稽古日誌:2001年9月

先日健康診断の結果を聞いた。
酒飲みが一番気にするγ-GTPの値は60。正常値は90までなんでバリバリ正常値。 「一日一本の節度を守ったペース」「継続は力なり」ってとこですかな。


翌月分


29日(土)

友人のN氏宅で食事会&飲み会。参加者はN氏夫妻と御曹司、O氏夫妻、師範代、プチ師範代、師範。

Bollinger Supecial Cuvee Brut N.V.
ボランジェ スペシアル・キュヴェ ブリュット (ヴィンテージ無し)
Bollinger
ボランジェ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
\2,9802001/09/16 やまや渋谷店やまや
一本目の泡は師範が持参。濃く重いシャンパンとして有名なボランジェ。 ずーっと以前に一杯だけ飲んだ印象も確かに濃く重い印象。 師範はどっちかと言うと軽快華やか系のシャンパンが好きなんで、 ドッシリ系のシャンパンはあまり登場しないんだけど、タマには、ってことで登用。
開けた瞬間、焼きリンゴのようなちょっと甘い香りがフワッと来た時点でまず楽しげ。 色もやや濃い目。レモン風でない、麦わら色っぽさの強い色合い。 香りも濃い目。パンみたいなイースト香がしっかりあって、これぞシャンパン!って感じ。 思ったほど熟成香は強くない。 味もシッカリ系。ドシンと重い味わいは、うわさに違わぬ雰囲気。 温度が上がってくると、酸味が突出してきてバランスを崩すのが残念ではあるけど。
いやー良いモンですね、こういうシャンパンも。 複数人で華やかに、って席だったら、こういうシャンパンの方が良いと思う。 ボランジェの評判が高いのが判った気がする。
80点N氏宅にて

Sampatic N.V.
サンパティク (ヴィンテージ無し)
Dominique Laurent
ドミニク・ローラン
Blanc
Oc (VdP)
オック (ヴァン・ド・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
(\1,800)O氏から ヴァン・シュール・ヴァン マスモト
二本目は白。最近セラーを買ったN氏にご提供頂いたのは「ブルゴーニュの新星」にして元菓子職人のドミニク・ローランが南仏で造るワイン。 品種は、マルサンヌ,ユニブラン,クレーレット、ノンフィルターで瓶詰めされているらしい。
色は想像よりは濃い感じの麦わら色。 香りは無い。全く無いと言って良いほど無い。「冷えてるからかな」と思ってたけど、 温度が上がってもアクリルみたいなケミカル香がちょっと出てくるくらいで、基本的には無臭性。 味も、苦味以外は特に特徴的なモノは無い。
少なくとも、このワインからあのドミニク・ローランは全く感じられない。 スッキリしてて、感じ悪くはないんだけど、こういうワインだったら1,000円も出せば容易に手に入ると思う。 こういうワインに己の名を付したドミニク君には猛省を促したい。
64点N氏宅にて

Bourgogne "Cuvee Prestige" 1999
ブルゴーニュ "キュヴェ・プレスティージュ" 1999
Dom. Philippe Charlopin-Parizot
ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\2,500) N氏からエノテカ
三本目の赤は家主N氏のご提供。 フィリップ・シャルロパン・パリゾのワインは、 以前軽井沢にてこの面子でジュヴレ・シャンベルタンを飲んで、 そのタダならぬ雰囲気に圧倒されたんで、ACブルゴーニュでも十分に期待して。
・・・で、これがまた尋常ならざるワインでした。 まずコルクの裏が凄い。1999のACブルゴーニュではありえない濃い紫色が付いている。 で、内容的にも注ぎたてから凄い。およそACブルゴーニュとは思えない充実具合。 色も濃ければ香りもミッチリ。 時間が経つと、期待した通り甘いカラメルのような香りと木苺っぽいスマートな果実香が出てきて、 高級ブルゴーニュと遜色ない香りがある。 味も、渋味を感じつつ酸味シッカリ、甘味も感じてバランスオッケー。 飲めば飲むほど美味いワイン。
いやー、まいった。とにかく数段上のレベル。 フィリップ・シャルロパン・パリゾ、ちょっと高いけど安ワイン道場的には激推奨造り手。
84点N氏宅にて

Lucente 1997
ルーチェンテ 1997
Marchesi di Frescobaldi & Robert Mondavi
マルケシ・ディ・フレスコバルディ & ロバート・モンダヴィ
Rosso
Toscana (IGT)
トスカーナ (インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
\2,9802001/09/16 やまや渋谷店やまや
メインの赤は師範が持参。 カリフォルニアの旗頭ロバート・モンダヴィとトスカーナの雄 フレスコ・バルディがジョイントで作る"ルーチェ"のセカンド的ワイン。 結構有名なワインで、大抵"Lucente (ルーチェンテ)"と表示されているんでここでもそうしているけど、 実際ラベルを見ると"La vite Lucente(ラ・ヴィーテ・ルーチェンテ)"かも。
色は、ボルドーみたく青く濃いかと思ったけど、そんなに青みは無くてイタリアらしさを感じる濃い赤紫。 香りも、イタリア的な人懐っこさに米国の素材のレベルの高さを加えた感じ。 味もさすがです。若さゆえの固さというかトゲトゲしさが無いわけでは無いけど、 甘味と酸味と渋味のバランスが良くて、値段から考えると十分なパフォーマンス。 こちらも、抜栓後時間が経つと甘く柔らかいワインに変化。
いやーさすがです。実は以前にも違うヴィンテージを飲んでるんだけど、 それとは全く違った印象。やっぱりじっくり飲まんと判らんですな。
82点N氏宅にて

Rumball Sparkling Syraz N.V.
ランボール スパークリング・シラーズ (ヴィンテージ無し)
Peter Rumball Wines
ピーター・ランボール・ワインズ
Sparkling
発泡
(Australia)
(オーストラリア)
(約1,500円)O氏から (ハンドキャリー)
最後に飲んだのはこの泡。 O氏は最近オーストラリアへ遊びに行ったらしく、その際に買ってこられたもの。 非常に珍しい、シラーズから造られる赤いスパークリング・ワイン。 シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵であることを声高に謳ってある。 お値段は26オーストラリア・ドル、日本円では1,500円くらいとのこと。
で、これが驚きのスパークリングでした。 というのも、過去に赤のスパークリングとか飲んだことが無いわけじゃないんだけど、 このワインみたいなのは全く未経験だったから。 普通は「赤い色したスパークリング」なんだけど、これは「泡の出る赤ワイン」そのもの。 色は泡が見えないくらい濃くて、泡自体もショボショボって感じ。 香りもシラーズの香りのまんま。およそスパークリングワインとは思えない香り。 味もドカンと重い。「ドッシリとした」泡ってのは良くあるけど、 ここまでドカンと重いスパークリングは初めての体験。
美味い不味いは別として、とにかく珍しさでは他の追随を許さない。 豪州産の重め赤ワインにほんのり泡の入っている、ある意味想像を絶するワイン。
69点N氏宅にて

本日のワインは全て道場の稽古範囲内である3,000円以下。 モノを選べば(っていうか当たれば)それでも十分楽しめる、ってことっすね。
ともあれありがとうございました。特に家主のN氏、料理技術の向上はとどまるところを知らない勢いであります。


26日(水)

Anjou "La Haie Fruitiere" 1999
アンジュー "ラ・アイ・フルーティエール" 1999
Ch. de la Guimoniere
シャトー・ド・ラ・ギモニエール
Rouge
Anjou
アンジュー
Loire (France)
ロワール (フランス)
\9802001/09/16 カーヴ・ド・リラックスリラックス
軽い赤が飲みたい気分。というわけで、本日の稽古相手はロワールはアンジューの赤。 アンジューと言えばウスラ甘くて軽くてピンク色のロゼばっかりだと思ってたけど、 赤も作ってるんっすね。お店の宣伝文句に「やさしくて柔らか」みたいなことが書いてあったんで、 なんとなくこの季節にふさわしいアイテムな気がしてのチョイス。
ロワールってんで、薄い色を想像してたけど、実際はかなり濃い。このクラスのボルドー的色合い。 香りは、「なるほど、これがカベルネ・フランの香りか!」って感じ。 ボルドーによくある、薄っすらと感じられるホコリっぽさと青臭さ、それを満身に湛えている。 味も、なんとなく渋い以外に特にどうということが無い味。 こういう消極性を「やさしくて柔らか」と言うんだとすると、それはちょっと違うような気はするけど。
なるほどこれがカベルネ・フランか、ということを知るには良いアイテムだとは思うけど、 飲んでて楽しいワインではない。 販売店のページではイロイロと誉めてあったけど、 残念ながら師範にはこのワインの積極的な良さは見出せない。 もちろん個人的な嗜好の問題の可能性も大ではあるけど。
59点自宅にて

24日(月祝)

本日は、師範の両親、弟、師範代、プチ師範代、師範の5名半で近所のレストランへ。 行ったのは、前にも数回利用したことがある「ラ・ルーブル」という店。
食べたのは、みんな4,800円のコース。
お通し:冷製ポーチドエッグとコンソメゼリーいくら添え
前菜:うなぎとキノコの温かいサラダ カレー風味
魚:かんぱちのポワレあつあつトマトとセロリのソース
肉:仏産ホロホロ鶏のロースト
デザート:洋梨のコンポートチョコレートソース ミントアイスと共に
コーヒーと小菓子
なんというか、非常にちゃんとしたフランス料理。これで4,800円は (かなり辺鄙な土地柄を考えても)安いと思う。 特に良かったのが、メインのホロホロ鶏の付け合せに出ていたナスの焼いたやつ。 ニンニクの香りが香ばしくてジューシーで、いったいどうやって作ってるのか想像がつかない美味さ。 こういうお店が近所にある、ってのは非常に幸せ。

で、飲んだのは以下。

Riesling 1996
リースリング 1996
Hugel et Fils
ヒューゲル・エ・フィス
Blanc
Alsace Riesling
アルザス・リースリング
Alsace (France)
アルザス (フランス)
(\3,900)2001/09/24 ラ・ルーヴルジャーディーン・ワインズ・アンド・スピリッツ
ワインリストには、白2ページ、赤3ページ、合計100種類弱あったような。 比率的にはブルゴーニュが一番多い感じ。 そんな中から選んだのは、師範的には勝手知ったるアルザスのリースリング。 帰って調べたらこのヴィンテージも稽古済み
・・・結果、狙い通りでありました。 リースリングらしいオイルっぽさは控えめだけど、 甘く華やかな香りがバッチリで、キュッと締まった酸味がシッカリで。 カレー風味のウナギとか、どう合わせればいいのか迷うような料理とも良い感じでマッチしてました。
やっぱり、レストランで使いやすい白ってのは、 このアルザスみたいに主張ほどほどで軽快かつ華やかなワインだと思うです。
(73点)レストラン "ラ・ルーヴル"にて

Pernand-Vergelesses "Ile des Vergelesses" 1994
ペルナン・ヴェルジュレッス "イル・ド・ヴェルジュレッス" 1994
Louis Jadot
ルイ・ジャド
Rouge
Pernand Vergelesses 1er Cru
ペルナン・ヴェルジュレッス 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\6,800)2001/09/24 ラ・ルーヴル兼松
赤はやっぱりブルゴーニュから。1987年で4,000円台とかの、 つい頼んでしまいそうなワインもあったけど、やっぱりここは安心感のある大手造り手ルイ・ジャドから選んだ方がいいかなと。 この値段で名門ドコロの1級畑、ってのもなかなか嬉しいし。
・・・で、このワインも結構アタリでした。 まず色が綺麗。レストランの照明って、ただでさえモノを綺麗に映すんだけど、 それを加味しても綺麗!って言いたくなる赤紫。 香りも、特に樽が強いとか果実香が激しいとかじゃないんだけど、 トータルのバランスが良くて、熟成による葡萄以外の香りが楽しくて。 味も、トラディショナルなブルゴーニュ、って感じで、 綺麗な酸味が中心で、料理の相手としては文句の無い出来栄え。 ソムリエさんが 『メインがホロホロ鶏なんで、ボルドーとか強いのを選ばずこのワインを選ばれたのはさすがだと思いました』 なんてお世辞を言われてたけど、確かにそういうオールマイティな感じのするワイン。
もちろん、レストランでオホホホホ、って感じで飲んだって環境要因もあると思うけど、 なかなかどうして楽しげなるワインでありました。
(82点)レストラン "ラ・ルーヴル"にて

久しぶりのフレンチ、食後酒(ブランデー、カルヴァドス、シャルトリューズ・ヴェール)も頂いて満足満足。 サービス料も付かなくて5人半でトータル4万円ちょっと、決して高くないと思う。


23日(日)

師範の両親に加えて弟とか従弟とかが来たりして、天気が良かったんで近所の公園に行ったりして。

Kanu Limited Release Chenin Blanc Wooded 2000
カヌ・リミテッド・リリース シュナン・ブラン ウッデッド 2000
Kanu
カヌ
Blanc
Stellenbosch (South Africa)
ステレンボッシュ (南アフリカ)
\9802001/09/09 酒奉行保土ヶ谷店(シール無し)
近所の公園にはおにぎりとかを持っていったんだけど、酒はビールのみ。 というわけで、帰ってきてから開けたのがこのワイン。 南アフリカのシュナンブランだけど、驚くべきは14.5%のアルコール度数。 1,000円以下でこのアルコール度数のワインは道場初ではないかと。 まぁアルコール度数が高いから凄い、ってことではないんだけれども。
色はそこそこの濃さ。あまり熟れてなくてグリーンの強いレモンの色。 香りはモロに樽。"Wooded"と謳ってあるだけのことはあって、非常に強い樽香具合。 味もなかなかシッカリ系。特に「これがイヤ」ってのが無いんで、バランスも悪くないみたい。
荒削りではあるけど、値段からは考えられないくらい実力派のワイン。 食後酒として複数人でチビチビ、という飲み方に非常に合っていた。
(75点)自宅にて

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 1998
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ 1998
Michel GROS
ミシェル・グロ
Rouge
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,5892001/08/11 関内サンタムールカツミ商会
2本目は、師範お気に入りのアイテム、 この夏にも軽井沢で稽古したグロのオート・コート・ド・ニュイ。 自信満々の投入だったんだけど・・・
これがどーもイマイチだったんだよなぁ。 渋味がガリガリで酸味がギッシリで、なんだかとっても固ーい感じ。 たかだか1ヶ月の差でそれほど熟成とかの変化があるとは思えないんで、 ボトルの差か、飲む本人の体調の差か、 抜栓後の時間か、どれかだとは思うんだけど。
というわけで、結果的には残念な内容。 不味いってほどじゃないんだけど、このワインはかなり信頼してたんでかなり残念。
(69点)自宅にて

Banrock Station Sparkling Chardonnay N.V.
バンロック・ステーション スパークリング・シャルドネ (ヴィンテージ無し)
Banrock Station Wines
バンロック・ステーション・ワインズ
Sparkling
発泡
(Austorlia)
(オーストラリア)
\6672001/09/16 やまや渋谷店やまや
上のワインまでは昼食、ここから夕食、ってことで泡で仕切り直しを。 師範代が友人の結婚式に今日行ってて、 引き出物にティファニーのフルート形シャンパングラスを貰ってきたんで、 早速使ってみたい気分もあっての投入。
で、結構良い感じのスパークリングでありました。 泡もシッカリしててマトモだし、 濃いレモン色も綺麗。 香り的にはシャンパンとは相当違ってて普通のシャルドネの香りで、 味もやや苦味がある点は残念だけど、まぁこの値段(3本よりどり2,000円)なら腹も立たない。
この値段くらいの発泡ワインがもっともっと増えてくれれば、 今ビールや発泡酒の市場にググッと食い込めると思う。 シャンパンみたいに最低でも1本3,000円とかするのは、 やっぱり普通の飲み物じゃ無いからね。
(70点)自宅にて

Bourgogne 1996
ブルゴーニュ 1996
Leroy
ルロワ
Blanc
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,1312001/08/11 関内サンタムールカツミ商会
夕食は手巻き寿司、ということで赤は飲まずに再度の白投入。 チョイスしたのは名門ルロワのACブルゴーニュ。 このワインも以前稽古済み。 そのときは「プチ劣化?」って感じだったんで、評価し直しの意味もあっての再稽古。
色はまぁ普通。ACブルゴーニュとしてはちょっとレモン色が濃いかな、って感じ。 香りはさすがにルロワです。品の良い樽香がマターリとしていて、 白くて小さいバラの花みたいな可愛らしい香りがあって。 味も、さわやかな酸味がしっかりしていて、いかにもブルゴーニュ。
さすがルロワであります。 やっぱり前回飲んだのは劣化してたのかな、って気がする。
(77点)自宅にて

22日(土)

Macon Villages "Florieres" 1999
マコン・ヴィラージュ "フロリエール" 1999
Cave de Lugny
カーヴ・ド・リュニー
Blanc
Macon Villages
マコン・ヴィラージュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\9802001/09/16 カーヴ・ド・リラックスリラックス
客人(というか師範の両親)来たる、ということで既に稽古済みで好印象の一本を。 実際は、つい2ヶ月ほど前に稽古したことを忘れててまた買ってしまった、ってヤツで、 そういうワインはこういう時に飲むのが一番、ってことでチョイス。
なんだかあわただしい中シャカシャカシャカっと飲んだんで、細かいことはあんまり判んなかったんだけど、 概ね前回の印象と同じく、マコンらしい軽快な香りとそこそこの凝縮感が心地よいワイン。 なんだかアッと言う間に無くなってしまった感じ。
想定通り、こういうシチュエーションにピッタリではないかと。 っていうか、こういうシチュエーションではこれ以上のワインってあんまり意味無い気もする。
72点自宅にて

21日(金)

Bourgogne 1999
ブルゴーニュ 1999
Philippe Naddef
フィリップ・ナデフ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,3802001/09/16 やまや渋谷店やまや
本日のワインは、気鋭の若手醸造家と評判らしいフィリップ・ナデフ。 まぁ"気鋭の造り手"っつってもこの価格帯のACブルゴーニュクラスだと、 トンガリ具合もホドホドだったりしてあんまり差が無かったりすることが多いけど、 そこの微妙なトンガリを感じることこそ安ワイン者の使命、ということで。
ところがドッコイ、これが一発で判る非凡さ具合。 色なんてのは普通なんだけど、香りがすばらしい。 木苺香、獣香、樽香、およそブルゴーニュに期待する香りは持ち合わせている。 また、味わいも良い感じ。酸味と渋味のバランスが良いのは当然ながら、 結構高級なブルゴーニュでしか味わえないような上品な甘味もある。 ただ、惜しむらくはそれらが別個に感じられて、渾然一体となったまとまり感にまでは昇華していない。
正直言ってこりゃ驚いた。ACブルゴーニュのレベルを遥かに超えている。 力があるゆえ若さのデメリットが出てしまってるけど、 少なくともこの値段で味わえるブルゴーニュでは無いと思う。 フィリップ・ナデフさん、覚えとこうっと。
80点自宅にて

18日(火)

Atlas Vinyards Syrah 2000
アトラス・ヴィンヤーズ シラー 2000
Atlas Vinyards (Les Cepages de Meknes)
アトラス・ヴィンヤーズ (レ・セパージュ・ド・メクネ)
Rouge
Beni M'Tir
ブニ・ムティール
(Morocco)
(モロッコ)
\6982001/09/09 酒奉行保土ヶ谷店サントリー
本日のワインは、先月稽古してかなり良い印象のあるモロッコ産安ワイン。 前回はカベルネとメルローのボルドータイプだったんだけど、今回は南仏系シラーに挑戦。 ボトルの外から見た色は濃いし、アルコール度数は14%もあるし、 持ったらズシリと重いボトルだし、「安ワイン道場的ファーストインプレッション」としては大変良さげだったんだけど・・・
色は問題無い。ボトルの外から見た通り、かなり濃い青紫色。 香りにちょっと違和感アリ。2000年産のワインとは思えない、 酸っぱい感じ満載の香り。 味も、甘酸っぱいのみで若さを感じない。そのうえ「熟成」という言葉は似つかわしくない雰囲気で、 「退廃」という言葉のほうがシックリ来る。
ちーょっと予想外にイッちゃった雰囲気。でも、この雰囲気って本来このワインに期待されているものではないような気もする。 要は、輸送あるいは保存の時点で過酷な環境下にあったのではないかと。
59点自宅にて

16日(日)

Ernest & Julio Gallo Chardonnay 2000
アーネスト&ジュリオ・ガロ シャルドネ 2000
E&J Gallo Winery
E&J・ガロ・ワイナリー
White
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
\7502001/09/08 ダイエー東戸塚店ガロ・ジャパン
本日の夕食は、倒産が確定したマイカル・サティで売ってた一切れ100円のブリを煮付けにしたもの。 安いだけあって、なんだか脂の乗りが少ないサッパリ系のブリでした。 とは言えコッテリした白が合いそうだなぁ、ってことでチョイスしたのが米国産のシャルドネ。 造り手の「E&Jガロ」は、確か米国最大手だったような気がする。
色は薄め。後述するようにかなりしっかりと樽香が感じられるんだけど、 その割には色は薄い。 香りは米国産シャルドネの典型。この値段なのにバッチリ樽香と蜜香があって、 かの国の人々が好きそうな雰囲気。 味もシッカリコッテリ系。アルコール度数が13.5%と強く、甘味も強い("甘口"ってことは無いけど)。 こんだけアルコール度数が高くて糖分も残ってるなんて、なかなかどうしてパワフルな葡萄だったと想像される。 一人で飲むとやっぱり飲み飽きするんだけど、 複数人で飲むんだったらなんの文句も無いところかも。
良くも悪くも典型的米国産シャルドネだと思う。 樽香も強いけど葡萄も強い、そんな感じ。 この値段のワインでそれを実現しているなんて、やっぱ米国ってのは強い国だな、と。
70点自宅にて

15日(土)

Chateau Marquey 1998
シャトー・マルケ 1998
Ch. Marquey
シャトー・マルケ
Rouge
Saint-Emilion (Grand Cru)
サンテミリオン (特級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,5822001/09/04 関内 サンタムールカツミ商会
大変久しぶりのボルドー赤。ようやくそういうのが飲みたい季節なった、って感じですな。 このワインは、お店のお薦めとして売られていたもの。 この店のお薦めのボルドーは以前飲んで結構イイ感じだったんで、 比較的信用してます。
で、これがまたなかなかでありました。 色はバッチリと濃い。青みの強い深紫。1998と若いのに、コルクの裏にも濃い紫色がビッシリ。 (コルクの裏の色ってボルドーとかだと結構重要で、この色が薄かったら中身もヘナチョコなのが多い) 香りもいい感じ。ボルドーらしい消し炭のようなイガラっぽさと、 右岸らしいやや甘い感じのベリー香が同居。 ボリュームもまずまずで、「超高級ボルドーです」と言われても信じそうな雰囲気。 で、味までバッチリだったらホントに高級ボルドーなんだけど、さすがにそうはいきません。 もちろん悪くは無いんだけど、香りと比べたらやはり痩せた印象。 ソーセージみたいな後味が残るのは面白いし、 今後熟成させれば太ってくるのかもしれないけど、現時点ではちょっと物足りない。
とは言え、トータル的にはなかなかいい感じのボルドー。 もしかすると、久しぶりに飲んだから、ということもあるのかも知れないけど。
79点自宅にて

14日(金)

Est! Est!! Est!!! di Montefiascone 1999
エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ 1999
Cantine dei Marchesini
カンティーネ・デイ・マルケシーニ
Bianco
Est! Est!! Est!!! di Montefiascone
エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ
Lazio (Italia)
ラツィオ (イタリア)
\7322001/09/04 関内 サンタムールカツミ商会
本日もまた白。そろそろ季節的には赤に移行したい頃合いなんだけど、 買うときはどうも白を買う癖がついちゃって、若干消化試合的な気分があることも否めず。 このワインのDOCは、師範の経験上「世界没個性銘柄選手権ナンバーワン」のエスト・エスト・エストだけど (対抗馬はフラスカーティか?)、この一本に限ってはボトルの外からも分かる濃い色合いで、 高級イタリアものにありがちな背の高いボトルを使ってるんで、 なんとなく良さげな雰囲気を買ってのチョイス。
色は、グラスに注いでみるとそれほど濃くはない。 でも、このDOCにありがちな「日本酒の濃いヤツより薄い」というレベルではなく、 そこそこ色づきの見える麦ワラ色。 香りも、このDOCにありがちな「キンキンとした白っぽさ」という雰囲気ではなく、 やや落ち着いた、かつおとなしくも微妙に華やかな香り。 昨日のワインとは全然傾向が違うんだけど、それでもやっぱり"花"を連想させる。 敢えて例えればスミレっぽい雰囲気かなぁ。 味はまぁ普通。
時間が経つと、香りも凡百のエスト・エスト・エストに成り下がる。
師範の眼力は正しく、普通のエスト・エスト・エストより確実に一枚上手。 惜しむらくはたった一枚しか上手じゃない点だけど、 それでも"発掘した感"は確かにある。そういうのってなんだか気持ちいいですな。
69点自宅にて

13日(木)

Chateau Jean de Goth 1998
シャトー・ジャン・ド・ゴス 1998
Ch. Jean de Goth
シャトー・ジャン・ド・ゴス
Blanc
Graves
グラーヴ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\9222001/09/04 関内 サンタムールカツミ商会
夕食は、さわらの塩焼き、揚げワンタン、レタスのサラダ。 選んだワインはボルドー産の白。 ご存知の通り、当道場ではボルドー産の稽古比率は低め。 ここらでちょいと温故知新、ということでチョイス。 あ、このワインにはマコンのワイン・コンクールで銅メダルを得た、とのラベル付き。
色は非常に薄め。コルクも屑を集めたやつだし、目で見た評価では決して高得点ではない。 でも、香りはなかなかイケている。沈丁花というかクチナシというか柊(ヒイラギ)というか、 鋭利な甘さを伴った花のような香りがかなりいい感じ。 師範の好きなアルザスとも通じるような香りの雰囲気。 味も、甘くなく酸っぱくなくで、傑出した個性は感じないまでも素直に「良いね」と言える味わい。
やっぱ良いですね、こういう白って。 1,000円以下のボルドー赤でこれは!と思うワインってめったにないんだけど、 白だったら比較的出会える気がする。
75点自宅にて

11日(火)

Valle del Manan Reserva 1994
バッレ・デル・マニャン レセルバ 1994
Salvador Poveda
サルバドール・ポベーダ
Tinto
Alicante
アリカンテ
Alicante (Espana)
アリカンテ (スペイン)
\6842001/09/04 関内 サンタムールカツミ商会
台風が関東地方の真上を通過した。
台風とか大雪とかって、実際は不便なことが多いにもかかわらずなんだかウキウキする(するよね?)。 こういうときは台風一過の涼しさもあってちょいと濃い目の安赤でも飲みたいところ。 というわけでスペイン産の赤をチョイス。 スペインの安赤って、なんだかヤニ臭くて師範的には苦手なものが多いんだけど、 やっぱりこの値段で1994のレセルバなんてのを見ちゃうとつい買ってしまう。
色はなるほどそういう色。そこそこ濃いながらもエッジはオレンジで、 これくらいの年代のスペイン産らしい色。 香りは、ちょっと想像以上。古い古い梅酒のような、なんとも古臭い香りで満載。 味も、ちょっぴりの渋みを別にすれば、梅酒を漬ける時点で失敗して酸化が促進されたみたいな、 古臭さと酸味感が主体の味。 そんな中で、ヤニ臭さだけは健在なのがいかにもスペイン産。
要は(師範にとっては)ダメダメワイン。 でもチビチビ飲んでます。 それでも飲んでる理由の大半は、飲み物の味を感じさせないくらいのすっごい事件がアメリカで起きているから。
28点自宅にて

9日(日)

Terrasses du Lido 1996
テラッス・デュ・リド 1996
Moulin de Gassac
ムーラン・ド・ガサック
Vin Mousseux
発泡
(France)
(フランス)
\1,3802001/09/04 横浜君嶋屋コーディネイト・ビュロー
夕食は手巻き寿司。 こういうのに合うワインってのはスパークリングに限ります、ってことでチョイスしたのは、 フランス産の安ヴァン・ムスー。 もちろんシャンパンの方が良いに決まってるけど、 どこぞの誰かのように千円台のシャンパンをケース買いしない限り、庶民にはちょっと厳しいからね。
色は結構濃い目。麦ワラっぽい雰囲気の強いシャンパンよりはフレッシュで、 レモンっぽい雰囲気の強い色合い。泡立ちは、シャンパンに比べるとかなりおとなしめ。 香りはなかなか。イースト香はしないけど、 「フレッシュなシャンパンです」と言われれば、『やっぱそうですよね』と言ってしまいそうな香り。 味がねぇ。やっぱりエグいのよ。生木をかじるような苦味とも渋味ともつかないエグみがある。 この雰囲気って、ヴァン・ムスーに共通な感じがするなぁ。 そういった意味では、ニュー・ワールドのスパークリングの方がずっと素直。
色や香りは頑張ってると思う。でも泡立ちと味わいで馬脚を現している。 大人数のパーティとか、『泡さえ出りゃそれでいい』席ならまだしも、 一人でじっくり一本飲むにはちょっと辛いかも。
66点自宅にて

8日(土)

Saint-Aubin 1er Cru "Les Castets" 1999
サントーバン プルミエ・クリュ "レ・カステ" 1999
Hubert LAMY
ユベール・ラミィ
Rouge
Saint-Aubin 1er Cru
サントーバン 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,6602001/09/04 関内 サンタムールカツミ商会
先日、コルクつかみ取り懸賞の2等商品で飲んだ白と同じ造り手と色違いの畑違い。 白がなかなか美味かったんで赤もどうかしら、って感じで。 このワインを買いに行った時、白をくれた店員さんが居て『どうでしたか?』 って聞かれて「いやー美味かったっすよ。だもんで赤を頂こうと思って。」 と答えたら喜んでおられた。 普通は白が美味しかったらまた白を買うものかもだけどね。 赤も白も、この造り手では筆頭の畑、とのこと。
色は濃くなく薄くなく、普通のブルゴーニュ赤の色。 香りが素晴らしい。およそこの値段とは思えない充実度、複雑さ。 木イチゴ、セメダイン、バニラ、油粘土、皮革製品、いろんな要素が渾然一体となった香り。 いいブルゴーニュだなぁ、と素直に感じられる。 味は、良く言えばエレガント、悪く言えばひ弱。 やや甘味があって、酸味もほどほど、渋みもキメが細かくて、 非常にキレイな味わいではあるけど、香りと比べるとやっぱりちょっとだけ拍子抜け。 後味に残る(樽由来の)香ばしさは非常に好ましい。
美味いと思う。この値段ならかなりイケている。 ヴィンテージが1999と若いんだけど、これがさらに熟成したら美味くなるかどうかは良く分からない。 なんとなくこのワインは若い今がピークのような気もする。
翌日昼、香りは確かにいい感じだけど味は渋みが突出。ちょっと点数あげ過ぎた気がするんで2点減点。
85(−2)点自宅にて

6日(木)

Chateau du Juge "Cru Quinette" 1997
シャトー・デュ・ジュージュ "クリュ・キネット" 1997
Ch. Pierre Dupliech
シャトー・ピエール・デュプリーヒ
Blanc
Cadillac
カディヤック
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,3002001/07/29 酒奉行 保土ヶ谷店サントリー
大変久しぶりの登場となる甘口白。 そろそろ涼しくなるんでこういうのも良いかなってことで、 ほぼ一週間前くらいに抜栓、チビチビ飲んでおりました。
抜栓直後:
色は黄金色。薄めのビール程度色合い。 香りは弱め。これが貴腐香なのかなぁ、なんとも古臭いような、 小学生の昆虫採集に顕著な虫の死骸とナフタリンが混じったような香りがメイン。 味は甘い。ベロベロに甘くは無くそこそこに甘い。 酸味とかはほとんど無くて極めて単調な味わい。
抜栓一週間後:
ただでさえ少ない果実香やフレッシュ感が更に弱くなり、 ホントに虫の死骸系の香りしかしなくなる。 味も、抜栓後の酸化による酸味増を期待したんだけど、 無意味にカタブツなワインでちっとも雰囲気が変わらず「そこそこ甘い」の一点張り。
ちょっとイマイチかなぁ。虫臭さは別に良いとしても、酸味が無いのが致命的な感じがする。 やっぱ世の中バランスですよ、バランス。
56点自宅にて

4日(火)

Chardonnay 1999
シャルドネ 1999
Dom. de l'Ile St Pierre
ドメーヌ・ド・リル・サン・ピエール
Blanc
Bouches du Rhone (VdP)
ブーシュ・デュ・ローヌ (ヴァン・ド・ペイ)
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\8802001/08/12 東戸塚 西武サンリバティ
本日は、プチ師範代の看病のため師範は勤務先をお休み。 で、プチ師範代の熱は下がって快方に向かったのは良いけど、 買い物に出かけたときに車をぶつけちゃったりしてちょっとブルー。 こういう気分の時はシャルドネです。 「涙はシャルドネ」なんて仰ってた方も居るそうだし。
・・・と、意味不明の選ばれ方をしたワインだったんだけど、これがなかなかの実力派。 色はかなり濃い。味醂みたいに照りのあるレモン色。 香りも密香バンバン。いかにも「南のシャルドネ」って感じ。 味もなかなかパワフルで、どっしりした重量感を感じる。 欲を言えば、やはり酸味が弱めで飲み飽きする系ではあるけど。
値段からは想像できないくらいしっかりしたシャルドネ。 これで樽が効いていれば、チリあたりの1,000円台後半の気合十分シャルドネと見分けがつかないかも。 ・・・って、そういうワインが飲みたいかと聞かれれば特にそうでも無いんだけど。
73点自宅にて

2日(日)

本日は、"Gotofather"こと後藤和夫さんの別荘「葉山"後You邸"」にてバーベキュー大会。
参加者は、Gotofather、
ぐ・がん御夫妻、Azkimi氏、Infield氏、I'ts My Life女史、 へんきち氏、岡田氏、キッチンパパ氏、師範の10名。 昼間に屋外でバーベキューなんで基本はビールで、ってことだったんだけど、 やっぱりワインが出るとどうしてもそっちに手が・・・ というわけで、下のワインたちを。

Bourgogne Aligote 1999
ブルゴーニュ・アリゴテ 1999
Francois Mikulski
フランソワ・ミクルスキ
Blanc
Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
後藤さんより ゴトー酒店ゴトー酒店
ビールを飲んだ後、というかビールを飲みつつ突入したのがこの白。 巷で話題の造り手、「フランソワ・ミクルスキ」のアリゴテ。 ちなみにこのワインは稽古経験ありで、 前回の印象だと、ちょっとカタブツというイメージだったけど・・・
色は薄め。あんまり太陽光の下でワインの色なんか見たことが無いのでよく分かりません。 香りはおとなしめ。バーベキューの煙が漂う中ではかなり苦戦。 味は結構良い感じ。 酸っぱすぎないキュッと締まった酸味が心地良くて、 屋外というシチュエーションにピッタリ。 ただ、温度が上がると酸味が出張って来てやや飲みづらくなる。 「わんこワイン」よろしく注いだらすぐ飲み干す、ってのが良いパターンだったような。
こういう席にふわさしいワインでありました。 キリリと冷えた状態でサッパリと、そういうのが似合います。
(74点)"後You邸"にて

Moulin A Vent 1999
ムーランナヴァン 1999
Dom. Gay-Coperet
ドメーヌ・ゲイ・コペレ
Rouge
Moulin A Vent
ムーランナヴァン
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
後藤さんより ゴトー酒店ゴトー酒店
赤も稽古経験アリの一本で、ボジョレーには珍しく樽の効いたムーランナヴァン。 前回の印象は相当好印象だったんだけれども・・・
やっぱり、昼間、晴天、バーベキューという席で赤ワインはちょっと厳しかったかな。 普通に赤ワインを飲むような温度で飲むと、どうしても印象がボケる感じがした。 っていうか、冷たいもの以外飲みたくないでしょ、こういう場では。 それじゃぁ、ってことで白なみに冷やして飲むと、かなり味が締まってきて好転するんだけど、 このワインの持ち味である樽の高級感とかがマスクされてしまって、 それはそれでもったいないなぁ、と。
根っからの安ワイン者である師範にとっては、 もっと普通のボジョレーでも良かったのかも、なんて思えてしまいます。
(72点)"後You邸"にて

Chateau Blanc 1998
シャトー・ブラン 1998
Jean Claude Chasson et Fils
ジャン・クロード・シャッソン・エ・フィス
Rouge
Cotes du Ventoux
コート・デュ・ヴァントゥー
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
azkimiさんより アイ・エヌ・エー東日本
azkimiさんお持込みのワインは、シャトー・ブラン(白い城)という名の赤ワイン。 後藤さんが抜栓後、コルクの匂いを嗅いで『酸っぱい匂いがするぞ』などと言っておられましたが・・・
これが、なかなかどうしてパワフルなワインでした。 "ジャミー"と言うんでしょうか、濃く甘酸っぱい感じがかなり顕著。 ローヌのワインで、どこかトボケたような大事な箇所に抜けがあるような、 そういうものが多いと思ってるんだけど、このワインにはそういった「抜け」感はありません。 もちろん、普段師範が飲んでるローヌとはそもそもお値段が違うから、 ってことも十分に考えられるんですけど。
なかなか楽しめたワイン。もちろん場が場なんで、細かいことはよく分からないんですが。
(74点)"後You邸"にて

Chateau d'Oupia "AR26" 1998
シャトー・ドーピア "AR26" 1998
Ch. d'Oupia (Famille Andre ICHE)
シャトー・ドーピア(ファミーユ・アンドレ・イシェ)
Rouge
Minervois
ミネルヴォア
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・ルーション (フランス)
へんきちさんより クラブ・デュ・ヴァン
へんきちさんのお持込みは、南仏ミネルヴォアの赤。 葡萄品種はグルナッシュ100%で、1998年のグルナッシュは非常に豊作だった、 とか言うようなことをへんきちさんが仰っていたような。 皆さんそういうことを良くご存知で、勉強嫌いの師範は関心してしまいます。
飲んでみると、確かに豊作だったんだろうなぁ、というのをズシッと感じます。 とにかく甘味がシッカリ。 アルコール度数が13.5%なんで、かなりの糖分をアルコール発酵に使ったと考えられるんだけど、 それでもなお残るこの甘味。 グルナッシュというよりカリフォルニアのジンファンデルみたいだなぁ、などと思いつつ飲んでおりました。
とにかく甘味が顕著。 こういう席ではこのワインみたく味にガツン!と特徴のあるワインが良いみたい。 一人飲みだと飲み疲れするかもだけど。
(75点)"後You邸"にて

バーベキューも一段落。 ここでお風呂(ジャグジー・バス)を頂いて、 風呂上りにシャンパンという極めつけの贅沢を。

Laurent-Perrier Brut L.P. N.V. Magnum
ローラン・ペリエ ブリュット L.P. (ヴィンテージ無し) マグナム
Laurent-Perrier
ローラン・ペリエ
写真撮り忘れ
Champagne
発泡
Champagne
シャンパーニュ
Champagne (France)
シャンパーニュ (フランス)
後藤さんより ゴトー酒店
さっぱり汗を流した後のシャンパン、たまりませんなぁ。 それもマグナムボトルを2本も。ビール感覚でゴクゴク飲んでもまだまだあるよ、って感じ。
・・・というわけで、ゴクゴク飲んじゃったんで、 メートルが上がるのに反比例して記憶力は低下、細かいことはあんまり覚えてません。 ただ、色が濃かった(黄色味が強かった)ように感じたのと、 いくら飲んでも「もういいや」という気持ちにならなかったのを覚えております。
もったいない気はしますけど、 ひじょーに幸福感を感じておったんでそれはそれでいいかな、って。
(80点)"後You邸"にて

この後、グラシアンともう一本シャンパーニュを頂いたような・・・ 調子に乗りすぎであります。

というわけで、皆様お疲れ様でありました。 特にGotofatherには大変お世話になりました。 今後ともよろしくお願いします。


1日(土)

Pier Delle Vigne 1995
ピエール・デッレ・ヴィーニュ 1995
Botromagno
ボトロマーニョ
Rosso
Murgia Rosso (IGT)
ムルジア・ロッソ (インディカッツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ)
Puglia (Italia)
プーリア (イタリア)
\1,3802001/08/04 横浜君嶋屋フードライナー
「見た目」買いした一本。 スラッと背の高いボトル、濃緑地に金文字の多くを語らぬシンプルで上品なラベル、 なんともイカす!って感じ。 また、1995年産はこの価格帯のワインとしてはやや古めのヴィンテージだし、 光に透かすといい感じの色してるし、持ったらズシッと重いし、 外からの情報的には安ウマワインの条件を十分に満足。
・・・だったんだけど、最初は苦戦。でも、苦戦したのはワインではなく師範。 昼からちょっと熱っぽくて、そのせいで鼻と舌がほとんど効かない状態に。 味覚と嗅覚の感覚器にシールを貼ってふさいだような、 なんとも調子の悪い向こうに良さげなワインが流れていく、 そういった隔靴掻痒たる感覚。 やっぱり身体あっての師範業ですな。
3杯目くらいからやっと復旧して、そこそこ感覚器が機能するようになった。 ほんの僅かにオレンジが見て取れる濃い目で綺麗な赤紫色、 派手さは無いけどミシッと目の詰まった香り、 渋みがメインだけど固さのとれた素直な味わい、 なかなかのワインと見た。
かなりイケてるワインだと思うけど、いかんせん師範の調子がイマイチ。 再度仕切り直して稽古する必要アリ(でもしないかも)。
(75点)自宅にて

前月分

by 師範