稽古日誌:2002年10月

先月は、道場稽古範囲を大きく超える"破戒"価格のワインをいろいろ飲んだ (DRCとかサロンとか クリスタルとかペトリュスとか)。 だからといって、安ワインを飲んでで寂しい気持ちはしない。 やっぱりタマに飲むもんですよ、ああいうのは。負け惜しみじゃなくね。


翌月分

30日(水)

Lirac 1998
リラック 1998
Ch. de Bouchassy
シャトー・ド・ブシャスィ
Rouge
Lirac
リラック
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\9802002/10/26 信濃屋 横浜店田地商店
日曜はバンドの飲み会、月曜は職場の飲み会、火曜は休肝日、 というわけで実に4日ぶりのワイン。 料理はメインが豚スペアリブの燻製なんで、 ちょっとソレ風(野趣あふれる系)のワインをチョイス。 そもそもローヌは相対的に稽古経験が少ないんだけど、 ACリラックのワインと稽古するのは道場開設以来今回が初めて、 ってのは自分でもちょっと意外。
色は、濃いけどスッキリ澄んだ感じの青紫。 香りは、高いアルコール度数(14%)のせいかツンッとしたアルコール感が先に来て、 その後スパイスっぽさとか畳表っぽさとかが感じられる。 裏書には「ワイルド・ブラックベリー、ブラック・カラント」 とかの香りがすると書かれているけど、師範はそれがどんな香りか知らないんでなんとも言えず。 味は結構刺激的。なんだかジリジリする感じがあって、ちょっと飲みづらい。 それ以外の要素的には、渋味がメインで甘味も感じられ、酸味はあまり感じない、ってくらいか。
時間が経つと結構甘味が前に出てくる。でもジリジリ感は無くならないまま。
ローヌらしいと言えばローヌらしいし、値段を考えると大したもんだとは思うけど、 師範的にはあまり得意でない系。 こういうのが好きな人って「ビートルズの誰のファン?」って聞いたら 「リンゴ・スター」と答える人な気がする。・・・って実は師範はそういうガキだったんだけど。
65点自宅にて

26日(土)

G.H.Martel & Co. "Prestige" Brut N.V.
G.H.マーテル & Co. "プレスティージュ" ブリュット (ヴィンテージ無し)
G.H.Martel
G.H.マーテル & Co
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,1852002/10/26 関内 サンタムールカツミ商会
ふと気付くと、本日飲むワインは道場掲載1,700本目。 「日本全国酒飲み音頭」じゃないけど、 なにか祝い事を見つけては飲みたくなるのがシャンパン。 手持ちに無かったんで当日酒屋へ行ってセール品を購入したのがコレ、 G.H.マムならぬG.H.マーテル。 コニャックのマーテル(Martell)とも若干綴りが違う。 なんとなく「なんちゃって」感満載のシャンパーニュだけど。 合わせた夕食は、ポテトのチーズ焼き、アスパラとソーセージの炒め物、真鯛の香草焼き。
色は比較的濃いめで赤め。パンの耳の色、って感じかな。 泡立ちはおとなしめ。キメは細かいんだけど、なんとなくクレマン・ド・ナニナニ的な泡の感じ。 でも、香りは一気にシャンパン。 熟れたリンゴの甘い雰囲気とパンのようなイースト香、 ボリュームもしっかりしていて正真正銘のシャンパンな雰囲気。 味は、ブリュットではあるけどやや甘味が感じられて、 そこそこの熟成感もあって、スッキリ系というよりコッテリ系のシャンパン。
抜栓して4時間後(一人飲みの利点ですな)、泡はおとなしくなったけど、 バランスは崩していない。なかなかアッパレである。
「なんちゃって」かと思ったけど、結構まともなシャンパン。 傾向としては、最近飲んだなかではランソンあたりに近いのかな。 この値段でいつも買えるんだったら嬉しいんだけどなぁ。
79点自宅にて

24日(木)

Scaramouche Syrah 1997
スカラムーシュ シラー 1997
Scaramouche
スカラムーシュ
Rouge
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
\6802002/10/04 横浜ベイリカージャパンリカーサービス
本日もまた遅い時間(0時過ぎ)の抜栓、ってことで、 当初から飲み干しは考えず半分だけ飲むことを決意。 選んだワインは南仏のシラー。 お店のPOPには「当店直輸入ワイン」とか書かれていたけど、 裏ラベルには"Imported by PRIVATE CELLARS, LTD. American Canyon, California"の文字が。 つまりは既に米国がフランスから輸入したモノを直輸入、ということになる。 それって直輸入?
色はなかなか濃くてエッジがほんのりレンガ色。 香りは、値段の割にはボリュームがあって思いのほかイケてると思う。 シラーらしい胡椒っぽい感じの香りと、南仏らしい青臭い感じの香りが同居。 口に含むとややホコリっぽい。 味はちょっと過熟ぎみ。そこそこパワフルではあるんだけど、 喉を刺すようなイゴイゴ感があって、 5年の歳月はこのワインには長すぎたか、あるいは流通の過程で熱にあたったか、 どっちかな気がする。
なんだかちょっと怪しい雰囲気ではあるけど、 飲めないってほどじゃない、というか値段を考えればそこそこ合格であるとも言える。 でも、さすがに明日は辛いかも。
翌日、バキュバンして冷蔵庫に入れといたにも関わらずうーんとヘタって、 まさに枯れかけ(というか傷みかけ)のワインに。やっぱりちょっと変だよね。−2点。
67(−2)点自宅にて

22日(火)

Chateau des Graves 1995
シャトー・デ・グラーヴ 1995
Ch. des Graves
シャトー・デ・グラーヴ
Rouge
Bordeaux Superieur
ボルドー・シューペリュール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\580 (harf)2002/09/23 ザ・ガーデン 横浜そごう店東亜商事
本日の夕食はポークチャップ。 最近、プチ師範代向けにこういう「お子様風メニュー」が増えております。 ワインの方は、遅い時間の抜栓だし、軽〜く飲めそうな赤のストックも無いしで、 当道場には珍しくハーフをチョイス。 ハーフって、なにかと便利だとは思うけど、 安いのなんてほとんど売ってないんだよね。 そんな中、このワインは580円というお手頃価格。 1995産と、このクラスにしては異例に古めのヴィンテージがちょっと怪しげ。
・・・と、その古さにやや疑念を抱きつつの稽古だったんだけど、 色を見る限り特に熟成し過ぎた雰囲気はなくて、ちょっとだけエッジがレンガ色、 ちょっとだけ赤味が強い、って感じの濃い紫。 香りも非常にまとも。 僅かにジリッとイガラっぽくて、ブドウ本来のフルーツ香を覆っているのがいかにもボルドー。 味も、色や香りの印象通り。 ちょっぴり渋くて酸味もあって、なんとなく埃っぽい味はこの年代のボルドーの印象と全くずれていない。 迫力のない軽い味わいも値段からの印象通り。
要は印象通りのワイン。でも、想像通りか?と問われればちょっぴり想像以上。 というのも、なんとなく怪しげなヴィンテージと値段だったんで、 もっとやばいワインを想像していたから。
70点自宅にて

20日(日)

Santenay Clos de Tavannes 1998
サントネー クロ・ド・タヴァンヌ 1998
Lucien Muzard et fils
ルシアン・ミュザール・エ・フィス
Rouge
Santenay 1er Cru
サントネー 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,5002002/10/05 115北田屋本店やまざき
飲みすぎた翌日、昼頃までは「今日は開けずにおとなしくしとこうか」なんて考えてたけど、 夕方には復帰して「やっぱ日曜だし」ってことでコレを抜栓。 このワイン、お店のPOPには『インターナショナル ワイン チャレンジで賞を取った造り手』、 とか書いてあったような。 ソレを別にしても、ボトルも重くて色も濃くて、なかなか期待できそうな雰囲気。
色はかなり濃い。まるでボルドーのような青黒い濃さ。最近のはやりなんですかね。 香りは、南のブルゴーニュらしいケモノっぽさと、 針葉樹のような木の香りが感じられる。 味は、見た目に違わず濃い味わい。渋味が顕著で、まだまだこれからが本番な感じ。
時間が経つと、味わいに甘味が若干増えるような気がする。 でも、根本的な雰囲気は抜栓直後と同じ。
なかなか力の入ったブルゴーニュ。 でも、やっぱり土地の個性は超えられないというか、 どうしてもちょっと田舎臭くて、 ニュイの一流モノみたいな澄んだ味わいにはなりきれていない。
78点自宅にて

19日(土)

従弟が突然の訪問。彼ももうすぐ結婚するんで、こういう「突然の訪問」ももう無くなるだろうな。

Biscondola "Il Paradiso" 2001
ビスコンドーラ "イル・パラディソ" 2001
Poderi del Paradiso
ポデリ・デル・パラディソ
Bianco
Vernaccia di San Gimignano
ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
従弟からオーデックス・ジャパン
従弟が手土産として持ってきたワインがコレ。 渋谷の東急で『できるだけマイナーなものを』と言って店の人に選んで貰ったらしい。 店の人も当惑したでしょうな。 で、師範が飲んだこと無ければ作戦成功だったんだけど、 あいにくこの造り手のワインはかなり以前に 飲んでおりました。 同じものかどうかは不明だけど。
で、抜栓して飲んでみて、過去のコメントと比べて『多分同じものでは無かろう』ということに。 色はスッキリ軽めの麦わら色で、香りも樽は感じなくて柑橘系の雰囲気だし。 でも美味い。なんというか「飲んでいることを忘れさせる」味というか、 薄いわけじゃないけど水のようにするすると入っていく雰囲気。
イタリアの白らしい白。ごちそうさまでした。
73点自宅にて

Blanc de Blanck 2001
ブラン・ド・ブランク 2001
Freres Blanck
フルール・ブランク
Blanc
Alsace
アルザス
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,0002002/10/19 リアラックスアルカン
上の白の後は、昨日の残りの飲んで、その後ハードリカー(ボンベイ・サファイヤ)も飲んで、 いいかげん酔っ払った時に抜栓したのがこれ。 買ったばっかりのこのワインは、先日1999と稽古済み。 この手のワインは若い方が美味いはず、なんて考えつつ買ったわけだけど・・・
色は当然薄くて、付いてるか付いてないかわからないくらいのレモン色。 香りは、「ゲヴュルツが多い?」と想像させるライチの雰囲気が前に出た香り。 ここらへんまでは十分期待通り。 でも、味がちょっと残念。薄い上に鋭利かつ金属的で、 なんだかアルミホイルを噛んでいるような気になる。
もう少し丸っこかったら良かったのになぁ、なんてことを思ったりするけど、 まぁ値段が値段だし大酔っ払いでもあったんでこれはこれで良しでしょう。
69点自宅にて

18日(金)

Mas de Libian 2000
マ・ド・リビアン 2000
Mas de Libian
マ・ド・リビアン
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\1,3802002/09/04 リカーズハセガワ北口店オーレ ジャパン
本日の夕食は鶏モモ肉のロースト。 師範は幼き頃よりこのメニューが好き。 食べにくいけど、鶏肉のいろんな味が一度に味わえて美味いっすよね。 調理するのも、塩コショウ振ってニンニク塗ってオーブンで焼くだけなんで簡単だし。 というわけで、選んだワインは濃そうなローヌ産。 手書き風のラベルで、アルコール度数は14%で、 なかなか気合の入った造りが伺える。 値段以上のパワーがありそうで期待しつつ抜栓。
注いでビックリ、色が凄い。静脈血を澄ませたような、ドロリとした濃さ。 香りは、思ったよりおとなしい。弱い、というより、閉じているといった感じで、 スパイスっぽさがあるにはあるけど閉じ込められてて鼻まで届いてこない。 味は相当にパワフル。 外国製のイチゴジャムにブドウの皮と野草を潰して混ぜたような、 甘苦くって乱暴な味。 あと、顕著なのがアルコール感。14%どころか20%くらいありそうな雰囲気で、 なんだかまるでハードリカーを飲んでるみたいにガンガン効いてくる。
値段を考えたらビックリの迫力と存在感。 ヘナチョコな師範には一本飲みきれず半分近く明日へ持ち越し (多分明日の方が美味い可能性大だし)。 でも、じゃあこのワイン、今飲んで美味いかと聞かれると、 ちょっと返答に窮する。 現時点では相当にジャジャ馬。 時が経てば、もっと魅力的に変化しそうな気がする。
翌日、結構やわらかくなったような気はするけど、じっくり飲めなかったんで点数保留。
72点自宅にて

16日(水)

Santa Carolina "Reserva de Familia" Chardonnay 1998
サンタ・カロリーナ "レセルバ・デ・ファミリア" シャルドネ 1998
Vina Santa Carolina
ビーニャ・サンタ・カロリーナ
Blanco
Maipo (Chile)
マイポ (チリ)
\1,0802002/10/04 横浜ベイリカーサントリー
夕食のブリの照り焼きに合わせてチョイスしたのがこの白。 最近、白ワイン比率が例年に比べてかなり高い。 白・白・白・・・、まるで紅白歌合戦に南極観測隊から送られる電報みたい。 なんてヨタ話は置いといて、このワイン、 酸化防止剤に「亜硫酸塩・ビタミンC」と書かれている。 亜硫酸塩は昔ながらなんで良いんだけど、ビタミンCって・・・。 なんだか香料とか酸味料がわりになってそうな気がするのは師範だけ?
色はかなり濃いレモン色。そばにある品物に例えればタウンページの表紙のような色。 香りは、思いのほか素直。もっと樽がバリッバリかと思ったけど、 鼻で嗅ぐ分にはあんまり樽は感じなくて、キンモクセイみたいな花系の香りが主体。 さすがに口に含むと樽香が幅を利かすけど。 味も、想像よりはおとなしめ。意外と酸もあって(ビタミンCか?)、 この手の「むやみやたらに気合を入れたチリ白」とはちょっと方向性が違ってて、 案外素直でスルスル入る感じ。
ド派手な見た目に反して、良く言えばマトモ、悪く言えば平凡な味。 とはいえ強い系のワインではあると思うので、半分残して明日再稽古。
翌日、全く変化した気配無し。やっぱり強いですな、この手のワインは。
70点自宅にて

14日(月祝)

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 1999
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 1999
Henri-Frederic Roch
アンリ・フレデリック・ロック
Blanc
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,5002002/10/05 115北田屋本店やまざき
本日の夕食はトンカツとか野菜の天ぷらとか。 チョイスしたワインは、本日もまたオート・コート・ド・ニュイ。 でも今日は白。なんだか料理に対する赤白の選び方がめちゃくちゃな気がするけど、 まあ「飲みたいモノを飲む」、それが基本だから。
ともあれこのワイン、お店のPOPには「レア物」とか書いてあったような。 確かにあんまり見ないですな、この人のワインで安めのヤツは。 ラベルにドメーヌ名「プリューレ・ロック」の文字はなく、 造り手である「アンリ・フレデリック・ロック」の名だけ記されている。 試作品的な扱いなのかな?
色は普通。年齢の割にはレモン色っぽさが弱いのは酸化防止剤無添加のためか? 香りは「・・・なんだっけ・・・あ、芋焼酎・・・」な香り。 その向こうには高級シャルドネっぽい香ばしい雰囲気も隠れてるんだけど、 とにかく出迎えてくれるのは芋焼酎香。 味はけっこうまとまり良い。濃すぎず、酸も強すぎずで。
時間が経って、過去飲んだこの造り手のように豹変することを期待したけど、 結果は芋焼酎香は変わらずに、酸味だけが増長。要は時間を経てもスイートスポット無し。
芋焼酎が嫌いでない師範にはそれほど問題は無いんだけど、好き嫌いの分かれそうな香りではある。 個性的ではあるんだけどね。
73点自宅にて

13日(日)

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 1999
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 1999
Dom. Gros Frere et Soeur
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・セール
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,7002002/09/23 リアラックスジャルックス
本日の夕食は水炊き。水炊きの味の決め手はポン酢ですなぁ。 ポン酢が美味ければ具は適当でオッケー。あ、柚子胡椒も必需品。 というわけで、ワインも酸がキレイそうなものをチョイス。 グロ・フレール・エ・セールのワインは、先日光弘さんちでイイやつを飲んで、 廉価版も飲んでみたくなったんで2日後速攻で購入。 オート・コート・ド・ニュイで1,700円、格付け的には適正価格。
色は結構濃い。クラス/価格を考えると十分な濃さ。 単に濃いだけじゃなくて、ブルゴーニュらしい透明感を失わないあたりはさすが。 香りは、そこそこのボリュームで、 木苺っぽいキュートな果実香とゴム革香のバランスがイイ感じ。 なんとなくバニラっぽく感じられるのが樽香かな? 味は想像通りキレイな酸が主体の雰囲気。 もう少し要素に富んでいれば大絶賛なんだけど、 なんとなくストレートというかストイックな飲み口。
抜栓後2時間くらいいちばんナイス。甘味が出てきて味のストイックさがやや緩む。 でも、それ以上経つとまた酸が主体の雰囲気に。
ここんとこ立て続けに飲んできたグロ一族のオート・コート・ド・ニュイ。 ミシェル・グロアンヌ・グロ、 このグロ・フレール・エ・セール、どれも傾向が似ててなかなか素晴らしい。 見つけたら買い、のシリーズ。
78点自宅にて

11日(金)

Barbera d'Alba "La Gamberaja" 1996
バルベーラ・ダルバ "ラ・ガンベラージャ" 1996
Ca'Rome'
カ・ローメ
Rosso
Barbera d'Alba
バルベーラ・ダルバ
Piemonte (Italia)
ピエモンテ (イタリア)
\1,2002002/09/23 リアラックスアルカン
本日の夕食は、鶏の唐揚げ、コロッケ、メンチカツ、ちらし寿司。 ソムリエ泣かせのメニューであります(って誰がソムリエ?)。 こういう多方面への対応が必要な局面では、人懐っこいイタリア産に限ります。 というわけで、選んだのはバルベーラ・ダルバ。 "La Gamberaja", "Romano Morengo"等、DOC名以外にもイロイロ書いてあって、 なんだかちょっと気合を感じさせる雰囲気。
抜栓してみて、まずコルクが良い。長さ5.5mm、DRCのエシェゾーよりも長いコルク。 一気に大期待。 色は赤みの強い紫で、1996とそこそこの年月を経ているためか若干エッジにレンガ色っぽさがある。 というわけで、まず色は合格。 香りは、それほど強くは無いけど ツンッ!と尖った酸の香りがしたあと、 粘土のようなミネラル香とアメリカンチェリーのような香りがジワーッと拡がる。 味は柔らかく丸い。スーッと口に入ってくる感じはなかなか高級感がある。 でも、ちょっと酸っぱいかな。師範の好み的にはやや酸が勝ちすぎているのが残念。
とはいえなかなか雰囲気が良くて楽しめるワイン。 確か元々売値2,000円以上のものが大特価とかでこの値段だったと思う。 酒屋の「元値」なんてそもそもアテにならないけど、 これはなんとなく納得。
74点自宅にて

8日(火)

Calina Chardonnay 1999
カリーナ シャルドネ 1999
Kendall Jackson
ケンダル・ジャクソン
White
Itata Valley (Chile)
イタタ・ヴァレー (チリ)
\9802002/09/04 リカーズハセガワ北口店ラ・ラングドシェン
本日の夕食(夜食?)は、鶏の手羽先餃子(By生協)。 赤でも白でも合うメニューだとは思うけど、師範的には白をチョイス。 最近白の登場回数が増えてきたなぁ。 赤は安いのでもなんだか重くて。歳なのかしら・・・ なーんて気分で選んだのが、カリフォルニアの著名造り手"ケンダル・ジャクソン"がチリで造っている白。
色は例えようもないくらい普通の色。 香りは、この手のチリワインには珍しく樽が感じられない。 ラベルの裏書きにあるように、トロピカルフルーツ満載のエキセントリックな香り。 味は・・・はっきり言ってガチャガチャ。 パワフルではあるけど、まるでコンペイ糖のようなイビツな形状。 やけに甘ったるいのがいちばん抵抗あるかな。 なんだか駄菓子の甘さのような、人工的な雰囲気。
ボトルの見た目からは思いっきり"チリ・カリフォルニア連合軍"的な派手派手しさが感じられるけど、 中身も見た目まんまな派手派手しさ。 なんかこういうのって、日本人の味覚的にはイマイチ合わないと思う。 別に師範が日本人の味覚を代表するつもりはないけど。
64点自宅にて

6日(日)

Bourgogne "Les Setilles" 1999
ブルゴーニュ "レ・セティーユ" 1999
Olivier Leflaive
オリヴィエ・ルフレーヴ
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,4802002/08/23 リカーズハセガワ 北口店アルカン
真鯛のポワレがメインの夕食、チョイスしたのはブルゴーニュの白 (でも、実際のメニューは真鯛の刺身とか冷やしトマトとか松茸栗ごはんとか松茸のお吸い物とかの純和風料理が多かったんだけど)。 この造り手のワインは、以前稽古したちょっと高級品がかなり好印象。 いずれにせよ「オリヴィエ・ルフレーブのレ・セティーユ」、 なんだか昼メロを想わせるような名前/造り手であることには変わりが無い。
色は特に濃いわけじゃないんだけど、なんだかトロッと感があるんだなぁ、この造り手って。 香りのためじゃなくて、姿を見たくてグラスを回したくなる。 香りのボリュームは弱い。鼻で嗅ぐとキリッとした青リンゴの雰囲気だけど、 口に含むと「意外と蜜が入ってたのね、このリンゴ」って感じの蜜香。 同時に品の良い樽香も感じて、小さいながら雰囲気は高級風。 味も、良く言えば上品、悪く言えば貧弱。でもこのワインの場合は「上品」と捉えたいなぁ。 香りがそんな感じだし、名前も上品だから。
抜栓後4時間くらい経っても、雰囲気は殆ど変化なし。 ちょっと残念といえば残念だけど、飲食店のハウスワインとしては使いやすいんじゃないかな?
小ぢんまりながら、なかなか上品な雰囲気が味わえる白。 名門(準名門?)造り手の畑名付きACブルゴーニュって、なかなかイケてるのが多いような気がする。 コレとかもそうだし。
76点自宅にて

4日(金)

Chateau de Lavagnac 2000
シャトー・ド・ラヴァニャック 2000
Ch. de Lavagnac (Philippe Riviere)
シャトー・ド・ラヴァニャック (フィリップ・リヴィエール)
Rouge
Bordeaux Superieur
ボルドー・シューペリュール
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,3102002/09/07 信濃屋 横浜店ローヤル・オブ・ジャパン
本日のワインは、お店にて試飲の後「いいじゃない」ってことで買ったボルドー。 というわけで、まぁ大ハズシは無いはずなんで安心して稽古。 格付け的には低いACボルドー・シューペリュール、 ラベルに「樽にて熟成」と自慢げに書いてあるあたりがいかにも新興勢力。
色は普通に濃いめ。ボルドーとしてはやや赤味が強いかな、って感じ。 香りに驚き。とにかく樽が甘く華やかで良い感じ。 なんだか技巧的だとか、相対的に果実香が弱いとか、文句の付けドコロはゴマンとあるけど、 そういうことを考え付くより以前、大脳に至る前に延髄あたりでほっぺたの筋肉を緩ませる香り。 味は、香りに比べれば圧倒的に弱くて軽い。というわけで香りと味のバランスは激悪。 でも良いんですわ。この値段だと二兎を追えば一兎も得なかったよ、ってなりそうだから。
抜栓後2時間ほど経つと、あれだけ華やかだった香りが影をひそめた。 でも、試飲した時ってこの程度だったような。そんなにいい香りだったイメージ無いから。
以前飲んで衝撃を受けたコレを彷彿とさせるワイン。 賛否両論というか、こんなのはボルドーじゃない、っていう人もいるような気がするけど、 師範はこういう技巧的で華やかなボルドーも良いと思う。 カスタマーは長熟させられる人ばかりじゃないし。
76点自宅にて

2日(水)

Bourgogne Reserve 1998
ブルゴーニュ・レゼルヴ 1998
Demessey
ドメッセイ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,4802002/08/30 カーヴ・ド・リラックスエコシス
本日のワインは名も知らぬ造り手のACブルゴーニュ。 お店のWeb Siteでは結構美味いみたいなことを書いてあったんで買ったんだけど、 あんまり美味そうに見えないんだよなぁ、これ。 ラベルも安っぽいし、色も薄そうだし、アルコール度数も低いし、持った感じも軽いしで。 とはいえ腐ってもブルゴーニュ、かつReserveの文字アリなんで、 良い方に裏切られることを期待して。
色は薄め。ボトルの外から見たほどじゃないけど。 エッジが若干オレンジがかってて、あと5〜6年古いワインのような色合い。 香りはほとんど感じない。口に含んでやっと革っぽい雰囲気が感じ取れる。 味も軽い。渋味や甘味は非常に控えめで、なんとなくコ酸っぱい、ってくらい。
時間が経つと、ほんのちょっぴり黒蜜的な甘さが出てきた。 それって熟成ワインの雰囲気なんでなんとなく気持ちは微妙。
トータルの印象としてはなんのことはない、単なる安ブルゴーニュ。 救いは、イビツな感じがなくてスルスルスルっと飲めるってことくらいか。 正直言って広く一般にこれを「美味い」って薦める神経は理解に苦しむ。 かなり判りにくい美味さだと思うから。
59点自宅にて

前月分

by 師範