・ヌーヴ・ド・フィジャック (ファミーユ・マノンクール)
Rouge
Saint-Emilion Grand Cru
サンテミリオン特級
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,9802001/09/16 やまや渋谷店やまや
本日のワインはちょっぴり高級品、サンテミリオンで古くから評判の高い 「シャトー・フィジャック」のセカンド・ワイン。 それの良年1996産という、かなり高値で売れそうなワインがこれくらいの値段で買えるようになったってことは、 一時期と比べるとブームも落ち着いてかなり値が下がってきたのかな、って気がする。
色は中程度の濃さ。ほんの少しレンガ色っぽい雰囲気が感じられて、年齢相応と思われる色合い。 香りは、一嗅ぎして「あぁ、やっぱボルドーはエエなぁ」と純粋に感じる、 なんとも懐かしいような複雑な香り。 焦がしたような樽香を、強すぎない濃い果実香がサポート。 ここらへんのバランス具合は、同価格帯の加州・豪州・チリあたりとは一線を画す感じ (彼らは濃さを追うのに一生懸命)。 と、香りまでは素晴らしかったんだけど、味がちょっと残念。 良く言えば非常にスムーズ。なんらひっかかる部分が無くてサスガの雰囲気。 反面、悪く言えばパワー不足。香りが結構イケテるだけに、若干の拍子抜け感は否めない。
3時間以上かけて飲んだけど、トータルの印象はあまり変わらない。 さすがボルドーらしく複雑な香りだけど、 やっぱり値段が値段だからか凝縮感があと一歩、って感じか。
79点自宅にて

20日(土)

Cono Sur Sauvignon Blanc 1999
コノ・スル ソーヴィニョン・ブラン 1999
Vina Cono Sur
ヴィーニャ・コノ・スル
Blanco
Rapel Valley (Chile)
ラペル・ヴァレー (チリ)
\5002001/10/08 東戸塚 西武デパートスマイル
今月の稽古日誌の頭のところに、「白の在庫が少なくて衣替えが云々」などと書いているけど、 実際はちょっと白が品薄過ぎるような状況。 今日の料理も、カンパチの刺身とかアサリのバター焼きとか牡蠣フライとかで、 休日なんでちょっと高級な白を飲みたいところなんだけど、あいにく良さげな白は手持ちに無い。 結局、色は譲れず級を譲って500円の新大陸産を登用することに。
色は薄め。レモン色が強いわけではなく、褐色がかってるわけでもない、 普通の白ワインの色。 香りは、ソーヴィニョン・ブランらしい柑橘系とハーブ系が混じったような雰囲気。 新大陸のソーヴィニョン・ブランって、トロピカル・フルーツっぽかったりするけど、 このワインに関してはそういった感じや樽香が無くて、ニューワールドらしさ( ニューワールド臭さ?)はかなり控えめ。 味はトータル的には弱い。水っぽいというか、 ワインの中に希薄な部分がどうしても見えてしまう、「やぶれ饅頭」的な味わい。
500円だと思えば腹も立たないけど、ちょっと造りに手抜きが見え隠れ。 良い葡萄は上位グレードのワインに持って行っちゃったかな?
67点自宅にて

17日(水)

Starke Sauvignon Blanc 2000
スターク ソーヴィニョン・ブラン 2000
Starke
スターク
White
Coastal (South Africa)
コースタル (南アフリカ)
\1,3002001/10/12 エノテカ ウィング高輪店エノテカ
本日は久しぶりに早めの帰宅。 というわけで、夕食はイワシのハンバーグ、ホタテのバター焼き、真鯛の塩焼き、 シイタケの朴葉味噌焼き、トマト、というプチ贅沢バージョン。 料理に見合うように、ワインの方もイケてそうな系を。 この"Starke"という造り手の白ワインは、門下生からもお薦めを受けてたもの。
色は、2000年という若いヴィンテージの割には青さを感じなくて、 古畳のようなワラ半紙のような色合い。 香りは、「これぞソーヴィニョン・ブラン」ってな香り。 大半は柑橘系のフレッシュかつ華やかな雰囲気だけど、 ちょっとだけ熟れた過ぎた果物の皮めみたいなプチ発酵系の香りがある。 想像に反して、樽香は感じない。葡萄の香りのみで勝負!って感じ。 味も、ニューワールドのソーヴィニョン・ブランにありがちな、 ガッシリ濃いけど苦味とか酸味とかが目立っている味わい。 13.5%のアルコール度数を覆い隠すくらいに味わいの要素が多いのはアッパレだけど。
ポテンシャルはあるものの、若さ溢れる現時点ではかなりジャジャ馬な感じのするワイン。 1,300円、価格相応よりちょっと上ではあるけど、もう一段上を期待してしまった。
70点自宅にて

16日(火)

Montepulciano d'Abruzzo 1999
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 1999
Villadoro
ヴィッラドーロ
Rosso
Montepulciano d'Abruzzo
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Abruzzo (Italia)
アブルッツォ (イタリア)
\7802001/09/16 ナショナル麻布モンテ物産
今日のワインは、同DOC内での品質の差が激しいイタリア産ワインの中で (もちろん「どれもイマイチ」と低いほうにレベルの揃ったDOCもあるけど)、 珍しくレベルが揃った南イタリアのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。 出身地名鑑から過去を紐解いてみても、 安い/高いを問わず概ね好印象な結果。 ラインナップ切り替えか何かで特価販売されたこのワインでも、 その高めのコスト・パフォーマンスが得られるかどうか興味を持っての稽古。
色はまぁまぁの濃さ。イタリアにありがちな赤みの強い濃さではなく、 ちょっとボルドーとかみたいな色。 香りは、ボリューム的には悪くないけど、ちょっと酸味が勝った香りかなぁ、と。 粘土みたいな、なんだか粘着質な香りもある。 味は、香りからイメージするほどには酸っぱくないけど、 その反面 色から感じられるほどの充実感も無くて、ちょっと拍子抜け。
値段なり、といった感じかなぁ。 なんだか普通の安イタリア赤とあまり違いのない、 主張が無くてヘラヘラした雰囲気の、どこにでもいる兄ちゃん、って感じ。
64点自宅にて

14日(日)

Pernand-Vergelesses 1er Cru "Ile des Vergelesses" 1997
ペルナン・ヴェルジュレッス プルミエ・クリュ "イル・デ・ヴェルジュレッス" 1997
Dom. Chandon de Briailles
ドメーヌ・シャンドン・ド・ブリアイユ
Rouge
Pernand-Vergelesses 1er Cru
ペルナン・ヴェルジュレッス 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\3,4002001/09/04 横浜君嶋屋トーメン
本日のワインは、道場の戒律である「概ね3000円未満であること」をちょっぴりオーバー、 "プチ破戒"にあたる一本。 とはいえ敵陣視察は戦略上大変重要なテーマでもあるし、 「概ね3000円」というのを拡大解釈すればまぁこれくらいオッケーかな、と。 ・・・なんてことを書いてると、どっかの政府のようでもあるけど。
色は、若干レンガ色の雰囲気が感じられる澄んだ赤紫。年・階級相応ですかな。 香りは、基本的には涼やか系の雰囲気。 ヒノキの芳香とアルコールの香りが相まって、 鋭利な刃物を思わせるスーッと切れ味の鋭い香りがメイン。 味は、香りほどの鋭さはなくて比較的おだやか。こなれた酸味と上品な甘味が心地よい。 でも、ちょっとおだやかに過ぎる感じがあって、 なんとなく貧弱な印象は拭いきれない。
・・・というようなワインだったんだけど、 抜栓後2時間過ぎあたりから俄然ミルクみたいな甘い樽香と凝縮した果実味が出てきた。 ここらへんはやっぱり普段の稽古相手とはちょっと違うところかな、と。
前半は綺麗なだけで通り過ぎてしまう系だったんだけど、後半は綺麗な上に誘惑的な雰囲気に。 一人でゆっくり飲んで良かった、としみじみ思ったワイン。
80点自宅にて

13日(土)

Muscadet Sevre & Maine Sur Lie "Les Perrieres" 1999
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー "レ・ペリエール" 1999
Chatelain des Jacques
シャトラン・デ・ジャック
Blanc
Muscadet Sevre et Maine Sur Lie
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー
Loire (France)
ロワール (フランス)
\6502001/09/16 酒のインポート重松貿易
本日は研修のため休日出勤。 こういう日って、自分にご褒美としてちょっと良いワインを飲みたいんだけど(今日の場合は白)、 あいにく冷えてる白はこれだけ。 普通のワイン好きな方って、「良いのを買うけど飲むチャンスが無い」という話を良く聞くけど、 師範の場合は「良いのを飲みたいけど買ってるのは安いのばっか」という状態にしばしば出くわす。
色は薄目のレモン色。まぁミュスカデらしい色ではあります。 香りがちょっと意外。青リンゴ系のギリッと若い香り、ってとこまではミュスカデ風なんだけど、 案外ボリュームがあってペラペラじゃないあたりが想像より良い感じ。 味も香りと近いかなぁ。もちろん酸味がメインではあるけど、なんとなく厚みを感じる。 温度が上がると、その厚みがなんとなく嫌味に感じられるのが残念だけど、 キーンと冷やして飲む分には値段以上のパフォーマンスを演じてくれる。
最近、「ミュスカデ=ペラペラ・ワイン」という師範の印象は良い方に裏切られている。 ミュスカデ自体が変化してるのか、単に勘違いだったか、師範が「もっとペラペラ」ワインの経験を積んだか。
68点自宅にて

10日(水)

Diverso Primitivo Salento 1999
ディヴェルソ プリミティーヴォ・サレント 1999
Botter Carlo
ボッター・カルロ
Rosso
Puglia (IGT)
プーリア (インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\9802001/09/16 ナショナル麻布ローヤルオブジャパン
本日のワインは、素性は全くわからず見た目買いした一本。 まぁ普段から素性なんてわからず買っているんではあるけれども。 ともあれイタリアのワインって、こういうシンプルなラベルで良い感じなモノがあるなぁ、と。 やっぱりデザイン先進国っすね。
色はやっぱりイタリア風。濃いには濃いんだけど、なんとなく芯に明るさのあるような赤紫。 香りは、イタリアというより地中海風。まず最初に感じるのは蒸れた雑巾のようなこもった香り。 でも、ちょっと時間が経つと、まるで高級ブルゴーニュのような甘く焦がした樽のような香りが感じられる。 この値段でそういう樽を使うなんて考えづらいし、 見方を変えれば油が燃えた黒煙のような香りとも言える気がするんで、 かならずしも樽香では無い気もする。 味のバランスはかなりイケている。渋くなく酸っぱくなく甘くなく、 かつそこそこのコクもあってなかなか良い感じ。
イタリア産って、デザインばっちりだけど中身ヘロヘロなんてものも多いんだけど、 このワインは案外楽しめた。 モダンなラベルにふさわしく、中身もキューっとモダンなワイン。
70点自宅にて

8日(月祝)

Cono Sur Viognier 2000
コノ・スル ヴィオニエ 2000
Vina Cono Sur
ヴィーニャ・コノ・スル
Blanco

Rapel Valley (Chile)
ラペル・ヴァレー (チリ)
\5002001/10/08 東戸塚 西武デパートスマイル
このワインは、先日門下生からお薦め頂いたモノ。 買い物に行ったら500円という安値で売ってたんで速攻ゲット、そして買った日のうちに速攻稽古。 正確にはヴィンテージが1年違うんだけどね。 合わせた料理は、安マグロのカルパッチョ、鰯の香草焼き。
色は比較的濃い目。若さ溢れるレモン色じゃなくて、やや落ち着いた感じの麦わら色。 香りのボリュームは少なめ。裏ラベルには「あんずやくちなしの花を思わせる香り」なんて書いてあるけど、 確かにそう言われればそういう雰囲気な香り。 味のバランスはけっこういい感じ。甘味も酸味も突出することなく、かつコクのある味わいで、 花のような香りをサポートするのにちょうど良い感じの味わい。
チリのワインって、ドッカンとくるのが多いけど、このワインに関してはジワジワと良さが伝わる。 500円だと間違いなく安い。 1,000円くらいでも納得の雰囲気。安ワイン者は一度稽古すべし。
72点自宅にて

7日(日)

Morey-Saint-Denis "Clos de la Bidaude" 1996
モレ・サン・ドニ "クロ・ド・ラ・ビドード" 1996
Robert Gibourg
ロベール・ジブール
Rouge
Morey-Saint-Denis
モレ・サン・ドニ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,9802001/09/16 カーヴ・ド・リラックスリラックス
三連休の中日、のんびり気分で近所へ散歩に行ったり買い物に行ったり。 こういう日はちょっと贅沢をしたくなる気分、 というわけでチョイスしたのがこのブルゴーニュ。 AOC的には村名モレ・サン・ドニなんだけど、畑名付きでこの造り手のモノポールの畑らしい。 1996という秀作年、かつモノポール、少なからず期待をしてしまう。
色は案外薄め。エッジあたりにちょっと褐色がかった感じのある、 この年代相応な感じの色。 香りは、モレ・サン・ドニらしい獣香満載な雰囲気。 それ以外にもセメダインっぽい爽やかな感じや、木苺っぽいフルーティな感じもあって、 葡萄自体の香りとしてはなかなか充実している。 ただ、この造り手って樽はあんまり使わないのか、樽香はあまり感じられない。 味も、なかなかの充実具合。 酸味と渋味が旺盛で、やんちゃな感じが強くて若いといえば若いんだけど、 若いもの好きな師範には嬉しい味わい。
時間が経つと、やっとこ樽香が感じられる。 その他のバランスやボリュームはほとんど開けたてを保ったままだけど、 ほんのちょっぴりアンズのようなキュッとしまった清冽な甘味が顔を出す。
どっちかというとトラディショナルな造りのブルゴーニュ、 果実の凝縮具合は非常にちゃんとしている。 でも、なんだかちょっと生真面目に過ぎるというか、もう少し遊びな要素が欲しいかなぁ、って感じ。 あと数年待て、ってことなのかも知れないけど。
80点自宅にて

6日(土)

今日はプチ師範代の運動会。大して何もしてないプチ師範代と師範・師範代だったんだけど、 それでも終わって帰ってきた後はお疲れぎみ。 ってことで、夕方までみんなで昼寝してしまい、夕飯は近所に食べに行くことに。

行ったのは、以前からなんとなく気になっていたカフェ懐石料理 いち川という近所の店。 ちょっとモダンな店構えで、基本的に座敷の店で、 プチ師範代の居る師範家にとっては使いやすいかなぁ、と予想しての訪問。

食べたのが、

大黒膳(\2,850)×2:先付、刺身、焼物、揚物、酢物、茶碗蒸、香の物、ご飯、汁物
飲んだのが、
ビール中瓶(\450)、焼酎ロック(\???)、梅酒サワー(\450)、ウーロン茶(\300)
という内容。

正直言ってかなり不満が残った。料理それぞれは(特に刺身とか) そこそこ質の高いものだとは思うけど、 いかんせん量が少ない。比較的少食の師範家としても全然足りない量。 これで2,850円はあまりにも高い。せいぜい2,200円って感じ。
また、酒も問題アリ。焼酎が6種類くらいあったんだけど、全てボトル売りだったんで、 「グラスで頂けませんか?」と聞いたら『あります』との返事。 でも、出てきたのはチューハイとかのベースに使われそうな甲類焼酎。 清酒も10種類ほどあったものの、軒並み1,000円以上するし、 ワインは内容不明なハーフが白1,800円/赤2,000円。 ビールもスーパードライの中瓶しかない、ってな状態。
サービスもねぇ。我々が食事してる途中で、ご主人とお運びさんの若者が出前の器の回収に行ってしまい、 店には女性一人が残ってる状態になってしまう始末。 当然(たった三組しか居ない客に対して)全然手が回らなくなってしまう状態に。 「子供が居るんで茶碗蒸しは早めに持ってきてください」 という注文に対応してくれた時点では、なかなかヤルな、って感じだったんだけど。
お会計はトータルで9,030円。なにをどう足したらこの値段になるかわからない、極めて不明朗会計。 飲み食いした印象だけなら6,000円がいいところ、メニュー表から計算してもせいぜい\8,000弱でしょう。
使いやすそうな店なんだけど、今回の内容だともう行こうとは思わないなぁ。


5日(金)

Mount Monica White N.V.
マウント・モニカ ホワイト (ヴィンテージ無し)
Dominion Wines Limited
ドミニオン・ワインズ・リミテッド
White
(Australia)
(オーストラリア)
\6902001/09/16 カーヴ・ド・リラックスリラックス
昨日に引き続き、本日もオーストラリア産を。 このワイン、ラベルにはヴィンテージが書かれてないんでN.V.としてるけど、 お店のPOPには2000年と書かれていたと思う。 なぜラベルに表記しないんだろ? 書いたほうが高級感あるのに。 毎年同じラベル使って、印刷費用をコストダウンする狙いでもあるんだろうか?
色はハッキリしたレモン色。色の濃さもシッカリ。 香りがビックリ。明らかにクチナシの花とかライチとかっぽい、 真正面から華やかさを感じられる香りがある。 品種の表記は無いけど、多分シャルドネじゃないと思う。 傾向としてはソーヴィニョン・ブランとかリースリングに近い香り。 味もまずまず。ちょっと甘味が目立っているのと、 温度が上がると苦味が出てきて爽やかさが阻害される感じはあるけど、 トータル的には悪くない出来栄え。
値段を考えればなかなかどうしてイケてるワイン。 特に"さとう珠緒"のような「プチ・ゴージャス」な香りが秀逸。 690円、お買い得であります。
71点自宅にて

4日(木)

Jacob's Creek Merlot 2000
ジェイコブズ・クリーク メルロー 2000
Orlando Wines
オーランド・ワインズ
Red
(Australia)
(オーストラリア)
\6672001/09/16 やまや渋谷店やまや
本日のワインは、オーストラリアの大手「ジェイコブス・クリーク」の赤。 オーストラリア産って、しばしば稽古しているような気がしてたけど、 勘定してみると総稽古本数1,500本弱の中でたった48本しか稽古していなかった。 占有率では僅かに3%強。なんとなく意外。
色は、思ったより薄い。大きめのグラスに注いでも透明な液体であることが分かる程度の濃さ。 香り・・・ここからしてややヤバめ。 フレッシュな葡萄の香りはあんまり無くて、湿布薬みたいなケミカルな香りが主体。 味もイマイチ。まず顕著なのは炭酸のようなジリジリ感。 一般にどうなんだか知らないけど、師範は微発泡のスティルワインは好きじゃない。 バランス的にも、酸味が強くてなんとなく退廃を感じる味わい。
ハッキリ言ってあまり美味くない。 3本よりどり2,000円、1本667円であることを考えても値段以下の出来栄え。 でも、なんとなく本質的にこういうワインってわけじゃ無いような気がする。 流通のどこかで辛い目にあったような。全然根拠は無いんだけど。
(55点)自宅にて

2日(火)

Cotes du Rhone "Belleruche" 1999
コート・デュ・ローヌ "ベルリュシュ" 1999
M.Chapoutier
M.シャプティエ
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\9802001/09/16 ナショナル麻布日本リカー
本日チョイスした赤は、ギガルと並ぶローヌの大看板「シャプティエ」のスタンダード・クラス。 実はこのワイン、3年前に1995と稽古済みなんだけど、 ラベルデザインは変わってるし、そもそもそんな昔のこと覚えてない、ってことで最稽古。
色は相当濃い。赤みの強い濃紫。 香りのボリュームもまずまず。 アクリルみたいなケミカル感を真っ先に感じてとっつきにくい雰囲気ではあるけど、 これはこれで間違った方向に進んでいるわけではないと思う。 味は、なんといっても強いのがアルコール感。 この値段のフランス産で13.5%というアルコール度数は立派だとは思うけど、 サクサク飲むにはかなり抵抗がある。 それ以外でもガッシリ感じるのは旺盛な渋味で、こちらもまた飲みづらさを助長。
値段の割には力の入ったワインだとは思う。 でも、ちょっーと力入りすぎてるんじゃないかなぁ。 1杯目から「もういいや」って感じがあって、4杯目でギブアップ。 不味い、ってわけじゃないんで、明日また稽古することにはなんら抵抗は無いけれども。
65点自宅にて

前月分

by 師範