稽古日誌:1998年10月

今月前半はプーケット、シンガポールへ遠征稽古へ行って参りました。

突然ですが、あの名ページ 「さぬきうどんをCHAIN EATING! 」が本になります。その名も「うまひゃひゃ さぬきうどん」。 著者はもちろん伝説の巨人さとなお氏。
なんと師範も寄稿しています! 詳しくは こちら。さあみんな書店へ急げ。


翌月分


31日(土)

本日は、師範・師範代5回目の結婚記念日ということで、ちょいと贅沢してフレンチのディナー。 場所は、外苑西通り沿い青山墓地横の小ぢんまりしたレストラン"Le jardin des saveurs"にて。
コースは\5,500(2皿)/\7,500(3皿)/\9,500(4皿)の3種で、 前菜10種、メイン10種くらいの選択肢の中から好きなのを(モノによっては金額プラス)選ぶ方式。 ってことで、金額固定のアラカルトって感じで楽しく選べる。
師範/師範代が選んだのは3皿のコース(\7,500×2)で、 が全内容。
非常にボリュームがあって満足のいくものでした。特に印象的だったのは、 「イカの冷製」のアミューズらしからぬボリューム、「フォアグラと茄子」の一体感、 「真鯛のポアレ」のカリカリ感,「パン」の香ばしさ。師範代は「子牛の腎臓」もお気に入り。 どの皿にも野菜が効果的に使ってあって、1つの皿の中でも飽きない感じがグッド。

頼んだワインは、食前酒に
    Pineau des Charante Vielles Reserve [10 years old] <Beaulon> \1,000
っていう甘口白ワイン。ちょっと古い梅酒っぽい退廃的な感じは、 ソーテルヌとかじゃなくてシェリーみたいな感じだった。まあまあかな。 本当はシャンパーニュとかが良かったけど、Veuve Cliequotが一杯\1,500だったんでパス。 あ、ここのハウス・ワインは赤白ともACブルゴーニュで、赤はラモネ、白はヴェルジェ。

メインのワインは以下。

Volnay '83
ヴォルネー '83
Leroy
ルロア
Rouge
Volnay
ヴォルネー
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\12,000)98/10/31Restaurant "Le jardin des saveurs"
いやー悩んだ悩んだ。
リストには白・ブルゴーニュ赤・ボルドー赤それぞれ40種ずつくらいで、 10,000円以下が1/3くらいあって比較的手頃なものも多い。もちろん高いほうもあって、 DRCも一通り揃ってたりして、ロマネ・コンティ(VT失念)\150,000もあった。
候補としては、このヴォルネーの他
  Ch.Calon-Segur '92 (\7,800-)
   (たまにはボルドーにするかと思って。お値段も手頃っぽいし。)
  Echezeaux V.V. '94 [Mongeard Mugneret] (\13,000)
   (まず目に入ったのはこれだった。)
とかがあったけど、 前菜からメインまで1本で通すことを考えるとあんまり若さギンギンのものじゃないほうが良かろうってことで、 お店の女性とも相談してルロアのヴォルネーを。
思ったより濃い紫に、年期を感じさせるオレンジがプラスされた色で、 香りは、最初に嗅いだ時は『…エシェゾーにしとけば良かった…』 と後悔したくなる、弱くてちょっと生臭い感じの香りだった。 ところが、グラスに注いで10分も経つと香り大満開。カラメルっぽい樽香も果実香もバンバン。 これほどドラスティックに変化するワインは初めて。
味わいはさすがにまろやか。酸味が主体で渋味もしっかり、甘味ほんのり。 ただ、こちらの変化もドラスティック。 グラスの中に20分も放っておいたら極端に酸っぱく変化。
とにかく変化が早い。グラスに注いで10分後のベスト状態では非常に満足度が高い。 その前後はイマイチなんで、気を遣いつつ飲めば大満足。
86点自宅にて

本日のお会計はトータルで\35,000位也。 まぁ結構なお値段だけど、その価値ある料理・サービス・ワインでありました。


30日(金)

Domaine de la Maurelle '96
ドメーヌ・ドゥ・ラ・モーレーユ '96
C. Rhodanienne
C・ロダニエンヌ
Rouge
Faugeres
フォジェール
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\98098/10/18The Garden自由が丘
南仏はフォジェール産の赤。 どうでも良いことかもだけど、含有する酸化防止剤が一般的な『亜硫酸塩』じゃなくて 『二酸化硫黄』って書いてある。なんか凄そう。
色は普通に濃い紫で、香りは「やっぱ南フランス」な刺激的な香り。 香りのボリューム自体は結構あったけど、惜しむらくは味。 とにかく薄っぺら。まぁ嫌な感じは無いんだけど、時間が経っても薄っぺらなまんま。
するりと一本飲んでしまった、という意味ではなかなかなのかも知れない。 でも美味しいって感じは正直言ってあんまり無く、なぁんか普通のワイン。
63点自宅にて

28日(水)

本日は、
oriori女史、 その御同僚、 その御知り会いと4人で飲み会。場所は大塚のBISTRO JUILLETって店。
頼んだのは皆3,500円の廉価版コースだけど、
    アミューズ:鴨肉のリエット
    前菜:シーフード盛り合わせと生野菜サラダ(シロイカ、帆立、毛蟹、天然鯛のオレンジ風味)
    スープ:サツマイモのポタージュ
    メイン:10種ほどから選択(師範は牛頬肉の赤ワイン煮込みを選択)
        (他の方は鴨とか羊とか牛フィレとか)
    デザート:なんかアイスクリーム
と、値段の割にもり沢山で結構満足。もちろんチーズとエスプレッソも追加注文したけど。 (って書いてたけどエスプレッソはコース料金内でした)
で、最初のアミューズあたりで飲んだのがこれ。

President Brut N.V.
プレジデント・ブリュット (ヴィンテージ無し)
Riccadonna
リッカドンナ
Spumante
発泡
(Italia)
(イタリア)
(\3,500)98/10/28ビストロ・ジュイエー
なにはともあれ、フレンチの看板を掲げた店で、 これくらいのスパークリングが置いてあること自体がうれしい。 って言うか、この店のワインリスト(100種ほど)は、 10,000円以上のワインを見つけるのが難しい。 安ワイン者としては非常にありがたいお店。
色は薄い感じかなぁ。泡立ちも比較的おとなしめ。 香りは驚き。ボリュームは十分。でも、なんかいわゆるイタリアの白ワインそのものの香りで、 「白ワインに炭酸加えたんでは?」といった感じ。 そういった意味では味わいは普通です。
まぁ普通に満足。とにかく1杯目なんで、ガブガブ飲めるワインとしては合格。
(66点)大塚駅北口 "ビストロ・ジュイエー"にて

前菜あたりで飲んだのがこれ。

Chablis '96
シャブリ '96
Louis Jadot
ルイ・ジャド
写真無し
Blanc
Chablis
シャブリ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\4,200)98/10/28ビストロ・ジュイエー
「お勧めのシャルドネは何ですか」というoriori女史の注文に対し、 店の方の推薦はカリフォルニアの白。 カリフォルニアの白には、 プレイボーイの白人モデル風の大股開いてニッコリ的なイメージが強い安師範としてはノーサンキュー。 で、結局は著名造り手Louis Jadotのシャブリを。
色は記憶に無いけどまぁ普通だったような。 香りは、最初飲む前にそこはかとないリンゴのコンポートみたいな香りを感じたけど、 ひとくち飲んだらもう鼻から香りって感じられなくなった。 っていうのも、香りに比べて味わいが濃いのね、重いっていうか。
非常にコクがあって、そのくせ樽とかのいやらしさが感じられず、 4人とかで1本という使い方には絶好の一本。
(75点)大塚駅北口 "ビストロ・ジュイエー"にて

メインあたりで飲んだのがこれ。

Chapelle Chambertin '93
シャペル・シャンベルタン '93
Dom. Drouhin-Larose
ドメーヌ・ドルーアン・ラローズ
Rouge
Gevrey-Chambertin Grand Cru
ジュヴレ・シャンベルタン・特級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\8,000)98/10/28ビストロ・ジュイエー
ブルゴーニュ好きが多かったんで、ここに本日のメインを持ってきました。 ジュヴレ・シャンベルタンの特級畑。でも値段は\8,000。つくづく安師範向きの店。
あ、この店、通常のワインリスト以外に"特選ワインリスト"なる、 ちょっと高級なワインが並んでるリストがあります。数は50種程度、それでも半分くらいは\10,000以下。
色はブルゴーニュとしてはちょいと濃い目かなぁ。 香りはとっても良いです。ホスト・テイスティングの際、oriori女史に『師範!笑いながら飲まないように』 って言われるくらい判りやすくて華やかなブルゴーニュらしい果実香。 惜しむらくは、味わいが香りについていってなくてずっと固めで、 香りだけで十分って気になる感じはあったけど。
香り豊かで判りやすいブルゴーニュ。これで味わいにまろやかさがあったら恐いもの無し。
(83点)大塚駅北口 "ビストロ・ジュイエー"にて

最後は、チーズ盛り合わせと共に下のワインを。

Mondot '88
モンド '88
???
???
Rouge
Saint Emilion Grand Cru
サンテミリオン・特別級
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\6,500)98/10/28ビストロ・ジュイエー
"モンド"なる時代劇みたいな名前ながらサンテミリオンのグランクリュ、 かつその88年がレストランで6,500円ってことで、 昨今のボルドー高騰の折り、非常に貴重だなぁと思いつつ飲んだ一本。
(あ、このワインと前のシャペル・シャンベルタンは最後の一本だったそうです。)
色は非常に濃い青紫で、なるほどサンテミリオン・グランクリュ(本当か?)。 香りは、インクっぽい若々しさを漂わせながら、 ちょいと奥側には朽ち木みたいな、なんとも複雑な雰囲気を出してる。 味わいもなかなかなもんです。少なくとも引っかかる感じはなくてスルスルいきます。
思いがけず出会えた、熟成感のあるボルドー。 これがレストランで\6,500ってのは結構すばらしいと思う。
(82点)大塚駅北口 "ビストロ・ジュイエー"にて

というわけで、4人で4本、非常に健康的な飲み会でした。 サービスの方の対応も非常に心地よいものだったし。
例の企画、成功させよーね>oriori女史


25日(日)

Ch. Mercian '96
シャトー・メルシャン (赤) '96
Mercian K.K.
メルシャン株式会社

Katsunuma (Japan)
勝沼 (日本)
\1,08098/10/17酒奉行保土ヶ谷店
なんとなく飲んでみたくなって買った国産ワイン。 この人件費高・地価高の日本でワイン造って、 この値段で出すのは大変だろうなぁと思ったら『国内産ワイン・輸入ワイン使用』の文字。 ちょっとがっかりだけど、本道場は「美味ければなんでもOK」だから。
やや濃い目の青紫も、弱いながらカベルネの青臭い雰囲気が主体の香りも、 結構ボルドーっぽい。 味わいは良くも悪くもおとなしい。強さがなくて頼りない感じだけど、 反面タンニンとかも角が無くてスムーズに作られている。
いわゆる「飲みやすい」って言われそうな赤。 赤を飲みなれない人向けに作られているんだろうか。 思ったより好印象だけれども。
66点自宅にて

24日(土)

McWilliam's Rhine Riesling '96
マクウィリアムズ・ライン・リースリング '96
McWilliam's Wines
マクウィリアムズ・ワインズ
White
South Eastern Australia (Australia)
東南オーストラリア (オーストラリア)
S$1598/10/03Singapole Changi Airport内Duty Free Shop
シンガポールやタイって、ちっとも安いワインがなかったんで基本的に買わなかったんだけど、 1本だけ外貨処理のため買ったのがこのワイン(15シンガポール・ドルは約1,200円)。 ドイツ風リースリングっぽくて甘いかも知れないけど、 案外とそうでないことを期待して。 今シーズン初の寄せ鍋と一緒に。
で、期待は大外れ。安ドイツワインのアルコール分だけ強くした感じ。 中途半端に甘くて、酸味が弱い。香りも強くない。色も薄い。
鍋と一緒に飲んだんで、なんとなく清酒を飲んでるような感じ。 そのせいで、美味くはないけど思いのほか嫌では無かった。
53点自宅にて

22日(木)

Touraine ドライな白ワイン 爽やかでフルーティなタイプ "Sauvignon Blanc" '96
トゥーレーヌ「ドライな白ワイン 爽やかでフルーティなタイプ」"ソーヴィニョン・ブラン" '96
Conferie des Vignerons de Oisly et Thesee
オワリィ・エ・テセエ生産者組合?
Blanc
Touraine
トゥーレーヌ
Loire (France)
ロワール (フランス)
\1,22098/10/22宮崎屋酒店
本日、仙台から生牡蛎が届くことに。某所でソレに合うワインを尋ねたところ、 「ロワールが良かろう」という意見が多かったので帰宅途中に買ってきた。
田崎のシンちゃんセレクションは、 随分以前にコルビエールを飲んで、比較的好印象だったんでチョイス。
いやー良いです、これ。生牡蛎にぴったりって感じ。 適度なボリュームの香りは「青リンゴやグレープフルーツの香り」っていう説明のまんまだし、 味も酸味キリッとすっきり、でも酸っぱすぎないよ程度で良い良い。
ワイン自体はそれほど大したもんじゃ無いとは思うけど、 生牡蛎との相性はほんとにぴったり。 酒が飲めなくて、普段は香りを嗅いで舐めるだけど師範代も、 「このワインを飲むと口がすっきりして牡蛎が美味しく感じる」 と言ってちょろちょろ飲んでたし。
それにしても今日の生牡蛎は美味かった。ボリューム満点、滋味豊富。 結構デカイやつ20個を二人でペロりと食べてしまい、 「あー日本人に生まれてよかったなぁ」って思ったけど、 パリだって名物っすね、生牡蛎。
75点自宅にて

21日(水)

Castillo de Molina "Cabernet Sauvignon" '96
カスティーヨ・デ・モリーナ "カベルネ・ソーヴィニョン" '96
Vina San Pedro
ビーニャ・サン・ペドロ
Tinto
(Chile)
(チリ)
\95098/10/18ナショナル麻布スーパーマーケット
このワインは、 ずいぶん以前に門下生から推薦を受けたものの廉価版。 リゼルバは結構いけるらしいんだけど、チリのワインって 「上が良いから下もOK」じゃないのも多いからなぁ。逆転してるのもあったり。
色は想像通り濃い。ボルドーの若いのとかより青みは弱いかもだけど。 香りは、一発で「あぁ若チリカベ」と感じる青臭さとマジックインキみたいな揮発性の香り。 香りのボリュームは結構あって楽しい。 味わいもまさしく『若チリカベ』。濃くて強くて。 ただ、いわゆるソレとちょっと違うのが変化の仕方。みるみるうちに甘味が出てきて 「最初とちがうじゃんかオイ、なかなかやるなぁコラ」って感じ。いきつく先が"甘すぎ"領域なのが残念だけど。
典型的な若いチリ産カベルネ・ソーヴィニョンの雰囲気に加え、変化がある分好印象。 でもやっぱり飲み飽きする系ではあるけど。
73点自宅にて

20日(火)

Cotes du Rhone "Belleruche" '95
コート・デュ・ローヌ "ベルリュシュ" '95
M. Chapoutier
M・シャプティエ
Rouge
Cotes du Rhone
コート・デュ・ローヌ
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\89098/10/18やまや新宿店
1000円以下安ワイン徹底稽古再開。なんて書くと普段は高いの飲んでるみたいだけど…。 本日は久し振りにローヌの赤を。 このワイン、890円という破格値ながらキャップシールはちゃんとしてるし、 コルクなんかも長めでビシッとしてる。
色は普通に濃い目。 香りは、それほど強くなくてアルコールを直に感じる系ではあるけど、 まぁローヌらしい雰囲気は満載。 味も、渋味と酸味と甘味のバランス自体は良くて、 コクの面でも2〜3日我慢したような濃さはあるんだけど、 いかんせん後味のイゴイゴ感がいけません。飲み込むのに抵抗あり、って感じ。
値段の割に楽しめるのは楽しめる。 でも、ちょっと頑張り過ぎちゃってイビツになった感じは否めない。
68点自宅にて

18日(日)

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits '91
ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ '91
Jean GROS
ジャン・グロ
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,87098/07/21エノテカ銀座店
今月のマクラにも書いた『うまひゃひゃ さぬきうどん』遂に出版。 『コスモの本』の石田社長に送って頂き速攻ゲット。ありがとさんです。
いやー、ごく一部分とは言え、自分の書いた文章が本になるってのは気恥ずかしくも楽しいもんっす。 (手前味噌抜きにしても、抱腹絶倒の紀行文でもあり初心者用さぬきうどんガイドでもあるこの本、 なかなか楽しめるっすよ) という訳で、本日は(個人的に)そのお祝いの意味を込めて、ちょいと高級で"ハレ"を感じるヤツを。
色に若干オレンジがかった感じが、7年間の年月を物語ってる。 香りが素晴らしい。なんていうか、 もう1ランクも2ランクも上のブルゴーニュじゃないと感じられないような、 樽とか果実香とかが渾然一体となった良い香り。 味もOK。キューンと来る酸味が強くていかにもブルゴーニュ。時間が経つと甘味も感じるし。 ただ、なんとなく「武骨」というか、エグミがあってまろやかさに欠ける部分はあるけど、 そんなもん枝葉末節、純粋に楽しめるワイン。
お祝いにふさわしく楽しさ満点のワイン。 普通、師範は一度飲んだワインをまた飲もうってはあんまり思わないんだけど、 このワインばっかりは「数本買っときゃ良かった」と思った。
82点自宅にて

15日(木)

Cava Tsantalis '92
カヴァ・トサンタリ '92
E. Tsantalis
E・トサンタリ
Red
(Greece)
(ギリシャ)
\98098/09/23やまや新宿店
ここんとこ飲み会続きだったんで、久し振りのワイン。
"Cava"って書いてあるけど、スペインの発泡モノじゃなくて、 ギリシャの赤。"Xinomavro"なる読むことも不能な葡萄とカベルネ・ソーヴィニョンの混醸らしく、 樫の木樽で1年以上、ボトルで2年以上熟成した、って書いてある。
色は思ったより薄い。 香りは最初「これブルゴーニュかいな?」と思うような香り。 でも時間が経つとそういうブルっぽさは無くなっちゃった。 味は濃くはない。濃くないけどなんとなく厚みがある。 雰囲気を一言で言い表すのはとってもむずかしい。 酸っぱく感じたり、甘く感じたり、苦く感じたり、渋く感じたりイロイロ。 食べてる物が、さつま揚げとかスモークサーモンとかルッコラのサラダとか海老のニンニクオリーブオイル炒めとか、 無節操だったせいもあるとは思うけど。
なかなか面白くて、値段を考えれば十二分に楽しめたワイン。 ただ「どういうワインか」って聞かれたらすっごく返答に困ってしまう。
71点自宅にて

10日(土)

Torre del Gall '95
トーレ・デル・ガル '95
Elaborado por Chandon
エラボラード・ポル・シャンドン
Espumoso
発泡
Cava
カバ
(Spain)
(スペイン)
\1,38098/08/26Dマインマート睦町店
本日は、自宅に米国からの外人さんを招いてのランチ。
昼から赤ワインってのはなんか重たげだし、かと言ってビールってのもアレなんで、 まぁこういう時用に常備してあったカバを開けることに。 トーレ・デル・ガルは過去二度ほど (1月,4月) '93を飲んでるけど、お値段手頃で「使える泡モノ」という印象がある。
で、この'95は、'93より更に好印象な感じ。 バランスの良さを保ったまま、香りの出方が増えてパワフルになったような。 特に強い個性は感じられなくて、物足りないと感じる人がいるかもしれないけど、 師範はこれくらいがちょうど良い。
「使える泡モノ」の印象さらに強固に。このクラスの泡モノは若い方が良いのかな。
(その外人さんはベルギーに在住経験があり、 バルセロナにも行った事あるらしいけど、カバを飲むのは初めてだそう。 「日本で飲むのが最初なんて不思議なものよのう」って言ってた。)
76点自宅にて

9日(金)

Ch. de Beauregard '95
シャトー・ドゥ・ボールガール '95
Ch. de Beauregard
シャトー・ドゥ・ボールガール
Rouge
Saumur
ソミュール
Loire (France)
ロワール (フランス)
\1,09098/09/13成城石井横浜クイーンズイースト店
自宅でロワールの赤を飲むのは本道場初。 なんとなくボトルとかエチケットに高級感があったんで購入。 フランスの何かのコンクールで銅メダルを取ったなんてことが書いてあるけど、 まぁこういうものはさぬきうどんの農林大臣賞みたいなもので眉ツバだとは思うけど。
色は、そんなに濃くは無いんだけど暗めの紫。 香りは水性絵の具っぽい香りをまず感じるけど、クンクンと深く嗅ぐとほとんどアルコール臭。 注射される前みたい。 味…酸っぱすぎ。なんじゃこりゃの酸っぱさ。飲みすすんでいくと、 慣れてくるというか、甘味とか渋味も感じることが出来るけど、 それでも後味の酸っぱさは許容範囲外。
ロワールって、ミュスカデが酸っぱいからこれも酸っぱい系であろうとは思ってたけど、 まさかここまでとは…。
49点自宅にて

7日(水)

Rochecombe "Chardonnay" '96
ロシュコンブ・シャルドネ '96
Rochecombe Vinyard
ロシュコンブ・ヴィンヤード
White
Tasmania (Australia)
タスマニア (オーストラリア)
\98098/09/23やまや新宿店
オーストラリアの白って、なんか甘味が強いのが多くてあんまり印象良くないんだけど、 タスマニアだと結構涼しそうな土地だし、 お知り合いがここのピノ・ノアール飲んでめちゃくちゃ酸っぱかったみたいな事を言ってたのを思い出し、 それなら白だったら軽く軽快なものがあるんじゃないかと逆手にとって選択。
色はレモンの果肉の色(そばにあったんで…)、とってもサラッとした感じ。 香りは、青いリンゴっぽい未熟な雰囲気とソコハカとなく漂う樽香。 味は…酸っぺぇ!。オーストラリアっぽい甘さはないけど、さすがに酸っぱすぎ。
一緒に食べた料理が牡蠣フライにレモン汁をかけたのとかなんで、 田崎の真ちゃん的には素晴らしいマリアージュなんてぇ雰囲気かもだけど、 やっぱ酸っぱいモンは酸っぱい。 まぁスッキリと言えば言えるけど…。 この造り手は妊娠中かなんかで酸っぱいのがすきなんでしょう、きっと。
(後で調べたら、お知り合いが酸っぱいって言ってたピノは別の造り手だったけど)
59点自宅にて

4日(日)

Ch. de Beaulieu '95
シャトー・ドゥ・ボーリュー '95
Ch. de Beaulieu
シャトー・ドゥ・ボーリュー
Rouge
Cotes du Marmandais
コート・デュ・マルマンデ
Bordeaux? (France)
ボルドー? (フランス)
\1,49098/09/13成城石井クイーンズイースト店
"Cotes du Marmandais"という知らないアペラシオンのワイン。ボルドー近郊って書いてあるけど。 なんとなくエチケットが美味そうだったんで買ってみた。
色はかなり濃い青紫。これはボルドーっぽい。 香りもボルドーっぽい。ボリューム結構あってなかなかなもの。 味わいがちょっと南仏っぽいかなぁ。渋味がメインなんだけど、 ちょっと愛敬のある甘さとかがいわゆる安若ボルドーとは違った感じ。
若いながらもなかなかの味わいを見せるワイン。 特に驚きは無いけど価格相応かそれ以上のものを感じる。
72点自宅にて


東南アジア遠征稽古日誌

by 師範