稽古日誌:1998年9月

夏らしい日差しをほとんど見せずに夏は行ってしまいました。 清酒マニアな方にとってこんな年は気になるんでしょうね。 あ、国産ワイン関係者もか。


東南アジア遠征稽古日誌


25日(金)

Villa Bel-Air '94
ヴィラ・ベレール '94
Villa Bel-Air
ヴィラ・ベレール
Rouge
Graves
グラーヴ
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
C社Sさんのお土産
現在、一緒に仕事している(と言っても日本と米国に別れてるけど) C社のSさんが先日来日した際に持参して頂いたお土産。 ワインなんて重かろうに、なかなか気の利いたオッサンです。
色の濃さはまぁボルドーとしては普通だけど、ちょっとばかしオレンジがかってて、 若いわりにはちょっと熟成を感じる雰囲気。 香りのボリュームは結構ある。でも、青臭い感じ(カベルネか?)と埃っぽい感じ(メルローか?) のみで、複雑さは感じないのが残念。 味わいもちょっと単純。かなり酸味が強くて渋味も感じる、って程度。 時間が経つと、ちょっとだけ丸みを帯びてきたけど、まぁ印象ガラ変って感じではない。
いわゆるちょっと良さげだけど普通のボルドーらしいボルドー。いくらくらいなのかなぁ。 うーん、11.99$(@SFの免税店)でどうだ!。 (どうせ見てない&日本語読めないと思って言いたいこと言ってます。)
68点自宅にて

23日(水祝)

本日は、
WINE'S ROOM 1周年記念のワイン会。 参加者総勢60人、場所は新宿西口住友ビル49F『メンバーズ・ギルド』。 参加費は10,000円で、場所&料理がだいたい6,000円くらいでワインが4,000円くらいの予算。 4,000円でこの9本はたいそうお得。松屋さんに感謝。
特に今回は「ワイン会」っていうより「親睦会」だったんで、 ワインの比較とか料理との相性がどうとか気にせずお気楽に、って感じで。

Codorniu "Cuvee Raventos" Brut N.V.
コドルニュ "キュベ・ラベントス" ブリュット (ヴィンテージ無し)
Codorniu
コドルニュ
Espumoso
発泡
Cava
カバ
(Spain)
(スペイン)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
巷では結構評判の良いコドルニュのカバ。 でも廉価版のやつは師範には以前あまり受けなかった。 これは"ちょっと高級版"ってことで、異形ボトルで気合も入ってるんでちょっと期待。
色がちょっと濃い目で高級感あり。香りに樽の雰囲気もあって結構良い感じ。 ちょいと炭酸が弱めかなぁ。グラスが普通のなんでそう感じるって話もあるけど。 味的には、若干苦みはあるけどすっきりを助長する程度。嫌味でないコクがこれまたOK。 そのおかげでゴクゴク飲めた。
コドルニュの悪印象払拭、なかなかどうして大した造り手さんっす。
(78点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Bourgogne Chardonnay "Hospices de Dijon" '96
ブルゴーニュ・シャルドネ "オスピス・ドゥ・ディジョン" '96
White
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ(フランス)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
"オスピス・ドゥ・ボーヌ"ってのは良く見るけど、"オスピス・ドゥ・ディジョン"ってのは初めて。 (まぁ"オスピス・ドゥ・ボーヌ"も飲んだことは無いんだけど)
小ぶりなグラスのせいもあるんだろうけど、全体に小ぶりな印象。 でも、まとまりは結構良いと思う。なんか 「主張の無いのが私の主張です。どうぞどうぞ料理の方をお楽しみ下さい。」 みたいな控えめな感じの良さがある。
一本丸ごとスイスイ飲めそうなワイン。
(75点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Peter Lehmann "Semillon/Chardonnay" '97
ピーター・レーマン "セミヨン/シャルドネ" '97
Peter Lehmann
ピーター・レーマン
White
Barossa Valley (Australia)
バロッサ・ヴァレー (オーストラリア)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
ピーター・レーマンという造り手のワインは、 以前友人の豪州土産でカベルネ・ソーヴィニョンを頂いて結構お気に入り。 豪州の白って、総じて樽が強すぎて甘すぎるってのが師範の印象だけど…
で、香りはやっぱり樽香はキツめ。あんまり甘味は無いんで、その点は想像と違ってたけど。 あと、以前のカベルネ飲んだときも感じたけど、結構苦みが強い。 この造り手の個性なのかな。 石鹸みたいな香りもあるんで、苦みと相まってなんとなく石鹸をかじってるみたいな印象。
インパクトはあります。でも上と対照的に一本飲むのは辛そうなワイン。
(70点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Jean Leon "Cabernet Reserva" '90
ジャン・レオン "カベルネ・レゼルバ" '90
Jean Leon
ジャン・レオン
Tinto
Penedes
ペネデス
Cataluna (Spain)
カタルーニャ (スペイン)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
このワイン、皆さん"ジャン・レオン"とお呼びなんでここにもそう記述しておりますが、 真面目にスペイン語読みすれば"ヘアン・レオン"ではないかと思う今日このごろ。 "ジャン・レオン"だとなんか映画俳優みたいでカッコ良さげだけど "ヘアン・レオン"だったらなんとなくおマヌケ。(全然ワインに関係ない)
このワイン、色がとっても濃くてトロトロな感じ。香りも濃い。小さなグラスなんだけど、 それから溢れんばかりの香り。味も濃い。渋味・甘味・酸味、 どれかが強すぎるってことが無くて上手に作ったなぁ、って感じ。
パワフルで好印象。こういう席には適任のワインだと思う。 ただ、いかんせんそれぞれがバラバラでケンカしている感じは否めず、 飲み疲れする系ではあるような。
(79点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Beaune "Toussaints" '89
ボーヌ・トゥーサン '89
Arbert Morot
アルベール・モロ
Rouge
Beaune 1er Cru
ボーヌ1級
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ(フランス)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
個人的には本日大期待の一本。 なんだかブルゴーニュはニュイ地区よりボーヌ地区のほうが最近の自分に合ってる気がしますので、 なんてイッパシのことを言ったりして。
上のワインの後なんで、最初は相対的に香りが弱めに感じたけど、どうしてどうして 徐々に力を出してきて、ブルゴーニュらしい果実の雰囲気満載の香りを発散。 味わいもなかなかなもの。熟成感のあるまぁるい感じの味わいで、飲んでて楽しくなる雰囲気。
期待通りのブルゴーニュ。やっぱり良いなぁブルゴーニュは。
(85点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Ch. Haut-Tropchaud '93
シャトー・オー・トロショー '93
Ch. Haut-Tropchaud
シャトー・オー・トロショー
Rouge
Pomerol
ポムロル
Bordeaux (France)
ボルドー(フランス)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
このワインは、以前'90を飲んで「若い」と感じております。 まぁその時は相当酔っ払ってたんで自分でも信用ならんけど。
濃い色と高い粘性から、まるでコールタールみたいな見た目。 香りはあんまり記憶に無い。ってのも味わいがあまりに印象的だから。 かなり苦いの。渋味成分を乳鉢で思いっきりすり潰したら 苦味になっちゃいました、みたいな感じ。
キメは細やかだからトゲトゲしい感じは無くて、かつパワフルなのは良いんだけど、 なんというかパワーを傾けてる方向がどうも師範の好みじゃない方向だったようで。
(68点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Lucente '95
ルーチェンテ '95
Robert Mondavi & Frescobardi
ロバート・モンダヴィ & フレスコバルディ
Rosso
IGT
インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ
Toscana (Italia)
トスカーナ (イタリア)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
なんだか、ロバート・モンダヴィという米国で著名な造り手さんとフレスコバルディという イタリアで著名な造り手さんがイタリアで造ってる大変高価なワイン"ルーチェ"のセカンド的扱いのワインらしい。 良くは知らないんだけどなんとなく凄そうで期待の一本。
色と香りがちょっと拍子抜け。濃くてパワフル系が続いたせいもあるんだろうけど、 なんか普通っぽいなぁって感じ。 汗臭い感じがあって、あんまり高級感もないし。 味わいも普通っぽい。キアンティのそこそこのやつみたいで、 「おいおい、どうしちゃったの?」って問いかけたくなる。
もしかすると、普通に飲んだら結構好印象なワインかもしれない。 変に期待とか想像とかすると良くないなぁ。
(65点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Ornellaia '93
オルネライア '93
Ornellaia
オルネライア
Rosso
VdT
ヴィーノ・ダ・タボーラ
Toscana (Italia)
トスカーナ(イタリア)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
トスカーナの"スーパーVdT"としてかなり有名なオルネライア。 ラベルからしてイタリアっぽくなくて、『ボルドータイプ作っとります』という意思表示満点。
これは美味かった。香りはボリュームがあって高級感もあってでとっても良い感じ。 味わいも、若い割には攻撃的な雰囲気がなくて、品の良い甘味があって。
一杯だけでも良さが伝わるし、一本飲んでも良さげなワイン。 お値段はいくらくらいなんだろ?3,000円以下ってことはないだろうけど、 5,000円くらいまでなら納得いくと思う。
(82点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

Ch. Latour '93
シャトー・ラトゥール '93
Ch. Latour
シャトー・ラトゥール
Rouge
Pauillac (1er Grand Cru Classe)
ポイヤック (メドック1級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
98/09/23西宮苦楽園 松屋
畏れ多くもボルドーはメドック第1級。
このシャトー・ラトゥール、なぜか安ワイン道場の名にふさわしくなく過去に '83'87 と二度も登場。残念ながら「一人で1本」飲んだ経験はないんだけど。
で感想なんだけど、期待した"強さ"はなくて、なんとなくおとなしい雰囲気。でも、 やっぱり違うなぁと感じたのは、口に入ってくるときの感じ。 「スルッ」と水みたいに入ってきて、口の中で膨らむようすは、 さすがに高級品だなぁと思わせる。
隣でやえさんが、 2個のグラスを使ってお手玉みたいにワインをキャッチボールして、 強引に開かせたのを飲んだら驚き。師範のポンコツな味覚神経にも はっきりと違いがわかるくらいパワフル方向に変化してた。
値段や評判を考えるとちょっと物足りない感じはあるけど、 一本くらい超有名ワインがないとシマラないっすからね。 そういった意味ではまずまず満足。
(79点)新宿「メンバーズ ギルド」にて

というわけでめでたく会はお開き。今後益々のご発展を心からお祈り申し上げております。

…でもやっぱりちょっと飲み足りなくて、 例によってトビウオさんと一緒にかぎさん宅へ呼ばれることに。

Ch. Talbot '83
シャトー・タルボ '83
Ch. Talbot
シャトー・タルボ
Rouge
Saint-Julien (4e Grand Cru Classe)
サン・ジュリアン (メドック1級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
かぎさんより
かぎさん宅では、良い感じに熟成されたワインをいつも頂けるんで、 普段は若いのしか飲めない安師範は大喜び。本日はメドック4級のタルボが頂ける事に。
色からして良い感じ。オレンジ色をすっごく濃くしたような感じ。 香りも良い感じ。なんて言うんだろ、朽ち木のようなって言うと不味そうなんだけど、 なんかそんな複雑な感じがあって。 味もいいですねぇ、濃いんだけど全然カドが無くて、酔っ払ってて、 もうあんまりアルコールを欲してはいなかったんだけど、 ついついがぶがぶ飲んでしまうみたいな。
いやー良いワインでした。
(85点)かぎさん宅にて

Volnay-Santenots '90
ヴォルネー・サントノ '90
Jean Germain
ジャン・ジュルマン
Rouge
Volnay 1er Cru
ヴォルネー1級
Bourgogne (France)
Bourgogne (フランス)
かぎさんより
なんと更にもう一本。今度はブルゴーニュはヴォルネーの一級畑。
良い意味で、すっごく若々しくて果実味満載のワインでした。 圧倒的な木苺の香りと奇麗な酸。オフミのブルゴーニュは「華やかで優しい」 って感じだったけど、こっちは結構「真面目で強い」って感じ。
いやーこれも良いワインでした。 かぎさん、いつもいつも本当にありがとさんです。
(85点)かぎさん宅にて

いやー飲んだ飲んだ。幸せでざぁます。


20日(日)

Michel Lynch '96
ミシェル・ランシュ '96
Michel Linch
ミシェル・ランシュ
写真無し
Blanc
Bordeaux
ボルドー
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\600/glass)98/09/20小田原 勝寿司
突然温泉へ行きたくなって、朝早く家を出て箱根の日帰り温泉へ。 午前中にのんびり湯につかった後、小田原の「勝寿司」という寿司屋で昼飯。
このお店、小さいけど綺麗な店内でイチゲンさんにも気持ちの良い応対、 あとワインが各種取り揃えてあって環境的にはとっても高ポイントだったんだけど、 肝心の寿司がイマイチ。\3,400のおまかせコースは地の魚(イサキとかカワハギとか) を中心としたもので、まぁ面白くはあるんだけどそれほど鮮度が良いわけでもなく、 かつあまり高級感も無い。\2,300くらいだったら満足するかな。 あと、シャリの握り方もちょっと緩すぎるし、 醤油はダシが強すぎて魚の香りを消しちゃうし、 師範/師範代にはちょっと合わない感じ。
おっとワインの話。ここのハウスワインがこれ。ランシュ・バージュのオーナーが作る安ワイン。
感想としてはまぁ無難な感じ。「樽香とかは生魚と合わないから」という板さんの意見には同意。 まともなグラスに多めに注いでくれたんで、1杯\600はそんなに高い感じはしなかった。
(65点)小田原 「勝寿司」にて

Trebbiano del Rubicone '97
トレッビアーノ・デル・ルビコネ '97
Mero
メロ
Bianco
IGT
インディカツィオーネ・ジェオグラフィカ・ティピカ
Emilia-Romagna (Italia)
エミリア−ロマーニャ (イタリア)
\59898/09/13酒奉行保土ヶ谷店
夕食はカレーライス。カレーってワインに合わないと思う、っていうか、 香辛料の香りが強すぎで良いワインだともったいないと思う。 でも、肉をいためる時にはワイン使いたいし…というわけで激安ワイン。
結論から言えばあんまり印象良く無いワイン。 といっても、いわゆるイタリアの安い白って感じのペラッペラに薄いものではなくて、 香りも味わいもやや厚みを感じるタイプ。でも、その香りがいけません。 ウォッシュ・チーズみたいというか、悪く言えば野糞みたいな香りがある。 "ある"というよりソレ中心。
スカトロな方には大推薦、でもそれ以外の方にはイマイチだと思う。 めっちゃくちゃマズいって訳じゃ無いんだけれども。
53点自宅にて

19日(土)

Bourgogne Pinot Noir '95
ブルゴーニュ ピノ・ノアール '95
Alfred Salbreux
アルフレッド・サルブルー
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,39098/09/13成城石井横浜クイーンズイースト店
このワイン、中身をパンパンに詰めてあったんで、 普通に部屋に立てて置いても口漏れしてしまっていた。 だもんで(「劣化を気にして」って訳じゃないけど) なんとなく『とっとと飲んじまえ』という感じで。
ちょっとサラッと系だけど、色はかなり濃い。 香りは、鼻で感じる分は弱め。口に含むと、ブルゴーニュっぽい生ゴムみたいな香りがあって○。 味わいについては、かなり酸味が強くて最初は拒絶的雰囲気だったんだけど、 慣れてくるとブルゴーニュらしい果実味がバンバン感じられるようになってなかなか好印象。
下手な村名モノよりずっと凝縮感があって、 ポテンシャルも感じられ「ブルゴーニュ好き」にはウケるワインだと思う。 万人受けって意味では判らない。(そんなことを気にする道場じゃないんだけど…)
74点自宅にて

16日(水)

Marques de Grinon '96
マルケス・デ・グリニョン '96
Marques de Grinon
マルケス・デ・グリニョン
Tinto
Rioja
リオハ
Rioja (Spain)
リオハ (スペイン)
\1,10098/08/20銀座屋酒店
安ウマワインのメッカ、スペインの中でも特に師範お気に入りのマルケス・デ・グリニョン。 昨年'95が好印象だったんだけど、'96はどうかなって感じで。
色は若いボルドーみたいな感じで、香りも果実香とミルクみたいな樽香がパワフルでOK。 味も、酸味/渋味/甘味のバランスが良くてOK。ただ、一口目はすっごく好印象なんだけど、 二口目以降は、サフランみたいな水道水みたいな感じというか、オレンジの皮みたいというか、 ちょっと刺激的な感じが癖の強さを感じさせる。
とにかく一杯目の満足感は秀逸。これがあと100円安かったらなぁ。
73点自宅にて

15日(火祝)

本日は、台風も来そうで何もすることがなかったけど、 突然フレンチが食べたくなってランチを食べに行くことに。
最近、朝日新聞の社説でも紹介された愛読ページ
ジバラン で近くのレストランを探し、そこそこ良さそうだったのが新横浜の"半蔵屋"という店。 ランチのコースは、2,800円で前菜・スープ・メイン・デザートの選択式プリフィクスと、 5,800円のおまかせフルコース。師範・師範代とも2,800円のコースで、
前菜が
    地鶏と小海老のソーセージ仕立て(師範代)
    琵琶湖鱒をスモークしたもの(師範)
スープが
    南瓜のポタージュ(師範代)
    オマール海老のコンソメ(師範)
メインが
    子羊と牛のバーベキューみたいなの(師範代)
    ポークのグリエ(師範)
を頂いた。
前菜とかちょっと量が少ないかなぁと思うけど、値段を考えるとなかなか満足の行くコース。 美味いなぁと思ったのがポーク。なんかマグロのカマを焼いたのみたいだった (師範代曰く『そうは思わん』)。 変ってるなぁと思ったのが海老のコンソメ。もう海老せんべいのスープって感じで、 非常にしょっぱいこともあってそんなに"美味い!"とは思わなかったけど、とにかく変ってた。
頼んだワインが以下。2,800円の食事に7,500円のワインなんて、我ながらどーかと思うけど…。

Chorey-les-Beaune "Tastevinage" '93
ショレ・レ・ボーヌ "タストヴィナージュ" '93
Maurice Maratray
モーリス・マラトレイ
Rouge
Chorey-les-Beaune
ショレ・レ・ボーヌ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\7,500)98/09/15新横浜 "半蔵屋"
リストには約200種ほどのワインがあって、ほとんどがフランスのもの。 フランス以外はイタリアが2本とアメリカが3本のみ。 だいたいフルボトルで5,000円くらいからで中心は1万円台って感じかな。 もう少し安いのがあると嬉しいけど。 ただ、DRCの赤(ロマネ・コンティ以外)が2万円台〜4万円台くらいだったんで、 高いワインは高くないんでしょう。(そのへんはよー知らん)
「ブルゴーニュの赤で、8,000円未満でお勧めのものを」 というお願いで店の方が選んでくれたのがこれ。 『果実味が凝縮した感じで良いですよ』というのが店の方の弁。
ワインの色は、大きなガラス張りで日当たりの良い席だったこともあって、 電球の下とかで見るよりちょっとくすんだ感じの色に見えたけど、 濃さはブルゴーニュとしてはかなり濃い感じ。 香りは良いですねぇ。キューンとして鼻をすぼめたくなるような鋭い果実香が 「あぁブルゴーニュにして良かった良かった」と感じさせる。 味わいはパワフル。酸味も渋味も強めで底力十分といった感じ。 グラスに注いだ直後は固くて、中盤はやや柔らかくなって、最後は平板になるという、 楽しい変化も見せてくれた。
なかなか美味しいワイン。欲を言えばもう少しなめらかな感じがあれば良いけど。 あともっと欲を言えば、5,000円くらいで出してくれれば本当に良いけど。
80点新横浜 "半蔵屋" にて

12日(土)

Santa Helena "Siglo de Oro" Chardonnay '97
サンタ・へレナ "シグロ・デ・オーロ" シャルドネ '97
Vino de Chile
ビノス・デ・チリ(裏には"サン・ペドロ社"と)
Blanco
Curico Valley (Chile)
クリコ・ヴァレー (チリ)
\74898/09/04酒奉行保土ヶ谷店
秋刀魚が安くてうまそうだったので塩焼きにすることに。 赤や高級感のある白は難しかろうと思い、お安い白で合わせることに。 (っていうか、お安いのしか無いんですけど)
色はちょっと濃いかなぁくらい。 香りでちょっと驚いた。レモンっぽい香りの向こうに、甘い感じの蜜香と樽香。 求めていたすっきりさっぱりとはちょっと違う。 味わいも香り通り。"すっきり"って言うより"豊潤"って感じの味わい。
この値段でこの雰囲気ってのはとってもお得な感じはあるんだけど… 今日はすっきり系を求めてたんで、期待とは違って逆に残念。
翌日残りを飲んだ。すっげー甘くて苦いだけ。 昨日私がボケてたのか変化したのかわかんないけど、ともかく減点10。
70(−10)点自宅にて

11日(金)

Casar de Valdaiga Crianza '91
カサール・デ・バルダイガ・クリアンサ '91
Perez Carames
ペレス・カラメス
Tinto
Bierzo
ビエルソ
Bierzo (Spain)
ビエルソ (スペイン)
\98098/09/04酒奉行保土ヶ谷店
スペインは無名地方の無名安ワイン。こういう中に掘り出し物があったらいいなぁ、 と思いつつ。
やや濃い目の紫ながら、レンガ色っぽい雰囲気の色はさすが'91。 香りがびっくり!。ボリュームが凄いしちょっと甘い感じの樽香もある。 スペインらしいなんとなく癖の強い感じもあるけど。 味わいもOK!、濃いんですよこれが。甘味も酸味も適度、渋味はちょっと弱めかなぁ。 なんとなぁく(説明できない)癖の強さはあるけど。
ポテンシャル抜群だけど、そのぶん癖は強いワイン。 それでも、この価格でこの雰囲気が得られればもちろん文句無し。
74点自宅にて

9日(水)

Bourgogne "Pinot Noir" '96
ブルゴーニュ "ピノ・ノアール" '96
Chanson Pere & Fils
シャンソン・ペール・エ・フィス
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,25098/08/26横浜君嶋屋
今月はピノ・ノアールの登場回数多し。 涼しくなって秋の気配を感じる時期に似合うからかも、なんてね。 そんなオシャレな理屈がとっても似合わない道場ではある。
なお、このワインは昨年'95と稽古。 お手頃価格だし、毎年稽古していくってのも面白いかも。
色は、安ブルゴーニュとは思えないかなり濃い目の紫。 香りも予想外。かなりボリュームあって、ちょっと獣っぽい感じとかとってもブルゴーニュっぽい。 味わいは、最初酸味中心で「あぁ香りは凄いが味わいが出来損ないなことよ」と思ってたけど、 時間が経つと甘味とか出てきて好印象。もちろん、全てが溶け合うようなまろやかさはないけど、 これくらい面白味があれば十分。
'95より'96のほうが格段に好印象。 ブルゴーニュって葡萄の出来とか'96のほうが良かったんだっけ?(不勉強な道場)
75点自宅にて

8日(火)

今日は、職場の同僚と飲み会。たまにはワインでも飲みにいくかってことで、 師範がホスト役になり中目黒の「ワインバー目黒川」へ。参加者は8名。 ワインなんてほとんど飲まない人もいて、ホスト役としてはかなり試練の場。

Gewurztraminer Kabinett Trocken '95
ゲヴュルツトラミネール・カビネット・トロッケン '95
Vier Jahreszeiten
ヴィエール・ヤーレスツァイテン
Weis
Durkheimer Feuererg (Kabinett)
デュルクハイマー・フォイアーベルグ (カビネット)
Pfalz (Germany)
プファルツ (ドイツ)
(\4,000)98/09/08ワインバー目黒川
「最初はアルザスで」って考えてたけど、残念ながらアルザスは在庫無し。 まぁ似た感じだろうと思い選んだのがこのドイツのゲヴュルツ。 お店の人の意見も合致。
かなり暗い店内なんで色に関してはほとんど判別不明。 香りは「やったぜゲヴュルツ!」な、ライチの香りがメインで非常にボリュームのあるもの。 味わいも結構いけてる。ドイツっていっても甘ったるい感じは無くて、 逆にアルザスなんかよりカタブツな味わい。後味に残る苦みなんかが特にそんな感じを助長する。
アルザスは無かったけどそこそこ狙い通り。皆さんにも結構受けてた模様。
(76点)「ワインバー目黒川」にて

Rothbury Estate Hunter Valley "Chardonnay" '97
ロスバーリー・エステート ハンター・ヴァレー "シャルドネ" '97
Rothbuty Estate
ロスバーリー・エステート
White
Hunter Valley (Austoralia)
ハンター・ヴァレー (オーストラリア)
(\3,400)98/09/08ワインバー目黒川
上記の、比較的すっきり系の白に対して選んだのは、店の方とも相談して思いっきり樽の利いた白を。 樽香ってのにあんまり馴染みが無いかなぁと思って。
香りは、鼻で嗅ぐとあんまり強くないんだけど、口に含むとものすごい樽香。 『蒸留酒みたいな匂いだ』って言ってた人がいたけど、 それはきっとウィスキーっぽい焦がした樽香なのかな。 味わいは、猛烈な樽香に隠れてあんまり印象無いけれども。
「樽香を感じて欲しい」という欲求には十分に応えてくれたけど、 これがワインとして美味いかという点だとちょっと「やりすぎな樽」かなぁ。
(68点)「ワインバー目黒川」にて

Vosne-Romanee "Les Malconsorts" '93
ヴォーヌ・ロマネ "レ・マルコンソール" '93
Andre Chathiard
アンドレ・カティアール
Rouge
Vosne-Romanee 1er Cru
ヴォーヌ・ロマネ 1級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\10,400)98/09/08ワインバー目黒川
まだ皆さん酔っ払わないうちに本日のメインを持ってきました。 チョイスしたのはヴォーヌ・ロマネの1級畑。本当はもうすこし熟成したのが欲しかったけど、 手頃な値段でなかったので、「1万円くらいで、あんまり酸とかタンニンが出過ぎなくて、 香りが良いもの」 という条件でお店の方に選んでもらった。 さらに、若そうなんでデキャンタージュもしてもらうことに。
ホストテイスティングした際に「うーん、ちょいと弱いか」と思ったけど、 案の定予想より弱め。 もちろんブルゴーニュらしい木苺の香りとか、綺麗な酸とか感じられるんだけど、 「一般受け」ってことを考えると、もう少し甘味とかまろやかさが欲しいところ。 適度に時間が経ったら若干回復、でも適度以上に時間が経ったらまるで甘くない梅酒に豹変。
悪くはないんだけど…。もう一歩パワフルな面かまろやかな面が出せてれば…。 一杯しか飲まない条件だとちょいと厳しかったですかね。 ボルドーの方が判りやすかったかなぁ(後悔あとを立たず)
(77点)「ワインバー目黒川」にて

Casillero del Diablo "Cabernet Sauvignon" '96
カッシェロ・デル・ディアブロ "カベルネ・ソーヴィニョン" '96
Concha i Toro
コンチャ・イ・トロ
Tinto
(Chile)
(チリ)
(\3,800)98/09/08ワインバー目黒川
本当はここらへんで、カリフォルニアのジンファンデルとか、 オーストラリアのシラーズとかの「赤で甘い感じ」ってのにトライしたかったけど、 適当な値段の品無し。 カッシェロ・デル・ディアブロなんて1,000円代で買えるのに、 この値段を払うのは若干面白くないけど、他に思い付く当ても無くチョイス。
色は当然濃い。香りは、インクっぽい香りと、甘目の樽香と、カベルネらしい青臭い香り。 味はまぁ想像通り。そこそこ濃いけど複雑さに欠けるっていうか。
まぁこんなもんだと思ってました。期待は裏切ってません。 でも、やっぱ別の(飲んだこと無いの)にすれば良かったかなぁ。 想像した雰囲気が想像通り得られるのって、(ワインバーとかで飲んだ場合) ある意味ちょっとつまらないから。
(後で気づいたけどこのワイン、 昨年の全く同じ日に飲んで全く同じ点数。うーんすげぇ)
(70点)「ワインバー目黒川」にて

Macon Lugny "Les Genievres" '96
マコン・リュニー "レ・ジュニエーヴル" '96
Louis Latour
ルイ・ラトゥール
Blanc
Macon Lugny
マコン・リュニー
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\3,800?)98/09/08ワインバー目黒川
白・赤と一通り飲んで、「またさっぱりした白でも飲みたい」という意見があり、 白を選択することに。 師範が選んだのは、大手ルイ・ラトゥールのマコン・リュニー。 店の人が言うには『このワインはさっぱりしてません』 ってことでちょっとネガティブだったんだけど、 師範の考え的には「赤を飲んだ後の白は結構濃い目のやつじゃないと(冷やしたら)水っぽい」 だったんである意味強引にチョイス。
香りは結構華やか。いわゆるブルゴーニュのシャルドネ。 味わいは思ったより甘目。糖分という意味ではそれほど高くないのかも知れないけど、 樽も効いてて甘く感じる。冷静に判断すればさっぱりっていうより濃い系ですかね。
このワインの選択に関しては賛否両論。 店の人の意見に従って、イタリアとかの本式に軽いやつのほうが受けは良かったかも。 でも師範は(この局面では)これくらい味わいあったほうが良い、個人的には。
(72点)「ワインバー目黒川」にて

Monterey Vinyard "Pinot Noir" '96
モンテレー・ヴィンヤード "ピノ・ノアール" '96
The Monterey Vinyard
ザ・モンテレー・ヴィンヤード
Red
California (USA)
カリフォルニア (アメリカ合衆国)
(\3,500)98/09/08ワインバー目黒川
ピノへの欲求冷めやらず、最後の一本は個人的興味で。 っていうか、上記ヴォーヌ・ロマネに欠けていた甘味とか濃さが、 これでは得られそうな気がして頼まずにはいられなかった。 (本当はヴォーヌ・ロマネの後すぐに頼もうとしたんだけど、 店の人に「前のワインと差が付いちゃいますよ」とたしなめられた)
香りは、予想通り甘ぁくてヴァニラみたいな感じの樽香があって、なかなか好印象。 味わいは思ったより薄い。この点は店の方の忠告通り。 とはいえ、やっぱりカリフォルニアのピノらしい非常に分かりやすい感じがあって、 やや酔いの廻った我々には丁度よかったかも。
そこそこの値段で選べるラインナップの中では良いほうじゃなかったかな。
(72点)「ワインバー目黒川」にて

今回のラインナップは(個人的には)まぁ大当たりも無ければ大ハズレも無い、って感じ。 ヴォーヌ・ロマネがやっぱり残念だったなぁ。他の選択肢にはフィリップ・ルクレールの ジュブレ・シャンベルタン1erとか、アルベール・モロのヴォーヌ・ロマネとかあったんだけど、 そっちの方が良かったかなぁ…なんて今更考えても遅いっすね。
ともあれ、参加者皆さんそこそこ満足してたみたいなんで、師範もそこそこ安堵。


5日(土)

Chapel Hill "Pinot Noir" N.V.
チャペル・ヒル "ピノ・ノアール" (ヴィンテージ無し)
Balatonboglar
バラトンボグラー
Red
(Hungary)
(ハンガリー)
\85898/08/30新横浜プリンスペペ・リカーショップ
3桁(1,000円以下)で美味いワインは無いかと現在模索中。 このワインは、貴腐ワイン"Tokaji"で有名なハンガリーの産で、品種はピノ・ノアール。 ヴィンテージ無しなのがちょっと怪しげだけど。
色は思いっきり薄い。ロゼに毛が生えたくらい(実際に毛は生えないけど)。 香りもとっても弱い。 でも、木苺や獣っぽい香りがあって、紛れも無くブルゴーニュらしいピノの香り。 味も弱い。でもこれがちゃんとピノ。 酸味中心、渋味弱目、甘味無しであんまり好印象ではないんだけど、 「ピノの安いの」って期待は裏切らない。
すっごくスケールは小さいもののピノらしさは伝わる。 裏切られるよりはずっと好印象。
64点自宅にて

4日(金)

Cahors '92
カオール '92
Jean Jouffreau
ジャン・ジョフロー
Rouge
Cahors
カオール
Sud Ouest (France)
南西地区 (フランス)
\1,76098/09/04横浜君嶋屋
横浜君嶋屋という近所の酒屋さんが、個人的に買い付けてきて輸入してるというワイン。 そういう個性あるワインの輸入が増えるのは大歓迎。
色はやや赤みを感じる濃紫。 香りはそれほど強くないけど、南仏の雰囲気を漂わせたオレンジの皮っぽい香りが主体的。 で味なんだけど、抜栓直後は酸味と渋味のみ際立って、非常に険しい印象。 時間が経つとこなれてくるだろうと思い、じわじわと飲んだんだけど、 やややわらかにはなるものの「まろやか」というレベルには至らず。
ポテンシャルは高いと思うんだけど、本日飲んだ印象は「孤高でひとりよがり」。 ちょっと時期が違うと全然違った印象になりそうなワイン。
68点自宅にて

2日(水)

Domaine Boyar "Cabernet Sauvignon" Reserve '94
ドメーヌ・ボイヤール "カベルネ・ソーヴィニョン" リザーヴ '94
Vinis Iambol
ヴィニス・ヤンボール
Red
Iambol Region (Bulgaria)
ヤンボール・リージョン (ブルガリア)
\88098/08/26Dマインマート睦町店
最近流行のブルガリアワインの中でも、特に安ウマとの誉れ高いドメーヌ・ボイヤール。 当道場としては稽古してみないわけにはいきません。
色は、まぁそれとわかる青っぽくて濃い紫。 香りがちょっと意外で、なんか南フランスとかにありがちな素っ頓狂さがある。 味は大変意外。っていうかぁ(女子高生か、師範は)『ワイン新興国』っていうと、 どうしてもチリみたいな濃いものを想像するのね。 で、このワイン、その想像を180℃裏切って酸味メインのすっきりした系。
そりゃ東欧の国ですから、こういう冷涼な感じのワインが出来て当たり前ですけど、 イメージ的にはもっと濃く厚いやつを想像。買った時期と店がアレなんで、 "変質"してた可能性も否定できないけど。
63点自宅にて

先月分

by 師範